JP5235854B2 - ワイヤレスリモコン - Google Patents
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Description
また、複数のキー操作を記憶し、最後のキー操作から一定時間が経過したら操作終了と判断し、自動で送信を実施するものもある。
そして、第2の目的は、無駄な送信電力を削減する中で、送信する情報の重要度、又は本体の設置位置等によって、通信の確度を向上させて情報を正確に送信することができるワイヤレスリモコンを得ることである。
(ワイヤレスリモコン101が利用されるシステム全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るワイヤレスリモコン101が利用されるシステム全体の概略図を示すものである。
また、対向機102、又は上記のように対向機102が備えられていない場合の被制御装置103は、本発明の「送信対象」に相当する。
図2は、本発明の実施の形態1に係るワイヤレスリモコン101の内部の機能ブロック図を示すものである。
次に、図1及び図2を参照しながら、ワイヤレスリモコン101の全体動作の概要について説明する。
まず、ワイヤレスリモコン101から対向機102へ情報を無線送信する動作について説明する。ユーザーが、被制御装置103に対して所望の動作をさせるために、操作部202におけるスイッチ等を操作する。操作部202は、このユーザーの操作内容に基づいて操作情報を生成して制御部205へ送信する。制御部205は、受信した操作情報を、被制御装置103へ送信するための形式に変換して送信情報を生成し、無線回路部206へ送信する。無線回路部206は、受信した送信情報に対して変調及び増幅・減衰処理等を実施し、送信部207へ送信する。送信部207は、受信した送信情報を対向機102の対向機通信部105へ無線送信する。対向機102は、対向機通信部105を介して受信した送信情報を、被制御装置103へ送信し、被制御装置103は、受信した送信情報に基づいて動作する。
図3は、本発明の実施の形態1に係るワイヤレスリモコン101の操作受け付け動作を示すフローチャートである。図3を参照しながら、ワイヤレスリモコン101の操作受け付け動作について説明する。
制御部205は、ユーザーが操作部202のスイッチ等を操作することによって操作部202から操作情報を受信したか否かによって、ユーザーによる操作の有無を判定する。その判定の結果、ユーザーによる操作があったと判定した場合、キー操作回数Kを1に設定し、ステップS12へ進む。一方、ユーザーによる操作がないと判定した場合、引き続き、操作の有無を判定する。
制御部205がユーザーからの操作があったと判定した場合、制御部205は、操作部202から受信した操作情報をすぐに無線回路部206へ送信せずに、タイマーを起動し、経過時間tのカウントを開始する。
その後、制御部205は、タイマーによってカウントされた経過時間tが送信待ち時間Tを経過するまで、ユーザーによって操作部202の操作が実施されたか否かを判定する。その判定の結果、ユーザーによる操作があったと判定した場合、ステップS14へ進む。一方、ユーザーによる操作がないと判定した場合、ステップS17へ進む。
制御部205は、ユーザーによる操作部202への操作があったと判定した場合、前回の操作時からの経過時間tを検出し、経過時間tの合計である経過時間合計値Tkに加算したものを、新たに経過時間合計値Tkとする。
制御部205は、キー操作回数Kをインクリメントする。
制御部205は、タイマーによってカウントされた経過時間tを0にリセットし、カウントを再開する。
制御部205は、タイマーによってカウントされた経過時間tが送信待ち時間Tを超えたか否かを判定する。その判定の結果、経過時間tが送信待ち時間Tを超えたと判定した場合、ステップS18へ進む。一方、経過時間tが送信待ち時間Tを超えていないと判定した場合、ステップS13へ戻る。
制御部205は、送信待ち時間T経過するまでの間、ユーザーによって操作部202の操作がないと判定し、それまでにユーザーによる操作部202への1回又は複数の操作によって生成された操作情報に基づいて送信情報を生成し、その送信情報を無線回路部206に送信する。無線回路部206は、受信した送信情報を、前述のように送信部207を介して対向機102へ無線送信する。
制御部205は、キー操作回数Kが1より大きいか否か判定する。その判定の結果、キー操作回数Kが1より大きいと判定した場合、ステップS20へ進む。一方、キー操作回数Kが1より大きくないと判定した場合、処理を終了する。
制御部205は、ユーザーによる操作部202への操作間隔の合計時間である経過時間合計値Tkを(キー操作回数K−1)によって除算し、その数値を新たな送信待ち時間Tとして記憶する。
また、この送信待ち時間Tは、ステップS20において、ユーザーによる操作部202への操作間隔時間の平均値として設定されているが、これに限定されるものではなく、この平均値に数秒又は数ミリ秒を加算した時間、又はこの平均値の2倍若しくは3倍等の倍数にしたものを新たに送信待ち時間Tとして設定し記憶するものとしてもよい。なお、上記の平均値に加算する数秒又は数ミリ秒の時間、及び平均値の倍数にするために平均値に付加された時間は、本発明の「猶予時間」に相当する。
以上の構成及び動作によって、ユーザーによって操作されてから送信情報を無線送信するまでの時間を、ユーザーの実操作時間に基づいて最適に設定されるので、ユーザーが意識することなく最小限の送信回数で送信情報を無線送信することができ、低消費電力のワイヤレスリモコンを提供することができる。
また、上記のように最小限の送信回数とすることができるので、通信トラフィックの低減、及び、無線帯域の不必要な占有を削減することができる。
さらに、ワイヤレスリモコン101はカメラを備える構成とし、制御部205は、そのカメラによる画像情報から個人を認証し、上記のように個人毎に送信待ち時間Tを設定し記憶する構成とするものとしてもよい。
本実施の形態に係るワイヤレスリモコンについて、実施の形態1に係るワイヤレスリモコン101の構成及び動作と相違する点を中心に説明する。
図4は、本発明の実施の形態2に係るワイヤレスリモコン401の外観図の例である。本実施の形態に係るワイヤレスリモコン401は、例えば、給湯冷暖房システム用のものとして説明する。
なお、図4で示されるワイヤレスリモコン401のキー配列等のレイアウトは一例であり、キーのみならず、ダイヤルスイッチ、ジョグダイヤル又はタッチパネル等その他の操作手段が配置されているものとしてもよい。また、温度上昇キー403、温度下降キー404、動作モードキー405及び運転/停止キー406に加え、上記のダイヤルスイッチ、ジョグダイヤル又はタッチパネル等その他の操作手段は、本発明の「操作要素」に相当する。
図5は、本発明の実施の形態2に係るワイヤレスリモコン401が備える各キーに対する重み付けと、その重みに対する送信パワーの例を示す図である。
ここで、例えば、ユーザーによって温度上昇キー403及び温度下降キー404がそれぞれ1回ずつ操作されたものとすると、図5(a)からその重みの合計は「2」となる。この2回の操作によって生成された送信情報が通信部407によって無線送信される場合、図5(b)で示されるように重み「2」は「5未満」であるので、送信パワーを1[dBm]として無線送信される。
以上の構成及び動作のように、本実施の形態に係るワイヤレスリモコン401は、各キーの操作の重要度に基づいて重み付けされ、操作されたキーの重みの合計に対応する送信パワーによって無線送信することによって、通信の確度を向上し、重要度が高い操作による送信情報を確実に送信することができる。
なお、前述の外部から押下可能なスイッチは、本発明の「壁掛け検出手段」に相当し、前述の温度センサーは、本発明の「温度検出手段」に相当し、そして、前述の三軸加速度センサーは、本発明の「位置検出手段」に相当する。
Claims (11)
- 操作されることによってその操作内容を含む操作情報を生成する操作部と、
前記操作情報に対して所定の処理を実施して送信情報を生成する制御部と、
前記送信情報を送信対象に無線送信する通信部と、
を備え、
前記制御部は、
前記操作部が最後に操作されてから無操作時間が送信待ち時間を経過した場合、その経過時までに、前記操作部が1回又は複数回操作されたことによって生成された前記操作情報に基づいて前記送信情報を生成し、
前記操作部が操作されてから次に操作がされるまでの時間に基づいて、前記送信待ち時間を設定して更新し、かつ、
前記操作部が操作されてからタイマーをスタートして、その操作開始からの経過時間をカウントし、
前記操作部は、複数の操作要素を備え、前記各操作要素が操作されることによって前記操作情報を生成し、
前記操作要素は、それぞれ重み付けがなされており、
前記制御部は、
前記経過時間が前記送信待ち時間を経過する前に操作された前記操作要素の重みの合計値を算出し、
前記経過時間が前記送信待ち時間を経過した後に、前記通信部に、前記合計値に対応した送信パワーによって前記送信情報を前記送信対象に無線送信させる
ことを特徴とするワイヤレスリモコン。 - 前記制御部は、前記重み付けを、前記各操作要素が操作される頻度に基づいて実施する
ことを特徴とする請求項1記載のワイヤレスリモコン。 - 操作されることによってその操作内容を含む操作情報を生成する操作部と、
前記操作情報に対して所定の処理を実施して送信情報を生成する制御部と、
前記送信情報を送信対象に無線送信する通信部と、
を備え、
前記制御部は、
前記操作部が最後に操作されてから無操作時間が送信待ち時間を経過した場合、その経過時までに、前記操作部が1回又は複数回操作されたことによって生成された前記操作情報に基づいて前記送信情報を生成し、
前記操作部が操作されてから次に操作がされるまでの時間に基づいて、前記送信待ち時間を設定して更新し、かつ、
前記操作部が操作されてからタイマーをスタートして、その操作開始からの経過時間をカウントし、
前記操作部は、複数の操作要素を備え、前記各操作要素が操作されることによって前記操作情報を生成し、
前記操作要素は、それぞれ送信パワーが割り付けられており、
前記制御部は、
前記経過時間が前記送信待ち時間を経過する前に操作された前記操作要素に対応する前記送信パワーのうち最大値を検出し、
前記経過時間が前記送信待ち時間を経過した後に、前記通信部に、前記最大値の前記送信パワーによって前記送信情報を前記送信対象に無線送信させる
ことを特徴とするワイヤレスリモコン。 - ワイヤレスリモコン本体が壁等に掛けられているか否かを検出する壁掛け検出手段を備え、
前記制御部は、前記壁掛け検出手段による検出結果に基づいて、前記送信パワーを変動させる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤレスリモコン。 - ワイヤレスリモコン本体の温度を検出、又は該本体の近傍の温度を検出することによって、ユーザーによって前記本体が保持されているか否か等を検出する温度検出手段を備え、
前記制御部は、前記温度検出手段による検出結果に基づいて、前記送信パワーを変動させる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤレスリモコン。 - ワイヤレスリモコン本体の位置又は方位等の位置情報を検出する位置検出手段を備え、
前記制御部は、前記位置検出手段によって検出された前記位置情報に基づいて、前記送信パワーを変動させる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤレスリモコン。 - 前記制御部は、
前記経過時間が前記送信待ち時間を経過する前に前記操作部が操作された場合、その時の前記経過時間を検出した後、該経過時間をリセットして、前記タイマーによる前記経過時間のカウントを再開させ、
前記操作部が最後の操作されてから無操作時間が前記送信待ち時間を経過した場合、検出した前記経過時間の平均時間を算出し、
該平均時間を前記送信待ち時間として設定して更新する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のワイヤレスリモコン。 - 前記制御部は、設定した前記送信待ち時間に対して、さらに所定の猶予時間を付加したものを新たに前記送信待ち時間に設定して更新する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のワイヤレスリモコン。 - ユーザーの識別情報を検出する使用者識別手段を備え、
前記制御部は、前記使用者識別手段によって検出された前記識別情報に基づいて前記ユーザーを識別し、前記ユーザー毎に前記送信待ち時間を設定する
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のワイヤレスリモコン。 - 前記使用者識別手段は、指紋センサー又は静脈センサーであり、
前記制御部は、前記指紋センサー又は前記静脈センサーによって検出された前記ユーザーの指紋情報又は静脈情報に基づいて前記ユーザーを識別する
ことを特徴とする請求項9記載のワイヤレスリモコン。 - 前記使用者識別手段は、カメラであり、
前記制御部は、前記カメラによって撮影された前記ユーザーの画像情報に基づいて前記ユーザーを識別する
ことを特徴とする請求項9記載のワイヤレスリモコン。
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