JP5535125B2 - リモートコントローラ - Google Patents

リモートコントローラ Download PDF

Info

Publication number
JP5535125B2
JP5535125B2 JP2011098238A JP2011098238A JP5535125B2 JP 5535125 B2 JP5535125 B2 JP 5535125B2 JP 2011098238 A JP2011098238 A JP 2011098238A JP 2011098238 A JP2011098238 A JP 2011098238A JP 5535125 B2 JP5535125 B2 JP 5535125B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
ambient temperature
remote controller
user
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011098238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012229852A5 (ja
JP2012229852A (ja
Inventor
信弘 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011098238A priority Critical patent/JP5535125B2/ja
Publication of JP2012229852A publication Critical patent/JP2012229852A/ja
Publication of JP2012229852A5 publication Critical patent/JP2012229852A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5535125B2 publication Critical patent/JP5535125B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、周囲温度を検出して空調機本体へ送信するリモートコントローラに関する。
従来、空気調和機用のリモートコントローラ(以下、リモコンとする。)には、周囲温度を測定してその温度を空調機本体へ送信するものがある。空調機では、リモコンで測定されたユーザ付近の温度に基づいて空調制御を行うことにより、快適な制御を実現する。このようなリモコンは、内部に温度センサを備えているが、発熱を伴う電気部品も内部に含まれることから、温度センサが発熱の影響を受けるおそれがある。また、ユーザの操作中、リモコンはユーザに保持されていることから、ユーザの体温による影響も受ける。そこで、下記特許文献1では、リモコン内部に備えられた温度センサ出力データ補正手段が、温度センサの出力データを補正、具体的には所定温度低くする技術が開示されている。
特開2001−153437号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、補正を行うか否かはユーザが設定する必要がある。そのため、ユーザが操作を誤った場合には温度補正が機能しない、という問題があった。また、補正温度をユーザが任意で設定する必要がある。そのため、例えば、補正温度を高く取り過ぎた場合には実室温より測定温度の方が高くなり、部屋の温度が設定より低くなる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが補正設定を行うことなく周囲の空気以外の温度変化の要因を除外して、検出した温度を空調機本体へ送信可能なリモートコントローラを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ユーザから動作設定の操作を受け付ける操作手段と、周囲温度を検出する温度センサ手段と、空調機側へ動作設定および周囲温度の情報を送信する送信手段と、前記動作設定の情報の送信タイミングまたは所定の周期で前記温度センサ手段に周囲温度を検出させ、ユーザの操作状態に応じて空調機側へ送信する周囲温度を決定する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記操作手段において操作を受けている期間、前記温度センサ手段による周囲温度の検出を停止し、前記操作手段において操作が開始された時に検出された周囲温度を前記空調機側へ送信する周囲温度とする、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが補正設定を行うことなく周囲の空気以外の温度変化の要因を除外して、検出した温度を空調機本体へ送信することができる、という効果を奏する。
図1は、空調機システムの構成例を示す図である。 図2は、ワイヤレスリモコンの構成例を示す図である。 図3は、ワイヤレスリモコンの周囲温度検出動作を示すフローチャートである。 図4は、ワイヤレスリモコンの周囲温度検出動作を示すフローチャートである。 図5は、ワイヤレスリモコンの周囲温度検出動作を示すフローチャートである。 図6は、検出温度の変化を示す図である。 図7は、ワイヤードリモコンの構成例を示す図である。 図8は、ワイヤードリモコンが壁に設置されている例を示す図である。
以下に、本発明にかかるリモートコントローラの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態のリモコンを備えた空調機システムの構成例を示す図である。空調機システムは、ワイヤレスリモコン101と、対向機102と、空調機本体103と、ワイヤードリモコン104と、を備える。
ワイヤレスリモコン101と対向機102は、それぞれ無線送受信機能を搭載しており、空調機本体103の設定情報や各種センサの検出値などを無線で通信する。空調機本体103は、対向機102と有線で接続され、ワイヤレスリモコン101からの設定情報等を対向機102から受け取り、ヒートポンプによって冷媒の温度調節を行い冷暖房機能や給湯機能を実現する。ワイヤードリモコン104は、空調機本体103と有線で接続され、ユーザ操作による設定温度情報を空調機本体103に設定し、また、事前にプログラムされた動作スケジュールにより、空調機本体103の動作設定を自動で行う。
つぎに、ワイヤレスリモコン101の構成について説明する。図2は、ワイヤレスリモコン101の構成例を示す図である。ワイヤレスリモコン101は、操作部201と、表示部202と、制御部203と、電源部204と、送信部205と、受信部206と、センサ部207と、を備える。
操作部201は、ボタンなどのスイッチやタッチパネルなどから構成されており、ユーザが所望する動作・設定の入力を受け付け、その情報を後述する制御部203に送信する。表示部202は、LCDパネルや有機ELパネル、LEDなどから構成されており、設定温度や動作モードなどの機器情報、無線通信感度や通信状態などを数値やアイコン等の表示、LEDの点灯状態によってユーザに通知する。制御部203は、CPUやメモリなどから構成されており、主に周辺機器や通信データなどの制御や処理、表示部202に表示する情報の制御、操作部201からの入力信号の処理・記憶、センサ部207での検出情報処理などを行う。電源部204は、乾電池やリチウムイオン電池などの1次・2次電池とレギュレータ・DC/DCコンバータなどの変圧回路から構成されており、システム全体の回路、部品に電源を供給する。送信部205は、アンテナや赤外線発光素子などから構成されており、制御部203から送信された情報を電波や赤外線に変換し、対向機102側の受信部に向けて送信する。受信部206は、アンテナやフォトダイオードなどから構成されており、対向機102から送信された無線信号を受信し、制御部203へ送信する。センサ部207は、サーミスタなどの温度センサ、加速度センサ、照度センサ、タッチセンサ、指紋認証モジュールなどから構成されており、周辺情報のセンシングや個人認証などを行い、その情報を制御部203へ送信する。
ワイヤレスリモコン101の主要な動作は、サーミスタ等により検出された周囲温度などの取得情報やユーザ操作情報を対向機102へ送信すること、および対向機102から送信される応答情報や空調機本体103の動作情報を受信すること、の2つである。ここで、ワイヤレスリモコン101は、温度検出や通信を常時行うわけではなく、ユーザ操作による動作設定の情報を送信するタイミングや一定間隔での定時通信のタイミングで制御部203を起動し、制御部203がセンサ部207のサーミスタ等における温度検出を制御し、検出した周囲温度/ユーザ操作による動作設定の情報を対向機102へ送信する。
つづいて、ワイヤレスリモコン101において、周囲温度を検出する動作について説明する。図3は、ワイヤレスリモコン101の周囲温度検出動作を示すフローチャートである。まず、制御部203において、ユーザによってワイヤレスリモコン101が操作されていることを検知しない場合(ステップS1:No)、ユーザ操作を検知する(ステップS1:Yes)まで待機する。
ユーザ操作の検知方法については、操作部201が操作されたタイミングや、センサ部207の加速度センサなどの出力より検知する方法があるが、これに限定するものではない。ユーザの動きを検知できるものであれば、同等の効果を得ることができる。例えば、ユーザがワイヤレスリモコン101を操作していないが保持している場合でも、ワイヤレスリモコン101の温度が変化すると考えられるが、加速度センサを備えることによってこのような場合にも対応することができる。
つぎに、ユーザ操作を検知した場合(ステップS1:Yes)、制御部203は、そのタイミングで周囲の温度を検出し(ステップS2)、検出した温度を記憶する(このときの温度をA℃とする)。そして、温度検出を停止する(ステップS3)。ワイヤレスリモコン101では、制御部203が、ユーザ操作中は検出温度をA℃として、対向機102への送信タイミングでは検出温度A℃として送信する(ステップS4)。
そして、制御部203では、ユーザによってワイヤレスリモコン101操作中は(ステップS5:No)、送信する検出温度をA℃とし(ステップS4)、ユーザによるワイヤレスリモコン101操作の終了を検知したときは(ステップS5:Yes)、周囲の温度検出を開始する(ステップS6)。そして、以降の対向機102への送信タイミングでは、随時検出する周囲温度を送信する。
ユーザによる操作終了を検知する方法としては、操作部201が一定時間操作されていないことを検出する方法や、加速度センサなどの出力が一定時間安定していることを検出する方法などがあるが、これに限定するものではない。
以上説明したように、本実施の形態では、ワイヤレスリモコン101は、ユーザ操作開始時の周囲温度を記憶し、ユーザが操作している間は温度検出を行わず、記憶している周囲温度を検出温度として送信することとした。これにより、ユーザが補正設定を行うことなく、操作しているユーザの熱によって周囲温度とは異なることになった温度を検出せず、その影響を除外して検出温度を対向機102へ送信することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ユーザがワイヤレスリモコン101を操作している間は温度検出を行わないことでユーザの熱の影響を除外していた。本実施の形態では、ユーザが操作を行っている間にリモコン自体にユーザの熱が伝わり、その影響により検出温度が周囲温度と異なる場合に、その影響を除外して周囲温度を正確に検出する方法について説明する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図4は、ワイヤレスリモコン101の周囲温度検出動作を示すフローチャートである。まず、制御部203において、ユーザによってワイヤレスリモコン101が操作されていることを検知しない場合(ステップS11:No)、ユーザ操作を検知する(ステップS11:Yes)まで待機する。
つぎに、ユーザ操作を検知した場合(ステップS11:Yes)、制御部203は、そのタイミングで周囲の温度を検出し(ステップS12)、検出した温度を記憶する(このときの温度をA℃とする)。そして、温度検出を停止する(ステップS13)。ワイヤレスリモコン101では、制御部203が、ユーザ操作中は検出温度をA℃として、対向機102への送信タイミングでは検出温度A℃として送信する(ステップS14)。
さらに、制御部203は、ユーザ操作を検知したタイミングでタイマーをスタートさせる(ステップS15)。そして、制御部203では、ユーザによってワイヤレスリモコン101操作中は(ステップS16:No)、送信する検出温度をA℃とし(ステップS14)、ユーザによるワイヤレスリモコン101操作の終了を検知したときは(ステップS16:Yes)、タイマーをストップする(ステップS17)。
制御部203は、このときのタイマー時間(T秒)を記憶し(ステップS18)、その後、記憶したタイマー時間(T秒)カウントする(ステップS19)。この間も、対向機102への送信タイミングでは検出温度A℃として送信する(ステップS14)。そして、制御部203は、記憶したタイマー時間(T秒)カウント後、周囲の温度検出を開始する(ステップS20)。そして、以降の対向機102への送信タイミングでは、随時検出する周囲温度を送信する。
なお、対向機102へ送信する温度は、周囲温度を検出した値をそのまま使う方法について説明したが、これに限定するものではない。例えば、数度検出した結果を平均化した値を送信するようにしてもよい。突発的な要因により生じた温度変化の影響を除外することができる。
また、操作時間T秒経過後に温度検出を開始する方法について説明したが、これに限定するものではない。例えば、一定時間温度が安定していることを検出してから、温度検出を開始してもよい。また、これらの2つの条件を併せてもよい。操作終了後のT秒間の間に生じた突発的な要因による温度変化の影響を除外することができる。
また、操作時間T秒経過後に温度検出を開始することとしたが、これに限定するものではない。例えば、T秒に所定の係数を乗算した期間は、温度検出を停止し、対向機102への送信タイミングでは検出温度A℃として送信してもよい。リモコンの放熱が緩やかな場合にも対応することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、ワイヤレスリモコン101は、ユーザ操作開始時の周囲温度を記憶し、ユーザが操作している間、およびユーザ操作終了からユーザが操作していた時間については温度検出を行わず、記憶している周囲温度を検出温度として送信することとした。これにより、ユーザが補正設定を行うことなく、操作しているユーザの熱によって周囲温度とは異なることになった温度を検出せず、さらに、温度が変化したワイヤレスリモコン101の筐体温度が戻るまで、その影響を除外して検出温度を対向機102へ送信することができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、操作中にユーザの体温によりワイヤレスリモコン101の温度と周囲温度との間に差が発生した場合に周囲温度と同等になるまで温度検出を行わないことでユーザによる熱の影響を除外していた。本実施の形態では、ワイヤレスリモコン101で検出した温度を補正する方法について説明する。実施の形態2と異なる部分について説明する。
図5は、ワイヤレスリモコン101の周囲温度検出動作を示すフローチャートである。まず、制御部203において、ユーザによってワイヤレスリモコン101が操作されていることを検知しない場合(ステップS21:No)、ユーザ操作を検知する(ステップS11:Yes)まで待機する。
つぎに、ユーザ操作を検知した場合(ステップS21:Yes)、制御部203は、そのタイミングで周囲の温度を検出し(ステップS22)、検出した温度を記憶する(このときの温度をB℃とする)。そして、温度検出を停止する(ステップS23)。ワイヤレスリモコン101では、制御部203が、ユーザ操作中は検出温度をB℃として、対向機102への送信タイミングでは検出温度B℃として送信する(ステップS24)。
さらに、制御部203は、ユーザ操作を検知したタイミングでタイマーをスタートさせる(ステップS25)。そして、制御部203では、ユーザによってワイヤレスリモコン101操作中は(ステップS26:No)、送信する検出温度をB℃とし(ステップS24)、ユーザによるワイヤレスリモコン101操作の終了を検知したときは(ステップS26:Yes)、タイマーをストップし(ステップS27)、このときのタイマー時間(U秒)を記憶する(ステップS28)。
制御部203は、記憶したU秒のタイマーをスタートする(ステップS29)。そして、制御部203は、温度検出を開始し(ステップS30)、検出した温度を記憶する(このときの温度をC℃とする)(ステップS31)。このとき、制御部203は、検出温度として補正した温度を用いて(ステップS32)、対向機102への送信タイミングで送信する。制御部203は、U秒経過(タイマー=0)するまでは(ステップS33:No)、検出温度として補正温度を用い(ステップS32)、U秒経過(タイマー=0)後(ステップS33:Yes)、補正処理を終了し、以降の対向機102への送信タイミングでは、随時検出する周囲温度を送信する(ステップS34)。
ここで、補正温度を算出する方法について説明する。図6は、検出温度の変化を示す図である。実線は、ユーザが操作してから操作終了し、さらに、その操作時間が経過するまで周囲温度が20℃であった場合を示す。また、破線は、ユーザが操作終了してから周囲温度が変化し21℃になった場合の検出温度変化を示す。
まず、ワイヤレスリモコン101では、制御部203が、ユーザ操作開始時点で検出温度B=20℃(検出開始温度)を記憶する。つぎに、ユーザ操作が終了するまでタイマーを動かし、終了した時点での検出温度C=23℃(操作完了温度)とユーザ操作時間U=10秒(操作時間)を記憶する。ここで、制御部203は、ユーザ操作終了から5秒経過した時点の検出温度(補正算出温度)から温度変化の傾きを算出する。
例えば、実線の温度変化では傾き−0.3℃/秒、破線の温度変化では傾き−0.2℃/秒となる。制御部203では、前記検出開始温度、前記操作完了温度および操作時間から、あらかじめ傾きが−0.3℃/秒となる事を予測している。そのため、操作完了から5秒経過するまでは、検出温度として補正温度20℃を対向機102へ送信する。しかし、操作完了から5秒経過した後の補正算出温度(C=22℃)と操作完了温度から、制御部203では、周囲温度が変化したことを検知する。そのため、操作完了5秒後から10秒経過するまでの間は、前記破線に示す傾きに従って、検出温度として新たに補正温度21℃を対向機102へ送信する。
なお、操作完了から補正値算出までの時間を5秒としたが、これに限定するものではない。5秒より長い時間でもよいし、短い時間でもよい。また、ここでは、操作終了からU=10秒間で1回しか温度検出をしていないが、複数回行ってもよい。このとき、各回で補正温度が異なってもよい。これにより、周囲温度が変化し続けている場合にも対応することができる。
また、検出開始温度、操作完了温度、および操作時間から温度変化の傾きを算出し、操作完了から一定時間経過後の温度勾配から補正温度を随時算出する方法について説明したが、これに限定するものではない。例えば、ワイヤレスリモコン101内にあらかじめ温度変化の傾きと操作完了温度から決定されるテーブルを備え、制御部203がこのテーブルを参照することによって補正温度を決定してもよい。これにより、例えば、高温時には熱放射が遅く低温時には熱放射が速い等、温度によって特性が変化する場合にも対応可能となる。
以上説明したように、本実施の形態では、ワイヤレスリモコン101は、ユーザ操作開始時の周囲温度を記憶し、ユーザが操作している間は温度検出を行わずに操作開始時の周囲温度を検出温度とし、ユーザ操作終了からユーザ操作時間経過するまでは補正温度を検出温度として送信することとした。これにより、ユーザが補正設定を行うことなく、操作しているユーザの熱によって周囲温度とは異なることになった温度を検出せず、さらに、温度が変化したワイヤレスリモコン101の筐体温度が戻るまで、その影響を除外して検出温度を対向機102へ送信することができる。また、ユーザ操作開始後、周囲温度が変化した場合においても、補正の際に対応することができる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、ユーザがリモコンを操作することにより、周囲温度と異なる温度を検出する場合について説明した。本実施の形態では、リモコン設置箇所の躯体の影響を除外して正確な周囲温度を検出可能なリモコンについて説明する。
図7は、ワイヤードリモコン104の構成例を示す図である。ワイヤードリモコン104は、操作部301と、表示部302と、制御部303と、電源部304と、通信部305と、センサ部306と、を備える。
操作部301は、ボタンなどのスイッチやタッチパネルなどから構成されており、ユーザが所望する動作・設定の入力を受け付け、その情報を後述する制御部303に送信する。表示部302は、LCDパネルや有機ELパネル、LEDなどから構成されており、設定温度や動作モードなどの機器情報、スケジュールやCO2排出量やエラー情報などを数値やアイコン等の表示、LEDの点灯状態によってユーザに通知する。制御部303は、CPUやメモリなどから構成されており、主に周辺機器や通信データなどの制御や処理、表示部302に表示する情報の制御、操作部301からの入力信号の処理・記憶、センサ部306での検出情報処理などを行う。電源部304は、AC100/200VやDC電源などの1次電源とレギュレータ・DC/DCコンバータなどの変圧回路から構成されており、システム全体の回路、部品に電源を供給する。通信部305は、通信ケーブルや変復調回路などから構成されており、制御部303から送信された情報を変調して空調機本体103側に送信し、また、空調機本体103から送信された変調信号から所望のデータを復調し制御部303へ送信する。センサ部306は、サーミスタなどの温度センサ、加速度センサ、照度センサ、タッチセンサ、指紋認証モジュールなどから構成されており、周辺情報のセンシングや個人認証などを行い、その情報を制御部303へ送信する。
ワイヤードリモコン104は、常時温度検出や通信を行うわけではなく、ユーザ操作による動作設定の情報を送信するタイミングや一定間隔での定時通信のタイミングで制御部303を起動し、制御部303がセンサ部306のサーミスタ等における温度検出を制御し、検出した周囲温度/ユーザ操作による動作設定の情報を空調機本体103へ送信する。
つづいて、ワイヤードリモコン104において、周囲温度を検出する動作について説明する。図8は、ワイヤードリモコン104が壁に設置されている例を示す図である。設置されたワイヤードリモコン104を横から見たものである。
ワイヤードリモコン104は、センサ部306として、サーミスタを2つ(A、B)搭載しており、それぞれ壁からの距離が異なる位置に実装されている。サーミスタAは壁からの距離がαmmであり、サーミスタBは壁からの距離がβmmであり、α>βの関係である。例えば、空気温度が壁の温度より高かった場合、各サーミスタは壁の温度の影響により実際の空気温度より低い温度を検出する。しかし、壁からの距離が異なることによって生じるサーミスタAとサーミスタBの検出温度の差異から、制御部303では、壁の温度の影響により検出温度に生じた実温度との差異(例えば、サーミスタAに生じた実温度との差異を補正値Z℃とする。)を算出することが出来る。そのため、サーミスタAで検出された温度に差異である補正値Z℃を加算することにより、ワイヤードリモコン104では、壁の温度の影響を受けることなく、正確な周囲温度を測定することが出来る。
なお、壁の温度の影響は材料や材質によって異なることから、設置時にユーザが材料等を設定できるようにしてもよい。また、あらかじめ一般的な値をワイヤードリモコン104が記憶しておき、その値を使用してもよい。ワイヤードリモコン104が設置される場所はコンクリート材が一般的であるため、例えば、サーミスタAとサーミスタBでの検出温度の差異とサーミスタAでの差異温度Z℃との関係をあらかじめテーブルとして保持することも可能である。
また、設置する場所としてコンクリート材の壁に限定せず、数種類の壁材に対応したテーブルを保持し、ワイヤードリモコン104を設置する個所の壁材をユーザが選択できるようにしてもよい。壁材が異なる場所に設置する場合にも対応することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、ワイヤードリモコン104は、壁からの距離が異なる2つのサーミスタから壁の温度の影響として補正値を算出し、サーミスタで検出された温度を補正することした。これにより、ユーザが補正設定を行うことなく、設置された環境要因による温度検出への影響を除外して、検出温度を空調機本体103送信することができる。
101 ワイヤレスリモコン
102 対向機
103 空調機本体
104 ワイヤードリモコン
201 操作部
202 表示部
203 制御部
204 電源部
205 送信部
206 受信部
207 センサ部
301 操作部
302 表示部
303 制御部
304 電源部
305 通信部
306 センサ部

Claims (5)

  1. ユーザから動作設定の操作を受け付ける操作手段と、
    周囲温度を検出する温度センサ手段と、
    空調機側へ動作設定および周囲温度の情報を送信する送信手段と、
    前記動作設定の情報の送信タイミングまたは所定の周期で前記温度センサ手段に周囲温度を検出させ、ユーザの操作状態に応じて空調機側へ送信する周囲温度を決定する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段において操作を受けている期間、前記温度センサ手段による周囲温度の検出を停止し、前記操作手段において操作が開始された時に検出された周囲温度を前記空調機側へ送信する周囲温度とする、
    ことを特徴とするリモートコントローラ。
  2. 前記制御手段は、さらに、前記操作手段における操作終了後から当該操作手段が操作されていた期間が経過するまでの期間、前記温度センサ手段による周囲温度の検出を停止し、前記操作手段において操作が開始された時に検出された周囲温度を前記空調機側へ送信する周囲温度とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラ。
  3. 前記制御手段は、さらに、前記操作手段における操作終了後から当該操作手段が操作されていた期間が経過するまでの期間、前記操作手段において操作が開始された時に検出された周囲温度、操作終了時に検出された周囲温度、および現在検出された周囲温度、に基づいて補正した周囲温度を前記空調機側へ送信する周囲温度とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラ。
  4. 前記制御手段は、前記操作手段において操作を受け付けたときを操作開始とし、前記操作手段において所定の期間操作を受け付けなかったときを操作終了とする、
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載のリモートコントローラ。
  5. さらに、自身の動きを検知する加速度センサ手段、を備え、
    前記制御手段は、前記加速度センサ手段において動きを検知したとき、または前記操作手段において操作を受け付けたときを操作開始とし、前記加速度センサ手段において所定の期間動きを検知しなかったとき、または前記操作手段において所定の期間操作を受け付けなかったときを操作終了とする、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のリモートコントローラ。
JP2011098238A 2011-04-26 2011-04-26 リモートコントローラ Expired - Fee Related JP5535125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011098238A JP5535125B2 (ja) 2011-04-26 2011-04-26 リモートコントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011098238A JP5535125B2 (ja) 2011-04-26 2011-04-26 リモートコントローラ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012229852A JP2012229852A (ja) 2012-11-22
JP2012229852A5 JP2012229852A5 (ja) 2013-07-18
JP5535125B2 true JP5535125B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=47431543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011098238A Expired - Fee Related JP5535125B2 (ja) 2011-04-26 2011-04-26 リモートコントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5535125B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017197843A1 (zh) * 2016-05-20 2017-11-23 广东百事泰电子商务股份有限公司 可自动智能调温的空调控制系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7490956B2 (ja) * 2019-12-25 2024-05-28 株式会社富士通ゼネラル 空気調和システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017197843A1 (zh) * 2016-05-20 2017-11-23 广东百事泰电子商务股份有限公司 可自动智能调温的空调控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012229852A (ja) 2012-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018179750A1 (ja) 環境制御システム、及び、環境制御方法
JP6015393B2 (ja) 温水装置用の通信システム
JP5739803B2 (ja) 光のセンサ・デバイス及び光の制御デバイス
WO2017203603A1 (ja) 空調制御装置、空気調和機、及び空調システム
JP6195628B2 (ja) 端末装置、制御装置、設置位置確認支援システム、設置位置設定支援システム、設置位置確認支援方法、設置位置設定支援方法、及び、プログラム
WO2014136585A1 (ja) 計測システム、統合コントローラ、センサ機器制御方法、及びプログラム
JP5182043B2 (ja) 電力監視装置
US10203250B2 (en) Temperature correcting device
JP5535125B2 (ja) リモートコントローラ
JP2014195227A (ja) 電気機器の遠隔操作システム
JP2010098900A (ja) 電力監視装置
JP2011190974A (ja) 暖房制御システム
JP5362631B2 (ja) 無線送信装置
KR102062154B1 (ko) 에너지 환경 모니터링 방법 및 시스템, 그리고, 에너지 환경 변수 검출장치
JP4731850B2 (ja) 温度調節器
JP6058035B2 (ja) 遠隔制御システム、機器制御装置、機器制御方法及びプログラム
EP3726493A1 (en) Remote control device and method for interacting with a controlled appliance via the ble standard
JP2019066433A (ja) 無線通信装置及び無線通信システム
JP5938369B2 (ja) センシングユニット
JP2012251707A (ja) 天井埋込型空気調和機
AU2016395065A1 (en) Air conditioning system
US20200248917A1 (en) Remote controller and air-conditioning apparatus
JP5235854B2 (ja) ワイヤレスリモコン
KR101926734B1 (ko) 감지장치 및 감지장치를 통한 전자기기 제어 방법
JP5452754B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130531

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5535125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees