JP5235000B2 - フレキシブルプリント基板及びその接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は、各種の電気信号処理に用いられる小型電気部品、小型光通信用部品などの電気接続に用いられる小型モジュール用のフレキシブルプリント基板及びその接続方法に関する。
従来より、フレキシブルプリント基板は電気部品間の電気的接続等を目的として利用され、その柔軟性や高密度に配線パターンを集約できる特性を活かしてさまざまな用途に用いられている。
図7にフレキシブルプリント基板の一構造例を示す。図7に示すように、フレキシブルプリント基板100は例えばポリイミドフィルムや液晶フィルム等から構成される絶縁体(ベースフィルム)101の一面、または両面に配線パターン102が形成されて構成されている。配線パターン102は、ベースフィルム101上に貼り合わされた銅(Cu)などからなる導体箔に対し、フォト・リソグラフィ及びウェットエッチングを行うことにより形成される。そして、それぞれの配線パターン102の端部には、フレキシブルプリント基板100に接続される他の電気部品(以下、他部品という)側の配線に電気的に接続され、かつ接続の際の機械的な強度を確保するための接続パッド103が形成されている。また、フレキシブルプリント基板100の接続パッド103を除く部分には、配線パターン102の酸化による劣化や汚れ等の付着による配線間のショートの発生を防止するためにカバーレイ104が貼り合わされている(例えば、非特許文献1,2参照)。
従来、このようなフレキシブルプリント基板100を他部品側の配線に接続する場合には、例えば図8に示すように、接続パッド103部分に配線パターン102及びベースフィルム101を貫通するスルーホール105を形成し、このスルーホール105にはんだ(例えば、SnPbはんだやSnAgCuの鉛フリーはんだ)300を流し込むことによってフレキシブルプリント基板100と他部品200に設けられた配線201とをはんだ接続することを実現しているものがある(例えば、非特許文献3参照)。
また、図9に示すように、フレキシブルプリント基板100端部の接続パッド103が形成されている部分に高強度の絶縁体106を貼り合わせ、この部分を差込部105として用いる一方、他部品210側に設けられた配線211のフレキシブルプリント基板100に接続される部分に、差込部105を嵌め込み可能に構成された差込口212を形成し、フレキシブルプリント基板100の差込部105をモジュール本体部210の差込口212に差し込むことによりフレキシブルプリント基板100と他部品210とを電気的に接続することも行われている。
"TOSA/ROSA"、[online]、CYOPTICS、[平成21年6月9日検索]、インターネット〈URL:http://www.cyoptics.com/products/detail.asp?ProductCategoryID=3〉 "TOSA Transmitter Optical Sub-Assembly"、[online]、Eudyna、[平成21年6月9日検索]、インターネット〈URL:http://www.eudyna.com/j/products/newproducts/tosa.html〉 Mundt, C.; Ash, B.; Ufer, S.; Buck, R.P.; Nagle、"Application of surface mount technology for biomedical microsensorinterconnections"、 Engineering Advances:New Opportunities for Biomedical Engineers、Proceedings of the 16th Annual International Conference of the IEEE、1994年11月、vol.2、p.805
このように、フレキシブルプリント基板は、各種電気信号処理装置や電気モジュール(電気部品)の小型化を図る上で重要な技術となっており、例えば携帯電話や薄型テレビ、携帯型ゲーム機の可動部における電気配線、または、高密度の電気配線を実現するために不可欠な部品となっている。また、10Gbpsを超えるような高速な電気信号を扱うような光通信用装置への応用においてもフレキシブルプリント基板技術の必要性や技術改良の期待が高まっている。そして、このようなニーズに応えていくためには、フレキシブルプリント基板と他部品との接続方法やフレキシブルプリント基板の接続部構造が特に重要な技術となっている。
ここで、フレキシブルプリント基板を搭載する光通信用の小型光モジュールなどにおいては、他部品から光部品へ10Gbpsを超える高周波電気信号を伝えるため、フレキシブルプリント基板に対して電気信号のロスが小さいことや電気信号の反射が小さく波形歪のないことが要求される。
これに対し、小型光モジュールにフレキシブルプリント基板を搭載する場合であっても、図8に示し上述した接続方法と同様に、フレキシブルプリント基板とモジュール本体部に設けたはんだ付け用の領域とをはんだにより接続する方法が用いられている。また、図9に示し上述した接続方法と同様に、接続強度を高めることやはんだ付け作業を容易にする目的で、モジュール本体部にフレキシブルプリント基板を差し込んで固定するための差込口を設けるなどの構造も提案され、実用化されてきた。
しかしながら、フレキシブルプリント基板の配線密度が高い場合、はんだ付けの際に生じる配線間のショートや、はんだウィスカにより生じる配線間のショートが課題となっていた。また、取り扱う電気信号の広帯域化によって、搭載作業の平易化、接続強度を高めるために用意した構造、はんだ付けした部分におけるはんだの盛り上がり形状等が高周波電気信号の放射損失や反射を発生させる原因になるという問題が現れてきた。
さらに、上述したようなフレキシブルプリント基板をモジュール本体部に差し込むことで容易に高密度配線を行うような使用例においては、上述したように、フレキシブルプリント基板自体をモジュール本体部の差込口に差し込むことを可能とするために、フレキシブルプリント基板の差込部分(例えば、接続パッド部分)に高強度の絶縁体を貼り合わせて当該差込部分の強度を向上させる方法が一般的に用いられている。しかしながら、フレキシブルプリント基板本体に高強度の絶縁体を貼り合わせる場合、異なる材料からなる絶縁体を貼り合わせることによってフレキシブルプリント基板自体の厚みが増加してしまい接続スペースが大きくなってしまうこと、異なる材料からなる絶縁体を貼り合わせるという新たな工程が発生するためにフレキシブルプリント基板の作製工数が増えることなどが問題となっていた。
このような背景から、本発明では、フレキシブルプリント基板と他部品との電気的な接続において特性劣化のない接続が可能であると共に、省スペースでの接続が可能であり、且つ、新たな作製工程の追加が不要であるフレキシブルプリント基板及びその接続方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係るフレキシブルプリント基板は、ベースフィルムと、前記ベースフィルムの一面または両面に第一の導体箔により形成された所定回路パターンと、前記所定回路パターンの端部に設けられ他の電気部品に差し込み可能に構成された差込部とを備えるフレキシブルプリント基板において、前記差込部に位置する前記所定回路パターン上に第二の導体箔が積層され、該第二の導体箔が、前記所定回路パターンの厚さよりも厚い厚さを有し、前記差込部に前記所定回路パターン及び前記ベースフィルムを貫通する一または複数のスルーホールが形成され、前記スルーホールの内壁に前記第二の導体箔がメッキされたことを特徴とする。
また、第2の発明に係るフレキシブルプリント基板は、第1の発明のフレキシブルプリント基板において、該第二の導体箔は、前記所定回路パターン側から順に銅とニッケルと金を積層した構成であることを特徴とする。
また、第3の発明に係るフレキシブルプリント基板は、第1または第2の発明のフレキシブルプリント基板において、前記差込部に前記所定回路パターン及び前記ベースフィルムを貫通する複数のスルーホールを形成して、前記差込部の強度を向上させたことを特徴とする。
また、第の発明に係るフレキシブルプリント基板は、第1乃至第3のいずれかの発明に係るフレキシブルプリント基板において、前記差込部の前記所定回路パターンの両側にある前記ベースフィルムの一部が除去され、前記所定回路パターン直下の前記ベースフィルム断面に前記第二の導体箔がメッキされたことを特徴とする。
また、第の発明に係るフレキシブルプリント基板は、第1乃至第3のいずれかの発明に係るフレキシブルプリント基板において、前記差込部の前記所定回路パターンの両側にある前記ベースフィルムが全て除去され、前記所定回路パターン直下の前記ベースフィルム断面に前記第二の導体箔がメッキされたことを特徴とする。
また、第の発明に係るフレキシブルプリント基板は、第1乃至第のいずれかの発明において、前記配線が高密度に複数設けられたことを特徴とする。
また、第の発明に係るフレキシブルプリント基板は、第の発明に係るフレキシブルプリント基板において、前記複数の所定回路パターンが並列に配置されたことを特徴とする。
また、第の発明に係るフレキシブルプリント基板は、第1乃至第のいずれかの発明に係るフレキシブルプリント基板において、前記差込部の前記所定回路パターン表面にはんだ材料が蒸着されたことを特徴とする。
また、第の発明に係るフレキシブルプリント基板は、第1乃至第のいずれかの発明に係るフレキシブルプリント基板が、多層フレキシブルプリント基板の一部の層または全部の層に適用されることを特徴とする。
また、第10の発明に係るフレキシブルプリント基板の接続方法は、ベースフィルムと、前記ベースフィルムの一面または両面に第一の導体箔により形成された所定回路パターンと、前記所定回路パターンの端部に設けられ他の電気部品に差し込み可能に構成された差込部とを備えるフレキシブルプリント基板を前記他の電気部品に接続する方法であって、前記差込部に位置する前記所定回路パターン上に、前記所定回路パターンの厚さよりも厚い厚さとなるように第二の導体箔を積層し、前記差込部に前記所定回路パターン及び前記ベースフィルムを貫通する一または複数のスルーホールを形成し、前記スルーホールの内壁に前記第二の導体箔をメッキし、前記差込部を前記他の電気部品に設けられた接続用凹溝に差し込むようにしたことを特徴とする。
また、第11の発明に係るフレキシブルプリント基板の接続方法は、第10の発明に係るフレキシブルプリント基板の接続方法において、前記差込部に位置する前記所定回路パターン両側にある前記ベースフィルムの一部または全部を除去するとともに、前記差込部に位置する前記所定回路パターン直下の前記ベースフィルム断面に前記第二の導体箔を形成して差込用突起部を構成し、前記差込用突起部を前記他の電気部品に設けられた接続用差込口に差し込むようにしたことを特徴とする。
上述した本発明に係るフレキシブルプリント基板によれば、該フレキシブルプリント基板を搭載したモジュールの配線接続部を省スペースで実現することが可能となる。また、フレキシブルプリント基板の柔軟性を維持しつつ、差込接続によってフレキシブルプリント基板の搭載を行うことができるため、差込部の形状を最適化することで特性劣化を抑制でき、また、所定回路パターン相互の空間的分離を図ることで配線間のショート及びウィスカ問題の懸念のないプロセス・構造を実現することが可能となる。
具体的には、第1の発明に係るフレキシブルプリント基板によれば、配線パターンの他部品と電気接続される部分の強度をメッキ等の処理によって向上させ、フレキシブルプリント基板に作製された配線パターンそのものにより差込部の強度を向上させることができるため、製造工程を増やすことなく且つ特性劣化を抑制しつつ、省スペース化を実現することができる。
また、第1乃至第3の発明に係るフレキシブルプリント基板によれば、フレキシブルプリント基板の構造を実現するための手段としてスルーホールを形成し、さらにこのスルーホールの側壁をメッキ処理することで差込部の強度を向上させることができる。
また、第、第の発明に係るフレキシブルプリント基板によれば、差込部の所定回路パターン直下のベースフィルム断面に対してメッキ処理を施すことにより差込部の強度を向上させることができる。
また、第、第の発明に係るフレキシブルプリント基板によれば、複数の所定回路パターンを有する高密度配線用のフレキシブルプリント基板において、上述した効果を得ることができる。
また、第の発明に係るフレキシブルプリント基板によれば、差込部を他の電気部品に差し込んだ後に熱処理を施すことによって接続強度を向上させることができる。
また、第の発明に係るフレキシブルプリント基板によれば、多層フレキシブルプリント基板において上述した効果を得ることができる。
また、第10、第11の発明に係るフレキシブルプリント基板の接続方法によれば、フレキシブルプリント基板を搭載したモジュールの配線接続部を省スペースで実現することが可能となる。また、特性劣化を抑制するとともに、所定回路パターン相互の空間的分離を図ることで配線間のショート及びウィスカ問題の懸念のないプロセス・構造を実現することが可能となる。
本発明の実施例1に係るフレキシブルプリント基板の概略構成図である。 図1の要部断面図である。 図3(a)は本発明の実施例1に係るフレキシブルプリント基板と他部品との接続を行う前の状態を示す説明図、図3(b)は本発明の実施例1に係るフレキシブルプリント基板と他部品とを接続した状態を示す説明図である。 本発明の実施例2に係るフレキシブルプリント基板の概略構成図である。 本発明の実施例3に係るフレキシブルプリント基板の概略構成図である。 図6(a)は本発明の実施例3に係るフレキシブルプリント基板と他部品との接続を行う前の状態を示す説明図、図6(b)は本発明の実施例3に係るフレキシブルプリント基板と他部品とを接続した状態を示す説明図である。 従来のフレキシブルプリント基板を示す斜視図である。 図8(a)は従来のフレキシブルプリント基板と他部品との接続を行う前の状態を示す説明図、図8(b)は従来のフレキシブルプリント基板と他部品との接続した状態を示す説明図である。 図9(a)は従来のフレキシブルプリント基板と他部品との接続を行う前の状態を示す他の説明図、図9(b)は従来のフレキシブルプリント基板と他部品との接続した状態を示す他の説明図である。
以下、本発明に係るフレキシブルプリント基板の実施形態について説明する。
本発明に係るフレキシブルプリント基板は、ベースフィルムの上にパターニングされた所定回路パターンの一部をメッキにより強化して差込部を構成する、または、メッキ等の手法で強化された配線部を複数並べることでフレキシブルプリント基板の端部のみを強化し、これにより差込部を構成してフレキシブルプリント基板と他部品との間の電気的接続を実現するようにしたものである。
差込部を上述した構成とすることにより、従来技術のようにフレキシブルプリント基板に高強度の材料からなる別部材を貼り合わせることなく差込部の強度を確保することが可能になるため、接続部の省スペース化を図ることができる。また、差込部以外の領域の柔軟性を維持することができるため、差込部直近からフレキシブルプリント基板の形状自由度が確保できる、または所望の領域の強度を向上させることが出来るという特徴があり、例えば、配線毎に差込部の長さを変えたり、差込部以外の領域の配線部の強度を向上させることができるという利点がある。
図1乃至図3を用いて本発明に係るフレキシブルプリント基板の第1の実施例について詳細に説明する。図1は本発明の実施例1に係るフレキシブルプリント基板の概略構成を示す斜視図、図2は図1の要部断面図、図3(a)は本実施例に係るフレキシブルプリント基板と他部品との接続を行う前の状態を示す説明図、図3(b)は本実施例に係るフレキシブルプリント基板と他部品とを接続した状態を示す説明図である。
図1に示すように、本実施例に係るフレキシブルプリント基板10は、ポリイミドなどの絶縁体を材料とするベースフィルム11と、ベースフィルム11の主面11aに形成された所定回路パターンとしての配線パターン12と、配線パターン12を部分的に覆うカバーレイ13と、セラミック配線基板(電子回路等が実装された基板の配線接続部)等の他部品40(図3参照)に接続される差込部15にある配線パターン12上に積層された第二の導体箔としての導体箔14とを有して構成されている。なお、本実施例において、配線パターン12は並列に複数設けられている。また、カバーレイ13は絶縁体、ポリイミドフィルム、レジストなどから構成される。
以下に、本実施例に係るフレキシブルプリント基板10の作製方法について簡単に説明する。まず、ベースフィルム11の主面11aに銅(Cu)等の圧延性の高い第一の導体箔を貼り合わせ、この導体箔をフォト・リソグラフィとウェットエッチングとを組み合わせてパターニングして配線パターン12を形成する。続いて、この配線パターン12の差込部15を除く部分にカバーレイ13を貼り合わせる。その後、差込部15上の配線パターン12に導体箔14を積層する。なお、本実施例では導体箔14として、図2に示すように銅(Cu)から構成される配線パターン12上に銅(Cu)14a、ニッケル(Ni)14b、金(Au)14cをそれぞれ30μm、5μm、3μm積層した。
一方、図3に示すように、上述したフレキシブルプリント基板10に接続される他部品40には、内部に配設された配線41と、この配線41の一部が露出するように且つフレキシブルプリント基板10の差込部15を差し込むことができるように形成された凹溝42とが設けられている。即ち、本実施例においてはフレキシブルプリント基板10の差込部15を他部品40の凹溝42に差し込むことにより、フレキシブルプリント基板10と他部品40とを電気的に接続するように構成されている。
このように、本実施例ではフレキシブルプリント基板10の配線パターン12の一部に導体箔14を積層することにより、他部品40に接続される差込部15の強度の向上及び接続抵抗の抑制を実現している。換言すると、本実施例では、配線パターン12の他部品40との接続部の強度に重点を置いた設計とするため、配線パターン12に上に形成するニッケル(Ni)14bや金(Au)14cなどの厚さをメッキ処理等によって従来に比較して厚くしている。
これに対し、従来のフレキシブルプリント基板では、主にはんだを用いて他部品との接続を行うため、フレキシブルプリント基板の配線パターンの他部品との接続部には、Ni/Auのメッキ処理、またはNi/Auメッキ及びSnPbやSnAgCuなどのはんだ材を蒸着処理することが通常であって、ニッケル(Ni)厚:1〜2μm、金(Au)厚:0.05〜0.1μm、はんだ材については高々数μm程度であった。要するに、従来のメッキ処理は導電体材料の表面酸化防止やはんだ材料の濡れ性確保を目的としていたため、下地導体の表面を被覆できる程度のニッケル(Ni)/金(Au)厚、はんだ付けに問題のないはんだ厚にするような設計となっていた。
以上に説明したように、本実施例に係るフレキシブルプリント基板10によれば、配線パターン12の一部に対するメッキ厚を従来に比較して厚くすることによって配線パターン12の他部品40に接続される差込部15の強度を、製造工程を削減することなく向上させることが可能となり、且つ、フレキシブルプリント基板10の柔軟性を維持しつつ省スペース化を実現することが可能となる。
また、フレキシブルプリント基板10の柔軟性を維持しつつ、差込接続によって他部品40へのフレキシブルプリント基板10の搭載を行うため、差込部15の形状を最適化することで特性劣化を抑制でき、また、配線パターン12相互の空間的分離を図ることで配線間のショート及びウィスカ問題の懸念のないプロセス・構造を実現することが可能となる。
なお、本実施例ではフレキシブルプリント基板10の柔軟性を維持するため、差込部15以外はカバーレイ13をパターニングし、ニッケル(Ni)によるメッキは行っていないが、差込部15以外の領域においてフレキシブルプリント基板10の強度を向上させる必要がある場合は、その部分に所望の導体箔を積層するようにしてもよい。
また、金(Au)を厚くすると他部品40との接続時の接触抵抗を抑制しやすいため、金(Au)厚を3μm積層する例を示したが、コストに応じて金(Au)厚を3μmより薄く積層するなど、差込部15の長さ、配線パターン12の幅、コスト等に応じて組み合わせる材料やそれぞれの厚さを決定するようにすればよい。
図4を用いて本発明に係るフレキシブルプリント基板の第2の実施例について詳細に説明する。図4は本実施例に係るフレキシブルプリント基板の概略構成を示す斜視図である。本実施例は、両面プリントのフレキシブルプリント基板における配線パターンの接続部を強化する例である。なお、本実施例に係るフレキシブルプリント基板の他部品への接続方法は、図3に示し上述したものと概ね同様であって、以下、同様の作用を奏する部材には同一の符合を付して重複する説明は省略する。
図4に示すように、本実施例に係るフレキシブルプリント基板20は、ポリイミドなどの絶縁体を材料とするベースフィルム21と、ベースフィルム21の両面21a,21bに形成された配線パターン22と、配線パターン22を部分的に覆うカバーレイ23と、配線パターン22に部分的に積層された第二の導体箔としての導体箔24と、スルーホール25とを有して構成されている。
配線パターン22は、ベースフィルム21の両面21a,21bに銅(Cu)等の圧延性の高い第一の導体箔を貼り合わせ、この導体箔をフォト・リソグラフィとウェットエッチングを組み合わせてパターニングすることで作製されている。本実施例では、主な配線パターン22をベースフィルム21の一方の面21aに作製し、高周波線路のグランドシールドが必要な部分は他方の面21bにも配線パターン22を作製している。
配線パターン22の差込部26を構成する部分については、他部品40への差込強度を確保するためにベースフィルム21の両面21a,21bに配線パターン22を形成している。また、スルーホール25は配線パターン22及びベースフィルム21を貫通するように形成された孔であり、このスルーホール25の内壁にも導体箔24(金属メッキ)を施すことで差込部26の強度を向上させている。
本実施例において、フレキシブルプリント基板20を作製する場合は、ベースフィルム21の両面21a,21bに配線パターン22を形成した後、差込部26の配線パターン22及びベースフィルム21にこれらを貫通するようにスルーホール25を形成する。その後、差込部以外の部分を覆うようにカバーレイ23を配線パターン22に貼り合わせ、最後に、差込部26の配線パターン22に無電解メッキを施すことで第二の導体箔24を積層する。このとき、第二の導体箔24が配線パターン22上とスルーホール25の内壁に同時に形成されるようにする。
スルーホール25の数を増やす、または、スルーホール25の径を小さくしてこれを密に配置することなどにより差込部26の強度を向上させることができる。
このように構成される本実施例に係るフレキシブルプリント基板20によれば、実施例1に比較して差込部26の強度をより向上させることができる。
図5及び図6を用いて本発明に係るフレキシブルプリント基板の第3の実施例について詳細に説明する。図5は本発明の実施例3に係るフレキシブルプリント基板の概略構成を示す斜視図、図6(a)は本実施例に係るフレキシブルプリント基板と他部品との接続を行う前の状態を示す説明図、図6(b)は本実施例に係るフレキシブルプリント基板と他部品とを接続した状態を示す説明図である。本実施例は、両面プリントのフレキシブルプリント基板における配線パターンの差込部を強化する例である。
図5に示すように、本実施例に係るフレキシブルプリント基板30は、ポリイミドなどの絶縁体を材料とするベースフィルム31と、ベースフィルム31の両面31a,31bに形成された配線パターン32と、配線パターン32を部分的に覆うカバーレイ33と、配線パターン22に部分的に積層された第二の導体箔としての導体箔34とを有して構成されている。
配線パターン32は、ベースフィルム31の両面31a,31bに銅(Cu)等の圧延性の高い第一の導体箔を貼り合わせ、この導体箔をフォト・リソグラフィとウェットエッチングを組み合わせてパターニングすることで形成されている。
本実施例では、主な配線パターン32をベースフィルム31の一方の面31aに作製し、高周波線路のグランドシールドが必要な部分についてはベースフィルム31の他方の面31bにも配線パターン32を作製している。そして、配線パターン32の他部品50に接続される差込部35については他部品50への差込強度を確保するためにベースフィルム31の両面31a,31bに配線パターン32を形成するとともに、相互に隣接する配線パターン32間のベースフィルム31の一部を除去して、配線パターン32上に導体箔34を積層するとともに配線パターン32直下のベースフィルム31の断面に導体箔34が形成されている。これにより、本実施例において差込部35は複数の差込用突起部36を有する構成となっている。
一方、図6に示すように本実施例に係るフレキシブルプリント基板30に接続される他部品50は、その内部に配設される配線51の一部が露出するように且つフレキシブルプリント基板30の差込用突起部36を差し込むことができるように構成された複数の差込口52を有している。差込口52は各々隣接する差込口52と離間して設けられている。
このように構成される本実施例に係るフレキシブルプリント基板によれば、フレキシブルプリント基板30の差込用突起部36を他部品50の差込口52にそれぞれ差し込むことにより、フレキシブルプリント基板30と他部品50とを、省スペース化を図りつつ電気的に接続することが可能になる。また、他部品50側に用意する差込口52の嵌め合い形状を、図6に示すように個別の差込口52ごとに仕切るように設計することで、接続時の配線間のショートを防止することが出来る。
なお、本実施例では隣接する配線パターン32間のベースフィルム31の一部を除去する例を示したが、本発明に係るフレキシブルプリント基板はこれに限定されるものではなく、例えば、隣接する配線パターン32間のベースフィルムを全て除去して配線パターン32直下のベースフィルム31の断面に導体箔35を形成するようにしてもよい。
また、上述した差込用突起部36にさらに実施例2において説明したようなスルーホールを形成し、差込用突起部36の強度を向上させるようにしてもよい。この場合、スルーホールの数を増やす、または、スルーホール径を小さくして密に配置することなどにより差込用突起部36の強度をより向上させることができる。さらに強度を向上させた複数の配線部を並列に並べることで差込部35の強化を図ることも出来る。
また、フレキシブルプリント基板30の高周波配線ラインと他部品50の接続部の特性インピーダンスが特定の値になるように設計しておくことで損失や反射の少ない電気的な接続を高周波にわたって実現することが出来る。また、差込用突起36の表面に予めはんだ材をメッキしておけば、他部品50に差込接続した後に熱処理を加えることで接続強度を高めることが出来る。このケースにおいても他部品50側に形成する差込口52の嵌め合い形状を、個別の差込用突起部36に対応する部分ごとに仕切るように設計することで、接続時の配線間のショートを防止することができ、さらに従来のはんだ接続で問題となっていたウィスカによる配線ショートのリスクも回避することが可能となる。尚、フレキシブルプリント基板30と他部品50の接続強度を高めるためにはんだ材を使う場合、他部品50の嵌め込み構造(差込口52)側にはんだ材を用意する方法や、嵌め込みの際にはんだ材を流し込むなどの方法を適用しても良い。また、フレキシブルプリント基板30と他部品50の接続強度を高めるために、電気配線の用途以外の差込部や嵌め合い形状を作製しても良い。
なお、上述した実施例1、実施例2、実施例3では、一枚のベースフィルムの片面または両面に配線パターンを形成してなるフレキシブルプリント基板についての例を示したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、例えば、複数の配線パターンが高密度に設けられてなる構造、フレキシブルプリント基板が多層に積層されてなる多層構造等に対しても適用可能であることはいうまでもない。
本発明は、各種電気信号処理に用いられる小型電気部品や小型光通信用部品の電気接続に用いられるフレキシブルプリント基板に適用して好適なものである。
10,20,30 フレキシブルプリント基板
11,21,31 ベースフィルム(ポリイミドフィルム)
12,22,32 配線パターン(第一の導体箔)
13,23,33 カバーレイ(絶縁体、ポリイミドフィルム、レジストなど)
14,24,34 導体箔(第二の導体箔)
15,26,35 差込部
25 スルーホール
36 差込用突起部
40,50 他部品(電子回路等が実装された基板の配線接続部)
43,53 差込口

Claims (11)

  1. ベースフィルムと、前記ベースフィルムの一面または両面に第一の導体箔により形成された所定回路パターンと、前記所定回路パターンの端部に設けられ他の電気部品に差し込み可能に構成された差込部とを備えるフレキシブルプリント基板において、
    前記差込部に位置する前記所定回路パターン上に第二の導体箔が積層され、
    該第二の導体箔が、前記所定回路パターンの厚さよりも厚い厚さを有し、
    前記差込部に前記所定回路パターン及び前記ベースフィルムを貫通する一または複数のスルーホールが形成され、
    前記スルーホールの内壁に前記第二の導体箔がメッキされた
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  2. 該第二の導体箔は、前記所定回路パターン側から順に銅とニッケルと金を積層した構成であることを特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリント基板。
  3. 前記差込部に前記所定回路パターン及び前記ベースフィルムを貫通する複数のスルーホールを形成して、前記差込部の強度を向上させたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフレキシブルプリント基板。
  4. 前記差込部の前記所定回路パターンの両側にある前記ベースフィルムの一部が除去され、
    前記所定回路パターン直下の前記ベースフィルム断面に前記第二の導体箔がメッキされた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のフレキシブルプリント基板。
  5. 前記差込部の前記所定回路パターンの両側にある前記ベースフィルムが全て除去され、
    前記所定回路パターン直下の前記ベースフィルム断面に前記第二の導体箔がメッキされた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のフレキシブルプリント基板。
  6. 前記所定回路パターンが高密度に複数設けられた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板。
  7. 前記複数の所定回路パターンが並列に配置された
    ことを特徴とする請求項記載フレキシブルプリント基板。
  8. 前記差込部の前記所定回路パターン表面にはんだ材料が蒸着された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板。
  9. 多層フレキシブルプリント基板の一部の層または全部の層に適用される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント基板。
  10. ベースフィルムと、前記ベースフィルムの一面または両面に第一の導体箔により形成された所定回路パターンと、前記所定回路パターンの端部に設けられ他の電気部品に差し込み可能に構成された差込部とを備えるフレキシブルプリント基板を前記他の電気部品に接続する方法であって、
    前記差込部に位置する前記所定回路パターン上に、前記所定回路パターンの厚さよりも厚い厚さとなるように第二の導体箔を積層し、
    前記差込部に前記所定回路パターン及び前記ベースフィルムを貫通する一または複数のスルーホールを形成し、
    前記スルーホールの内壁に前記第二の導体箔をメッキし、
    前記差込部を前記他の電気部品に設けられた接続用凹溝に差し込むようにした
    ことを特徴とするフレキシブルプリント基板の接続方法。
  11. 前記差込部に位置する前記所定回路パターン両側にある前記ベースフィルムの一部または全部を除去するとともに、前記差込部に位置する前記所定回路パターン直下の前記ベースフィルム断面に前記第二の導体箔を形成して差込用突起部を構成し、
    前記差込用突起部を前記他の電気部品に設けられた接続用差込口に差し込むようにした
    ことを特徴とする請求項10記載のフレキシブルプリント基板の接続方法。
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