JP5234645B2 - ペルチェ式冷却ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ペルチェ素子とファンとを組み合わせたペルチェ式冷却ユニットに関するものである。
ペルチェ式冷却ユニットは、例えば電子機器収納用キャビネットの内部温度上昇を防止するような用途に広く用いられている。ペルチェ式冷却ユニットはペルチェ素子の両面にそれぞれヒートシンクを接合するとともに、これらのヒートシンクと盤内空気あるいは外気との間の熱移動を促進するためのファンを備えたものが一般的(特許文献1)である。
一般的なペルチェ素子は1枚当たりの冷却能力が小さいため、上記のような工業的用途に用いる場合には、図1に示すように複数のペルチェ素子1を直列に接続してペルチェ素子群2を形成し、各ペルチェ素子1に印加される電圧を許容電圧の60%程度として使用する場合が多い。ペルチェ素子は当然ながら直流電源により駆動される。このため吸熱用ファン3と放熱用ファン4にも直流モータを使用し、同一の直流電源部5により駆動することが設備設計上好ましい。
ところがその場合には、ペルチェ素子1の冷却能力を上げるためにペルチェ素子群2への印加電圧を高めると、ファン3,4への印加電圧も高まる。そのためファン3,4の消費電力が多くなり、成績係数(COP)が下がってしまうという問題があった。ここでCOPとは吸熱量を投入電力量で割った値であり、ペルチェ式冷却装置ではCOPは0.5程度の低い値であるから、COPを更に低下させることは好ましくない。
また、ファン3,4に印加される電圧を低下させるために、ファンと直列に調整抵抗を入れたファン駆動回路を用いることも行われている。ところがこの調整抵抗を流れる電流によって余分な熱量が発生するため、投入電力量が増加してCOPを更に低下させることとなって好ましくない。
特開2008−141089号公報
本発明は上記した従来の問題点を解決し、ペルチェ素子群への印加電圧を高めた場合にもファン駆動回路において余分な消費電力が発生せず、COPの低下を防止することができるペルチェ式冷却ユニットを提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、ペルチェ素子とファンとを組み合わせたペルチェ式冷却ユニットであって、複数のペルチェ素子を直列接続したペルチェ素子群と、ファンと直列に少なくとも1つのペルチェ素子を接続し、前記ペルチェ素子群に並列に接続するファン駆動回路と、これらのペルチェ素子群およびファン駆動回路に直流電源を供給する直流電源部と、を備えたことを特徴とするものである。
また請求項2のように、ファン駆動回路は、吸熱用ファンと放熱用ファンとの並列接続回路に、少なくとも1つのペルチェ素子を直列に接続し、さらにこのペルチェ素子と並列に調整抵抗を接続したものとすることができる。
本発明のペルチェ式冷却ユニットは、複数のペルチェ素子を直列接続したペルチェ素子群と、ファンと直列に少なくとも1つのペルチェ素子を接続し、前記ペルチェ素子群に並列に接続するファン駆動回路とを備えたものであり、ペルチェ素子群への印加電圧を高めた場合にも、ファン駆動回路のペルチェ素子による電圧降下分だけ、ファンに印加される電圧を低下させることができる。このためファン駆動回路において従来のような余分な消費電力が発生しない。またファン駆動回路のペルチェ素子も冷却効果を発揮するうえ、ペルチェ素子群を構成するペルチェ素子数を減少させることによって個々のペルチェ素子への印加電圧が高まるために冷却能力を上げることができ、全体としてCOPを向上させることができる。
請求項2の発明によれば、ファンへの印加電圧およびペルチェ素子への印加電圧を調整抵抗によって調整することができ、しかも調整抵抗の抵抗値をペルチェ素子の抵抗値よりも十分に高くしておくことにより調整抵抗を流れる電流を小さくし、調整抵抗における無駄な発熱を小さくすることができる。
従来のペルチェ式冷却ユニットの回路図である。 本発明の第1の実施形態を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態を示す回路図である。 本発明を実機に適用した状態を示す回路図である。 ペルチェ式冷却ユニットの外観斜視図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。
第1の実施形態を示す図2において、10は複数のペルチェ素子11を直列接続したペルチェ素子群、12はファン駆動回路、13は直流電源部である。ペルチェ素子群を構成するペルチェ素子11の数は図1では8であったが図2では7であり、1つのペルチェ素子11はファン駆動回路12に移動させてある。なお本発明においては、ファン駆動回路12のペルチェ素子11は必ずしも1個である必要はない。
ファン駆動回路12は並列接続された吸熱用ファン14と放熱用ファン15とを含むものであり、1つのペルチェ素子11がこれらのファン14,15と直列に接続されている。またこのペルチェ素子11と並列に、調整抵抗16が接続されている。直流電源部13は、これらのペルチェ素子群10とファン駆動回路12とに同一電圧を印加するが、この実施形態では通常の24Vの1.1倍の26.4Vを供給している。なお請求項1の発明においては、直流電源部13は必ずしも単一とする必要はないが、直流電源部13を単一とすることによりコストダウンや設備の小型化を図ることができ、好ましい。
この図1の回路においては、ペルチェ素子群10を構成するペルチェ素子11には従来は3.0Vが印加されていたのに対してこの実施形態では約3.8Vが印加されることとなり、ペルチェ式冷却ユニットの冷却能力を高めることができる。またファン駆動回路12の吸熱用ファン14と放熱用ファン15には従来と同様の24V,ファン駆動回路12のペルチェ素子11には2.4Vを印加することができ、ファン駆動回路12のファンに余分の電圧を加えることもないため、余分な消費電力が発生しない。このように本発明においてはファンと直列に少なくとも1つのペルチェ素子11を接続することによって、ペルチェ素子群11への印加電圧を高めた場合にも、ファン駆動回路12において従来のような余分な消費電力が発生しない。このため、ペルチェ式冷却ユニットのCOPを向上させることができる。
なお、調整抵抗16の抵抗値をペルチェ素子11の抵抗値よりも十分に大きく、例えば8倍程度に設定すれば、調整抵抗16とペルチェ素子11との並列回路においては大部分の電流がペルチェ素子11に流れ、調整抵抗16に流れる電流は小さい。このため調整抵抗16の発熱量も十分に小さくすることができる。
上記した第1の実施形態では、ペルチェ素子11と並列に調整抵抗16を接続したのであるが、図3に示す第2の実施形態では、吸熱用ファン14と放熱用ファン15とにそれぞれ直列にペルチェ素子11を接続した。これによって調整抵抗16の発熱をなくし、ペルチェ式冷却ユニットの冷却能力およびCOPをさらに向上させることができる。なお図2における調整抵抗16をペルチェ素子11に置換し、ペルチェ素子11どうしを並列接続してもよい。
図4と図5は、本発明を実機に適用した実施形態を示す図である。この実施形態では、図4に示すようにヒートシンク20に各4枚のペルチェ素子11を配置した冷却ユニットを2つ接続してあり、合計8つのペルチェ素子11のうちの7つを直列に接続し、ペルチェ素子群10を構成している。また吸熱側よりも大きい能力を要求される放熱用ファン15を2台として並列に接続し、吸熱用ファン14は1台としてある。またファン駆動回路12には1つのペルチェ素子11が直列接続されている。また調整抵抗16がこのペルチェ素子11と並列接続されている。なお直流電源部13は、これらのペルチェ素子群10とファン駆動回路12とに同一の直流24Vを印加する。
図5に示すように、ペルチェ式冷却ユニットの筐体30の放熱側には2台の放熱用ファン15が配置され、吸熱側には1台の吸熱用ファン14が配置されている。また筐体30の放熱側には、制御回路基板31と電源回路基板32とが搭載されている。
このようなペルチェ式冷却ユニットは、電子機器収納用キャビネット等に取り付けられて盤内温度の上昇を抑制するために用いられる。
1 ペルチェ素子
2 ペルチェ素子群
3 吸熱用ファン
4 放熱用ファン
5 直流電源部
10 ペルチェ素子群
11 ペルチェ素子
12 ファン駆動回路
13 直流電源部
14 吸熱用ファン
15 放熱用ファン
16 調整抵抗
20 ヒートシンク
30 ペルチェ式冷却ユニットの筐体
31 制御回路基板
32 電源回路基板

Claims (2)

  1. ペルチェ素子とファンとを組み合わせたペルチェ式冷却ユニットであって、複数のペルチェ素子を直列接続したペルチェ素子群と、ファンと直列に少なくとも1つのペルチェ素子を接続し、前記ペルチェ素子群に並列に接続するファン駆動回路と、これらのペルチェ素子群およびファン駆動回路に直流電源を供給する直流電源部と、を備えたことを特徴とするペルチェ式冷却ユニット。
  2. ファン駆動回路は、吸熱用ファンと放熱用ファンとの並列接続回路に、少なくとも1つのペルチェ素子を直列に接続し、さらにこのペルチェ素子と並列に調整抵抗を接続したものであることを特徴とする請求項1記載のペルチェ式冷却ユニット。
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