JP5234435B2 - フリークーリング用の冷熱源装置並びに冷却システム及び冷却方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フリークーリング用の冷熱源装置並びに冷却システム及び冷却方法に係り、例えば、クリーンルームやデータセンタ等の空調に用いる冷熱源装置並びに冷却システム及び冷却方法に関する。
クリーンルームやデータセンタ等の施設では、一年を通じて冷房運転が行われる。このため、これらの設備の冷却システムにおいて、省エネルギーが重要な課題であり、近年ではフリークーリングの利用が提案されている。ここで、フリークーリングとは、消費電力が高い冷凍機を使用せずに、外気との熱交換を利用した冷却塔を冷熱源として空調を行う運転方式をいう。
例えば、特許文献1には、冷凍機を冷熱源とする冷凍機運転と、冷却塔を冷熱源とするフリークーリング運転とを切り替えることができる冷却システムが記載されている。この冷却システムによれば、冷却塔の冷却能力が高い冬季に、冷凍機を使用しないフリークーリング運転を行うことで、エネルギーを大幅に削減することができる。
特開2004−132651号公報
フリークーリング運転では、冷却塔において冷却した冷却水を、冷却水ポンプにより熱交換器に送り、当該熱交換器において、冷却負荷を冷却する冷水と熱交換させるのが一般的である。
ここで、冷却塔出口における冷却水の温度は、外気温度の変化に応じて変動してしまうため、熱交換器において冷水を適度に冷却するには、冷却水ポンプの回転数の制御により、熱交換器に流入する冷却水の流量を調節することで省エネとなる。例えば、外気温度が低く、冷却塔出口における冷却水の温度が過剰に低い場合、冷却水ポンプの回転数を低くして、熱交換器に流入する冷却水の流量を少なくする必要がある。
しかしながら、冷却水ポンプは構造上の理由から運転可能な回転数の下限値が定められているため、冷却水ポンプの回転数のみにより、熱交換器に流入する冷却水の流量を調節することができない場合がある。特に、外気温度が低い場合や、冷却負荷が小さい場合は、冷却水の冷却能力が冷却負荷に対して過剰になりやすく、冷水の適度な冷却を行うことが難しい。したがって、冷却塔による冷水製造において、冷却ポンプの回転数の制御が重要となる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、低外気温度あるいは低冷却負荷の条件下でも、冷水の適度な冷却を行うことができるフリークーリング用の冷熱源装置並びに冷却システム及び冷却方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るフリークーリング用の冷熱源装置は、フリークーリングにより冷却負荷の冷却を行う冷熱源装置であって、外気により冷却水を冷却する冷却塔と、前記冷却塔により冷却された前記冷却水と、前記冷却負荷を冷却する冷水とを熱交換する熱交換器と、前記冷却塔と前記熱交換器とを連結する循環配管と、前記循環配管を通じて、前記冷却塔と前記熱交換器との間で前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記冷却塔を通過した前記冷却水を、前記熱交換器を介さずに前記冷却塔に返送する第1バイパス配管と、前記第1バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第1流量調節手段と、前記熱交換器の出口における前記冷水の温度に基づいて、前記第1流量調節手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
ここで、「冷却負荷を冷却する」は、冷却負荷を冷水で直接冷却する態様だけでなく、別の冷却媒体を介して冷却負荷を間接的に冷却する態様も含む。
上記フリークーリング用の冷熱源装置によれば、熱交換器出口における冷水温度(冷水往温度)に基づいて、第1バイパス配管を介して不要な冷却水を冷却塔に返送することで、熱交換器に流入する冷却水の流量を調節することができる。これにより、冷却水の冷却能力が冷却負荷に対して過剰になりやすい条件下、すなわち低外気温度あるいは低冷却負荷の条件下においても、冷水の適度な冷却を行うことができる。
上記フリークーリング用の冷熱源装置において、前記制御手段は、前記冷却水ポンプの回転数ωが前記冷却水ポンプの下限回転数ωMINであり、前記熱交換器の出口における前記冷水の温度が目標値よりも低い場合に、前記冷却水の少なくとも一部を前記第1バイパス配管に流すように前記第1流量調節手段を制御することが好ましい。
これにより、冷却水ポンプを下限回転数ωMINに設定しても、冷水の温度(冷水往温度)が目標値よりも低くなってしまう場合であっても、第1流量調節手段により熱交換器に流入する冷却水の流量を調節して、冷水の適度な冷却を行うことができる。
本発明の別の態様に係るフリークーリング用の冷熱源装置は、フリークーリングにより冷却負荷の冷却を行う冷熱源装置であって、外気により冷却水を冷却する冷却塔と、前記冷却塔により冷却された前記冷却水と、前記冷却負荷を冷却する冷水とを熱交換する熱交換器と、前記冷却塔と前記熱交換器とを連結する循環配管と、前記循環配管を通じて、前記冷却塔と前記熱交換器との間で前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記冷却塔を通過した前記冷却水を、前記熱交換器を介さずに前記冷却塔に返送する第1バイパス配管と、前記第1バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第1流量調節手段と、前記熱交換器における熱交換量に基づいて、前記第1流量調節手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
上記フリークーリング用の冷熱源装置によれば、熱交換器における熱交換量に基づいて、第1バイパス配管を介して不要な冷却水を冷却塔に返送することで、熱交換器に流入する冷却水の流量を調節することができる。これにより、冷却水の冷却能力が冷却負荷に対して過剰になりやすい条件下、すなわち低外気温度あるいは低冷却負荷の条件下においても、冷水の適度な冷却を行うことができる。
上記フリークーリング用の冷熱源装置において、前記制御手段は、前記熱交換器における前記熱交換量が目標値になる前記冷却水ポンプの回転数ωを算出して、算出された前記回転数ωが前記冷却水ポンプの下限回転数ωMINを下回る場合に、前記冷却水の少なくとも一部を前記第1バイパス配管に流すように前記第1流量調節手段を制御することが好ましい。
これにより、熱交換量の目標値から算出した冷却水ポンプの回転数が下限回転数ωMINよりも低くなってしまう場合であっても、第1流量調節手段により熱交換器に流入する冷却水の流量を調節して、冷水の適度な冷却を行うことができる。
上記二態様に係るフリークーリング用の冷熱源装置において、前記第1流量調節手段は、二方弁又は三方弁であってもよい。中でも、三方弁は、熱交換器に流入する冷却水の流量をゼロまで調節することができる点で好ましい。
上記二態様に係るフリークーリング用の冷熱源装置において、前記熱交換器又は前記第1バイパス配管を通過した前記冷却水を、前記冷却塔を介さずに前記熱交換器又は前記第1バイパス配管に返送する第2バイパス配管と、前記第2バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第2流量調節手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記熱交換器の出口における前記冷水の温度又は前記熱交換器における熱交換量に基づいて、前記第2流量調節手段を制御することが好ましい。
外気温度が特に低い条件や、冷却負荷が特に小さい条件では、冷却塔のファンを停止しても、冷却塔出口における冷却水温度が必要以上に低く、冷却水の冷却能力が冷却負荷に対して過剰になる場合がある。このような場合に、第2バイパス配管及び第2流量調節手段により、冷却塔に流入する冷却水の流量を調節することで、熱交換器に流入する冷却水の温度が過度に低くなることを防止することができる。
本発明に係る冷却システムは、上述のフリークーリング用の冷熱源装置を用いて冷却した前記冷水により、前記冷却負荷を冷却するフリークーリング運転用ラインと、冷凍機を用いて冷却した冷水により、前記冷却負荷を冷却する冷凍機運転用ラインと、外気条件及び前記冷却負荷の少なくとも一方に基づいて、前記フリークーリング運転用ラインと前記冷凍機運転用ラインとを切り換える切換手段とを備えることを特徴とする。
ここで、「冷却負荷を冷却する」は、冷却負荷を冷水で直接冷却する態様だけでなく、別の冷却媒体を介して冷却負荷を間接的に冷却する態様も含む。
本発明の一態様に係る冷却方法は、外気により冷却水を冷却する冷却塔と、前記冷却塔により冷却された前記冷却水と、前記冷却負荷を冷却する冷水とを熱交換する熱交換器と、前記冷却塔と前記熱交換器とを連結する循環配管と、前記循環配管を通じて、前記冷却塔と前記熱交換器との間で前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記冷却塔を通過した前記冷却水を、前記熱交換器を介さずに前記冷却塔に返送する第1バイパス配管と、前記第1バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第1流量調節手段とを備えるフリークーリング用の冷熱源装置を用いる冷却方法であって、前記冷却水ポンプの回転数ωを測定する工程と、前記熱交換器の出口における前記冷水の温度を測定する工程と、測定された前記回転数ωが前記冷却水ポンプの下限回転数ωMINであり、測定された前記冷水の温度が目標値よりも低い場合に、前記冷却水の少なくとも一部を前記第1バイパス配管に流すように前記第1流量調節手段を制御する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の別の態様に係る冷却方法は、外気により冷却水を冷却する冷却塔と、前記冷却塔により冷却された前記冷却水と、前記冷却負荷を冷却する冷水とを熱交換する熱交換器と、前記冷却塔と前記熱交換器とを連結する循環配管と、前記循環配管を通じて、前記冷却塔と前記熱交換器との間で前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記冷却塔を通過した前記冷却水を、前記熱交換器を介さずに前記冷却塔に返送する第1バイパス配管と、前記第1バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第1流量調節手段とを備えるフリークーリング用の冷熱源装置を用いる冷却方法であって、前記熱交換器における熱交換量が目標値になる前記冷却水ポンプの回転数ωを算出する工程と、算出された前記回転数ωが前記冷却水ポンプの下限回転数ωMINを下回る場合に、前記冷却水の少なくとも一部を前記第1バイパス配管に流すように前記第1流量調節手段を制御する工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、熱交換器出口における冷水温度(冷水往温度)又は熱交換器における熱交換量に基づいて、第1バイパス配管を介して不要な冷却水を冷却塔に返送することで、熱交換器に流入する冷却水の流量を調節することができる。これにより、冷却水の冷却能力が冷却負荷に対して過剰になりやすい条件下、すなわち低外気温度あるいは低冷却負荷の条件下においても、冷水の適度な冷却を行うことができる。
フリークーリング用の冷熱源装置の一例を示す構成図である。 フリークーリング用の冷熱源装置の他の例を示す構成図である。 フリークーリング用の冷熱源装置の他の例を示す構成図である。 第1流量調節手段の制御方法の一例を示すフローチャートである。 第1流量調節手段の制御方法の他の例を示すフローチャートである。 第2バイパス配管を備えるフリークーリング用の冷熱源装置の一例を示す構成図である。 フリークーリング用の冷熱源装置を含む冷却システムの一例を示す構成図である。 冷却システムの運転方式の決定に用いるテーブルの一例を示す図である。 冷却システムのフリークーリング運転用ラインの一例を示す構成図である。 第1の変形例に係る冷却システムを示す構成図である。 第2の変形例に係る冷却システムを示す構成図である。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(冷熱源装置)
図1は、フリークーリング用の冷熱源装置の一例を示す構成図である。
フリークーリング用の冷熱源装置40(以下、「冷熱源装置40」と呼ぶ。)は、外気により冷却水を冷却する冷却塔1と、冷却塔1で冷却された冷却水を、冷却負荷を冷却する冷水と熱交換する第1熱交換器11と、冷却塔1と第1熱交換器11とを連結する循環配管31と、冷却水を循環させる冷却水ポンプ2とを含む。
冷却塔1には、冷却水を散水する散水管18と、外気の上昇気流を塔内に形成するためのファン10とが設けられている。これにより、散水管18から散水された冷却水を、外気との接触により、冷却することができる。
第1熱交換器11は、冷却塔1を通過した冷却水を用いて、クリーンルーム等の冷却負荷側に循環させる冷水を冷却する熱交換器であり、プレート式、スパイラル式や、多管円筒式等の公知の熱交換器を使用することができる。なお、第1熱交換器11において冷却された冷水は、冷水ポンプ4の動力により、冷水配管32を介して、冷却負荷側に送られる。
また、冷熱源装置40を含む冷却システムの各部を制御する制御装置50が、ネットワーク55を介して、インバータ70、71及び72と、冷却水往温度センサ21及び冷水往温度センサ22とに接続されている。必要に応じて冷水還温度センサ27、及び流量計29が設けられる。制御装置50が、ネットワーク55を介して、冷水還温度センサ27に接続される。
制御装置50は、ネットワーク55を介して、冷却水往温度センサ21及び冷水往温度センサ22の測定結果を取得し、当該測定結果に基づいて、インバータ70、71及び72の周波数(インバータ周波数)を調節することで、ファン10、冷却水ポンプ2及び冷水ポンプ4の制御を行う。
例えば、シミュレータ51による演算結果に基づいて、冷却水往温度及び冷水往温度の目標値を算出し、冷却水往温度センサ21及び冷水往温度センサ22の測定結果が上記目標値に近づくように、インバータ70、71及び72の周波数を調節してもよい。この場合、シミュレータ51により、冷却システム全体の消費電力を算出し、この消費電力が最小になるような冷却水往温度及び冷水往温度の組み合わせを求め、当該組み合わせに基づいて、インバータ70、71及び72の周波数を調節することが好ましい。なお、シミュレータ51による演算については、後で詳細に説明する。
ところで、外気温度が低い場合、冷却塔1の冷却水出口1aにおける冷却水の温度(冷却水往温度)が必要以上に低下して、第1熱交換器11の冷水出口11aにおける冷水の温度(冷水往温度)が目標値を下回る傾向がある。この場合、通常は、制御装置50により、冷却水ポンプ2の回転数を少なくして、第1熱交換器11に流入する冷却水の流量を減らすことで、冷水往温度を目標値に近づけることができる。しかし、冷却水ポンプ2には、運転可能な回転数の下限値が定められているため、外気温度が著しく低い場合、冷却水ポンプ2の回転数調節だけでは冷水の適度な冷却を行うことができない。また、冷却負荷が小さい場合も、冷却水の冷却能力が冷却負荷に対して過剰である点で低外気温度の場合と同様であり、冷却水ポンプ2の回転数調節だけでは冷水を適度に冷却することができないという問題がある。
そこで、本実施形態では、冷却塔1を通過した冷却水を、第1熱交換器11を介さずに冷却塔1に返送する第1バイパス配管34と、第1バイパス配管34を流れる冷却水の流量を調節する第1流量調節手段83とを設けている。これにより、第1バイパス配管34を介して、不要な冷却水を冷却塔1に返送することで、第1熱交換器11に流入する冷却水の流量を調節することができる。したがって、冷却水の冷却能力が冷却負荷に対して過剰になりやすい条件下、すなわち低外気温度あるいは低冷却負荷の条件下においても、冷水の適度な冷却を行うことができる。
第1流量調節手段83は、第1バイパス配管34を流れる冷却水の水量を調節可能な構成であれば特に限定されず、例えば、図1に示すように第1バイパス配管34に配置される二方弁であってもよいし、図2に示すように第1バイパス配管34と循環配管31との合流点に配置される三方弁であってもよい。中でも、三方弁は、第1熱交換器11に流入する冷却水の流量をゼロまで調節することができる点で好ましい。なお、図3に示すように、第1流量調節手段83として、第1バイパス配管34及び循環配管31に二方弁を一つずつ配置することで、三方弁と同様に、第1熱交換器11に流入する冷却水の流量をゼロまで調節することができる。
また、第1流量調節手段83の制御は、第1熱交換器11の冷水出口11aにおける冷水の温度(冷水往温度)及び第1熱交換器11の熱交換量の少なくとも一方に基づいて行われる。
第1流量調節手段83の制御方法の具体例について説明する。図4は、冷水往温度に基づいて第1バイパス配管34の冷却水循環を開始する場合の制御方法の一例を示すフローチャートである。また図5は、第1熱交換器11の熱交換量に基づいて第1バイパス配管34の冷却水循環を開始する場合の制御方法の一例を示すフローチャートである。
冷水往温度に基づいて第1バイパス配管34の冷却水循環を開始する場合(図4参照)、まず、シミュレータ51の演算結果に基づいて、第1熱交換器11の冷水出口11aにおける冷水の温度の目標値(冷水往温度目標値τ)を算出する(ステップS1)。例えば、シミュレータ51により冷却システム全体の消費電力を算出し、この消費電力が最小となるような冷水往温度を求めて、目標値τとしてもよい。この後、冷水往温度センサ22により、第1熱交換器11の冷水出口11aにおける冷水の温度(冷水往温度T)を測定する(ステップS2)。
次に、測定された冷水往温度Tと冷水往温度目標値τとを比較し(ステップS3)、冷水往温度Tが冷水往温度目標値τよりも低い場合には、ステップS4に移行する。一方、冷水往温度Tが冷水往温度目標値τ以上である場合には、冷却水ポンプ2の回転数ωが大きくなるようにインバータ71のインバータ周波数を変更する(ステップS5)。
ステップS4では、冷却水ポンプ2の回転数ωと、冷却水ポンプ2の下限回転数ωMINとを比較する。その結果、回転数ωが下限回転数ωMINである場合には、少なくとも一部の冷却水を第1バイパス配管34に流す制御を開始し(ステップS6)、ステップ7に移行する。一方、ステップS4において、回転数ωが下限回転数ωMINではない場合(すなわち、ω>ωMINの場合)には、冷却水ポンプ2の回転数ωが小さくなるようにインバータ71のインバータ周波数を変更する(ステップS8)。
ステップS7では、冷水往温度センサ22により、第1熱交換器11の冷水出口11aにおける冷水の温度(冷水往温度T)を再び測定する。そして、測定された冷水往温度Tと冷水往温度目標値τとを比較し(ステップS9)、冷水往温度Tが冷水往温度目標値τよりも低い場合には、第1バイパス配管34の冷却水流量が増えるように第1流量調節手段83を制御し(ステップS10)、ステップS7に戻る。一方、ステップS9において、冷水往温度Tが冷水往温度目標値τ以上である場合には、第1バイパス配管34の冷却水流量が減るように第1流量調節手段83を制御し(ステップS11)、ステップS7に戻る。
また、第1熱交換器11の熱交換量に基づいて第1バイパス配管34の冷却水循環を開始する場合(図5参照)、まず、シミュレータ51の演算結果に基づいて、第1熱交換器11の熱交換量の目標値を算出する(ステップS21)。例えば、シミュレータ51の演算結果に基づいて、冷却システム全体の消費電力が最小となるような第1熱交換器11の熱交換量を算出してもよい。そして、算出された熱交換量に基づいて、冷却水ポンプ2の回転数ωを算出する(ステップS22)。熱交換量の算出は、例えば、図10において、熱交換器11が多数設置される場合に行なわれる。熱交換量は、図1に示す冷水往温度センサ22、冷水還温度センサ27及び流量計29によって測定される熱交換器出口温度、熱交換器入口温度及び流量から算出される。
次に、算出された冷却水ポンプ2の回転数ωと、冷却水ポンプ2の下限回転数ωMINとを比較し(ステップS23)、回転数ωが下限回転数ωMINよりも小さい場合には、少なくとも一部の冷却水を第1バイパス配管34に流す制御を開始して(ステップS24)、ステップS26に移行する。一方、ステップS23において、回転数ωが下限回転数ωMIN以上である場合には、冷却水ポンプ2の回転数がωになるようにインバータ71のインバータ周波数を設定する(ステップS25)。
ステップS26では、シミュレータ51の演算結果に基づいて、第1熱交換器11の冷水出口11aにおける冷水の温度の目標値(冷水往温度目標値τ)を算出する。例えば、シミュレータ51により冷却システム全体の消費電力を算出し、この消費電力が最小となるような冷水往温度を求めて、目標値τとしてもよい。
この後、冷水往温度センサ22により、第1熱交換器11の冷水出口11aにおける冷水の温度(冷水往温度T)を測定する(ステップS27)。そして、測定された冷水往温度Tと冷水往温度目標値τとを比較し(ステップS28)、冷水往温度Tが冷水往温度目標値τよりも低い場合には、第1バイパス配管34の冷却水流量が増えるように第1流量調節手段83を制御し(ステップS29)、ステップS27に戻る。一方、ステップS28において、冷水往温度Tが冷水往温度目標値τ以上である場合には、第1バイパス配管34の冷却水流量が減るように第1流量調節手段83を制御し(ステップS30)、ステップS27に戻る。
上述のように、本実施形態に係る冷熱源装置40によれば、第1バイパス配管34を介して、不要な冷却水を冷却塔1に返送することで、第1熱交換器11に流入する冷却水の流量を調節することができる。したがって、冷却水の冷却能力が冷却負荷に対して過剰になりやすい条件下、すなわち低外気温度あるいは低冷却負荷の条件下においても、冷水の適度な冷却を行うことができる。
以上、本発明の実施形態に係る冷却システムおよび冷却方法について説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはいうまでもない。
例えば、上述の実施形態では、第1熱交換器11をバイパスする第1バイパス配管34を備える冷熱源装置の例について説明したが、第1バイパス配管34に加えて、冷却塔1をバイパスする第2バイパス配管35を設けてもよい。
図6は、第2バイパス配管35を備える冷熱源装置の一例を示す構成図である。なお図6において、上述の冷熱源装置40と共通する構成要素には同一の符号を付しており、ここではその説明を省略する。
冷熱源装置42は、第1熱交換器11又は第1バイパス配管34を通過した冷却水を、冷却塔1を介さずに第1熱交換器11又は第1バイパス配管34に返送する第2バイパス配管35と、第2バイパス配管35の冷却水流量を調節する第2流量調節手段84とを備える。また、第2流量調節手段84は、ネットワーク55を介して制御装置50と接続され、制御装置50の指示に従って、第2バイパス配管35の冷却水流量を調節する。例えば、図4及び5に示した第1流量調節手段83の制御方法と同様に、第1熱交換器11の冷水出口11aにおける冷水の温度(冷水往温度)及び第1熱交換器11の熱交換量の少なくとも一方に基づいて、第2流量調節手段84を制御することができる。
外気温度が特に低い条件や、冷却負荷が特に小さい条件では、冷却塔1のファン10を停止しても、冷却塔1の出口における冷却水温度が必要以上に低く、冷却水の冷却能力が冷却負荷に対して過剰になる場合がある。このような場合に、上記構成の冷熱源装置42を用いれば、第2バイパス配管35及び第2流量調節手段84により、冷却塔1に流入する冷却水の流量を調節して、第1熱交換器11に流入する冷却水の温度が過度に低くなることを防止することができる。
なお、図6には、第2流量調節手段84の一例として、第2バイパス配管35に設けられた二方弁を示したが、第2流量調節手段84は、第2バイパス配管35の冷却水流量を調節可能な構成であれば、この例に限定されない。例えば、第2流量調節手段84として、第2バイパス配管35と循環配管31との合流点に配置される三方弁を用いてもよいし、第2バイパス配管35及び循環配管31に一つずつ配置される2個の二方弁であってもよい。
(冷却システム)
次に、上述のフリークーリング用の冷熱源装置を含む冷却システムについて説明する。なお、以下では、冷却システムが上述の冷熱源装置40を備える例について説明するが、冷熱源装置40の代わりに冷熱源装置42を設けてもよいことはいうまでもない。
図7は、フリークーリング用の冷熱源装置を含む冷却システムの一例を示す構成図である。冷却システム100は、冷熱源装置40を用いて冷却した冷水により、生産装置の発熱や照明等の発熱を冷却する熱交換器(冷却負荷)6を冷却するフリークーリング運転用ラインAと、冷凍機91を用いて冷却した冷水により、熱交換器6を冷却する冷凍機運転用ラインBと、冷却システム100の各部を制御する制御装置50とを含む。なお、図は1系統を示しているが複数系統でもよい。
フリークーリング運転用ラインAと冷凍機運転用ラインBとは、制御装置50により第1バルブ81及び第2バルブ82の開閉状態を制御することにより、互いに切り換えることができる。
例えば、外気湿球温度が低い冬期には、第1バルブ81を閉状態、第2バルブ82を開状態として、フリークーリング運転用ラインAによる冷却を行う。すなわち、冷熱源装置40の冷却塔1にて冷却された冷却水を、冷却水ポンプ2により、冷却塔1と第1熱交換器11との間で循環させるとともに、フリークーリング利用時用の冷水ポンプ4により、第1熱交換器11と第2熱交換器12との間で冷水を循環させる。また、熱交換器冷却水ポンプ5により、第2熱交換器12と熱交換器6との間で、熱交換器冷却水を循環させる。これにより、第1熱交換器11、第2熱交換器12および熱交換器6を介して冷熱源装置40と間接的に連結されたクリーンルーム60内の空気が冷却される。また、クリーンルーム60を生産装置と考えて、熱交換器6で冷却してもよい。
一方、外気湿球温度が高い夏期には、第1バルブ81を開状態、第2バルブ82を閉状態として、冷凍機運転用ラインBによる冷却を行う。すなわち、冷凍機91にて冷却された冷水を、冷凍機運転時用の冷水ポンプ94により、冷凍機91と第2熱交換器12との間で循環させる。また、ドライコイル冷却水ポンプ5により、第2熱交換器12と熱交換器6との間で、ドライコイル冷却水を循環させる。これにより、第2熱交換器12および熱交換器6を介して冷凍機91と間接的に連結されたクリーンルーム60内の空気が冷却される。なお、冷凍機運転時は、冷凍機運転時用の冷却水ポンプ92により、冷凍機運転用ラインBの冷却塔1と冷凍機91の凝縮器との間で冷却水が循環される。
なお、中間期には、第1バルブ81及び第2バルブ82の両方を開状態として、フリークーリング運転用ラインAと冷凍機運転用ラインBとを併用してもよい。
フリークーリング運転用ラインAと冷凍機運転用ラインBとの切り換えは、外気条件及び冷却負荷の少なくとも一方に基づいて行われることが好ましい。例えば、制御装置50が、フリークーリング運転用ラインA及び冷凍機運転用ラインBについて、現在の外気条件(例えば、外気湿球温度や外気比エンタルピー)及び冷却負荷における全消費電力をシミュレータ51により算出して、全消費電力が小さい方の運転方式を選択することができる。あるいは、シミュレータ51の演算を種々の外気条件及び冷却負荷について予め行って、全消費電力が小さい運転方式をテーブル(図8参照)として不図示の記憶手段に記憶しておき、当該テーブルに基づいて運転方式を選択してもよい。
次に、フリークーリング運転用ラインAを例にとって、シミュレータ51による演算について説明する。図9は、冷却システム100のフリークーリング運転用ラインAの一例を示す構成図である。なお図9では、冷凍機運転用ラインBを省略して、フリークーリング運転用ラインAのみを図示している。
既に説明したように、冷却塔1は、外気を吸気する冷却塔ファン10を有し、外気湿球温度が低い期間に低温の外気を利用して、冷却水を冷却する。第1熱交換器11は、冷却塔1で冷却された冷却水と冷水とを熱交換して、冷水を冷却する。第2熱交換器12は、第1熱交換器11で冷却された冷水と熱交換器冷却水とを熱交換して、熱交換器冷却水を冷却する。熱交換器6は、第2熱交換器12で冷却された熱交換器冷却水と空気とを熱交換して空気を冷却し、その低温の空気をクリーンルーム60に送る。クリーンルーム60内の空気は、空気循環用ファン7によって熱交換器6へ戻される。
冷却水ポンプ2は、循環配管31に配設され、冷却塔1と第1熱交換器11との間で冷却水を循環させる。冷水ポンプ4は、冷水配管32に配設され、第1熱交換器11と第2熱交換器12との間で冷水を循環させる。熱交換器冷却水ポンプ5は、熱交換器冷却配管33に配設され、第1熱交換器11と熱交換器6との間で熱交換器冷却水を循環させる。
外気温湿度センサ20は、外気の湿球温度と乾球温度(あるいは外気の温度と湿度)を計測する。冷却水往温度センサ23は、第2熱交換器12の熱交換器冷却水出口12aでの熱交換器冷却水の温度を計測する。室内温度センサ24は、クリーンルーム60内の温度(以下「室内温度」という)を計測する。冷却水還温度センサ25は、第2熱交換器12の熱交換器冷却水入口12bでの熱交換器冷却水の温度を計測する。冷却水流量センサ26は、熱交換器冷却配管33での熱交換器冷却水の流量を計測する。
なお、冷水往ヘッダ8と冷水還ヘッダ9は、図7の冷凍機91と、所定の配管を通して接続されている。
冷却塔ファン10、冷却水ポンプ2、冷水ポンプ4、熱交換器冷却水ポンプ5には、それぞれインバータ70、71、72、73が接続されており、インバータ周波数によりポンプ回転数を調節できる構成になっている。なお、インバータ70、71、72、73のインバータ周波数の設定は、制御装置50の制御値設定部53によって行われる。
制御装置50は、シミュレータ51、最適値取得部52、制御値設定部53および記憶部54を含んで構成されている。制御装置50は、具体的には、CPU(Central Processing Unit)およびメモリを含んで構成されている。
制御装置50は、冷却システムを構成する制御対象機器(70〜73、81、82)およびセンサ(20〜26)と、ネットワーク55を通して接続されている。制御装置50の制御値設定部53は、ネットワーク55を通して、センサ20〜26の計測値と、制御対象機器(70〜73、81、82)の運転状態とを読み込み、その制御対象機器に制御値を送る。
ところで、第2熱交換器12の熱交換器冷却水出口12aでの熱交換器冷却水温度、および、熱交換器6の空気出口6aでの空気温度は、一定の設定値である。その一方で、冷却塔1の冷却水出口1aでの冷却水温度(冷却水往温度センサ21で計測)、および、第1熱交換器11の冷水出口11aでの冷水温度(冷水往温度センサ22で計測)は、ある範囲内で変化させても、熱交換器6の空気出口6aでの空気温度と第2熱交換器12の熱交換器冷却水出口12aでの熱交換器冷却水の温度とを、一定の設定値に制御できる。つまり、外気状態(例えば、外気の温度と湿度、または、外気の乾球温度と湿球温度、または、外気の湿球温度)などの環境条件に応じてクリーンルーム60内の室内温度が目標値となるように制御する際に、選択可能な冷却水温度と冷水温度との組み合わせは、複数存在する。シミュレータ51は、これら複数の冷却水温度及び冷水温度の組み合わせについて、冷却システム全体の消費電力を計算して、消費電力が最も小さい組み合わせを求める。
シミュレータ51による冷却システム全体の消費電力の計算は、例えば、次の(計算1)〜(計算7)の順で行われる。
(計算1)熱交換器冷却水ポンプ5に係る計算:熱交換器冷却水流量センサ26により計測された熱交換器冷却水流量を入力として、熱交換器冷却水ポンプ5のインバータ73の周波数と、熱交換器冷却水ポンプ5の消費電力とを計算する。
(計算2)第2熱交換器12に係る計算:第2熱交換器12の熱交換器冷却水出口12aでの熱交換器冷却水温度(熱交換器冷却水往温度)と、計測した第2熱交換器12の熱交換器冷却水入口12bでの熱交換器冷却水温度(熱交換器冷却水還温度)および熱交換器冷却水流量と、第1熱交換器11の冷水出口11aでの冷水温度(冷水往温度)とを入力として、第1熱交換器11の冷水入口11bでの冷水還温度と、冷水配管32の冷水流量とを計算する。
(計算3)冷水ポンプ4に係る計算:計算2で求めた冷水流量を入力として、冷水ポンプ4のインバータ72の周波数と、冷水ポンプ4の消費電力とを計算する。
(計算4)第1熱交換器11に係る計算:冷水温度(冷水往温度)と、計算2で求めた冷水還温度および冷水流量と、冷却塔1の冷却水出口1aでの冷却水温度(冷却水往温度)とを入力として、冷却塔1の冷却水入口1bでの冷却水還温度と、循環配管31の冷却水流量とを計算する。
(計算5)冷却水ポンプ2に係る計算:計算4で求めた冷却水流量を入力として、冷却水ポンプ2のインバータ71の周波数と、冷却水ポンプ2の消費電力とを計算する。
(計算6)冷却塔1に係る計算:冷却塔1の冷却水出口1aでの冷却水温度(冷却水往温度)と、計算4で求めた冷却水還温度および冷却水流量と、外気状態(例えば外気湿球温度)とを入力として、冷却塔ファン10により冷却塔1に導入される空気流量と、冷却塔ファン10のインバータ70の周波数と、冷却塔ファン10の消費電力とを計算する。
(計算7)計算1で求めた熱交換器冷却水ポンプ5の消費電力と、計算3で求めた冷水ポンプ4の消費電力と、計算5で求めた冷却水ポンプ2の消費電力と、計算6で求めた冷却塔ファン10の消費電力とを合計し、消費電力合計値を求める。
ポンプ(熱交換器冷却水ポンプ5、冷水ポンプ4、冷却水ポンプ2)に係る計算1、計算3および計算5において、流量、圧力、消費電力は、インバータ周波数のそれぞれ、1乗、2乗、3乗に比例するものとし、さらに配管31、32、33の抵抗特性とポンプ2、4、5の特性を用いて前述の計算を行う。熱交換器11、12に係る計算2および計算4は、伝熱の方程式とエネルギー保存の方程式とを連立して行う。冷却塔1に係る計算6は、エンタルピー基準総括熱伝達率を用いた伝熱の方程式とエネルギー保存の方程式とを連立して行う。なお、計算1〜計算7の個々の計算方法の詳細については、周知の技術を用いればよいので、ここではその説明を省略する。
なお、上記シミュレーション(計算1〜計算7)では、外気状態、熱交換器冷却水往温度、熱交換器冷却水還温度、熱交換器冷却水流量、冷却水往温度、および、冷水往温度を入力値として、消費電力合計値およびインバータ70〜73の周波数(インバータ周波数)を求めている。これらの入力値のうちで、熱交換器冷却水往温度は、予め設定した一定の設定値を用いる。この場合、シミュレータ51の入力値のうちで、変数は、外気状態、熱交換器冷却水還温度、熱交換器冷却水流量、冷却水往温度、および、冷水往温度の5つとなる。これらの変数のうちシミュレータ51で選択可能な独立変数は、冷却水往温度および冷水往温度の2つである。環境条件に従属する選択不可な従属変数は、外気状態、熱交換器冷却水還温度および熱交換器冷却水流量の3つである。
また、前述のシミュレーション(計算1〜計算7)は、外気状態、熱交換器冷却水還温度、熱交換器冷却水の冷却に対する冷却負荷、冷却水往温度、および、冷水往温度、を入力値として、消費電力合計値およびインバータ周波数を求めてもよい。
制御装置50の最適値取得部52は、外気状態などの環境条件をシミュレータ51に入力した条件で、独立変数である冷却水往温度および冷水往温度の組み合わせを運転範囲内で変化させてシミュレータ51に入力し、シミュレーション(計算1〜計算7)を行わせる。ここで、独立変数(冷却水往温度および冷水往温度)を変更するごとに、シミュレータ51にシミュレーションを行わせて、消費電力合計値およびインバータ周波数を繰り返し計算する。室内温度が一定の場合には、独立変数を変化させてシミュレーションを繰り返す際に、計算1を省略できる。そして、冷却システム全体の消費電力合計値が最小となる冷却水往温度および冷水往温度の組み合わせ(またはインバータ周波数の組み合わせ)を、最適値として選択し、記憶部54に格納する。
記憶部54に格納された冷却水温度および冷水温度の最適値の組み合わせは、制御値設定部53により冷却システム100(図7参照)に設定される。例えば、冷却塔ファン10、冷却水ポンプ2にそれぞれ対応するインバータ70、71の周波数を制御することにより、冷却水温度および冷水温度を最適値に設定する。
冷却水温度および冷水温度の最適値を設定する場合の制御例を説明する。第1に、冷却水往温度センサ21で計測される冷却水温度が最適値よりも高い場合には、冷却塔ファン10のインバータ70の周波数を上げて冷却塔ファン10の回転数を上げる一方で、冷却水往温度センサ21で計測される冷却水温度が最適値よりも低い場合には、冷却塔ファン10のインバータ70の周波数を下げて冷却塔ファン10の回転数を下げる。これにより、冷却水往温度センサ21で計測される冷却水温度を最適値に設定する。第2に、冷水往温度センサ22で計測される冷水温度が最適値よりも高い場合には、冷却水ポンプ2のインバータ71の周波数を上げて冷却水ポンプ2の回転数を上げる一方で、冷水往温度センサ22で計測される冷水温度が最適値よりも低い場合には、冷却水ポンプ2のインバータ71の周波数を下げて冷却水ポンプ2の回転数を下げる。これにより、冷水往温度センサ22で計測される冷水温度を最適値に設定する。
なお、ここでは、冷水温度および冷却水温度の最適値の組み合わせを求めて設定する場合を例に説明したが、冷却塔ファン10のインバータ70の周波数および冷却水ポンプ2のインバータ71の周波数の最適値の組み合わせを求めて、実際の冷却システムに設定するようにしてもよい。
また、シミュレータ51の上記演算により、環境条件(例えば、外気状態とドライコイル冷却水還温度と冷却負荷の組み合わせ)と、冷却水温度及び冷水温度の最適値の組み合わせとの対応関係を示すテーブル情報を、予め記憶部54に記憶しておいてもよい。この場合、最適値取得部52は、環境条件に基づいて、記憶部54内の上記テーブル情報から、冷却水温度及び冷水温度の最適値の組み合わせを取得する。これにより、制御装置50の計算負荷を削減することができる。
(冷却システムの変形例)
次に、上述の冷却システム100の変形例について説明する。図10は、第1の変形例に係る冷却システムを示す構成図であり、図11は、第2の変形例に係る冷却システムを示す構成図である。なお図10及び11では、冷凍機運転用ラインを省略して、フリークーリング運転用ラインのみを図示している。また図10及び11において、図9に示すフリークーリング運転用ラインと共通する構成要素は同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。
図10の冷却システム110は、主に、第2熱交換器12と製造装置96とを開放系の冷水回路で接続した点で、冷却システム100(図9参照)と異なる。すなわち、製造装置96と製造装置冷却水用のポンプ98との間に配設された水槽44内の冷却水を、ポンプ98により、第2熱交換器12と製造装置96との間で循環させる。
また、冷却配管93の還側(製造装置96と水槽44との間)に、開放端を有する開放管37が設けられており、開放管37と水槽44との落差を利用して、製造装置96を通過した後の冷却水が自然落下するような構成になっている。
なお、冷却配管93の熱負荷は、第2熱交換器12の入口12bにおける冷却水の温度と、第2熱交換器12の出口12aにおける冷却水の温度と、冷却配管93を流れる冷却水の流量とに基づいて算出される。
また、上述の開放系の冷水回路を用いる場合、水槽44内の水温が変動しやすいため、水槽44から汲み取られた冷却水が第2熱交換器12において温調された後に製造装置96に流入する構成が好ましい。
図11の冷却システム120は、第2熱交換器12と製造装置96とを開放系の冷水回路で接続するとともに、冷凍機により冷却された冷水との熱交換を行う第3熱交換器を設けた点で、冷却システム100(図9参照)と異なる。
すなわち、冷却配管93に配設された水槽44内の冷却水を、製造装置冷却水用のポンプ98により、第2熱交換器12と製造装置96との間で循環させる。さらに、水槽44と製造装置96との間に第3熱交換器13を設けて、不図示の冷凍機(冷凍機91であってもよい)により冷却された冷水が流れる冷水配管36と第3熱交換器13とを接続している。第3熱交換器13により、水槽44内の水温に変動があっても、熱交換器13の出口における冷却水の温度を一定に維持することができる。なお、熱交換器13の出口における冷却水の温度は、冷水配管36を流れる冷水の温度及び流量により調節することができる。また、冷水配管36にはバルブ85が設けられており、第3熱交換器13による熱交換が必要ない場合に、制御装置50の指示によりバルブ85が閉状態になる構成になっている。なお、第3熱交換器13は、ブリードイン方式であってもよい。
また、冷却配管93の還側(製造装置96と第2熱交換器12との間)に、開放端を有する開放管37が設けられており、開放管37と水槽44との落差を利用して、製造装置96を通過した後の冷却水が自然落下するような構成になっている。これにより、冷却配管93の往側に配設したポンプ98の揚程を削減することができる。特に、製造装置96が著しく高所にある場合、水槽44と開放管37との間に十分な高低差があるため、圧力損失が大きい第2熱交換器12に冷却水を送ることが容易になる。
また、図11に示す冷却配管93、水槽44、第3熱交換器13及び冷水配管36のような既存の冷却システムに冷熱源装置40、冷水配管32及び第2熱交換器12を追加するだけで構築することができるため、フリークーリング運転用ラインの導入コストを削減することができる。
1…冷却塔、2…冷却水ポンプ、4…冷水ポンプ、5…熱交換器冷却水ポンプ、6…熱交換器、10…冷却塔ファン、11…第1熱交換器、12…第2熱交換器、13…第3熱交換器、20…外気温湿度センサ(外気状態センサ)、21…冷却水往温度センサ、22…冷水往温度センサ、23…冷却水往温度センサ、24…室内温度センサ、25…冷却水還温度センサ、26…冷却水流量センサ、31…循環配管、32…冷水配管、33…ドライコイル冷却水配管、34…第1バイパス配管、35…第2バイパス配管、40、42…冷熱源装置、44…水槽、50…制御装置、51…シミュレータ、52…最適値取得部、53…制御値設定部、54…記憶部、55…ネットワーク、60…クリーンルーム、70,71,72、73…インバータ、81…第1バルブ、82…第2バルブ、83…第1流量調節手段、84…第2流量調節手段、100、110、120…冷却システム

Claims (10)

  1. フリークーリングにより冷却負荷の冷却を行う冷熱源装置であって、
    外気により冷却水を冷却する冷却塔と、
    前記冷却塔により冷却された前記冷却水と、前記冷却負荷を冷却する冷水とを熱交換する熱交換器と、
    前記冷却塔と前記熱交換器とを連結する循環配管と、
    前記循環配管を通じて、前記冷却塔と前記熱交換器との間で前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、
    前記冷却塔を通過した前記冷却水を、前記熱交換器を介さずに前記冷却塔に返送する第1バイパス配管と、
    前記第1バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第1流量調節手段と、
    前記熱交換器の出口における前記冷水の温度に基づいて、前記第1流量調節手段を制御する制御手段と、を備えるフリークーリング用の冷熱源装置。
  2. 前記制御手段は、前記冷却水ポンプの回転数ωが前記冷却水ポンプの下限回転数ωMINであり、前記熱交換器の出口における前記冷水の温度が目標値よりも低い場合に、前記冷却水の少なくとも一部を前記第1バイパス配管に流すように前記第1流量調節手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のフリークーリング用の冷熱源装置。
  3. フリークーリングにより冷却負荷の冷却を行う冷熱源装置であって、
    外気により冷却水を冷却する冷却塔と、
    前記冷却塔により冷却された前記冷却水と、前記冷却負荷を冷却する冷水とを熱交換する熱交換器と、
    前記冷却塔と前記熱交換器とを連結する循環配管と、
    前記循環配管を通じて、前記冷却塔と前記熱交換器との間で前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、
    前記冷却塔を通過した前記冷却水を、前記熱交換器を介さずに前記冷却塔に返送する第1バイパス配管と、
    前記第1バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第1流量調節手段と、
    前記熱交換器における熱交換量に基づいて、前記第1流量調節手段を制御する制御手段と、を備えるフリークーリング用の冷熱源装置。
  4. 前記制御手段は、前記熱交換器における前記熱交換量が目標値になる前記冷却水ポンプの回転数ωを算出して、算出された前記回転数ωが前記冷却水ポンプの下限回転数ωMINを下回る場合に、前記冷却水の少なくとも一部を前記第1バイパス配管に流すように前記第1流量調節手段を制御することを特徴とする請求項3に記載のフリークーリング用の冷熱源装置。
  5. 前記第1流量調節手段が、前記第1バイパス配管に設けられた二方弁であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のフリークーリング用の冷熱源装置。
  6. 前記第1流量調節手段が、前記第1バイパス配管と前記循環配管との合流点に設けられた三方弁であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のフリークーリング用の冷熱源装置。
  7. 前記熱交換器又は前記第1バイパス配管を通過した前記冷却水を、前記冷却塔を介さずに前記熱交換器又は前記第1バイパス配管に返送する第2バイパス配管と、
    前記第2バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第2流量調節手段とをさらに備え、
    前記制御手段は、前記熱交換器の出口における前記冷水の温度又は前記熱交換器における熱交換量に基づいて、前記第2流量調節手段を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のフリークーリング用の冷熱源装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のフリークーリング用の冷熱源装置を用いて冷却した前記冷水により、前記冷却負荷を冷却するフリークーリング運転用ラインと、
    冷凍機を用いて冷却した冷水により、前記冷却負荷を冷却する冷凍機運転用ラインと、
    外気条件及び前記冷却負荷の少なくとも一方に基づいて、前記フリークーリング運転用ラインと前記冷凍機運転用ラインとを切り換える切換手段と、を備える冷却システム。
  9. 外気により冷却水を冷却する冷却塔と、前記冷却塔により冷却された前記冷却水と、前記冷却負荷を冷却する冷水とを熱交換する熱交換器と、前記冷却塔と前記熱交換器とを連結する循環配管と、前記循環配管を通じて、前記冷却塔と前記熱交換器との間で前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記冷却塔を通過した前記冷却水を、前記熱交換器を介さずに前記冷却塔に返送する第1バイパス配管と、前記第1バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第1流量調節手段とを備えるフリークーリング用の冷熱源装置を用いる冷却方法であって、
    前記冷却水ポンプの回転数ωを測定する工程と、
    前記熱交換器の出口における前記冷水の温度を測定する工程と、
    測定された前記回転数ωが前記冷却水ポンプの下限回転数ωMINであり、測定された前記冷水の温度が目標値よりも低い場合に、前記冷却水の少なくとも一部を前記第1バイパス配管に流すように前記第1流量調節手段を制御する工程と、を備える冷却方法。
  10. 外気により冷却水を冷却する冷却塔と、前記冷却塔により冷却された前記冷却水と、前記冷却負荷を冷却する冷水とを熱交換する熱交換器と、前記冷却塔と前記熱交換器とを連結する循環配管と、前記循環配管を通じて、前記冷却塔と前記熱交換器との間で前記冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記冷却塔を通過した前記冷却水を、前記熱交換器を介さずに前記冷却塔に返送する第1バイパス配管と、前記第1バイパス配管を流れる前記冷却水の流量を調節する第1流量調節手段とを備えるフリークーリング用の冷熱源装置を用いる冷却方法であって、
    前記熱交換器における熱交換量が目標値になる前記冷却水ポンプの回転数ωを算出する工程と、
    算出された前記回転数ωが前記冷却水ポンプの下限回転数ωMINを下回る場合に、前記冷却水の少なくとも一部を前記第1バイパス配管に流すように前記第1流量調節手段を制御する工程と、を備える冷却方法。
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