JP5200497B2 - 冷水供給方法、冷水供給装置、及び冷水供給装置の制御方法 - Google Patents
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Description
まず、流量2700m3/hの冷水を得るために、1号機〜3号機の冷凍機にそれぞれ流量900m3/hの冷水を均等分配する。そして、従来は、冷水負荷に供給する冷水の温度7℃と同じ温度に冷水を冷却するように各冷凍機を制御していた。この場合、冷却されていない冷水の温度10.5℃と目標温度7℃との差と目標流量2700m3/hの積で表される総冷却熱量は2700×(10.5−7)=9450Mcalである。また、各冷凍機の冷却前後の冷水の温度差と冷水の流量の積で表される冷却熱量は、それぞれ3150Mcalである。
まず、流量2150m3/hの冷水を得るために、1号機〜3号機にそれぞれ流量717m3/hの冷水を均等分配する。そして、各冷凍機は、冷水負荷に供給する冷水の温度7℃と同じ温度に冷水を冷却する。この場合、総冷却熱量は2150×(9.5−7)=5250Mcalであり、各冷凍機の冷却熱量はそれぞれ1750Mcalである。
まず、流量2200m3/hの冷水を得るために、1号機に流量1000m3/hの冷水を供給し、2,3号機の冷凍機にそれぞれ流量600m3/hの冷水を供給する。そして、各冷凍機は、冷水負荷に供給する冷水の温度7℃と同じ温度に冷水を冷却する。この場合、総冷却熱量は2200×(10−7)=6600Mcalであり、1号機の冷却熱量は3000Mcal、2,3号機の冷却熱量はそれぞれ1800Mcalである。
図1は、この発明の実施の形態1における冷水供給装置のシステム構成図である。
図4は、この発明の実施の形態2における冷水供給装置のシステム構成図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
以下、実施の形態3における冷水供給装置について説明する。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
2 冷水槽
2a 高温槽
2b 低温槽
3a、3b 冷凍機用ポンプ
3c 冷凍機用ポンプ(バイパス用ポンプ)
4a〜4c 1号機〜3号機(冷凍機)
5a〜5c 冷凍機本体
6a〜6c 冷却塔
7a〜7c 冷却水ポンプ
8a〜8c 温度計
9二次冷水ポンプ
10 制御装置
11 負荷
12 温水ポンプ
Claims (12)
- 少なくとも1つの冷凍機用ポンプとバイパス用ポンプを用いて、冷却されていない冷水をそれぞれ設定された流量だけ供給する工程と、
冷却できる前記冷水の流量が所定範囲に制限された少なくとも1つの冷凍機を用いて、前記少なくとも1つの冷凍機用ポンプからそれぞれ供給された前記冷水を設定された冷却温度まで冷却する工程と、
前記少なくとも1つの冷凍機により冷却された前記冷水と前記バイパス用ポンプから供給された冷却されていない前記冷水を混合する工程と、
冷却されていない前記冷水の温度と目標温度との差と目標流量の積で表される総冷却熱量を求める工程と、
前記少なくとも1つの冷凍機の冷却前後の前記冷水の温度差と流量の積で表される冷却熱量の和が前記総冷却熱量に等しくなるように、前記少なくとも1つの冷凍機の冷却温度と前記少なくとも1つの冷凍機用ポンプの流量を設定する工程と、
前記少なくとも1つの冷凍機用ポンプと前記バイパス用ポンプの流量の合計が前記目標流量になるように、前記バイパス用ポンプの流量を設定する工程と、
を備えることを特徴とする冷水供給方法。 - 各冷凍機の冷却熱量が、前記総冷却熱量を前記少なくとも1つの冷凍機の台数で割った熱量に等しくなるように、前記複数の冷凍機の冷却温度と前記複数の冷凍機用ポンプの流量を設定することを特徴とする請求項1に記載の冷水供給方法。
- 前記少なくとも1つの冷凍機のうち任意の冷凍機の冷却熱量が所定熱量になるように、前記複数の冷凍機の冷却温度と前記複数の冷凍機用ポンプの流量を設定することを特徴とする請求項1に記載の冷水供給方法。
- 前記少なくとも1つの冷凍機のうち1つの冷凍機として、冷却できる前記冷水の流量を所定流量から変更できないものを用い、
この冷凍機に前記冷水を供給する前記冷凍機用ポンプの流量を前記所定流量に設定することを特徴とする請求項1に記載の冷水供給方法。 - 冷却されていない前記冷水をそれぞれ設定された流量だけ供給する少なくとも一つの冷凍機用ポンプ及びバイパス用ポンプと、
前記少なくとも一つの冷凍機用ポンプから供給された前記冷水をそれぞれ設定された冷却温度まで冷却し、冷却できる前記冷水の流量が所定範囲に制限された少なくとも一つの冷凍機と、
前記少なくとも一つの冷凍機により冷却された前記冷水と前記バイパス用ポンプから供給された冷却されていない前記冷水を混合する混合部と、
冷却されていない前記冷水の温度と目標温度との差と目標流量の積で表される総冷却熱量を求め、
前記少なくとも1つの冷凍機の冷却前後の前記冷水の温度差と流量の積で表される冷却熱量の和が前記総冷却熱量に等しくなるように、前記少なくとも1つの冷凍機の冷却温度と前記少なくとも1つの冷凍機用ポンプの流量を設定し、
前記少なくとも1つの冷凍機用ポンプと前記バイパス用ポンプの流量の合計が前記目標流量になるように、前記バイパス用ポンプの流量を設定する制御装置と、
を備えることを特徴とする冷水供給装置。 - 前記制御装置は、各冷凍機の冷却熱量が、前記総冷却熱量を前記少なくとも1つの冷凍機の台数で割った熱量に等しくなるように、前記複数の冷凍機の冷却温度と前記複数の冷凍機用ポンプの流量を設定することを特徴とする請求項5に記載の冷水供給装置。
- 前記制御装置は、前記少なくとも1つの冷凍機のうち任意の冷凍機の冷却熱量が所定熱量になるように、前記複数の冷凍機の冷却温度と前記複数の冷凍機用ポンプの流量を設定することを特徴とする請求項5に記載の冷水供給装置。
- 前記少なくとも1つの冷凍機のうち1つの冷凍機は、冷却できる前記冷水の流量を所定流量から変更できず、
前記制御装置は、この冷凍機に前記冷水を供給する前記冷凍機用ポンプの流量を前記所定流量に設定することを特徴とする請求項5に記載の冷水供給装置。 - 冷却されていない冷水をそれぞれ設定された流量だけ供給する複数のポンプと、
前記複数のポンプから供給された前記冷水をそれぞれ設定された冷却温度まで冷却し、冷却できる前記冷水の流量が所定範囲に制限された複数の冷凍機と、
前記複数の冷凍機から供給された前記冷水を混合する混合部とを備えた冷水供給装置を制御する方法であって、
前記複数の冷凍機のうち一台を稼動させず、前記冷水を冷却せずに通過させるように制御し、
冷却されていない前記冷水の温度と目標温度との差と目標流量の積で表される総冷却熱量を求め、
前記複数の冷凍機のうち稼働している冷凍機の冷却前後の前記冷水の温度差と流量の積で表される冷却熱量の和が前記総冷却熱量に等しくなるように、前記稼働している冷凍機の冷却温度を設定し、前記稼働している冷凍機に前記冷水を供給するポンプの流量を設定し、
前記複数のポンプの流量の合計が前記目標流量になるように、前記稼動していない冷凍機に前記冷水を供給するポンプの流量を設定することを特徴とする冷水供給装置の制御方法。 - 稼働している各冷凍機の冷却熱量が、前記総冷却熱量を前記稼働している冷凍機の台数で割った熱量に等しくなるように、前記稼働している冷凍機の冷却温度を設定し、前記稼働している冷凍機に前記冷水を供給するポンプの流量を設定することを特徴とする請求項9に記載の冷水供給装置の制御方法。
- 前記稼動している複数の冷凍機のうち任意の冷凍機の冷却熱量が所定熱量になるように、前記稼働している冷凍機の冷却温度を設定し、前記稼働している冷凍機に前記冷水を供給するポンプの流量を設定することを特徴とする請求項9に記載の冷水供給装置の制御方法。
- 前記複数の冷凍機のうち1つの冷凍機は、冷却できる前記冷水の流量を所定流量から変更できず、
この冷凍機に前記冷水を供給する前記冷凍機用ポンプの流量を前記所定流量に設定することを特徴とする請求項9に記載の冷水供給装置の制御方法。
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