JP5231501B2 - ロックプレート装置 - Google Patents
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Description
ところで、このような枠体に固定板をボルト、ナットを用いて締め付け固定する場合、一般に、振動や衝撃によってボルトが緩むのを防止するため、ボルトやナットの座面と固定板との間にばね座金を介装し、常時ボルトやナットの座面と固定板との間に突張り力を生じさせて、ボルトの緩みを防止したり、また、ボルトに締め付け用のナットに重ねてさらに緩み止め用のナットを締め付けて、所謂ダブルナット同士の互いに締め付け合う作用によって、ボルトが緩まないようにしたりしている。この種の技術は特許文献1他多くの文献により広く知られている。
この場合、第1の支軸及びロックプレートは前記第1の支軸に取付プレートが枢支されて、第1の蝶番ユニットとして構成され、前記取付プレートを介して、枠体又は筐体の開放部の一方の側縁部の外側に設けられる取付部に取り付け固定されることが好ましい。同様に、第2の支軸及び補強プレートは前記第2の支軸に取付プレートが枢支されて、第2の蝶番ユニットとして構成され、前記取付プレートを介して、前記枠体又は前記筐体の開放部の他方の側縁部の外側に設けられる取付部に取り付け固定されることが好ましい。
また、締め付け錠は、補強プレートに固着され、ロックプレートの受け部側の一方の端部に前記補強プレートの両側方向に向けて軸支される第1の軸を有し、ロックプレートの受け部側とは反対側の他方の端部に前記補強プレートの両側方向に向けて軸支される第2の軸を有するベースと、前記ベースに前記第2の軸を介して回動可能に取り付けられ、回動端にフックを有するフックレバー、及び前記フックレバーを前記ベースの他端方向に向けて回動付勢するばね部材と、一端が前記ベースに前記第1の軸を介して取り付けられて、前記ベース上に倒伏可能にかつ前記ベース上から引き上げ可能に配置され、一端と他端の中間に前記ベース側の第1、第2の軸と平行にかつ前記第1の軸よりも前記ベース側に寄せて軸支される第3の軸、及び他端側で前記フックレバーに対応する位置に前記フックが係合可能な係止受穴を有する操作レバーと、前記操作レバーに前記第3の軸を介して連結され、前記操作レバーの一端の先方に延び、前記ロックプレートの受け部に係止可能な係止アームと、前記操作レバーの一端と前記第3の軸との間に介装され、前記第3の軸を前記操作レバーの他端に向けて押圧付勢するばね部材とを備え、前記ロックプレートの受け部に対して前記係止アームを係合させ、前記操作レバーを前記ベースに倒伏させることにより、前記補強プレートと前記ロックプレートとを相互に締め付け固定する前記係止アームの掛け止め状態を保持し、前記フックレバーと前記操作レバーの前記係止受穴との係合により、前記操作レバーの倒伏状態を維持する形式の締め付け錠が採用されることが好ましい。
なお、この実施の形態では、ロックプレート装置1は高速道路の料金所にETCとともに設置される遮断機の本体駆動部に取り付けられる遮断バーの固定部に使用されるものとして例示される。そして、枠体6として、遮断バーの固定部が例示され、この場合、固定部は所定の長さを有する断面コ字形の枠体からなり、開放部60の両側縁部61、61の両側にそれぞれ、複数のビス穴62を有する一対の取付ブラケット63が枠体6の各側面に対して直角に固着される。また、被固定物7として遮断バーが例示され、この場合、遮断バーに所定の長さを有する円筒状のシャフトが採用される。
11 第1の支軸
111 第1の蝶番ユニット
12 第2の支軸
121 第2の蝶番ユニット
2 ロックプレート
21 リブ
22 受け部
23 カラー
3 補強プレート
31 リブ
32 溝
33 ねじ穴
34 カラー
4 締め付け錠
41 係止アーム
42 取付用のねじ
401 第1の軸
402 第2の軸
403 ベース
404 フック
405 フックレバー
406 トーションばね
407 第3の軸
408 係止受穴
409 操作レバー
410 圧縮コイルスプリング
5 取付プレート
50 ビス穴
51 カラー
6 枠体
60 開放部
61 側縁部
62 ビス穴
63 取付ブラケット
64 ビス
7 被固定物
71 保持部材
72 保持部材
Claims (4)
- 一部が切り開かれて開放部を有する枠体又は筐体に前記開放部の両側縁部間に架け渡されて当該両側縁部に対し締め付け固定され、前記枠体内又は前記筐体内に拘束保持される被固定物を押圧して締め込み固定するロックプレート装置であって、
前記開放部の両側縁部の外側にそれぞれ固定され、当該両側縁部と略平行に配置される第1、第2の支軸と、
前記第1の支軸に一端が枢支され、他端が前記第2の支軸に近接する位置まで延び、前記開放部の両側縁部間に架け渡し可能なロックプレート、及び前記ロックプレートの前記開放部に対向する面とは反対側の面で、前記一端側に形成され、前記開放部の外側に向けて曲折される受け部と、
前記第2の支軸に一端が枢支され、他端が前記第1の支軸に向けて延び、前記ロックプレートに重ねて前記開放部の両側縁部間に架け渡し可能な補強プレート、及び前記補強プレートの他端側に前記ロックプレートの受け部に対応して形成され、前記受け部を挿通可能な溝又は穴と、
前記補強プレートの前記ロックプレートに対向する面とは反対側の面に、前記溝又は穴に近接して固着され、前記受け部に係合可能な係止アームを有する締め付け錠と、
を備え、
前記ロックプレートを前記第1の支軸を回動中心として前記枠体又は前記筐体の開放部に向けて回動し、前記ロックプレートを前記枠体内又は前記筐体内に拘束保持される被固定物を押圧可能に、当該開放部の両側縁部間に架け渡すとともに、前記補強プレートを前記第2の支軸を回動中心として、前記補強プレートの前記第2の支軸側の端部で前記ロックプレートの他端を押え込みながら、前記枠体又は前記筐体の開放部に向けて回動し、前記補強プレートにより前記ロックプレートを前記枠体内又は前記筐体内の被固定物に対して押圧して、前記補強プレートを前記ロックプレートに重ね合わせ、
前記補強プレート側の前記締め付け錠の係止アームを前記ロックプレート側の前記受け部に係合させて、前記締め付け錠により、前記補強プレートを前記ロックプレートに向けて締め付けることにより、前記ロックプレート及び前記補強プレートを共に前記開放部の両側縁部に締め付け固定し、前記ロックプレート及び前記補強プレートで前記枠体内又は前記筐体内の被固定物を押圧して締め込み固定する、
ことを特徴とするロックプレート装置。 - 第1の支軸及びロックプレートは前記第1の支軸に取付プレートが枢支されて、第1の蝶番ユニットとして構成され、前記取付プレートを介して、枠体又は筐体の開放部の一方の側縁部の外側に設けられる取付部に取り付け固定される請求項1に記載のロックプレート装置。
- 第2の支軸及び補強プレートは前記第2の支軸に取付プレートが枢支されて、第2の蝶番ユニットとして構成され、前記取付プレートを介して、前記枠体又は前記筐体の開放部の他方の側縁部の外側に設けられる取付部に取り付け固定される請求項1又は2に記載のロックプレート装置。
- 締め付け錠は、補強プレートに固着され、ロックプレートの受け部側の一方の端部に前記補強プレートの両側方向に向けて軸支される第1の軸を有し、ロックプレートの受け部側とは反対側の他方の端部に前記補強プレートの両側方向に向けて軸支される第2の軸を有するベースと、前記ベースに前記第2の軸を介して回動可能に取り付けられ、回動端にフックを有するフックレバー、及び前記フックレバーを前記ベースの他端方向に向けて回動付勢するばね部材と、一端が前記ベースに前記第1の軸を介して取り付けられて、前記ベース上に倒伏可能にかつ前記ベース上から引き上げ可能に配置され、一端と他端の中間に前記ベース側の第1、第2の軸と平行にかつ前記第1の軸よりも前記ベース側に寄せて軸支される第3の軸、及び他端側で前記フックレバーに対応する位置に前記フックが係合可能な係止受穴を有する操作レバーと、前記操作レバーに前記第3の軸を介して連結され、前記操作レバーの一端の先方に延び、前記ロックプレートの受け部に係止可能な係止アームと、前記操作レバーの一端と前記第3の軸との間に介装され、前記第3の軸を前記操作レバーの他端に向けて押圧付勢するばね部材とを備え、前記ロックプレートの受け部に対して前記係止アームを係合させ、前記操作レバーを前記ベースに倒伏させることにより、前記補強プレートと前記ロックプレートとを相互に締め付け固定する前記係止アームの掛け止め状態を保持し、前記フックレバーと前記操作レバーの前記係止受穴との係合により、前記操作レバーの倒伏状態を維持する形式の締め付け錠が採用される請求項1乃至3のいずれかに記載のロックプレート装置。
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