JP5230535B2 - 保護制御システムおよび保護制御システムにおける遠隔制御方法 - Google Patents

保護制御システムおよび保護制御システムにおける遠隔制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力系統の保護および監視制御を実行する保護制御装置を具備する保護制御システムに係り、特に、遠隔制御可能に構成された保護制御システムおよび、保護制御システムにおける遠隔制御方法に関する。
近年の保護制御装置としては、計測した電気量をディジタルデータに変換して処理するディジタル保護制御装置が主流となっている。このディジタル保護制御装置(以下単に「保護制御装置」という)では、装置の運用開始に先立ち、整定値の変更や強制制御の設定を行って、保護制御装置の制御機能を確定する処理(以下「運用開始処理」という)が行われる。
ここで、一般的な保護制御装置には、運用開始処理を確定するための釦(以下「運用開始釦」という)が設けられている。したがって、運用開始処理は、装置に直接あるいはHUBなどに接続されたローカルなパソコン(以下「ローカルPC(Personal Computer)」という)を使用して各種設定処理を行った後、運用開始釦を押すことで実現している。なお、運用開始釦を保護制御装置自身に設けている主な理由は、システムの信頼性やセキュリティを確保するためである。
また、従来の保護制御システムでは、電気所の無人化や運用保守業務の効率化を目的として、セキュリティを確保したエリア内においては、HUBやルータ等で構成されるネットワークに接続されたPC(以下「リモートPC」という)を使用して遠隔からのモニタリング(以下「遠隔運用」という)が行われている。
一方、最近では、運用開始釦を保護制御装置ではなく、ローカルPCやリモートPCなどの端末装置におけるHMI画面上に設けることで、保護制御装置に対する遠隔からの制御(以下「遠隔制御」という)を可能とする機能を付加することも行われており、更なる業務の効率化が図られている。
なお、HUBやルータ等を具備するネットワークを利用するものではないが、電話回線を介し、保護制御装置等とデータ授受可能に接続されたPCにより、所定の記憶部に記憶された電気量データおよび運転データを取得し、設定値の更新を行う技術が開示されている(例えば、下記特許文献1)。
特開2004−282834号公報
ところで、従来の保護制御システムでは、リモートPCを使用した遠隔運用の機能は標準的に組み込まれているが、リモートPCを使用した遠隔制御の機能は、セキュリティが確保されていることが前提となるため、セキュリティが確保されていないエリアが一つでもある場合には、標準的に組み込まれることは殆どなく、仮に組み込まれるとしても、予め別機能として組み込まれていた。すなわち、リモートPCを使用しての遠隔制御の機能は、セキュリティが完全に確保されている場合には付加され、セキュリティが確保されていないエリアが一つでもある場合には付加されていないか、他の機能と完全に切り離されていた。その結果、従来の保護制御システムでは、施設等の更新によってセキュリティが確保され、遠隔制御の機能を付加する条件が整った場合であっても、当該機能を付加するためのソフトウェア改修が発生するという問題点があった。また、当該機能が別機能として組み込まれていても当該機能を確認するためのフィールド試験を行う必要があり、運用中断が発生するなどの問題点があった。
一方、遠隔制御の機能を当初から付加することも考えられるが、セキュリティが確保されていないエリアが一つでもあると、当該エリアのリモートPCからの遠隔制御が可能となるため、セキュリティ上の問題があり、結局のところ、当該エリアを切り離すか、当該機能の付加を断念するか、の何れかの選択を余儀なくされるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、遠隔制御の機能を軽微なソフトウェア改修にて付加することができる保護制御システムおよび、保護制御システムにおける遠隔制御方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、セキュリティが確保されていないエリアがあった場合でも、遠隔制御の機能付加を断念することなくセキュリティの確保を可能とする保護制御システムおよび、保護制御システムにおける遠隔制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる保護制御装置は、Webサーバが搭載された保護制御装置を有し、Webブラウザを搭載した端末装置との間で、ネットワークを介し前記Webサーバとの接続を可能とすべく構成された保護制御システムにおいて、前記保護制御装置には、遠隔制御を許可する状態と、遠隔制御を禁止する状態とを切り替える遠隔制御許可釦が設けられ、前記端末装置上に構築されたHMI画面には、前記保護制御装置の制御機能を確定する第1の運用開始釦が設けられ、前記Webサーバは、前記遠隔制御許可釦の選択動作によって自装置に設定された遠隔制御許可または遠隔制御禁止の情報を前記Webブラウザに通知し、前記Webブラウザは、前記遠隔制御許可および前記遠隔制御禁止の情報に基づいて前記第1の運用開始釦に対する操作を有効とするか、無効とするかを制御し、前記第1の運用開始釦に対する操作情報を前記Webサーバに通知することを特徴とする。
本発明にかかる保護制御システムによれば、遠隔制御の機能を軽微なソフトウェア改修にて付加することができるという効果を奏する。
また、本発明にかかる保護制御システムによれば、セキュリティが確保されていないエリアがあった場合でも、遠隔制御の機能付加を断念することなくセキュリティの確保を可能とすることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる保護制御システムおよび保護制御システムにおける遠隔制御方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる保護制御システムの一構成例を示す図である。実施の形態1にかかる保護制御システムは、図1に示すように、装置設置室10および制御室20を有する変電所1と運用拠点30とが、広域ネットワークの一例であるWAN(Wide Area Network)/VLAN(Virtual Local Area Network)40を介して接続されるとともに、装置設置室10、制御室20および運用拠点30の各所に所要の機器が設置されて構成されている。ここで、運用拠点30は、複数の変電所を統括する上位側の拠点である。なお、図1では一つの変電所のみを例示しているが、複数の変電所が設けられ、それらの各々がネットワーク40を介して運用拠点30に接続される構成であっても構わない。
図1において、装置設置室10には複数の保護制御装置11が設置されており、ネットワーク機器であるHUB12および伝送装置13を経由して制御室20へと繋がっている。保護制御装置11は、電力系統に対する保護機能および監視制御機能を提供する装置などが含まれ、例えば電力系統に生じた事故・故障などを検出して遮断器などに開閉指令を送出する保護リレー装置や、電力系統に設置された各種機器の状態を監視・制御するための監視制御装置などがこれに該当する。ローカルPC14は、HUB12を経由して保護制御装置11と接続され、各々の保護制御装置11の状態をHMI(Human Machine Interface)操作部およびHMI表示部(以下適宜「HMI操作・表示部」と表記)としてのHMI画面41に表示する。HMI画面41には、第1の運用開始釦であるHMI用の運用開始釦42が準備され、この運用開始釦42は、ローカルPC14の起動時に一時的にインストールされるソフトウェア(以下「SW」と表記)によって画面上に構築される釦であり、マウスなどのポインティングデバイス、あるいはタッチペンや指などによって選択することが可能である。また、運用開始釦42は、装置の状態によって表示と非表示とが切り替わるようになっている。なお、ローカルPC14の起動時に一時的にインストールされるSWによって、HMI画面41上に運用開始釦42が構築される実施態様については、後述する。
一方、各々の保護制御装置11には、第2の運用開始釦である運用開始釦16および遠隔制御許可釦17が設けられている。これらの運用開始釦16および遠隔制御許可釦17は、HMI画面41上に設けられた運用開始釦42とは異なり、ハードウェア(以下「HW」と表記)として設けられた操作釦である。なお、以下、SW的に設けられた運用開始釦42とHW的に設けられた運用開始釦16とを区別するため、それぞれ運用開始釦<HW>16および運用開始釦<SW>42と表記する。
制御室20には、HUB22、伝送装置23およびリモートPC24が設けられている。HUB22は伝送路19を介して装置設置室10の伝送装置13と接続され、伝送装置23はネットワーク40を経て運用拠点30に接続され、リモートPC24はHUB22に接続されている。その結果、リモートPC24は、制御室20のHUB22、および装置設置室10の伝送装置13、HUB12を経由して保護制御装置11と接続されることになり、各々の保護制御装置11の状態をHMI画面41として表示することができる。なお、HMI画面41には、ローカルPC14と同様に、HMI用の運用開始釦<SW>42が準備され、装置の状態によって表示と非表示とが(以下「表示/非表示」と表記)切り替わるようになっている。
運用拠点30には、伝送装置33およびリモートPC34が設けられている。伝送装置33は、ネットワーク40と接続され、リモートPC34は、伝送路35を介して伝送装置33に接続されている。その結果、リモートPC34は、運用拠点30の伝送装置33、ネットワーク40、制御室20の伝送装置23、HUB22、および装置設置室10の伝送装置13、HUB12をそれぞれ経由して保護制御装置11と接続されることになり、各々の保護制御装置11の状態をHMI画面41として表示することができる。なお、ローカルPC14およびリモートPC24と同様に、HMI画面41には、HMI用の運用開始釦<SW>42が準備され、装置の状態によって表示と非表示とが切り替わるようになっている。
なお、上記ではHMI画面41が構築される端末装置としてPCを例示したが、PCである必要はなく、ネットワークに接続でき、運用開始釦<SW>42もしくは、これと同様な図形記号を表示できるものであれば何れを用いても構わない。
図2は、遠隔制御許可釦の操作に連動する機能および釦の状態を表した図表である。図2において、最も左側の欄71は、保護制御装置11の遠隔制御許可釦17(図1参照)を操作したときの設定状態を表し、左から2番目の欄72は、遠隔制御許可釦17の状態を示す遠隔制御許可フラグを表し、左から3番目の欄73は、遠隔制御許可釦17が操作された際の、保護制御装置11における運用開始釦<HW>16(図1参照)の状態を表し、最も右側の欄74は、HMI画面41における運用開始釦<SW>42(図1参照)の状態(表示/非表示の状態)を表している。
遠隔制御許可釦17をONに設定すると、遠隔制御許可フラグはONに設定される。遠隔制御許可釦17がONに設定されると、運用開始釦<HW>16は無効とされ、運用開始釦<HW>16を操作しても状態は変化しない。この状態で、ローカルPC14、リモートPC24、リモートPC34(図1参照、以下単に「PC」という)にてHMIを起動した場合、遠隔制御許可フラグがONに設定されているので、起動したPCのHMI画面41上には運用開始釦<SW>42が表示される。この運用開始釦<SW>42を押下すると、保護制御装置11の制御機能が確定される。
一方、遠隔制御許可釦17をOFFに設定すると、遠隔制御許可フラグはOFFに設定され、その結果、運用開始釦<HW>16が有効な状態となる。ここで、遠隔制御許可釦17がOFFに設定されていると、任意のPCからHMI画面41を起動しても、遠隔制御許可フラグがOFFに設定されているので、HMI画面41の運用開始釦<SW>42は非表示となる。この状態で、運用開始釦<HW>16を操作すると、保護制御装置11の機能が確定される。
図3は、遠隔制御許可釦の操作によって変更される遠隔制御許可フラグの記憶位置を示す図である。図3に示すように、保護制御装置11は、入力インタフェース(DI)48および記憶部50を有している。遠隔制御許可釦17を操作した場合、その操作結果は、入力インタフェース48を通じて記憶部50に遠隔制御許可フラグ(FLG)52として記憶される。
図4は、実施の形態1の保護制御装置11と端末装置であるPC26との間の情報の流れを示す図である。ここで、保護制御装置11およびPC26の構成について補足する。
図4において、保護制御装置11は、図1および図3に示した各部の他、装置内にWebサーバ60が設けられると共に、記憶部50内には起動時にPC26側に転送されるSW58が記憶されている。また、PC26には、Webブラウザ62が搭載されており、このWebブラウザ62は、ネットワークを介し、Webサーバ60から通知されたURLに基づいてWebサーバ60との接続を確立する。
なお、PC26は、高性能なものである必要はなく、Webブラウザ62が搭載されていれば何れのものを用いてもよい。また、この種のWebブラウザは、一般的に無償で提供される汎用のSWであり、ほとんどのPCには購入時点で組み込まれている。したがって、Webブラウザを利用することにより、システム構築に要するコストの大幅な低減が可能となる。
つぎに、図4を参照して、保護制御装置11とPC26との間の情報の流れについて説明する。まず、PC26を起動すると、保護制御装置11の記憶部50に記憶されているSW58がPC26にダウンロードされる。ダウンロードされるSW58は、例えばアプレットという形式のものであり、Webブラウザ62を起動した画面上にHMI画面41を形成する。また、PC26の起動時には、保護制御装置11の記憶部50に記憶されている遠隔制御許可フラグの情報が通知される。なお、遠隔制御許可フラグの情報は、起動時に通知される他、一定周期(例えば1秒間隔)でPC26に通知される。
一方、PC26においては、起動時および一定周期で通知される遠隔制御許可フラグの情報に基づき、HMI画面41に表示される運用開始釦<SW>42の表示/非表示を制御する。具体的に、保護制御装置11から通知された遠隔制御許可フラグが「ON(許可)」の場合には、運用開始釦<SW>42を表示状態に制御する。逆に、保護制御装置11から通知された遠隔制御許可フラグが「OFF(禁止)」の場合には、運用開始釦<SW>42を非表示状態に制御する。
また、運用開始釦<SW>42が表示状態にあるとき、この運用開始釦<SW>42を押下すると、運用開始釦<SW>42を押下した旨の情報(釦情報)が保護制御装置11に通知され、保護制御装置11側で運用開始処理が実行される。すなわち、運用開始釦<SW>42が表示状態にあるときに運用開始釦<SW>42を押下することにより、保護制御装置11の制御機能が確定される。
なお、保護制御装置11が運用を開始すると、HMI画面41が他の画面に切り替わるので、保護制御装置11の運用開始を確認することができる。また、この画面(運用開始を示す画面)は、保護制御装置11にアクセスした他のPCにも表示されるので、他のPCを利用する者も運用開始を確認することができる。また、HMI画面41は、保護制御装置11毎に設けられるので、運用を開始した保護制御装置と、運用を開始していない保護制御装置との区別が可能となる。
なお、Webサーバ60とPC26のWebブラウザ62との接続は、Webサーバ60から通知されたURLに基づいて実行され、PC26との接続が切れた後の再接続は新たなURLに基づいて実行されるのでセキュリティ上も問題はない。また、PC26にインストールされるSW58を、PC26のシャットダウン時にメモリやハードディスクから消去するようにすれば、セキュリティに関する更なる向上策として有効である。
以上説明したように、実施の形態1の保護制御システムによれば、遠隔制御を許可する状態と、遠隔制御を禁止する状態とを切り替える遠隔制御許可釦を保護制御装置に設けると共に、保護制御装置の制御機能を確定する第1の運用開始釦を端末装置上に構築されたHMI画面上に設け、Webサーバは、遠隔制御許可釦の選択動作によって自装置に設定された遠隔制御許可または遠隔制御禁止の情報をWebブラウザに通知し、Webブラウザは、遠隔制御許可および遠隔制御禁止の情報に基づいて、当該第1の運用開始釦に対する操作を有効とするか、無効とするかを切り替えることとしたので、保護制御装置に対する運用開始処理を遠隔にて効果的に制御することが可能となる。
また、実施の形態1の保護制御システムによれば、上記機能を付加する場合、汎用のPCに無償で提供されているWebブラウザ等を用いて構築することができるので、遠隔制御の機能を軽微なソフトウェア改修にて付加することが可能となる。
なお、実施の形態1にかかる保護制御装置11の構成において、運用開始釦<HW>16を省略しても構わない。この場合の装置設置室10における運用開始処理は、遠隔制御許可釦17によって保護制御装置11を遠隔制御許可状態に設定し、HUB12に接続されたローカルPC14のHMI画面に表示される運用開始釦<SW>42を用いて行えばよい。
実施の形態2.
実施の形態1の保護制御システムでは、遠隔制御許可釦のON/OFFによって、遠隔制御の許可および禁止の切替を実現したが、実施の形態2の保護制御システムでは、予め日時を設定することで遠隔制御許可(可能)および禁止(不能)の切替えを実現するものである。なお、実施の形態2の機能を具現する構成は、図1に示すものとほぼ同一であるが、図1の構成から遠隔制御許可釦17が不要となる。
図5は、実施の形態2の保護制御装置11と端末装置であるPC26との間の情報の流れを示す図である。図5において、保護制御装置11は、装置内にWebサーバ60が設けられると共に、記憶部50内には起動時にPC26側に転送されるSW58ならびに、起動時および変更時にPC26側に通知される日時情報52が記憶されている。すなわち、実施の形態2の保護制御装置11では、実施の形態1における遠隔制御許可フラグ56に代えて日時情報52が記憶されている。その他、PC26の構成については、実施の形態1の構成と同一または同等であり、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
つぎに、図5を参照して、保護制御装置11とPC26との間の情報の流れについて説明する。まず、PC26を起動すると、保護制御装置11の記憶部50に記憶されているSW58がPC26にダウンロードされる。ダウンロードされるSW58は、例えばアプレットという形式のものであり、Webブラウザ62を起動した画面上にHMI画面41を形成する。
また、PC26の起動時には、保護制御装置11の記憶部50に記憶されている日時情報52がPC26に通知される。この日時情報52は、起動時に通知される他、変更時にも通知される。なお、実施の形態1と同様に、一定周期(例えば1秒間隔)で通知しても構わない。
ここで、記憶部50に記憶されている日時情報52は、予め任意の端末装置にて設定され、当該端末装置から保護制御装置11に対し事前に通知されたものである。すなわち、起動時には、事前に通知され記憶部50に記憶されている日時情報52が通知される。一方、変更時に通知される日時情報52は、例えば他の端末装置によって変更された日時情報である。保護制御装置11にアクセスすることができる端末装置は1台に限定されるものではないので、複数の端末装置が保護制御装置11にアクセスし、そのうちの1台によって日時情報が変更されることを想定したものである。
一方、PC26においては、起動時および変更時に通知される日時情報に基づき、HMI画面41に表示される運用開始釦<SW>42の表示/非表示が制御される(処理の詳細は後述する)。運用開始釦<SW>42が表示状態にあるとき、この運用開始釦<SW>42を押下すると、運用開始釦<SW>42を押下した旨の情報(釦情報)が保護制御装置11に通知され、保護制御装置11側で運用開始処理が実行される。すなわち、運用開始釦<SW>42が表示状態にあるときに運用開始釦<SW>42を押下することにより、保護制御装置11の制御機能が確定される。
図6は、遠隔制御を可能/不能とする日時を設定するための設定画面の一例を表す図である。図6に示す画面は、PC26に構築される画面であり、設定された日時情報は記憶部50に記憶される。なお、図6の例では、遠隔制御可能日時および遠隔制御不能日時の両者が設定されているが、遠隔制御可能日時または遠隔制御不能日時の何れか一つを設定することでも構わない。
図7は、運用開始釦<SW>の表示/非表示を制御する処理フローを示すフローチャートである。図7において、まず、可能日時および不能日時の両者が共に設定されているか否かを判定し(ステップS101)、可能日時および不能日時の両者が共に設定されていない場合(ステップS101,No)、可能日時または不能日時の何れか一つの設定があるか否かを判定し(ステップS102)、可能日時または不能日時のうちの何れか一つの設定もされていない場合(ステップS102,No)、運用開始釦<SW>を非表示に制御して処理を終了する(ステップS103)。
一方、可能日時および不能日時の両者が設定されている場合(ステップS101,Yes)、可能日時の方が不能日時よりも新しいか否か(以下、この関係を「可能日時>不能日時」と表記)を判定し(ステップS104)、「可能日時>不能日時」の関係がある場合(ステップS104,Yes)、さらに、現在日時、可能日時および不能日時の3者間での比較を行い、「可能日時>不能日時>現在日時」の関係がない場合(ステップS105,No)、さらに「現在日時>可能日時>不能日時」の関係があるか否かを判定し(ステップS107)、当該関係が成立する場合には(ステップS107,Yes)、運用開始釦<SW>を表示に制御して処理を終了し(ステップS106)、当該関係が成立しない場合には(ステップS107,No)、運用開始釦<SW>を非表示に制御して処理を終了する(ステップS108)。なお、「可能日時>不能日時>現在日時」の関係がある場合(ステップS105,Yes)、運用開始釦<SW>を表示に制御して処理を終了する(ステップS106)。
また、「可能日時>不能日時」の関係がない場合(ステップS104,No)、さらに「不能日時>可能日時>現在日時」の関係があるか否かを判定し(ステップS109)、当該関係が成立する場合には(ステップS109,Yes)、運用開始釦<SW>を非表示に制御して処理を終了する(ステップS108)。一方、「不能日時>可能日時>現在日時」の関係がない場合(ステップS109,No)、さらに「現在日時>不能日時>可能日時」の関係があるか否かを判定し(ステップS110)、当該関係が成立しない場合には(ステップS110,No)、運用開始釦<SW>を表示に制御して処理を終了し(ステップS106)、当該関係が成立する場合には(ステップS110,Yes)、運用開始釦<SW>を非表示に制御して処理を終了する(ステップS108)。
また、可能日時または不能日時のうちの何れか一つの設定がされている場合(ステップS102,Yes)、可能日時の設定があるか否かを判定し(ステップS111)、可能日時の設定がある場合(ステップS111,Yes)、さらに「現在日時>可能日時」の関係があるか否かを判定し(ステップS112)、当該関係が成立しない場合には(ステップS112,No)、運用開始釦<SW>を非表示に制御して処理を終了し(ステップS113)、当該関係が成立する場合には(ステップS112,Yes)、遠運用開始釦<SW>を表示に制御して処理を終了する(ステップS114)。一方、可能日時の設定がない場合(ステップS111,No)、さらに「現在日時>不能日時」の関係があるか否かを判定し(ステップS115)、当該関係が成立しない場合には(ステップS115,No)、運用開始釦<SW>を表示に制御して処理を終了し(ステップS114)、当該関係が成立する場合には(ステップS115,Yes)、運用開始釦<SW>を非表示に制御して処理を終了する(ステップS113)。
上記処理フローの要点をさらに整理して説明すると、以下の通りである。
可能日時および不能日時の両者の設定がある場合、可能日時と不能日時とを比較し、可能日時が新しい場合は、さらに可能日時、不能日時および現在日時の3者間で比較し、現在日時が最も古い場合と最も新しい場合は、運用開始釦<SW>を表示に制御し、それ以外は運用開始釦<SW>を非表示に制御する。一方、可能日時と不能日時とを比較し、不能日時が新しい場合は、さらに可能日時、不能日時および現在日時の3者間で比較し、現在日時が最も古い場合と最も新しい場合は、運用開始釦<SW>を非表示に制御し、それ以外は運用開始釦<SW>を表示に制御する。
可能日時のみが設定されている場合、現在日時と可能日時とを比較し、現在日時が新しい場合は、運用開始釦<SW>を表示に制御し、それ以外は運用開始釦<SW>を非表示に制御する。
不能日時のみが設定されている場合、現在日時と不能日時とを比較し、現在日時が新しい場合は、運用開始釦<SW>を非表示に制御し、不能日時が新しい場合は、運用開始釦<SW>を表示に制御する。
なお、運用開始釦<SW>を表示(許可)側に制御した場合には、運用開始釦<HW>に対する操作が無効となる状態に制御し、運用開始釦<SW>を非表示(禁止)側に制御した場合には、運用開始釦<HW>に対する操作が有効となる状態に制御することが好ましい。このようにすることで、遠隔制御を許可しているときに、装置側で運用開始処理が行われてしまうのを防止することができる。
また、実施の形態2の保護制御装置11においても、実施の形態1と同様に、運用開始釦<HW>16の省略が可能である。この場合、装置設置室10における運用開始処理は、HUB12に接続されたローカルPC14用いて行うことが可能である。
以上説明したように、実施の形態2の保護制御システムによれば、遠隔制御可能日時および遠隔制御不能日時の少なくとも一つを設定して現在日時と比較することで、HMI画面上に設けた運用開始釦<SW>を自動的に表示/非表示させることが可能となる。この機能により、例えば、ある期間の遠隔制御を禁止したり、テスト的にある期間のみ遠隔制御を許可したりすることなどが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態1の保護制御システムでは、システム全体を遠隔制御可能とした場合、リモートPCであれば、変電所の制御室でも、更に上位の運用拠点であっても、等しく遠隔制御をすることができたが、実施の形態3の保護制御システムでは、システム全体を遠隔制御可能とした場合でも、所定のエリアの遠隔制御を不能にすること実現するものである。なお、実施の形態3の機能を具現する構成は、図1に示すものとほぼ同一の構成であるが、図1の構成から遠隔制御許可釦17が不要となる。
図8は、実施の形態3の保護制御装置11と端末装置であるPC26との間の情報の流れを示す図である。図8において、保護制御装置11は、装置内にWebサーバ60が設けられると共に、記憶部50内には起動時にPC26側に転送されるSW58ならびに、起動時および変更時にPC26側に通知されるエリア情報54が記憶されている。すなわち、実施の形態3の保護制御装置11では、実施の形態1における遠隔制御許可フラグ56に代えてエリア情報54が記憶されている。また、実施の形態2の保護制御装置11と比較すると、日時情報52に代えてエリア情報54が記憶されている。その他、PC26の構成については、実施の形態1,2の構成と同一または同等であり、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
つぎに、図8を参照して、保護制御装置11とPC26との間の情報の流れについて説明する。まず、PC26を起動すると、保護制御装置11の記憶部50に記憶されているSW58がPC26にダウンロードされる。ダウンロードされるSW58は、例えばアプレットという形式のものであり、Webブラウザ62を起動した画面上にHMI画面41を形成する。
また、PC26の起動時には、保護制御装置11の記憶部50に記憶されているエリア情報54がPC26に通知される。このエリア情報54は、起動時に通知される他、変更時にも通知される。なお、実施の形態1,2と同様に、一定周期(例えば1秒間隔)で通知しても構わない。
ここで、記憶部50に記憶されているエリア情報54は、予め任意の端末装置にて設定され、当該端末装置から保護制御装置11に対し事前に通知されたものである。すなわち、起動時には、事前に通知され記憶部50に記憶されているエリア情報54が通知される。一方、変更時に通知されるエリア情報54は、例えば他の端末装置によって変更されたエリア情報である。保護制御装置11にアクセスすることができる端末装置は1台に限定されるものではないので、複数の端末装置が保護制御装置11にアクセスし、そのうちの1台によってエリア情報が変更されることを想定したものである。
一方、PC26においては、起動時および変更時に通知されるエリア情報に基づき、HMI画面41に表示される運用開始釦<SW>42の表示/非表示が制御される(処理の詳細は後述する)。運用開始釦<SW>42が表示状態にあるとき、この運用開始釦<SW>42を押下すると、運用開始釦<SW>42を押下した旨の情報(釦情報)が保護制御装置11に通知され、保護制御装置11側で運用開始処理が実行される。すなわち、運用開始釦<SW>42が表示状態にあるときに運用開始釦<SW>42を押下することにより、保護制御装置11の制御機能が確定される。
図9は、遠隔制御不能エリアを設定する設定画面の一例を示す図である。図9に示す設定画面では、遠隔制御を禁止にしたいエリアとして設定された遠隔制御不能エリア1,2に設置されているゲートウェイ(ルータ等のネットワーク機器:以下「GW」と表記)のIPアドレスおよびマスクアドレスが設定されている。なお、図9では、遠隔制御不能エリアを設定する一例を示したが、これとは逆に、遠隔制御可能エリアを設定するようにしても構わない。
図10は、遠隔制御可能/不能の判定手法を説明する図である。まず、図10の上段部に示すように、遠隔制御不能エリアのIPアドレス(遠隔制御不能GWアドレス)と当該遠隔制御不能エリアのマスクアドレス(遠隔制御不能マスクアドレス)との論理積(AND)をとり、遠隔制御不能GWのネットワークアドレス(遠隔制御不能NWアドレス)を取得して保持する。そして、リモートPCの一つからHMI画面を通じて接続要求があったとき、接続要求元のIPアドレス(送信元IPアドレス)を取得し、送信元IPアドレスと遠隔制御不能マスクアドレスとの論理積をとり、接続要求元のネットワークアドレス(送信元NWアドレス)を生成する。ここで、送信元NWアドレスと遠隔制御不能NWアドレスとが一致した場合は、当該エリアは遠隔制御不能エリアであると判定し、当該エリアの保護制御装置にアクセスした端末装置における運用開始釦<SW>を非表示とする制御を行う。この制御により、当該エリアの各保護制御装置に設けられた運用開始釦<HW>は有効となるように制御され、当該エリアの各保護制御装置にアクセスした端末装置における運用開始釦<SW>は無効となるように制御される。
なお、実施の形態3の保護制御装置11においても、実施の形態1,2と同様に、運用開始釦<HW>の省略が可能である。この場合、装置設置室10における運用開始処理は、HUB12に接続されたローカルPC14用いて行うことが可能である。
以上説明したように、実施の形態3の保護制御システムによれば、遠隔制御不能エリアおよび遠隔制御可能エリアのうちの少なくとも一つを設定し、当該エリアにおけるGWのIPアドレスおよびマスクアドレスを設定し、当該IPアドレスと当該マスクアドレスの情報に基づき生成されたネットワークアドレスと、保護制御装置に接続した端末装置のネットワークアドレスとの比較結果に基づいて遠隔制御可能/不能を判定し、遠隔制御可能/不能エリアにアクセスした端末装置のHMI画面上に設けた運用開始釦<SW>を自動的に表示/非表示させることが可能となる。この機能により、例えば、システムの導入時やシステムの変更時に、一部遠隔制御対象外のエリアがあった場合でも、当該エリアを切り離したり、遠隔制御の機能付加を断念したりすることなく、遠隔制御機能の導入が可能となる。
以上のように、本発明にかかる保護制御システムは、遠隔制御の機能を軽微なソフトウェア改修にて付加することができる発明として有用である。
本発明の実施の形態1にかかる保護制御システムの一構成例を示す図である。 遠隔制御許可釦の操作に連動する機能および釦の状態を表した図表である。 遠隔制御許可釦の操作によって変更される遠隔制御許可フラグの記憶位置を示す図である。 実施の形態1の保護制御システムにおける情報の流れを示す図である。 実施の形態2の保護制御システムにおける情報の流れを示す図である。 遠隔制御を可能/不能とする日時を設定するための設定画面の一例を表す図である。 運用開始釦<SW>の表示/非表示を制御する処理フローを示すフローチャートである。 実施の形態3の保護制御システムにおける情報の流れを示す図である。 遠隔制御不能エリアを設定する設定画面の一例を示す図である。 遠隔制御可能/不能の判定手法を説明する図である。
1 変電所
10 装置設置室
11 保護制御装置
12,22 HUB
13,23,33 伝送装置
14 ローカルPC
24,34 リモートPC
16 運用開始釦(運用開始釦<HW>)
17 遠隔制御許可釦
19,35 伝送路
20 制御室
23 伝送装置
26 PC
30 運用拠点
40 ネットワーク
41 HMI画面
42 運用開始釦(運用開始釦<SW>)
48 入力インタフェース(DI)
50 記憶部
52 遠隔制御許可フラグ
54 日時情報
56 エリア情報
60 Webサーバ
62 Webブラウザ

Claims (9)

  1. Webサーバが搭載された保護制御装置を有し、Webブラウザを搭載した端末装置との間で、ネットワークを介し前記Webサーバとの接続を可能とすべく構成された保護制御システムにおいて、
    前記保護制御装置には、遠隔制御を許可する状態と、遠隔制御を禁止する状態とを切り替える遠隔制御許可釦が設けられ、
    前記端末装置上に構築されたHMI画面には、前記保護制御装置の制御機能を確定する第1の運用開始釦が設けられ、
    前記Webサーバは、前記遠隔制御許可釦の選択動作によって自装置に設定された遠隔制御許可または遠隔制御禁止の情報を前記Webブラウザに通知し、
    前記Webブラウザは、
    前記遠隔制御許可および前記遠隔制御禁止の情報に基づいて前記第1の運用開始釦に対する操作を有効とするか、無効とするかを制御し、
    前記第1の運用開始釦に対する操作情報を前記Webサーバに通知する
    ことを特徴とする保護制御システム。
  2. 前記保護制御装置には、自装置の制御機能を確定する第2の運用開始釦が設けられ、
    前記Webサーバは、前記遠隔制御許可釦の選択動作によって、
    自装置が遠隔制御を許可する状態に設定されているときは、前記第2の運用開始釦の機能が無効となるように制御し、
    自装置が遠隔制御を禁止する状態に設定されているときは、前記第2の運用開始釦の機能が有効となるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の保護制御システム。
  3. 前記Webサーバは、遠隔制御許可または遠隔制御禁止を表す情報を一定周期で前記Webブラウザに通知することを特徴とする請求項1または2に記載の保護制御システム。
  4. Webサーバが搭載された保護制御装置を有し、Webブラウザを搭載した端末装置との間で、ネットワークを介し前記Webサーバとの接続を可能とすべく構成された保護制御システムにおいて、
    前記端末装置上に構築されたHMI画面には、前記保護制御装置の制御機能を確定する第1の運用開始釦が設けられると共に、
    前記保護制御装置には、遠隔制御を許可するか否かを指定する遠隔制御可能日時または遠隔制御不能日時の少なくとも一つが記憶されており、
    前記Webサーバは、自装置に設定された遠隔制御可能日時および遠隔制御不能日時の情報を前記Webブラウザに通知し、
    前記Webブラウザは、
    前記遠隔制御可能日時および前記遠隔制御不能日時の少なくとも一つの情報ならびに、現在日時の情報に基づいて遠隔制御を許可するか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記第1の運用開始釦に対する操作を有効とするか、無効とするかを制御し、
    前記第1の運用開始釦に対する操作情報を前記Webサーバに通知する
    ことを特徴とする保護制御システム。
  5. Webサーバが搭載された保護制御装置を有し、Webブラウザを搭載した端末装置との間で、ネットワークを介し前記Webサーバとの接続を可能とすべく構成された保護制御システムにおいて、
    前記端末装置上に構築されたHMI画面には、前記保護制御装置の制御機能を確定する第1の運用開始釦が設けられると共に、
    前記保護制御装置には、遠隔制御を許可するエリアか否かを指定する遠隔制御可能エリアまたは遠隔制御不能エリアの少なくとも一つが記憶されており、
    前記Webサーバは、
    自装置に設定された遠隔制御可能エリアおよび遠隔制御不能エリアのアドレス情報を前記Webブラウザに通知し、
    前記Webブラウザは、前記遠隔制御可能エリアおよび前記遠隔制御不能エリアを識別するアドレス情報と、当該Webブラウザが搭載される端末装置が接続されるネットワークのアドレス情報とに基づいて遠隔制御を許可するか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記第1の運用開始釦に対する操作を有効とするか、無効とするかを制御し、
    前記第1の運用開始釦に対する操作情報を前記Webサーバに通知する
    ことを特徴とする保護制御システム。
  6. 前記保護制御装置には、自装置の制御機能を確定する第2の運用開始釦が設けられ、
    前記Webサーバは、
    自装置が遠隔制御を許可する状態に設定されているときは、前記第2の運用開始釦の機能が無効となるように制御し、
    自装置が遠隔制御を禁止する状態に設定されているときは、前記第2の運用開始釦の機能が有効となるように制御する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の保護制御システム。
  7. Webサーバが搭載された保護制御装置を有し、Webブラウザを搭載した端末装置との間で、ネットワークを介し前記Webサーバとの接続を可能とすべく構成された保護制御システムにおける遠隔制御方法であって、
    前記Webサーバは、
    遠隔制御を許可する状態と遠隔制御を禁止する状態とを切り替える遠隔制御許可釦の選択動作によって自装置に設定された遠隔制御許可または遠隔制御禁止の情報を前記Webブラウザに通知するステップを含み、
    前記Webブラウザは、
    前記遠隔制御許可および前記遠隔制御禁止の情報に基づいて、前記端末装置上のHMI画面に設けられた運用開始釦に対する操作を有効とするか無効とするかを制御する制御ステップと、
    前記制御ステップの制御結果に基づき、前記保護制御装置の制御機能を確定する前記運用開始釦に対する操作情報を前記Webサーバに通知するステップと、
    を含むことを特徴とする保護制御システムにおける遠隔制御方法。
  8. Webサーバが搭載された保護制御装置を有し、Webブラウザを搭載した端末装置との間で、ネットワークを介し前記Webサーバとの接続を可能とすべく構成された保護制御システムにおける遠隔制御方法であって、
    前記Webサーバは、
    前記Webブラウザから通知された遠隔制御可能日時または遠隔制御不能日時の少なくとも一つの情報を自装置に設定するステップと、
    前記自装置に設定された遠隔制御可能日時および遠隔制御不能日時の情報を前記Webブラウザに通知するステップと、
    を含み、
    前記Webブラウザは、
    前記遠隔制御可能日時および前記遠隔制御不能日時の少なくとも一つの情報ならびに、現在日時の情報に基づいて遠隔制御を許可するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記端末装置上のHMI画面に設けられた運用開始釦に対する操作を有効とするか無効とするかを制御する制御ステップと、
    記運用開始釦に対する操作情報を前記Webサーバに通知するステップと
    含むことを特徴とする保護制御システムにおける遠隔制御方法。
  9. Webサーバが搭載された保護制御装置を有し、Webブラウザを搭載した端末装置との間で、ネットワークを介し前記Webサーバとの接続を可能とすべく構成された保護制御システムにおける遠隔制御方法であって、
    前記Webサーバは、
    前記Webブラウザから通知された遠隔制御可能エリアまたは遠隔制御不能エリアの少なくとも一つの情報を自装置に設定するステップと、
    前記自装置に設定された遠隔制御可能エリアおよび遠隔制御不能エリアのアドレス情報を前記Webブラウザに通知するステップと、
    を含み、
    前記Webブラウザは、
    前記遠隔制御可能エリアおよび前記遠隔制御不能エリアを識別するアドレス情報と、当該Webブラウザが搭載される端末装置が接続されるネットワークのアドレス情報とに基づいて遠隔制御を許可するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に基づいて、前記端末装置上のHMI画面に設けられた運用開始釦に対する操作を有効とするか無効とするかを制御する制御ステップと、
    前記制御ステップの制御結果に基づき、前記保護制御装置の制御機能を確定する前記運用開始釦に対する操作情報を前記Webサーバに通知するステップと、
    を含むことを特徴とする保護制御システムにおける遠隔制御方法。
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