JP5229082B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、電機炊飯器の本体を開閉する蓋体に関するものであり、炊飯動作中の誤操作により、蓋体の開放を防止する構造に関する。
従来から、炊飯器本体に設けられたヒンジ部に蓋体を取り付けることで、内釜を装着する本体の開口部を蓋体により開閉する炊飯器がある。
このような蓋体は、開口部を閉鎖している状態では、蓋体に設けたラッチが本体側のラッチ受け部に係合し、ヒンジ部に設けられた蓋体と本体の間に介在するヒネリバネによって、常に開放方向に付勢された状態で、本体に固定される。
そして、このような蓋体を開く場合は、蓋体もしくは本体側に設けた蓋開ボタンを押下することで、ラッチの係合状態を解除し、ヒネリバネによる蓋開放方向に働く付勢力により、蓋体が開く構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−29402号公報
しかしながら、特許文献1記載の炊飯器は、炊飯動作中においても使用者が誤って蓋開ボタンに触れてしまった場合に、蓋体が開いてしまう可能性がある。
この場合、炊飯工程が完全に行われず炊飯米が生煮えになってしまうだけでなく、沸騰工程中に蓋体が開いた場合、使用者に蒸気がかかる恐れがある。
特に、炊飯中に釜内を加圧する機能を持った炊飯器においては、釜内が高圧な状態の時に蓋体を開くと、内釜内部から蒸気が吹き出して、使用者にやけど等を負わせる恐れがある。
そこで本発明は、上記のような課題を解決するためのものであり、使用者が炊飯工程中に誤って蓋体を開くことがなく、安全に調理を完了することが可能な炊飯器を提供することを目的とする。
本発明にかかる炊飯器は、内部に加熱手段を有し、上面に形成された開口から内釜を出し入れ可能に収容する本体と、前記本体に軸支され前記開口を開閉する蓋体と、前記蓋体が前記開口を閉じた状態で前記本体に係合する蓋体係合手段と、前記蓋体係合手段を解除する蓋体開放ボタンと、前記本体に回動自在に軸支されたハンドルを有し、前記蓋体が前記開口を閉じた状態で、前記ハンドルで前記蓋体をロックすることで、蓋体の開放を抑止するハンドルロック機構を備え、前記ハンドルロック機構の保持力は前記蓋体係合手段の係合が解除された時の前記蓋体の開放力よりも大きくすることにより、課題を解決する。
以上のように各部を構成した炊飯器であれば、ハンドルにより蓋体をロックするため、炊飯工程中に使用者が誤って蓋開ボタンを押下した場合でも、蓋体が開くことなく、安全に調理を完了させることが可能となる。
実施の形態1における炊飯器の斜視図 実施の形態1における炊飯器の断面図 実施の形態1における炊飯器のハンドル収納時の側面図 実施の形態1における炊飯器のハンドルロック時の側面図と蓋体係合部とハンドル係合部が係合した状態を示す図である。 実施の形態1におけるハンドルの斜視図 実施の形態1におけるハンドルに形成されたハンドル係合部の拡大斜視図 実施の形態1におけるハンドルロック時のハンドル固定方向からの斜視図 実施の形態1における蓋体閉時におけるラッチ係合部の詳細図 実施の形態1における蓋体開時におけるラッチ係合部の詳細図 実施の形態1におけるラッチが不完全な状態で係合している時のラッチ係合部の詳細図 実施の形態1におけるラッチが不完全な状態で係合している時にハンドルロックを解除した際のラッチの再係合の動きを示した図 実施の形態1におけるハンドルロック状態におけるラッチ係合部の動きを示した図 実施の形態1におけるハンドル係合部と蓋体係合部の係合関係を示す図a 実施の形態1におけるハンドル係合部と蓋体係合部の係合関係を示す図b 実施の形態1におけるハンドル係合部と蓋体係合部の係合関係を示す図c 実施の形態1におけるハンドル係合部と蓋体係合部の係合関係を示す図d 本発明の実施の形態2における炊飯器の、ハンドルロック時の側面図
実施の形態1
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態1を説明する。
図1、図2を参照すると、炊飯器1は、内釜5を収納するための開口部9aが形成された本体9と、この開口部9aを開閉する蓋体7から構成されている。本体9の底部には、内釜5を加熱する加熱手段11が設けられている。
本体9内部の前側には、操作手段14と、この操作手段14からの信号を受けて加熱手段11を制御する制御手段12が設けられている。
操作手段14には、時間表示やメニュー表示等の表示部を備えた表示手段と、発音部を有する報知手段が設けられている。
本体9の前面には、操作キー13aを配置した操作パネル13が設けられている。この操作キー13aを操作することで、操作手段14から信号を発信して、タイマーセット、メニュー選択、時計セット、炊飯スタート、各種操作の取消、保温等の操作が可能となっている。
図2及び図8〜12を参照すると、本体9の前位置には、後述する蓋体7の前面下方に位置する略L字状の蓋体7の本体への係合手段であるラッチ2と対向する位置に、ラッチ受け部3が設けられている。
このラッチ受け部3は、本体9の前方に開口しており、ラッチ2と係合する係合部3bと、上方から降りてきて接するラッチ2を前方側に押すことで係合し易くするためのテーパー部3aを有する。
ラッチ受け部3は、前方側からラッチ2を受け入れ、ラッチ受け部の係合部3aが上側、ラッチ2の係合部2aが下側となる。尚、ラッチ2とラッチ受け部3の係合状態の詳細は、後述する。
図2を参照すると、本体9の後部には、ヒネリバネ6を有するヒンジ部15が設けられており、蓋体7が回動自在に軸支されている。このヒネリバネ6は、蓋体7と本体9との間に介在して位置し、蓋体7に対して、常に開口部9aが開放する方向へテンションを加えている。
図3〜図7を参照すると、本体9には、略U字形状のハンドル23が回動自在に取付られている。このハンドル23は、一対のアーム部23aと、この各アーム部23aを繋ぐ持ち手部23bと、各アーム部23aの短側に形成された取付軸部23cから構成されている。
そして、このハンドル23は、本体9のぞれぞれの側部に、取付軸部23cを嵌合することにより、持ち手部23bが、蓋体7が閉じた状態の本体上方を、取付軸部23cを中心に回動するように構成されている。
また、本体9の後面には、ハンドル23の後方への回動を停止させるためのストッパー24が設けられている。
また、ハンドル23が、可動範囲の一番前側に位置する状態(後述するハンドル23が蓋体7をロックした状態)では、ハンドル23の固定角度方向(図4のB方向)から本体9を斜視した場合、蓋体7に設けられる蓋開ボタン4が、前記ハンドル23によって隠れるように構成されている。
更に、ハンドル23の前面には、これらの機構の機能説明や使用上の注意などを認識させるための表示手段28が設けられている。
そして、ハンドル23の両アーム部23aの本体側には、アーム部の表面から凹部を形成することより、ハンドル係合部26が設けられている。
尚、このハンドル係合部26は、後述する蓋体7の側部に凸部を形成することにより設けられる蓋体係合部27と係合する部位であり、ハンドル係合部26と蓋体係合部27と共にハンドルロック機構を構成している。両部材の係合状態・形状の詳細は後述する。
次に、図2を参照すると、蓋体7は、蓋体7の上側外郭をなす上蓋18と、上蓋18の下側に設けられる下蓋17と、後述する蓋保温ヒータが発生する熱を放熱することで内釜内部の保温を行う放熱板19により構成されている。
下蓋17は、係合及びネジ等によって上蓋18に固定されている。放熱板19は、下蓋17に設けた放熱板係止片(図示せず)によって固定されている。
下蓋17には、放熱板19に熱を付与する蓋保温ヒータ(図示せず)を備えた仕切り板21が固定される他、圧力調整弁20を機械的に閉栓・開栓して、内釜内の加圧、開放を切換える圧力調整手段25を配置する。
放熱板19には、鋼球によって蒸気抜け穴を閉塞する方式の圧力調整弁20と、スプリングにより、弁体を密着させ蒸気抜け穴を塞ぐ方式の安全弁(図示せず)が設けられている。
また、この放熱板19には、蓋体17が開口部9aを塞ぐ時に、内釜5との気密性を保つ蓋パッキン22が設けられている。このパッキン22は、炊飯工程中に圧力調整手段25の作動によって釜内が高圧となっても、内釜内部から蒸気漏れが発生しないようにシールするためのものである。
次に、上蓋18に形成された開口18aには、この開口を出没自在に配置された蓋体7を開放するための蓋開ボタン4を備えられ、蓋体7の前面下方には、蓋開ボタン4の動きに連動する略L字形状のラッチ2が設けられている。
次に、図8〜12を参照すると、ラッチ2は、ラッチ受け部3と係合する蓋体内方に延出する係合部2aと、このラッチ2を蓋体7に対して回転自在に軸支する軸部2bと、軸部2bに設けられラッチ2を所定のバネ力で常にラッチ受け部3との係合方向へテンションが加えるヒネリバネ(図示せず)を有する。
次に、蓋体7が本体開口部9aを開閉する際の本体9への蓋体係合手段であるラッチ2とラッチ受け部3の関係を各状態に分けて説明する。
(1)蓋体7が開いている状態から本体9に閉まる場合
図12を参照すると、蓋体7が開口部9aを閉める方向に動かされることにより、ラッチ2がラッチ受け部3に接触する。このとき、ラッチ2の係合部2aは、ラッチ受け部3のテーパー部3aに接触しながら下方へ移動することで、ヒネリバネから作用するバネ力に抗して、前方に押圧される。
そして、テーパー部3aをラッチの係合部2aが乗り越えることで、ラッチ受け部の係合部3bの下側にラッチ2の係合部2aが入り込み、ラッチ2とラッチ受け部3が係合される。
尚、ラッチ2とラッチ受け部3が係合する位置より、更に下方向にラッチ2の係合部2aが移動できる係りしろΔdを設けることで、ラッチ2とラッチ受け部3がスムーズに係合可能に構成されている。
(2)蓋体7が閉じている状態
図8を参照すると、蓋体7が開口部9a閉じている位置において、ラッチ受け部3とラッチ2の係合部2aが、上下の位置関係で係合して、蓋体7が本体9に固定される。
尚、この状態において、蓋体7は、ヒンジ部15に設けられているヒネリバネにより、開放方向にテンションが作用しているので、ラッチ受け部3の係合部3bに対してラッチ2の係合部2aが、上方向に付勢した状態となる。
(3)蓋体7が閉じている状態から開く場合
図9を参照すると、蓋体を開放する場合は、蓋開ボタン4を押下する動作に連動して、ラッチ2が軸2bを中心に回動し、係合部2aがラッチ受け部3の下側から前方へ退避することで、ラッチ受け部3との係合が解除され、蓋体7が開放可能になる。
そして、蓋体7に作用するヒンジ部15に設けられたヒネリバネのテンションで、蓋体7が開く。
次に、図5及び図13〜図16を参照して、本体9に回転自在に設けられたハンドル23に形成されたハンドル係合部26と蓋体7の側部に設けられた蓋体係合部27の形状と、係合関係を詳述する。
尚、図13〜図16は、本体1の側方から見た図であり、点線で示されている部分は、アーム23aに隠れる部分である。また、図中の一点破線Lは、ハンドル23が動く時に後述するハンドル係合部26の先端部26aが通る軌跡を示している。
図13は、蓋体7が本体9に閉まっている状態において、ハンドル係合部26と蓋体係合部27が係合する前であって、両部材が互いに離れた状態を示した図である。
ハンドル23の両アーム部23aの本体側には、アーム部に凹部を形成することより、ハンドル係合部26が設けられている。
ハンドル係合部26は、蓋体係合部27と係合状態の時、蓋体係合部27の蓋体7開放方向側を保持する開放側保持部26aと、蓋体係合部27の前側を保持する前側保持部26bと、この前側保持部26bの先端に位置し、蓋体係合部27と係合する時に、蓋体係合部27を押圧する先端部26cを有し、蓋体係合部27を受け入れる開口部26dが形成されている。
次に、蓋体7の両側部には、側部から突出する凸部を形成することにより蓋体係合部27が設けられている。
この蓋体係合部27は、ハンドル係合部26と係合状態の時に、開放側保持部26aに保持される開放側被保持部27aと、前側保持部26bに保持される前側被保持部27bと、ハンドル係合部26と係合する時に、先端部26cに押圧される被押圧部27cを有する。
この様に、ハンドル係合部26と蓋体係合部27の位置関係は、蓋体7が本体9に閉じられている状態において、ハンドル23をハンドル係合部26と蓋体係合部27が係合する方向に動かした場合に先端部26cが描く軌跡Lの外側に、蓋体係合部27の一部がはみ出す状態となる位置関係である。
次に、図14は、蓋体7が本体9に閉まっている状態において、ハンドル係合部26と蓋体係合部27が係合する前であって、先端部26cが蓋体係合部27に接触した状態を示した図である。
この状態において、ハンドル係合部26と蓋体係合部27を係合させる為に、ハンドルを炊飯器の前側(図中、R方向)に移動すると、先端部26cが描く軌跡Lの外側に、蓋体係合部27の一部がはみ出す状態なので、先端部26cと蓋体係合部27の被押圧部27cが接触する。
尚、この状態において、本体9と蓋体7との間をΔX1の間隔を明けて、ラッチ2とラッチ受け部3の係合により、蓋体7が本体に閉じられている(図7の状態)。
次に、図15は、蓋体7が本体9に閉まっている状態において、ハンドル係合部26と蓋体係合部27が係合する前であって、先端部26aが蓋体係合部27に接触して、更にハンドル23をハンドル係合部26と蓋体係合部27が係合する方向Rに、動かしている状態を示した図である。
この状態において、蓋体7は、ラッチ2とラッチ受け部3の係合により、本体開口部を閉じた状態であるが、ラッチ2がラッチ受け部3の係合時に、両部位がスムーズに係合するように、ラッチ2とラッチ受け部3との間には、係りしろΔdを設定している(図11参照)。
これにより、ラッチ2がラッチ受け部3の係合により蓋体7が閉じている状態でも、係りしろΔdの分だけ、更に、蓋体7が本体9側に押し込むこと(近づけること)が可能である。
従って、ハンドル23をハンドル係合部26と蓋体係合部27が係合する方向に動かすことにより、ハンドル係合部23の先端部26aが蓋体係合部27の被押圧部27cを押し下げ、蓋体7が本体9側に押し込まれる。(この時、蓋体7と本体9との間隔がΔX2に狭まる(ΔX1>ΔX2)。)
これにより、軌跡Lの外側にはみ出していた蓋体係合部27は、軌跡Lの内側に押し込まれるので、先端部26aが被押圧部27cを乗り越え、ハンドル係合部26と蓋体係合部27は係合される。
図16は、蓋体7が閉まっている状態において、ハンドル係合部26と蓋体係合部27が係合した状態を示した図である。
この状態において、蓋体係合部27は、ハンドル係合部26の開放側保持部26aと前側を保持する前側保持部26bに保持されることで、ハンドル係合部26と蓋体係合部27の係合状態が保たれている。
また、ハンドル係合部26と蓋体係合部27の係合過程で一度ΔX2に狭まった蓋体7と本体9との間隔は、蓋体7が、ヒンジ部15に設けられたヒネリバネのバネ力で、ラッチ2とラッチ受け部3の係合位置まで戻ることで、ΔX1に戻る。
この時、蓋体7と本体9との間隔がΔX1に戻ることで、蓋体係合部27の一部は、軌跡Lの外側にはみ出す位置となり、ハンドル係合部26と蓋体係合部27の係合が強固になる。
以上のように、ハンドル係合部26と蓋体係合部27により、蓋体7の開放を抑止するハンドルロック機構が構成され、両部位の係合により、蓋体7にハンドルロックが作用する。
次に、ハンドルロック中に、蓋開ボタン4を誤操作した状態を説明する。
ハンドル23が蓋体7をロック状態の時に、蓋開ボタン4が押下された場合、ラッチ2は、開放方向に可動しラッチ受け部3との係合は解除されるが、ハンドル23が蓋体7をロックしているので、蓋体7は開放されない状態となる。
このとき、ラッチ2はラッチ受け部3の係合部3bではない、不完全な位置に接した状態となる(図10参照)。
この状態からハンドル23の蓋体7へのハンドルロックを解除、つまり、ハンドル係合部26と蓋体係合部27の係合を解除すると、解除動作の過程でハンドル係合部26の先端部26aが、蓋体係合部27を乗り越える際の反力で、先端部26aが蓋体係合部27を押圧して、蓋体7が本体側に押されることになる。
このとき、図11を参照すると、蓋体7と本体9の間隔がΔX2まで狭まると同時に、不完全な状態でラッチ受け部3に接しているラッチ2は、下方向に移動し、ラッチ2に設けられたネジリバネのバネ力で、ラッチ受け部3に係合する。
以上のように各部を構成することで、蓋体7が本体9を閉めた状態のとき、ハンドル23をストッパー24の位置である収納位置からAの方向へ回動させると、ハンドル係合部26と蓋体係合部27が交叉して係止することで、ハンドル23により蓋体7をロックする。
これにより、使用者が誤って蓋開放ボタンを操作しても、ハンドル23により蓋体7がロックされているので、蓋体7の不意の開放を抑止することが可能となる。
特に、ハンドル係合部26と蓋体係合部27の係合過程で、ラッチ2とラッチ受け部3の係りしろΔdを用いて、蓋体7と本体9の間隔をΔX2に狭め、後にヒンジ部15に設けたヒネリバネのテンションを用いて、蓋体7と本体9の間隔をΔX1に広げることで、ハンドル係合部26と蓋体係合部27の係合を行う、つまり、蓋体7に作用するヒネリバネのテンションを用いて係合を行うので、ハンドルロックの蓋が開放する力に対する保持力をより強くすることが可能となる。
更に、ハンドルロックを解除するとき、一度、蓋体7と本体9の間隔をΔX2に狭まるので、ハンドル23が蓋体7をロックした状態で、誤使用等によりラッチ2とラッチ受け部3の係合が解除されている状態でも、ハンドル23の蓋体7へのロック解除する際に、ラッチ2が下方へ動き、再度ラッチ2がラッチ受け部3に係合して、蓋体が閉まった状態に再保持する。
従って、使用者が誤って蓋開放スイッチを押しても、蓋体の開放を抑止できると共に、誤使用状態から安全に蓋体を開放することができる。
更に、図7に示すように、ハンドル23がロック状態の時に、蓋開ボタン4がハンドル23によって隠れるように構成されているので、使用者は蓋開ボタンを押下する前にハンドルロックを解除する可能性が高くなり、ハンドルロック機能の有効性が高まる。
更に、前記ハンドル23の前面にこれらの機構の機能説明や使用上の注意などを認識させるための表示手段28を設けることによって、使用者がハンドルロック機構の機能の意義を理解しやすく有効である。
更に、本実施の形態では、ハンドル係合部26と蓋体係合部27は、それぞれハンドル23や蓋体7に一体に形成されているが、これらの部位を別部材として金属により形成しても良い。
このように、ハンドル係合部26と蓋体係合部27を金属により形成することにより、開閉の都度、係合と解除が繰り返される当該部位の耐久性を向上することが可能となる。
更に、本実施の形態では、蓋体7が閉まっている状態で、ハンドル係合部26と蓋体係合部27が係合して、蓋体7がハンドル23によりロックされた状態(図16の状態)では、蓋体7が閉まっている状態で、ハンドル係合部26と蓋体係合部27が係合する前の状態(図13の状態)と同じ蓋体7と本体9の間隔(ΔX1)となっている。
この様な形態に加え、ハンドル係合部26と蓋体係合部27の係合位置を実施の形態1での係合位置より前側にすることで、ハンドルロック時の蓋体7と本体9の間隔がΔX1より狭い間隔ΔX3となるようにしてもよい(ΔX1>ΔX3>ΔX2)。
このように構成することで、蓋体開放スイッチの誤操作による不意の開放を防止できると共に、蓋体7の本体9と蓋体7との間隙が通常の閉止状態の間隔(ΔX1)よりも小さいので、この本体9と蓋体7との間隙からの放熱が抑制され、炊飯器の断熱性が向上し、省エネルギー化が可能となる。
尚、本実施の形態において、ハンドル23のロック位置は、ハンドル23の軸部を通るほぼ垂直起立線Cを超えた位置となっているが、垂直起立線上や垂直起立線Cを越えない位置で蓋体7をロックしてもよい(図4参照)。
実施の形態2.
図17は、実施の形態2における炊飯器のハンドルロック時の側面図である。尚、実施の形態1と同一または相当部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
ハンドル23は、ロック位置では持ち手部23bが蓋開ボタン4にほぼ接する位置で固定されている。これによって、蓋開ボタン4は前記ハンドルによって保護され、使用者は炊飯時に蓋開ボタンに触れることができないため、誤って蓋体7が開いてしまうことがない。
以上のように各部を構成すれば、蓋開ボタンはより安全な方法で保護され、使用者の誤操作による蓋の開放を防いで安全に調理を完了することが出来る。これに加え、誤作動により蓋が開放されても、ハンドルが蓋の開放を阻止することが可能となる。
1 炊飯器
2 ラッチ
3 ラッチ受け部
4 蓋開ボタン
6 ヒネリバネ
7 蓋体
9 本体
15 ヒンジ部
23 ハンドル
26 ハンドル係合部
27 蓋体係合部
28 表示手段

Claims (9)

  1. 内部に加熱手段を有し、上面に形成された開口から内釜を出し入れ可能に収容する本体と、前記本体に軸支され前記開口を開閉する蓋体と、前記蓋体が前記開口を閉じた状態で前記本体に係合する蓋体係合手段と、前記蓋体係合手段を解除する蓋体開放ボタンと、前記本体に回動自在に軸支されたハンドルを有し、
    前記蓋体が前記開口を閉じた状態で、前記ハンドルで前記蓋体をロックすることで、蓋体の開放を抑止するハンドルロック機構を備え、前記ハンドルロック機構の保持力は前記蓋体係合手段の係合が解除された時の前記蓋体の開放力よりも大きいことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記ハンドルロック機構は、前記蓋体に設けた蓋体係合部と前記ハンドルに設けたハンドル係合部からなることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記蓋体係合手段が不完全な係合状態であるとき、前記ハンドルロック機構をロックすることにより、前記蓋体係合手段が確実に係合されることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の炊飯器。
  4. 前記ハンドルロック機構がロックした状態の時に、前記蓋体係合手段の係合が不完全な状態となっても、前記ハンドルロックを解除することで、前記蓋係合手段が確実に係合することを特徴とする請求項1乃至3に記載の炊飯器。
  5. 前記ハンドルロック機構により前記蓋体をロックした状態では、前記ハンドルの固定角度方向から前記本体を斜視した場合、前記蓋体開放ボタンが前記ハンドルに隠れるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4に記載の炊飯器。
  6. 前記ハンドルロック機構により前記蓋体をロックした状態では、使用者から目視可能な前記ハンドルの位置に、表示部を形成したことを特徴とする請求項1乃至5に記載の炊飯器。
  7. 前記ハンドルロック機構を金属部材で構成したことを特徴とする請求項1乃至6に記載の炊飯器。
  8. 前記ハンドルロック機構により蓋体がロックされた状態の時、前記蓋体は通常の閉口状態よりも本体側に近接した状態となることを特徴とする請求項1乃至7に記載の炊飯器。
  9. 前記ハンドルロック機構により蓋体がロックされた状態の時、前記ハンドルの一部が蓋開ボタンの押下を防止することを特徴とする請求項1乃至8に記載の炊飯器。
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