JP5226418B2 - 耐火二層集合管継手用閉塞装置 - Google Patents

耐火二層集合管継手用閉塞装置 Download PDF

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Description

本発明は、耐火二層集合管継手の接続口に適用される閉塞装置に関する。
従来、合成樹脂製の内管に繊維混入モルタルの被覆層を形成した構成の耐火二層集合管継手が知られており、排水性が良いが熱に弱い内管をモルタルの被覆層で保護することで火災などに対する安全性を保有するようになっている。また、この種の継手には、複数個の枝管接続口を備えたものがあり、これを例えば多層の建物の排水縦管の途中に設けて複数本の枝管からの排水を合流させることも行われている(特許第3567427号公報参照)。このような合流型の耐火二層集合管継手には、例えばトイレと浴槽の2系統から排水する場合、トイレと浴槽と台所の3系統の排水の場合など接続予定の枝管本数に応じた数の枝管接続口を備えたものが使用される。
建物の建設工事では、比較的早い段階で排水管が設備されるが、これは建物内で使用されるトイレや浴槽などの住宅設備機器が確定した場合であって、間取りが未定で住宅設備機器が確定しないときには排水系統の工事を進行させることができず、配管の工期が長引く不都合があった。また、設備機器の変更などで枝管本数が減少した場合はその枝管接続口または枝管を耐火性の部材を使用して漏水しない確実な方法で永久閉鎖すればすむが、設計変更やリフォームなどで枝管本数が継手の枝管本数よりも増加する場合には集合管継手全体の交換が必要で、その工事は非常に困難を伴い、枝管増加には簡単に対応できない不都合があった。
また、従来の配管工事において、耐火二層集合管継手と枝管の接続部分に生じる隙間を塞ぎ、火災の熱で耐火二層管の内管が損傷することを防止するため、接着性を有する耐火性のテープ状目地をその接続部分に巻き付けることが行われている(特開2004−150619号公報参照)。
特許第3567427号公報 特開2004−150619号公報
上記の枝管増加に対応できないという不都合は、予め枝管接続口の数が多い耐火二層集合管継手を排水系統に取付けておき、不要な枝管接続口は着脱自在に密閉栓を施して仮止めしておくことで解決できるのではないかと考えたが、密閉栓を合成樹脂製の内管にねじ止めした場合はねじの緩みによる漏水の危険があり、簡単な手段で耐火性を損なわずに且つ着脱自在に密閉栓を設けることは困難であった。
本発明は、耐火二層集合管継手のこうした不都合を解消し、耐火性を損なわずに簡単且つ安価に枝管増加に対応できる閉塞装置を提供することを課題とするものである。
本発明では、上記課題を解決すべく、耐火二層集合管継手の合成樹脂製の継手内管に設けられた枝管接続口に一端が嵌入され接着される合成樹脂製の短管と、該短管の他端に接着され且つ繊維混入モルタルで被覆された合成樹脂製のキャップと、該枝管接続口への嵌入代を残した状態で該短管の外周に遊嵌された繊維混入モルタル製のモルタル管と、該キャップ及びモルタル管の連接部分の外周面に巻き付けされた耐火性のテープ状目地とで構成した。
上記モルタル管と上記キャップとの間に、短管を切断する刃物が進入できる幅の隙間を設けることが好ましく、上記モルタル管の長さを配管ソケットの嵌着に適した長さとし、モルタル管の外径を上記継手内管の外径より大きく形成することが好ましい。
本発明の装置は、耐火二層集合管継手のさし当たっては使われない枝管接続口を装置の短管の一端を嵌入して接着することで閉塞するもので、その後の設計変更やリフォームなどで排水系統の増設が要望されたときには、テープ状目地を剥がしてモルタル管とキャップの連接部分を露出させ、この連接部分に鋸などの刃物を進入させて短管を切断し、キャップを短管の一部とともに切り離す。そして枝管接続口と接着されて残る短管の部分からモルタル管を抜き出し、この短管の部分に市販の耐火性の配管ソケットを接続したのち増設すべき排水管を配管ソケットに接続することで、簡単に閉塞を解除して枝管を増設できる。さらに、排水系統の本数の変更に自在に対応できるので、予め接続口の多い集合管継手を用意しておけば、その本数の確定を待たずに集合管継手や縦管、枝管を配管して作業を進行させ、配管時間を短縮することも可能になる。
該モルタル被覆のキャップを短管の端部に接着剤により予め接着し、モルタル管を短管に挿通した状態でテープ状目地を巻いて組み立てておくと、閉塞装置が一体になるので短管の端部を枝管接続口に接着剤を使用して嵌着するだけで簡単に閉塞でき、搬送にも便利であり、接続口は接着されたキャップにより密閉されるので漏水せず、短管はモルタル管と耐火性のテープ状目地とモルタル被覆されたキャップとで囲まれているので十分な耐火性を維持できる。なお、耐火二層管継手の枝管接続口へ本発明の装置を取付ける時期は、該継手を配管施工する以前でも以後でもよい。
該テープ状目地を巻き付けるときに、短管を切断する刃物の進入が容易になるように、該モルタル管とキャップとの連接部分に隙間を形成しておくと、上記した短管を切断するときの刃物の進入が容易になる。
上記モルタル管の長さを配管ソケットの嵌着に適した長さに設定しておくことで、寸法の計測を行わずに短管の切断作業を行えるから、作業性が良くなり、モルタル管の外径を上記継手内管の外径より大きく形成しておくことで、閉塞装置を取付けたときに枝管接続口の端部に露出する継手内管の端面をモルタル管で覆うことができるようになり、火災のときの熱から継手内管を保護して火災に対する安全性が向上する。
本発明の実施例を別紙図面に基づき説明すると、図1、図2及び図4において、符号1は本発明の耐火二層集合管継手用閉塞装置、図5の符号2は本発明の閉塞装置1が適用される枝管接続口9を3個有する耐火二層集合管継手を示す。該閉塞装置1は、一端8が枝管接続口9に嵌入されて接着される硬質塩化ビニール製の短管3と、該短管3の他端12に接着され且つ繊維混入モルタル4で被覆された合成樹脂製のキャップ5と、該短管3の外周に遊嵌された繊維混入モルタル製のモルタル管6、およびキャップ5とモルタル管6の連接部分を覆うようにこれらキャップ5及びモルタル管6の外周面に巻きつけられた耐火性のテープ状目地7とを備えており、該モルタル管6は、短管3の一端側に枝管接続口9への嵌入代10を残した状態で遊嵌した。
図示の例では、該キャップ5とモルタル管6の連接部分に隙間11を形成し、短管3を切断するための刃物13がモルタル管6に邪魔されることなく短管3まで進入してこれを切断できるようにした。
該耐火二層集合管継手2は、図4に示したように、硬質塩化ビニール製の継手内管2aを繊維混入モルタル層2bで被覆した構成を有しており、繊維混入モルタル層2bの枝管接続口9に位置した端面には熱膨張性目地材2cを取付け、火災の際にはこれが膨張して接続した閉塞装置1のモルタル管6との間に熱の進入を防止し、合成樹脂製の継手内管2aの損傷が防止されるようにした。また、モルタル管6の外径を継手内管2aの外径よりも大きく形成しておくことで、継手内管2aの端面を接続したモルタル管6で覆うことができ、火災のときに熱が継手内管2aに作用することを防止できるので、この枝管接続口9の部分には熱膨張性目地の巻き付けなどの耐火装甲が不要になる。
該テープ状目地7の構成の一例は図3に示した如くであり、焼成炭化したアクリル繊維布帛15に難燃性の接着剤を含浸させ、この布帛15にガラス繊維のメッシュ16を介してアルミ箔14を重層した構成の市販品を使用した。この目地は火災の熱に耐える性能を有しており、隙間11に火災の熱が進入することを阻止し、内管2aや短管3が損傷することを防止する。
該耐火二層集合管継手2は、例えば図5に示したように床スラブ17に埋設され、上下の接続口に、内管が硬質塩化ビニール製で外管が繊維混入モルタル製の耐火二層管からなる縦管18、18を接着剤により接続するとともに枝管接続口9に便器などへの同様の耐火二層管からなる枝管19を同様に接続して配管工事が行われる。図示の場合、3個の接続口のうち、さし当たって使う予定のない接続口9に本発明の閉塞装置1が接続される。その接続状態の詳細は図4の断面図に明示した通りであり、短管3の嵌入代10の周面に接着剤を塗布し、集合管継手2の雌型の枝管接続口9内に挿入して接合され、嵌入代10を集合管継手2の繊維混入モルタル層2bの層とモルタル管6が連続するように設計しておくことで集合管継手2の接続口9から閉塞装置1の端部のキャップ5までが耐火装甲を施された状態になる。また、接着により閉塞装置1を取付けるので、緩みがなく防水性を長期間良好に維持できる。
リフォームその他の理由により閉塞装置1で閉鎖した枝管接続口9を開口する要望が生じた場合、まずテープ状目地7を剥がして隙間11を露出させ、隙間11へ鋸などの刃物13を進入させて短管3を切断し、キャップ5を除去するとともに図6で示したように遊嵌状態のモルタル管6を取り去る。これにより当該接続口6は短管3の残り半部が突き出した状態になり、その半部に市販の耐火二層形の配管ソケット20を接着剤により接合し、これに耐火二層形の新たな枝管21をつなぐことで排水系統が簡単に増設できる。
該配管ソケット20の一例の詳細は図7に示す如くであり、両側が雌型に形成された合成樹脂製の内管20aの外周を繊維混入モルタルの被覆層20bで被覆した構成を備え、これの一端を接着剤を塗布した半部の短管3に嵌着し、他端に枝管21を接続すると図8に見られるような耐火二層管で構成された排水系統が完成する。モルタル管6の長さは、配管ソケット20の内管20aの嵌入深さ22に一致するように形成され、これを一致させることにより集合管継手2の繊維混入モルタル層2bの被覆が配管ソケット20のモルタルの被覆層20bと隙間なく連続し、火災時の熱で合成樹脂製の内管類が損傷することを防止できる。
排水系統の本数が確定しない状況であっても、予め枝管接続口9の多い集合管継手2を用意して配管施工を進めることが可能になり、施工後にその本数が増えた場合、閉塞装置1を切断して簡単に対応でき、施工時間を短縮できる利点がある。
本発明の装置の全体側面図 図1の2−2線部分の断面図 テープ状目地の一部切断斜視図 本発明の装置の切断側面図 本発明の装置の使用状態の側面図 本発明の装置の作動状態の側面図 配管ソケットの断面図 配管増設状態の側面図
符号の説明
1 耐火二層集合管継手用閉塞装置、2a 継手内管、2b 繊維混入モルタル層、2 耐火二層集合管継手、3 短管、4 繊維混入モルタル、5 キャップ、6 モルタル管、7 テープ状目地、8 一端、9 枝管接続口、10 嵌入代、11 隙間、13 刃物、20 配管ソケット、

Claims (3)

  1. 耐火二層集合管継手の合成樹脂製の継手内管に設けられた枝管接続口に一端が嵌入され接着される合成樹脂製の短管と、該短管の他端に接着され且つ繊維混入モルタルで被覆された合成樹脂製のキャップと、該枝管接続口への嵌入代を残した状態で該短管の外周に遊嵌された繊維混入モルタル製のモルタル管と、該キャップ及びモルタル管の連接部分の外周面に巻き付けされた耐火性のテープ状目地とで構成したことを特徴とする耐火二層集合管継手用閉塞装置。
  2. 上記モルタル管と上記キャップとの間に、短管を切断する刃物が進入できる幅の隙間を設けたことを特徴とする請求項1に記載の耐火二層集合管継手用閉塞装置。
  3. 上記モルタル管の長さを配管ソケットの嵌着に適した長さとし、モルタル管の外径を上記継手内管の外径より大きく形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の耐火二層集合管継手用閉塞装置。
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