JP5225666B2 - 永久磁石型の回転電機 - Google Patents

永久磁石型の回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP5225666B2
JP5225666B2 JP2007320483A JP2007320483A JP5225666B2 JP 5225666 B2 JP5225666 B2 JP 5225666B2 JP 2007320483 A JP2007320483 A JP 2007320483A JP 2007320483 A JP2007320483 A JP 2007320483A JP 5225666 B2 JP5225666 B2 JP 5225666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
outer rotor
permanent magnet
magnet case
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007320483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009148019A (ja
Inventor
雅和 川岸
茂 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2007320483A priority Critical patent/JP5225666B2/ja
Publication of JP2009148019A publication Critical patent/JP2009148019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5225666B2 publication Critical patent/JP5225666B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、自動二輪車やバギー車のように小型車両に搭載される永久磁石を用いて構成される永久磁石型の回転電機の技術分野に属するものである。
一般に、この種の永久磁石型の回転電機は、フェライト磁石のような永久磁石を、有底円筒状をしたヨーク内周面に周回り方向所定の間隔を存して設けてアウタロータ(回転子)と、該アウタロータと同心状に設けられ、コイルが巻装されたティース部(突極)を放射方向に突出して設けたステータコア(固定子)とを用い、エンジン駆動に基づいてアウタロータを回転させることでコイルに起電力を誘起して発電する一方、エンジン始動時にはコイルに電流印加をすることでアウタロータを強制回転させてエンジン駆動をするようにしている。
このような永久磁石型の回転電機において、永久磁石は、磁石ケースを用いてヨーク内周面に取付けられることになるが、該磁石ケースは、ヨーク底面に形成した突起を磁石ケースに形成した貫通孔に貫通させることで回り止め状に組込む構成になっていた(例えば特許文献1参照)。また逆に、ヨーク底面に貫通孔を穿設し、該貫通孔に磁石ケースに設けた突起を貫通させることで回り止め状に組込むものもあった。
特開平9−163651号公報
ところが前記従来のものは、ヨーク底面に突起または貫通孔を穿設して回り止めする必要があるため、これらの加工が必要になって作業性が悪いという問題がある。
しかも近年、製品の多様化に伴い永久磁石型の回転電機(一般に、発電機、始動モータとして利用されるためACGモータとも呼ばれている)についてみたとき、取付けられる永久磁石についてフェライト磁石だけでなく希土類磁石のように高磁力のものが採用されることもあり、しかも要求されるヨーク形状も種々のものがあり、これらが要因になって永久磁石のヨークに対する軸芯方向の取付け位置が種々異なったものになり、この結果、突起を貫通孔に貫通して回り止め状に組込むものである場合、永久磁石の取付け位置が異なるごとに対応した磁石ケースをいちいち作成する必要があるうえ、細かい部品管理も必要になって面倒かつ煩雑であるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、回転自在に設定され、内周面に交互に異極となる永久磁石が周回り方向に間隙を存して設けられる有底円筒状のアウタロータと、該アウタロータに内装され、外周に複数のティースが形成されたコア材にコイルを巻装したステータコアとを備えて構成される永久磁石型の回転電機において、前記永久磁石を磁石ケースを介してアウタロータ内周面に組付けるため該アウタロータの内周面に磁石ケースを内嵌状に嵌め込んで組込みをするにあたり、該磁石ケースの外周面には、アウタロータの磁石ケース組込み部位の内径よりも大径になっていて、磁石ケースをアウタロータに組込んだとき潰れて磁石ケースの回り止めをするためのリブが突出形成される一方、アウタロータの磁石ケース組込み部位には、前記磁石ケースの先端が突き当たることで磁石ケースの軸方向の位置決めを行なう段差部が形成され、該段差部の軸芯方向の位置を調整することで、永久磁石のアウタロータに対する軸芯方向の取付け位置を変更できる構成にしたことを特徴とする永久磁石型の回転電機である。
請求項2の発明は、リブは、軸心方向に稜線が向いた山形形状で、かつ嵌め込み方向基端側が高く、先端側が低い傾斜状になっていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石型の回転電機である。
請求項3の発明は、磁石ケースを介してアウタロータ内周面に取り付けられた永久磁石の内周面を磁石カバーで覆蓋すると共に、該磁石カバーは、アウタロータの開口端を内側にカシメることでアウタロータに取付固定されることを特徴とする請求項1または2記載の永久磁石型の回転電機である。
請求項1の発明とすることにより、永久磁石を磁石ケースを用いて組付けるものでありながら、該磁石ケースの回り止めを、磁石ケースをアウタロータに嵌め込んだとき磁石ケース外周面に形成したリブが潰れることでなされることになって、アウタロータの底面部に貫通孔や突起を形成しないでもよいものになる。
請求項2の発明とすることにより、リブが先端側ほど低い傾斜状になっていることにより、リブの嵌め込みおよび潰し作業が容易になることになる。
次ぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図中、1は永久磁石型の回転電機であって、該回転電機1は、有底円筒状をしたアウタロータ2と、該アウタロータ2の内周に該アウタロータ2と同心状に設けられるステータコア3とを用いて構成されるが、前記アウタロータ2を構成すべく、軸芯方向一端側が開口した有底円筒状のヨーク4の底部4aには、中心部に位置して筒内側方に突出するボス部4bが形成され、該ボス部4bが図示しないエンジン側の出力軸に連結され、そして始動モータとして使用するときにはステータコア3に通電されて後述するコイルが励磁されることに基づいてアウタロータ2の強制回転がなされ、これによってエンジンが始動回転される一方、発電機として使用するときにはエンジン側の駆動回転によってアウタロータ4が従動回転し、これによってステータコア3に設けたコイルが電磁誘導され、これによって発電するようになっている。
前記ヨーク4の内周面部4cには永久磁石5の複数が周回り方向に所定間隔を存して組み付けられるが、そのため該内周面部4cは、内周面開口側半部の内径が底面側半部の内径に対して大径となるよう例えば切削による加工が施されており、これによってヨーク内周面部4cは、開口側に磁石取付け部4dが形成され、その筒奥側(筒底側)に内径が小径となる状態の段差部4eが形成された構成になっている。そして磁石取付け部4dには、後述する磁石ケース6を介して永久磁石が取付けられ、該取付けられた永久磁石5の内周面を磁石カバー7で覆蓋する構成になっている。
因みに、該磁石カバー7の開口側端部は外径方向に折曲したフランジ部7aが形成され、該フランジ部7aをヨーク開口端に形成の大径となる段差部4fに当てがった状態で肉薄になった外径部4gを内側にカシメることで磁石カバー7はヨーク4に取付け固定されるようになっている。
一方、前記ステータコア3は、ヨーク4と同心になる状態で、前記ボス部4bの外径よりも大径になるコア部3aが形成され、該コア部3aから周回り方向所定角度を存してティース3bが突出し、該ティース部3bにコイル9が巻装されたものであり、ティース部3bの外周面が磁石カバー7に隙間(ギャップ)を存して対向するようになっている。
そしてエンジン駆動によりアウタロータ2が強制回転した場合に、コイル9に起電力を誘起して発電する一方、エンジン始動時にはコイル9に電流印加をすることでアウタロータ2を強制回転させてエンジン駆動をするようになっている。尚、ヨーク4の外周面には、回転状態(位置)を、図示しない検知センサで検知するための突起4hが形成されている。
前記磁石ケース6は円環状をした樹脂材からなり、外周部を磁石取付け部4dに内嵌することでヨーク4に組込まれるが、その外径は、磁石取付け部4dの内径よりも僅かではあるが小径になっていて磁石取付け部4dに遊嵌できることになるが、外周面6aには、周回り方向所定間隔を存して磁石ケース6の回り止めをするためのリブ6bが突出形成されている。該リブ6bは、稜線が軸心方向を向いた山形形状、つまり軸芯方向から見たときに山形形状になっているが、磁石ケース6の磁石取付け部4dへの嵌め込み方向先側ほど稜線が低くなる傾斜形状になり、嵌め込み方向基端6cでは磁石取付け部4dの内径よりも大径で、嵌め込み方向先端6dでは外周面6aと面一状になっている。そして磁石ケース6をヨーク4に嵌め込んだ場合に、嵌め込み先端6dを段差部4eに突き当てることで軸心方向に位置決めがなされ、また前記リブ6bが磁石取付け部4dによって潰された状態となって該磁石取付け部4dに圧接し、該圧接による抵抗によって磁石ケース6のヨークに対する回り止めがなされるようになっている。
叙述のごとく構成された本発明の実施の形態において、永久磁石5を磁石ケース6を介してヨーク4内周面に形成される磁石取付け部4dに組付けるにあたり、磁石ケース6の外周面6aに、磁石取付け部4dの内径よりも大径になったリブ6bが設けられ、該リブ6bを押しつぶす状態で磁石ケース6がヨーク内周面に嵌め込まれる結果、押し潰されたリブ6bが磁石取付け部4dの内周面に圧接することになって回り止めがなされ、これによって従来のようにヨーク底面部4aに回り止め用の貫通孔や突起を形成するような面倒かつ煩雑な工程が必要ないことになって、作業性の向上が図れる。
しかもこのものでは、リブ6bは、軸心方向に稜線が向いた山形形状をし、かつ嵌め込み方向基端側が高く、先端側が低い傾斜状になっていて、磁石取付け部4dへの嵌め込みがしやすいものとなっており、この結果、リブ6bを押し潰して嵌め込むものでありながら、はめ込み作業が容易になって作業性を損なうことも回避される。
またヨーク4の内周面4cには、内径が段差部4eを介して大径状になった磁石取付け部4dが形成され、磁石ケース6は、先端を前記段差部4eに突き当てるようにして組み込むことで軸芯方向の位置決めがなされることになり、この結果、ヨーク4の磁石取付け部4dの内径が同径であれば、段差部4eの軸芯方向の位置を調整することで永久磁石5のヨーク4に対する軸芯方向の取付け位置を自由に設定できることになって、磁石5の取付け位置が違う毎に異なった磁石ケースを用意する必要がなく、磁石ケースの兼用化が図れることになる。
回転電機の正面図である。 回転電機の断面側面図である。 (A)は磁石ケースの正面図、(B)は磁石ケースの一部切欠き側面図である。 (A)はヨークの一部断面側面図、(B)は磁石カバーに一部断面側面図である。 (A)は磁石ケースをヨークに嵌め込む前の状態を示す一部断面側面図、(B)は磁石ケースをヨークに嵌め込んだ状態を示す一部断面側面図である。 (A)は磁石ケースをヨークに嵌め込む前の状態を示す要部拡大正面図、(B)は磁石ケースをヨークに嵌め込んだ状態を示す要部拡大正面図である。
符号の説明
1 回転電機
2 アウタロータ
3 ステータコア
4 ヨーク
4d 磁石取付け部
4e 段差部
5 永久磁石
6 磁石ケース
6a 外周面
6b リブ

Claims (3)

  1. 回転自在に設定され、内周面に交互に異極となる永久磁石が周回り方向に間隙を存して設けられる有底円筒状のアウタロータと、該アウタロータに内装され、外周に複数のティースが形成されたコア材にコイルを巻装したステータコアとを備えて構成される永久磁石型の回転電機において、前記永久磁石を磁石ケースを介してアウタロータ内周面に組付けるため該アウタロータの内周面に磁石ケースを内嵌状に嵌め込んで組込みをするにあたり、該磁石ケースの外周面には、アウタロータの磁石ケース組込み部位の内径よりも大径になっていて、磁石ケースをアウタロータに組込んだとき潰れて磁石ケースの回り止めをするためのリブが突出形成される一方、アウタロータの磁石ケース組込み部位には、前記磁石ケースの先端が突き当たることで磁石ケースの軸方向の位置決めを行なう段差部が形成され、該段差部の軸芯方向の位置を調整することで、永久磁石のアウタロータに対する軸芯方向の取付け位置を変更できる構成にしたことを特徴とする永久磁石型の回転電機。
  2. リブは、軸心方向に稜線が向いた山形形状で、かつ嵌め込み方向基端側が高く、先端側が低い傾斜状になっていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石型の回転電機。
  3. 磁石ケースを介してアウタロータ内周面に取り付けられた永久磁石の内周面を磁石カバーで覆蓋すると共に、該磁石カバーは、アウタロータの開口端を内側にカシメることでアウタロータに取付固定されることを特徴とする請求項1または2記載の永久磁石型の回転電機。
JP2007320483A 2007-12-12 2007-12-12 永久磁石型の回転電機 Active JP5225666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007320483A JP5225666B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 永久磁石型の回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007320483A JP5225666B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 永久磁石型の回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009148019A JP2009148019A (ja) 2009-07-02
JP5225666B2 true JP5225666B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=40918007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007320483A Active JP5225666B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 永久磁石型の回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5225666B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20121592A1 (it) 2012-09-25 2014-03-26 Mavel Srl Metodo per la fabbricazione di un rotore per motori elettrici e relativo rotore
CN109494956A (zh) * 2019-01-08 2019-03-19 田振荣 无刷混磁驱动发电机

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0736675B2 (ja) * 1986-10-29 1995-04-19 ティーディーケイ株式会社 磁石ローター及びその製造方法
JPH01150470U (ja) * 1988-04-07 1989-10-18
JP2003125570A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Mitsuba Corp 回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009148019A (ja) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5253789B2 (ja) ブラシレスモータ
CN101399481B (zh) 车辆用发电机
JP5064279B2 (ja) 回転電機
WO2003012956A1 (fr) Machine electrique tournante
JP2006333657A (ja) モータ
JP2008160973A (ja) ロータ及び回転電機
JP2004104986A (ja) 永久磁石形回転電機
JP2008182834A (ja) 電動モータのシール構造
US7859159B2 (en) Electric motor
JP2003319631A (ja) ブラシレスモータ
JP2010022088A (ja) 磁石回転型回転電機
JP2009232602A (ja) 電動モータ及び電動モータの製造方法
JP5225666B2 (ja) 永久磁石型の回転電機
US20140111051A1 (en) Rotor and rotating electric machine having the same
JP4787242B2 (ja) 自動車用の多相回転電気機械
JP5318397B2 (ja) ブラシレスモータ
EP3780347B1 (en) Motor and brushless wiper motor
JP2012228024A (ja) レゾルバ
JP2008228367A (ja) ブラシレスモータ
JP2010104211A (ja) ブラシレスモータ
JP6350114B2 (ja) 検出センサ及び始動発電機
JP5937458B2 (ja) ステータ、ステータを用いたアウターロータ型回転電機、および、ステータの製造方法
JP4556408B2 (ja) クローポール形回転機
JP2005130548A (ja) 磁石式発電機
JP4020275B2 (ja) 電動機兼用発電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5225666

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3