JP5225023B2 - 試料保持具および搬送装置 - Google Patents

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本発明は、半導体ウエハやガラス基板等の試料を保持する試料保持具、および搬送装置に関する。
半導体装置や液晶表示装置等の製造工程では、半導体ウエハやガラス基板等の対象試料を試料保持具によって保持し、エッチング装置や成膜装置内を搬送する必要がある。エッチング装置や成膜装置の真空チャンバ内部等、真空吸着機構が使用できない状態における試料保持には、静電作用を利用して試料を吸着保持する静電チャックが広く用いられている。静電チャックは、吸着方式の違いによって、クーロン力型と、ジョンソン・ラベック力型との、2つの吸着方式に大きく分類される。クーロン力型の静電チャックは、誘電層として絶縁材料を使用し、電極と被処理体との間に誘起された電荷により生じるクーロン力(静電吸着力)を用いて、被処理体を吸着する。一方、ジョンソン・ラベック力型の静電チャックは、誘電層にわずかに導電性を付与し、該誘電層内での電荷移動により生じるジョンソン・ラベック力を用いて、被処理体を吸着する。いずれの吸着方式の静電チャックにおいても、その誘電層には、耐熱性、耐プラズマ性、強度特性等に優れていることから、一般に、セラミックスが用いられており、特に、耐食性に優れたアルミナ系セラミックスが多用されている。
従来のジョンソン・ラベック力を利用する静電チャックは、本来絶縁材料であるAlに、第2成分として金属酸化物等を添加されることで、導電性が付与されている。これら金属酸化物の添加はAl材の特徴である高い機械的特性(強度・硬度)、熱伝導性、耐薬品性、耐プラズマ性を低下させる要因となり、また半導体ウエハ等の試料表面の金属汚染の要因の1つともなっていた。例えば、下記非特許文献1には、かかる課題を解決するために、Al粒子にSiC超微粒子を混合させた複合材料を、静電チャックに用いる例が記載されている。また、下記特許文献1には、セラミックス粒子の脱離によるパーティクル発生を抑制するために、セラミックス材に代えて、特定の添加剤を添加したシリカガラス材を用いた静電チャックが提案されている。
"高純度アルミナ-SiC超微粒子複合材料静電チャックの特性"、[online]、[平成20年10月20日検索]、インターネット〈URL:www.socnb.com/report/ptech/1999p79.pdf〉 特開2008−35590号
非特許文献1に記載の静電チャックでは、ウエハ等の対象試料と接触する静電チャックの表面の硬度が比較的高く、単結晶Siウエハ等の対象試料表面に、傷等の損傷が比較的生じやすいという問題があった。また、非特許文献1に記載の静電チャックにおいても、例えば単結晶Si等のウエハがAlやSiCによって汚染される可能性があった。同様に、特許文献1記載の静電チャックでは、単結晶Si等のウエハが、シリカガラスやその他の不純物によって汚染され易いといった問題があった。本願発明は、かかる課題を解決することを目的になされたものである。
上記課題を解決するために、本発明は、静電気力によって試料を吸着して保持する試料保持具であって、誘電体からなる基体と、前記基体の一方主面に設けられた電極層と
前記基体から突出して設けられているとともに前記基体に接続固定された導電性を有する支持部とを有し、前記電極層の表面が、半導電性膜によって被覆されており、前記支持部の突出端が、前記半導電性膜の表面よりも、前記基体の前記一方主面から突出していることを特徴とする試料保持具を提供する。また、半導電性を有するとは、表面抵抗が10Ω/□以上1014Ω/□未満のことをいう。
なお、前記半導電性膜は、アモルファスSiからなることが好ましい。
また、前記半導電性膜の表面抵抗が、10〜1012(Ω/□)であることが好ましい。この表面抵抗は、ANSI(American National Standards Institute:米国規格協会)/EIA541に規定されている静電気拡散性の範囲と概ね一致しており、帯電の減衰時間に関して良好な結果をもたらす。表面抵抗値が10〜1012の半導電性膜の場合には減衰時間が10秒以下と好ましい結果が得られるのに対して、表面抵抗値が1012よりも大きい半導電性膜の場合には100秒程度かかってしまい好ましくない。なお、帯電の減衰時間は、膜の裏面に電極を形成して、その電極に所定の電圧を印加して、印加終了後の電位が元の電位に戻る時間を計測することにより評価している。
また、前記支持部は、前記基体の前記一方主面から他方主面に向けて形成された貫通孔に挿通されて、前記他方主面の側に配された他方電極と電気的に接続していることが好ましい。
また、前記基体はセラミックスからなることが好ましい。
また、前記半導電性膜は、CVD法によって成膜されていることが好ましい。
本発明は、また、上述の試料保持具と、前記試料保持具を移動させる移動機構とを備えて構成された搬送装置を、併せて提供する。
本願発明によれば、保持する対象試料の損傷、および対象試料の汚染を抑制するとともに、保持する対象試料を、比較的大きな吸着力で安定して吸着保持することができる。
図1は、本発明の試料保持具の一実施形態である静電チャック10を用いて構成される、ウエハ吸着機構について説明する図であり、(a)は概略上面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。図1では、静電チャック10によって、対象試料である単結晶Siウエハ11を吸着保持した状態を示している。
静電チャック10は、基体1と、基体1の一方主面1aに設けられた第1電極層4と、第1電極層4の表面を被覆するアモルファスSi膜3と、基体1の他方主面1bに設けられた第2電極層5と、基体1の一方主面1aから突出して設けられた支持部2とを備えている。ウエハ吸着機構は、静電チャック10と、電圧印加手段20とを有して構成されている。
基体1は誘電部材からなり、本実施形態では、例えばAlを主成分とするセラミックス焼結体によって構成されている。第1電極層4および第2電極層5は、例えばTiやCu等の導電性材料からなり、例えばスパッタリング等の公知の成膜方法によって、基体1の表面に成膜されて形成されている。本実施形態の第1電極層4および第2電極層5は、いずれも、例えば1〜5μm程度の厚みとされている。
第1電極層4および第2電極層5は、電圧印加手段20と電気的に接続される電極部4Aおよび5Bを備えている。第1電極層4および第2電極層5は、各電極部がこの電圧印加手段と接続され、第1電極層4および第2電極層5は、それぞれ異なる電位に設定される。電圧印加手段は、直流電圧源など公知の電圧印加手段であればよい。
第1電極層4は、基体1の一方主面1aの一部、より具体的には、保持対象試料である単結晶Siウエハ11に対向する領域に、比較的広い面積で設けられている。基体1には、第1電極層4の周辺に、基体1を一方主面1aの側から他方主面1bの側に貫通する貫通孔13が設けられている。貫通孔13には、例えばTiやCuからなる、導電性を有する支持部材2の一部が挿通されており、支持部材2は、例えば導電性接着剤やロウ付け等によって、基体1に接続固定されている。支持部材2は、基体1の他方主面1bの側において、第2電極層5と電気的に接続されており、第2電極層5と同電位にされている。
第1電極層4の表面を被覆するアモルファスSi膜3は、例えばCVD法等の公知の手法を用いて形成されている。アモルファスSi膜3の膜厚や、電気抵抗率および表面抵抗の大きさなどは、例えばCVD法等の成膜条件を調整することで、比較的高い精度で調整することができる。アモルファスSi膜3は、例えば膜厚が5〜50μmとされ、表面抵抗は10〜1012(Ω/□)と比較的低い値とされている。なお、表面抵抗の大きさは、例えば、JIS K6271にて規定される二重リング電極法によって測定すればよい。なお、アモルファスSi膜の表面抵抗の値は、上記範囲に限定されない。このようにアモルファスSi膜3は、半導電性を有し、第1電極層4と同電位とされている。
本実施形態の静電チャック10では、アモルファスSi膜3は、第1電極層4のみでなく、基体1の一方主面1a全体を被覆している。静電チャック10では、アモルファスし層3によってAl等のセラミックス粒子の脱離が抑制されており、パーティクルが比較的発生し難い。
本実施形態の静電チャック10では、支持部2の突出端2Aが、アモルファスSi膜3の表面に対し、基体1の一方主面1aからより離間した位置にある。静電チャック10では、アモルファスSi膜3の表面と支持部2の突出端2Aとの、基体の1の一方主面1aに垂直な方向に沿った離間距離Xが、支持部2の突出端2Aに単結晶Siウエハ11を載置した状態で、アモルファスSi膜3の表面と単結晶Siウエハ11とが離間するに充分な距離とされている。すなわち、静電チャック10では、この離間距離Xが、基体1の一方主面1aの側を上向として、支持部2の突出端2Aに単結晶Siウエハ11を載置した場合の、単結晶Siウエハ11の自重による撓みの大きさ以下とされている。
図2は、静電チャック10による、単結晶Siウエハ11の吸着状態について説明する図である。より具体的には、基体1の一方主面1aの側を上向として、支持部2の突出端2Aに単結晶Siウエハ11を載置し、第1電極層4の電位V、第2電極層5の電位をV(本実施形態ではグランド)に設定した状態を示している。なお、電位Vと電位Vとの電位差の大きさをV(V−V=V)とする。
第2電極層5は、支持部2と電気的に接続されており、支持部2の電位および突出端2Aに載置された単結晶Siウエハ11の電位もVとされている。また、第1電極層4の表面を被覆する半導電性のアモルファスSi膜3の電位もVとされる。静電チャック10では、電位Vとされた単結晶Siウエハ11と、電位Vとされた第1電極層4と、の間でクーロン力(静電吸着力)が発生する。静電チャック10では、単結晶Siウエハ11とアモルファスSi膜3の表面とが離間した状態で、単結晶Siウエハ11とアモルファスSi膜3との間(離間距離X1)に生じたこのクーロン力によって、単結晶Siウエハ11を吸着保持する。
例えば、シリカガラスなどの絶縁膜で第1電極層4を被覆した場合、絶縁膜の電位は第1電極層4と同電位とはならず、比較的大きく離間した第1電極層4と単結晶Siウエハ11との間(図2に示す離間距離X2に対応)で、電位差Vに応じたクーロン力が生じる。一方、本実施形態の静電チャック10では、第1電極層4を被覆するアモルファスSi膜3が半導電性を有するので、第1電極層4を被覆するアモルファスSi膜3と、保持対象試料である単結晶Siウエハ11との間(離間距離X1)の電位差を、電源装置によって印加される電圧(電位差)の通りとすることができる。すなわち、静電チャック10では、比較的近接したアモルファスSi膜3と単結晶Siウエハ11との間で、電位差Vに応じたクーロン力が生じる。このように、静電チャック10では、第1電極層4を被覆するアモルファスSi膜3と、単結晶Siウエハ11との電位差が比較的大きく、保持対象試料である単結晶Siウエハ11を、比較的大きな吸着力で、安定して吸着保持することができる。
電圧印加手段での印加電圧を比較的小さく、かつクーロン力を比較的大きくするには、アモルファスSi膜3と単結晶Siウエハとの離間距離X1は、比較的小さい方が好ましく、このためには、支持部材2の突出端2AとアモルファスSi膜3との離間距離は、比較的小さい方が好ましい。一方、アモルファスSi膜3と、支持部材2の突出端2Aとの離間距離が小さい場合、保持対象試料である単結晶Siウエハ11が想定以上に薄膜化された場合など、単結晶Siウエハ11の撓みによって、単結晶Siウエハ11とアモルファスSi膜3とが接触する可能性が比較的高くなる。この場合でも、アモルファスSi膜3は、単結晶Siウエハ11に比べ硬度が低いため、単結晶Siウエハ11表面に傷等の損傷が発生し難い。また、アモルファスSi膜3は、単結晶Siウエハ11と同様、Siで構成されているので、単結晶Siウエハ11の汚染(Si以外の元素の付着)も、比較的発生し難い。このように、静電チャック10によれば、保持対象試料である単結晶Siウエハ11の損傷および汚染を抑制するとともに、比較的大きな吸着力で、単結晶Siウエハ11を安定して吸着保持することができる。
図1に示す静電チャック10を、例えば公知のハンドリングロボット等の移動機構に設け、例えば半導体製造装置の真空チャンバ内において、保持対象試料である単結晶Siウエハ11を搬送させる搬送装置を構成してもよい。静電チャック10では、クーロン力によって、保持対象試料を比較的高い吸着力で安定して保持することができるので、試料を比較的高速に搬送した場合でも、吸着した試料の位置ずれ等が比較的発生し難い。静電チャック10を備えて構成された搬送装置では、対象試料を、比較的高速に、かつ高い位置精度で搬送することができる。
また、アモルファスSi膜3は半導電性を有し、帯電によるパーティクルの付着の程度は比較的小さい。真空中では静電気が比較的発生し易く、例えば、電極表面をシリカガラスなどの絶縁性膜で被覆した場合など、この絶縁性膜が比較的帯電し易い。この場合、真空チャンバ内において、シリカガラスなどの絶縁性膜の表面にパーティクルが付着し易い。静電チャック10では、電極を被覆するアモルファスSi膜3は半導電性を有し、真空中であっても帯電し難い。静電チャック10によれば、吸着保持する対象試料へのパーティクルの付着、および、このパーティクルに起因した対象試料表面における傷等の損傷の発生が、比較的少なくされている。
上記実施形態では、支持部材20を備え、保持対象試料である単結晶Siウエハ11を、アモルファスSi膜3と離間させた状態で吸着保持する例について説明したが、支持部材20を必ずしも備えていることに限定されない。すなわち、第1電極層表面を被覆するアモルファスSi膜3に、保持対象試料である単結晶Siウエハ11を直接当接させ、単結晶Siウエハ11を、ジョンソン・ラベック力によって吸着保持する構成としてもよい。この場合も、保持対象試料と当接する面が、比較的硬度が低いアモルファスSi膜の表面とされているので、例えばセラミックス粒子等によって保持対象試料の表面に傷が発生することがない。また、保持対象試料の表面の、例えば金属酸化物等による汚染が比較的発生し易い。
次に、静電チャック10の製造方法の一例について説明しておく。
まず、セラミックスからなる基体1を作製しておく。基体1は、例えば以下のように作製することができる。まず、酸化アルミニウム粉末96〜99.9質量%と、酸化珪素、炭酸カルシウム、酸化マグネシウムの各粉末を含む焼結助剤粉末0.1〜4質量%とからなる原料粉末を混合し、ポリエチレングリコールなどの有機結合材をこの原料粉末100質量部に対して3〜8質量部添加、混合し、水を添加してスラリーとする。このスラリーを噴霧乾燥機により噴霧乾燥し、得られた顆粒をゴム型に充填し、静水圧により加圧して成形体を作製する。得られた成形体を加工して、基体1の形に近い形状に切削し、いわゆるニアネット成形体を作製する。このニアネット成形体を、焼成炉で1500〜1700℃で焼成し、焼結体を作製する。焼結体を加工して基体1を作製する。
次に、例えば公知のスパッタリング法などを用いて、基体1の一方主面1aおよび他方主面1bに、TiやCuからなる金属層を成膜する。次いで、公知のフォトリソグラフィー手法およびエッチング手法を用いて、成膜した金属層をパターニングし、基体1の一方主面1aに第1電極層4を、また、他方主面1bに第2電極層5を、それぞれ形成する。
次に、公知のCVD成膜装置を用い、アモルファスSi膜3を成膜する。アモルファスSi膜3は、通常のCVD法や、cat−CVD法など、従来公知の成膜方法を用いて成膜すればよい。CVD法を用いることで、成膜した膜の電気抵抗率の大きさを、比較的高精度に制御することができる。
CVD法による成膜では、例えば成膜用の真空容器に、電極層が形成された基体1を配置し、この真空容器内に、シリコン含有ガス(例えば、SiH,Si、Si等)及び、キャリアガスとして、例えば水素や窒素、アルゴン等の不活性ガスを導入し、真空度を例えば1.3〜13Paに制御する。この状態で、真空容器内のガス導入孔が設けられた導電性の電極板に電力を供給してグロー放電を発生させて、真空容器内に配置した基体1の表面に、アモルファスSi膜20を成膜する。アモルファスSi膜3の表面抵抗を10〜1012Ω/□の範囲内に設定するには、水素の量を所定の範囲で管理すればよい。なお、アモルファスSi膜の形成方法は、CVD法を用いることに限定されない。
最後に、基体1に形成された貫通孔13に、例えばTiやCuからなる、導電性を有する支持部材2の一部を挿通し、例えば導電性接着剤やロウ付け等によって、挿通した支持部材2と基体1とを接合固定する。この際、支持部材2は、基体1の他方主面1bの側において、第2電極層5と電気的に接続される。
静電チャック10は、例えばこのように作製すればよい。
以上、本発明の一実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
本発明の試料保持具の一実施形態である静電チャックを用いて構成される、ウエハ吸着機構について説明する図であり、(a)は概略上面図、(b)は(a)の概略断面図である。 図1に示す静電チャックによる、単結晶Siウエハの吸着状態について説明する図である。
符号の説明
1 基体
2 支持部材
3 アモルファスSi膜
4 第1電極層
5 第2電極層
10 静電チャック
20 電圧印加手段

Claims (7)

  1. 試料を吸着して保持する試料保持具であって、
    誘電体からなる基体と、
    前記基体の一方主面に設けられた電極層と
    前記基体から突出して設けられているとともに前記基体に接続固定された導電性を有する支持部とを有し、
    前記電極層の表面が、半導電性膜によって被覆されており、
    前記支持部の突出端が、前記半導電性膜の表面よりも、前記基体の前記一方主面から突出していることを特徴とする試料保持具。
  2. 前記半導電性膜は、アモルファスSiからなることを特徴とする請求項1記載の試料保持具。
  3. 前記半導電性膜の表面抵抗が、10〜1012(Ω/□)であることを特徴とする請求項1または2に記載の試料保持具。
  4. 記支持部は、前記基体の前記一方主面から他方主面に向けて形成された貫通孔に挿通されて、前記他方主面の側に配された他方電極と電気的に接続していることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の試料保持具。
  5. 前記基体はセラミックスからなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の試料保持具。
  6. 前記半導電性膜は、CVD法によって成膜されていることを特徴とする請求項に記載の試料保持具。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の試料保持具と、
    前記試料保持具を移動させる移動機構とを備えて構成された搬送装置。
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