JP5224582B2 - 金属シートの搬送方法及び金属シートの搬送装置 - Google Patents

金属シートの搬送方法及び金属シートの搬送装置 Download PDF

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Description

本発明は、金属シートの搬送方法及び金属シートの搬送装置に関する。
プレス加工の分野には、帯状のシート体を所望のサイズに切断し、それらを積み重ねて、いわゆるスタックとするブランキングラインと、スタックからシートを1枚ずつ搬送し、所望の形状に順次プレス加工するトランスファプレスラインとがある(例えば、非特許文献1及び2参照)。
ここで、図5の(a)は、従来のブランキングプレスラインを示す斜視図であり、図5の(b)は、従来のトランスファプレスラインを示す斜視図である。
図5の(a)に示すように、ブランキングプレスラインXにおいては、コイルフィーダーX1によりシート体のカールが解消され、ブランキング・順送プレスX2により帯状のシート体が所望のサイズに切断され、パイラーX3により切断されたシートが積み重ねられてスタックとされる。
そして、かかるスタックはプレスラインに運搬される。
一方、図5の(b)に示すように、トランスファプレスラインYでは、ディスタックフィーダーY1によりスタックから1枚ずつシートが取り出され、三次元トランスファプレスY2に供給され、シートが順次プレス加工されていく。そして、パレタイザーY3によりプレス加工されたシートが供出される。
上記ブランキングプレスラインにおいて、磁性体からなるシート体を第1コンベアと第2コンベアとで搬送するマグネット吸着式コンベアシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるマグネット吸着式コンベアシステムにおいては、第2コンベアを間欠的に運転する間欠方式を採用している。
株式会社エイチアンドエフ、"製品情報「自動プレスライン(トランスファプレスライン)」"、[online]、株式会社エイチアンドエフホームページ、[平成18年9月1日検索]、インターネット〈URL:http://www.h-f.co.jp/products/line/line_transfer.html〉 株式会社エイチアンドエフ、"製品情報「自動プレスライン(トランスファプレスライン)」"、[online]、エイチアンドエフ株式会社ホームページ、[平成18年9月1日検索]、インターネット〈URL:http://www.h-f.co.jp/products/line/line_blanking.html〉 特許第3930854号公報
しかしながら、上述した特許文献1記載のマグネット吸着式コンベアシステムは、間欠方式であるので、第1コンベアから第2コンベアにシートを引き渡す際のタイミングの設定が複雑である。
また、第1コンベア及び第2コンベアにずれが生じた場合には、タイミングの設定が複雑であるので、ズレを元に戻すことが難しく、シートを確実に積層部に積層させることができない。
ところで、シートを引き渡す際の複雑な設定を省くために、第2コンベアを連続的に運転する連続方式とする方法が考えられる。
ところが、この場合、第1コンベアと第2コンベア(磁着力を有する)との間に速度差が生じるので、シートを第2コンベアに引き渡す際、該第2コンベアとシートとの間でスリップが発生する。スリップの度合いがばらつくと、第2コンベアがシートを搬送するタイミングが一定とならないので、シートを確実且つ正確に積層部に積層させることができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡便な装置で、金属シートを確実に搬送し且つ金属シートを確実に積載部に積載させることができる金属シートの搬送方法、及び、金属シートの搬送装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、金属シートがパイラーコンベアに磁着されるタイミングに関わらず、金属シートの全体がパイラーコンベアに磁着されたのを検出確認した後、該検出による検出信号に基づいて、金属シートを落下させることにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(1)ブランキングプレスで切断した金属シートを、ランアウトコンベアにより間欠的に搬送し、パイラーコンベアの磁着ベルトに磁着させることにより引き渡し、その後、パイラーコンベアにより連続的に搬送し、積載部の真上にて落下させ、積載部に順次積載させる金属シートの搬送方法であって、金属シート全体がパイラーコンベアに磁着された後、金属シートの端部を検出し、該検出による検出信号に基づいて、落下が行われ、検出が、パイラーコンベアのランアウトコンベアと一部が重なっている部分のパイラーコンベアの末端部で行われる金属シートの搬送方法に存する。
本発明は、(2)端部が下流端部である上記(1)記載の金属シートの搬送方法に存する。
本発明は、()金属シートを、積載部の真上にて落下させ、パイラーコンベアに設けられたエンドストッパーに衝突させた後、積載部に順次積載させる上記(1)記載の金属シートの搬送方法に存する。 本発明は、(4)積載部が、リフトと、リフト上に載置されたパレットと、金属シートの縦方向の位置を調整するためのスライド可能なフロントストッパーと、金属シートの横方向の位置を調整するためのスライド可能なサイドストッパーと、パレット上に載置される金属シートを検出するための光センサーと、を備える上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の金属シートの搬送方法に存する。
本発明は、(5)ブランキングプレスにより切断された金属シートを間欠的に搬送するランアウトコンベアと、ランアウトコンベアと一部が重なっており、金属シートを磁着ベルトの下に磁着させて連続的に搬送するパイラーコンベアと、パイラーコンベアに設けられ、金属シートの端部を検出可能な検出器と、パイラーコンベアから落下させた金属シートを順次積載させる積載部と、を備え、金属シート全体がパイラーコンベアに磁着された後、金属シートの端部を検出器で検出し、該検出による検出信号に基づいて、落下が行われるものであり、検出器が、パイラーコンベアのランアウトコンベアと一部が重なっている部分のパイラーコンベアの末端部に設けられており、金属シートの下流端部を検出可能となっている金属シートの搬送装置に存する。
本発明は、(6)積載部が、リフトと、リフト上に載置されたパレットと、金属シートの縦方向の位置を調整するためのスライド可能なフロントストッパーと、金属シートの横方向の位置を調整するためのスライド可能なサイドストッパーと、パレット上に載置される金属シートを検出するための光センサーと、を備える上記(5)記載の金属シートの搬送装置に存する。
本発明は、(7)積載部が2箇所あり、それぞれの積載部に対応するように、パイラーコンベアに2箇所のエンドストッパーが設けられている上記(5)記載の金属シートの搬送装置に存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記(1)〜(7)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明の金属シートの搬送方法においては、パイラーコンベアを連続方式としているので、金属シートを引き渡す際の複雑なタイミングの設定は不要である。
また、上記金属シートの搬送方法においては、金属シート全体をパイラーコンベアに磁着させた後に金属シートを検出し、その検出信号に基づいて、金属シートを落下させるので、金属シートをランアウトコンベアからパイラーコンベアに磁着させるタイミングに関わらず、金属シートを落下させるタイミングにずれが生じ難い。
このため、金属シートを確実に搬送し、且つ金属シートを確実に積載部に積載することができる。
本発明の金属シートの搬送方法は、検出する端部が下流端部であると、金属シート全体がパイラーコンベアに確実に磁着してから、検出されるので、金属シートをより確実に積載部に積載することができる。
本発明の金属シートの搬送方法は、検出が、パイラーコンベアのランアウトコンベアと一部が重なっている部分で行われると、金属シート全体がパイラーコンベアに磁着された後、すぐに金属シートを検出できるので、搬送性に優れる。
本発明の金属シートの搬送方法は、金属シートを、積載部の真上にて落下させ、パイラーコンベアの後方に設けられたエンドストッパーに衝突させた後、積載部に順次積載させると、金属シートがより一層確実に積載部に落下される。
本発明の金属シートの搬送装置は、ブランキングプレスにより切断された金属シートを間欠的に搬送するランアウトコンベアと、ランアウトコンベアと一部が重なっており、金属シートを磁着ベルトの下に磁着させて連続的に搬送するパイラーコンベアと、パイラーコンベアに設けられ、金属シートの端部を検出可能な検出器と、パイラーコンベアから落下させた金属シートを順次積載させる積載部と、を備え、金属シート全体がパイラーコンベアに磁着された後、金属シートの端部を検出器で検出し、該検出による検出信号に基づいて、落下が行われるので、金属シートをランアウトコンベアからパイラーコンベアに磁着させるタイミングに関わらず、金属シートを落下させるタイミングにずれが生じ難い。
このため、金属シートを確実に搬送し、且つ金属シートを確実に積載部に積載することができる。
なお、上記金属シートの搬送装置は、連続方式のパイラーコンベアに検出器を設けるだけでよいので設定が容易であり、使用するパイラーコンベアの速度や大きさも制限されない。
本発明の金属シートの搬送装置は、検出器が、パイラーコンベアのランアウトコンベアと一部が重なっている部分に設けられており、金属シートの下流端部を検出可能となっていると、金属シートがパイラーコンベアに磁着された後、すぐに金属シートを検出できるので、装置をコンパクトにすることができる。
本発明の金属シートの搬送装置は、積載部か2箇所あり、それぞれの積載部に対応するように、パイラーコンベアに2箇所のエンドストッパーが設けられていると、内段取りが可能となる。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係る金属シートの搬送装置の一例を模式的に示す概略側面図である。
図1に示すように、上記金属シートの搬送装置100は、ブランキングプレス10により切断された金属シート2を搬送するランアウトコンベア20と、金属シート2を磁着ベルト5の下に磁着させて搬送するパイラーコンベア30と、金属シート2の下流端部を検出可能な検出器40と、パイラーコンベア30から落下させた金属シート2を順次積載させる前後2箇所の積載部50,51と、それぞれの積載部50,51に対応するように、パイラーコンベア30に設けられた2箇所のエンドストッパー60,61と、を備える。
ここで、本発明において金属シート2は、磁性体からなる磁着ベルト5に磁着する性質を有するものである。
また、磁性体とは、電磁石、永久磁石等の磁着力を有するものを意味する。
さらに、本発明において、金属シート2の端部とは、その上流端部及び下流端部を意味し、流端部とは金属シートが進行する方向に対して、後側の端部であり、流端部とは金属シートが進行する方向に対して、前側の端部である。
上記ブランキングプレス10は、固定された下刃12と、該下刃12に対応する形状の上刃11と、を備える。
そして、上刃11が昇降移動することにより、帯状の金属1が順次切断される。
ブランキングプレス10の下刃12には、ランアウトコンベア20が隣接されており、ブランキングプレス10において切断された金属シート2が、押し出されてランアウトコンベア20の上に載せられる。
上記ランアウトコンベア20は、両端の駆動軸と該駆動軸を介してループ状になったベルトとを有し、ブランキングプレス10で切断された金属シート2をベルト上に載せて、パイラーコンベア30まで搬送するものである。なお、ランアウトコンベア20は間欠移動し、切断された金属シート2を送り出す。
上記パイラーコンベア30は、ランアウトコンベア20の末端部20aの上方に、一部が重なるように配置されている。
パイラーコンベア30は、両端の駆動軸と該駆動軸を介してループ状になった磁着ベルト5とを有し、ランアウトコンベア20から引き渡された金属シート2を磁着ベルト5の下に磁着させて搬送するものである。なお、パイラーコンベア30は、連続移動している。
図2の(a),(b)及び(c)は、本実施形態に係る金属シートの搬送装置におけるランアウトコンベアからパイラーコンベアに金属シートが引き渡される状態を模式的に示す概略側面図である。
図2の(a)に示すように、上記金属シート2は、ランアウトコンベア20によって搬送され、ランアウトコンベア20の末端部20aに到達すると、上方のパイラーコンベア30の磁着ベルト5の磁力によって引きつけられる。
そして、図2の(b)に示すように、パイラーコンベア30は、連続移動しているので、パイラーコンベア30とシートとの間でスリップが発生しても、金属シート2は、ランアウトコンベア20からパイラーコンベア30に引き渡され、ついには、図2の(c)に示すように、金属シート2の全体がパイラーコンベア30に磁着される。
ここで、上記金属シート2の搬送装置100においては、パイラーコンベア30のランアウトコンベア20と一部が重なっている部分、すなわち、末端部20aの上方に、検出器40が設けられている。
そして、かかる検出器40が金属シート2の下流端部を検出する。
このため、上記金属シート2の搬送装置100によれば、金属シート2の全体がパイラーコンベア30に磁着された後、すぐに金属シート2を検出できる。これにより、前後方向に装置をコンパクトにすることができる。
図1に戻り、上記金属シート2の搬送装置100においては、前後に配置された2箇所の積載部(以下パイラーコンベア30の中間に位置するものを便宜的に「第1積載部50」、後方に位置するものを便宜的に「第2積載部51」という。)を備える。すなわち、金属シート2が、第1積載部50に順次積載された後、第2積載部51に順次積載されるようになっている。
このため、上記金属シート2の搬送装置100においては、第1積載部50に積載された金属シート2を取り出す間に、第2積載部51に金属シート2を積載させればよいので、内段取りが可能となる。
また、上記金属シート2の搬送装置100においては、パイラーコンベア30の中間と後方の位置の2箇所にエンドストッパー(以下パイラーコンベア30の中間に位置するものを便宜的に「第1エンドストッパー60」、後方に位置するものを便宜的に「第2エンドストッパー61」という。)が設けられている。
上記金属シートの搬送装置100においては、金属シート2を、第1積載部50の真上にて落下させる。この場合、金属シート2は、パイラーコンベア30の中間位置に設けられた第1エンドストッパー60に衝突し第1積載部50に正確に積載される。
そして、第1積載部50が所定枚数積載され満杯になった後、金属シート2は、第1積層部50を通過して、第2積載部51の真上にて落下し、同様にパイラーコンベア30の後方位置に設けられた第2エンドストッパー61に衝突し第2積載部51に順次積載される。
このため、落下した金属シート2は、第1エンドストッパー60或いは第2エンドストッパー61に衝突することにより前後に振り分けられて位置が調整され、確実に対応する第1積載部50及び第2積載部51に積載される。
図3の(a)は、本実施形態に係る金属シートの搬送装置における積載部を示す垂直断面図であり、図3の(b)は、本実施形態に係る金属シートの搬送装置における積載部を示す上面図である。
図3の(a)及び(b)に示すように、積載部50は、リフト52と、リフト52上に載置されたパレット53と、金属シート2の縦方向の位置を調整するためのスライド可能なフロントストッパー55と、金属シート2の横方向の位置を調整するためのスライド可能なサイドストッパー56と、パレット53上に載置される金属シート2を検出するための光センサー57と、を備える。
積載部50においては、リフト52が上昇した状態から、金属シート2がパレット53上に順次積載される。
そして、所定量金属シート2が積載されると、光センサー57が最上の金属シート2を感知し、リフト52が所定のピッチだけ下降するようになっている。
このため、金属シート2は、落下距離が少なくなるので、落下による衝撃が小さくなる。
また、リフト52が下降した時、フロントストッパー55及びサイドストッパー56が同様にスライドし、金属シート2の位置がずれた場合であっても、調整可能となっている。
この操作が繰り返され、リフト52が下降しなくなる位置に達し、いわば満杯状態となると、振り分けられて第2積載部51に金属シート2が積載されるようになる。
以上より、本実施形態に係る金属シートの搬送装置100によれば、金属シート2をランアウトコンベア20からパイラーコンベア30に磁着させるタイミングに関わらず、金属シート2を落下させるタイミングが正確となり、積載部50,51に正確に積載される。
このため、長期間連続運転させる場合、金属シート2が搬送できないという事態が生じるのを抑制でき、装置の故障も抑制される。
次に、金属シートの搬送装置100を用い、本実施形態に係る金属シートの搬送方法について説明する。
本実施形態に係る金属シート2の搬送方法は、ブランキングプレス10で切断した金属シート2を、ランアウトコンベア20により搬送し、所定位置でパイラーコンベア30の磁着ベルト5に磁着させることにより引き渡し、その後、パイラーコンベア30により搬送し、積載部(第1積載部50又は第2積載部51)の真上にて落下させ、積載部(第1積載部50又は第2積載部51)に順次積載させる。
以下、金属シート2の搬送方法について、更に詳細に説明する。
まず、ブランキングプレス10において、帯状の金属1を下刃12と上刃11との間に通し、上刃11を昇降移動させる。
このことにより、帯状の金属1が順次切断され、金属シート2となる。なお、帯状の金属1を切断する時には、帯状の金属1の搬送を一時的に停止させる。
切断された金属シート2は、ランアウトコンベア20により搬送され、上述したようにパイラーコンベア30の磁着ベルト5に磁着されることによりランアウトコンベア20からパイラーコンベア30に引き渡される。
ここで、ランアウトコンベア20においては、一時的に停止するように間欠的に金属シート2が搬送される。
このため、金属シート2が確実にパイラーコンベア30に磁着される。なお、間欠送りのタイミングは、ブランキングプレス10の切断のタイミングに合わせることが好ましい。
また、パイラーコンベア30は、連続方式であり、連続的に金属シート2が搬送される。
このため、迅速に金属シート2を搬送できる。すなわち、金属シート2の搬送方法においては、ランアウトコンベア20からパイラーコンベア30に金属シート2が引き渡される際のランアウトコンベア20及びパイラーコンベア30の速度調整が不要であることから、パイラーコンベア30を停止させることを要しない。
そして、上述したように、金属シート2全体がパイラーコンベア30に磁着された後、検出器40が、金属シート2の下流端部を検出する。
このため、金属シート2全体がパイラーコンベア30に確実に磁着してから検出される。
また、金属シート2の搬送方法においては、検出が、パイラーコンベア30のランアウトコンベア20と一部が重なっている部分で行われると、金属シート2全体がパイラーコンベアに磁着された後、すぐに金属シートを検出できるので、搬送性に優れる。
次に、更に、金属シート2がランアウトコンベア20により搬送されると、上記検出による検出信号に基づいて、パイラーコンベア30の磁着ベルト5の磁力が部分的にオフになり、それに伴って金属シート2が第1積載部50の真上に到達した時に落下し、第1エンドストッパー60に衝突し、第1積載部50に順次積載される。
このとき、検出器40の検出信号により、金属シート2が第1積載部50の真上に到着するタイミングで落下される。
そして、第1積載部50に金属シート2が積載し終わると、金属シート2が第1積載部50の真上を通過し、第2積載部51の真上に到着した時に落下し、第2エンドストッパー61に衝突し、第2積載部51に順次積載される。
こうして、帯状の金属1から金属シート2を確実に第1積載部50及び第2積載部51に積載させることができる。
以上より、本実施形態に係る金属シート2の搬送方法によれば、金属シート2全体をパイラーコンベア30に磁着させた後に金属シート2を検出し、その検出信号に基づいて、金属シート2を落下させるので、金属シート2をランアウトコンベア20からパイラーコンベア30に磁着させるタイミングに関わらず、金属シート2を落下させるタイミングにずれが生じ難い。
このため、金属シート2を確実に搬送し、且つ金属シート2を確実に第1積載部50及び第2積載部51に積載することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係る金属シートの搬送装置100においては、パイラーコンベア30の大きさは、特に限定されない。
また、上記金属シートの搬送装置100においては、検出器40が、パイラーコンベア30のランアウトコンベア20と一部が重なっている部分に設けられており、金属シート2の下流端部を検出しているが、これらに限定されない。
例えば、図4の(a),(b)及び(c)は、他の実施形態に係る金属シートの搬送装置におけるパイラーコンベアと検出器との関係を模式的に示す概略側面図である。
図4の(a)に示すように、この実施形態に係る金属シートの搬送装置101においては、検出器41が、パイラーコンベア31のランアウトコンベアと一部が重なっている部分に設けられており、且つ、金属シート2の下流端部を検出しているものの、パイラーコンベア31がコンパクトになっている。
図4の(b)に示すように、この実施形態に係る金属シートの搬送装置102においては、検出器42が、パイラーコンベア32の略中間の位置に設けられており、且つ、金属シート2の下流端部を検出している。
なお、この例は、パイラーコンベア32に金属シート全部が磁着された状態における金属シート2の下流端部の位置が、検出器41の位置を過ぎてしまう場合を極力、排除するものである。
また、上記(a)のような場合は、検出器41が前方の位置にあるため、金属シート2の下流端部がまだ磁着されていない場合も生じる可能性がある。
この例のように検出器42を一定距離下流側に設けた場合は、金属シート2の下流端部も磁着され、ほぼ確実に金属シート全部が磁着された状態となる。
図4の(c)に示すように、この実施形態に係る金属シートの搬送装置103においては、検出器43が、パイラーコンベア33の略中間の位置に設けられており、且つ、金属シート2の上流端部を検出している。
また、金属シートの全体がパイラーコンベアに磁着された後であれば、検出器が金属シートの上流端部及び下流端部を検出してもよい。なお、検出器は複数設けられていてもよい。
この場合、金属シートをより確実に積載部に積載できる。
本実施形態に係る金属シートの搬送装置100においては、前後2箇所の積載部50,51を備えているが、1箇所であってもよく、3箇所以上であってもよい。
また、積載部50,51の構造は、特に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る金属シートの搬送装置の一例を模式的に示す概略側面図である。 図2の(a),(b)及び(c)は、本実施形態に係る金属シートの搬送装置におけるランアウトコンベアからパイラーコンベアに金属シートが引き渡される状態を模式的に示す概略側面図である。 図3の(a)は、本実施形態に係る金属シートの搬送装置における積載部を示す垂直断面図であり、図3の(b)は、本実施形態に係る金属シートの搬送装置における積載部を示す上面図である。 図4の(a),(b)及び(c)は、他の実施形態に係る金属シートの搬送装置におけるパイラーコンベアと検出器との関係を模式的に示す概略側面図である。 図5の(a)は、従来のブランキングプレスラインを示す斜視図であり、図5の(b)は、従来のトランスファプレスラインを示す斜視図である。
符号の説明
1・・・帯状の金属
2・・・金属シート
5・・・磁着ベルト
10・・・ブランキングプレス
11・・・上刃
12・・・下刃
20・・・ランアウトコンベア
20a・・・末端部
30,31,32,33・・・パイラーコンベア
40,41,42,43・・・検出器
50・・・第1積載部(積載部)
51・・・第2積載部(積載部)
52・・・リフト
53・・・パレット
55・・・フロントストッパー
56・・・サイドストッパー
57・・・光センサー
60・・・第1エンドストッパー(エンドストッパー)
61・・・第2エンドストッパー(エンドストッパー)
100,101,102,103・・・金属シートの搬送装置
X・・・ブランキングプレスライン
X1・・・コイルフィーダー
X2・・・ブランキング・順送プレス
X3・・・パイラー
Y・・・トランスファプレスライン
Y1・・・ディスタックフィーダー
Y2・・・三次元トランスファプレス
Y3・・・パレタイザー

Claims (7)

  1. ブランキングプレスで切断した金属シートを、ランアウトコンベアにより間欠的に搬送し、パイラーコンベアの磁着ベルトに磁着させることにより引き渡し、その後、前記パイラーコンベアにより連続的に搬送し、積載部の真上にて落下させ、前記積載部に順次積載させる金属シートの搬送方法であって、
    前記金属シート全体が前記パイラーコンベアに磁着された後、前記金属シートの端部を検出し、該検出による検出信号に基づいて、前記落下が行われ
    前記検出が、前記パイラーコンベアの前記ランアウトコンベアと一部が重なっている部分の前記パイラーコンベアの末端部で行われることを特徴とする金属シートの搬送方法。
  2. 前記端部が下流端部であることを特徴とする請求項1記載の金属シートの搬送方法。
  3. 前記金属シートを、前記積載部の真上にて落下させ、前記パイラーコンベアに設けられたエンドストッパーに衝突させた後、前記積載部に順次積載させることを特徴とする請求項1記載の金属シートの搬送方法。
  4. 前記積載部が、リフトと、リフト上に載置されたパレットと、前記金属シートの縦方向の位置を調整するためのスライド可能なフロントストッパーと、前記金属シートの横方向の位置を調整するためのスライド可能なサイドストッパーと、前記パレット上に載置される前記金属シートを検出するための光センサーと、を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の金属シートの搬送方法。
  5. ブランキングプレスにより切断された金属シートを間欠的に搬送するランアウトコンベアと、
    前記ランアウトコンベアと一部が重なっており、前記金属シートを磁着ベルトの下に磁着させて連続的に搬送するパイラーコンベアと、
    前記パイラーコンベアに設けられ、前記金属シートの端部を検出可能な検出器と、
    前記パイラーコンベアから落下させた前記金属シートを順次積載させる積載部と、
    を備え、
    前記金属シート全体が前記パイラーコンベアに磁着された後、前記金属シートの端部を前記検出器で検出し、該検出による検出信号に基づいて、前記落下が行われるものであり、
    前記検出器が、前記パイラーコンベアの前記ランアウトコンベアと一部が重なっている部分の前記パイラーコンベアの末端部に設けられており、前記金属シートの下流端部を検出可能となっていることを特徴とする金属シートの搬送装置。
  6. 前記積載部が、リフトと、リフト上に載置されたパレットと、前記金属シートの縦方向の位置を調整するためのスライド可能なフロントストッパーと、前記金属シートの横方向の位置を調整するためのスライド可能なサイドストッパーと、前記パレット上に載置される前記金属シートを検出するための光センサーと、を備えることを特徴とする請求項5記載の金属シートの搬送装置。
  7. 前記積載部が2箇所あり、それぞれの前記積載部に対応するように、前記パイラーコンベアに2箇所のエンドストッパーが設けられていることを特徴とする請求項5記載の金属シートの搬送装置。
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