JP5224565B2 - 用紙搬送装置及び前記用紙搬送装置の外来ノイズ除去方法 - Google Patents

用紙搬送装置及び前記用紙搬送装置の外来ノイズ除去方法 Download PDF

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Description

本発明は、用紙上にシール等が貼り付けられた用紙、パンチ穴やしわ等がある用紙、信号干渉や振動等の外来ノイズを受けた際の重送を検出することができる用紙搬送装置及び前記用紙搬送装置の外来ノイズ除去方法に関する。
一般に光学文字読取システム等においては、積層した用紙を1枚ずつ搬送する用紙搬送装置が採用され、この用紙搬送装置においては用紙の重送を検出する重送検出技術が採用されている。この重送検出技術が記載された文献としては下記特許文献1が挙げられ、この特許文献1には、光学的に重送を検出する光学センサ並びに重送による用紙間の微小空気層を超音波により検出する超音波センサとを設け、用紙を予備的に搬送して光学センサにより重送検出が可能か否かを予め判定し、この判定の結果、光学センサによる重送検出が困難と判定した場合、超音波センサによる重送の検知を行う技術が記載されている。
特開2008−63135号公報
前述の特許文献1記載の技術は、厚い用紙や濃い色が印刷された用紙の重送を検知することができるものの、例えば密着した用紙やパンチ穴やしわ等のある用紙の場合や、信号干渉や振動等の外来ノイズの影響を受けた場合に、重送を検出することが困難であると言う不具合があった。
また、前述の用紙の重送検出に光学センサを用いる場合、用紙の搬送路を跨ぐように発光側と受光側の一対の光学センサを配置し、受光側で受信した光信号を所定の閾値を用いて識別することによる重送検出技術が採用されているが、目隠し用のシール等が基台となる紙に間隔をもって複数枚貼られた用紙の場合、この用紙を重送として誤検出してしまう可能性があると言う不具合があった。
本発明の目的は、基台となる紙にシールが貼られた用紙であっても重送の誤検出を防止することができ、用紙の潜在ノイズや外来ノイズがあっても重送検出ミスを防止することができる用紙搬送装置及び前記用紙搬送装置の外来ノイズ除去方法を提供することである。
前記目的を達成するため請求項1記載の発明は、用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される用紙の厚みを検出した信号レベルを所定時間間隔で複数回出力するセンサと、前記センサにより出力される信号レベルを所定の閾値と比較することにより用紙の重送を検出する制御部とを備え、前記閾値を下回る2枚レベル信号の個々の長さが所定長さ以上か否かを判定し、前記2枚レベル信号の個々の長さが所定長さ以上の際に重送と識別する単一長さ式重送検出方式と、前記2枚レベル信号の長さの合計が規定長さ以上か否かを判定し、前記2枚レベル信号の長さの合計が前記規定長さ以上の際に重送と識別する合計長さ式重送検出方式とを選択的に採用する用紙搬送装置であって、前記制御部が、2枚レベル信号を連続して検出中に所定回数以下の1枚レベル信号を検出したときには当該1枚レベル信号をノイズとして判定する機能と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を連続して所定回数より多く検出したときには当該1枚レベル信号等を正常な1枚レベル信号として判定する機能と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を断続して所定回数より多く検出したときには正常な1枚レベル信号として判定する機能とによって、重送検知時の外来ノイズを除去することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される用紙の厚みを検出した信号レベルを所定時間間隔で複数回出力するセンサと、前記センサにより出力される信号レベルを所定の閾値と比較することにより用紙の重送を検出する制御部とを備え、前記閾値を下回る2枚レベル信号の個々の長さが所定長さ以上か否かを判定し、前記2枚レベル信号の個々の長さが所定長さ以上の際に重送と識別する単一長さ式重送検出方式と、前記2枚レベル信号の長さの合計が規定長さ以上か否かを判定し、前記2枚レベル信号の長さの合計が前記規定長さ以上の際に重送と識別する合計長さ式重送検出方式とを選択的に採用する用紙搬送装置の外来ノイズ除去方法であって、前記制御部が、2枚レベル信号を連続して検出中に所定回数以下の1枚レベル信号を検出したときには当該1枚レベル信号をノイズとして判定する機能と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を連続して所定回数より多く検出したときには当該1枚レベル信号等を正常な1枚レベル信号として判定する機能と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を断続して所定回数より多く検出したときには正常な1枚レベル信号として判定する機能とによって、重送検知時の外来ノイズを除去することを特徴とする
本発明による用紙搬送装置及び前記用紙搬送装置の外来ノイズ除去方法は、2枚レベル信号を連続して検出中に所定回数以下の1枚レベル信号を検出したときには当該1枚レベル信号をノイズとして判定し、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を連続して所定回数より多く検出したときには当該1枚レベル信号等を正常な1枚レベル信号として判定し、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を断続して所定回数より多く検出したときには正常な1枚レベル信号として判定することによって、単一長さ式重送検出方式及び合計長さ式重送検出方式による重送検知時の外来ノイズを除去することができる。
以下、本発明による外来ノイズ除去方法を適用した用紙搬送装置の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態による用紙搬送装置の概略構成を示す図、図2は本実施形態による光学センサによる検出信号を説明するための図、図3は本実施形態による重送検出の原理を説明するための図、図4は本実施形態による重送検出方法の動作フローチャート図、図5は本実施形態による重送判定方式とノイズ除去方式を説明するための図、図6は本実施形態に適用される用紙を説明するための図である。
[構成]
本実施形態による用紙搬送装置の基本構成は、図1に示す如く、複数の用紙1を積層する給紙部2と、該給紙部2から用紙1を1枚ずつ繰り出す一対の給紙ローラ3と、該給紙ローラ3により繰り出された用紙1を搬送する一対の送りローラ4a及び4bと、該送りローラ4a及び4bにより搬送される用紙1に光を送受信する送信センサ7a及び受信センサ7bと、該送信センサ7a及び受信センサ7b間を通過した用紙1を搬送路5に沿って搬送する送りローラ4b及び4cと、前記送信センサ7a及び受信センサ7bを制御し、受信センサ7bにより用紙の重送を検出する制御部11と、前記搬送路5に沿って搬送された用紙が前記制御部11により重送と検出された重送用紙1bを収納するリジェクト部10と、前記制御部11により重送でないと判定された正常用紙1aを収納する排出部9と、搬送された用紙を前記リジェクト部10又は排出部9に選択的排出を切り替える切替部8とから構成される。
本実施形態による用紙搬送装置に使用される用紙1は、例えば図6に示す如く、台紙上に複数の項目1nが印刷され、該複数の項目1nの下に印刷された内容を隠すためにシール1zが貼られたものであって、前記シール1zが貼られた部分は台紙とシールの厚みの合計の厚さとなる。
このように構成された用紙搬送装置は、前述した給紙ローラ3が給紙部2から用紙1を1枚ずつ繰り出して搬送路5上を搬送するものであるが、図6を用いて説明した用紙1に対して送信センサ7aが光を照射し、受信センサ7bにて受信した光信号の出力レベルは、図2に示す如く、用紙がセンサ位置まで達する迄の0枚レベル信号から用紙のセンサ間への侵入により1枚レベル信号まで低下し、次いで前記シール1zにより透過量が減少することにより閾値以下になる2枚レベル信号まで低下し、以降はシールの有無によって上下するように変動する。
本実施形態による用紙搬送装置による重送の検出方式は、前記閾値を下回る2枚レベル信号の長さ(重なり部分)の各々がシール幅による所定長さ以上か否かを判定し、個々の2枚レベル信号の長さが規定値以上の際に重送と識別する単一長さ式重送検出方式と、前述の2枚レベル信号の長さの合計がシール幅の合計の規定長さ以上か否かを判定し、合計値が所定合計値以上の際に重送と識別する合計長さ式重送検出方式とを選択的に採用することができる。
この2方式の重送検出方式は、用紙1に貼られたシールの長さや枚数等の用紙特性や、ユーザの指定により選択することができ、例えば図6に示したシール1zの縦方向幅が各25mmのとき、単一長さ式重送検出方式では、重なり部分の各々が25mm以下の長さのときに重送でないと識別し、合計長さ式重送検出方式では、重なり部分の合計値が75mm以下のときに重送でないと識別する。この単一長さ式重送検出方式では2枚レベル信号のカウント中に0枚又は1枚レベル信号(以下、1枚レベル信号等と呼ぶ)の検出によりカウンタ値をリセットし、合計長さ式重送検出方式ではカウンタ値のリセットを行わないことによって、両方式を制御部11の制御によって切り替えることができる。
また本実施形態による制御部11は、パンチ穴やしわ等による潜在ノイズや信号干渉や振動による外来ノイズを除去する機能を有し、この機能は、前述の光検出信号の推移を所時間間隔でサンプリングし、図3(a)に示す如きパンチ穴等のノイズがない場合は、2枚レベル信号を検出する長さが連続(2枚レベル信号を連続検出)するために重送と判定する機能と、図3(b)に示す如きパンチ穴等により2枚レベル信号の検出中に閾値を超えるサンプリング点のピークが連続で最大2つ、又は合計で最大3つの場合は、該サンプリング点(3回の1枚レベル信号等)を異常値のノイズと判定して該サンプリング点を2枚レベル信号と判定する機能と、図3(c)に示す如き2枚レベル信号の検出中に閾値を超えるサンプリング点(1枚レベル信号等)が3つ以上連続する場合は、該サンプリング点の連続は正常に1枚レベル信号等を検出したと判定する機能と、図3(d)に示す如き2枚レベル信号の検出中に閾値を超えるサンプリング点が4つ以上断続する場合は、このサンプリング点の4ピークは正常に1枚レベル信号等を検出したと判定する機能とをプログラム等により設定している。
前記図3(c)に示した閾値を超えるサンプリング点が3点以上連続したときの前述の単一長さ式重送検出方式による判定は、前記3点以上の連続点を正常値と判定して2枚レベル信号のカウントをリセットし、この後、新たに2枚レベル信号をカウントすることにより新たに重送の判定開始をすることができ、合計長さ式重送検出方式の場合は、前記3点以上の連続点を正常値と判定して2枚レベル信号のカウンタ値から、前記図3(b)に示した異常値とみなした分を減算(カウンタをリセットしない)し、この後、2枚レベル信号のカウントを継続することにより重送の判定を継続することができる。
前記図3(d)に示した閾値を超えるサンプリング点が4つ以上断続するときの単一長さ式重送検出方式により判定は、該4点以上の合計点を正常値と判定して2枚レベル信号のカウントをリセットし、この後、新たに2枚レベル信号をカウントすることにより新たに重送の判定を開始することができ、合計長さ式重送検出方式の場合は、該4点以上の合計点を正常値と判定して2枚レベル信号のカウンタ値から、前記図3(b)に示した異常値とみなした分を減算(カウンタをリセットしない)し、この後、2枚レベル信号のカウントを継続することにより重送の判定を継続することができる。
この様に本実施形態による用紙搬送装置の制御部11は、光検出信号の推移を所定時間間隔でサンプリング(又は受信センサ7bが出力)し、2枚レベル信号が連続する間に閾値を超えた信号をノイズによる異常値と判定して2枚レベルの信号と判定し、3点以上連続して又は4点以上断続して閾値を超えた場合は、設定された単一長さ式重送検出方式又は合計長さ式重送検出方式に応じて2枚レベル信号の減算又はリセットを行うことよって、パンチ穴等のノイズの影響による重送の誤検出及び検出ミスを防止し重送を判定することができる。
尚、前述の実施形態は、単一長さ式ノイズ除去方式の除去カウンタ値を2とし、合計長さ式ノイズ除去方式の除去カウンタ値を3とした例であって、これを他の数値として例示した場合、単一長さ式ノイズ除去方式の場合、2枚レベル信号検出中に連続N個以下の閾値を超える1枚レベル信号等を検出したとき、ノイズによる異常値と判定して2枚レベル信号として扱い、連続N個より多くの閾値を超える1枚レベル信号等を検出したとき、正常値と判定して1枚レベル信号等として扱い、合計長さ式ノイズ除去方式の場合、2枚レベル信号検出中に合計N個以下の閾値を超える1枚レベル信号等を検出したとき、ノイズによる異常値と判定して2枚レベル信号として扱い、合計N個より多くの閾値を超える1枚レベル信号等を検出したとき、正常値と判定して1枚レベル信号等として扱うと表すことができる。
[動作]
次いで前述の様に構成した用紙搬送装置の重送検出アルゴリズムを図4に示したフローチャートを参照して説明する。尚、後述する処理フローにおける2枚カウンタとは2枚レベル信号の数を計数し、単一長さ式重送検出方式のときにリセットされ、合計長さ式重送検出方式のときにリセットされず減算されるものであり、2枚カウンタの最大値とは、2枚レベル信号の数を計数して指定長さ(カウント値)以上のときに重送と判定するための最大値であり、単一除去カウンタとは単一長さ式ノイズ除去方式おけるノイズ除去用であって、2枚レベル信号を計数中に単一に発生した1枚レベル信号等の連続数を計数し、既定値に達したときに2枚カウンタを減算又はリセットするものであり、合計除去カウンタとは、合計長さ式ノイズ除去方式おけるノイズ除去用であって、2枚レベル信号を計数中に発生した1枚レベル信号等の合計値を計数し、既定値に達したときに2枚カウンタを減算又はリセットするものである。
更に変数Aとは、値が「0」のときに単一長さ式重送検出方式による2枚レベル信号をクリアし、値が「1」のときに合計長さ式重送検出方式による2枚レベル信号をクリアせずノイズによって余分にカウントした2枚レベル信号数を減算するための「方式切り替え係数」であり、変数Bは、単一長さ式ノイズ除去による2枚レベル信号の検出中に連続してB回を超える1枚レベル信号等により2枚カウンタを減算又はリセットするものであって図3中の(c)に示した処理を行うための「単一除去数」であり、変数Cは、合計長さ式ノイズ除去方式による2枚レベル信号の検出中に合計してC回を超える1枚レベル信号等により2枚カウンタを減算又はリセットするものであって、図3中の(d)に示した処理を行うための「合計除去数」である。これらカウンタ及び変数は、制御部11内のコンピュータがメモリ上に展開する仮想的なものであるが、ハードウェアによって構成しても良い。
前記変数やカウンタを前提とした制御部11による重送検出アルゴリズムの処理フローは、制御部11が、操作者の選択等によって前述した単一長さ式重送検出方式か合計長さ式重送検出方式かを設定(変数Aに単一のとき「0」、合計のとき「1」を代入)するステップS401と、カウンタ値の初期設定(2枚カウンタ値を「0」、2枚カウンタ最大値を「0」、単一除去カウンタ値を「0」、合計除去カウンタ値を「0」)するステップS402と、前記送信センサ7aにより発光した光を受信センサ7bにより受信するセンサ出力採取処理を行うステップS403と、該ステップS403により検出したセンサ出力データの有無を判定するステップS404と、該ステップS404において出力データが有ると判定したとき、センサ出力値が閾値を超えるか否かを判定するステップS405とを実行する。
次いで制御部11は、該ステップS405においてセンサ出力値が閾値より小さいと判定したとき(重送と判定したとき)、2枚カウンタをカウントアップ(+1)すると共に単一除去カウンタ値を「0」(リセット)するステップS406と、2枚カウンタ値が2枚カウンタ最大値を超えるか否かを判定し、超えないと判定したときにステップS404に戻るステップS407と、該ステップS407において2枚カウンタ値が2枚カウンタ最大値を超えると判定したとき、2枚カウンタ値を2枚カウンタ最大値に代入する処理を行い、ステップS404に戻るステップS408とを実行する。
次いで制御部1は、前記ステップS405によってセンサ出力値が閾値以上と判定したとき(用紙が0枚又は1枚と判定したとき)、2枚カウンタ値が「0」より大きいか否かを判定し、2枚カウンタ値が「0」より大きくないと判定したときに前記ステップ404に戻るステップS410と、該ステップS410において「0」より大きいと判定したとき、単一除去カウンタ値をカウントアップ(+1)すると共に合計除去カウンタ値をカウントアップ(+1)するステップS411と、単一除去カウンタ値が変数B以下か否かを判定するステップS412と、該ステップS412において変数Bより大きいと判定したとき、2枚カウンタ値に「変数A×(2枚カウンタ値−変数B)」を代入するステップS417と、前記ステップS412において変数B以下と判定したとき、合計除去カウンタが変数C以下か否かを判定するステップS413と、該ステップS413において合計除去カウンタが変数C以下と判定したとき、2枚カウンタ値をカウントアップ(+1)し、ステップS404に戻るステップS416を実行する。
更に制御部11は、前記ステップS413において合計除去カウンタが変数Cより大きいと判定したとき、2枚カウンタ値に「変数A×(2枚カウンタ値−変数C)」を代入するステップS414と、該ステップS414及び417に続いて単一除去カウンタ値及び合計除去カウンタ値に「0」を代入(リセット)し、ステップS404に戻るステップS415と、前記ステップS404において出力データがないと判定したとき、判定値が2枚カウンタ値の最大値(MAX)を超えるか否かを判定し、超えないと判定したときに処理を終了するステップS420と、該ステップS420において超えると判定したとき重送検出処理を行うステップS421とを順次実行する。
本実施形態による用紙搬送装置の重送検出アルゴリズムは、図4の処理フローに示した如く、センサ出力値が閾値より小さいとき(重送)、単一除去カウンタをリセットするステップS406と、センサ出力値が閾値以上で(用紙が1枚か0枚)、且つ2枚カウンタが0より大きいと判定したとき、単一及び合計除去カウンタ値をカウントアップするステップS411と、単一除去カウンタ値が変数Bより大きいときに2枚カウンタを減算又はリセットするステップS417と、合計除去カウンタ値が変数Cより大きいときに2枚カウンタを減算又はリセットするするステップS414と、これらステップS417及び414の後に両除去カウンタを「0」にリセットとするステップS415と、単一除去カウンタ値が変数B以下で、且つ合計除去カウンタ値が変数C以下のときに2枚カウンタをカウントアップするステップS416とを実行することによって、図3を用いて説明した(b)〜(d)の如きノイズを除去することができる。
前記変数Aは方式切り替え係数であり、変数Bは単一除去数であり、変数Cは合計除去数であり、これら変数BCは、取り扱う用紙の種類によって任意に設定することができ、例えば図5に示す如く、重送判定方式が「単一長さ式重送検出方式(方式切り替え係数A=0)の場合、単一除去数B及び合計除去数Cを任意の数Nとしたとき、単一長さ式ノイズ除去方式及び合計長さ式ノイズ除去方式の双方でノイズ除去を行うことができ、単一除去数Bを無限大(∞)とし且つ合計除去数Cを任意数Nとしたとき、合計長さ式ノイズ除去方式のみでノイズ除去を行うことができ、単一除去数Bを任意数Nとし且つ合計除去数Cを無限大(∞)としたとき、単一長さ式ノイズ除去方式のみでノイズ除去を行うことができる。また、単一除去数B及び合計除去数Cを「0」としたとき、単一長さ式ノイズ除去方式及び合計長さ式ノイズ除去方式の双方のノイズ除去を実施しないことができる。
他方、重送判定方式が「合計長さ式重送検出方式(方式切り替え係数A=1)の場合、単一除去数B及び合計除去数Cを任意の数Nとしたとき、単一長さ式ノイズ除去方式及び合計長さ式ノイズ除去方式の双方でノイズ除去を行うことができ、単一除去数Bを無限大(∞)とし且つ合計除去数Cを任意数Nとしたとき、合計長さ式ノイズ除去方式のみでノイズ除去を行うことができ、単一除去数Bを任意数Nとし且つ合計除去数Cを無限大(∞)としたとき、単一長さ式ノイズ除去方式のみでノイズ除去を行うことができる。また、単一除去数B及び合計除去数Cを「0」としたとき、単一長さ式ノイズ除去方式及び合計長さ式ノイズ除去方式の双方のノイズ除去を実施しないことができる。
このように本実施形態による重送検出方法を適用した用紙搬送装置は、重送検出方式を、重送検出用の閾値を下回る2枚レベル信号の長さ(重なり部分)の各々がシール幅による所定長さ以上か否かを判定し、個々の2枚レベル信号の長さが規定値以上の際に重送と識別する単一長さ式重送検出方式と、前述の2枚レベル信号の長さの合計がシール幅の合計の規定長さ以上か否かを判定し、合計値が所定合計値以上の際に重送と識別する合計長さ式重送検出方式とを選択的に採用すると共に、前記両方式において、2枚レベル信号を連続して検出中に所定回数以下の1枚レベル信号等を検出したときには当該1枚レベル信号等をノイズとして2枚レベル信号として使用する事(図3[b])と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号等を連続して所定回数より多く検出したときには当該1枚レベル信号等を正常な1枚レベル信号等として使用する事(図3[c])と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号等を断続して所定回数より多く検出したときには正常な1枚レベル信号等として使用する事(図3[d])によって、基台となる紙にシールが貼られた用紙や、パンチ穴やしわ等の潜在ノイズや信号干渉や振動等の外来ノイズの影響があっても重送の誤検出及び検出ミスを防止することができる。
尚、前記実施形態においては透過光方式により用紙の多重送りを検出する用紙搬送装置を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、超音波又は機械式により多重送りを検出する用紙搬送装置にも適用することができる。前記超音波式の場合は、前記透過光式と同様に、超音波レベル2枚出力値が閾値以下のときに重送を判定し、機械式の場合は、ローラの変位により用紙の厚さを測定し、2枚出力値が閾値を超えたレベルのときに重送を判定する。また前記実施形態においては、用紙が2枚搬送のときに重送と検出する重送検出装置について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば用紙が0枚か1枚かの検出や、所定枚数に対して所定枚数を超える搬送か否かも検出することができる。

Claims (2)

  1. 用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される用紙の厚みを検出した信号レベルを所定時間間隔で複数回出力するセンサと、前記センサにより出力される信号レベルを所定の閾値と比較することにより用紙の重送を検出する制御部とを備え、前記閾値を下回る2枚レベル信号の個々の長さが所定長さ以上か否かを判定し、前記2枚レベル信号の個々の長さが所定長さ以上の際に重送と識別する単一長さ式重送検出方式と、前記2枚レベル信号の長さの合計が規定長さ以上か否かを判定し、前記2枚レベル信号の長さの合計が前記規定長さ以上の際に重送と識別する合計長さ式重送検出方式とを選択的に採用する用紙搬送装置であって、前記制御部が、2枚レベル信号を連続して検出中に所定回数以下の1枚レベル信号を検出したときには当該1枚レベル信号をノイズとして判定する機能と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を連続して所定回数より多く検出したときには当該1枚レベル信号等を正常な1枚レベル信号として判定する機能と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を断続して所定回数より多く検出したときには正常な1枚レベル信号として判定する機能とによって、重送検知時の外来ノイズを除去する用紙搬送装置。
  2. 用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される用紙の厚みを検出した信号レベルを所定時間間隔で複数回出力するセンサと、前記センサにより出力される信号レベルを所定の閾値と比較することにより用紙の重送を検出する制御部とを備え、前記閾値を下回る2枚レベル信号の個々の長さが所定長さ以上か否かを判定し、前記2枚レベル信号の個々の長さが所定長さ以上の際に重送と識別する単一長さ式重送検出方式と、前記2枚レベル信号の長さの合計が規定長さ以上か否かを判定し、前記2枚レベル信号の長さの合計が前記規定長さ以上の際に重送と識別する合計長さ式重送検出方式とを選択的に採用する用紙搬送装置の外来ノイズ除去方法であって、前記制御部が、2枚レベル信号を連続して検出中に所定回数以下の1枚レベル信号を検出したときには当該1枚レベル信号をノイズとして判定する機能と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を連続して所定回数より多く検出したときには当該1枚レベル信号等を正常な1枚レベル信号として判定する機能と、2枚レベル信号を連続して検出中に複数の1枚レベル信号を断続して所定回数より多く検出したときには正常な1枚レベル信号として判定する機能とによって、重送検知時の外来ノイズを除去する外来ノイズ除去方法
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