JP5223683B2 - ワーク保持位置姿勢計測システムおよびワーク搬送システム - Google Patents

ワーク保持位置姿勢計測システムおよびワーク搬送システム Download PDF

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Description

本発明は、マニピュレータに保持されたワークを画像処理用カメラにて撮像した画像から、ワークの保持位置および姿勢を計測するワーク保持位置姿勢計測システム、および、このワーク保持位置姿勢計測システムを利用したワーク搬送システムに関するものである。
ロボットアームなどのマニピュレータを用いて部品を搬送し組立する従来技術として、マニピュレータによりワークを保持し、画像処理用カメラを用いて保持ワークの画像を撮影し、画像処理により保持ワークの位置や姿勢などを計測し、計測結果に基づきマニピュレータの位置や姿勢を制御し、保持ワークを所定の姿勢で所定の位置に搬送し組立する技術が知られている。
特許文献1には、マニピュレータで搬送しているワークの位置や姿勢を正確に求める技術が記載されている。具体的には、マニピュレータの保持部にマーカなどの基準部材を取り付け、ワークの位置や姿勢を計測する際に、対象ワークとマニピュレータに結合されたマーカとを同じ画像処理用カメラで撮像し、その撮像した画像からマーカに基づきマニピュレータに対するワークの相対位置および姿勢を計測することで、マニピュレータに対するワークの位置および姿勢を正確に求めている。図20は、特許文献1に記載した技術により画像処理用カメラで撮像された画像データである。
特開平5−198994号公報
しかし、特許文献1に代表される従来技術においては、搬送用マニピュレータに取り付けるマーカは1種類である。これは、電子回路部品の装着やプリント基板の実装装置を対象としているため、基本的に対象とした電子部品の色やサイズなどが極端に異なることがなく、1種類のマーカでほとんどの電子部品に対応が可能だからである。
しかし、ロボット等を用いた産業製品の組立作業においては、搬送対象としたワークの色やサイズが全く異なる。例えば、光沢の金属端子と真っ黒のモールドのフレームによる色の差異、数ミリ部品と数十ミリ部品による大きさの違いがある。
従来技術における1種類のマーカを用い部品の位置や姿勢を画像処理にて計測するに際し、部品とマーカとの色の関係によっては画像処理にて部品とマーカの抽出精度が悪化し、計測の精度が低下するという問題があった。
さらに、1種類のマーカを用い部品の位置や姿勢を画像処理にて計測するに際し、大きさが異なる部品を取り扱う場合には、最も大きな部品に適用できるようにマーカの位置や大きさを決定するため、画像の一画素当たりのサイズが大きくなり、微小部品の位置や姿勢の精度の向上が図れないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、色やサイズ等が異なる多種多様な部品の保持状態を高精度に計測できるワーク保持位置姿勢計測システムを提供し、かつ、ワーク保持位置姿勢計測システムを利用した高精度なワーク搬送システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のワーク保持位置姿勢計測装置によれば、ワークを保持して搬送するマニピュレータ、ワークを撮像する撮像装置、基準マーカに基づいてワークの位置および姿勢を計測するワーク計測装置、とを備えるワーク保持位置姿勢計測システムであって、前記マニピュレータは、ワーク保持手段、複数の基準マーカ、該基準マーカを前記ワーク保持手段に対して相対移動させる基準マーカ移動手段を備え、前記ワーク計測装置は、複数の基準マーカから保持ワークに対応する対応基準マーカを決定する対応基準マーカ決定部、前記基準マーカ移動手段を制御して前記対応基準マーカを所定の位置に移動させる基準マーカ移動制御部、マニピュレータに保持されたワークと前記対応基準マーカとを前記撮像装置で撮像したワーク保持画像を取得するワーク保持画像取得部、前記ワーク保持画像から対応基準マーカに基づき保持ワークの位置および姿勢を画像処理により求めるワーク保持位置姿勢演算部を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載のワーク保持位置姿勢計測装置によれば、請求項1に記載のワーク保持位置姿勢計測システムにおいて、前記マニピュレータは、複数の基準マーカを有するマーカ集合体を備え、該マーカ集合体を前記基準マーカ移動手段の可動部に固定していることを特徴とする。
また、請求項3に記載のワーク保持位置姿勢計測装置によれば、請求項1に記載のワーク保持位置姿勢計測システムにおいて、前記マニピュレータは、複数の基準マーカ移動手段を備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載のワーク保持位置姿勢計測装置によれば、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワーク保持位置姿勢計測システムにおいて、前記撮像装置は、撮像倍率を可変する撮像倍率調整手段を備え、前記ワーク計測装置は、保持ワークに対応する撮像倍率に前記撮像倍率調整手段を制御する撮像倍率制御部を備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載のワーク保持位置姿勢計測装置によれば、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワーク保持位置姿勢計測システムにおいて、前記撮像装置は、撮像倍率の異なる複数の撮像手段を備え、前記ワーク計測装置は、保持ワークに対応する撮像倍率である撮像手段を決定する撮像手段決定部を有し、該決定した撮像手段によりワーク保持画像を取得することを特徴とする。
また、請求項6に記載のワーク搬送装置によれば、ワークを保持して搬送するマニピュレータ、ワークを撮像する撮像装置、基準マーカに基づいてワークの位置および姿勢を計測するワーク計測装置、前記マニピュレータを制御するマニピュレータ制御装置、とを備えるワーク搬送システムであって、前記マニピュレータは、ワーク保持手段、複数の基準マーカ、基準マーカをワーク保持手段に対して相対移動させる基準マーカ移動手段、を備え、前記ワーク計測装置は、複数の基準マーカから保持ワークに対応する対応基準マーカを決定する対応基準マーカ決定部、前記基準マーカ移動手段を制御して前記対応基準マーカを所定の位置に移動させる基準マーカ移動制御部、マニピュレータに保持されたワークと前記対応基準マーカとを前記撮像装置で撮像したワーク保持画像を取得するワーク保持画像取得部、前記ワーク保持画像から対応基準マーカに基づき保持ワークの位置および姿勢を画像処理により求めるワーク保持位置姿勢演算部、を備え、前記マニピュレータ制御装置は、前記ワーク計測装置から取得したワーク保持位置および姿勢に基づきマニピュレータの動作軌道の補正量を演算する補正演算部、該補正量をマニピュレータ制御部に出力する補正出力部、前記補正量に基づきマニピュレータを制御するマニピュレータ制御部を備えることを特徴とする。
また、請求項7に記載のワーク搬送装置によれば、請求項6に記載のワーク搬送システムにおいて、前記撮像装置は、撮像倍率の異なる複数の撮像手段を備え、前記ワーク計測装置は、保持ワークに対応する撮像倍率である撮像手段を決定する撮像手段決定部を備え、前記マニピュレータ制御装置は、該決定した撮像手段に対応するマニピュレータ軌道を決定する軌道決定部、該決定した軌道をマニピュレータ制御部に出力する軌道出力部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、色や材質や大きさ等の異なるワークのマニピュレータにおける保持位置および姿勢を計測する際に、基準マーカの付け替え等の作業をすることなく、マニピュレータに対するワークの高精度な位置や姿勢の計測が可能となり、さらに高精度な搬送組立を実現する。
第1の実施形態に係るワーク搬送システムの概略構成図である。 第1の実施形態に係る基準マーカ集合体の実施例を示した図である。 第1の実施形態に係るワーク搬送システムのフロー図である。 第1の実施形態に係るワーク情報記憶部の実施例を示した図である。 ワーク保持画像のフィルタ処理前後の画像例を示した図である。 ワーク保持画像のエッジ処理前後の画像例を示した図である。 ワーク保持位置姿勢演算部の演算結果の例を示した図である。 第1の実施形態に係る基準マーカ集合体21aの変形例を示した図である。 第1の実施形態に係るマニピュレータ10の変形例を示した図である。 第2の実施形態に係るワーク搬送システムの概略構成図である。 第2の実施形態に係る基準マーカ集合体の実施例を示した図である。 第2の実施形態に係るワーク搬送システムのフロー図である。 第2の実施形態に係るワーク情報記憶部の実施例を示した図である。 第3の実施形態に係るワーク搬送システムの概略構成図である。 第3の実施形態に係る基準マーカ移動手段の動作例を示した図である。 第3の実施形態に係るワーク情報記憶部の実施例を示した図である。 第4の実施形態に係るワーク搬送システムの概略構成図である。 第4の実施形態に係るワーク搬送システムのフロー図である。 第4の実施形態に係るワーク情報記憶部の実施例を示した図である。 従来技術により画像処理用カメラで撮像された画像データを示した図である。
本発明に係る第1の実施形態について図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施形態におけるワーク保持位置姿勢計測システムを有するワーク搬送システムの概略ブロック図である。図1において、1はワーク、10はマニピュレータ、30は撮像装置、50はワーク計測装置、90はマニピュレータ制御装置である。ワーク保持位置姿勢計測システムは、マニピュレータ10、撮像装置30、ワーク計測装置50、により構成される。つまり、ワーク搬送システムは、ワーク保持位置姿勢計測システムにマニピュレータ制御装置90を追加した構成となる。なお、ワーク搬送システムは、図1のようにワーク計測装置50およびマニピュレータ制御装置90が独立した装置として必要なデータのみを各装置間で授受する記載としているが、マニピュレータ制御装置90にワーク計測装置50の有する機能を組み込んで一つの装置としても良い。
図1においてマニピュレータ10は水平多関節ロボットとして記載しているが、垂直多関節ロボット、XYステージ等のようなワークを保持して搬送可能な位置決め装置であれば良い。以下、マニピュレータ10は水平多関節ロボットを用い説明する。
マニピュレータ10は、ロボットの第1関節軸11、ロボットの第2関節軸12、ロボットの第1アーム13、ロボットの第2アーム14、ロボットアーム先端の上下回転軸15、ワークを保持するワーク保持手段16、多種類の基準マーカを有する基準マーカ集合体21、基準マーカ集合体21をワーク保持手段16に対して相対移動させる基準マーカ移動手段22、を有する。
ロボットの第1関節軸11、ロボットの第2関節軸12、ロボットアーム先端の上下回転軸15には通常サーボモータが用いられ、サーボモータが備えるエンコーダからのモータの位置信号をマニピュレータ制御装置90に取り込み、後述するマニピュレータ軌道生成部93からの指令等に基づきマニピュレータ制御部40がマニピュレータ10の位置や姿勢を制御する。
ワーク保持手段16は、大きさや材質等が異なる複数種類のワークを保持可能である。例えばワークを吸着保持する吸着ノズルや、ワークを所定の力で把持するグリッパ等を用いることができる。
基準マーカ集合体21は、色、材質、大きさが異なる複数種類の基準マーカを有している。図2は、例として色および材質が異なる複数の基準マーカを有する基準マーカ集合体21を示したものである。図2に示した基準マーカ集合体21はリング形状を有しており、一の対象ワークと同じ色および材質である青色マーカ211、他の一の対象ワークと同じ色および材質である赤色マーカ212、他の一の対象ワークと同じ色および材質である緑色マーカ213、がリング形状の同心円上に60度間隔に均等に配置されている。このように実際の対象ワークに一対一で同じ色および同じ材質のマーカを用意することが良いが、対象ワークの材質や色をある程度グルーピングして、対象ワークのグループ数分のマーカを用意しても良い。なお、基準マーカ集合体21は図2に示した形状、色、材質、大きさ、マーカ種類に限らず、ワーク保持位置姿勢計測システムで対象とするワークに合わせて自由に組み合わせることができる。
基準マーカ移動手段22は、ロボットの上下回転軸15を中心に基準マーカ集合体21を回転させることができる。なお、基準マーカ移動手段22は、基準マーカ集合体21を回転させるだけでなく、上下回転軸15の軸方向に上下移動制御可能としてもよい。これにより、例えばワークの厚みが異なる場合でも、ワーク下面と同一平面上に基準マーカを位置させることができる。
撮像装置30は、部品認識カメラと図示しない照明手段とにより構成されている。カメラは、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラなどにより構成される。この撮像装置30は信号コードを介してワーク計測装置50に接続され、この信号コードを介して、そのワーク計測装置50から制御信号等の供給を受けて撮影した画像データ( ワーク保持画像データ)を ワーク保持画像取得部55に対して送信する。
次に、図3のワーク搬送システムの動作フローチャートを用い、第1の実施形態におけるワーク搬送システムの動作を実施例に則して説明しつつ、マニピュレータ10、撮像装置30、ワーク保持位置姿勢計測システムおよびワーク搬送システムが有する各部について説明する。
マニピュレータ制御装置90のワーク選択部91は、ワークの組立順序を管理し、組立作業をおこなうワークを決定している。
例えば、マニピュレータ制御装置90の組立情報記憶部92に組立順序とそれに対応するワーク番号を記憶しておく。図示しない入出力装置によって、ワーク組立開始信号がマニピュレータ制御装置90に入力されると(S11)、現在の組立順番を示す変数iに1が入力される(S12)。マニピュレータ制御装置90のワーク選択部91は変数iの値を現在のワーク組立順番とし、iの値に対応するワーク組立順番のワーク番号を組立情報記憶部92から抽出して記憶する(S13)。なお、1つのワークの組立作業が完了すると、変数iの値に1を加え、ワーク組立順番を新たな順番に変更している(S28)。
マニピュレータ制御装置90のマニピュレータ軌道生成部93は、ワーク選択部91にて選択されたワークの組立作業を行うマニピュレータ軌道を生成する。ここで、マニピュレータ軌道とは、マニピュレータ10が図示しないワーク供給部にてワーク1を保持し、撮像装置30にてワーク保持画像を撮影し、図示しないワーク組立部にて保持しているワーク1の組立を行う一連の動作におけるマニピュレータの軌道および姿勢のことである。
例えば、組立情報記憶部92にワーク番号とワーク番号に対応するマニピュレータ軌道を生成するために必要な軌道情報を予め記憶しておく。ここで、軌道情報とは、ロボット座標系における軌道上の点の座標、その点におけるマニピュレータの姿勢、軌道上の次の点への軌道補間方法(円弧補間、直線補間など)等の軌道生成に必要となる情報である。マニピュレータ軌道生成部93は、ワーク選択部91よりワーク番号を受け取り、そのワーク番号を用いて組立情報記憶部からワーク番号に対応する軌道情報を取得して記憶する(S14)。取得した軌道情報を用い、ワークの組立作業を行うためのマニピュレータ軌道を生成する(S15)。
ワーク計測装置50は、マニピュレータ制御装置90のワーク選択部91からマニピュレータに保持されるワークの情報を取得する。
例えば、ワーク計測装置50のワーク情報記憶部52に、ワーク番号とワークに関する各種情報とを予め関連付けて記憶しておく。図4はワーク情報記憶部52の具体例を示したものである。ワーク番号とワーク種類が関連付けて記憶されている。ワーク計測装置50は、マニピュレータ制御装置90から組立対象であるワークのワーク番号を取得し、図示しないメモリ等の記憶部に記憶する(S16)。これにより、ワーク計測装置50は、ワーク番号をキーとして対応するワークに関する情報を取得することができる。
ワーク計測装置50の対応基準マーカ決定部51は、マニピュレータ10に保持されたワークに対応する対応基準マーカを決定する。ここで、対応基準マーカとは、撮像装置30にてワークと共に撮像される基準マーカであって、保持されたワークの位置および姿勢の計測に際する基準位置および基準姿勢となる基準マーカである。
例えば、ワーク計測装置50のワーク情報記憶部52にワーク番号と対応する対応基準マーカを予め記憶しておく。図4はワーク情報記憶部52の具体例を示したものである。ワーク番号とマーカ情報が関連付けて記憶されている。ここでマーカ情報とは、マーカ番号、マーカ位置、マーカ色等の以降の処理で用いるマーカに関する情報のことである。対応基準マーカ決定部51は、記憶部に記憶されているワーク番号に基づいてワーク情報記憶部52から対応基準マーカのマーカ情報を取得する(S17)。
なお、ワーク情報記憶部52にワーク情報としてワークの大きさ・色を予め記憶し、基準マーカの大きさ・色を基準マーカ情報としてワーク情報記憶部52とは別に予め記憶し、対応基準マーカ決定部51が、ワーク情報と基準マーカ情報とに基づいてワークに対応する基準マーカを決定しても良い。決定方法の例としては、ワークの色に近い色を有する基準マーカを抽出し、さらに抽出された基準マーカが複数のサイズを有する場合には、ワークの大きさと基準マーカのサイズとの関係を予め定めておき、その定めに応じて対応基準マーカを決定しても良い。このようにしておけば、ユーザーによる対応基準マーカの決定の手間をなくすことができる。
ワーク計測装置50の画像処理内容決定部53は、撮像装置30にて撮像されたワーク保持画像を用いて、対応基準マーカに基づきマニピュレータの保持されたワークの位置および姿勢を計測する画像処理における画像処理の内容を決定する。これは、基準マーカを変更するに際し、ワークと基準マーカとを抽出するフィルタ処理の抽出カラーの設定や、エッジ抽出処理における近接画素値の勾配値範囲等を変更する必要があるためである。なお、ワークや基準マーカが変更されても画像処理において変更を要しない部分もあり、全ての画像処理の内容を設定する必要はない。さらに、ワークの位置および姿勢を計測することが可能であれば適用する画像処理は後述する具体例に限定されるものではなく、周知の各種の画像処理技術を組み合わせて適用できる。
例えば、ワーク計測装置50には、公知の画像処理(エッジ抽出処理、フィルタ処理、エッジによる相対位置姿勢把握処理、エッジおよび重心による相対位置姿勢把握処理等)が予め利用可能に準備されている。さらに、ワーク計測装置50は、先の利用可能に準備されている画像処理から基本的な処理として、フィルタ処理によりワークと対応基準マーカとの抽出画像を生成し、抽出画像からエッジ抽出処理によりワークと対応基準マーカのエッジ画像を生成し、エッジ画像からエッジによる位置姿勢把握処理によりワークの位置姿勢を把握するように決定されているとする。係る場合には、画像処理内容決定部53で決定される画像処理の内容は、フィルタ処理における抽出カラー値の範囲、エッジ抽出処理におけるエッジ認識条件(近接画素値の勾配値範囲等)等の、画像処理におけるパラメータとなる。
具体的な処理としては、ワーク情報記憶部52にワーク番号とワーク番号に対応する画像処理内容である抽出カラー、エッジ認識条件、を予め記憶しておく。図4はワーク情報記憶部52の具体例を示したものである。画像処理内容決定部53は、記憶部に記憶されているワーク番号に基づいてワーク情報記憶部52から画像処理内容を抽出して決定する(S18)。
なお、ワークの色および対応基準マーカの色に基づいて予め定められた関係式を用い、抽出カラー条件の設定値やエッジ認識条件の設定値を決定できる場合には、ワーク計測装置50にて演算により抽出カラー条件の設定値やエッジ認識条件の設定値を決定しても良い。なお、上記の画像処理技術と異なる画像処理技術を適用する場合には、適用する画像処理技術に必要な設定値を決定することとなる。
ワーク計測装置50の基準マーカ移動制御部54は、対応基準マーカをワーク保持手段16に対する所定位置に移動させるため、基準マーカが取り付けられた基準マーカ移動手段22を制御する。ここで所定位置とは、ワーク保持画像にて対応基準マーカがワークと共に撮像されるための対応基準マーカの位置のことである。例えば、基準マーカ移動手段22の駆動源としてサーボモータが用いられ、サーボモータが備えるエンコーダからの信号を基準マーカ移動制御部54に取り込み、対応基準マーカの位置を把握して位置制御を行うことで、対応基準マーカを所定位置に移動させることができる。なお、基準マーカ移動手段22は位置決め可能であれば適用可能であり、ステッピングモータ等を用いることもできる。
例えば、ワーク情報記憶部52にワーク番号とワーク番号に対応する対応基準マーカの所定位置を予め記憶しておく。図4はワーク情報記憶部52の具体例を示したものである。基準マーカ移動制御部54は、記憶部に記憶されているワーク番号に基づいてワーク情報記憶部52から対応基準マーカ位置を抽出して記憶部に記憶する(S19)。次に、基準マーカ移動制御部54は、基準マーカ移動手段16に移動指令を出力し、対応基準マーカを所定の対応基準マーカ位置に移動させる(S20)。仮にワーク番号が「1」である場合には、マーカ位置「180度」を記憶部に記憶し、基準マーカ移動手段16を基準位置から180度回転させた位置に移動させる。ワーク番号が「3」である場合には、マーカ位置「300度」を記憶部に記憶し、基準マーカ移動手段16を基準位置から300度回転させた位置に移動させる。
ワーク計測装置50のワーク保持画像取得部55は、ワークと対応基準マーカとが撮像装置30の撮影領域に存在するときに撮像信号を撮像装置30に出力し、撮像装置30からのワークと対応基準マーカとの画像(ワーク保持画像)を取得して記憶部に記憶する。
例えば、ワーク情報記憶部52にワーク番号とワーク番号に対応する撮像信号を出力するマニピュレータ軌道範囲を予め記憶しておく。図4はワーク情報記憶部52の具体例を示したものである。ワーク保持画像部55は、ワーク情報記憶部52からワーク番号に対応するマニピュレータ軌道範囲を取得し、記憶部に記憶する。さらに、ワーク保持画像取得部55は、マニピュレータ制御装置からマニピュレータ10の現在位置を受け取り、マニピュレータ10が記憶部に記憶されたマニピュレータ軌道範囲に入ったか否かを確認する(S21)。マニピュレータ軌道範囲に入ったことを確認した場合には、撮像装置30に対して撮像信号を出力し、撮像装置30から送信された画像をワーク保持画像として記憶部に記憶する(S22)。
なお、撮像信号をワーク検出センサの出力信号を利用するものとし、ワーク検出センサをワークと対応基準マーカとが撮像できる適切な位置に取り付けるようにしてもよい。
ワーク計測装置50のワーク保持位置姿勢演算部56は、ワーク保持画像取得部55で記憶部に記憶された画像を、画像処理内容決定部53で決定した処理内容に基づいて処理を行い、ワークと基準マーカとの相対位置および相対姿勢を求める。
例えば、ワークが青色であって、図4のワーク情報記憶部52に記憶されているワーク番号1であるとする。ワーク保持位置姿勢演算部56は、記憶部に記憶されているワーク保持画像をフィルタ処理により青色のみを抽出した抽出画像を生成する(S23)。図5はフィルタ処理の前後における画像の具体例を示したものである。図5(a)はフィルタ処理前の画像、図5(b)はフィルタ処理後の画像、を示したものである。
抽出画像からエッジ抽出処理により勾配値50以上のエッジを抽出したエッジ画像を生成する。図6はエッジ処理の前後における画像の具体例を示したものである。図6(a)はエッジ処理前の画像、図6(b)はエッジ処理後の画像、を示したものである。さらに、エッジ画像から対応基準マーカとワークとの相対位置および相対姿勢を求める(S24)。なお、ワークの位置および姿勢を計測することが可能であれば適用する画像処理は上記の具体例に限定されるものではなく、周知の各種の画像処理技術を組み合わせて適用できる。
図7は対応基準マーカとワークとの相対位置と相対姿勢の演算結果を示した図である。なお、以降の説明において、相対位置および相対姿勢は(x座標値、y座標値、回転角度)で表すこととする。よって、図7の場合には(4mm,12mm,30度)と表すことができる。
マニピュレータ制御装置90における補正演算部94は、ワーク計測装置50のワーク保持位置姿勢演算部56で求められたワークの対応基準マーカに対する相対位置および相対姿勢と、基準ワーク位置姿勢における対応基準マーカに対する相対位置および相対姿勢の差を求め、その差をマニピュレータに指示すべき補正量として記憶部に記憶する(S25)。ここで、基準ワーク位置姿勢とは、マニピュレータ軌道生成部93にて生成するマニピュレータ軌道における、保持ワークの対応基準マーカに対する相対位置と相対姿勢のことである。つまり、基準ワーク位置姿勢でワークがマニピュレータに保持されている場合には、マニピュレータの軌道を補正することなく製品の組立搬送が可能となる。
例えば、基準ワーク位置姿勢における位置および姿勢が(5mm,10mm,0度)の時、測定したワーク保持位置および姿勢が図7のように(4mm、12mm、30度)であった場合、補正量は基準ワーク位置姿勢から測定した保持ワークの位置および姿勢を引いた(+1mm、−2mm、−30度)と演算する。その演算した補正量(+1mm、−2mm、30度)を記憶部に記憶する(S25)。
マニピュレータ制御装置90の補正出力部95は、補正演算部94で演算した補正量をマニピュレータ制御装置90のマニピュレータ制御部40に出力する(S26)。
マニピュレータ制御部40は、補正出力部95から出力された補正量に基づいてマニピュレータの軌道を修正し、図示しない組立部にワークを搬送して組立作業を行う(S27)。
次に、変数iに1を加え(S28)、変数iに基づき全てのワーク組立が完了したか否かを判断する(S29)。例えば、変数iが組立部品数より大きくなったら、全てのワーク組立が完了したと判断する。全てのワークの組立が完了していない場合にはS13に戻り、全てのワークの組立が完了している場合には、ワーク搬送組立を終了する。
なお、第1の実施形態において、図8のようにマーカ集合体21aを長方形等の形状とし、図9のように基準マーカ移動手段22aをロボットの上下回転軸15に垂直な平面を自由に移動可能な構造としてもよい。例えば、直交ロボットのように2つの可動軸を組み合わせて構成することができる。
次に第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ部位については、詳細な説明は省略する。
図10は、本発明に係る第2の実施形態におけるワーク保持位置姿勢計測システムを有するワーク搬送システムの概略ブロック図である。図1において、1はワーク、10aはマニピュレータ、30aは撮像装置、50aはワーク計測装置、90aはマニピュレータ制御装置である。
撮像装置30aには、図示しない撮像倍率を変更できる倍率変更手段31aを備えている。例えば、指令された倍率に変更可能なズームレンズを備えている。撮像装置30aでは、撮像倍率の異なるワーク保持画像を撮像することができる。
マニピュレータ10aには、多種類の基準マーカを有する基準マーカ集合体21b、基準マーカ集合体21bをワーク保持手段16に対して相対的移動させる基準マーカ移動手段22a、を有する。ここで、基準マーカ集合体21bは、大きさの異なる基準マーカから構成されている。図11は、基準マーカ集合体21bの実施例を示した図である。図11においては、基準マーカ集合体21bは、サイズが異なる基準マーカ211b、212b、213bを有している。なお、ワークに対応して複数の基準マーカの全てを同色としても良い。
基準移動マーカ手段22aは、基準マーカ集合体21bをロボットアーム先端の上下回転軸15に垂直な平面を自由に移動可能に構成されている。例えば、直交ロボットのように2つの可動軸を組み合わせて構成することができる。これにより、ワークのサイズに合わせて、基準マーカをワークの近傍に移動させることができる。なお、基準マーカ移動手段22aは、さらに上下回転軸15の軸方向に上下移動制御可能としてもよい。これにより、例えばワークの厚みが異なる場合でも、ワーク下面と同一平面上に基準マーカを位置させることができる。
ワーク保持手段16は、大きさや材質等が異なる複数種類のワークを保持可能である。
次に、図12のワーク搬送システムの動作フローチャートを用い、第2の実施形態におけるワーク搬送システムの動作を実施例に則して説明しつつ、マニピュレータ10a、撮像装置30a、ワーク計測装置50aおよびマニピュレータ制御装置90aが有する各部について説明する。ただし、第1の実施形態と同じ処理については、詳細な説明は省略する。
マニピュレータ制御装置90aのワーク選択部91は、ワークの組立順序を管理し、組立作業をおこなうワークを決定している(S11〜S13およびS28に相等し、第1の実施形態と同じ処理)。
マニピュレータ制御装置90aのマニピュレータ軌道生成部93は、ワーク選択部91にて選択されたワークの組立作業を行うためのマニピュレータ軌道を生成する(S14,S15に相等し、第1の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50aは、マニピュレータ制御装置90aのワーク選択部91からマニピュレータに保持されるワークの情報を取得する(S16に相等し、第1の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50aの対応基準マーカ決定部51は、マニピュレータ10aに保持されたワークに対応する対応基準マーカを決定する(S17に相等し、第1の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50aの画像処理内容決定部53は、撮像装置30aにて撮像されたワーク保持画像を用いて、対応基準マーカに基づきマニピュレータの保持されたワークの位置および姿勢を演算する画像処理において、基準マーカの色や大きさ等の差異により変更すべき画像処理の内容を決定する(S18に相等し、第1の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50aの基準マーカ移動制御部54は、対応基準マーカをワーク保持手段16に対する所定位置に移動させるため、基準マーカが取り付けられた基準マーカ移動手段22を制御する。
例えば、ワーク情報記憶部52にワーク番号とワーク番号に対応する対応基準マーカの所定位置を予め記憶しておく。図13はワーク情報記憶部52の具体例を示したものである。ここで、基準マーカは平面上を移動可能である場合に、マーカ位置は座標値(X座標,Y座標)として規定している。基準マーカ移動制御部54は、記憶部に記憶されているワーク番号に基づいてワーク情報記憶部52から対応基準マーカ位置を抽出して記憶部に記憶する(S19)。次に、基準マーカ移動制御部54は、基準マーカ移動手段16に移動指令を出力し、対応基準マーカを所定の対応基準マーカ位置に移動させる(S20)。仮にワーク番号が「1」である場合には、マーカ位置(5,0)を記憶部に記憶し、基準マーカ移動手段16を座標(5,0)の位置に移動させる。ワーク番号が「4」である場合には、マーカ位置(50,100)を記憶部に記憶し、基準マーカ移動手段16を座標(50,100)の位置に移動させる。
ワーク計測装置50aの撮像倍率制御部60は、ワーク保持画像が所定の倍率にて撮像された画像となるように、撮像装置30aの倍率変更手段31aを制御する。
例えば、ワーク情報記憶部52にワーク番号とワーク番号に対応する撮像倍率を予め記憶しておく。撮像倍率制御部60は、記憶部に記憶されているワーク番号に基づいてワーク情報記憶部52から撮像倍率を抽出して記憶部に記憶する(S40)。次に、撮像倍率制御部60は、撮像装置30aの倍率変更手段31aに記憶部に記憶された撮像倍率に基づき指令を出力し、撮像装置30aを所定の撮像倍率に変更する(S41)。
ワーク計測装置50aのワーク保持画像取得部55は、ワークと対応基準マーカとが撮像装置30aの撮影領域に存在するときに撮像信号を撮像装置30aに出力し、撮像装置30aからのワークと対応基準マーカとの画像(ワーク保持画像)を取得して記憶部に記憶する(S21、S22に相等し、第1の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50aのワーク保持位置姿勢演算部56は、ワーク保持画像取得部55で記憶部に記憶された画像を、画像処理内容決定部53で決定した処理内容に基づいて処理を行い、ワークと基準マーカとの相対位置および相対姿勢を求める。なお、基本的には第1の実施形態と処理は同じだが、相対位置および相対姿勢の演算(S24)において、図13のワーク情報記憶部52に記憶されている画素サイズに基づいて相対位置および相対姿勢を演算する点で差異がある(S23、S23は、第1の実施形態と同じ処理)。
マニピュレータ制御装置90aにおける補正演算部94は、ワーク計測装置のワーク保持位置姿勢演算部56で求められたワークの対応基準マーカに対する相対位置および相対姿勢と、基準ワーク位置姿勢における対応基準マーカに対する相対位置および相対姿勢の差を求め、その差をマニピュレータに指示すべき補正量として記憶部に記憶する(S25に相等し、第1の実施形態と同じ処理)。
マニピュレータ制御装置90aの補正出力部95は、補正演算部94で演算した補正量をマニピュレータ制御部40に出力する(S26)。
マニピュレータ制御部40は、補正出力部95から出力された補正量に基づいてマニピュレータの軌道を修正し、図示しない組立部にワークを搬送して組立作業を行う(S27)。
変数iに1を加え(S28)、変数iの値に基づき全てのワーク組立が完了したか否かを判断する(S29)。全てのワークの組立が完了していない場合にはS13に戻り、全てのワークの組立が完了している場合には、ワーク搬送組立を終了する。
以上より、第2の実施形態は、第1の実施形態における効果に加え、ワークの大きさが異なる場合でも、高精度に保持ワークの位置および姿勢を把握可能となり、高精度な搬送および組立が実現される。
次に第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は第2の実施形態の一部を変更したものである。よって、第1および第2の実施形態と同じ部分については、詳細な説明は省略する。
図14は、本発明に係る第3の実施形態におけるワーク保持位置姿勢計測システムを有するワーク搬送システムの概略ブロック図である。図1において、1はワーク、10bはマニピュレータ、30aは撮像装置、50bはワーク計測装置、90bはマニピュレータ制御装置である。
撮像装置30aには、図示しない撮像倍率を変更できる倍率変更手段31aを備えている。
マニピュレータ10bは、複数の基準マーカと複数の基準マーカ移動手段とを有する。図14においては、基準マーカ21c,21d,21eが、各基準マーカに対応する基準マーカ移動手段22c,22d,22eに取り付けられている。これにより、第1の実施形態および第2の実施形態とは異なり、複数の基準マーカ21c,21d,21eを別個独立に移動させることができる。
例えば図14において、基準マーカ21c,21d,21eは大きさが異なる基準マーカであり、基準マーカ21cが最も大きく、基準マーカ21eが最も小さい。最も小さい基準マーカ21eは、基準マーカ移動手段22eに取り付けられた状態でワーク保持手段16に最も近傍の位置に配置する。最も大きい基準マーカ21cは、基準マーカ移動手段22cに取り付けられた状態でワーク保持手段16に最も遠方の位置に配置する。また、図14において、基準マーカ移動手段21c,21d,21eは上下方向に移動可能である。
図15は、サイズが異なるワーク1a,1b,1cを保持したときの、基準マーカ21c,21d,21eと基準マーカ移動手段22c,22d,22eの状態を示した図である。
図15(a)は、最も大きいワーク1aをマニピュレータ10bが保持した状態を示したものである。ワーク1aと接触しないように、基準マーカ21d,21eを基準マーカ移動手段22d,22eにより上方向の所定位置に移動させる。また、基準マーカ21cを基準マーカ移動手段22cにより下方向の所定位置に移動させる。
図15(b)は、中間の大きさのワーク1bをマニピュレータ10が保持した状態を示したものである。ワーク1bと接触しないように、基準マーカ21eを基準マーカ移動手段22eにより上方向の所定位置に移動させる。さらに、基準マーカ21cを基準マーカ移動手段22cにより上方向の所定位置に移動させる。なお、基準マーカ21cを上方向の所定の位置に移動させることは必須の要件ではないが、基準マーカ21cがマニピュレータ10bの動作中に他の部品や周囲の装置等と接触することを回避できる。また、基準マーカ21dを基準マーカ移動手段22dにより下方向の所定位置に移動させる。
図15(c)は、最も小さいワーク1cをマニピュレータ10が保持した状態を示したものである。基準マーカ21c,21dを基準マーカ移動手段22c,22dにより上方向の所定位置に移動させる。これは、基準マーカ21c,21dを上方向の所定の位置に移動させることは必須の要件ではないが、基準マーカ21c,21dがマニピュレータ10bの動作中に他の部品や周囲の装置等と接触することを回避できる。また、基準マーカ21eを基準マーカ移動手段22eにより下方向の所定位置に移動させる。
なお、複数の基準マーカ移動手段を有していれば、一の基準マーカ移動手段に複数の基準マーカを集合させた基準マーカ集合体を取り付けても良い。例えば、一の基準マーカ集合体には、大きさが等しく色の異なる基準マーカを備えるようにすると良い。このようにすれば、ワークの色や大きさが異なる複数種類のワークに合わせ、後述するワーク保持位置姿勢演算部56における画像処理にて、精度よくワーク保持位置および姿勢の演算が可能となる。
ワーク保持手段16は、大きさや材質等が異なる複数種類のワークを保持可能である。
第2の実施形態と第3の実施形態の動作フローは共通するので、図12のワーク搬送システムの動作フローチャートを用い、第3の実施形態におけるワーク搬送システムの動作を実施例に則して説明しつつ、マニピュレータ10b、撮像装置30a、ワーク計測装置50bおよびマニピュレータ制御装置90bが有する各部について説明する。ただし、第1の実施形態および第2の実施形態と同じ処理については、詳細な説明は省略する。
マニピュレータ制御装置90bのワーク選択部91は、ワークの組立順序を管理し、組立作業をおこなうワークを決定している(S11〜S13およびS28に相等し、第1および第2の実施形態と同じ処理)。
マニピュレータ制御装置90bのマニピュレータ軌道生成部93は、ワーク選択部91にて選択されたワークの組立作業を行うためのワークに対応したマニピュレータ軌道を生成する(S14、S15に相等し、第1および第2の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50bは、マニピュレータ制御装置90bのワーク選択部91からマニピュレータに保持されるワークの情報を取得する(S16に相等し、第1および第2の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50bの対応基準マーカ決定部51は、マニピュレータ10bに保持されたワークに対応する対応基準マーカを決定する(S17)。
例えば、ワーク計測装置50bのワーク情報記憶部52にワーク番号と対応する対応基準マーカを予め記憶しておく。図16はワーク情報記憶部52の具体例を示したものである。ワーク番号とマーカ情報が関連付けて記憶されている。ここでマーカ情報とは、使用マーカ番号、使用マーカ色、各マーカ位置等の以降の処理で用いるマーカに関する情報のことである。ここで、第1の実施形態および第2の実施形態と異なることは、各ワークのワーク情報として基準マーカ毎の移動位置が記憶されていることである。これは、複数の基準マーカまたは基準マーカ集合体を、複数の基準マーカ移動手段で移動させる構成としたことによる。
ワーク計測装置50bの画像処理内容決定部53は、撮像装置30にて撮像されたワーク保持画像を用いて、対応基準マーカに基づきマニピュレータの保持されたワークの位置および姿勢を演算する画像処理において、基準マーカの色や大きさ等の差異により変更すべき画像処理の内容を決定する(S18に相等し、第1および第2の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50bの基準マーカ移動制御部54は、対応基準マーカをワーク保持手段16に対する所定位置に移動させるため、基準マーカが取り付けられた基準マーカ移動手段22c,22d,22eを制御する。なお、基準マーカ移動手段22c,22d,22eの駆動源としてサーボモータが用いられ、サーボモータが備えるエンコーダからの信号を基準マーカ移動制御部54に取り込み、対応基準マーカの位置を把握して位置制御を行うことで、対応基準マーカを所定位置に移動させることができる。なお、基準マーカ移動手段22は位置決め可能であれば適用可能であり、ステッピングモータ等を用いることもできる。
例えば、ワーク情報記憶部52にワーク番号と各基準マーカの所定位置を予め記憶しておく。図4はワーク情報記憶部52の具体例を示したものである。基準マーカ移動制御部54は、記憶部に記憶されているワーク番号に基づいてワーク情報記憶部52から各基準マーカの移動位置を抽出して記憶部に記憶する(S19)。次に、基準マーカ移動制御部54は、基準マーカ移動手段22c,22d,22eに移動指令を出力し、対応基準マーカを所定の対応基準マーカ位置に移動させる(S20)。
ワーク計測装置50bの撮像倍率制御部60は、ワーク保持画像が適切な倍率にて撮像された画像となるように、撮像装置30aの倍率変更手段31aを制御する(S40、S41に相等し、第2の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50bのワーク保持画像取得部55は、ワークと対応基準マーカとが撮像装置30aの撮影領域に存在するときに撮像信号を撮像装置30aに出力し、撮像装置30aからのワークと対応基準マーカとの画像(ワーク保持画像)を取得して記憶部に記憶する(S21、S22に相等し、第1および第2の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50bのワーク保持位置姿勢演算部56は、ワーク保持画像取得部55で記憶部に記憶された画像を、画像処理内容決定部53で決定した処理内容に基づいて処理を行い、ワークと基準マーカとの相対位置および相対姿勢を求める。なお、基本的には第1の実施形態と処理は同じだが、相対位置および相対姿勢の演算(S24)において、図13のワーク情報記憶部52に記憶されている画素サイズに基づいて相対位置および相対姿勢を演算する点で差異がある(S22、S23は、第1および第2の実施形態と同じ処理)。
マニピュレータ制御装置90bにおける補正演算部94は、ワーク計測装置50bのワーク保持位置姿勢演算部56で求められたワークの対応基準マーカに対する相対位置および相対姿勢と、基準ワーク位置姿勢における対応基準マーカに対する相対位置および相対姿勢の差を求め、その差をマニピュレータに指示すべき補正量として記憶部に記憶する(S25に相等し、第1および第2の実施形態と同じ処理)。
マニピュレータ制御装置90bの補正出力部95は、補正演算部94で演算した補正量をマニピュレータ制御部40に出力する(S26)。
マニピュレータ制御装置90bのマニピュレータ制御部40は、補正出力部95から出力された補正量に基づいてマニピュレータの軌道を修正し、図示しない組立部にワークを搬送して組立作業を行う(S27)。
変数iに1を加え(S28)、変数iの値に基づき全てのワーク組立が完了したか否かを判断する(S29)。全てのワークの組立が完了していない場合にはS13に戻り、全てのワークの組立が完了している場合には、ワーク搬送組立を終了する。
次に第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は第3の実施形態の一部を変更したものである。よって、第1〜第3の実施形態と同じ部分については、詳細な説明は省略する。
図17は、本発明に係る第4の実施形態におけるワーク保持位置姿勢計測システムを有するワーク搬送システムの概略ブロック図である。図1において、1はワーク、10bはマニピュレータ、30bは撮像装置、50cはワーク計測装置、90cはマニピュレータ制御装置である。
撮像装置30bは、それぞれ撮像倍率が異なるレンズを有するカメラ32a,32b,32cを備えている。よって、カメラ32a,32b,32cで撮像された画像は、それぞれ異なる撮像倍率の画像となる。
マニピュレータ10bには、複数の基準マーカと複数の基準マーカ移動手段とを有する。図17においては、基準マーカ21c,21d,21eが、各基準マーカに対応する基準マーカ移動手段22c,22d,22eに取り付けられている。なお、第3の実施形態と同じ構成なので詳細な説明は省略する。
ワーク保持手段16は、大きさや材質等が異なる複数種類のワークを保持可能である。
図18のワーク搬送システムの動作フローチャートを用い、第4の実施形態におけるワーク搬送システムの動作を実施例に則して説明しつつ、マニピュレータ10b、撮像装置30b、ワーク計測装置50cおよびマニピュレータ制御装置90cが有する各部について説明する。ただし、第1乃至第3の実施形態と同じ処理については、詳細な説明は省略する。
マニピュレータ制御装置90cのワーク選択部91は、ワークの組立順序を管理し、組立作業をおこなうワークを決定している(S11〜S13およびS28に相等し、第1乃至第3の実施形態と同じ処理)。
マニピュレータ制御装置90cのマニピュレータ軌道生成部93は、ワーク選択部91にて選択されたワークの組立作業を行うためのワークに対応したマニピュレータ軌道を生成する。
例えば、マニピュレータ制御装置90cの組立情報記憶部92にワーク番号、ワーク番号に対応するカメラ番号、ワーク番号に対応するマニピュレータ軌道を生成するために必要な軌道情報、より具体的には軌道上の点の座標、その点におけるマニピュレータの姿勢、軌道上の次の点への軌道補間方法(円弧補間、直線補間、等)を予め記憶しておく。なお、軌道上の点の座標は、カメラ番号に対応する撮像手段の撮影領域を通過する点が記憶させる。ここで、カメラ番号とは、ワーク保持画像を撮像するカメラ32a,32b,32cに対応する番号である。ワーク保持画像は、カメラ番号で指定されたカメラで撮像されることとなる。マニピュレータ軌道生成部93は、ワーク選択部91よりワーク番号を受け取り、そのワーク番号を用いて組立情報記憶部からワーク番号に対応する軌道情報を取得して記憶する(S14)。取得した軌道情報を用い、ワークの組立作業を行うためのマニピュレータ軌道を生成する(S15)。よって、生成されたマニピュレータ軌道は、カメラ番号に対応するカメラの撮影領域を通過するように生成されるため、ワーク毎にマニピュレータ軌道が異なることとなる。
ワーク計測装置50cは、マニピュレータ制御装置90cのワーク選択部91からマニピュレータに保持されるワークの情報およびカメラ番号を取得する(S50)。第1乃至第3の実施形態とは、カメラ番号を取得する点で異なる。
ワーク計測装置50cの対応基準マーカ決定部51は、マニピュレータ10bに保持されたワークに対応する対応基準マーカを決定する(第3の実施形態におけるS17と同じ処理)。
ワーク計測装置50cの画像処理内容決定部53は、撮像装置30bにて撮像されたワーク保持画像を用いて、対応基準マーカに基づきマニピュレータの保持されたワークの位置および姿勢を演算する画像処理において、基準マーカの色や大きさ等の差異により変更すべき画像処理の内容を決定する(S18に相等し、第1乃至第3の実施形態と同じ処理)。
ワーク計測装置50cの基準マーカ移動制御部54は、対応基準マーカをワーク保持手段16に対する所定位置に移動させるため、基準マーカが取り付けられた基準マーカ移動手段22c,22d,22eを制御する(第3の実施形態におけるS19、S20と同じ処理)。
ワーク計測装置50cのカメラ決定部70は、ワーク保持画像が適切な倍率にて撮像された画像となるように、カメラ32a,32b,32cから使用するカメラを決定する(S51)。
例えば、ワーク情報記憶部52にワーク番号とカメラ情報を予め記憶しておく。図19はワーク情報記憶部52の具体例を示したものである。カメラ決定部70は、記憶部に記憶されているワーク番号およびカメラ番号に基づいてワーク情報記憶部52からワーク保持画像を撮像するカメラを抽出して記憶部に記憶する(S51)。
ワーク計測装置50cのワーク保持画像取得部55は、ワークと対応基準マーカとが選択されたカメラの撮影領域に存在するときに、撮像信号を選択されたカメラに出力し(S21)、選択されたれたカメラからのワークと対応基準マーカとの画像(ワーク保持画像)を取得して記憶部に記憶する(S22)。
ワーク計測装置50cのワーク保持位置姿勢演算部56は、ワーク保持画像取得部55で記憶部に記憶された画像を、画像処理内容決定部53で決定した処理内容に基づいて処理を行い、ワークと基準マーカとの相対位置および相対姿勢を求める(S23,S24は、第3の実施形態と同じ処理)。
マニピュレータ制御装置90cにおける補正演算部94は、ワーク計測装置50cのワーク保持位置姿勢演算部56で求められたワークの対応基準マーカに対する相対位置および相対姿勢と、ワーク基準位置との位置および姿勢の差を求め、その差をマニピュレータに指示すべき補正量として記憶部に記憶する(S25に相等し、第1乃至第3の実施形態と同じ処理)。
マニピュレータ制御装置90cの補正出力部95は、補正演算部94で演算した補正量をマニピュレータ制御部40に出力する(S26)。
マニピュレータ制御部40は、補正出力部95から出力された補正量に基づいてマニピュレータの軌道を修正し、図示しない組立部にワークを搬送して組立作業を行う(S27)。
変数iに1を加え(S28)、変数iの値に基づき全てのワーク組立が完了したか否かを判断する(S29)。全てのワークの組立が完了していない場合にはS13に戻り、全てのワークの組立が完了している場合には、ワーク搬送組立を終了する。
なお、第4の実施形態のマニピュレータ10bをマニピュレータ10aに置換してもよい。
1 ワーク
10 マニピュレータ
30 撮像装置
50 ワーク計測装置
90 マニピュレータ制御装置

Claims (7)

  1. ワークを保持して搬送するマニピュレータ、ワークを撮像する撮像装置、基準マーカに基づいてワークの位置および姿勢を計測するワーク計測装置、とを備えるワーク保持位置姿勢計測システムであって、
    前記マニピュレータは、ワーク保持手段、複数の基準マーカ、該基準マーカを前記ワーク保持手段に対して相対移動させる基準マーカ移動手段を備え、
    前記ワーク計測装置は、複数の基準マーカから保持ワークに対応する対応基準マーカを決定する対応基準マーカ決定部、前記基準マーカ移動手段を制御して前記対応基準マーカを所定の位置に移動させる基準マーカ移動制御部、マニピュレータに保持されたワークと前記対応基準マーカとを前記撮像装置で撮像したワーク保持画像を取得するワーク保持画像取得部、前記ワーク保持画像から対応基準マーカに基づき保持ワークの位置および姿勢を画像処理により求めるワーク保持位置姿勢演算部を備えること、
    を特徴とするワーク保持位置姿勢計測システム。
  2. 請求項1に記載のワーク保持位置姿勢計測システムにおいて、
    前記マニピュレータは、複数の基準マーカを有するマーカ集合体を備え、該マーカ集合体を前記基準マーカ移動手段の可動部に固定していること、を特徴とするワーク保持位置姿勢計測システム。
  3. 請求項1に記載のワーク保持位置姿勢計測システムにおいて、
    前記マニピュレータは、複数の基準マーカ移動手段を備えること、を特徴とするワーク保持位置姿勢計測システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワーク保持位置姿勢計測システムにおいて、
    前記撮像装置は、撮像倍率を可変する撮像倍率調整手段を備え、
    前記ワーク計測装置は、保持ワークに対応する撮像倍率に前記撮像倍率調整手段を制御する撮像倍率制御部を備えること、
    を特徴とするワーク保持位置姿勢計測システム。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワーク保持位置姿勢計測システムにおいて、
    前記撮像装置は、撮像倍率の異なる複数の撮像手段を備え、
    前記ワーク計測装置は、保持ワークに対応する撮像倍率である撮像手段を決定する撮像手段決定部を有し、
    該決定した撮像手段によりワーク保持画像を取得することを特徴とするワーク保持位置姿勢計測システム。
  6. ワークを保持して搬送するマニピュレータ、ワークを撮像する撮像装置、基準マーカに基づいてワークの位置および姿勢を計測するワーク計測装置、前記マニピュレータを制御するマニピュレータ制御装置、とを備えるワーク搬送システムであって、
    前記マニピュレータは、ワーク保持手段、複数の基準マーカ、基準マーカをワーク保持手段に対して相対移動させる基準マーカ移動手段、を備え、
    前記ワーク計測装置は、複数の基準マーカから保持ワークに対応する対応基準マーカを決定する対応基準マーカ決定部、前記基準マーカ移動手段を制御して前記対応基準マーカを所定の位置に移動させる基準マーカ移動制御部、マニピュレータに保持されたワークと前記対応基準マーカとを前記撮像装置で撮像したワーク保持画像を取得するワーク保持画像取得部、前記ワーク保持画像から対応基準マーカに基づき保持ワークの位置および姿勢を画像処理により求めるワーク保持位置姿勢演算部、を備え、
    前記マニピュレータ制御装置は、前記ワーク計測装置から取得したワーク保持位置および姿勢に基づきマニピュレータの動作軌道の補正量を演算する補正演算部、該補正量をマニピュレータ制御部に出力する補正出力部、前記補正量に基づきマニピュレータを制御するマニピュレータ制御部を備えること、
    を特徴とするワーク搬送システム。
  7. 請求項6に記載のワーク搬送システムにおいて、
    前記撮像装置は、撮像倍率の異なる複数の撮像手段を備え、
    前記ワーク計測装置は、保持ワークに対応する撮像倍率である撮像手段を決定する撮像手段決定部を備え、
    前記マニピュレータ制御装置は、該決定した撮像手段に対応するマニピュレータ軌道を決定する軌道決定部、該決定した軌道をマニピュレータ制御部に出力する軌道出力部を備えること、
    を特徴とするワーク搬送システム。
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