JP5223137B2 - スピンドルモーター及びこれを備えるディスクドライバー - Google Patents

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Description

本発明はスピンドルモーター及びこれを備えるディスクドライバーに関し、より詳細には、シャフトの回転時に発生する気流のタービュランス及びオイルの漏洩を防止し、スピンドルモーターに加えられる外部衝撃やディスクの着脱時に加えられる力からスピンドルモーターの組立及び回転安定性が確保されたスピンドルモーターに関する。
光ディスク型記録媒体を駆動する装置は、記録媒体をロードして回転させながら光ピックアップ装置を移動させて、信号を読み書きするように形成されている装置である。
このような光ディスクドライバーは、厚さによってスリムドライブセット(12.7mm)、ウルトラスリムドライブセット(9.5mm)、スーパーウルトラスリムドライブセット(7.0mm)が用いられており、記録媒体をロードする方式によってトレータイプ、スロットインタイプが用いられている。
このような光ディスクドライバーのスリム化により、記録媒体をロードして回転させるスピンドルモーターにもダウンサイジング(downsizing)が求められており、このためには、スピンドルモーターの構成部品の軸方向長さを減少させる必要がある。
しかし、回転部材の厚さを薄くする必要性により、回転部材の構成要素の結合力が弱くなって回転部材の組立工程に困難をきたし、垂直振動や曲げ振動が発生するなど、回転特性が悪くなったり、スピンドルモーターに加えられる外部衝撃やディスクの着脱時に加えられる力によって、スピンドルモーターの組立及び回転特性が悪くなるという問題がある。
また、スピンドルモーターの回転部材と固定部材との間の軸方向ギャップが小さくなるため、回転部材の回転時、回転部材と固定部材の間に気流のタービュランスが発生し、これにより雑音と振動レベルが大きくなるという問題がある。
このような気流のタービュランスは、スピンドルモーターの不安定な挙動を引き起こし、回転時にベアリング部材から出るオイルが漏洩される問題を発生させる。また、上記スピンドルモーターの不安定な挙動は、固定部材で多くの熱を発生させ、スピンドルモーターの効率を低下させて消耗電力を増加させる問題を引き起こすこともある。
従って、本発明は上述のような従来技術の問題点を解決するためのものであり、装置のサイズ、特に厚さを薄くしながらも、組立安定性及び回転安定性を確保するための剛性が補強されたスピンドルモーター及びこれを備えるディスクドライバーを提供することをその目的とする。
また、本発明は装置の超薄型化とともに、回転部材と固定部材の間の軸方向ギャップを十分に確保し、回転部材の回転時に発生する気流の安定的な流れを誘導することにより、回転時の雑音と振動の発生を抑制することを他の目的とする。
また、本発明は装置の駆動を安定化させることにより、オイルの漏洩を防止して電力消耗を減らすことをさらに他の目的とする。
上述した技術的課題を果たすための本発明の一実施例によるスピンドルモーターは、シャフトを回転可能に支持するスリーブ、上記シャフトの上部に結合して上記シャフトとともに回転するブッシュ、上記ブッシュの外周面に結合する円筒状壁部を含むローターケース、上記ブッシュの軸方向下部に形成され、上記シャフトの回転時に上記シャフトと上記スリーブの間に発生する気流を上記半径方向外側に発散する気流発散部、及び上記ブッシュの軸方向下部に形成され、上記シャフトの回転時にオイルをシーリングするように上記円筒状壁部と上記気流発散部の間に形成されるシーリング部を含むことができる。
また、本発明の一実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記気流発散部は、上記スリーブの上面との間の軸方向ギャップが上記半径方向外側に行くほど大きくなるように形成されることができる。
また、本発明の一実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記気流発散部は、上記ブッシュの半径方向外側に行くほど上向きに傾斜して形成されることができる。
また、本発明の一実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記気流発散部と上記シーリング部により、上記ブッシュの下部に環状溝部が形成されることができる。この際、上記環状溝部は両側壁のうち少なくとも一つの側壁が傾斜して形成されることができる。
また、本発明の一実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記気流発散部の外径は、上記スリーブの外径と同一に形成されることができる。
また、本発明の一実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記シーリング部は、上記気流発散部の半径方向外側から上記円筒状壁部の内周面に行くほど下向きに傾斜して形成されることができる。
また、本発明の一実施例によるスピンドルモーターは、上記ブッシュの軸方向下部に形成され、上記シャフトの外周面と上記気流発散部の間に形成されるテーパ部をさらに含むことができる。
また、本発明の一実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記テーパ部は、上記気流発散部の半径方向内側から上記シャフトの外周面に行くほど下向きに傾斜して形成されることができる。
一方、本発明の他の実施例によるスピンドルモーターは、シャフトを回転可能に支持するスリーブ、上記シャフトの上部に結合して上記シャフトとともに回転するブッシュ、及び上記ブッシュの軸方向下部に形成され、上記ブッシュの半径方向外側に行くほど上向きに傾斜して形成される第1傾斜面と上記第1傾斜面から上記半径方向外側に行くほど下向きに傾斜して形成される第2傾斜面とを含む溝部を含むことができる。
また、本発明の他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記第1傾斜面は上記第2傾斜面より傾斜が緩やかに形成されることができる。
一方、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターは、シャフトの上部に結合して上記シャフトとともに回転するブッシュ、上記ブッシュの外周面に結合する円筒状壁部を含むローターケース、及び上記シャフトと上記ブッシュの境界部及び上記ブッシュと上記円筒状壁部の境界部のうち少なくとも一つに形成され、接合物質が充填される充填溝を含むことができる。
上記充填溝は上記シャフトの外径側に円周方向に形成される第1環状溝部を含むことができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記第1環状溝部は、軸方向上部に行くほど広くなるように形成されるか、または軸方向上部に行くほど狭くなるように形成されることができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記第1環状溝部は一側が上記ブッシュの内周面側に開放されるように形成されることができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記充填溝は上記ブッシュの内径側に円周方向に形成される第2環状溝部を含むことができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記第2環状溝部は一側が上記シャフトの外周面側に開放されるように形成されることができる。この際、上記第2環状溝部の他側は軸方向に所定の角度だけ傾斜して形成されることができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記第2環状溝部の底部は半径方向に所定の角度だけ傾斜して形成されるか、または段差状に形成されることができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記ブッシュの内周面に軸方向に長く形成される第3環状溝部をさらに含むことができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記第3環状溝部は上記第2環状溝部と連通するように形成されることができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記第3環状溝部は側壁が軸方向に所定の角度だけ傾斜して形成されることができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記ブッシュの外径側に円周方向に形成される第4環状溝部をさらに含むことができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるスピンドルモーターにおいて、上記第4環状溝部は、上記ブッシュの上側外周部から軸方向に長く形成されるか、または側壁が軸方向に所定の角度だけ傾斜して形成されることができる。
他の側面で、本発明の一実施例によるディスクドライバーは、シャフトの上部に結合して上記シャフトとともに回転するブッシュ、上記ブッシュの外周面に固定結合する円筒状壁部を含むローターケースと上記ローターケースの内側に装着されるマグネットを含むローター、上記ローターケースに装着され、ディスクを着脱可能に結合させるチャッキング部、上記シャフトを回転可能に支持するスリーブ、上記スリーブを支持するホルダーと上記マグネットと相互作用する磁性体を含むステーター、上記ブッシュの軸方向下部に形成され、上記シャフトの回転時に上記シャフトと上記スリーブの間に発生する気流を上記半径方向外側に発散する気流発散部、及び上記ブッシュの軸方向下部に形成され、上記シャフトの回転時にオイルをシーリングするように上記円筒状壁部と上記気流発散部の間に形成されるシーリング部を含むことができる。
また、本発明の一実施例によるディスクドライバーにおいて、上記気流発散部は、上記スリーブの上面との間の軸方向ギャップが上記半径方向外側に行くほど大きくなるように、上向きに傾斜して形成されることができる。
また、本発明の一実施例によるディスクドライバーにおいて、上記気流発散部と上記シーリング部によって上記ブッシュの下部に環状溝部が形成され、上記環状溝部の両側壁のうち少なくとも一つの側壁が傾斜して形成されることができる。
また、本発明の一実施例によるディスクドライバーにおいて、上記気流発散部の外径は上記スリーブの外径と同一に形成されることができる。
また、本発明の一実施例によるディスクドライバーにおいて、上記シーリング部は、上記気流発散部の半径方向外側から上記円筒状壁部の内周面に行くほど下向きに傾斜して形成されることができる。
一方、本発明のさらに他の実施例によるディスクドライバーは、シャフトの上部に結合して上記シャフトとともに回転するブッシュ、上記ブッシュの外周面に固定結合する円筒状壁部を含むローターケースと上記ローターケースの内側に装着されるマグネットとを含むローター、上記ローターケースに装着され、ディスクを着脱可能に結合させるチャッキング部、上記シャフトを回転可能に支持するスリーブ、上記スリーブを支持するホルダーと上記マグネットと相互作用する磁性体を含むステーター、及び上記シャフトと上記ブッシュの境界部及び上記ブッシュと上記円筒状壁部の境界部のうち少なくとも一つに形成され、接合物質が充填される充填溝を含むことができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるディスクドライバーにおいて、上記充填溝は、上記シャフトの外径側に円周方向に形成される第1環状溝部、上記ブッシュの内径側に円周方向に形成される第2環状溝部、及び上記ブッシュの内周面に軸方向に長く形成される第3環状溝部を含むことができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるディスクドライバーにおいて、上記ブッシュの外径側に円周方向に形成される第4環状溝部をさらに含むことができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるディスクドライバーにおいて、上記ブッシュの軸方向下部に形成され、上記シャフトの回転時に上記シャフトと上記スリーブの間に発生する気流を上記半径方向外側に発散する気流発散部、及び上記ブッシュの軸方向下部に形成され、上記シャフトの回転時にオイルをシーリングするように上記円筒状壁部と上記気流発散部の間に形成されるシーリング部をさらに含むことができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるディスクドライバーにおいて、上記気流発散部は、上記スリーブの上面との間の軸方向ギャップが上記半径方向外側に行くほど大きくなるように上向きに傾斜して形成されることができる。
また、本発明のさらに他の実施例によるディスクドライバーにおいて、上記シーリング部は、上記気流発散部の半径方向外側から上記円筒状壁部の内周面に行くほど下向きに傾斜して形成されることができる。
本発明によるスピンドルモーター及びこれを備えるディスクドライバーによると、シャフトに結合されるブッシュの構造を変更し、回転部材と固定部材の間の軸方向ギャップを十分に確保することにより、スピンドルモーターの超薄型化によって回転部材の回転時に発生する気流のタービュランスが減少し、回転時の雑音と振動の発生が減少するなど、回転安定性を確保することができる。
また、本発明によると、上記ブッシュの下部にシーリング部を形成することにより、スピンドルモーターの高速回転時にスリーブから出るオイルの漏洩を防止することができる。
また、本発明によると、スピンドルモーターの剛性を補強するための構成を備えることにより、スピンドルモーターの超薄型化による剛性低下を防止することができ、従って、組立及び回転安定性を確保することができる。
また、本発明によると、回転部材の構成要素の結合を堅固にして、スピンドルモーターに加えられる外部衝撃やディスクの着脱時に加えられる力からスピンドルモーターの組立及び回転安定性を確保することができる。
また、このようなスピンドルモーターの特性向上により、スピンドルモーターの組立及び回転駆動で消耗される電力を効果的に低減することができる。
本発明の第1実施例によるディスクドライバーの軸方向断面図である。 図1のA部分の拡大図である。 本発明の第1実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュを示す平面図、軸方向断面図及び底面図である。 本発明の第1実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの上向き斜視図である。 本発明の第2実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュを示す平面図、軸方向断面図及び底面図である。 本発明の第2実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの上向き斜視図である。 本発明の第3実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュを示す平面図、軸方向断面図及び底面図である。 本発明の第3実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの上向き斜視図である。 本発明の第4実施例によるディスクドライバーの軸方向断面図である。 本発明の第4実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図である。 本発明の第5実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図である。 本発明の第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図である。 本発明の第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの第1変形例を示す部分拡大図である。 本発明の第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの第2変形例を示す部分拡大図である。 本発明の第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフトの第1変形例を示す部分拡大図である。 本発明の第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフトの第2変形例を示す部分拡大図である。 本発明の第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフトの第3変形例を示す部分拡大図である。 本発明の第4から第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの多様な形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。 本発明の第4から第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの多様な形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。 本発明の第4から第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの多様な形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。 本発明の第4から第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフトの多様な形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。 本発明の第4から第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフトの多様な形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。 本発明の第4から第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフトの多様な形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。 本発明の第4から第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフトの多様な形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。 本発明の第7実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図である。 本発明の第7実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの形態を示す部分切開斜視図である。 本発明の第7実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの変形例を示す部分拡大図である。 本発明の第7実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの変形例を示す部分切開斜視図である。 本発明の第8実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図である。 本発明の第8実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。 本発明の第8実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの変形例を示す部分拡大図である。 本発明の第8実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの変形例を示す斜視図及び軸方向断面図である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。但し、本発明の思想は提示される実施例に制限されず、本発明の思想を理解する当業者は同一の思想の範囲内にて他の構成要素を追加、変更、削除等によって、退歩的な他の発明や本発明の思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができるが、これもまた本発明の思想の範囲内に含まれるとするべきである。
また、各実施例の図面に示す同一または類似の思想範囲内の機能が同一または類似の構成要素は、同一または類似の参照符号を用いて説明する。
図1は本発明の第1実施例によるディスクドライバーの軸方向断面図であり、図2は図1の「A」部分の拡大図であり、図3はブッシュを示す平面図、軸方向断面図及び底面図であり、図4は上記ブッシュの上向き斜視図である。
図1及び図2を参照すると、本発明の第1実施例によるディスクドライバー100は、回転軸となるスピンドルモーターアセンブリー、ローターアセンブリー40、ステーターアセンブリー50及びチャッキング部60を含むことができる。
スピンドルモーターアセンブリーは、シャフト10、シャフト10の外周面に結合してシャフト10とともに回転するブッシュ30、及びシャフト10を回転可能に支持するベアリング部20を含むことができる。
シャフト10は、所定の中心軸と同一の軸に配置され、スピンドルモーターの回転時に仮想の回転軸を中心に回転することができる。
ベアリング部20は、シャフト10を半径方向に回転自在に支持する円筒形状のスリーブ21、上記スリーブ21の下側に配置され、シャフト10を軸方向に回転自在に支持するスラストワッシャ22、及び上記スリーブ21とスラストワッシャ22の下部をカバーするカバープレート23を含むことができる。
ここで、方向を定義すると、軸方向はシャフト10の中心軸と平行な方向を意味し、上部及び下部に区別されて、半径方向は上記軸方向に垂直な方向を意味し、内側及び外側に区別されて、円周方向は円の周りに沿う方向を示す。
スリーブ21は、シャフト10が挿入される、軸方向に貫通した貫通孔を含み、オイルのような潤滑油が含まれて焼結された焼結含有材質からなることができる。シャフト10の外周面とスリーブ21の内周面の間には、シャフト10の回転を半径方向に支持するようにジャーナルベアリングが形成されることができる。
また、シャフト10の外周面及びスリーブ21の内周面のうち少なくとも一つには、シャフト10の回転時に上記ジャーナルベアリングでのオイルの圧力を一定にするための動圧溝が形成されることができる。
スラストワッシャ22はシャフト10の軸方向下部に配置され、上記カバープレート23の中央溝に挿入固定されることができる。スラストワッシャ22とシャフト10の間には、シャフト10の回転を軸方向に支持するようにスラストベアリングが形成されることができる。
図3及び図4を参照すると、ブッシュ30は、シャフト10の上部外周面に結合する本体部31、上記本体部31の下部に形成される気流発散部32及びシーリング部33、シャフト10が挿入されるように本体部31を軸方向に貫通する中空部34を含むことができる。
気流発散部32は、ブッシュ30の下部とスリーブ21の上面の間の軸方向ギャップGが半径方向外側に行くほど大きく形成されるように、半径方向外側に行くほど上向きに傾斜して形成されることができる。即ち、ブッシュ30の外径側軸方向ギャップG2がブッシュ30の内径側軸方向ギャップG1より大きく形成されることができる。
これにより、スピンドルモーターの薄型化によって上記軸方向ギャップが小さくなり、スピンドルモーターの回転時にシャフトとスリーブの間に発生する気流が不安定に挙動することを防止することができる。即ち、スピンドルモーターの回転時にシャフト10とスリーブ21の間に発生する気流が気流発散部32に沿って移動するようになり、上記軸方向ギャップが次第に大きくなるため、半径方向外側に行くほど空気の圧力が低くなることにより、安定的な挙動を表すようになる。
気流発散部32から発散された気流は、シーリング部33に沿って移動してステーター50の外部に流れ出るようになる。
気流発散部32は、円筒状ブッシュ30の下部に円周方向に沿って形成された環状溝部の一部をなすことができ、上記溝部の少なくとも一面は傾斜して形成されることができる。気流発散部32の半径方向の長さは、スリーブ21の半径方向の長さと実質的に同一に形成されることができる。即ち、気流発散部32の外径はスリーブ21の外径と一致するように形成されることができる。
シーリング部33は、スピンドルモーターの高速回転によって焼結含有材質からなるスリーブ21から滲み出したオイルが漏れないように、上記気流発散部32の半径方向外側からローターケース41の円筒状壁部41aの外周面まで延長されている。
シーリング部33は半径方向外側に行くほど下向きに傾斜して形成されることができ、スピンドルモーターの回転時にオイルの漏洩を防止するだけでなく、スピンドルモーターの薄型化によってブッシュ30の厚さが薄くなることによる剛性の低下を防止するための剛性補強部としての役割も遂行することができる。
この際、上記シーリング部33は、円筒状ブッシュ30の下部に円周方向に沿って形成された上記溝部において上記気流発散部32を除いた部分をなすことができる。即ち、上記気流発散部32とシーリング部33は、上記本体部31の下部に円周方向に形成される軸方向断面が逆V字形態である上記溝部の両側傾斜面をなすことができる。
上記ブッシュ30の半径方向外側に行くほど上向きに傾斜して形成される第1傾斜面が上記気流発散部32を、上記第1傾斜面から半径方向外側に行くほど下向きに傾斜して形成される第2傾斜面が上記シーリング部33を構成することができる。
上記気流発散部32をなす第1傾斜面は、シーリング部33をなす第2傾斜面より緩やかに形成されることができる。また、上記第2傾斜面の軸方向長さは上記第1傾斜面の軸方向長さより長く形成されることができる。
シャフト10は中空部34に圧入されることができ、この際、シャフト10とブッシュ30の間に接着剤が塗布されることができる。
ローターアセンブリー40は、ローターケース41、駆動マグネット42、及びディスク搭載部43を含むことができる。
ローターケース41は、中央に上向きに突出されてブッシュ30の外周面に結合する第1円筒状壁部41a、第1円筒状壁部41aの下端部から半径方向外側に延長される円板部41b、及び上記円板部41bの半径方向外側端部から下向きに突出される第2円筒状壁部41cを含むことができる。
第1円筒状壁部41aはローターケース41の中央を折り曲げて形成することができ、第1円筒状壁部41aの内面にはブッシュ30の外周面が結合することができる。
円板部41bの上面にはディスク70が装着されるディスク搭載部43が形成されることができ、下面にはステーターアセンブリー50の磁性体との間に引力が作用してローターアセンブリー40が安定的に回転できるように形成される吸引マグネット45と、スピンドルモーターの回転時に回転部材が軸方向上部に抜け出ないように、ホルダー51に形成された係止爪55と係合するストッパー44が形成されることができる。
第2円筒状壁部41cの内周面には、ステーターアセンブリー50のコイル54と対応する環状の駆動マグネット42が形成されることができる。上記吸引マグネット45と駆動マグネット42は、円周方向にN極、S極が交互に着磁されて一定の強さの磁気力を発生させる永久磁石である。
ステーターアセンブリー50は、スリーブ21の外周面に結合してスピンドルモーターアセンブリーを固定支持するホルダー51、上記ホルダー51の外周面に結合する多数のコア53、及び上記多数のコア53に巻線されるコイル54を含むことができる。
上記ホルダー51の下側外周面にはベースプレート52が結合されることができ、上記ベースプレート52の上部にはスピンドルモーターの回転駆動を制御する回路基板が備えられることができる。
上記ホルダー51の上側外周面には、スピンドルモーターの回転時に回転部材が軸方向に抜けることを防止するためのストッパー44が係合する係止爪55が形成されることができる。
上記コイル54と上記駆動マグネット42との電磁気的相互作用により、ローターアセンブリー40が回転するようになる。具体的には、上記ベースプレート52に形成された回路基板から上記コイル54に電気が供給されると、上記コイル54が巻線された多数のコア53が磁化され、多数のコア53に対向する駆動マグネット42と電磁気的な相互作用によってローターアセンブリー40を回転させる。
チャッキング部60は、ディスク70をスピンドルモーターに脱着可能に結合させるものであり、弾性部材を含むことができる。上記チャッキング部60はディスク70が挿入されると、上記チャッキング部60に加えられる力によって上記弾性部材が変形されて半径方向内側に後退し、ディスク70がローターケース41上に装着されると、上記弾性部材の復元力によってディスク70の内周面を加圧することにより、ディスク70がスピンドルモーター上に固定される。
図5は本発明の第2実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュを示す平面図、軸方向断面図及び底面図であり、図6はブッシュの上向き斜視図である。
図5及び図6に図示された本発明の第2実施例によるスピンドルモーターは、ブッシュの変形例を示すものであり、その他の構成は図1から図4に図示された本発明の第1実施例によるスピンドルモーターと実質的に同一であるため、これらの構成に対する詳細な説明は省略し、以下では差異点を中心に説明する。
図5及び図6を参照すると、本発明の第2実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュ300は本体部310、下部320及び中空部340を含み、上記下部320にはテーパ部321、気流発散部322、及びシーリング部323が形成されることができる。
テーパ部321は本体部310の内径側に行くほど下向きに傾斜して形成され、気流発散部322はテーパ部321とシーリング部323の間に形成され、シーリング部323は本体部310の外径側に行くほど下向きに傾斜して形成されることができる。
ブッシュ300の下部320は円周方向に形成された環状溝部の形態を有することができ、この際、テーパ部321は上記溝部の一側壁、気流発散部322は上記溝部の底面、シーリング部323は上記溝部の他側壁をなすことができる。
この際、上記溝部の両側壁は夫々ブッシュ300の内径側及び外径側に行くほど傾斜して形成されることができ、両側壁の軸方向長さは、シーリング部323をなす側壁がテーパ部321をなす側壁より長く形成されることができる。
上記テーパ部321は、スピンドルモーターの薄型化によって厚さが薄くなるブッシュ300の剛性を補強する役割をすることができ、シャフトとスリーブの間に発生する気流が容易に気流発散部322に移動されるようにすることができる。
本実施例において、気流発散部322が半径方向と平行に形成されることを図示及び説明したが、本発明はこれに限らず、上記気流発散部322は半径方向外側に行くほど傾斜して形成されることもできる。
図7は本発明の第3実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュを示す平面図、軸方向断面図及び底面図であり、図8はブッシュの上向き斜視図である。
図7及び図8に図示された本発明の第3実施例によるスピンドルモーターは、ブッシュの変形例を示すものであり、その他の構成は図1から図4に図示された本発明の第1実施例によるスピンドルモーターと実質的に同一であるため、これらの構成に対する詳細な説明は省略し、以下では差異点を中心に説明する。
図7及び図8を参照すると、本発明の第3実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュ500は本体部510、下部520及び中空部540を含み、上記下部520には気流発散部522、及びシーリング部523が形成されることができる。
シーリング部523はブッシュ500の外周面に行くほどテーパ状に形成されることができる。
気流発散部522は半径方向外側に行くほど段差状に形成されることができ、第1ステップ部522a及び第2ステップ部522bを含むことができる。
第2ステップ部522bは第1ステップ部522aより半径方向外側に形成され、スリーブとの間における第2ステップ部522bの軸方向ギャップが第1ステップ部522aの軸方向ギャップより大きく形成されることができる。
ブッシュ500の下部520は円周方向に形成された環状溝部の形態を有することができ、上記溝部は外側壁と底部からなることができ、底部は気流発散部522、外側壁はシーリング部523を構成することができる。この際、底部は段差状に形成され、第1ステップ部522a及び第2ステップ部522bを形成することができる。
図9は本発明の第4実施例によるディスクドライバーの軸方向断面図であり、図10は本発明の第4実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図である。
図9及び図10を参照すると、本発明の第4実施例によるディスクドライバー100は、回転軸となるスピンドルモーターアセンブリー、ローターアセンブリー40、ステーターアセンブリー50及びチャッキング部60を含むことができる。
スピンドルモーターアセンブリーは、シャフト10、シャフト10の外周面に結合してシャフト10とともに回転するブッシュ30、及びシャフト10を回転可能に支持するベアリング部20を含むことができる。
シャフト10は所定の中心軸と同一の軸に配置され、スピンドルモーターの回転時に仮想の回転軸を中心に回転することができる。
ベアリング部20は、シャフト10を半径方向に回転自在に支持する円筒状のスリーブ21、上記スリーブ21の下側に配置され、シャフト10を軸方向に回転自在に支持するスラストワッシャ22、及び上記スリーブ21とスラストワッシャ22の下部をカバーするカバープレート23を含むことができる。
ここで、方向を定義すると、軸方向はシャフト10の中心軸と平行な方向を意味し、上部及び下部に区別されて、半径方向は上記軸方向に垂直な方向を意味し、内側及び外側に区別されて、円周方向は円の周りに沿う方向を示す。
スリーブ21は、シャフト10が挿入される、軸方向に貫通した貫通孔を含み、オイルのような潤滑油が含まれて焼結された焼結含有材質からなることができる。シャフト10の外周面とスリーブ21の内周面の間には、シャフト10の回転を半径方向に支持するようにジャーナルベアリングが形成されることができる。
また、シャフト10の外周面及びスリーブ21の内周面のうち少なくとも一つには、シャフト10の回転時に上記ジャーナルベアリングでのオイルの圧力を一定にするための動圧溝が形成されることができる。
スラストワッシャ22はシャフト10の軸方向下部に配置され、上記カバープレート23の中央溝に挿入固定されることができる。スラストワッシャ22とシャフト10の間には、シャフト10の回転を軸方向に支持するようにスラストベアリングが形成されることができる。
ブッシュ30は、内径側に円周方向に形成される溝部31、軸方向下部に形成される気流発散部37及びシーリング部38を含むことができる。ブッシュ30は切削性に優れた金属材料を切削することにより形成されることができる。
上記溝部31は一側が上記シャフト10の外周面側に開放されるように形成されることができ、上記溝部31の底部は半径方向に所定の角度だけ傾斜して形成されることができる。
上記溝部31はシャフト10の上面とともに充填溝35を形成し、上記充填溝35には接合物質が充填されることができる。図9及び図10の充填溝35においてハッチングされた部分は接合物質が充填されたことを示す。
本実施例における接合物質は、接合界面の剥離耐力と接合物質自体の剪断破壊耐力を兼備した接合構造にすることができ、接合物質がシャフト10の上面及びブッシュ30の内径側溝部31に充填されるため、ブッシュ30とシャフト10の結合力を向上させることができ、接合物質が充填溝35の外側に溢れ出ることを防止することができる。
気流発散部37は、ブッシュ30の下部とスリーブ21の上面の間の軸方向ギャップGが半径方向外側に行くほど大きく形成されるように、半径方向外側に行くほど上向きに傾斜して形成されることができる。
スピンドルモーターの回転時、シャフト10とスリーブ21の間に発生する気流が気流発散部37に沿って移動するようになり、上記軸方向ギャップが次第に大きくなるため、半径方向外側に行くほど空気の圧力が低くなることにより、安定的な挙動を表すようになる。
気流発散部37から発散された気流は、シーリング部38に沿って移動してステーター50の外部に流れ出るようになる。
シーリング部38は、スピンドルモーターの高速回転によって焼結含有材質からなるスリーブ21から滲み出したオイルが漏れないように、上記気流発散部37の半径方向外側からローターケース41の円筒状壁部41aの外周面まで延長されている。
シーリング部38は、半径方向外側に行くほど下向きに傾斜して形成されることができ、スピンドルモーターの回転時にオイルの漏洩を防止するだけでなく、スピンドルモーターの薄型化によってブッシュ30の厚さが薄くなることによる剛性の低下を防止するための剛性補強部としての役割も遂行することができる。
ローターアセンブリー40は、ローターケース41、駆動マグネット42、及びディスク搭載部43を含むことができる。
ローターケース41は、中央に上向きに突出されてブッシュ30の外周面に結合する第1円筒状壁部41a、第1円筒状壁部41aの下端部から半径方向外側に延長される円板部41b、及び上記円板部41bの半径方向外側端部からに突出される第2円筒状壁部41cを含むことができる。
第1円筒状壁部41aはローターケース41の中央を折り曲げて形成することができ、第1円筒状壁部41aの内面にはブッシュ30の外周面が結合することができる。
円板部41bの上面にはディスク70が装着されるディスク搭載部43が形成されることができ、下面にはステーターアセンブリー50の磁性体との間に引力が作用してローターアセンブリー40が安定的に回転できるように形成される吸引マグネット45と、スピンドルモーターの回転時に回転部材が軸方向上部に抜け出ないように、ホルダー51に形成された係止爪55と係合するストッパー44が形成されることができる。
第2円筒状壁部41cの内周面には、ステーターアセンブリー50のコイル54と対応する環状の駆動マグネット42が形成されることができる。上記吸引マグネット45と駆動マグネット42は、円周方向にN極、S極が交互に着磁されて一定の強さの磁気力を発生させる永久磁石である。
ステーターアセンブリー50は、スリーブ21の外周面に結合してスピンドルモーターアセンブリーを固定支持するホルダー51、上記ホルダー51の外周面に結合する多数のコア53、及び上記多数のコア53に巻線されるコイル54を含むことができる。
上記ホルダー51の下側外周面にはベースプレート52が結合されることができ、上記ベースプレート52の上部にはスピンドルモーターの回転駆動を制御する回路基板が備えられることができる。
上記ホルダー51の上側外周面には、スピンドルモーターの回転時に回転部材が軸方向に抜けることを防止するためのストッパー44が係合する係止爪55が形成されることができる。
上記コイル54と上記駆動マグネット42との電磁気的相互作用により、ローターアセンブリー40が回転するようになる。具体的には、上記ベースプレート52に形成された回路基板から上記コイル54に電気が供給されると、上記コイル54が巻線された多数のコア53が磁化され、多数のコア53に対向する駆動マグネット42と電磁気的な相互作用によってローターアセンブリー40を回転させる。
チャッキング部60はディスク70をスピンドルモーターに脱着可能に結合させるものであり、弾性部材を含むことができる。上記チャッキング部60はディスク70が挿入される時、上記チャッキング部60に加えられる力によって上記弾性部材が変形され、半径方向内側に後退して、ディスク70がローターケース41上に装着されると上記弾性部材の復元力によってディスク70の内周面を加圧することにより、ディスク70がスピンドルモーター上に固定されるようにする。
図11は本発明の第5実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図である。
図11に図示された本発明の第5実施例によるスピンドルモーターは、充填溝の変形例を示すものであり、その他の構成は図9及び図10に図示された本発明の第4実施例によるスピンドルモーターと実質的に同一であるため、これらの構成に対する詳細な説明は省略し、以下では差異点を中心に説明する。
図11を参照すると、本発明の第5実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフト110は外径側に円周方向に形成される溝部111を含むことができる。上記溝部111は環状溝の形態を有することができる。上記溝部111は側壁が互いに平行に形成されることができる。
上記溝部111はブッシュ130の内径側壁部によって取り囲まれた上記シャフト110の上部とともに充填溝135を形成し、上記充填溝135には接合物質が充填されることができる。図11の充填溝135においてハッチングされた部分は接合物質が充填されたことを示す。
本実施例における接合物質は、接合界面の剥離耐力と接合物質自体の剪断破壊耐力を兼備した物質からなり、ブッシュ30の内径側壁部で取り囲まれたシャフト110の上部に接合物質が充填されるため、ブッシュ130とシャフト110の結合力を向上させることができる。また、本実施例ではシャフト110の上部に形成された溝部111によって接合物質が充填溝135の外側に溢れ出ることを防止することができる。
図12は本発明の第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図であり、図13及び図14は夫々ブッシュの第1及び第2変形例を示す部分拡大図であり、図15から図17はシャフトの第1から第3変形例を示す部分拡大図である。
図12に図示された本発明の第6実施例によるスピンドルモーターは、第4実施例のブッシュ構造と第5実施例のシャフト構造とを併せたものであり、図13から図17に図示された本発明の第6実施例によるスピンドルモーターは、図12のブッシュまたはシャフトの変形例を示すものであり、その他の構成は図9及び図10に図示された本発明の第4実施例によるスピンドルモーターと実質的に同一であるため、これらの構成に対する詳細な説明は省略し、以下では差異点を中心に説明する。
まず、図12を参照すると、本発明の第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフト210は外径側に円周方向に形成される第1溝部211を含み、ブッシュ230は内径側に円周方向に形成される第2溝部231、軸方向下部に形成される気流発散部237及びシーリング部238を含むことができる。
上記第1溝部211を含むシャフト210の上部及び上記第2溝部231の外側壁部によって充填溝235が形成されることができる。上記充填溝235には接合物質が充填されることができる。図12の充填溝135においてハッチングされた部分は接合物質が充填された部分を示す。
接合物質は接合界面の剥離耐力と接合物質自体の剪断破壊耐力を兼備した接合構造にすることができ、このような接合物質が上記充填溝235に充填されるため、ブッシュ230とシャフト210の結合力を向上させることができる。また、上記第1溝部211と上記第2溝部231によって接合物質が充填される空間が拡張されるため、接合物質が上記充填溝235の外側に溢れ出ることを防止することができる。
図13を参照すると、本発明の第6実施例によるスピンドルモーターのブッシュの第1変形例において、上記第2溝部231は外側壁部が軸方向に所定の角度aだけ傾斜して形成されることができる。この場合、ブッシュ230とシャフト210の結合力を向上させるだけでなく、図12のように第2溝部231が軸方向に傾斜していない場合より、接合物質が溢れ出ることをさらに確実に防止することができる。
図14を参照すると、本発明の第6実施例によるスピンドルモーターのブッシュの第2変形例において、上記第2溝部231の底部は段差状に形成されることができる。上記段差状に形成された部分に接合物質が充填されるため、ブッシュ230とシャフト210の結合力を向上させるだけでなく、接合物質が溢れ出ることを効果的に防止することができる。
図15を参照すると、本発明の第6実施例によるスピンドルモーターのシャフトの第1変形例において、上記第1溝部211は軸方向上部に行くほど広くなるように形成されることができる。上記第1溝部211の両側壁は軸方向上部に向けて角度bだけ傾斜して形成されることができる。この場合、第1溝部211が傾斜していない場合に比べて第1溝部211の空間が拡張されるため、ブッシュ230とシャフト210の結合力を向上させることができ、接合物質が溢れ出ることを効果的に防止することができる。
図16を参照すると、本発明の第6実施例によるスピンドルモーターのシャフトの第2変形例において、上記第1溝部211は軸方向下部に行くほど広くなるように形成されることができる。上記第1溝部211の両側壁は軸方向下部に向けて角度bだけ傾斜して形成されることができる。この場合、第1溝部211が傾斜していない場合に比べて第1溝部211の空間が拡張されるため、ブッシュ230とシャフト210の結合力を向上させることができ、第1溝部211の開口側がより狭いため、接合物質が溢れ出ることを効果的に防止することができる。
図17を参照すると、本発明の第6実施例によるスピンドルモーターのシャフトの第3変形例において、上記第1溝部211は一側がブッシュ230の内周面側に開放されるように形成されることができる。これによってシャフト210における上記第1溝部211の加工を容易にすることができる。
図18aから図18cは本発明の第4から第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの多様な形態を示す斜視図及び軸方向断面図であり、図19aから図19dは本発明の第4から第6実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフトの多様な形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。
まず、図18aから図18cを参照してブッシュ230の多様な形態を説明すると、図18aに図示されたように、ブッシュ230の内径側に円周方向に形成される第2溝部231はシャフト側に開放された形態であり、第2溝部231の側壁と底部がなす角aが鋭角をなすように形成されることができる。
図18bに図示されたブッシュ230の第2溝部231は、側壁が軸方向に対して角度aだけ傾斜して形成されることができる。
また、図18cに図示されたブッシュ230の第2溝部231は、底部が段差状に形成されることができる。
次に、図19aから図19dを参照してシャフト210の多様な形態を説明すると、図19aに図示されたように、シャフト210の上部にはシャフト210の外径から所定間隔離れた部分に、シャフト210の上面から軸方向下部に所定深さを有する第1溝部211が円周方向に形成されている。この際、上記第1溝部211の両側壁は互いに平行に形成されることができる。
図19bに図示された上記第1溝部211は、軸方向上部に行くほど広くなるように形成されることができ、上記第1溝部211の両側壁は角度bをなすように傾斜して形成されることができる。
図19cに図示された上記第1溝部211は、軸方向下部に行くほど広くなるように形成されることができ、上記第1溝部211の両側壁は角度bをなすように傾斜して形成されることができる。
図19dに図示された上記第1溝部211は、シャフト210の上部を外周側から円周方向に沿って切削して形成されることができる。この際、上記第1溝部211の底部は、接合物質が上記第1溝部211に容易に収容されるように角度bだけ傾斜して形成されることができる。
図20aは本発明の第7実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図であり、図20bはブッシュの形態を示す部分切開斜視図であり、図21aは本発明の第7実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの変形例を示す部分拡大図であり、図21bはブッシュの形態を示す部分切開斜視図である。
図20a及び図20bに図示された本発明の第7実施例によるスピンドルモーターはブッシュの内周面とシャフトの外周面の間に第3溝部を形成したものであり、その他の構成は図12に図示された本発明の第6実施例によるスピンドルモーターと実質的に同一であるため、これらの構成に対する詳細な説明は省略し、以下では差異点を中心に説明する。
図20a及び図20bを参照すると、本発明の第7実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフト310は外径側に円周方向に形成される第1溝部311を含み、ブッシュ330は内径側に円周方向に形成される第2溝部331、内周面に軸方向に長く形成される第3溝部332、軸方向下部に形成される気流発散部337及びシーリング部338を含むことができる。
上記第3溝部332は、上記第2溝部331と連通するように形成されることができ、第2溝部331の底部から軸方向下部に長く形成される深い溝形態であることができる。
上記第1溝部311を含むシャフト310の上部と、上記第2溝部331及び上記第3溝部332の側壁によって充填溝335が形成されることができる。上記充填溝335には接合物質が充填されることができる。図20aの充填溝335においてハッチングされた部分は接合物質が充填された部分を示す。
本実施例によると、上記充填溝335がシャフト310の上部とブッシュ330の内径側だけでなく、シャフト310の外周面とブッシュ330の内周面の間にも形成されるため、上記充填溝335に充填される接合物質によってシャフト310とブッシュ330の結合をさらに堅固にすることができる。
図21a及び図21bは図20の第3溝部332の変形例に関するものであり、上記第3溝部332は第2溝部331と連通せず、ブッシュ330の内周面から半径方向外側に所定深さだけ含入されており、円周方向に沿って環状溝の形態に形成されている。
図21a及び図21bによると、充填溝335に接合物質が充填されてシャフト310とブッシュ330の間に1次接合がなされ、上記充填溝335と分離された位置に形成された第3溝部332に接合物質が充填されてシャフト310とブッシュ330の間に2次接合がなされるため、シャフト310とブッシュ330の結合をさらに堅固にすることができる。
図22aは本発明の第8実施例によるスピンドルモーターにおいて、回転部材を概略的に示す部分拡大図であり、図22bはブッシュの形態を示す斜視図及び軸方向断面図であり、図23aは本発明の第8実施例によるスピンドルモーターにおいて、ブッシュの変形例を示す部分拡大図であり、図23bはブッシュの形態を示す斜視図及び軸方向断面図である。
図22a及び図22bに図示された本発明の第8実施例によるスピンドルモーターは、ブッシュの外周面とローターケースの円筒状壁部の間に第4溝部を形成したものであり、その他の構成は図20に図示された本発明の第7実施例によるスピンドルモーターと実質的に同一であるため、これらの構成に対する詳細な説明は省略し、以下では差異点を中心に説明する。
図22a及び図22bを参照すると、本発明の第8実施例によるスピンドルモーターにおいて、シャフト410は外径側に円周方向に形成される第1溝部411を含み、ブッシュ430は内径側に円周方向に形成される第2溝部431、内周面に軸方向に長く形成される第3溝部432、外周面に軸方向下部に長く形成される第4溝部433、軸方向下部に形成される気流発散部437及びシーリング部438を含むことができる。
上記第3溝部432は、シャフト410の外周面と対向する外側壁が軸方向に所定の角度cだけ傾斜して形成されることができ、上記第2溝部431と連通するように形成されることができて、第2溝部431の底部で軸方向下部に長く形成される深い溝形態であることができる。
上記第4溝部433はブッシュ430の軸方向上面と連通されており、ローターケースの円筒状壁部とともに軸方向下部に長く形成される深い溝を形成することができる。上記第4溝部433は、ローターケースの円筒状壁部と対向する側壁が軸方向に所定の角度cだけ傾斜して形成されることができる。
上記第1溝部411を含むシャフト410の上部と、上記第2溝部431及び上記第3溝部432の側壁によって第1充填溝435が形成され、上記第4溝部433の側壁とローターケースの円筒状壁部によって第2充填溝436が形成されることができる。上記第1充填溝435及び上記第2充填溝436には接合物質が充填されることができる。
本実施例によると、シャフト410とブッシュ430の間だけではなく、ブッシュ430とローターケースの間にも充填溝が形成されるため、上記第2充填溝436に充填される接合物質によってブッシュ430とローターケースの結合力を向上させることができる。
図23a及び図23bは図22の第3溝部432及び第4溝部433の変形例に関するものであり、上記第3溝部432は第2溝部431と連通せず、ブッシュ430の内周面で半径方向外側から所定深さだけ含入されており、円周方向に沿って環状溝の形態に形成されている。
上記第4溝部433もブッシュ430の軸方向上面と連通せず、ブッシュ430の外周面から半径方向外側に所定深さだけ含入されており、円周方向に沿って環状溝の形態に形成されている。
また、上記第3溝部432はシャフト410の外周面と対向する側壁が所定の角度dだけ傾斜して形成されており、上記第4溝部433はローターケースの円筒状壁部と対向する側壁が所定の角度dだけ傾斜して形成されることができる。
図23a及び図23bによると、第3溝部432は第2溝部431と連通しないため、シャフト410とブッシュ430の接合が2次でなされることができ、第4溝部433はブッシュ430の軸方向上面と連通しないため、第4溝部433の接合物質がブッシュ430の外側に溢れ出ることを防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施例を詳細に説明したが、これは例示的なものに過ぎず、該当技術分野にて通常の知識を有する者であれば、これを多様な変形及び均等な他の実施例が可能であることを理解するであろう。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求範囲によって決まるべきである。
100 ディスクドライブ
10、110、210、310、410 シャフト
20 ベアリング部
30、130、230、330、430 ブッシュ
40 ローターアセンブリー
50 ステーターアセンブリー
60 チャッキング部
70 ディスク

Claims (34)

  1. シャフトを回転可能に支持するスリーブと、
    前記シャフトの上部に結合して前記シャフトとともに回転するブッシュと、
    前記ブッシュの外周面に結合する円筒状壁部を含むローターケースと、
    前記ブッシュの軸方向下部に形成され、前記シャフトの回転時に前記シャフトと前記スリーブの間に発生する気流を前記軸方向に垂直な半径方向外側に発散する気流発散部と、
    前記ブッシュの軸方向下部に形成され、前記シャフトの回転時にオイルをシーリングするように前記円筒状壁部と前記気流発散部の間に形成されるシーリング部と
    を含み、前記気流発散部は、前記スリーブの上面との間の軸方向ギャップが前記半径方向外側に行くほど大きくなるように形成されるスピンドルモーター。
  2. 前記気流発散部は、前記ブッシュの半径方向外側に行くほど上向きに傾斜して形成されることを特徴とする請求項1に記載のスピンドルモーター。
  3. 前記気流発散部と前記シーリング部により、前記ブッシュの下部に環状溝部が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスピンドルモーター。
  4. 前記環状溝部は両側壁のうち少なくとも一つの側壁が傾斜して形成されることを特徴とする請求項3に記載のスピンドルモーター。
  5. 前記気流発散部の外径は、前記スリーブの外径と同一に形成されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のスピンドルモーター。
  6. 前記シーリング部は、前記気流発散部の半径方向外側から前記円筒状壁部の内周面に行くほど下向きに傾斜して形成されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のスピンドルモーター。
  7. 前記ブッシュの軸方向下部に形成され、前記シャフトの外周面と前記気流発散部の間に形成されるテーパ部をさらに含むことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載のスピンドルモーター。
  8. 前記テーパ部は、前記気流発散部の半径方向内側から前記シャフトの外周面に行くほど下向きに傾斜して形成されることを特徴とする請求項7に記載のスピンドルモーター。
  9. シャフトを回転可能に支持するスリーブと、
    前記シャフトの上部に結合して前記シャフトとともに回転するブッシュと、
    前記ブッシュの軸方向下部に形成され、前記ブッシュの半径方向外側に行くほど上向きに傾斜して形成される第1傾斜面と前記第1傾斜面から前記半径方向外側に行くほど下向きに傾斜して形成される第2傾斜面とを含む溝部と
    を含むスピンドルモーター。
  10. 前記第1傾斜面は前記第2傾斜面より傾斜が緩やかに形成されることを特徴とする請求項9に記載のスピンドルモーター。
  11. シャフトの上部に結合して前記シャフトとともに回転するブッシュと、
    前記ブッシュの外周面に結合する円筒状壁部を含むローターケースと、
    前記シャフトと前記ブッシュの境界部及び前記ブッシュと前記円筒状壁部の境界部のうち少なくとも一つに形成され、接合物質が充填される充填溝と
    を含み、前記充填溝は前記シャフトの外径側に円周方向に形成され、軸方向上部に行くほど広くなるように形成される第1環状溝部を含むスピンドルモーター。
  12. 前記第1環状溝部は軸方向上部に行くほど狭くなるように形成されることを特徴とする請求項11に記載のスピンドルモーター。
  13. 前記第1環状溝部は一側が前記ブッシュの内周面側に開放されるように形成されることを特徴とする請求項11または請求項12に記載のスピンドルモーター。
  14. 前記充填溝は前記ブッシュの内径側に円周方向に形成される第2環状溝部を含むことを特徴とする請求項11から請求項13の何れか1項に記載のスピンドルモーター。
  15. 前記第2環状溝部は一側が前記シャフトの外周面側に開放されるように形成されることを特徴とする請求項14に記載のスピンドルモーター。
  16. 前記第2環状溝部の他側は軸方向に所定の角度だけ傾斜して形成されることを特徴とする請求項15に記載のスピンドルモーター。
  17. 前記第2環状溝部の底部は半径方向に所定の角度だけ傾斜して形成されることを特徴とする請求項15または請求項16に記載のスピンドルモーター。
  18. 前記第2環状溝部の底部は段差状に形成されることを特徴とする請求項15から請求項17の何れか1項に記載のスピンドルモーター。
  19. 前記ブッシュの内周面に軸方向に長く形成される第3環状溝部をさらに含むことを特徴とする請求項15から請求項18の何れか1項に記載のスピンドルモーター。
  20. 前記第3環状溝部は前記第2環状溝部と連通するように形成されることを特徴とする請求項19に記載のスピンドルモーター。
  21. 前記第3環状溝部は側壁が軸方向に所定の角度だけ傾斜して形成されることを特徴とする請求項19または請求項20に記載のスピンドルモーター。
  22. 前記ブッシュの外径側に円周方向に形成される第4環状溝部をさらに含むことを特徴とする請求項19から請求項21の何れか1項に記載のスピンドルモーター。
  23. 前記第4環状溝部は前記ブッシュの上側外周部から軸方向に長く形成されることを特徴とする請求項22に記載のスピンドルモーター。
  24. 前記第4環状溝部は側壁が軸方向に所定の角度だけ傾斜して形成されることを特徴とする請求項22または請求項23に記載のスピンドルモーター。
  25. シャフトの上部に結合して前記シャフトとともに回転するブッシュと、
    前記ブッシュの外周面に固定結合する円筒状壁部を含むローターケースと前記ローターケースの内側に装着されるマグネットを含むローターと、
    前記ローターケースに装着され、ディスクを着脱可能に結合させるチャッキング部と、
    前記シャフトを回転可能に支持するスリーブと、
    前記スリーブを支持するホルダーと前記マグネットと相互作用する磁性体を含むステーターと、
    前記ブッシュの軸方向下部に形成され、前記シャフトの回転時に前記シャフトと前記スリーブの間に発生する気流を前記軸方向に垂直な半径方向外側に発散する気流発散部と、
    前記ブッシュの軸方向下部に形成され、前記シャフトの回転時にオイルをシーリングするように前記円筒状壁部と前記気流発散部の間に形成されるシーリング部と
    を含み、前記気流発散部は、前記スリーブの上面との間の軸方向ギャップが前記半径方向外側に行くほど大きくなるように形成されるディスクドライバー。
  26. 前記気流発散部は、前記ブッシュの半径方向外側に行くほど上向きに傾斜して形成されることを特徴とする請求項25に記載のディスクドライバー。
  27. 前記気流発散部と前記シーリング部によって前記ブッシュの下部に環状溝部が形成され、前記環状溝部の両側壁のうち少なくとも一つの側壁が傾斜して形成されることを特徴とする請求項25または請求項26に記載のディスクドライバー。
  28. 前記気流発散部の外径は前記スリーブの外径と同一に形成されることを特徴とする請求項25から請求項27の何れか1項に記載のディスクドライバー。
  29. 前記シーリング部は、前記気流発散部の半径方向外側から前記円筒状壁部の内周面に行くほど下向きに傾斜して形成されることを特徴とする請求項25から請求項28の何れか1項に記載のディスクドライバー。
  30. シャフトの上部に結合して前記シャフトとともに回転するブッシュと、
    前記ブッシュの外周面に固定結合する円筒状壁部を含むローターケースと前記ローターケースの内側に装着されるマグネットとを含むローターと、
    前記ローターケースに装着され、ディスクを着脱可能に結合させるチャッキング部と、
    前記シャフトを回転可能に支持するスリーブと、
    前記スリーブを支持するホルダーと前記マグネットと相互作用する磁性体を含むステーターと、
    前記シャフトと前記ブッシュの境界部及び前記ブッシュと前記円筒状壁部の境界部のうち少なくとも一つに形成され、接合物質が充填される充填溝と
    を含み、前記充填溝は、前記シャフトの外径側に円周方向に形成される第1環状溝部と、前記ブッシュの内径側に円周方向に形成される第2環状溝部と、前記ブッシュの内周面に軸方向に長く形成される第3環状溝部とを含むディスクドライバー。
  31. 前記ブッシュの外径側に円周方向に形成される第4環状溝部をさらに含むことを特徴とする請求項30に記載のディスクドライバー。
  32. 前記ブッシュの軸方向下部に形成され、前記シャフトの回転時に前記シャフトと前記スリーブの間に発生する気流を前記軸方向に垂直な半径方向外側に発散する気流発散部と、
    前記ブッシュの軸方向下部に形成され、前記シャフトの回転時にオイルをシーリングするように前記円筒状壁部と前記気流発散部の間に形成されるシーリング部と、をさらに含むことを特徴とする請求項30または請求項31に記載のディスクドライバー。
  33. 前記気流発散部は、前記スリーブの上面との間の軸方向ギャップが前記半径方向外側に行くほど大きくなるように上向きに傾斜して形成されることを特徴とする請求項32に記載のディスクドライバー。
  34. 前記シーリング部は、前記気流発散部の半径方向外側から前記円筒状壁部の内周面に行くほど下向きに傾斜して形成されることを特徴とする請求項32または請求項33に記載のディスクドライバー。
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