JP5223077B2 - ガラスブロック構造物 - Google Patents

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本発明は,縦枠間にガラスブロックを上下に積み上げ配置して形成したガラスブロック構造物に関する。
この種ガラスブロック構造物として,ガラスブロックを縦横に配置することによって枠付きのパネル状に形成したものが知られており,これによれば下枠に等間隔で多数の縦目地材を起立配置し,該縦目地材間に,それぞれ上下方向交互にガラスブロックとゴム又は合成樹脂製の横目地材を接着して積み上げ配置して,縦枠及び上枠を配置したものとされ,このとき横目地材は,その上面の四隅に係合溝を備える一方,縦目地材の長手方向中間にして横目地材に対応した位置に一対の透孔を透設し,該透孔に一対の鋼材を挿入し,該鋼材を上記横目地材の係合溝に係合することによって,各縦目地材間における横目地材の上下の位置決めを行うようにしたものとされている。
特開2000−64494号公報
この場合,ガラスブロックを縦横に配置して比較的大型の壁面等のパネルを乾式工法によって形成することができるが,ガラスブロックの配置について横目地材と縦目地材を用い,更に縦枠及び上枠を配置して枠付きとするものであるから,ガラスブロック以外に用いる部材数が多くなる傾向を招き易いという問題点が残されている。
また縦目地材の透孔に挿通した鋼材を横目地材の係合溝に係合して,横目地材の上下方向の位置決めを行うものとされるから,係合溝と鋼材との位置関係の精度が要求される結果,横目地材設置作業が煩雑化する可能性があり,また該横目地材に対してガラスブロックを接着してその積み上げを行うことによって,同じく作業が煩雑化する可能性がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,例えば屋外で使用する門柱として幅方向に一列のガラスブロックを配置したもの,門袖として数列のガラスブロックを配置したものを含めて,部材数を可及的に減少するとともにガラスブロックの積み上げ作業を可及的簡易且つ確実になし得るようにしたガラスブロック構造物を提供するにある。
上記課題に沿って本発明は,目地プレートと一対の軟質スペーサーを用いてガラスブロックを対向する縦枠間に上下に積み上げ配置するようにするとともに,目地プレートを,前後端の目地壁,前後中央位置の上下の受溝及び中間位置の受座を備えた対向する縦枠間の間隔に合せた長さにして上下左右に対称の断面形状とする一方,軟質スペーサーを目地プレートと同長の帯状にして正面コ字状をなすものとし,目地壁をガラスブロック間に露出するようにガラスブロック間に目地プレートを配置してその受座にガラスブロックの前後中間位置を対接支持するとともに該目地プレートの上下又はその一方の受溝に嵌合配置した軟質スペーサーによってガラスブロックの上下又はその一方の中央部外周3面を被嵌して対向する縦枠間においてガラスブロックを保持するようにして,ガラスブロックの安定保持と積み上げ配置作業の簡易化を確保するようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,目地プレートと軟質スペーサーを用いて一対又は多数の対向する縦枠間に多数のガラスブロックを上下に積み上げ配置して形成したガラスブロック構造物であって,上記目地プレートを,前後端に目地壁を,前後中央位置に上下の受溝をそれぞれ配置するとともに上記目地壁と受溝間に前後中央位置に向けて傾斜した前後の受座を配置して上下左右に対称の断面形状にして上記対向する縦枠間の間隔に合せた横長に形成するとともに上記軟質スペーサーを,該目地プレートと同長の帯状にして長手方向両端を起立した正面倒コ字状に形成し,上記目地プレートを,その目地壁を前後に露出するようにガラスブロック間に介装して上記前後の受座にガラスブロックの前後中間位置を対接保持する一方,上記軟質スペーサーを,該目地プレートの上下又はその一方の受溝に嵌合して該軟質スペーサーによってガラスブロックの前後中央部を外周3面で被嵌保持してなることを特徴とするガラスブロック構造物としたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,目地プレートとともに用いる軟質スペーサーを可及的に少ない数としつつ多数のガラスブロックの保持を可及的に安定且つ確実になし得るようにして,好ましい形態のものとするように,これを,上記軟質スペーサーを,最下位及び最上位のガラスブロックについて目地プレート又は上下端部用に形成した端部横枠の前後中央位置に配置することによって該ガラスブロックの上下面中央部をその外周3面で,中間位置のガラスブロックについて目地プレート下面の前後中央位置に配置することによって該ガラスブロックの上側中央部をその外周3面でそれぞれ被嵌保持してなることを特徴とする請求項1に記載のガラスブロック構造物としたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記目地プレートの一部又は全部を対向する縦枠に固定することによって上記軟質スペーサーを用いることによるガラスブロックの上下の位置ズレを防止して,上下方向定位置にガラスブロックの配置をなし得る好ましい形態のものとするように,これを,上記ガラスブロック間に介装した一部又は全部の目地プレートを,上下方向中間位置で対向する縦枠に対して固定してなることを特徴とする請求項1に記載のガラスブロック構造物としたものである。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記軟質スペーサーにガラスブロックの前後中間位置に外周方向に突出したガラス接合部に形成された接合リブを受入れ保持することによって,更にガラスブロックの保持を安定且つ確実になし得る好ましい形態のものとするように,これを,上記軟質スペーサーが,そのガラスブロック被嵌側の内側の前後中央位置に長手方向一連のリブ受入れ溝を備え,該リブ受入れ溝にガラスブロック前後中央位置の接合リブを受入れ保持してなることを特徴とする請求項1に記載のガラスブロック構造物としたものである。
請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記目地プレートをアルミ成形品として良好な精度を容易に確保したものとする一方,軟質スペーサーをエラストマー成形品として同じく良好な精度を確保するとともにその摩擦抵抗によってガラスブロックの中央部外周3面の保持を可及的安定且つ確実になし得る好ましい形態のものとするように,これを,上記目地プレートを押出成形したアルミ成形品とし,上記軟質スペーサーを射出成形したエラストマー成形品としてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のガラスブロック構造物としたものである。
請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,幅方向端部に位置する縦枠に対する上記一部又は全部の目地プレートの固定を,その縦枠の配置形態に応じて可及的簡易且つ確実に行うとともに縦枠に固定金具が露出することによる外観不良を解消した好ましい形態のものとするように,これを,上記一部又は全部の目地プレートの対向する一対の縦枠又は多数のうち幅方向両端に位置する縦枠に対する固定を,該目地プレートに固定板を起立設置し,縦枠に形成したガイド溝に嵌挿したナットを固定板側からのボルトで締着することによって行ってなることを特徴とする請求項2,3又は4に記載のガラスブロック構造物としたものである。
請求項7に記載の発明は,同じく上記に加えて,多数のうち幅方向中間に位置する縦枠に対する上記一部又は全部の目地プレートの固定を,その縦枠の配置形態に応じて可及的簡易且つ確実に行う好ましい形態のものとするように,これを,上記縦枠を多数とし且つ多数のうち幅方向中間に位置する縦枠に対する上記一部又は全部の目地プレートの固定を,該目地プレートに固定板を起立設置し,隣接する目地プレートの固定板によって縦枠を挟んでボルトナットによって締着固定してなることを特徴とする請求項2,3又は4に記載のガラスブロック構造物としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,目地プレートと一対の軟質スペーサーを用いてガラスブロックを対向する縦枠間に上下に積み上げ配置するようにするとともに,目地プレートを,前後端の目地壁,前後中央位置の上下の受溝及び中間位置の受座を備えた対向する縦枠間の間隔に合せた長さにして上下左右に対称の断面形状とする一方,軟質スペーサーを目地プレートと同長の帯状にして正面コ字状をなすものとし,目地壁をガラスブロック間に露出するようにガラスブロック間に目地プレートを配置してその受座にガラスブロックの前後中間位置を対接支持するとともに該目地プレートの上下又はその一方の受溝に嵌合配置した軟質スペーサーによってガラスブロックの上下又はその一方の中央部外周3面を被嵌して対向する縦枠間においてガラスブロックを保持するようにして,ガラスブロックの安定保持と積み上げ配置作業の簡易化を確保し,例えば屋外で使用する門柱として幅方向に一列のガラスブロックを配置したもの,門袖として数列のガラスブロックを配置したものを含めて,部材数を可及的に減少するとともにガラスブロックの積み上げ作業を可及的簡易且つ確実になし得るようにしたガラスブロック構造物を提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,目地プレートとともに用いる軟質スペーサーを可及的に少ない数としつつ多数のガラスブロックの保持を可及的に安定且つ確実になし得るようにして,好ましい形態のものとすることができる。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記目地プレートの一部又は全部を対向する縦枠に固定することによって上記軟質スペーサーを用いることによるガラスブロックの上下の位置ズレを防止して,上下方向定位置にガラスブロックの配置をなし得る好ましい形態のものとすることができる。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記軟質スペーサーにガラスブロックの前後中間位置に外周方向に突出したガラス接合部に形成された接合リブを受入れ保持することによって,更にガラスブロックの保持を安定且つ確実になし得る好ましい形態のものとすることができる。
請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記目地プレートをアルミ成形品として良好な精度を容易に確保したものとする一方,軟質スペーサーをエラストマー成形品として同じく良好な精度を確保するとともにその摩擦抵抗によってガラスブロックの中央部外周3面の保持を可及的安定且つ確実になし得る好ましい形態のものとすることができる。
請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,幅方向端部に位置する縦枠に対する上記一部又は全部の目地プレートの固定を,その縦枠の配置形態に応じて可及的簡易且つ確実に行うとともに縦枠に固定金具が露出することによる外観不良を解消した好ましい形態のものとすることができる。
請求項7に記載の発明は,同じく上記に加えて,多数のうち幅方向中間に位置する縦枠に対する上記一部又は全部の目地プレートの固定を,その縦枠の配置形態に応じて可及的簡易且つ確実に行う好ましい形態のものとすることができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,図1乃至図10において,Aは,ガラスブロック構造体をなす門柱であり,該門柱Aは,目地プレート4と軟質スペーサー5を用いて一対の対向する縦枠1a間に多数のガラスブロック3を上下に積み上げ配置して形成したものとしてあり,このとき該門柱Aにおいて,上記目地プレート4を,前後端に目地壁41を,前後中央位置に上下の受溝44をそれぞれ配置するとともに上記目地壁41と受溝44間に前後中央位置に向けて傾斜した前後の受座45を配置して上下左右に対称の断面形状にして上記対向する縦枠1a間の間隔に合せた横長に形成するとともに上記軟質スペーサー5を,該目地プレート4と同長の帯状にして長手方向両端を起立した正面倒コ字状に形成し,上記目地プレート4を,その目地壁41を前後に露出するようにガラスブロック3間に介装して上記前後の受座45にガラスブロック3の前後中間位置を対接保持する一方,上記軟質スペーサー5を,該目地プレート4の上下又はその一方の受溝44に嵌合して該軟質スペーサー5によってガラスブロック3の前後中央部を外周3面で被嵌保持したものとしてある。
本例の門柱Aにあって,上記目地プレート4は,これを押出成形したアルミ成形品とし,上記軟質スペーサー5は,これを射出成形したエラストマー成形品としてあり,また上記軟質スペーサー5は,これが,そのガラスブロック3被嵌側の内側の前後中央位置に長手方向一連のリブ受入れ溝53を備え,該リブ受入れ溝53にガラスブロック3前後中央位置の接合リブ31を受入れ保持したものとしてある。このとき目地プレート4は,上記ガラスブロック3間に介装した一部又は全部,本例にあっては一部の目地プレート4を,上下方向中間位置で対向する縦枠1aに対して固定したものとしてある。
即ち本例にあって門柱Aは,例えば一対の縦枠1aの下方にパネル2を配置し,その上方に幅方向1列に多数,例えば8個のガラスブロック3を積み上げ配置したものとしてある。本例の目地プレート4は,例えば凹陥曲面をなすようにした上記前後端の目地壁41と,該目地壁41の上下から前後方向に向けて拡開した中間一対の中空部42と,該中間一対の中空部42の各上下面をガラスブロック3外周のV字状形状に合せて傾斜した上下の受座45と,中間一対の中空部42間の上下中央位置に配置した連結壁43と,該中間一対の中空部42と段差をなし且つ連結壁43を底面とした断面U字状に凹陥した上記前後方向中央位置の受溝44とを備えて,上下及び左右に対称形状をなすようにしてあり,このとき本例の目地プレート4は,更に上記中間一対の中空部42の連結壁43側上下中間位置にタッピングホール46を備えることによって縦枠に固定するようにした固定用の目地プレート4と,これを備えずに縦枠に固定しないようにした非固定用の目地プレート4との2種類のものを用いてあり,これら目地プレート4はいずれもそれぞれ上記上下及び左右に対称形状とすることによって,その表裏,左右の勝手をなくし,門柱Aの形成に際してその勝手を考慮することなく設置をなし得るようにしてある。
該目地プレート4の受溝44は,該目地プレート4の長手方向全長に上記軟質スペーサー5の前後幅に合せた溝幅を有し且つ軟質スペーサー5の高さ幅に合せた溝深さを有するように形成してあり,これによって,目地プレート4の受溝44に軟質スペーサー5を嵌合保持したとき,該軟質スペーサー5が,該目地プレート4から突出することなく該受溝44内に納まるようにし,またその長さを目地プレート4と同長とすることによって,該軟質スペーサー5が該目地プレート4の両端においてそれぞれ上方又は下方に起立するようにしてある。
即ち本例の軟質スペーサー5は,上記エラストマーとした材質による摩擦抵抗を有することによってガラスブロック3を安定且つ確実に保持するように該エラストマー樹脂を射出成形して,上記受溝44に嵌合する前後幅の帯状水平部51と,該帯状水平部51の長手方向両端に配置した同幅の起立部52とを正面視コ字状に形成した一体のものとしてあり,本例にあって該軟質スペーサー5は,その内側,即ち帯状水平部51と起立部52の内側の前後中央位置に,上記ガラスブロック3の接合リブ31を受入れる細溝のリブ受入れ溝53を一連に形成したものとしてあり,必要に応じて図示省略の溝や凹陥部を配置してその肉盗みを行ったものとしてある。
このように形成した目地プレート4と軟質スペーサー5は,目地プレート4を各ガラスブロック3間に介装するとともに上記軟質スペーサー5を,最下位及び最上位のガラスブロック3について目地プレート4又は上下端部用に形成した端部横枠8,本例にあっては最下位において端部横枠8,最上位において目地プレート,特に上記固定用の目地プレート4の前後中央位置に配置することによって該ガラスブロック3の上下中央部をその外周3面で,中間位置のガラスブロック3について目地プレート4下面の前後中央位置に配置することによって該ガラスブロック3の上側中央部をその外周3面でそれぞれ被嵌保持したものとしてある。
即ち,該軟質スペーサー5を前後方向中央位置の受溝44に嵌合配置した目地プレート4は,上下面の合計4ヶ所の受座45と,前後端の目地壁41を備えるから,これをガラスブロック3間に介装することによって,前後の目地壁41を上下のガラスブロック3間に露出する一方,各ガラスブロック3の前後中間位置をそれぞれ受座45に対接保持した状態で,軟質スペーサー5の帯状水平部51と起立部52が,最下位及び最上位のガラスブロック3にあってはその上下面,中間に位置するガラスブロック3にあっては,それぞれその上面から左右側面に至る間の外周3面の前後中央部を正面視倒コ字状の部分的に囲繞するように受入れ保持して該ガラスブロック3の被嵌保持を行うものとしてある。このとき本例の軟質スペーサー5にあっては,更にその前後中央位置のリブ受入れ溝53が各ガラスブロック3の外周前後中央位置に突出した接合リブ31を,同じくその外周3面で受入れ保持するものとしてあり,この軟質スペーサー5の被嵌保持により,ガラスブロック3は,該軟質スペーサー5のエラストマーが有する摩擦抵抗によって,その前後の位置ズレを含めて揺動やズレを生じることなく安定且つ確実に保持されるに至り,本例にあってはリブ受入れ溝53にガラスブロック3の接合リブ31を受入れ保持したことにより,該被嵌保持を更に安定且つ確実に行うものとしてある。
このとき門柱Aにあって,上記のとおり,一部の目地プレート4を,幅方向両端に位置して対向する縦枠1aに対して固定してあるところ,本例の該固定は,該目地プレート4に固定板6を起立設置し,縦枠1aに形成したガイド溝13に嵌挿したナット61を固定板6側からのボルト7で締着することによって行ったものとしてあり,該固定を行う目地プレートは,上記タッピングホール46設置の固定用の目地プレート4を,例えば最上位のガラスブロック3の上面側と,タッピングホール46非設置の非固定用の目地プレート4を数ヶ所程度飛び越した,上下方向に1ヶ所乃至2ヶ所程度用いて,これに固定板6を設置することによって,その縦枠1aに対してその固定を行うものとしてある。固定板6は,目地プレート4の前後幅より幅狭にして,その面内に上記ボルト7を挿通する一対のボルト透孔と,上記目地プレート4のタッピングホール46位置に合せた一対のネジ透孔をそれぞれ透設した鋼板製のプレートとし,ナット61は縦枠1aのガイド溝13に嵌挿し,面内に各単一のボルト孔を透設した同じく鋼板製の小片プレートとしてある。
一方,本例の門柱Aにおける一対の縦枠1aは,門柱Aの高さに合せてアルミ押出材を切断加工したものとしてあり,このとき該一対の縦枠1aは,前後端に端部突条を配置した断面コ字状の基板11と,該基板11の前後中間位置に該端部突条と平行に突出した断面L字状乃至T字状の4条の溝形成突条12と,端部突条と該溝形成突条12間の一対の接合用のタッピングホールを備えたものとしてあり,上記4条のうち前後方向中間のT字状とL字状の2条の溝形成突条12によって上記ガイド溝13を断面C字状に形成したものとしてある。
従って上記ナット61は,上記固定板6にボルト7を緩めた状態で仮固定して,該一対の縦枠1aにおいて対向する断面C字状一対のガイド溝13に,その上端から落し込み状に挿入し,目地プレート4の固定位置,即ち上記奇数番目の位置で各ボルト7を本締めし,ガイド溝13の対向する突片をナット61と固定板6によって挟持することによって,該目地プレート4の縦枠1aに対する固定を行ったものとしてある。
以上のように形成した門柱Aは,そのガラスブロック3が,最下位と最上位において縦枠1aに固定した目地プレート4又は端部横枠8で定位置とされた軟質スペーサー5によって外周3面の前後中央部を上下で挟持される一方,上下方向中間位置でその上下を目地スペーサー4によって挟持されるとともに軟質スペーサー5によって外周3面の前後中央部を上方から圧着されて,縦枠1a間で強固に保持される上,本例にあっては一部の目地スペーサー4を縦枠1aに固定したことによってその保持が更に強固となり,門柱Aとして屋外に起立設置しても,ガラスブロック3間に空隙が生じたり,該ガラスブロック3が揺動したりすることなく,長期に亘って縦枠1a間に安定保持したものとなし得るとともに目地スペーサー4の縦枠1aへの固定を上記固定板6とナット61を用いて行うことによって,該固定のための金具が縦枠1aに露出することがないので,門柱Aの外観を良好なものとすることができる。
図11及び図12は,目地プレート4と軟質スペーサー5を用いて多数の対向する縦枠間に多数のガラスブロック3を上下に積み上げ配置して門袖Bとして形成したガラスブロック構造物の例を示し,本例にあって縦枠1a,1bは,両端に上記門柱Aと同じものを端部用縦枠として用いる一方,幅方向中間には,平板状の基板11と,該基板11の前後両端に,例えば上記目地スペーサー4と同様に凹陥曲面をなすようにした目地壁14を有することによって断面H字状とした中間用縦枠1bを用い,端部用縦枠と中間用縦枠1a,1b間又は中間用縦枠1b間に上記ガラスブロック3をそれぞれ上記と同様に積み上げ配置したものとしてあり,このとき目地プレート4,軟質スペーサー5は上記例のものと同一のものを用いるとともに端部用縦枠1a,中間用縦枠1b間にあって,これら目地プレート4,軟質スペーサー5とガラスブロック3の関係も上記例と同様としてある。このとき幅方向中間に位置する縦枠,即ち中間用縦枠1bに対する上記一部の目地プレート4の固定は,これを,該目地プレート4に固定板6を起立設置し,隣接する目地プレート4の固定板6によって縦枠1bを挟んでボルトナットによって締着固定したものとしてあり,このとき固定板6も上記例のものを共通に使用するものとし,また端部用縦枠1aに対する目地プレート4の片側の固定については,これを上記例と同様に行ったものとしてある。
即ち固定板6は,これを該中間用縦枠1bに突出した一対のリブ15間に対接し,中間用縦枠1bの固定位置に透設した透孔を貫通して,一方の固定板6の一対のボルト透孔からボルト7を他方の固定板6に挿通し,該他方の固定板6側で図示省略のナットを締着したものとしてある。
図中8は,最下端又は最上端でガラスブロック3を保持するように,図示省略の基板と,該基板の両側に起立片を備えた正面視コ字状に形成するとともに基板に上記目地プレートと同様な受溝を,起立片に一対のボルト孔をそれぞれ透設し,該ボルト孔の縦枠側に装着したボルト頭を縦枠のガイド溝に縦枠上端から挿通し,起立片側からナットを締着することによって一対の縦枠1aに固定するとともに基板の受溝に同様に上向き又は下向きに軟質スペーサー4を配置し,ガラスブロック3の外周3面を嵌合保持するようにした端部横枠,9は一対の縦枠1b間乃至一対の端部縦枠1a間の上端に架設したキャップ又は上枠をそれぞれ示す。
この場合も上記と同様にガラスブロック3の強固な固定を行って耐久性に富むとともに端部縦枠1aに目地プレート4固定のための金具が露出することなく良好な外観を有する門袖Bとすることができる。
このように形成した門柱A,門袖Bのガラスブロック構造体は,その下端を埋込んで,例えばコンクリート土間面に起立するように独立配置し又は一体的に隣接配置するように用い,また,例えばポスト,郵便受け,インターホン等を備えた機能門柱と一体的に隣接配置するように用いるものとしてある。更にLED等の光源を,上記軟質スペーサーの起立部間に配置してガラスブロックに対して入射光を供給してその照明を行うように用いることもできる。
図示した例は以上のとおりとしたが,本発明の実施に当って,ガラスブロック構造物,縦枠,ガラスブロック,目地プレート,軟質スペーサー,目地壁,受座,必要に応じて用いるリブ受入れ溝,固定板,ガイドプレート,ボルト等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
門柱の正面図である。 門柱の側面図である。 門柱の縦断面図である。 目地プレートを縦枠に固定した部分の拡大縦断面図である。 目地プレートを縦枠に非固定とした部分の拡大縦断面図である。 ガラスブロックと目地プレート及び軟質スペーサーの関係を示す分解斜視図である。 固定する目地プレートの縦断面図である。 非固定の目地プレートの縦断面図である。 目地プレートと固定板及びガイドプレートの関係を示す斜視図である。 端部縦枠の横断面図である。 門袖の正面図である。 中間縦枠の横断面図である。
A 門柱
B 門袖
1a 端部用縦枠
1b 中間用縦枠
11 基板
12 溝形成突条
13 ガイド溝
14 目地壁
15 リブ
2 パネル
3 ガラスブロック
31 接合リブ
4 目地プレート
41 目地壁
42 中空部
43 連結壁
44 受溝
45 受座
46 タッピングホール
5 軟質スペーサー
51 帯状水平部
52 起立部
53 リブ受入れ溝
6 固定板
61 ガイドプレート
62 ネジ
7 ボルト
71 ナット
8 端部横枠
9 キャップ又は上枠

Claims (7)

  1. 目地プレートと軟質スペーサーを用いて一対又は多数の対向する縦枠間に多数のガラスブロックを上下に積み上げ配置して形成したガラスブロック構造物であって,上記目地プレートを,前後端に目地壁を,前後中央位置に上下の受溝をそれぞれ配置するとともに上記目地壁と受溝間に前後中央位置に向けて傾斜した前後の受座を配置して上下左右に対称の断面形状にして上記対向する縦枠間の間隔に合せた横長に形成するとともに上記軟質スペーサーを,該目地プレートと同長の帯状にして長手方向両端を起立した正面倒コ字状に形成し,上記目地プレートを,その目地壁を前後に露出するようにガラスブロック間に介装して上記前後の受座にガラスブロックの前後中間位置を対接保持する一方,上記軟質スペーサーを,該目地プレートの上下又はその一方の受溝に嵌合して該軟質スペーサーによってガラスブロックの前後中央部を外周3面で被嵌保持してなることを特徴とするガラスブロック構造物
  2. 上記軟質スペーサーを,最下位及び最上位のガラスブロックについて目地プレート又は上下端部用に形成した端部横枠の前後中央位置に配置することによって該ガラスブロックの上下面中央部をその外周3面で,中間位置のガラスブロックについて目地プレート下面の前後中央位置に配置することによって該ガラスブロックの上側中央部をその外周3面でそれぞれ被嵌保持してなることを特徴とする請求項1に記載のガラスブロック構造物
  3. 上記ガラスブロック間に介装した一部又は全部の目地プレートを,上下方向中間位置で対向する縦枠に対して固定してなることを特徴とする請求項1に記載のガラスブロック構造物
  4. 上記軟質スペーサーが,そのガラスブロック被嵌側の内側の前後中央位置に長手方向一連のリブ受入れ溝を備え,該リブ受入れ溝にガラスブロック前後中央位置の接合リブを受入れ保持してなることを特徴とする請求項1に記載のガラスブロック構造物
  5. 上記目地プレートを押出成形したアルミ成形品とし,上記軟質スペーサーを射出成形したエラストマー成形品としてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のガラスブロック構造物
  6. 上記一部又は全部の目地プレートの対向する一対の縦枠又は多数のうち幅方向両端に位置する縦枠に対する固定を,該目地プレートに固定板を起立設置し,縦枠に形成したガイド溝に嵌挿したナットを固定板側からのボルトで締着することによって行ってなることを特徴とする請求項3,4又は5に記載のガラスブロック構造物
  7. 上記縦枠を多数とし且つ多数のうち幅方向中間に位置する縦枠に対する上記一部又は全部の目地プレートの固定を,該目地プレートに固定板を起立設置し,隣接する目地プレートの固定板によって縦枠を挟んでボルトナットによって締着固定してなることを特徴とする請求項3,4又は5に記載のガラスブロック構造物
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