JP5222787B2 - 荷電粒子線装置用試料ホルダの回転中心探索方法及び回転中心探索システム - Google Patents

荷電粒子線装置用試料ホルダの回転中心探索方法及び回転中心探索システム Download PDF

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本発明は、集束イオンビーム(以下、FIB)加工装置などにより薄膜または断面加工された試料を、透過電子顕微鏡や走査電子顕微鏡などで観察する技術に関する。
半導体や鉄鋼、軽金属、或いは、ポリマー系高分子などの材料の機能と構造は密接に関係しており、そのような材料の構造を観察するため、SEM(Scanning Electron Microscope:走査電子顕微鏡)やTEM(Transmission Electron Microscope:透過電子顕微鏡)、或いは、STEM(Scanning Transmission Electron Microscope:走査透過電子顕微鏡)などの電子顕微鏡による試料の三次元観察が行われている。
このような観察対象の試料の観察を行う際に用いられる技術としては、例えば、針状試料台の先端に設けられた平面部に観察対象試料の微小試料片を固定し、その針状試料台を軸方向に回転可能である試料ホルダに取り付けて回転させることにより、その試料の所望の方向から荷電粒子線などを照射して試料の加工、観察を行うものが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−199969号公報
本願発明者が回転可能な試料ホルダを用いた三次元観察の作業効率向上について鋭意検討した結果、次の知見を得るに至った。
上記従来技術においては、試料台の取り付け部や歯車等の回転機構の加工誤差などにより試料台の軸と回転中心との間にずれが生じ、試料台を回転させた場合に偏心回転することが考えられる。したがって、試料台の中心が回転中心(偏心回転の中心)であるとは限られず、仮に、微小試料片が回転中心から大きくずれた位置に固定された場合には針状試料台の回転によって微小試料片が偏心回転するので、針状試料台を回転させる度に微小試料片が電子顕微鏡の観察視野から外れてしまい、作業効率が低下してしまう。微小試料片の偏心回転を抑制するために、オペレータが経験に基づいて回転中心位置を特定し、その回転中心位置に微小試料片を固定することも考えられるが、このやり方での回転中心位置の特定精度は必ずしも高くない。
本発明の目的は、試料台の偏心回転の中心を高い精度で特定することに関する。
本発明は、観察対象試料を固定する平面部を有する試料台を該平面部に沿う方向に回転した際に描かれる図形に基づいて前記試料台における平面部の回転中心を特定することに関する。
本発明によれば、試料台の回転中心位置を特定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る荷電粒子線装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る試料台を試料とともに抜き出して示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る試料ホルダの全体構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る試料ホルダの試料台取り付け部付近を拡大して示す図である。 観察対象試料を試料台に固定する手順を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る回転中心探索の手順を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る回転中心探索の手順を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る回転中心探索の手順を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る回転中心探索の手順を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施に形態に係る荷電粒子線装置の全体構成を示す概略図である。
図1において、荷電粒子線装置は、真空容器1と、真空容器1内に観察対象試料7(図2参照)を保持する試料ホルダ4と、真空容器1内に配置され、試料ホルダ4に固定された観察対象試料7に荷電粒子線を照射するためのカラム2及びカラム3と、観察対象試料7への荷電粒子線の照射により観察対象試料7から放出される2次電子を検出する2次電子検出器5と、荷電粒子線装置全体の動作を制御する制御装置(制御用PC)6とを備えている。また、荷電粒子線装置は、上記構成に加えて、試料ホルダ4に観察対象試料7を固定するために用いるプローブ8(後の図5参照)を有するプローブ機構(図示せず)や、デポジション処理に用いるガス9(後の図9参照)を吐出するガス吐出機構(図示せず)などを備えている。
カラム2は、例えば、荷電粒子線としてイオンビームを照射するためのイオンビーム用カラムであり、イオンビーム(例えば、Gaイオンビーム)を発生させるイオン銃21と、イオンビームを集束するレンズ22と、イオンビームを偏向する偏向コイル23とを備えている。以下、カラム2をイオンビーム用カラム2と称する。なお、図面の煩雑化を抑えるため、イオンビーム用カラム2におけるイオン銃21及びレンズ22と制御装置6との接続関係は図示を省略する。
カラム3は、例えば、荷電粒子線として電子線を照射するための電子線用カラムであり、電子線を発生させる電子銃31と、電子線を集束するレンズ32と、電子線を偏向する偏向コイル33とを備えている。以下、カラム3を電子線用カラム3と称する。なお、カラム2同様に電子線用カラム3における電子銃31及びレンズ32と制御装置6との接続関係も図示を省略する。
ここで、図2〜図4を参照しつつ試料ホルダ4について詳述する。図2は本実施の形態に係る試料台41を示す図であり、図3は試料台41を保持する試料ホルダ4の全体構成を示す概略図であり、図4は試料ホルダ4における試料台41の取り付け部を拡大して示す図である。
図2において、試料台41は、その先端部分に観察対象試料7を固定するための平面部42を設けた先端部43と、試料ホルダ4に設けられた挿入用の穴(図示せず)に挿入して試料台41を試料ホルダ4に取り付けるための終端部44とを備えている。試料台41の終端部44は屈曲した形状を有しており、試料ホルダ4の挿入用の穴に挿入された場合にその穴の内面との間にテンションが働き、これによって試料ホルダ4から試料台41が脱落しないようになっている。
図3及び図4において、試料ホルダ4は、試料台41をとりつける試料回転部45と、試料回転部45及び試料回転部45に取り付けた試料台41をそれぞれの軸中心に回転駆動するための駆動機構(例えば、モータ)を有する回転駆動部46とを備えている。また、試料回転部45の先端部分には、試料台41の終端部44を挿入することにより試料台41を試料ホルダ4に取り付けるための穴をその中心部に有する歯車47と、歯車47と噛合するように配置され、回転駆動部46により回転駆動される歯車48とを備えている。このような試料ホルダ4においては、歯車47の回転軸49が試料回転部45の回転軸に略直交するように配置されており、試料台41は観察対象試料7を固定する平面部42を歯車47の回転軸方向に向けて取り付けられる。つまり、歯車47が回転駆動されることにより、試料台41は平面部42に沿う方向に回転駆動される。したがって、回転駆動部46により歯車48が回転駆動されると、それに噛合した歯車47及び試料台41が回転軸49を中心に回転駆動される。
図1に戻る。
制御装置(制御用PC)6は、試料作製装置の全体の動作を制御するものであり、例えば、図示しない入力装置から入力された情報を基に、イオンビーム用カラム2、電子線用カラム3、試料ホルダ4の回転駆動部46、プローブ機構(図示せず)などの動作を制御する。
制御装置6は、イオンビーム用カラム2から照射されたイオンビームにより試料台41に固定された観察対象試料7から発生した2次電子を2次電子検出器5により検出し、イオンビーム用カラム2の偏向コイル23の制御情報と2次電子検出器5からの検出情報からSIM(Scanning Ion Microscope)像を演算し、表示装置61に表示する。
また、制御装置6は、電子線用カラム3から照射された電子線により試料台41に載置された観察対象試料から発生した2次電子を2次電子検出器5により検出し、電子線用カラム3の偏向コイル33の制御情報と2次電子検出器5からの検出情報からSEM(Scanning Electron Microscope)像を演算し、表示装置61に表示する。
さらに、制御装置6は、イオンビーム用カラム2のレンズ22により集束させたイオンビーム(FIB:Focused Ion Beam)を偏向コイル23により偏向して試料台41に載置された観察対象試料7に照射することによりFIB加工を行う。
また、制御装置6は、試料台41の平面部42における回転中心(偏心回転の中心)を特定する回転中心探索システムの一部を構成している。
次に、観察対象試料7を試料台41に固定する手順(試料固定手順)を図面を参照しつつ説明する。図5は、バルク試料100から観察対象試料7を形成して試料台41に固定する手順を示す図である。
まず、バルク試料100を荷電粒子線装置の内部に挿入し、デポジションによりバルク試料100表面の切り出し対象部位70にデポジション膜を形成する(図5(a)参照)。デポジション膜は、例えば、タングステン(W)デポジション膜である。
次に、切り出し対象部位70の周囲を一部分を残してFIB24により加工する(図5(b)参照)。
次に、例えば、タングステン(W)により形成されたプローブ8を切り出し対象部位70のデポジション膜に当接させ、デポジションによりプローブ8と切り出し対象部位70を固定し(図5(c)参照)、その後、切り出し対象部位70のバルク試料100との接続部を切り離して切り出し対象部位70を観察対象試料7として摘出する(図5(d)参照)。
次に、プローブ8を移動させることにより、プローブ8の先端に固定された観察対象試料7を試料台41の先端部43に設けた平面部42に当接させ、デポジションにより平面部42に観察対象試料7を固定し(図5(e)参照)、その後、FIBにより観察対象試料7からプローブ8を切り離すことにより観察対象試料7を試料台41に固定する(図5(f)参照)。観察対象試料7は、試料台41の平面部42における回転中心位置に固定されるが、その回転中心位置は制御装置6により事前に演算・特定され、記憶部に記憶されている。
その後、必要に応じて試料台41に固定された観察対象試料7をFIB24により加工し、ピラー状試料71を形成する(図5(g)参照)。
以上のような手順により観察対象試料7は試料台41に固定される。
ここで、本実施の形態に係る荷電粒子線装置の制御部6による平面部42の回転中心探索の手順(以下、回転中心探索法と称する)について図面を参照しつつ説明する。図6は、本実施の形態における回転中心探索の手順を示す図であり、試料台41における平面部42の観察画像(例えば、SEM画像)を示している。
まず、制御部6は、回転中心探索前の平面部42の状態(つまり、試料台41の向き)を回転角度が0°である初期状態として平面部42の中心を原点O(0,0)とするxy座標系をとり、さらに、y軸上に予め定めた点に観察点10をとり、記憶部(図示せず)に記憶する(図6(a)参照)。この初期状態における観察点の座標を(x,y)とする。なお、観察点10は上記に限られず、平面部42上の座標であれば足りる。
次に、試料ホルダ4の回転駆動部46を制御して試料台41を90°回転駆動させ、このときの観察点10の座標を(x90,y90)として記憶部に記憶する(図6(b)参照)。
同様に、試料ホルダ4の回転駆動部46を制御して試料台41をさらに90°回転駆動させ、このときの観察点10の座標を(x180,y180)として記憶部に記憶し(図6(c)参照)、続いて、試料台41をさらに90°回転駆動させ、このときの観察点10の座標を(x270,y270)として記憶部に記憶する(図6(d)参照)。
次に、試料台41をさらに90°回転駆動させる(図6(e)参照)。このときの観察点10の座標は(x360,y360)=(x,y)となる。
次に、記憶部に記憶した観察点10の座標を直線で結んで図形11を作図し、この図形11の重心を試料台41における平面部42の回転中心位置12として特定し、記憶部に記憶する。
以上のように構成した本実施の形態における動作を説明する。
まず、オペレータは、荷電粒子装置に試料台41を取り付けた試料ホルダ4を取り付け、図示しない入力装置により試料台41における平面部42の回転中心を探索する指令を制御装置6に入力する。この指令に基づいて制御装置6は、回転中心を特定する手順に従い、平面部42の回転中心位置12を特定し、記憶部に記憶する。次に、荷電粒子装置内に挿入したバルク試料100からプローブ8及びFIB24などを用いて観察対象試料7を形成し、その観察対象試料7を記憶部に記憶した平面部42の回転中心位置12に固定する。その後、必要に応じて観察対象試料7をFIB等により加工し、ピラー状試料71を形成する。このようにして得られた観察対象試料7又はピラー状試料71を試料ホルダ4により所望の方向に回転駆動し、SEM、TEM(Transmission Electron Microscope)、STEM(Scanning Transmission Electron Microscope)等の観察手段によりその構造を観察する。
以上のように構成した本実施の形態の効果を説明する。
荷電粒子線装置においては、試料台41の取り付け部や歯車47,48の加工誤差などにより試料台41の軸49と実際の回転中心との間にずれが生じ、試料台41を回転させた場合に偏心回転することが考えられる。また、試料台41の終端部44を折り曲げ、試料ホルダ4に取り付けた時に折り曲げによるテンションによって試料台41を固定するので、この点についても試料台41の偏心回転の一因になると考えられる。したがって、試料台の中心が回転中心(偏心回転の中心)であるとは限られず、仮に、微小試料片が回転中心から大きくずれた位置に固定された場合には針状試料台の回転によって微小試料片が偏心回転するので、針状試料台を回転させる度に微小試料片が電子顕微鏡の観察視野から外れてしまい、作業効率が低下してしまう。微小試料片の偏心回転を抑制するために、オペレータが経験に基づいて回転中心位置を特定し、その回転中心位置に微小試料片を固定することも考えられるが、回転中心位置の特定精度は必ずしも高くない。
これに対し、本実施の形態においては、試料台41の平面部42に観察点10を設け、試料台41を回転駆動させたときの観察点の座標位置に基づいて試料台の回転中心位置12を特定するように構成した。試料台41を回転駆動させたときに観察点10が描く軌跡は、偏心回転の中心を囲むように描かれるので、試料台41を回転駆動させたときの観察点10の座標位置に基づいて描画した図形11の内部に試料台41の偏心回転の中心が存在する可能性が高い。したがって、試料台41の偏心回転の中心をより高い精度で特定することができる。
<第2の実施の形態>
図7は、第2の実施の形態に係る回転中心探索の手順を示す図であり、図7(a)は第1の実施の形態で示した図6(f)に相当する図、図7(b)は第2の実施の形態における描画の様子を示す図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態における図形11の内部に、新たに観察点(第2の観察点)を設け、試料台41を回転駆動させたときの第2の観察点の座標位置に基づいて試料台41の回転中心位置12を特定するようにしたものである。図中、図6に示した部材と同様のものには同じ符号を付し、説明を省略する。
まず、制御部6は、第1の実施の形態で示した手順に従って図形11を描画し、平面部42における回転中心12を特定する(図7(a))。
次に、図形11の内部に新たに観察点(第2の観察点)を設け、この第2の観察点に基づいて、第1の実施の形態に示した回転中心探索法を行い、第2の観察点の座標位置に基づいて描画された図形13を得る。
次に、図形11の重心を試料台41における平面部42の回転中心位置14として特定し、記憶部に記憶する。
以上のように構成した本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるとともに、第1の実施の形態よりも高い精度で偏心回転の中心を特定することができる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態においては、試料台41の回転駆動における観察点10の記憶を90°毎に行うように構成したがこれに限られない。すなわち、観察点10の座標を記憶する角度を90°よりも小さくし、記憶する座標の数を多くすることにより、より高い精度で偏心回転の中心を特定することができる。
また、図形11の重心を回転中心位置12として特定するようにしたが、図形11の対角線の交点を回転中心位置としても良い。
<第3の実施の形態>
図8は、第3の実施の形態に係る回転中心探索の手順を示す図である。
まず、制御部6は、試料台41の平面部42の任意の点に荷電粒子線24(例えば、FIB)を照射する(図8(a))。
次に、荷電粒子線24を照射しながら、試料ホルダ4の回転駆動部46を制御して試料台41を回転駆動させる(図8(b))。このように、試料台41を1回転(360°回転)させることにより、荷電粒子線24によって平面部42が加工され、図形15が作図される(図8(c))。この図形15の重心を試料台41における平面部42の回転中心位置として特定する。
以上のように構成した本実施の形態においては、試料台41の平面部42に荷電粒子線24を照射しつつ試料台41を回転駆動させたときに、平面部42に描かれた荷電粒子線24の照射位置の軌跡(図形15)に基づいて試料台41の回転中心位置を特定するように構成した。試料台41を回転駆動させたときに荷電粒子線24により描かれる軌跡は、偏心回転の中心を囲むように描かれるので、図形11の内部に試料台41の偏心回転の中心が存在する可能性が高い。したがって、試料台41の偏心回転の中心をより高い精度で特定することができる。
<第4の実施の形態>
図9は、第3の実施の形態に係る回転中心探索の手順を示す図である。
上記第3の実施の形態においては、荷電粒子線24によって試料台41の平面部42を加工することにより図形15を描画したのに対し、本実施の形態においては、試料台41の平面部42にガス22(例えば、タングステンヘキサカルボニル:W(CO))を吹き付けつつ荷電粒子線24を照射し、デポジッション膜を形成することにより、図形16を描画した。その他の構成は、第3の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても、第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
以上に本発明の幾つかの実施の形態について説明したが、それらは本発明の精神の範囲内において種々の変形、組み合わせが可能であることは言うまでもない。
1 真空容器
2,3 荷電粒子線用カラム
4 試料ホルダ
5 2次電子検出器
6 制御装置
7 観察対象試料
8 プローブ
9 ガス
10 観察点
11,13,15 図形
12,14 回転中心位置
21 イオン銃
22 レンズ
23 偏向コイル
24 FIB
31 電子銃
32 レンズ
33 偏向コイル
41 試料台
42 平面部
43 先端部
44 終端部
45 試料回転部
46 回転駆動部
47,48 歯車
49 回転軸
61 表示装置
70 切り出し対象部位
71 ピラー状試料
100 バルク試料

Claims (14)

  1. 観察対象試料を固定する平面部を有する試料台を該平面部に沿う方向に回転しつつ、前記試料台の平面部に予め設けた観察点の座標を記憶し、
    記憶された前記座標により描画される図形に基づいて前記試料台の平面部における回転中心を特定することを特徴とする回転中心探索方法。
  2. 観察対象試料を固定する平面部を有する試料台を該平面部に沿う方向に回転しつつ、前記試料台の平面部に荷電粒子線を照射し、
    前記荷電粒子線により前記平面部に描画される図形に基づいて前記試料台の平面部における回転中心を特定することを特徴とする回転中心探索方法。
  3. 請求項1記載の回転中心探索方法において、
    前記図形の内部に第2の観察点をさらに設け、前記試料台を前記平面部に沿う方向に回転しつつ、前記試料台の平面部に設けた第2の観察点の座標を記憶し、
    記憶された前記第2の観察点の座標により描画される図形に基づいて前記試料台の平面部における回転中心を特定することを特徴とする回転中心探索方法。
  4. 請求項1記載の回転中心探索方法において、
    前記平面部における前記図形の内部に荷電粒子線を照射しつつ、前記試料台を前記平面部に沿う方向に回転し、
    前記荷電粒子線により前記平面部に描画される図形に基づいて前記試料台の平面部における回転中心を特定することを特徴とする回転中心探索方法。
  5. 請求項2記載の回転中心探索方法において、
    前記荷電粒子線により描画される図形は、荷電粒子線である集束イオンビームによる加工により描画されることを特徴とする回転中心探索方法。
  6. 請求項2記載の回転中心探索方法において、
    前記荷電粒子線により描画される図形は、荷電粒子線により形成されるデポジション膜により描画されることを特徴とする回転中心探索方法。
  7. 請求項1記載の回転中心探索方法において、
    前記図形は、前記試料台を少なくとも1回以上回転させて描画されることを特徴とする回転中心探索方法。
  8. 観察対象試料を固定する平面部を有する試料台と、
    前記試料台を保持し、該試料台を前記平面部に沿う方向に回転駆動する試料ホルダと、
    前記試料台の平面部に予め設けた観察点の座標を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された観察点の座標により描画される図形に基づいて前記試料台における平面部の回転中心を特定する特定手段と
    を備えたことを特徴とする回転中心探索システム。
  9. 観察対象試料を固定する平面部を有する試料台と、
    前記試料台を保持し、該試料台を前記平面部に沿う方向に回転駆動する試料ホルダと、
    前記試料台の平面部に荷電粒子線を照射する照射手段と、
    前記荷電粒子線により前記平面部に描画される図形に基づいて前記試料台における平面部の回転中心を特定する特定手段と
    を備えたことを特徴とする回転中心探索システム。
  10. 請求項8記載の回転中心探索システムにおいて、
    前記図形の内部に設けた第2の観察点の座標を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記第2の観察点の座標により描画される図形に基づいて前記試料台の平面部における回転中心を特定する特定手段と
    を備えたことを特徴とする回転中心探索システム。
  11. 請求項8記載の回転中心探索システムにおいて、
    前記平面部における前記図形に内部に荷電粒子線を照射する照射手段と、
    前記荷電粒子線により前記平面部に描画される図形に基づいて前記試料台の平面部における回転中心を特定する特定手段と
    を備えたことを特徴とする回転中心探索システム。
  12. 請求項9記載の回転中心探索システムにおいて、
    前記荷電粒子線は、前記平面部を加工することにより図形を描画する束イオンビームであることを特徴とする回転中心探索システム。
  13. 請求項9記載の回転中心探索システムにおいて、
    前記荷電粒子線によりデポジション膜を形成するためのガスを前記平面部に吹き付ける吹付手段を備えたことを特徴とする回転中心探索システム。
  14. 請求項8記載の回転中心探索システムにおいて、
    前記図形は、前記試料台を少なくとも1回以上回転させて描画されることを特徴とする回転中心探索システム。
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