JP5222431B1 - つまり防止靴底及びこれを用いた作業靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】つまり防止靴底に関し、家畜等の糞を踏みつけても靴底につまらず、つまってもすぐに落とせる構造の靴底及びそれを用いた畜産現場で使用される畜産現場用長靴、若しくはラード等を踏みつけて靴底につまらず、つまってもすぐに落とせる構造の靴底及びそれを用いた食品製造現場で使用される食品製造現場長靴などの作業靴を提供する。
【解決手段】靴底の幅方向に、靴底の端から端まで、一本の連続した波長λの第一の波状の凸型意匠構造を有し、波長λは靴底の横幅方向の最大幅の1/8〜1であり、凸型意匠構造の表面である接地部は平面であって、意匠高さhが3〜8mm、意匠幅wが3〜8mm、意匠勾配αが0〜10°、波の形状の角度βが0〜45°であり、一定間隔s(9〜14mm)で、第一と第二の波状の凸型意匠構造を、靴底全面に、相似形に、一定間隔sを隔てて設けたつまり防止構造靴底。
【選択図】図2

Description

本発明は、つまり防止靴底に関し、家畜等の糞を踏みつけても靴底につまらず、もし、つまってもすぐに落とせる構造の靴底を有する畜産現場で使用される畜産現場用長靴、若しくはラード等を踏みつけて靴底につまらず、もし、つまってもすぐに落とせる構造の靴底を有する食品製造現場で使用される食品製造現場長靴若しくはスニーカーなどの作業靴を提供する。
近年、口蹄疫や鳥インフルエンザなど家畜の排せつ物を通して蔓延する家畜の疫病の流行が頻発している。
畜産関係者(畜産農家、獣医師、家畜人工授精師、削蹄師など)が着用している長靴の靴底に付着したと見られる病原体による拡散問題がある。事実、家畜の糞などの汚れは、靴底の防滑意匠構造につまり、除去しにくいのが実状である。その結果、畜産関係者(畜産農家、獣医師、家畜人工授精師、削蹄師など)は十分な洗浄除去を行わないまま、次の農場へ移動するケースが多くみられ、長靴の靴底に付着したと見られる病原体による拡散が行われているのが実状である。
また、従来の畜産現場で働く畜産現場用長靴としては、通常の耐滑性安全長靴が転用されて用いられることが多かった。
通常の耐滑性安全長靴としては、例えば、独立したブロック意匠を特定の形状に成型した耐滑靴底が知られている。(特許文献1参照)
しかし、ここに開示されている独立したブロック意匠と独立したブロック意匠との間隔は狭く、耐滑性については満足できるものの、家畜等の糞を踏みつけると靴底の独立したブロック意匠と独立したブロック意匠の間につまってしまい、さらに、これを水洗等で落とす際に、落ちにくいという欠陥がある。
さらに本件発明のつまり防止靴底に一見似通ったブロック意匠をもつ耐滑性靴底が知られている。(特許文献2参照)
しかし、ここに開示されている耐滑性靴底は、畜産現場用長靴として用いた場合には、V字形状の接地凸部と次のV字形状の接地凸部との間が狭く、耐滑性については満足できるものの、やはり、家畜等の糞を踏みつけると靴底の独立したブロック意匠と独立したブロック意匠の間につまってしまい、さらに、これを水洗等で落とす際に、落ちにくいという欠陥がある。
また、さらに、衛生面を高めるという要求は、畜産現場用長靴のみならず、食品製造現場でラード等を踏みつけた場合にも同様に起こり得る問題である。
特許第3451205号明細書 特許第3959648号明細書
本発明は、家畜等の糞を踏みつけても靴底につまらず、もし、つまってもすぐに落とせる構造の靴底及びそれを用いた畜産現場で使用される畜産現場用長靴若しくはラード等を踏みつけて靴底につまらず、もし、つまってもすぐに落とせる構造の靴底及びそれを用いた食品製造現場で使用される食品製造現場長靴などの作業靴を提供する。
本発明はポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エチレンビニルアセテート(EVA)等の熱可塑性高分子材料又はゴムを用いた靴底、その靴底を用いた畜産現場用長靴、食品製造現場長靴などの作業靴を提供する。
本発明は、靴底の幅方向に、靴底の端から端まで、一本の連続した波長(λ)の第一の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を有し、前記第一の波状の凸型意匠構造は、波長(λ)は靴底の横幅方向の最大幅の1/8〜1であり、凸型意匠構造の表面である接地部は平面であって、意匠高さ(h)が3〜8mm、意匠幅(w)が3〜8m、意匠勾配(α)が0°〜10°、波の形状の角度(β)が0°<(β)≦45°であって、一定間隔(s)9〜14mmをおいて、第一の波状の凸型意匠構造又は幅方向に平行な凸型意匠構造と平行に意匠幅(w)が前記第一の波と同一の第二の相似形の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を配し、順次、靴底の全面に一定間隔(s)9〜14mmを隔てて、意匠幅(w)が前記第一の波と同一の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底である。
また、本発明の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底では、靴底の最薄部(t)が4〜10mmであり、凸型意匠構造が、厚さ2〜5mmのテーパー構造(R)で支えることができる。
さらに、本発明の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底では、凸型意匠構造の表面である接地部の平面の一部を、波と垂直方向に、規則的に又は不規則的に幅1〜2mm、深さ2〜3mmの溝(M)を設けることができる。
また、本発明の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底では、溝(M)の間隔を、10mm〜20mmとすることができる。
さらに、本発明の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底は、40〜70(デュロメーターA 25℃)の硬さを有するポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリビニルアセテート等の熱可塑性高分子材料又はゴムから選ばれる材料とすることができる。
また、本発明の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底では、凸型意匠構造と次ぎの凸型意匠構造のつなぎ部の平面を鏡面仕上げにすることができる。
さらに、本発明の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底は、つま先部とかかと部の一部を耐磨耗意匠構造に置き換えることができる。
また、本発明は、波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を用いた作業靴である。
さらに、本発明は、波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を用いた家畜現場用長靴である。
また、本発明は、波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を用いた食品製造現場用長靴又はスニーカーである。
本発明の波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底は、靴底の幅方向に、靴底の端から端まで、一本の連続した第一の波状の凸型意匠構造を有し、第一の波状の凸型意匠構造と平行に第二の相似形の波状の凸型意匠構造は、特定構造を有しているので、粘土質の固体を踏みつけても靴底に粘土質がはさまりにくく、はさまったとしても、水や空気で直ちに洗浄して落とすことが出来る。
また、これを用いた長靴、とくに家畜現場用長靴は家畜の疫病の病原体による伝染の拡散を防止することが期待でき、また、食品製造現場用長靴は落ちた固形油脂を楽に落とすことが出来り、衛生環境を守ることが期待できる。
従来の靴底の一例 本件発明の靴底意匠 本件発明の靴底意匠の一例 本件発明の靴底の一例 本件発明の靴底の応用例 比較例1の靴底意匠 比較例2の靴底意匠
本発明で用いることができる高分子材料としては、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル、EVA、ポリオレフィン、天然ゴム、エポキシ化天然ゴム(ENR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、アクリルゴム(ACM)、塩素化ポリエチレン(CM)、フッ素ゴム(FKM)、イソプレンゴム(IR)などが挙げられるが、成形性、作業靴機能として問題なければこれらに限定されるものではない。取り扱いやすさや経済的観点から、ポリ塩化ビニルが好ましい。
また、ポリ塩化ビニル配合の可塑剤としてはジブチルフタレート(DBP)、ジ-2-エチルヘキシルフタレート(DOP)、ジ-n-オクチルフタレート(n-DOP)ジイソデシルフタレート(DIDP)、ジイソノニルフタレート(DINP)等フタル酸誘導体、ジ-2-エチルヘキシルテトラヒドロフタレート等のテトラヒドロフタル酸誘導体、ジブチルアジペート(DBA)、ジメチルアジペート(DMA)、ジ-2-エチルヘキシルアジペート(DOA)等のアジピン酸誘導体、その他ポリエステル系可塑剤、エポキシ誘導体、パラフィン誘導体などが挙げられる
また、長靴としての柔軟性、履き心地を良くするために可塑剤で調整し硬度はデュロメーターA−40〜70(25℃)が適切である。
安定剤としてはステアリン酸マグネシウム、12-ヒドロキシステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等の金属石けん、ブチル錫ラウレート系、ブチル錫マレート系、ジブチル錫ラウレートマレート系、ブチル錫メルカプト系、オクチル錫系、メチル錫メルカプト系等の有機錫化合物、カルシウム-亜鉛系(Ca-Zn)複合安定剤、バリウム-亜鉛系(Ba-Zn)複合安定剤などが挙げられる。
抗菌剤としては窒素系、窒素硫黄系、窒素硫黄ハロゲン系、環状炭化水素系等の有機系抗菌剤、銀-銅-ゼオライト(Ag-Cu-Zeolite)、銀-亜鉛-ゼオライト(Ag-Zn-Zeolite)等の無機系抗菌剤、有機無機複合系抗菌剤などが挙げられる。
顔料は好みに応じて、市販のものを1種、または2種以上混合して使うことができる。
例えば無機顔料としては酸化チタン、亜鉛華、カーボンブラック、合成鉄黒、酸化鉄茶、コバルト緑、群青、金属粉顔料などが挙げられ、有機顔料としてはアゾ顔料、二ロシアニン顔料、ジオキサジン系顔料などが挙げられる。
本発明の射出成形に用いる典型的な塩化ビニル組成物の代表的配合は、ポリ塩化ビニル100質量部に対して、可塑剤100〜180質量部、安定剤0.3〜3質量部、顔料0.5〜5質量部であり、その他抗菌剤や体質顔料を適宜用いることが出来る。
本発明の波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底は、靴底の幅方向に、靴底の端から端まで、一本の連続した波長(λ)の第一の波状の凸型意匠構造を有し、波長(λ)は靴底の横幅方向の最大幅の1/8〜1であり、さらに望ましい波長(λ)は靴底最大幅の1/5〜1である。
波長(λ)は靴底の横幅方向の最大幅の1/8〜1であるが、靴底の横幅方向の最大幅の1/8以下では、第一の波状の凸型意匠構造と第二の相似形の波状の凸型意匠構造との間に家畜の糞等の固形可塑物が挟まった場合取れにくくなる。
さらに、凸型意匠構造の表面である接地部は平面であって、意匠高さ(h)が3〜8mm、意匠幅(w)が3〜8mm、意匠勾配(α)が0°〜10°、波の形状の角度(β)が0°〜45°であり、好ましくは10°〜30°、より好ましくは12°〜25°である。
また、一定間隔(s)(9〜14mm)をおいて、第一の波状の凸型意匠構造と平行に第二の相似形の波状の凸型意匠構造を配している。靴底の全面に一定間隔(s)(9〜14mm)を隔てて波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底であるため、家畜の糞等の固形可塑物を踏んでも、靴底に挟まらない利点を有する。
しかも、意匠高さ(h)が3〜8mm、意匠幅(w)が3〜8mm、意匠勾配(α)が0°〜10°であるため、耐滑性も確保することができる。意匠勾配(α)が10°以上になると、耐滑性が悪くなる。
本発明では、耐滑性などの事情に応じて、凸型意匠構造の表面である接地部の平面の一部を、波と垂直方向に、規則的に又は不規則的に幅1〜2mm、深さ2〜3mmの溝(M)を設けることが出来る。多く設けすぎると家畜の糞等の固形可塑物が挟まった場合取れにくくなるので、好ましくない。
また、本発明において、本発明の波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底では、凸型意匠構造と次の凸型意匠構造のつなぎ部の平面(R+F+R)を鏡面仕上げにする
ことが好ましい。鏡面仕上げにすることで表面粗さが小さくなり固形可塑物が付着しにくくなり、つまった場合でも表面抵抗が小さくなるため除去も容易になる。つなぎ部の平面とは、凸型意匠構造の両側面に位置するテーパー部(R1とR2)及び厚さtの面Fの合計長さTで覆われる面すべてを鏡面仕上げにすることにより、家畜の糞等の固形可塑物を踏んでも、靴底に挟まらない効果がより一層高くなる。また、挟まったとしてもテーパー部があることで、洗浄による固形可塑物の取り除きが容易になる。波の形状の角度(β)が0°〜45°、好ましくは10°〜30°、より好ましくは12°〜25°であるから、洗浄がしやすく、45°以上は家畜の糞等の固形可塑物が挟まった場合洗浄がし難くなる。ブラッシングする際は幅方向に往復洗浄するのが一般的なことが多いので角度が大きくなるだけ除去しにくくなる。
また0°でも洗浄性、詰まり特性、防滑性は良好であったが、材質によっては、角度がないため作業時における靴底にかかる負荷が分散されずチッピング(意匠カケ)をおこす恐れがあり、材質等に工夫が必要になる。
凸型意匠構造の表面である接地部は平面であって、意匠高さ(h)が3〜8mm、意匠幅(w)が3〜8mm、意匠勾配(α)が0°〜10°、波の形状の角度(β)が0°〜45°であり、一定間隔(s)(9〜14mm)をおいて、第一の波状の凸型意匠構造と平行に第二の相似形の波状の凸型意匠構造を配し、靴底の全面に一定間隔(s)(9〜14mm)を隔てた波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底。間隔(s)が9mmより短くなると、家畜の糞等の固形可塑物が挟まった場合取れにくくなり、14mmより長くなると耐滑性が悪くなる。
また、本発明において用いる材質は、デュロメーターA−40〜70(25℃)が適切である。
硬度が40以下の場合、意匠の変形が大きくなり歩行時における耐滑性の保持が難しくなることと、固形可塑物が意匠の変形とともに入りこみ易くなってしまう。また硬度が70以上の場合、作業靴としての柔軟性が乏しくなり、靴母体の屈曲にともなうワレが懸念されるため適切ではない。
(波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底の製造)
ポリ塩化ビニル(重合度1300)100質量部に対して、可塑剤(DOP)90〜150質量部、安定剤(Sn)0.3〜3質量部、顔料(有機顔料)0.05〜3質量部であり、のポリ塩化ビニル組成物を用いて射出成形により、本発明の波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を作成した。
靴底の各部のサイズは、表1に示すとおりである。
実施例1と同じポリ塩化ビニル組成物を用いて射出成形により、本発明の波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を作成した。靴底の各部のサイズは、表1に示すとおりである。
実施例1と同じポリ塩化ビニル組成物を用いて射出成形により、本発明の波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を作成した。靴底の各部のサイズは、表1に示すとおりである。
(比較例1)
実施例1と同じポリ塩化ビニル組成物を用いて射出成形により、本発明の波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を作成した。靴底の各部のサイズは、表1に示すとおりである。
(比較例2)
実施例1と同じポリ塩化ビニル組成物を用いて射出成形により、本発明の波状の凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を作成した。靴底の各部のサイズは、表1に示すとおりである。
従来例として実施例1と同じポリ塩化ビニル組成物を用いた当社製品衛生長靴を用いた。
従来例1:一般耐油衛生長靴であり、接地部にシボを設けテーパーブロックが配列した底意匠パターン。(図6)
従来例2:耐油耐滑衛生長靴であり、接地部が平面である独立したブロックが配列した底意匠パターン。(図7)
実施例1〜2及び比較例1〜2の各寸法を表1に示す。長さ単位 mm
角度単位 °
Figure 0005222431
実施例で作られた靴底の特性、及び比較例、従来例の特性を表2に示す。
なお、耐滑特性は、耐滑性試験法JIS−T−8101 安全靴」に基づいて靴底の動摩擦係数を測定した。
また、靴底の洗浄試験は、重さ4Kgの圧力を靴底にかけてカオリン粘土(硬さ:パン生地と同程度)靴底に押し付けて、カオリン粘土を靴底に付着させた後、刷毛でブラッシングし完全にとれるまでの回数を測定した。
8回未満 ◎
8〜15 ○
16〜25 △
26回以上 ×
詰まり特性は、靴底全体に4kgの圧力をかけて半練状の小麦粉に押し付け、3分後に靴底を半練状の小麦粉から離し、靴底に付着した半練状の小麦粉の状態を観察した。意匠間及び接地面の詰まりを観察した。
意匠間及び接地面の詰まりがまったくない ◎
意匠間及び接地面の詰まりがわずかなに見られる ○
意匠間及び接地面の詰まりが目立つ △
意匠間及び接地面のおおきな詰まりがある ×
Figure 0005222431
本発明の射出成形長靴は、耐油性があるばかりか、耐滑性もあり、とくに家畜現場用長靴は家畜の疫病の病原体による伝染の拡散を防止することが期待でき、長靴の用途を拡大し、靴産業を発展させるのに大いに役立つものである。

Claims (10)

  1. 靴底の幅方向に、靴底の端から端まで、一本の連続した波長(λ)の第一の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を有し、前記第一の波状の凸型意匠構造は、波長(λ)は靴底の横幅方向の最大幅の1/8〜1であり、凸型意匠構造の表面である接地部は平面であって、意匠高さ(h)が3〜8mm、意匠幅(w)が3〜8m、意匠勾配(α)が0°〜10°、波の形状の角度(β)が0°<(β)≦45°であって、一定間隔(s)9〜14mmをおいて、第一の波状の凸型意匠構造又は幅方向に平行な凸型意匠構造と平行に意匠幅(w)が前記第一の波と同一の第二の相似形の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を配し、順次、靴底の全面に一定間隔(s)9〜14mmを隔てて、意匠幅(w)が前記第一の波と同一の波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底。
  2. 靴底の最薄部(t)が4〜10mmであり、凸型意匠構造が、厚さ2〜5mmのテーパー構造(R)で支えられた請求項1に記載した波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底。
  3. 凸型意匠構造の表面である接地部の平面の一部を、波と垂直方向に、規則的に又は不規則的に幅1〜2mm、深さ2〜3mmの溝(M)を設けた請求項1または請求項2に記載した波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底。
  4. (M)の間隔が、10mm〜20mmである請求項3に記載した波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底。
  5. 40〜70(デュロメーターA 25℃)の硬さを有するポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリビニルアセテート等の熱可塑性高分子材料又はゴムから選ばれる請求項1ないし請求項4のいずれかひとつに記載した波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底。
  6. 凸型意匠構造と次ぎの凸型意匠構造のつなぎ部の平面を鏡面仕上げにする請求項1ないし請求項4のいずれかひとつに記載した波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底。
  7. つま先部とかかと部の一部を耐磨耗意匠構造に置き換えた請求項1ないし請求項4のいずれかひとつに記載した波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載した波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を用いた作業靴。
  9. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載した波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を用いた家畜現場用長靴。
  10. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載した波状凸型意匠構造又は靴底の横幅方向に平行な凸型意匠構造を設けたつまり防止構造靴底を用いた食品製造現場用長靴又はスニーカー。
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