JP5221069B2 - 歯冠色系ならびに義歯色を作る方法 - Google Patents

歯冠色系ならびに義歯色を作る方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の原色および混合色からなる歯冠色系に関する。これら原色および混合色には、CIELab色空間における座標が割り当てられており、色空間には、自然歯の複数の色が、実質的に、楕円形の空間の内側の座標上に位置しており、この空間には、縦軸、すなわちCIELab色空間において明から暗へ延びている基準線が割り当てられている。
更に、本発明は、複数の原色および/または混合色を用いて、残存歯によって囲まれる義歯の複数の色を作るための方法に関する。これらの原色および/または混合色の座標は、CIELab色空間に位置しており、この色空間には、自然歯の複数の色が、実質的に、楕円形の空間の座標に位置しており、この空間には、縦軸、すなわちCIELab色空間において明から暗へ延びている基準線が割り当てられており、残存歯の色がCIELab色空間の座標において確定される。
例えばクラウンまたはブリッジの形態をとる歯の修復物は、通常、金属、合金または高強度セラミックからなる支持用の構造材料から製造される。この高強度セラミックは、プラスチックおよび/またはセラミックからなる歯色の材料で外装される。美的な要求を満たすために、修復物の色は、自然の残存歯の色に適合させていなければならない。このことをほぼ保証するために、複数の外装材料は複数の歯色で提供される。使用可能な歯色から、歯の形の複数のサンプルが製造され、複数のいわゆるカラーインジケータに纏められる。これらのカラーインジケータによって、与えられた適用例のために適合される外装物質を探す。一目瞭然であることおよび在庫保管コストの理由で見本一式(Sortiment)を使用するために、使用可能な歯色の数が限定される。従って、主要メーカーのカラーインジケータは、16ないし26の色を含む。しかしながら、この限定は、歯の修復物の歯色が、多くの場合、残存歯の色に十分には適合されていないという欠点を有する。
従って、理想的には、この欠点を解消するためには、個々の色の間隔同士が正常視の人間の識別能力に向けられている程度に、複数の自然歯の色空間をカバーする表色系が用いられねばならないであろう。しかしながら、この場合、色の数は、適切な見本一式が最早用いられないほどの多さになるであろう。実際また、すべての色を表わすカラーインジケータは最早用いられないであろう。
実際には、最も頻度のある複数の歯色を中心に据えるビタパン・3Dマスター表色系が知られている。この場合、複数の用いられる義歯色は、CIELab色空間にあって、直立しているバナナの形状を有しかつ通常に生じる自然歯の複数の色を検出する楕円形の空間の、その内側に位置している複数の面に、適切に設けられる。次に、義歯の色を確定するために、第1の工程で明度レベルが確定され、第2の工程で色強度が確定される。第3の工程では、次に、色相が確定される。この目的のために、複数の適切に色のついた歯の複数のサンプルが用いられる。
複数のセットのカラーサンプルを有する義歯用のカラーインジケータは、特許文献1および特許文献2から公知である。この場合、各々のセットのカラーサンプルの座標は、CIELab座標系の縦軸に直角に延びている、同一の明度の面に位置している。互いに平行に延びている面の複数の第1の原色は、縦軸にずれて延びている共通の直線上に位置している。各々のカラーサンプルは、平面状に形成されたベースから出ている。
義歯の色相を確定しかつ選択するために、特許文献3では、分光光度計を用いる。製造される義歯を囲む複数の歯に、異なって明暗をつけ、次に、周囲光を修正しつつ、反射された光を評価する。次に、複数の使用される染料から、幾つかの染料を選択かつ混合する。その目的は、義歯のための望ましい色相を得るためである。
特許文献4は、多数の異なったカラーサンプルを有する歯冠色系に関する。これらのカラーサンプルは、明度、色の飽和度および色相に関し、少なくとも1つの三角柱において、等間隔にCIELab色空間に設けられている。
EP-A-0 147 232 EP-B-0 591 958 US-A-6,030,209 EP-B-1 068 841
本発明の課題は、CIELab色空間にあって、自然歯の複数の色を表わす楕円形の空間の内側に位置している複数の色を有し、少数の原色および混合色からなり、義歯を囲む複数の自然歯へ最適に色を適合させることができる、義歯のための表色系を用いることである。
上記課題は、実質的に、前記タイプの歯冠色系(Zahnfarbsystem)であって、複数の原色が、複数の第1の原色および少なくとも1グループの第2の原色からなること、複数の第1の原色の座標が、楕円形の空間の縦軸すなわち基準線上に位置していること、少なくとも1グループの第2の原色の座標が、縦軸すなわち基準線と直角に交差する面上に位置していること、および複数の混合色の座標が、複数の第1のおよび第2の直線の複数の交点であり、少なくとも1つの第1の直線が、縦軸すなわち基準線に平行に延びており、各々の第2の直線が、複数の第1の原色のうちの1の原色と、複数の第2の原色のうちの1の原色との間の座標の接続線であることを特徴とする歯冠色系により解決される。
十分な程度に複数の義歯色を用いるためには、少なくとも1グループの第2の原色の座標が、楕円形の空間の外側に位置していること、および複数の第2の原色の座標が、少なくとも2つの互いに間隔をあけておりかつ縦軸すなわち基準線と直角に交差する面に位置していることが提案される。
このこととは別に、共通の面に位置している複数の第2の原色が、中心点としての縦軸すなわち基準線を有する円上に位置していること、および共通の面に位置している複数の第2の原色が、この面と、楕円形の空間の周囲との間の交線を等距離に囲む線上に位置していることが提案される。
義歯色の数を増やし、残存歯の複数の色への一層良い適合を可能にするために、1つの第2の直線が、少なくとも2つの第1の直線と交差することが提案されている。この場合、2つの第1の直線が、第1の原色と第2の原色との座標の間の第2の直線を同じ割合で分割するほうがよい。
各々の第2の直線が、第1の原色と第2の原色との座標の間の各々第1の直線によって、同じ割合で分割されていることが、特に提案されている。少なくとも1つの第1の直線は、第1の原色と第2の原色との座標の間の第2の直線を、1:nの割合で分割し、但し、n=1,2または3であり、あるいは、少なくとも2つの第1の直線は、第1の原色と第2の原色との座標の間の第2の直線を1:nの割合で分割し、但し、n=2または3である。
楕円形の空間の縦軸すなわち基準線に位置している第1の原色の数は、少なくとも4、好ましくは8〜12であるほうがよい。この場合、最も明るいおよび/または最も暗い第1の原色が、通常の自然歯の複数の色を表わす楕円形の空間の外側に位置していることが提案されている。このこととは別に、本発明は、複数の連続する第1の原色同士の間隔が、同じであるほうがよいことを提案する。同様のことが、共通の面に位置している複数の第2の原色に関して当て嵌まるほうがよい。第2の原色の数は、各々の面で、少なくとも4、好ましくは少なくとも6である。
換言すれば、複数の第1のおよび/または第2の原色同士の間隔が等間隔である。
複数の原色および/または混合色を用いて、残存歯によって囲まれる義歯の複数の色を作るための方法であって、これらの原色および/または混合色の座標は、CIELab色空間に位置しており、この色空間には、自然歯の複数の色が、実質的に、楕円形の空間の座標に位置しており、この空間には、縦軸、すなわちCIELab色空間において明から暗へ延びている基準線が割り当てられており、残存歯の色がCIELab色空間の座標において確定されてなる方法は、
以下の工程、すなわち、
o楕円形の空間の縦軸すなわち基準線に位置している座標を有する複数の第1の原色を定め、
o縦軸すなわち基準線と直角に交差する少なくとも1つの面に位置している座標を有する複数の第2の原色を定め、
o縦軸に平行に延びている複数の第1の直線の複数の交点上、および複数の第1の原色と複数の第2の色との間を接続する直線上に位置している座標を有する複数の混合色を定め、および
o残存歯の色の座標に最も近くにある、義歯色としての複数の混合色または原色のうちの1つの色の座標を選択する、という工程を有することを特徴とする。
この場合、複数の第2の原色を、これらの原色の座標が楕円形の空間の外側に位置しているように、定めるほうがよい。更に、複数の混合色が、以下のように、すなわち、これらの混合色の座標が、少なくとも2つの互いに平行に延びておりかつ縦軸すなわち基準線と直角に交差する面に位置しているように、定められていることは好ましい。
残存歯の色は測定器によって測定される。この測定器によって、この色のCIELab座標に対応するデータが、コンピュータに供給され、このコンピュータでは、複数の原色および混合色のCIELab座標に対応するデータが記憶され、残存歯の色のデータと比較される。この比較に基づいて、任意の或る第1の原色および任意の或る第2の原色の混合割合、または義歯の色として用いるための任意の或る第1の原色に関する複数の情報が作成される。この場合、任意の或る第2の原色を、義歯の色として用いることができるのは、この第2の原色が、楕円形の空間またはこの空間の周囲に位置している場合に限る。
本発明では、患者からの色のサンプリングおよび完成した歯の修復物の検査は、カラーインジケータによってではなく、複数の利用可能な原色および混合色に基づいて提供される物質見本一式(Massensortiment)によって得られる複数の色を、統合されたコンピュータに記憶した測定器によってなされる。コンピュータは、測定された色値を、記憶されたデータと比較し、修復物のための適切なコード化された色を勧める。物質見本一式、すなわち、第1の原色および第2の原色の数は、少ない色に限定される。これらの色から、次に、簡単な混合割合で混合することによって、望ましい歯色が作られる。複数の色を表わすためには、CIELab系が用いられる。しかしながら、本発明の教示は複数の他の系にも当て嵌まる。測定技術で確定された標準色値から算出されるL値、a値およびb値は、明度(L)、赤色値(a)および黄色値(b)ならびに色強度(c)および色相(h)のためのこれらの色値から導き出される値に関する情報を与える。自然歯の複数の色は、CIELab色空間で、楕円形の本体によって表わされる。この本体の縦軸すなわち中心軸は、明から暗へ本体の空間の中を通る。提案された系は、好ましくは少なくとも8のおよび高々12の一連の第1の原色に基づいている。これらの原色は、縦軸すなわち中心軸に沿って、同一の間隔にある。複数の第1の原色を、基礎物質と呼ぶことができる。最も明るいおよび/または最も暗い基礎物質、すなわちこれらの基礎物質の座標は、楕円形の空間の外側に、すなわち出来る限り暗い歯色の上方におよび、実際になされる人工的な明るさを考慮して、出来る限り明るい歯色の上方に位置している。その目的は、複数の原色から混合される色の数および位置を最適化するためである。
複数の混合色を作り出すべく複数の基礎物質を混合するために、以下のように色空間に配置される複数の第2の原色(調節物質(Modifikatormassen)とも呼ぶ)が提供される。例えば、自然歯の複数の色の楕円の中心には、円形のまたは場合によっては楕円形の面を仮定することができる。この面を、複数の基礎物質が位置している線が、面の中心点で直角に貫く。更に、この面は、自然歯の複数の色の楕円の断面をわずかに突出するほうがよい。複数の調節物質は、この面の周囲に、同一の間隔に配置される。次に十分な色密度を得るために、面には、6つの調節物質があるほうがよい。これらの調節物質は円または楕円上に位置しており、既述のように、互いに等間隔を有する。これらの6つの調節物質の各々が、各々の基礎物質と1:1の割合で混合されるとき、8つの基礎物質がある場合、都合14の基礎物質および調節物質をベースにして、8×6=48の混合色が得られる。楕円の空間に位置している使用可能な6つの原色が算入されるとき、54の混合色が歯色として用いられる。基礎物質および調節物質が1:1の割合で混合されるとき、これらの混合色は、CIELab色空間で、複数の直線上に位置している。これらの直線は、複数の基礎物質が位置している中心軸すなわち基準線に平行に延びている。従って、調節物質の数は、複数の混合色が位置している最小数の直線を規定する。
基礎物質および調節物質が2つの異なった混合割合で、例えば、2重量部の調節物質が1重量部の基礎物質と混合されるとき、2つの混合の直線が、各々の調節物質と、楕円形の空間の縦軸すなわち中心軸の間に延びている。縦軸、詳しくは、複数の基礎物質を含む縦軸すなわち中心軸と、第1の混合の直線との間の、および第1の混合の直線から第2の混合の直線への複数の間隔は、等しい。このような実施の形態では、2×8×6+6=102の歯色を有する、複数の色で規則的に満たされた空間が生じる。
当然ながら、調節物質を、1つの明度の面のみならず、2つまたはそれより多い面に設ける可能性がある。このことによって、提供される物質の数が増えるが、自然歯の複数の色のCIELab色空間における複数の混合色の均等な分配がなされる。
複数の第1の原色すなわち基礎物質が、楕円形の空間の縦軸すなわち中心軸上に位置しているとき、これらの原色は、また、該原色とは異なった基準線上に位置していることが可能である。この基準線は、CIELab色空間中で明から暗へ延びているが、縦軸すなわち中心軸に隣り合って延びているほうがよい。
本発明の複数の他の詳細、利点および特徴は、複数の請求項と、これらの請求項から読み取れる、単独および/または組合せで生じる複数の特徴とからのみならず、図面から見て取れる複数の好ましい実施の形態の以下の記述からも明らかである。
図面を参照して、複数の混合色を確定するための本発明に係わる教示を説明する。混合色を確定するのは、義歯色を確定して作るためである。義歯色は、義歯を囲む残存歯の色に適合されており、用いられる混合色の数は取扱い可能であり、一目瞭然である。
図1から明らかなように、まず、例えば携帯型分光光度計10によって、残存歯12の色が記録される。この残存歯は隙間14を有し、この隙間へは、1つの義歯が挿入されることが意図される。携帯型分光光度計10はコンピュータ16に接続されている。コンピュータでは、通常は生じる自然歯の色が、CIELab座標にファイルされている。この場合、自然歯の複数の色は、全く原理的に図5に示されているCIELab色空間20の、その楕円形の空間18に位置している。CIELab色空間は、軸L、aおよびbによって規定される。図4および5から明らかなように、a値およびb値の代わりに、色相Hue hおよび多色性(Buntheit)C(彩度、色の相対飽和度)が記載される。
自然歯の複数の色を表わす空間18は、L軸に対し斜めに延びている縦軸すなわち中心軸22を有する。空間18の断面図は、図2、3および6から明らかである。
測定器10によって算出されかつCIELab座標において確定された複数の色を、コンピュータ16内に記憶された複数の色と比較し、次に、調節物質28および基礎物質26と呼ばれる混合される複数の第1のおよび第2の原色に関する情報24を用い、次に、これらの原色から、残存歯12の色と最も近い混合色30を作る。
混合色の数を比較的僅かに保ち、義歯の色と残存歯12の色との相違を認めることができないようにするために、以下に記載するタイプの歯冠色系を用いる。
色空間18の図2および3の断面図に従って、明から暗へ延びている、色空間の縦軸22上に、すなわち同様に明から暗へ延びている基準線上に、複数の第1の原色32,38,40,42,44,46,48,50が定められる。この場合、図2および3に示すように、或る第1の原色、この実施の形態では原色38が、出来る限り明るい色を越えて位置しており、或る第2の原色、この実施の形態では原色32が、出来る限り暗い歯色を越えて位置しているほうがよい。その目的は、混合される色の数および位置を最適化するためである。更に、図3に明示されるように、複数の第1の原色32,38,40,42,44,46,48,50の座標の間の間隔が等間隔である。
更に、調節物質28である複数の第2の原色54が定められる。これらの原色は、図3の実施の形態では、面52に位置している。この面には、中心軸22が真中にかつ直角に貫かれる。複数の第2の原色54は、面52において空間18の外側に、しかも、空間18の周囲に均等に分布された状態で位置している。1つの第2の原色54と、空間18の周囲との間の間隔は等しい。換言すれば、複数の第2の原色54は、同一の円に位置している。但し、面52と空間18の周囲との間の交線が同様に円である場合に限る。楕円の形状が生じるとき、複数の第2の原色54が同様に楕円上に位置している。
第1のおよび第2の原色夫々32,38,40,42,44,46,48,50と54、すなわち複数の基本物質26および調節物質28から複数の混合色を作り出すためには、図3の描写では、2つの第1の直線56,58が、縦軸22に対し平行に延びている状態で、空間18へ入り込んでいる。これらの直線とは、複数の第1の原色32,38,40,42,44,46,48,50と、第2の原色すなわち調節物質54との間の複数の接続線が交差する。これらの接続線は、第2の直線60,62,64,66,68,70,72と呼ばれる。複数の第1の直線56,58と第2の直線60,62,64,66,68,70,72との間の複数の交点は、次に,複数の混合色の座標を示す。これらの交点には、例えば参照符号74,76が付されている。各々の第2の原色には、空間18における少なくとも1つの第1の直線が割り当てられる。1つの第2の原色に複数の第1の直線が割り当てられるとき、これらの直線が、常に、複数の第2の直線を同一の割合で分割することは好ましい。或る第2の原色に割り当てられた1つまたは複数の第1の直線は、この実施の形態では、第2の原色54と縦軸22との間の接続線で、面52と交差する。
この場合、複数の第1の直線56,58は、複数の点で、直角に面52を貫くほうがよい。これらの第1の直線は、複数の第2の直線60,62,64,66,68,70,72を、所定の、好ましくは偶数の割合で分割する。この場合では、複数の第2の直線60,62,64,66,68,70,72は一方の直線56によって1:2の割合で分割され、他方の直線58によって2:1の割合で分割される。このことによって、複数の混合色を作り出すための、複数の第1のおよび第2の原色の容易な混合可能性が生じる。
図4は、面52における空間18の断面図を示す。複数の第2の原色54,78,80,82,84,86が、面52と、空間18の周囲すなわち円73との交線からの同一の間隔で位置していることが認められる。従って、複数の第2の原色54,78,80,82,84,86は、同様に、円75上にある。複数の第1のおよび複数の第2の直線56,58,60,62,64,66,68,70,72の交点から生じる複数の混合色は、面52に平行に延びている面に、しかも複数の円筒の周面上に位置している。これらの円筒は、複数の円74および76によって同軸に囲まれており、複数の第1の直線によって規定されている。
実施の形態では、都合6つの第2の原色54,78,80,82,84,86がある。これらの原色の複数の色は、図6に例示されている。
第2の原色54,78,80,82,84,86の数は、1つの円筒の周面上に夫々延びている第1の直線56,92,94,96,98,100および58,102,104、106、108,110夫々の数に対応する。実施の形態では、各々の第1の直線56,92,94,96,98,100および58,102,104、106,108,110夫々によって規定された複数の円筒のうち、面52における複数の交線には、参照符号89および88が夫々付されている。円筒の複数の縦軸が縦軸22と一致する。空間18の内部に位置している第1の原色40,42,44,46,48,50の数と、第2の原色54,78,80,82,84,86の数と、第1の直線56,92,94,96,98,100および58,102,104,106,108,110夫々の数に関する、図3および4から見て取れる仮定を含めて、複数の第1の直線と複数の第2の直線との複数の交点から、以下の数の義歯色が生じる。これらの義歯色は空間18で均等に分布されている。すなわち、2(第1の直線)×8(第2の原色)×6(空間内の第1の原色)+6(空間内の第1の原色)=102。
空間18内に位置している複数の第1の原色40,42,44,46,48,50を、空間18内に位置している混合色の数に加えねばならない。何故ならば、複数の第1の原色を、同様に、義歯のための色として用いることができるからである。
複数の混合色が、均等に、空間18に分布されているので、色、従ってまた第1のおよび第2の原色の混合比は、問題なく定められる。この原色は、残存歯12の色に最も近い。残存歯12の、測定器10によって測定された色は、コンピュータ16内で、CIELab色空間の座標に確定される。次に、どの座標が、残存歯12の確定された色の混合色および/また第1の原色に最も近いかが、定められる。次に、この混合色は、情報24として用いられる。その目的は、第1のおよび第2の原色すなわち、基礎物質および調節物質の前記割合で、混合色30を作り出すためである。残存歯12の測定された色が、或る第1の原色の座標に最も近いとき、第2の原色を用いる必要がない。
図3を参照して説明したように、只1つの面、しかも面52が、自然歯の複数の色を表わす空間18を貫通するが、このことは、限定と見做されない。図2の描写に応じて、縦軸22によって直角に貫かれた2つの面107,109が定められることができる。これらの面では、好ましくは空間18の外側に新たに複数の第2の原色111,112が定められる。各々の面107,109では、これらの第2の原色111,112が、同様に、面107または108と、空間18の周囲との間の交線からの同一の間隔を有する。この交線が円であるという前提では、第2の原色111,112が夫々、面107,109の円上に均等に分布されている。この円の中心点を縦軸22が貫いている。
1つの面当たり、6つの第2の原色111,112が定められることは好ましい。更に、2つより多い互いに平行に延びる面も、空間18を貫くことができる。更に、複数の第2の原色が、空間18の外側に位置している必要はない。
図2の実施の形態では、6つの第1の原色34,36が空間18の内側で縦軸22上に位置しており、各々の第1の直線114のみが、各々の第2の原色111,112と縦軸22との間に延びており、しかも縦軸22に平行に延びているという前提では、以下の数の色が生じるであろう。
8(第1の面107の第2の原色)×1(直線の数)×6(空間の内側に位置している第1の原色の数)+8(第2の面109の第2の原色)×1(第1の直線の数)×6(空間の内側に位置している第1の原色の数)+6(空間の内側の縦軸上に位置している第1の原色の数)=102。
図7は、図2の仮定すなわち複数の第2の原色111,112すなわち調節物質が、互いに異なる明度面、すなわち面107,109に位置していることを考慮した、複数の混合色の確定ならびに複数の第1のおよび第2の原色の使用を再度原理的に明示する。実際また、低いおよび高い彩度に位置している複数の混合色が如何に確定可能であるかが、見て取れる。この場合、図7では、図2に対応する参照符号が用いられた。補足的に、断面図で高い彩度に位置している複数の第2の原色には、参照符号116,118が付され、他の第1の直線には参照符号120が付されている。空間18の内部に位置している複数の第1の原色には、参照符号122,124,126,128,130、132が付されている。複数の第1の原色32,122,124,126,128,130,132,34が、互いに同一の間隔を有することが見て取れる。複数の混合色は、次に、複数の第2の原色111,112および116,118夫々と、複数の第1の原色32,122,124,126,128,130,132,34との間の複数の接続線によって形成された複数の第2の直線、および、これらの第2の直線の、第1の直線114,129との複数の交点によって、定められる。例えば、複数の混合色の幾つかには、参照符号134,136,138,140が付されている。
図7を参照して、義歯色が如何に定められるかを説明しよう。CIELab色空間18での点142における、残存歯12の色が、携帯型分光光度計10によって確定されるとき、義歯用の色としては、第1の原色126のCIELab座標に対応する色が選択されるであろう。残存歯12の色がCIELab座標の点144に位置しているとき、点134におけるCIELab座標に対応する混合色が定められるであろう。従って、基礎物質がCIELab座標32と、調節物質28が点116のCIELab座標と1:1の割合で混合される。その目的は、義歯用の色を作り出すためである。
本発明では、複数の第1のおよび/または第2の原色が、必要な程度に混合される。これらの原色には、CIELab空間における座標が割り当てられている。これらの座標は、種々の面、すなわち、異なった明度の面に位置していることが可能である。これらの面には、縦軸すなわち基準線が直角に貫かれる。原色自体は、CIELab空間の楕円形の空間に位置している必要はない。自然歯の複数の色の座標は、実質的に、楕円形の空間に、位置している。これに対し、複数の第1のおよび第2の原色から作られる複数の混合色は、楕円形の空間および場合よってはこの空間の表面に位置している。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]複数の原色および混合色からなる歯冠色系であって、これら原色および混合色には、CIELab色空間(20)における座標が割り当てられており、前記色空間には、自然歯の複数の色が、実質的に、楕円形の空間(18)の内側の座標に位置しており、この空間には、縦軸(22)が割り当てられている歯冠色系において、前記複数の原色は、複数の第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)および少なくとも1グループの第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)からなること、前記複数の第1の原色の座標は、前記楕円形の空間(18)の前記縦軸(22)上に、すなわち前記CIELab色空間において明から暗へ延びている基準線上に位置していること、少なくとも1グループの第2の原色の座標は、前記縦軸すなわち基準線と直角に交差する面(52,107,109)上に位置していること、および前記複数の混合色の座標は、複数の第1のおよび第2の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120;60,62,64,66,68,70,72)の複数の交点であり、少なくとも1つの第1の直線は、前記縦軸すなわち基準線に平行に延びており、各々の第2の直線は、前記第1の原色のうちの1の原色と、前記複数の第2の原色のうちの1の原色との座標の間の接続線であることを特徴とする歯冠色系。
[2]前記少なくとも1つのグループの第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)の前記座標は、前記楕円形の空間(18)の外側に位置していることを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[3]前記複数の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)の前記座標は、少なくとも2つの互いに間隔をあけておりかつ前記縦軸すなわち前記基準線(22)と直角に交差する面(52,107,109)に位置していることを特徴とする[1]または[2]に記載の歯冠色系。
[4]前記複数の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)は、共通の面(52,107,109)に位置していて、中心点としての前記縦軸すなわち基準線(22)を有する円(75)または楕円上に位置していることを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[5]前記複数の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)は、共通の面(52,107,109)に位置していて、前記面と、前記楕円形の空間の周囲との間の交線を等距離に囲む線上に位置していることを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[6]第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)が、少なくとも2つの第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)と交差することを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[7]前記2つの第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)は、前記第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)と前記第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)との座標の間の前記第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)を、同じ割合で分割することを特徴とする[6]に記載の歯冠色系。
[8]各々の第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)は、前記第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128、130、132)と前記第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)との座標の間の各々第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)によって、同じ割合で分割されていることを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[9]前記少なくとも1つの第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)は、前記第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)と前記第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)との座標の間の前記第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)を、1:nの割合で分割し、但し、n=1,2または3であることを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[10]前記少なくとも2つの第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)は、前記第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)と前記第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)との座標の間の前記第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)を1:nの割合で分割し、但し、n=2または3であることを特徴とする[6]に記載の歯冠色系。
[11]少なくともx個の第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)があって、但し、x≧4であることを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[12]x個の第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)があって、但し、x≧8、好ましくは8≦x≦12であることを特徴とする[11]に記載の歯冠色系。
[13]複数の連続する第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)同士の間隔が、前記縦軸すなわち基準線(22)上で同じであるかほぼ同じであることを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[14]最も明るいおよび/または最も暗い第1の原色(32,38)は、通常の自然歯の色を表わす前記楕円形の空間(18)の外側に位置していることを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[15]y個の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)があって、但し、y>4であることを特徴とする[1]に記載の歯冠色系。
[16]y個の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)があって、但し、y≧6であることを特徴とする[15]に記載の歯冠色系。
[17]任意の或る面(52)で円または楕円上に位置している複数の連続する第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)同士の間隔が、同一であることを特徴とする[4]に記載の歯冠色系。
[18]複数の原色および/または混合色を用いて、残存歯(12)によって囲まれる義歯の複数の色を作るための方法であって、これらの原色および/または混合色の座標は、前記CIELab色空間(20)に位置しており、この色空間には、自然歯の複数の色が、実質的に、楕円形の空間(18)の座標に位置しており、この空間には、縦軸(22)、すなわち前記CIELab色空間において明から暗へ延びている基準線が割り当てられており、前記残存歯の色が前記CIELab色空間の座標において確定され、以下の工程、すなわち、前記楕円形の空間(18)の前記縦軸(22)すなわち基準線に位置している座標を有する複数の第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)を定め、前記縦軸すなわち基準線と直角に交差する少なくとも1つの面(52,107、109)に位置している座標を有する複数の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)を定め、前記縦軸すなわち基準線に平行に延びている複数の第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)の複数の交点上、および複数の第1の原色と複数の第2の色との間を接続する複数の直線(60,62,64,66,68,70,72)上に位置している座標を有する複数の混合色を定め、および前記残存歯(12)の色の座標に最も近くにある、義歯色としての複数の混合色または原色のうちの1つの色の座標を選択する、という工程を有することを特徴とする方法。
[19]前記複数の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)を、これらの原色の座標が前記楕円形の空間(18)の外側に位置しているように、定めることを特徴する[18]に記載の方法。
[20]少なくとも2つの互いに平行に延びておりかつ前記縦軸すなわち基準線(22)と直角に交差する面(52,107,109)に位置している座標を有する複数の混合色を定めることを特徴とする[18]または[19]に記載の方法。
[21]前記残存歯(12)の色を測定器(10)によって測定すること、この測定器によって、この色のCIELab座標に対応するデータを、コンピュータ(16)に供給し、このコンピュータでは、前記複数の原色および混合色のCIELab座標に対応するデータを記憶し、前記残存歯の色のデータと比較すること、および、この比較に基づいて、任意の或る第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128、130、132)および任意の或る第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)の混合割合、または義歯色として用いるための前記任意のある第1の原色に関する複数の情報を作成することを特徴とする[18]に記載の方法。
[22]前記請求項1ないし17のいずれか1に記載の歯冠色系を用いて実施する[18]ないし[21]のいずれか1に記載の方法。
残存歯の複数の色を測定するための装置の原理図を示す。 CIELab色空間における、複数の自然歯を表わす空間の縦断面図を示す。 CIELab色空間における、複数の自然歯を表わす空間の他の縦断面図を示す。 CIELab色空間における、複数の自然歯を表わす空間の、図3の描写に関連する横断面を示す。 CIELab色空間の原理図を示す。 CIELab色空間における複数の混合色の複数の位置を原理図で示す。 複数の混合色を確定するための原理図を示す。
符号の説明
10…携帯型分光光度計
12…残存歯
16…コンピュータ
24…情報
26…基礎物質
28…調節物質
30…混合色

Claims (16)

  1. 複数の原色および/または混合色を用いて、残存歯(12)によって囲まれる義歯の複数の色を作るための方法であって、これらの原色および/または混合色の座標は、CIELab色空間(20)に位置しており、この色空間には、自然歯の複数の色が、実質的に、楕円形の空間(18)の座標に位置しており、この空間には、縦軸(22)、すなわち前記CIELab色空間において明から暗へ延びている基準線が割り当てられており、前記残存歯の色が前記CIELab色空間の座標において確定され、
    以下の工程、すなわち、
    前記楕円形の空間(18)の前記縦軸(22)すなわち基準線に位置している座標を有する複数の第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)を定め、
    前記縦軸すなわち基準線と直角に交差する少なくとも1つの面(52,107、109)に位置している座標を有する複数の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)を定め、
    前記縦軸すなわち基準線に平行に延びている複数の第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)と、複数の第1の原色および複数の第2の色の間を接続する複数の第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)との複数の交点上に位置している座標を有する複数の混合色を定め、および
    前記残存歯(12)の色の座標に最も近くにある、義歯色としての複数の混合色または原色のうちの1つの色の座標を選択する、という工程を有することと、
    前記残存歯(12)の色を測定器(10)によって測定すること、この測定器によって、この色のCIELab座標に対応するデータを、コンピュータ(16)に供給し、このコンピュータでは、前記複数の原色および混合色のCIELab座標に対応するデータを記憶し、前記残存歯の色のデータと比較すること、および、この比較に基づいて、任意の或る第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128、130、132)および任意の或る第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)の混合割合、または義歯色として用いるための前記任意のある第1の原色に関する複数の情報を作成することと
    を特徴とする方法。
  2. 前記複数の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)の座標は、共通の面(52,107,109)に位置していて、中心点としての前記縦軸すなわち基準線(22)を有する円または楕円上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)の座標は、共通の面(52,107,109)に位置していて、前記面と、前記楕円形の空間の周囲との間の交線を等距離に囲む線上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 任意の或る面(52)で円または楕円上に位置している複数の連続する第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)同士の座標の間隔が、同一であることを特徴とする請求項2または3に記載の方法。
  5. 第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)が、少なくとも2つの第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)と交差することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記2つの第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)は、前記第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)と前記第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)との座標の間の前記第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)を、同じ割合で分割することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 各々の第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)は、前記第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128、130、132)と前記第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)との座標の間の各々第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)によって、同じ割合で分割されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)は、前記第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)と前記第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)との座標の間の前記第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)を、1:nの割合で分割し、但し、n=1,2または3であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記少なくとも2つの第1の直線(56,92,94,96,98,100;58,102,104,106,108,110;114,120)は、前記第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)と前記第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)との座標の間の前記第2の直線(60,62,64,66,68,70,72)を1:nの割合で分割し、但し、n=2または3であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 少なくともx個の第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)があって、但し、x≧4であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
  11. x個の第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)があって、但し、x≧8であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. x個の第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)があって、但し、8≦x≦12であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 複数の連続する第1の原色(32,34,36,38,40,42,44,46,48,50;122,124,126,128,130,132)同士の座標の間隔が、前記縦軸すなわち基準線(22)上で同じであるかほぼ同じであることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 最も明るいおよび/または最も暗い第1の原色(32,38)の座標は、通常の自然歯の色を表わす前記楕円形の空間(18)の外側に位置していることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の方法。
  15. y個の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)があって、但し、y>4であることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の方法。
  16. y個の第2の原色(54,78,80,82,84,86,111,112,116,118)があって、但し、y≧6であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
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