JPH02114957A - 人工歯作製用歯色表示装置 - Google Patents

人工歯作製用歯色表示装置

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JPH02114957A
JPH02114957A JP26774488A JP26774488A JPH02114957A JP H02114957 A JPH02114957 A JP H02114957A JP 26774488 A JP26774488 A JP 26774488A JP 26774488 A JP26774488 A JP 26774488A JP H02114957 A JPH02114957 A JP H02114957A
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color
tooth
color image
teeth
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JP26774488A
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Tomohiro Oikawa
及川 智博
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Ricoh Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/50Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
    • G01J3/508Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors measuring the colour of teeth

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、歯科医療分野の補綴における人工歯作製用歯
色表示装置に関する。
従来の技術 一般に、歯科における審美性とは自然そのものの美しさ
であり、人工歯或いは補綴物を前歯部に装着させた場合
に、あくまでも自然に見えることが重要である。しかる
に、通常は技工士が作製した人工歯或いは補綴物の色調
が患者の口腔内で他の歯牙と全く見分けがつかない程に
調和することは極めて稀である。口腔内において特に人
工歯の色が他の歯牙と調和しなかった時、技工士側から
は歯科医による人工歯作製の色見本となるシェードガイ
ドの選択がよくないという判断がなされ、歯科医側から
は技工士による人工歯のシェードガイドとの色合わせが
よくないという判断がなされる如く、両者間での責任転
嫁といった問題を生ずる。
ここに、現在、人工歯には1.焼付ポーセレン冠、2.
全部陶材冠、3.光重合型の高分子材料を用いたものな
どがあり、歯の一部に補綴する材料も種々ある。
何れにしても、人工歯を作製したり天然歯の一部を補綴
する場合には、その色を決定しなければならないが、通
常は、治療する面の隣在歯(天然歯であることが多い)
の色を参考としている。
例えば、人工歯作製時における人工歯と患者口腔内の隣
在歯との色合わせは、シェードガイドと称される色見本
を隣在歯と照合させることにより行なうようにしている
。ここに、各社から発売されているシェードガイドは独
自の色種な持っており、各々にA1.、A2.C1,C
2,・・・の如くシェードガイド番号が記されている。
このようなシェードガイドは各メーカ間で規格化されて
いるものではないが、一般には、個々のシェードガイド
は天然歯に近い材料で歯牙形状に構成されている。
そして、そのシェードガイドの色を再現するためのパウ
ダーの種類、その配合量、配合量は個々に予め決められ
ている。従って、シェードガイドにより人工歯の色を選
択すれば目的とする色に近い人工歯を作製できるシステ
ムとされている。
現在、シェードガイドによる人工歯或いは補綴物の色の
選択は、診察室において歯科医により行なわれることが
多く、その視覚情報は例えば第7図に示すような指示書
1により技工士に対して伝達される。この指示書1は、
図示の如く、比校的細部に渡って表現されているもので
はあるが、基本色だけがシェードガイドにより例えばA
2の如く選択され、各部分はr White」r B 
rotvrBといった正確さに欠ける表現が多いため、
歯科医の隣在歯に対する視覚情報が技工士に伝わらない
こともある。このようなことから、人工歯を作製するに
あたり、技工士が診察室で直接患者の口腔内を観察し、
人工歯の色合わせを行なうこともある。
このため、診察室における患者の口腔内状態が技工室に
おいても再現され、更に歯牙の視覚情報が数値にて表現
されることが望まれる。
発明が解決しようとする課題 このような観点から、歯科治療において、患者の口腔内
の様子を拡大カラー表示する技術は重要であり、現実に
製品化されている装置もある。これは、超小型CCDカ
ラーカメラ、カラーテレビ、ビデオをシステム化してな
るものであるが、この装置は単に口腔内を拡大カラー表
示するに過ぎず、人工歯作製に供するための機能はない
また、天然歯の色を数値化する装置が市販されているも
のの、臨床に使用されている例は極めて少ない。特に、
天然歯は可視光に対し半透明であり、歯牙内部まで浸透
した光がエナメル質内のアパタイト結晶により多重散乱
を繰返すため、天然歯の色は、照明条件、観察方向とと
もに大きく変化するものである。これに対し、既存の歯
色測定装置はこのような多重散乱による歯色の変化を、
ある限られた条件においてのみ測定しているに過ぎず、
人工歯を作製するに必要な天然歯の特性値としては充分
ではない。よって、既存の歯色測定装置が臨床にて使用
されることは極めて少ないものとなっている。
このように天然歯(vSS両歯の色を正確に表現するこ
とは極めて困難である。しかし、人工歯の色が患者の口
腔内で他の歯牙と調和しないことが多いのは、現在の歯
科補綴が、人工歯の色を決定する歯科医側と人工歯を作
製する技工士側との分業システムによるものであり、そ
の間の指示書1による情報伝達が正確でないことも大き
な要因の一つである。
また、カラーテレビ等のカラーCRTを用いる場合、蛍
光体のバラツキ等により色再現性が画面上の表示位置に
よって異なるという現象がある。
よって、隣在歯の色を参考にしながら人工歯ないしは補
正物の色を決めて人工歯ないしは補正物を作製する際に
、隣在歯についての色見本の置換えが容易であって、か
つ、カラーCRT画面上での色再現性のバラツキに対処
しながら、天然歯に近い人工歯の作製に寄与し得る人工
歯作製用歯色表示装置が要望されている。
課厘を解決するための手段 カラー画像入力手段と、カラー画像表示手段と、カラー
画像記憶手段と、制御手段と、制御操作手段とを備え、
歯牙の色見本の色彩情報を予め前記カラー画像記憶手段
に記憶させておき、作製すべき人工歯の隣在歯を前記カ
ラー画像入力手段により撮影し、この隣在歯のカラー画
像を前記カラー画像表示手段に表示させるとともに前記
歯牙の色見本のカラー画像を人工面の外形形状にてこの
カラー画像表示手段に同時に表示させ、両カラー画像を
目視により比色してこの隣在歯の歯色を色見本に置換え
る人工歯作製用歯色表示装置において、前記カラー画像
表示手段の画面上に表示される画像の色再現性を評価す
る色再現性評価手段を設ける。
作用 同一のカラー画像表示手段において同一条件で隣在歯の
カラー画像と人工歯外形形状とした歯牙色見本のカラー
画像とが対比表示されるので、歯科医が目視により隣在
歯の色を色見本に置換える作業が簡単に行われる。特に
、作製すべき人工歯の外形形状が併せて表示されるので
、置換えが画面上で容易に行える。この際、カラー画像
表示手段の画面上においては、表示位置によって色再現
性にバラツキがあるが、カラー画像表示手段の画面上に
表示されるカラー画像の色再現性を色再現性評価手段に
より測定評価しておけば、このデータをフィードバック
することにより、隣在歯のカラー画像及び歯牙色見本の
カラー画像をその表示位置に応じて、色補正処理するこ
とが可能となり。
正しい色判定ができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第5図に基づい
て説明する。まず、第1図に本実施例を実施するための
歯色表示装置の概略構成を示す。
本装置は、カラー画像入力手段としてのカラーカメラ1
1と、カラー画像表示手段としてのカラーCRT12と
、フロッピーディスク13又はハードディスクメモリ1
4(第3図参照)と、制御手段としてのコントローラ1
5と、制御操作手段としてのマウス16又はキーボード
17(第3図参照)とを備えてなり、更に、前記カラー
カメラ11による撮影時に患者の口腔内等を照明する光
源18が設けられている。
このような装置の基本的な機能は、一定の照明条件下で
同一のカラーカメラ11で入力したシェードガイドのカ
ラー画像と患者口腔内の天然歯のカラー画像を、カラー
CRT12の同一画面上で表示比較することにより、作
製すべき人工歯の色を決定することである。ここに、シ
ェードガイドのカラー画像信号は装置内部のハードディ
スクメモリ(カラー画像記憶手段)に記憶させ、患者口
腔内の隣在歯のカラー画像の色情報及び決定後のシェー
ドガイド番号等はフロッピーディスク13の如き可搬性
記憶媒体に格納させる。この可搬性記憶媒体が従来の指
示書に代わって歯科医から技工士に対する情報伝達媒体
となるものである。なお、診察室と技工室との照明が超
高演色性蛍光灯(FL−EDL)などにより照度も含め
て統一されていれば、特に照明手段は必要としない。ま
た、制御操作手段もマウス16やキーボード17に限ら
れるものではない。
このような構成において、本実施例方法を第2図を参照
して説明する。
■ まず、診察室において患者の口腔内、特に治療する
歯の隣在歯を一定なる照明条件下に照明しながら、カラ
ーカメラ11で撮影し、コントローラ15を介して第2
図(a)に示す如くカラーCRT12の画面上に表示さ
せる。図中、カラーCRT12には複数の歯が表示され
ているが、この内、例えば19で示す歯が注目すべき隣
在歯である。
■ 次に、治療する歯に対する隣在歯19を第2図(b
)に示すようにカラーCRT12上で拡大表示させると
ともに、画面上の適当なる位置に移動させて表示させる
。このような隣在歯19の色が人工歯作製のための色見
本となる。なお、第2図(a)に示す表示状態を省略し
、直接第2図(b)に示すような拡大表示状態とさせて
もよい。
■ つづいて、第2図(C)に示すように、カラーCR
Tl Z上に拡大表示されている隣在歯19を破線の如
く領域分割する。これは、隣在歯(天然歯)が全て均一
な色で構成されているわけではないので、複数の領域に
分割して、各々の領域毎にシェードガイドの色に置換え
るためである。即ち、隣在歯の色を参考に人工面の色を
決定するわけであるが、天然歯(隣在歯)の色は歯肉に
近い歯頚部や中央部や切端部ではそれらの色が微妙に異
なるものであり、従来の如く、隣在歯の基本色だけを歯
牙の色見本であるシェードガイドより選択(例えばB2
)する方法では、人工歯作製に必要な色情報が正確に得
られない。そこで、人工歯作製時の色見本となる隣在歯
19を領域分割し、各領域毎にシェードガイドに置換え
るものである。
このような隣在歯19の領域分割の方法、分割領域数は
任意であるが、例えば第2図(C)に■〜■で示す如く
9分割程度は最低限必要と思われる。
この際、隣在歯19が領域分割表示されたカラーCRT
12の同一画面上において、この隣在歯の隣に、作製し
ようとする人工歯の概略的な形状も同時に表示させる。
これは、隣在歯19の色を参照しながら作製しようとす
る人工歯の色を記入するためのものであり、ここではシ
ェードガイド記入用歯牙20が表示されている。このシ
ェードガイド記入用歯牙2oも隣在歯19の領域分割に
対応させて領域分割されており、隣在歯19の領域に対
応するシェードガイド記入用歯牙20の領域に対しシェ
ードガイドの色又はシェードガイド番号が記入される。
ここに、本装置によれば、同一のカラー〇RT12上に
て人工歯の色見本となる隣在歯19と歯牙の色見本であ
るシェードガイドとを分割した各領域毎に比較し、隣在
歯の各領域をシェードガイドに置換える機能がある。こ
の際、各カラー画像のR,G、B信号などを用いて両者
を数値的に比較し、各領域を自動的にシェードガイドの
番号に置換するのであれば、隣在歯19の各領域につき
決定したシェードガイド番号を記入すればよい(即ち、
第2図(b)に示す状態のまま)。
もっとも、本実施例ではカラーCRT12画面上におい
て歯科医の目視判断により隣接歯19の各領域をシェー
ドガイドの番号又はその色に置換えさせるものであり、
隣在歯19と比色した結果を記入する歯牙、即ち、作製
しようとする人工歯の形状も表示されていることが必要
となる。
そこで、人工歯(シェードガイド記入用歯牙20)の形
状もカラー〇RT12上に表示させる。
ここに、隣在歯19とともに表示させる人工歯の形状は
、色見本となる隣在歯19の形状をそのまま用いてよい
。これは、一般に隣在歯同士は近似した歯牙形状をして
いるからである。しかし、作製すべき人工歯と隣在歯1
9との形状が極端に異なる場合には、歯の種類によって
一般的な外形形状を装置内のカラー画像記憶手段中の内
部非可搬性記憶手段(ハードディスクメモリ)中に予め
入力格納しておき、このメモリ中から呼出してその、形
状を表示させてもよい。
■ 次に、第2図(C)の如くカラーCRT12画面上
に表示された隣在歯19の色分布を参照しながら、目視
により1人工歯(シェードガイド記入用歯牙20)の各
領域を第2図(d)に示す如くシェードガイドに置換え
る。ここでは、シェードガイドの番号AI、Bl、・・
・等で表示しているが、シェードガイドの色で置換える
ようにしてもよい。
具体例として、例えば隣在術19の領域■の色を決める
場合、右側のシェードガイド記入用歯牙20における領
域■相当部分につきシェードガイドの色を順次表示させ
、その色と隣在歯19の領域■の色とを画面上で比較す
る。そして、一致ないしはほぼ一致するシェードガイド
を特定する。なお、シェードガイドを表示する場所は任
意であり、例えば比較する隣在歯19の領域と部分的に
重なってもよい。
このようにして隣在歯19(天然歯)の各領域毎のR,
G、B信号を求めれば、前述のように、予め決めである
各シェードガイドのR,G、B信号と比較することによ
り、自動的に隣在歯19にシェードガイドを対応させる
ことができる。
ところで、通常、ある物体をカラーカメラ11により撮
影入力してカラーCRT12上に表示させる場合、カラ
ーCRT12上で得られる色情報はカラーカメラ11と
カラーCRT12の特性により各々異なり、実際の色と
も異なったものとなる。しかるに、本実施例の如く、同
一の照明条件にて照明し同一のカラーカメラ11により
入力した天然歯(隣在歯19)とシェードガイドとを同
一のカラーCRT12上で表示させて比較することは、
人工歯作製上、極めて有効なものとなる。
つまり、カラーCRT12上に表示される天然歯と人工
歯との双方の色が実際の色と僅かに異なることになった
としても、技工士は実際のシェードガイドの色とカラー
CRT12上のシェードガイドの色とを対比することが
できるので、天然歯の色に近い人工歯を作製することが
可能となる。ちなみに、技工士は、一般に患者口腔内の
天然歯とシェードガイドとが写し出されている1枚のイ
ンスタント写真から実際の天然歯の色をある程度推定す
る能力を有する。また、隣在歯19の色がシェードガイ
ドにないような時には選択したシェードガイドの色を補
正することも可能である。
もつとも、カラーCRT12画面における色再現性のバ
ラツキは、人工歯作製用色評価においては問題となる。
このような画面上での色再現性のムラは、前述したよう
に主として蛍光体の発光ムラによるもので完全に避ける
ことはできないものである。第6図はカラーCR7画面
上での色再現ムラの実測例を示すものであり、各ドツト
が測定点を示す。このような色再現性のムラはカラーC
RTの一般的な使用においては特に問題とならないもの
であるが、歯色表示のための装置にあっては、例えばシ
ェードガイドのA2とB2とがカラーCRT12の画面
上での位置によっては各々逆に見えてしまう、といった
不都合が生じ得る。従って、均一照明条件下の均一の色
をカラーCRT12の画面上に再現させた時のその再現
Cr(T色を測定し、そのデータをフィードバックして
色補正処理を行う機能が必要となる。この点の対策が本
実施例の大きな特徴であり、詳細は後述する。
このようにして得られたカラー画像情報は、フロッピー
ディスク13などの可搬性情報記憶媒体に記憶される。
天然歯又はシェードガイドをカラーCRT12でカラー
表示する場合、64階調あれば充分であるが、少なくと
も32階調は必要である。即ち、歯牙を16階調程度で
表示させた場合には擬似輪郭を生じ、画像としては満足
できないものとなるからである。今、480X512画
素を32階調でカラー表示させるとすると、必要なメモ
リ数は、480X512X2B X3により約3メガバ
イトとなる。従って、歯牙1本をカラ−CRT12画面
上の約173の領域に表示する場合には約1メガバイト
のメモリが必要となる。
一方、1つのシェードガイドの色種を30種類とすると
、必要なメモリ数は約30メガバイトとなり、このため
のメモリはハードディスクを用いるのがよい。
即ち、指示書方式に代わる本実施例の特徴の1つであり
、必要とするメモリ容量が非常に大きい歯牙の色見本と
なるシェードガイドの各色情報は、コントローラ15等
の装置内部の非可搬性のハードディスクメモリに格納さ
せる一方、同一のカラーCRT12上に表示させた個々
の患者の隣在歯19のカラー画像情報と選択されたシェ
ードガイドの色情報とはフロッピーディスク13のよう
な可搬性記憶媒体に格納させるものである。よって、人
工歯を作製する上で必要な情報はフロッピーディスク1
3中に格納されており、持ち運び自由であるので、この
フロッピーディスク13が従来の指示書に代わるものと
して歯科医・技工土間の伝達媒体となる。
■ このようにして隣在歯19の色情報とシェードガイ
ドの番号選択の情報が格納されたフロッピーディスク1
3を歯科医から技工士に渡し、技工士が技工室にて第2
図(e)に示す如くカラーCRT12の画面上に再生す
る。そして、再生表示画像を参考にして人工歯が作製さ
れる。この時、再生画像には天然歯の各領域毎にシェー
ドガイドの番号が記されているので、隣在歯19に近い
人工歯を作製し得る。なお、実際に作製した人工歯を前
述した場合の如く照明条件と同一としてカラーカメラ1
2により撮影入力し、カラーCRT 12画面上にシェ
ードガイド記入用歯牙20に代えてこの人工両画像を表
示させ、同一画面表示の隣在歯19と比較させることも
できる。
ところで、通常のカメラに組込まれている撮像デバイス
は光の明暗に応じた振幅が変化する信号を出力するもの
であり、これだけではカラー画像を入力させることがで
きない。従って、カラー信号を得るためのカラーカメラ
11としては、色分解プリズムにより撮影レンズから入
った光をR2O,Bに分解し、各々に撮像デバイス、例
えばCCDを設けて受光し、R,G、B信号を並列的に
得る3板式カラーカメラ、又は、特殊な色フイルタアレ
イを用いて1個の撮像デバイス、例えばCCDから色信
号を多重した形で同時に得る単板式カラーカメラが用い
られる。
このようなカラーカメラ11から得られた複合カラー映
像信号からR,G、B信号を分離するには色復調回路が
用いられる。ここに、複合カラー映像信号は輝度信号Y
、クロミナンス信号、同期信号、バースト信号を合成し
たものである。また、色復調回路から出力される信号は
R,G、 B信号ではなく、各々輝度信号Yを差し引い
たR−Y信号、G−Y信号、B−Y信号である。一般に
、色復調回路から出力されるこれらのR−Y信号、G−
Y信号、B−Y信号は低電圧であるので取扱いは容易で
ある。これらの信号に後述する色補正処理を加え、最終
的には、カラーCRT12用のRGB出力増幅回路で輝
度信号Yと合成されて、カラーCRT12に出力される
。このようにして、カラーカメラ11から取込んだカラ
ー画像がカラーCRT12の画面上に再現される。
しかして、本実施例では、カラーCRT12の画面上の
表示位置によって色再現性にバラツキがある点を考慮し
、このバラツキの影響を補正除去するため、第1図に示
すようにカラーCRT12の画面に対しその色再現性を
評価する色再現性評価手段21を設けるものである。こ
の色再現性評価手段21はカラーCRT1.2の画面前
面を第1図矢印方向にスキャニング自在に設けられ、こ
の画面上に再現されたカラー画像につきその色再現性を
、輝度測定と色度測定とにより評価する機能を持つもの
である。
この内、輝度測定の原理を第4図により説明する。これ
は、遮光筒式と称されるものであり、光源面22(カラ
ーCRT12の画面)に近接した第1絞り23と適当な
る距離離間させた第2絞り24とにより各々被測定面及
び立体角を限定し、拡散透過板25を経て受光器26で
受光することにより測定する。
また、色再現性評価手段21における色度測定の原理を
第5図により説明する。これは、光源色の三刺激値、色
度座標を光電色彩計により直接水める方式のものを示し
、受光素子27の前面に分光応答補正フィルタ28を配
置させてなる。そして、これらの肉厚と配置を、受光素
子27の分光応答度Si(λ)(但し、i=1〜3)が
等色間数マ(λ)、■(λ)、z(λ)又はこれらの−
次変換を近似するようになっている。具体的な測定原理
は、通常の色彩計と同様である。
そこで、このような輝度及び色度測定機能を持つ色再現
性評価手段21により、均一照明条件下の均一の色をカ
ラーCRT12の画面上に再現させた時のその再現CR
T色(再現性)を測定し、そのデータをフィードバック
して色補正処理を行なわせるものである。より具体的に
は、第3図に示すようにキーボード17等の操作により
色再現性評価手段21をカラーCRT l 2の画面前
面をスキャニング動作させてその色再現性データとして
、室内光分光分布を検出し、このデータをフロッピーデ
ィスク13からの被験者の色見本天然歯(隣在歯)の画
像データとハードディスクメモリ14からのシェードガ
イド画像データとを表示に際して格納するフレームメモ
リ29からカラーCRT12に送出する際に、演算回路
30にフィードバックし、色補正処理をして、カラーC
RT12画面上での表示位置の違いによる再現性のバラ
ツキの影響をなくすものである。よって、より実際的な
色によるカラー表示の下に比色することができ、的確な
色判定ができる。
発明の効果 本発明は、上述したように同でのカラー画像表示手段に
おいて同一条件で隣接歯のカラー画像と人工歯外形形状
とした歯牙色見本のカラー画像とを対比表示させるよう
にしたので、歯科医が目視により隣在歯の色を色見本に
置換える作業を容易に行なうことができ、この際、作製
すべき人工歯の外形形状が併せて表示されているので、
置換えが画面上で容易に行なうことができ、また、これ
らの表示画像が実際の色と異なることがあっても対比す
べきもの同士は同一条件によるものであり、天然歯の色
に近い人工歯の作製に有利なものとなり、更には、カラ
ー画像表示手段の画面上では、表示位置によって色再現
性にバラツキがあるが、カラー画像表示手段の画面上に
表示されるカラー画像の色再現性を色再現性評価手段に
より測定評価しておけば、このデータをフィードバック
することにより、隣在歯のカラー画像及び歯牙色見本の
カラー画像をその表示位置に応じて、色補正処理するこ
とが可能となり、再現性のバラツキの影響を受けない正
しい色判定ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は概略斜視図、第2図は工程順に表示状態を示す
概略斜視図、第3図はブロック図、第4図は輝度測定原
理を示す側面図、第5図は色度測定原理を示す側面図、
第6図はカラーCRTの色再現性ムラを示す説明図、第
7図は従来例を示す指示書の平面図である。 11・・・カラー画像入力手段、12・・カラー画像表
示手段、13.14・・・カラー画像記憶手段、15・
・・制御手段、16.17・・・制御操作手段、19・
・・隣在歯、20・・・歯牙、21・・・色再現性評価
手段週 」 医 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  カラー画像入力手段と、カラー画像表示手段と、カラ
    ー画像記憶手段と、制御手段と、制御操作手段とを備え
    、歯牙の色見本の色彩情報を予め前記カラー画像記憶手
    段に記憶させておき、作製すべき人工歯の隣在歯を前記
    カラー画像入力手段により撮影し、この隣在歯のカラー
    画像を前記カラー画像表示手段に表示させるとともに前
    記歯牙の色見本のカラー画像を人工歯の外形形状にてこ
    のカラー画像表示手段に同時に表示させ、両カラー画像
    を目視により比色してこの隣在歯の歯色を色見本に置換
    える人工歯作製用歯色表示装置において、前記カラー画
    像表示手段の画面上に表示される画像の色再現性を評価
    する色再現性評価手段を設けたことを特徴とする人工歯
    作製用歯色表示装置。
JP26774488A 1988-10-24 1988-10-24 人工歯作製用歯色表示装置 Pending JPH02114957A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005532561A (ja) * 2002-07-11 2005-10-27 ソプロ (ソシエテ アノニム) 色識別リングの暗度を選択する方法と装置
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