JPH02101581A - 人工歯作製用歯色判定方法 - Google Patents

人工歯作製用歯色判定方法

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JPH02101581A
JPH02101581A JP63255715A JP25571588A JPH02101581A JP H02101581 A JPH02101581 A JP H02101581A JP 63255715 A JP63255715 A JP 63255715A JP 25571588 A JP25571588 A JP 25571588A JP H02101581 A JPH02101581 A JP H02101581A
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color
tooth
teeth
adjacent
color image
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JP63255715A
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Tomohiro Oikawa
及川 智博
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、歯科医療分野の補綴における人工歯作製用歯
色判定方法に関する。
従来の技術 一般に、歯科における審美性とは自然そのものの美しさ
であり、人工歯或いは補綴物を前歯部に装着させた場合
に、あくまでも自然に見えることが重要である。しかる
に、通常は技工士が作製した人工歯或いは補綴物の色調
が患者の口腔内で他の歯牙と全く見分けがつかない程に
調和することは極めて稀である。l口腔内において特に
人工歯の色が他の歯牙と調和しなかった時、技工士側か
らは歯科医による人工歯作製の色見本となるシェードガ
イドの選択がよくないという判断がなされ、歯科医側か
らは技]−士による人工歯のシェードガイドとの色合わ
せがよくないという判断がなされる如く、両者間での責
任転嫁といった問題を生ずる。
ここに、現在、人工歯には1.焼付ポーセレン冠、2.
全部陶材冠、3.光重合型の高分子材料を用いたものな
どがあり、歯の一部に補綴する材料も種々ある。
何れにしても、人工歯を作製したり天然歯の一部を補綴
する場合には、その色を決定しなければならないが、通
常は、治療する歯の隣在歯(天然歯であることが多い)
の色を参考としている。
例えば、人工歯作製時における人工歯と患者口腔内の隣
在歯との色合わせは、シェードガイドと称される色見本
を隣在歯と照合させることにより行なうようにしている
。ここに、各社から発売されているシェードガイドは独
自の色種を持っており、各々にAt、 A2. C1,
、C2,・・・の如くシェードガイド番号が記されてい
る。このようなシェードカイトは各メーカ間で規格化さ
れているものではないが、一般には、個々のシェードガ
イドは天然歯に近い材料で歯牙形状に構成されている。
そして、そのシェードガイドの色を再現するためのパウ
ダーの種類、その配合量、配合量は個々に予め決められ
ている。従って、シェードガイドにより人工歯の色を選
択すれば目的とする色に近い人工歯を作製できるシステ
ムとされている。
現在、シェードガイドによる人工歯或いは補綴物の色の
選択は、診察室において歯科医により行なわれることが
多く、その視覚情報は例えば第3図に示すような指示書
1により技工士に対して伝達される。この指示書lは、
図示の如く、比較的細部に渡って表現されているもので
はあるが、基本色だけがシェードガイドにより例えばA
2の如く選択され、各部分はrWhite」r B r
ownJといった正確さに欠ける表現が多いため、歯科
医の隣在歯に対する視覚情報が技工士に伝わらないこと
もある。このようなことから、人工歯を作製するにあた
り、技工士が診察室で直接患者の口腔内を観察し、人工
歯の色合わせを行なうこともある。
このため、診察室における患者の口腔内状態が技工室に
おいても再現され、更に歯牙の視覚情報が数値にて表現
されることが望まれる。
このような観点から、歯科治療において、患者の口腔内
の様子を拡大カラー表示する技術は重要であり、現実に
製品化されている装置もある。これは、超小型CCDカ
ラーカメラ、カラーテレビ。
ビデオをシステム化してなるものであるが、この装置は
単に口腔内を拡大カラー表示するに過ぎず。
人工歯作製に供するための機能はない。
また、天然歯の色を数値化する装置が市販されているも
のの、臨床に使用されている例は極めて少ない。
ここで、天然歯の色調を第4図を参照して考えてみる。
天然歯2に入射した入射光Aの一部はエナメル質3表面
で反射され(鏡面反射光Bや拡販反射光C)、光沢や凹
凸を感じさせるが、殆どの入射光Aはこのエナメル質3
を透過して歯牙内部に入射する。エナメル質3に入射し
た光は、拡散とハイドロキシアパタイトの微細な結晶に
よる選択的な散乱をして通過するため、オパール効果を
伴い、反射光は青み若しくはグレーがかった白色で高度
な半透明感がある。エナメル質3は厚い程その固有色を
強調するため、殆どがエナメル質3にて構成される切端
部分はエナメル質固有の色を示す。特に、切端部分の先
端は形態的に厚みがないため、完全な透明に近い場合も
ある。一方、エナメル質3を通過して象牙質4やエナメ
ル象牙境に達した光は、その部分で拡散されながら、そ
の固有のスペクトルである黄橙色や褐色を唇側面に反射
する。エナメル質3の厚い中央部ではエナメル質固有の
色とエナメル象牙境や象牙質4の色が混色された形で見
えるが、歯頚部(歯肉5に近い65分)に近づくに従い
エナメル質固イIの色の影響が少なくなり、エナメル象
牙境や象牙質4部分の色調が強く反映される。第4図中
、Dは拡散透過光、Eは直接的な透過光(鏡面透過光)
、Fは象牙質4で減光された鏡面透過光、Gは非常に減
光された鏡面透過光を各々示す。また、歯頚部近くては
歯肉5の色の影響により赤みも加わる。そして、舌側面
から透過する光は唇側面に反射する光量を減少し、天然
歯2の暗さを表わす。この他、切端部における象牙質4
の指状の構造は反射率が高いために透明性の高いエナメ
ル質3中にあってくっきりと浮き上がって見え、エナメ
ル質3中の低石灰部分やカリエスなどで脱灰された部分
は光を拡散して白い帯や斑点として見える。また、天然
歯2は強い蛍光性を有しており、紫外線が当たると、白
色に近い黄や青の美しい蛍光を発する。
発明が解決しようとする課題 即ち、天然歯は可視光に対し半透明であり、歯牙内部ま
で浸透した光がエナメル質内のアパタイト結晶により多
重散乱を繰返すため、天然歯の色は、照明条件、観察方
向とともに大きく変化するものである。これに対し、既
存の歯色測定装置はこのような多重散乱による歯色の変
化を、ある限られた条件″においてのみ測定しているに
過ぎず、人工歯を作製するに必要な天然歯の特性値とし
ては充分ではない。よって、既存の歯色測定装置が臨床
にて使用されることは極めて少ないものとなっている。
このように天然歯(隣在歯)の色を正確に表現すること
は極めて困難である。しかし、人工歯の色が患者の口腔
内で他の歯牙と調和しないことが多いのは、現在の歯科
補綴が、人工歯の色を決定する歯科医側と人工歯を作製
する技工士側との分業システムによるものであり、その
間の指示書1による情報伝達が正確でないことも大きな
要因の一つである。
課題を解決するための手段 カラー画像人力手段と、カラー画像表示手段と、カラー
画像記憶手段と、制御手段と、制御操作手段とを備え、
歯牙の色見本の色彩情報を予め前記カラー画像記憶手段
に記憶させておき、患者口腔内と前記カラー画像入力手
段との間に高演色性蛍光灯を内在した遮蔽空間を介在さ
せた状態で患者口腔内を照明しながら作製すべき人工歯
の隣在歯を前記カラー画像入力手段により撮影し、前記
隣在歯のカラー画像を前記カラー画像表示手段に表示さ
せ、前記カラー画像記憶手段に記憶させた色見本の色彩
情報を参照してこの隣在歯の歯色を判定する。
作用 一定な照明条件下で入力したシェードガイド等の歯牙の
色見本のカラー画像と、患者の実際の口腔内の天然歯な
る隣在歯のカラー画像とをカラー画像表示手段で表示さ
せて対比比較しながら、作製すべき人工歯の色を判定す
るため、人工歯を実際に作製する技工士にとって有効な
データを与えることができる。即ち、同一照明条件の下
で入力した色見本のカラー画像と実際の隣在歯のカラー
画像とをで比較すれば、適切なる色の検定が可能となる
。しかるに、色見本のカラー画像を記憶入力させる時と
実際の隣在歯のカラー画像を入力させる時とで、全く同
じ照明条件とすることは、実際的には困難が多い。この
点、まず、高演色性蛍光灯により口腔内を照明して撮影
するため、色再現性のよいものとなる。また、口腔内と
カラー画像入力手段との間は遮蔽空間により遮蔽して外
部光の影響を受けない状態で撮影するため、どのような
環境下にあっても、一定の照明条件によるカラー画像の
入力が行われる。
実施例 本発明の一実施例を第1図及び第2図に基づいて説明す
る。まず、第1図に本実施例を実施するための歯色表示
装置の概略構成を示す。本装置は、カラー画像入力手段
としてのカラーカメラ11と、カラー画像表示手段とし
てのカラーCRT12と、カラー画像記憶手段としての
フロッピーディスク13と図示しないハードディスクと
、制御手段とや してのコントローラー4 (ハードディスクはこのコン
トローラ14に内蔵されている)と、制御操作手段とし
てのマウス15(この他、キーボード等でもよい)とを
備えてなり、更に、前記カラーカメラ11による撮影時
に患者の口腔内等を照明する蛍光灯16が設けられてい
る。
このような装置の基本的な機能は、一定の照明条件下で
同一のカラーカメラ11で入ノJしたシェードガイド(
図示せず)のカラー画像と患者に1腔内の天然歯のカラ
ー画像を、カラーCRT12の同一画面上で表示比較す
ることにより、作製すべき人工歯の色を決定することで
ある。この時、カラー画像の任意の点のR,G、B信り
を取出すことにより、2点間の色差を算出したり、人工
歯作製の色見本となる隣在歯と最も近い色のシェードガ
イドを選択することも可能である。ここに、シェードガ
イドのカラー画像及び各点のR,G、B信号は装置内部
のハードディスク(カラー画像記憶手段)に記憶させる
一方、患者口腔内の隣在歯のカラー画像の色情報及び決
定後のシェードガイド番号等はフロッピーディスク13
の如き可搬性記憶媒体に格納させる。このIIJ搬性配
性記憶媒体実施例ではフロッピーディスク13が従来の
指示書に代わって歯科医から技工士に対する情報伝達媒
体となるものである。
このような構成において、本実施例方法の基本を第2図
を参照して説明する。
■ まず、診察室において患者の11腔内、特に治療す
る歯の隣在歯を一定なる照明条件下に照明しながら、カ
ラーカメラ11で撮影し、コントローラI4を介して第
2図(a)に示す如くカラーCRTl 2の画面上に表
示させる。図中、カラー〇RT12には複数の歯が表示
されているが、この内、例えば17で示す歯が注目すべ
き隣在歯である。
■ 次に、治療する歯に対する隣在歯17を第2図(b
)に示すようにカラーCRTlZ上で拡大表示させると
ともに、画面上の適当なる位置に移動させて表示させる
。このような隣在歯17の色が人工歯作製のための色見
本となる。なお、第2図(a)に示す表示状態を省略し
、直接第2図(b)に示すような拡大表示状態とさせて
もよい。
■ つづいて、第2図(C)に示すように、カラーCR
Tl Z上に拡大表示されている隣在歯17を破線の如
く領域分割するにれは、隣在歯(天然歯)が前述した如
く全て均一な色で構成されているわけではないので、複
数の領域に分割して、各々の領域毎にシェードガイドの
色に置換えるためである。即ち、隣在歯の色を参考に人
工歯の色を決定するわけであるが、天然14(隣在歯)
の色は歯肉に近い歯頚部や中央部や切端部ではそれらの
色が微妙に異なるものであり、従来の如く、隣在歯の基
本色だけを歯牙の色見本であるシェードガイドより選択
(例えばB2を選択)する方法では、人工歯作製に必要
な色情報が正確に得られない。そこで、人工歯作製時の
色見本となる隣在歯17を領域分割し、各領域毎にシェ
ードガイドに置換えるものである。このような隣在歯1
7の領域分割の方法、分割領域数は任意であるが、例え
ば第2図(C)に■〜■で示す如く9分割程度は最低限
必要と思われる。更に、隣在歯17が領域分割表示され
たカラーCRT12の同一画面上において、この隣在歯
の隣に、作製しようとする人工歯の概略的な形状も同時
に表示させる。これは、隣在歯17の色を参照しながら
作製しようとする人工歯の色を記入するためのものであ
り、ここではシェードガイド犯人用歯牙J8が表示され
ている。このシェードガイド犯人用歯牙】8も隣在歯1
7の領域分割に対応させて領域分割されており、隣在歯
17の領域に対応するシェードガイド記入用歯牙18の
領域に対しシェードガイドの色又はシェードガイド番号
が記入される。
ここに、本実施例によれば、同一のカラーCRT12J
−にて人工歯の色見本となる隣在歯17と歯牙の色見本
であるシェードガイドとを分割した各領域毎に比較し、
隣在歯の各領域をシェードガイドに置換える機能がある
。この際、各カラー画像のR,G、B信号などを用いて
両者を数値的に比較し、各領域を自動的にシェードガイ
ドの番号に置換するのであれば、隣在歯17の各領域に
つき決定したシェードガイド番号を記入すればよい(即
ち、第2図(b)に示す状態のまま)。しかるに、カラ
ーCRT12画面上において歯科医の目視判断により隣
接歯17の各領域をシェードガイドの番号又はその色に
置換える場合であれば、隣在歯17と比色した結果を記
入する歯牙、即ち、作製しようとする人工歯の形状も表
示されていることが必要となる。そこで1人工歯(シェ
ードガイド記入用歯牙18)の形状もカラーCRT12
上に表示させる。ここに、隣在歯17とともに表示させ
る人工歯の形状は、色見本となる隣在歯17の形状をそ
のまま用いてよい。これは、一般に隣在歯同士は近似し
た歯牙形状をしているからである。しかし、作製すべき
人工歯と隣在歯17との形状が極端に異なる場合には、
歯の種類によって一般的な外形形状を装置内のカラー画
像記憶手段中の内部非可搬性記憶手段(ハードディスク
メモリ)中に予め人力格納しておき、このメモリ中から
呼出してその形状を表示させてもよい。
ところで、天然歯(隣在歯)の色を決める時、最も難し
いのは、半透明値(半透明度とその領域(形状))の認
識である。天然歯がどのような半透明度を持っているか
、そして、半透明値を形成している領域がどのような形
状をしているかの認識は、技工士側にとって極めて重要
な情報項目である。この点、カラーカメラ11により天
然歯を撮影しカラーCRT12画面上に表示させた場合
、その照明条件における天然歯の半透明値はある程度再
現することができる。
ところで、歯牙の半透明値の選択は、人工歯を作製する
上で非常に重要なデータの−っとなる。
この点、従来の如きシェードガイドにょる「1視判定で
は、半透明値の選択は困難である。しかるに、この点に
ついては、例えば、半透明値を選択し。
天然歯(隣在歯17)の半透明領域の形状を、カラーC
RT12画面上で他の領域と区別できるように、例えば
色を変えて表示させればよい。このような情報は技工士
側においてもそのまま再現されるので、非常に有効なデ
ータとなる。ここに。
歯牙において象牙質のある部分は半透明値がなく、この
半透明値は切端部に現われる。従って、半透明領域に代
えて、歯牙の象牙質の形状をカラーCRT12画面上で
他の領域と区別できるように表示させても同様の効果が
ある。
■ この後、第2図(c)の如くカラーCRT12画面
上に表示された隣在歯17の色分布を参照しながら、目
視により、人工歯(シェードガイド記入用歯牙18)の
各領域を第2図(d)に示す如くシェードガイドに置換
える。ここでは、シェードガイドの番号Al、Bl、・
・・等で表示しているが、シェードガイドの色で置換え
るようにしてもよい。具体例として、例えば隣在歯17
の領域■の色を決める場合、右側のシェードガイド記入
用歯牙18における領域■相当部分につきシェードガイ
ドの色を順次表示させ、その色と隣在歯17の領域■の
色とを画面上で比較する。そして、−致ないしはほぼ一
致するシェードガイドを特定する。なお、シェードガイ
ドを表示する場所は任意であり、例えば比較する隣在歯
17の領域と部分的に重なってもよい。
また、隣在i’#I7の領域■につぃてのR,G。
B信号を取出し、予め入力格納済みの人工歯作製のため
の色見本である各シェードガイドのR,G。
B信号と比較することにより、隣在歯17の領域■の色
を自動的に決めることも可能である。即ち、カラーCR
T12において表示されるカラー画像の任意の点の色彩
情報を数値として扱い、人力した口腔内の歯牙と色差が
最小である歯牙の色見本を自動的に選択するものである
。この際、このようなR,G、B信号から得られるRG
B表色系で比色してもよく、又は、R,G、B信号から
r。
g、b信号を求めるようにしてもよい。更には、X Y
 Z表色系などのような他の表色系に変換し、色差が最
小となるシェードガイドを自動的に選択するようにして
もよい。
このように隣在歯17の各領域に対応したシェードガイ
ドが自動的に選択される時には、前述した如きシェード
ガイド犯人用歯牙18は必要ではなく、隣在歯17の各
領域に直接シェードガイドの番号を記入させるようにし
てもよい。
そして、このようなシェードガイドに関するR2O,B
信号若しくはXYZ表色系などの他の表色系のデータは
、予め装置内のメモリに格納させておけばよい。
ところで、通常、ある物体をカラーカメラ11により撮
影人力してカラーCRT12J二に表示させる場合、カ
ラーCRTlZ上で得られる色情報はカラーカメラ11
とカラー〇RT12の特性により各々異なり、実際の色
とも異なったものとなる。しかるに、本実施例の如く、
同一の照明条件にて照明し同一のカラーカメラ11によ
り入力した天然歯(隣在歯17)とシェードガイドとを
同一のカラーCRT ] 2−):で表示させて比較す
ることは、人工歯作製上、極めて有効なものとなる。
つまり、カラーCRTl Z上に表示される天然歯と人
工歯との双方の色が実際の色と僅かに異なることになっ
たとしても、技工士は実際のシェードガイドの色とカラ
ーCRT 12上のシェードガイドの色とを対比するこ
とができるので、天然歯の色に近い人工歯を作製するこ
とが可能となる。ちなみに、技工士は、一般に患者口腔
内の天然歯とシェードガイドとが写し出されている1枚
のインスタント写真から実際の天然歯の色をある程度推
定する能力を有する。また、隣在(II l 7の色が
シェードガイドにないような時には選択したシェードガ
イドの色を補正することも可能である。
このようにして得られたカラー画像情報は、フロッピー
ディスク13などの可搬性情報記憶媒体に記憶される(
シェードガイドのカラー画像情報はハードディスクに予
め記憶されている)。
なお、天然歯又はシェードガイドをカラーCRT12で
カラー表示する場合、64階調あれば充分であるが、少
なくとも32階調は必要である。
即ち、歯牙を16階階調度で表示させた場合には擬似輪
郭を生じ、画像としては満足できないものとなるからで
ある。今、480X512画素を32階調でカラー表示
させるとすると、必要なメモリ数は、480X512X
2’ X3により約3メガバイトどなる。従って、歯牙
1本をカラーCRT12画面上の約1/3の領域に表示
する場合には約1メガバイトのメモリが必要となる。一
方、1つのシェードガイドの色種を30種類とすると、
必要なメモリ数は約30メガバイトとなり、このための
メモリはハードディスクを用いるのがよい。
即ち、指示書方式に代わる本実施例の特徴の1つであり
、必要とするメモリ容量が非常に大きい歯牙の色見本と
なるシェードガイドの各色情報は。
コントローラ14等の装置内部の非可搬性のハードディ
スクメモリに格納させる一方、同一のカラーCRTlZ
上に表示させた個々の思考の隣在歯17のカラー画像情
報と選択されたシェードガイドの色情報とはフロッピー
ディスク13のような可搬性記憶媒体に格納させるもの
である。よって、人工歯を作製する上で必要な情報はフ
ロッピーディスク13中に格納されており、持ち運び自
由であるので、このフロッピーディスク13が従来の指
示書に代わるものとして亡1科医・技−「土間の伝達媒
体となる。
■ このようにして隣在歯17の色情報とシェードガイ
ドの番号選択の情報が格納されたフロッピーディスク1
:3を歯科医から技工士に渡し、技工」:が技J−室に
て第2図(e)に示す如くカラー〇RT12の画面上に
再生する。そして、再生表示画像を参考にして人工歯が
作製される。この時、再生画像には天然歯の各領域毎に
シェードガイドの番号が記されているので、隣在歯17
に近い人工歯を作製し得る。なお、実際に作製した人工
歯を前述した場合の如く照明条件と同一・とじてカラー
カメラ11により撮影人力し、カラーCRT121+I
n面」−にシェードガイド記人用南rA18に代えてこ
の人工歯画像を表示させ、同一画面表示の隣在歯17と
比較させることもできる。
これが、本実施例方式による歯色判定方法の基本である
。このように同一の110明条件下に人力したシェード
ガイドのカラー画像と口腔内の隣在歯のカラー画像とを
カラーCRT12の同一画面上で表示させて比較すれば
、色の検定ができる。しかし、実際面を考えると、シェ
ードガイドのカラー画像を撮影してハードディスクに入
力記憶させる時と、口腔内を撮影して隣在歯のカラー画
像をフロッピーディスク13に人力記憶させる時とで、
全く同じ照明条件にすることが困難な場合が多い。
同一なる照明条件を作り出すためには、まず、蛍光灯1
6による照明光とカラーカメラIIとの位置関係を固定
する必要がある。ここに、11(1明光としては色再現
性の点から演色数が90以上の高演色性蛍光灯が望まし
い。本実施例では、蛍光灯16としてこの高演色性蛍光
灯(FL−EI)L)が用いられている。しかし、この
ように照明光とカラーカメラ11との位置関係を固定す
るだけでは同一の照明条件を作り出すことはできない。
これは、各歯科診察室においてはその室内照明が種々で
あり、例えばある診察室では演色性の蛍ソロ灯を使用し
て照明しているが、ある診察室では通常の白色蛍光灯を
使用しているからである。また、同一の診察室内におい
ても、診察台の位置があるものは窓際近くであり、ある
ものは奥側配置となっており、室内照明及び太陽光によ
る影響が異なる場合もある。
このような場合、室内照明光及び太陽光の影響を無視で
きるような強い照明光を与えて撮影すれば比較的安定し
た同一の照明条件が得られるものの、一般的に考えても
強い照明光の下で撮影するのは好ましくなく、カラーカ
メラ11から人力したカラー画像をカラーCRT12に
で再生観察する場合、最適な照度が制限されてしまう。
ちなみに、第5図(a)(+))は同一試料を異なった
照明条件で入力してカラーCRTの画面」二に表示させ
、更にその色を測色計で測定した値をX−Y色度座標に
示したものである。図中の記号は、(a )(b )両
者において同一の試料を示す。ここに、両者の照明条件
は、同一光源を用いその照度を僅かに変化させたもので
ある。両者のCカラーCR1画面上での色の違いは目視
によっても確認できる程、明らかなものである。このよ
うに、同一光源を用いても照度が僅かに異なるだけで色
再現状態が異なってしまう。よって、太陽光、室内照明
光等の影響を受ける場所で撮影した場合、その影響は無
視できないものとなる。
このようなことから、本実施例では、どのような環境下
においても−・定なる照明条件にてカラー撮影するため
、第1図に示すように、外部光を遮光する閉じられた遮
蔽空間1つ (フード部材により形成)を、患各の[コ
腔内とカラーカメラ11との間に介在させるものである
。より実際的には、この遮蔽空間19の開口一端にカラ
ーカメラ11を固定するとともに遮蔽空間19内の所定
位置に高演色性蛍光灯16を固定して内在させ(これに
より、カラーカメラIIとの位置関係が固定される)、
かつ、遮蔽空間19の開口他端を患者の「コ腔内に密着
させて撮影するものである。これによれば、外部光とい
った外部環境に左右されることのない一定照明条件の下
にカラーカメラ11て隣接歯を撮影できる。このような
遮蔽空間19を用いた撮影は、シェードガイドのカラー
画像扼影時にも同様に行われる。
このように、本実施例の遮蔽空間19を介在させた撮影
方式によれば、患者の撮影部位又はシェードガイドとカ
ラーカメラ11との距離を常に一定とし、照明条件、カ
メラの絞りをも−・定とした状況下にカラー画像人力を
行い、カラー〇 RT ]2」二での色再現性のよいも
のとすることができる。
発明の効果 本発明は、上述したように人工歯作製時に隣接歯をカラ
ー画像人力手段により撮影人力してカラー画像表示手段
に表示させ、歯牙の色見本情報を参照して隣在歯の歯色
を判定するので、技(士にとって非常に有効なるデータ
として活用させることができ、この際、高演色性蛍)■
灯で照明するので、カラーCRT等によるカラー表示手
段の画面上で色再現性のよいものとすることができ、か
つ、このような高演色性蛍光灯を内在させて遮蔽空間を
介してカラー画像入力手段により口腔内の隣在歯を撮影
するので、室内照明光や太陽光等の外部光の影響を受け
ることのない、一定の照明条件下に人力させることがで
き、より正確な対比、再現等が可能となり、違和感の少
ない人工歯の作製に寄ノj、するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略斜視図、第2図は
工程順に表示状態を示す概略斜視図、第3図は従来例を
示す指示書の平面図、第4図は天然歯の色調を説明する
ための説明図、第5図(a )(b)は照明条件が異な
るC RT再現色の違いを示す色度座標図である。 11・・・カラー画像人力手段、12・・・カラー画像
表示手段、13・・・カラー画像記憶手段、I4・・・
制御手段、15・・・制御操作手段、16・・・高演色
性蛍光灯、17・・・隣在歯、19・・・遮蔽空間5;
+  図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カラー画像入力手段と、カラー画像表示手段と、カラー
    画像記憶手段と、制御手段と、制御操作手段とを備え、
    歯牙の色見本の色彩情報を予め前記カラー画像記憶手段
    に記憶させておき、患者口腔内と前記カラー画像入力手
    段との間に高演色性蛍光灯を内在した遮蔽空間を介在さ
    せた状態で患者口腔内を照明しながら作製すべき人工歯
    の隣在歯を前記カラー画像入力手段により撮影し、前記
    隣在歯のカラー画像を前記カラー画像表示手段に表示さ
    せ、前記カラー画像記憶手段に記憶させた色見本の色彩
    情報を参照してこの隣在歯の歯色を判定することを特徴
    とする人工歯作製用歯色判定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002533665A (ja) * 1998-12-22 2002-10-08 デンタルマティック テクノロジーズ インコーポレーテッド 物体の外観を決定するための方法及び装置
JP2004506257A (ja) * 2000-08-07 2004-02-26 ディジタル カラー メジャメント リミテッド 画像処理に関する改善

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