JP5220608B2 - 2−(アミノメチル)−5−クロロベンジルアミド誘導体および凝固因子Xaの阻害剤としてのそれらの使用 - Google Patents
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Description
の適切にアシル化された2-(アミノメチル)-5-クロロベンジルアミンが、非常に有効に、かつ選択的に、FXaを阻害することを見出した。驚くべきことに、P3残基としてD立体配置のホモフェニルアラニンの誘導体を有する、特に適切な化合物(Schechter and Berger, Biochem. Biophys. Res. Commun. 27, 157 1967(非特許文献10)の命名法)、特に構造II
のP3残基を有する化合物は、FXaおよびトロンビンに対する効果を比較した際、FXaに対して著しく高い阻害活性を示す。さらに適切なP3残基は、環の窒素が、パラ、メタ、もしくはオルト位にあるか、またはN-オキシドの形であってもよい、D-ホモチロシンまたはD-ホモピリジルアラニンであることが立証された。
の化合物およびこれらの化合物の薬学的に適切な塩に関し、式中
X = NR3またはO、
R3 = 好ましくはHであるが、同様に1〜6のC原子を有する分枝鎖または非分枝鎖アルキルラジカル、特に1〜3のC原子を有するアルキル、特にメチルであってもよく;
n = 0、1、2、3または4、好ましくはn = 1または2、特にn = 2;
R1 = H、-CH2-COOR4、-SO2-R5、-COOR5またはCO-R6、特に-SO2-R5;
R4 = H、または1〜6のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、好ましくは1〜3のC原子を有するアルキル、特にエチル;
R5 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜7のC原子、特に1〜4のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアリールもしくはヘテロアリールラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている、アラルキルもしくはヘテロアラルキルラジカル、またはシクロヘキシルメチルラジカル、
R7 = ハロゲン、好ましくはClまたはFまたはCN、NHR3、NHCO-R3、-CH2-NHR3、NO2、OR3、SR3、-COOR4または-CH2-COOR4、かつR3およびR4は上に定義される通りであり、
R6 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜8のC原子、特に1〜4のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、またはシクロアルキルまたはシクロヘキシルメチルであるが、同様にR4が上に定義されるような-COOR4であり;かつR6はまた、上に定義されるようなR7によって置換されていてもよく、かつ
R2 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されてもよい、5〜12の原子を有するアリールもしくはヘテロアリールラジカル、ここでヘテロアリールラジカルは、N、O、もしくはSなどの1〜3のヘテロ原子を含んでもよく、かつヘテロ原子は好ましくはNであり、R2がピリジルラジカルであるならば、ヘテロ原子はまたピリジンN-オキシドの形であってもよく、またはR2は、置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されてもよい5〜7の原子を有するシクロアルキルラジカルであり、ここでこのシクロアルキルラジカルの1つのCH2基はまた、NH、OもしくはSによって置換されていてもよく、かつここでR7は上に定義される通りであり、
P2 = R3が上に定義される通りである、以下の構造
の任意の天然もしくは非天然α-アミノ酸またはα-アザアミノ酸残基、
R8 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜8のC原子、特に1〜4のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアリールもしくはヘテロアリールラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアラルキルもしくはヘテロアラルキルラジカル、またはシクロヘキシルメチルラジカル、かつここでR7は上に定義される通りであり、または
Y = CHまたはN、あるいは
P2 = R7およびYが上に定義される通りである、以下の構造
の任意のα-イミノ酸またはα-アザイミノ酸残基、かつ
q = 0、1または2、かつ環の1つの炭素原子は、上に定義される通りであるラジカルR7によって置換されていてもよい。
分析用HPLC
分析用逆相HPLCに用いたのは、サブシステムCTO-10ASカラムオーブン、LC-10ADポンプ(2 x)、DGU-14A脱気装置、SIL-10ADオートインジェクター、SCL-10Aシステムコントローラー、SPD-10A UV-Vis検出装置、およびPhenomenex のカラム、Luna 5 μm C18(2) 100Å、250 x 4.6 mmからなり、適切なソフトウェア、Shimadzu CLASS-VP、バージョン5.3を用いる、Shimadzu LC-10A HPLC系であった。220 nmで検出を行った。用いた溶出剤は、1 ml/分の流速および直線勾配(1% B/分)の、0.1 % TFAを含む水(A)および0.1 % TFAを含むアセトニトリル(B)であった。
調製用RP-HPLCに用いたのは、サブシステムLC-8A調製用ポンプ(2 x)、DGU-14A脱気装置、FRC-10Aフラクションコレクター、SCL-10Aシステムコントローラー、SPD-10A UV-Vis検出装置、およびPhenomenex のカラム、Luna 5 μm C8(2) 100Å、250 x 30.0 mmからなり、適切なソフトウェア、Shimadzu CLASS-VP、バージョン5.3を用いる、Shimadzu HPLC系であった。220 nmで検出を行った。用いた溶出剤は、同様に、10または20 ml/分の流速および適切な勾配の、0.1 % TFAを含む水(A)および0.1 % TFAを含むアセトニトリル(B)であった。
Finnigan (Bremen, Germany)のESI-MS LCQにおいて、マススペクトルを記録した。
Macherey-Nagelの強固UV254プレコーティング・シリカゲルプレートを、薄層クロマトグラフィーに用いた。移動相は、n-ブタノール、氷酢酸および水の混合物(4:1:1)であった。254 nmのUV吸光、およびさらに、ニンヒドリン溶液(100 mlのn-ブタノールおよび3 mlの氷酢酸中に溶解した300 mgのニンヒドリン)によって、化合物を検出し、かつ塩素大気中で、TLCプレートをインキュベーションした後、o-トルイジン溶液(2 mlの氷酢酸および148 mlの水に150 mgのo-トルイジンおよび2.1 gのKIを溶解)をスプレー試薬として用いた。
Bruker Avance DPX 300分光計を用いて、NMRスペクトルを記録した。この目的のため、可能な場合はD2O中に、そうでなければクロロホルム-d (CDCl3)中に試料を溶解した。化学シフトをppmで示し、かつこれは溶媒シグナルを指す。
Ac アセチル
Amb アミドベンジル
Ame アミノメチル
aPTT 活性化部分トロンボプラスチン時間
Boc tert-ブチルオキシカルボニル
Bz ベンゾイル
Bzl ベンジル
Bzls ベンジルスルホニル
DIEA ジイソプロピルエチルアミン
DCM ジクロロメタン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
HPLC 高性能液体クロマトグラフィー
iPr イソ-プロピル
i.V. 真空中
mCPBA 3-クロロ過安息香酸
MS 質量分析
NMM N-メチルモルホリン
NMR 核磁気共鳴分光法
PyBOP ベンゾトリアゾール-1-イル-N-オキシ-tris(ピロリジノ)-ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート
PT プロトロンビン時間
RT 室温
tBu tert-ブチル
TEA トリエチルアミン
Tfa トリフルオロアセチル
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TMS-Cl トリメチルシリルクロリド
TT トロンビン時間
35 ml (0.41 mol)の塩化オキサリルを、700 mlの乾燥DCM中に溶解し、かつ-70℃に冷却した。62 ml (0.87 mol)のDMSOおよび40 mlの乾燥DCMの混合物を、25分の期間に渡って、この溶液に一滴ずつ添加した。この間、温度を厳密に-65℃未満に維持した(発熱反応)。-70℃で15分間攪拌した後、150 mlの乾燥DCM中に溶解した、50 g (0.36 mol)の新鮮に蒸留した3-(2-ピリジル)プロパノールを、15分を超えない期間に渡って、-65℃未満で一滴ずつ添加した。218 ml (0.37 mol)のTEAを40分間添加し、かつ次いで、混合物をゆっくりとRTまで温めた。190 mlの水を添加して、形成された塩を溶解した。相を分離し、DCM相を真空中で濃縮し、かつ次いで、産物を蒸留によって精製した(2 mbar、59〜70℃)。
収量:33.6 g (0.25 mol、61%)の無色油、TLC:Rf 0.20。
67 g (0.5 mol)の1aを、18 mlのジエチルエーテルと混合し、かつ0℃に冷却した。88.4 g (1.65 mol)の塩化アンモニウムを300 mlの水中に溶解し、かつ、2-ピリジル-3-プロパノール溶液にゆっくりと添加した。200 mlの水中に溶解した74.3 g (1.4 mol)のシアン化ナトリウムを、混合物に添加した。混合物を0℃で4時間攪拌し、次いで、50℃で4時間加熱し、かつ再びRTに冷却した。混合物を800 mlのクロロホルムで4x抽出し、かつ合わせたクロロホルム相を真空中で濃縮した。残渣を1 lの濃HCl中に溶解し、かつRTで42時間攪拌し、かつ次いで、還流下で35時間煮沸した。溶媒を真空中で除去し、残渣を水と混合し、かつ混合物をやはり真空中で、数回濃縮した。残った残渣を1.5 lのエタノール中に溶解し、かつ4℃に冷却した。沈殿した塩を除去した。母液を濃縮し、かつ酸性イオン交換体(Dowex(登録商標) 50WX8-200、アンモニウム型、10 cm x 15 cm)上、2部分で精製した。産物を0.2 Nアンモニア溶液で溶出させた。生じた分画を真空中で濃縮し、かつアセトンを添加することによって沈殿させ、かつフリット上での吸引でろ過し、かつ真空中で乾燥させた。
収量: 42 g (0.233 mol、47 %)の薄茶色固体、
HPLC: 4.9 % B、
DC: Rf 0,04。
17.7 g (98.22 mmol)のH-d,l-hAla(2-Pyr)-OHを60 mlのジオキサンおよび60 mlの水中に溶解し、かつ0℃で17.95 ml (103.14 mmol)のDIEAを添加した。11.97 ml (103.14 mmol)の塩化ベンゾイルを20 mlのジオキサン中に溶解し、かつ同様に0℃で一滴ずつゆっくりと添加した。混合物をRTで一晩攪拌し、かつ次いで溶媒を真空中で除去した。少量の氷酢酸中に残渣を部分的に溶解し、かつ酢酸エチルを添加した。産物は4℃で結晶化した。
収量:23.3 g (81.9 mmol、83%)の白色結晶固体
HPLC:20.5% B。
23.3 g (81.9 mmol)のBz-d,l-hAla(2-Pyr)-OHを35 mlの乾燥メタノール中に懸濁し、かつ-10℃に冷却した。8.9 ml (122.85 mmol)の塩化チオニルを部分で添加し、かつ混合物を-10℃で30分間攪拌した。次いで、塩化チオニルをさらに3 ml (40.95 mmol)添加した。混合物をRTまで温め、かつ一晩攪拌し、かつ溶媒を真空中で除去した。残渣を、800 mlの酢酸エチルで溶解し、200 mlの飽和NaHCO3溶液で2x洗浄し、かつNa2SO4で乾燥させた。溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を乾燥させた。
収量:18.3 g (61.3 mmol、75%)の無定形固体
HPLC:23.7% B。
6.3 g (21.1 mmol)のBz-d,l-hAla(2-Pyr)-OMeを200 mlのメタノール中に溶解し、かつ750 mlの0.2N酢酸アンモニウム溶液(pH 7.8)を添加した。希アンモニア溶液で、pHを7.5〜8に調整した。1 mlの水中に溶解した25 mgのα-キモトリプシン(ウシ膵臓由来、Merck、350 U/mg)を混合物に添加した。混合物を37℃で3日間インキュベーションした。この間、pHを定期的にチェックし、かつ希アンモニア溶液を添加することによって、pH 7.5〜8で一定に維持した。次いで、混合物を酢酸でpH 4に調整し、溶媒を真空中で濃縮し、かつ残渣を2M酢酸中に溶解した。濃アンモニア溶液を添加することによって、pH 8〜9で産物を沈殿させ、かつフリット上での吸引によってろ過し、少量の水性アンモニア、pH 8.5で洗浄し、かつ真空中で乾燥させた。さらに、なお水性相に存在する産物を単離するため、塩基性水性相を酢酸エチルで3x抽出した。酢酸エチル相をNa2SO4で乾燥させ、かつ溶媒を真空中で除去した。
収量:2.65 g (8.9 mmol、42%)の淡色固体
HPLC:23.7% B
6 g (2.0 mmol)のBz-d-hAla(2-Pyr)-OMeを100 mlの6N HCl中に溶解し、かつ還流下で20時間加熱した(油槽145℃)。RTまで冷却した後、沈殿した安息香酸をろ過し、溶媒を真空中で除去し、残渣を水中に溶解し、かつ混合物を真空中で2x濃縮した。残渣を酸性イオン交換体(Dowex(登録商標) 50WX8-200、アンモニウム型、10 cm x 15 cm)上で精製した。産物を0.2 Nアンモニア溶液で溶出させた。生じた分画を真空中で濃縮し、かつアセトンを添加することによって産物を沈殿させ、かつフリット上での吸引でろ過し、かつ真空中で乾燥させた。
収量:1.93 g (1.1 mmol)の白色固体(異性体として97%純粋、Marfeyの試薬でチェック)
HPLC: 4.9 % B
TLC: Rf 0.04。
1.97 g (10.9 mmol)のH-d-hAla(2-Pyr)-OHを50 mlのDCM中に導入し、かつ3.04 ml (24.05 mmol)のTMS-Cl (Merck)および4.12 ml (24.05 mmol)のDIEA (Fluka)を添加した後、還流下で1時間加熱した。ここで完全に透明である混合物を、次いで、室温まで冷却し、かつ2.18 g (11.5 mmol)の塩化ベンジルスルホニル(Acros)および1.96 ml (11.45 mmol)のDIEAを添加した。最後に、さらなるDIEAでpHを7.5に調整し、かつ室温で3時間攪拌した。溶媒を真空中で除去し、かつさらなる前精製なしに、調製用逆相HPLCによって混合物を精製し、かつ凍結乾燥した。
収量:1.74 g (3.88 mmol)の白色固体
HPLC:24.9% B。
1.705 g (3.80 mmol)のBzls-d,l-hAla(2-Pyr)-OH x TFAおよび0.637 g (3.80 mmol)のH-Gly-OtBu x HClを50 mlのDMF中に溶解し、かつ0℃に冷却し、かつ1.979 g (3.80 mmol)のPyBOP、および部分での1.95 ml (11.4 mmol)のDIEAを添加した。混合物を0℃で1時間攪拌し、かつ室温でさらに3時間攪拌した。次いで、溶媒を真空中で除去し、かつ混合物を最小量の2M酢酸中に溶解し、濃縮水性アンモニア溶液でpH 8.5にし、かつ酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させ、ろ過し、かつ真空中で濃縮した。
収量:3.01 g (未精製産物、油)
HPLC:36.9% B。
3.01 g (未精製産物)の1hを50 mlのDCM中に溶解し、かつ0.933 g (3.80 mmol)のm-CPBA (Fluka、70%)で酸化した。さらに1.51 g (6.12 mmol)のm-CPBAを8時間の期間に渡って、部分で導入した。次いで、溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を最小量の2M酢酸中に溶解し、濃縮水性アンモニア溶液でpH 8.5にし、かつ酢酸エチルで3x抽出した。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥させ、ろ過し、かつ真空中で濃縮した。
収量:2.8 gの油(未精製産物)
HPLC:42.8% B
2.8 gの1iを10 mlの90% TFA中に溶解し、かつ45分間振盪した。次いで、溶媒を真空中で濃縮し、かつ混合物を水から凍結乾燥した。
収量:1.35 g (3.3 mmol)の無定形固体
HPLC:26.8% B
52 mg (0.127 mmol)のBzls-d-hAla(2-Pyr-NO)-Gly-OHおよび35 mg (0.127 mmol)のH-Amb(2-Boc-アミドメチル, 5-Cl) (Nelson, T.D. et al., J.Org. Chem. 69 3620 (2004))を2 mlのDMF中に溶解し、かつ0℃で、66 mg (0.127 mmol)のPyBOPおよび42μl (0.254 mmol)のDIEAを添加した。混合物を0℃で20分間攪拌し、かつ室温でさらに60分間攪拌した。次いで、溶媒を真空中で除去し、かつ残った残渣を1 mlの90% TFA中に溶解した。混合物を時々振盪しながら、45分間放置し、次いで、真空中で乾燥するまで濃縮し、かつさらなる前精製なしに、調製用逆相HPLCによって精製し、かつ凍結乾燥した。
収量:49 mg (0.072 mmol)の凍結乾燥粉末
HPLC:31.3% B
MS:計算値:559.17、測定値:560.2 (M+H)+
80.6 mg (0.180 mmol)のBzls-d,l-hAla(2-Pyr)-OH x TFAおよび45.6 mg (0.180 mol)のH-Ser(tBu)-OtBu x HClを4 mlのDMF中に溶解し、かつ0℃で、93.5 mg (0.180 mmol)のPyBop、および123μl (0.719 mmol)のDIEAを添加した。混合物を0℃で20分間攪拌し、かつ室温でさらに40分間攪拌した。次いで、溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を酢酸エチル中に溶解し、飽和NaHCO3溶液で、2x洗浄し、かつNa2SO4上で乾燥させた。溶媒を真空中で除去した。
収量:148 mgの淡黄色油(未精製産物)
HPLC:49.47% Bおよび49.81% B(ジアステレオマー)。
148 mgのBzls-d,l-hAla(2-Pyr)-Ser(tBu)-OtBu(未精製産物)を、40 mlのDCM中に溶解し、分子ふるいA4上で乾燥させ、かつ40.3 mg (0.180 mmol)のmCPBA (70%)を添加した後、室温で1時間攪拌した。さらに1時間の経過に渡って、さらに40.3 mg (0.180 mmol)のmCPBAを、部分で添加した。溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を酢酸エチル中に溶解し、飽和NaHCO3溶液で2x、かつ飽和NaCl溶液で1x洗浄し、かつNa2SO4上で乾燥させた。溶媒を真空中で除去した。
収量:142 mgの淡黄色油(未精製産物)。
HPLC:55.39% Bおよび55.87% B(ジアステレオマー)
142 mgのBzls-d,l-hAla(2-Pyr)-Ser(tBu)-OtBu(未精製産物)を2 mlのTFA (90%)中に溶解し、かつ1時間振盪した。溶媒を真空中で除去し、かつ産物を水から凍結乾燥した。
収量:60 mg (0.137 mmol)の凍結乾燥固体
HPLC:25.61% Bおよび26.06% B(ジアステレオマー)
60 mgのBzls-d,l-hAla(2-Pyr)-Ser(tBu)-OHおよび37 mg (0.137 mmol)の2-Boc-アミドメチル-5-クロロベンジルアミンを3 mlのDMF中に溶解し、かつ0℃で、71 mgのPyBop、および8.5のpHに調整するのに十分なDIEAを添加した。混合物を0℃で20分間攪拌し、かつ室温でさらに40分間攪拌した。次いで、溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を酢酸エチルで溶解し、飽和NaHCO3溶液で2x、かつ飽和NaCl溶液で1x洗浄し、かつNa2SO4上で乾燥させた。溶媒を真空中で除去した。
収量:91 mgの黄色油(未精製産物)。
HPLC:53.175% Bおよび53.81% B(ジアステレオマー)
60 mgの2d (未精製産物)を1 mlのTFA (90%)中に溶解し、かつ1時間振盪した。溶媒を真空中で除去し、かつ調製用RP-HPLCによって混合物を精製し、かつ凍結乾燥し、ジアステレオマーを分離した。阻害活性を介して、最終化合物がd立体配置であることを決定した。
収量:10.5 mgの白色固体
HPLC:30.33% B
MS:計算値:589.18;測定値:590.2 (M+H)+
Bzls-l,d-hAla(2-Pyr)-Ser(2-アミノメチル-5-クロロ)-ベンジルアミド x TFA
HPLC:27.2% B(ジアステレオマーは分離されない)
MS:計算値:573.2;測定値:574.2 [M+H]+
Props-l,d-hAla(2-Pyr-NO)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)-ベンジルアミド x TFA
HPLC:26.9% B
MS:計算値:511.2;測定値:512.2 [M+H]+
Bzls-l,d-hAla(2-Pyr-NO)-Glu(OMe)(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミド x TFA
HPLC:34.4および34.8% Bのジアステレオマー
MS:計算値:645.2;測定値:646.3 [M+H]+
Bzls-l,d-hAla(2-Pyr-NO)-Glu(2-アミノメチル-5-クロロ)-ベンジルアミド x TFA
HPLC:31.8% B(ジアステレオマーは分離されない)
MS:計算値:631.2;測定値:632.3 [M+H]+
Bzls-d-hAla(2-Pyr-NO)-Pro(2-アミノメチル-5-クロロ)-ベンジルアミド x TFA
HPLC:33.5% B(ジアステレオマー)
MS:計算値:599.2;測定値:600.2 [M+H]+
2-ヒドロキシ-4-フェニル-ブチル-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)-ベンジルアミド x TFA
HPLC:34.4% B、MS:計算値:389.1;測定値:390.1 [M+H]+
TFA中の1当量のH-d,l-hAla(2-Pyr)-OH (0.5 g、2.77 mmol)の溶液を氷-塩混合物で-10℃に冷却した。次いで、攪拌しながら、1.2当量のトリフルオロ酢酸無水物(463μl、3.33 mmol)を数分間の経過に渡って、一滴ずつ添加した。冷却槽を除去し、かつ10℃の水槽に交換した。30分後、過剰な無水物およびTFAを真空中で濃縮し、かつ残渣(油)を調製用HPLCによって分離した。
収量:894 mg (82%)
HPLC:15.5% B
MS:計算値:276.07;測定値:277.04 (M+H)+
6 mlのDMF中の1当量の9a (0.5 g、1.28 mmol)および1.05当量のH-Gly-OtBu (225 mg、1.34 mmol)の溶液を氷槽中で攪拌しながら0℃に冷却した。2.7当量のDIEA (600μl、3.47 mmol)および1.05当量のPyBOP (0.7 g、1.34 mmol)を、冷却した溶液に添加した。15分後、氷槽を除去し、かつ混合物をRT、pH 8〜9で2時間攪拌した。次いで、溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を酢酸エチル中に溶解し、かつ飽和NaHCO3溶液、NaCl溶液で各3x洗浄した。酢酸エチル相をNa2SO4上で乾燥させ、かつろ過後、溶媒を真空中で濃縮した。次の反応のためにさらに発展させずに、残った油を用いた。
収量:990 mgの未精製産物(油)、HPLC:31.4% B
未精製産物9bをDCM中に溶解し、かつRTで攪拌しながら、およそ1.5当量のmCPBA (70%純粋、475 mg、1.92 mmol)を添加した。3時間後にHPLCでチェックすると、出発物質がなお存在していることが示され、かつしたがって、さらに0.5当量のmCPBAを導入し、かつ混合物を一晩攪拌した。溶媒を真空中で濃縮し、残渣を2M酢酸中に溶解し、かつ沈殿物をろ過した。次いで、ろ液を水性NH3溶液でpH〜8.5に調整し、かつ溶液をEAで3x抽出した。酢酸エチル相をNa2SO4上で乾燥させ、かつ溶媒を真空中で濃縮した。次の反応のためにさらに発展させずに、残った油を用いた。
収量:707 mgの未精製産物(油)
HPLC:36.0% B
未精製産物9cを2 mlの90% TFAと混合し、かつRTで1時間振盪し、水で希釈し、かつ凍結乾燥した。次の反応のためにさらに発展させずに、残った油を用いた。
収量:596 mgの未精製産物(<100%)
HPLC:19.0% B
MS計算値:349.09;測定値:348.04 (M-H)-
3 mlのDMF中のおよそ1 mmolの未精製産物9dおよび1当量の2-(Boc-アミドメチル)-5-クロロ)ベンジルアミン(270 mg、1 mmol)の溶液を氷槽中で攪拌しながら0℃に冷却した。1当量のDIEA (175μl、1 mmol)および1当量のPyBOP (523 mg、1 mmol)を冷却した溶液に添加した。15分後、氷槽を除去し、かつpHを監視しながら(pH 8〜9)、RTで2時間攪拌した。次いで、溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を酢酸エチル中に溶解し、かつ飽和NaHCO3溶液およびNaCl溶液で各3x洗浄した。酢酸エチル相をNa2SO4上で乾燥させ、かつろ過後、溶媒を真空中で濃縮した。調製用HPLCによって、残った未精製産物を精製した。
収量:175 mg
HPLC:47.9% B
1 mlのジオキサンおよび1 mlの1N NaOH中の9e (175 mg、0.3 mmol)の溶液を40℃で3時間攪拌した。次いで、1N HClで中和し、溶媒を回転蒸発装置中で濃縮し、かつ残渣を凍結乾燥した。次の反応のためにさらに発展させずに、残った未精製産物を用いた。
HPLC 17.7% B
MS:計算値:505.21;測定値:506.1 (M+H)+
1.1当量のK2CO3 (45 mg、0.33 mmol)および1.1当量の酢酸エチル・ブロモアセテート(55 mg、0.33 mmol)を、5 mlのTHF中の未精製産物9fの溶液に添加し、かつ混合物をRTで24時間攪拌した。沈殿物をろ過し、かつ溶媒を真空中で濃縮した。次いで、残渣を2 mlのジオキサン中に溶解し、かつ2 mlの1N NaOHと、RTで2時間攪拌した。次いで、混合物を1N HClで中和し、溶媒を真空中で濃縮し、かつ残渣を調製用HPLCによって精製した。
収量:86 mg (53%)
HPLC:36.9% B
MS:計算値:563.2;測定値:564.1 (M+H)+
86 mg (0.13 mmol)の9gを1 mlの90% TFAと混合し、かつRTで1時間振盪し、かつ次いでH2Oから凍結乾燥した。残渣を調製用HPLCによって精製した。
収量:61 mg (69%)
C25H26ClF6N5O9:HPLC 17.5% B
MS:計算値:463.2;測定値:564.2 (M+H)+
Bzls-d-hAla(2-Pyr-NO)-Ala(2-アミノメチル-5-クロロ)-ベンジルアミドx TFA
(工程hにH-Ala-OtBuを用いて、阻害剤1と同様に調製)
HPLC:31.8% B、MS:計算値:573.18;測定値:574.2 [M+H]+
Bzls-d-hAla(2-Pyr-NO)-Glu(OMe)(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(阻害剤5と同様に調製、かつ調製用HPLCによる最終工程においてジアステレオマーを分離)
HPLC:34.4% B、MS:計算値:645.2;測定値:646.3 [M+H]+
Bzls-d-hAla(2-Pyr-NO)-Dap(2-アミノメチル-5-クロロ)-ベンジルアミドx 2 TFA
(工程hにH-Dap(Boc)-OMeを用いて、かつ工程jにおいてLiOHでメチルエステルを加水分解して、阻害剤1と同様に調製)
HPLC:28.4% B、MS:計算値:588.19;測定値:589.2 [M+H]+
(4-MeOOC-CH2)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Gly(2-アミノ-メチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(工程hに(4-MeOOC)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr)-OHを用いて、阻害剤1と同様に調製)
HPLC:32.2% B、MS:計算値:631.19;測定値:632.3 [M+H]+
(4-HOOC-CH2)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Gly(2-アミノ-メチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(最終工程におけるLiOHでの加水分解によって、阻害剤13から調製)
HPLC:28.2% B、MS:計算値:617.17;測定値:618.3 [M+H]+
(4-HOOC-CH2)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(ピリジル窒素の酸化を伴わず、阻害剤14と同様に調製)
HPLC:25.6% B、MS:計算値:601.18;測定値:602.3 [M+H]+
(4-MeOOC-CH2)-Bzls-d-hAla(2-Pyr-NO)-Ser(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(工程aに(4-MeOOC-CH2)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr)-OHを用いて、阻害剤2と同様に調製、調製用HPLCによって、最終工程においてジアステレオマーを分離した)
HPLC:24.9% B、MS:計算値:631.19;測定値:632.2 [M+H]+
(4-HOOC-CH2)-Bzls-d-hAla(2-Pyr-NO)-Ser(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(最終工程においてLiOHでの加水分解によって阻害剤16から調製、かつ調製用HPLCによって精製)
HPLC:27.4% B、MS:計算値:647.18;測定値:648.3 [M+H]+
(4-MeOOC-CH2)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr)-Ser(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 2 TFA
(ピリジル窒素の酸化を伴わず、阻害剤16と同様に調製)
HPLC:28.5% B、MS:計算値:645.2;測定値:646.3 [M+H]+
(4-HOOC-CH2)-Bzls-d-hAla(2-Pyr)-Ser(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(最終工程においてLiOHでの加水分解によって阻害剤18から調製、かつ調製用HPLCによってジアステレオマーを分離)
HPLC:24.9% B、MS:計算値:631.19;測定値:632.3 [M+H]+
(4-MeOOC)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(工程hに(4-MeOOC)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr)-OHを用いて、阻害剤1と同様に調製)
HPLC:32.16% B、MS:計算値:617.17;測定値:618.2 [M+H]+
(4-HOOC)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(最終工程においてLiOHでの加水分解によって、阻害剤20から調製)
HPLC:27.13% B、MS:計算値:603.16;測定値:604.2 [M+H]+
(4-MeOOC)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 2 TFA
(ピリジル窒素の酸化を伴わず、阻害剤20と同様に調製)
HPLC:28.96% B、MS:計算値:601.18;測定値:602.2 [M+H]+
(4-HOOC)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 2 TFA
(LiOHでの加水分解によって、阻害剤22から調製)
HPLC:24.58% B、MS:計算値:587.16;測定値:588.2 [M+H]+
(4-MeOOC)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Ser(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(工程aに(4-MeOOC)-Bzls-d/l-hAla(2-Pyr)-OHを用いて、阻害剤2と同様に調製)
HPLC:31.36% B、MS:計算値:647.18;測定値:648.2 [M+H]+
3-ピリジル(NO)-CH2-SO2-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(工程hに3-ピリジル-CH2-SO2-d/l-hAla(2-Pyr)-OHを用いて、阻害剤1と同様に調製)
HPLC:20.7% B、MS:計算値:576.16;測定値:577.2 [M+H]+
3-ピリジル-CH2-SO2-d/l-hAla(2-Pyr)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 3 TFA
(ピリジル窒素の酸化を伴わず、阻害剤25と同様に調製)
HPLC:17.8% B、MS:計算値:544.17;測定値:545.2 [M+H]+
1.166 g (6.3 mmol)の市販されているメチルクロロスルホンアセテート(Aldrich)を4 mlの乾燥ジエチルエーテル中に溶解し、かつ0℃で、485μl (6.3 mmol)のイソプロパノールを添加した。RTで2時間攪拌した後、溶媒を真空中で濃縮し、かつ次の工程のためにさらに発展させずに、残渣を用いた。
500 mg (2.77 mmol)のH-d,l-hAla(2-Pyr)-OH (1b)を、60 mlの乾燥DCM中に懸濁し、かつ830μl (8.58 mmol)のTMS-Cl (Merck)および1.5 ml (8.58 mmol)のDIEA (Fluka)を添加した後、還流下で1時間加熱した。次いで、ここで完全に透明な混合物を0℃に冷却し、かつ615 mg (3.05 mmol)の11aおよび530μl (3.05 mmol)のDIEAを添加した。さらなるDIEAを用いてpHを7.5〜8に調整し、かつRTでさらに1.5時間攪拌した。溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を40 mlの水中に溶解し、かつ少量の酢酸エチルで3x洗浄し、かつ水性相を凍結乾燥した。
収量:塩を含む、2.3 gの未精製産物
HPLC:21.2% B
MS:計算値:344.1、測定値:345.1 (M+H)+
2.04 g (未精製産物、およそ2.42 mmol)の11bおよび415 mg (2.42 mmol)のH-Pro-OtBu (Bachem)を15 mlのDMF中に溶解し、かつ0℃で、1.262 g (2.42 mmol)のPyBopおよび422μl (2.42 mmol)のDIEAを添加した。DIEAを添加することによって、pHをおよそ8〜9に調整した。混合物を0℃で15分間攪拌し、かつRTでさらに2時間攪拌した。次いで、溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を酢酸エチルで溶解し、飽和NaHCO3溶液で2x、飽和NaCl溶液で1x洗浄し、かつNa2SO4上で乾燥させた。溶媒を真空中で除去し、かつ残渣(油)を調製用RP-HPLCによって分離した。
収量:410 mgの油
HPLC:38.0% Bおよび39.5% B(ジアステレオマー)
MS:計算値:497.2、測定値:498.1 (M+H)+
410 mg (0.67 mmol)の11cを100 mlの乾燥DCM中に溶解し、かつ0℃で、500 mg (2.02 mmol)のmCPBA (70%)を部分で添加し、かつ次いで、RTで1時間攪拌した。1時間後(HPLCでチェック)、さらに190 mg (0.767 mmol)のmCPBAを部分で添加した。溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を酢酸エチルで溶解し、飽和NaHCO3溶液で2x、飽和NaCl溶液で1x洗浄し、かつNa2SO4上で乾燥させた。溶媒を真空中で除去した。
収量:800 mgの黄色がかった油(未精製産物)。
HPLC:43.3% Bおよび45.0% B(ジアステレオマー)
800 mgの11d (未精製産物)を4 mlのTFA (90%)中に溶解し、かつRTで1時間振盪した。溶媒を真空中で除去し、かつジアステレオマーを調製用HPLCによって分離した。
収量:70 mgの純粋ジアステレオマー(油)
HPLC:29.1% B
70 mg (0.153 mmol)の11eおよび42 mg (0.153 mmol)のH-Amb(2-Boc-アミドメチル, 5-Cl) (Nelson, T.D. et al., J. Org. Chem. 69 3620 (2004))を5 mlのDMF中に溶解し、かつ0℃で、79 mg (0.153 mmol)のPyBopおよび26μl (0.153 mmol)のDIEAを添加した。DIEAをさらに添加することによって、pHを8〜9に調整した。混合物を0℃で15分間、かつ室温でさらに1時間攪拌した。次いで、溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を酢酸エチルで溶解し、飽和NaHCO3溶液で2x、飽和NaCl溶液で1x洗浄し、かつNa2SO4上で乾燥させた。
収量:145 mgの無定形固体。
HPLC:41.59% B
145 mgの11f (未精製産物)を1 mlのTFA (90%)中に溶解し、かつ室温で1時間振盪した。溶媒を真空中で除去し、かつ残渣を3 mlの1M LiOHおよび3 mlのMeOHで溶解し、かつ室温で1時間振盪した。溶液を10% TFAで中和し、かつ溶媒を真空中で除去した。調製用RP-HPLCによって残渣を分離し、かつ産物を凍結乾燥した。
収量:53 mg (白色固体)
HPLC:24.48% B、MS:計算値:567.16;測定値:568.2 [M+H]+
iPr-OOC-CH2-SO2-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(工程cにH-Gly-OtBuを用いて、イソプロピルエステルの最終加水分解を伴わず、阻害剤27と同様に調製)
HPLC:29.7% B、MS:計算値:569.17;測定値:570.2 [M+H]+
HOOC-CH2-SO2-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(LiOHでの加水分解によって、阻害剤28から調製)
HPLC:21.4% B、MS:計算値:527.12;測定値:528.3 [M+H]+
iPr-OOC-CH2-SO2-d/l-hAla(2-Pyr)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 2 TFA
(ピリジル窒素の酸化を伴わず、阻害剤28と同様に調製)
HPLC:26.7% B、MS:計算値:553.18;測定値:554.3 [M+H]+
オキサリル-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Pro(2-アミノメチル-5-クロロ)-ベンジルアミドx TFA
(工程aにメトキサリル-d/l-hAla(2-Pyr)-OHおよびH-Pro-OtBuを用い、かつ最終工程においてLiOHで加水分解して、阻害剤2と同様に調製)
HPLC:23.9% B、MS:計算値:517.17;測定値:518.2 [M+H]+
マロニル-d/l-hAla(2-Pyr-NO)-Gly(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx TFA
(工程aにエトキシマロニル-d/l-hAla(2-Pyr)-OHおよびH-Gly-OtBuを用い、かつ最終工程においてLiOHで加水分解して、阻害剤2と同様に調製)
HPLC:20.4% B、MS:計算値:491.16;測定値:492.1 [M+H]+
H-d-N(CH2-COOEt)hAla(2-Pyr-NO)-Pro(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 2 TFA
(工程bにH-Pro-OtBuを用いて、阻害剤9と同様に調製、調製用HPLCによって、最終工程においてジアステレオマーを分離した)
HPLC:23.23% B、MS:計算値:531.22;測定値:532.3 [M+H]+
H-d-N(CH2-COOEt)hAla(2-Pyr)-Pro(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 3 TFA
(ピリジル窒素の酸化を伴わず、阻害剤33と同様に調製)
HPLC:21.7% B、MS:計算値:515.23;測定値:516.2 [M+H]+
H-d-N(CH2-COOH)hAla(2-Pyr-NO)-Pro(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 2 TFA
(最終工程におけるLiOHでの加水分解によって、阻害剤33から調製)
HPLC:20.36% B、MS:計算値:503.19;測定値:504.3 [M+H]+
H-d-N(CH2-COOH)hAla(2-Pyr)-Pro(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 3 TFA
(ピリジル窒素の酸化を伴わず、阻害剤35と同様に調製)
HPLC:18.0% B、MS:計算値:487.19;測定値:488.2 [M+H]+
H-d-N(CH2-COO-ヘキシル)hAla(2-Pyr-NO)-Pro(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 2 TFA
(工程gにヘキシルブロモアセテートを用いて、阻害剤9と同様に合成)
HPLC:35.55% B、MS:計算値:587.29;測定値:588.4 [M+H]+
H-d-N(CH2-COO-シクロヘキシル)hAla(2-Pyr-NO)-Pro(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 2 TFA
(工程gにシクロヘキシルブロモアセテートを用いて、阻害剤9と同様に合成)
HPLC:31.47% B、MS:計算値:585.27;測定値:586.3 [M+H]+
H-d-N(CH2-COOH)hTyr-Pro(2-アミノメチル-5-クロロ)ベンジルアミドx 2 TFA
(工程bにTfa-d-hTyr(tBu)-OHおよびH-Pro-OtBuを用いて、阻害剤9と同様に調製)
HPLC:25.2% B、MS:計算値:502.2;測定値:503.2 [M+H]+
特異的合成発色基質を用いて、因子Xa、トロンビンおよびプラスミンに対する阻害剤の阻害効果を概算した。マイクロプレート読取装置(iEMS reader MF 1401, LABSYSTEMS, Helsinki, Finnland)を用いて、405 nmで吸光度を測定し、かつコンピュータプログラムの補助で、Dixonの線形回帰によってKi値を計算した。> 2 nMのKi値の決定は、マイクロタイタープレート上、Tris緩衝液(0.05 M Tris;0.9% NaCl;5%エタノール;pH 8.0)中、25℃で行った。阻害剤をTris緩衝液中に溶解し、基質(すべてPentapharm Ltd., Basel, CH)を水中に溶解した。25μlの基質溶液および50μlの酵素溶液を200μlの阻害剤溶液に添加し、かつ25μlの50%酢酸を添加することによって、3〜5分後に反応を停止した(Sturzebecher, J. et al., J. Med. Chem 40, 3091 (1997))。FXaに関して< 2.0 nMのKi値では、Specord M 400 UV-Vis分光光度計(Carl Zeiss, Jena)中、アクリル性キュベット中で、減少した酵素濃度(混合物中100 pM)で測定を反復した。各場合で、3つの異なる基質濃度および5つの異なる阻害剤濃度を測定した。計算Ki値は、少なくとも2つの個々の測定値からの平均に対応し、これらの個々の値は、25%より大きくは異ならない。
ヒト因子Xa(Enzyme Research Lab.、Haemochrom Diagnostica GmbH, Essenより購入)
酵素含量:0.67μg/ml
基質:CH3OCO-D-Cha-Gly-Arg-pNA (Pefachrome Xa)、濃度:4、2および1 mM;反応時間:4分間。
トロンビン(ウシ)
酵素含量:2.5 IE/ml (1% HSAを含む0.9% NaCl中)
基質:CH3SO2-D-HHT-Gly-Arg-pNA (Pefachrome tPA)、濃度:2、1および0.5 mM反応時間:3分間
ヒト・プラスミン(CHROMOGENIX, Milano, Italy)
酵素含量:500μg/ml酵素(25%グリセロールを含む0.9% NaCl中)
基質:Tos-Gly-Pro-Lys-pNA (Chromozym PL)、濃度:2、1および0.67 mM;反応時間:3分間
特異的発色基質を用いて、プロトロンビナーゼ複合体の阻害に関するIC50値を概算した。405 nmおよび37℃でマイクロプレート読取装置(上記を参照されたい)を用いて、吸光度を測定した。250μlのセファリン(PTT試薬、Roche Diagnostics, Mannheimのセファリン凍結乾燥物;5 mlのTris緩衝液A (0.05M Tris;0.9% NaCl;pH 7.5)中に溶解)、50μlの0.5M CaCl2、25μlの因子Xa (ヒト、Haemochrom Diagnostica GmbH, Essen;0.16μg/ml)、80μlの因子Va (ヒト、American Diagnostica, Greenwich, USA;52μg/ml)および1845μlのTris緩衝液B (0.05 M Tris;0.9% NaCl;0.1% PEG 6000;pH 7.5)を、氷上で注意深く混合することによって、プロトロンビナーゼ複合体を調製し、かつ0℃で30分間インキュベーションして置換した。5%エタノールを含むTris緩衝液Bに、阻害剤を溶解した。25μlの阻害剤溶液を、45μlのプロトロンビナーゼ複合体と、RTで5分間インキュベーションした。その後、30μlのプロトロンビン(ヒト、Haemochrom Diagnostica GmbH, Essen;29μg/ml)を添加し、かつ37℃で10分間インキュベーションした後、緩衝液B中の150μlの0.083 mM EDTAを添加することによって、反応を停止した。
100μlのヒト・クエン酸血漿を、NaCl (0.9%;5%エタノール)中の50μlの阻害剤溶液と混合し、かつ37℃で2分間インキュベーションした。50μlのトロンビン(1% HSAを含む0.9% NaCl中、2.5 IU/ml)を添加することによって、凝固を開始した。
CaCl2 (0.025 M;5%エタノール)中の50μlの阻害剤溶液を、50μlのトロンボプラスチン(Dade Diagnostika GmbH, UnterschleiBheim)と37℃で2分間インキュベーションした。50μlのヒト・クエン酸血漿を添加することによって、凝固を開始した。
50μlのヒト・クエン酸血漿を、50μlのPTT試薬(Roche Diagnostics, Mannheim)と37℃で3分間インキュベーションした。阻害剤を含有する50μlのCaCl2溶液(0.025 M;5%エタノール)を添加することによって、凝固を開始した。
Claims (18)
- 式(I)の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩:
式中
X = NR3またはO、
R3 = H、1〜6のC原子を有する分枝鎖または非分枝鎖アルキルラジカル、
n = 0、1、2、3または4、
R1 = H、-CH2-COOR4、-SO2-R5、-COOR5またはCO-R6;
R4 = H、または1〜6のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、
R5 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜7のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアリールもしくはヘテロアリールラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアラルキルもしくはヘテロアラルキルラジカル、またはシクロヘキシルメチルラジカル、
R7 = ClまたはFまたはCN、同様にNHR3、NHCO-R3、-CH2-NHR3、NO2、OR3、SR3、-COOR4または-CH2-COOR4、かつR3およびR4は上に定義される通りであり、
R6 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜4のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、またはシクロアルキルまたはシクロヘキシルメチルであるが、同様にR4が上に定義されるような-COOR4であり;かつR6はまた、上に定義されるようなR7によって置換されていてもよく、かつ
R2 = 下記からなる群から選ばれるいずれかの構造:
P2 = R3が上に定義される通りである、以下の構造
の、任意の天然または非天然α-アミノ酸残基、
Y = CHまたはN、
R8 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜4のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアリールもしくはヘテロアリールラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアラルキルもしくはヘテロアラルキルラジカル、またはシクロヘキシルメチルラジカル、かつここでR7は上に定義される通りであり、あるいは
P2 = 以下の構造
の任意のα-アザイミノ酸残基
q = 0、1または2、かつ環の炭素原子は、上に定義される通りであるラジカルR7によって置換されていてもよい。 - R1が-CH2-COOH、-CH2-COOCH2CH3またはベンジルスルホニル-、メチルスルホニル-、エチルスルホニル、n-プロピルスルホニルまたはn-ブチルスルホニル-である点で特徴付けられる、請求項1記載の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩。
- XおよびR2を含むアミノ酸またはイミノ酸残基がD立体配置にある点で特徴付けられる、請求項1記載の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩。
- P2がアザグリシン、アザプロリン、セリン、グルタミン酸、グルタミン酸エチル、グルタミン酸メチルまたはα,β-ジアミノ-プロピオン酸残基である点で特徴付けられる、請求項1記載の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩。
- R7がOH、NH2、-COOH、-COOCH2CH3、-CH2-COOH、または-CH2-COOCH2CH3基である点で特徴付けられる、請求項1記載の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩。
- R 1 = -CH 2 -COOC 2 H 5 、およびn = 2である点で特徴付けられる、請求項1記載の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩。
- R1が-CH2COOC6H11であり、かつ/またはP2がアラニン残基である点で特徴付けられる、請求項1記載の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩。
- X = NR3またはO、
R3 = H、
n = 2、
R1 = H、-CH2-COOR4、-SO2-R5、-COOR5またはCO-R6;
R4 = H、または1〜6のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、
R5 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜7のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアラルキルもしくはヘテロアラルキルラジカル、
R7 = NHR3、OR3または-COOR4、かつR3およびR4は上に記載される通りであり
R6 = -COOR4、ここでR4は上に記載される通りであり、かつ
R2 = 下記からなる群から選ばれるいずれかの構造:
P2 = R3が上に定義される通りである、以下の構造
の、任意の天然または非天然α-アミノ酸残基
Y = CHまたはN、
R8 = 置換されていないかまたはラジカルR7によって置換されている1〜4のC原子を有する分枝鎖または非分枝鎖アルキルラジカル
である点で特徴付けられる、請求項1記載の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩。 - X = NR3、
R3 = H、
n = 2、
R1 = -CH2-COOR4、-SO2-R5、
R4 = Hまたはエチル、
R5 = 1〜4のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアラルキルもしくはヘテロアラルキルラジカル、
R7 = OR3または-COOR4、かつR3およびR4は上に定義される通りであり
R2 = 下記からなる群から選ばれるいずれかの構造:
P2 = R3が上に定義される通りである、以下の構造
の、任意の天然または非天然α-アミノ酸残基
Y = CHまたはN、
R8 = 置換されていないかまたはラジカルR7によって置換されている1〜4のC原子を有する分枝鎖または非分枝鎖アルキルラジカル
である点で特徴付けられる、請求項1記載の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩。 - 以下の一般式(I)の化合物またはその薬学的に適切な塩を含む、凝固因子Xaを阻害するための薬剤:
式中、
X = NR3またはO、R3 はH、または1〜6のC原子を有する分枝鎖または非分枝鎖アルキルラジカル;
n = 0、1、2、3または4、
R1 = H、-CH2-COOR4、-SO2-R5、-COOR5またはCO-R6;
R4 = H、または1〜6のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、
R5 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜4のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアリールもしくはヘテロアリールラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている、アラルキルもしくはヘテロアラルキルラジカル、またはシクロヘキシルメチルラジカル、
R7 = ClまたはFまたはCN、NHR3、NHCO-R3、-CH2-NHR3、NO2、OR3、SR3、-COOR4または-CH2-COOR4、かつR3およびR4は上に定義される通りであり、
R6 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜4のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、またはシクロアルキルまたはシクロヘキシルメチルであるが、同様にR4が上に定義されるような-COOR4であり;かつR6はまた、上に定義されるようなR7によって置換されていてもよく、かつ
R2 = 下記からなる群から選ばれるいずれかの構造:
P2 = R 3 が上に定義される通りであり、R 8 が請求項1に記載の定義である、以下の構造
の任意の天然もしくは非天然α-アミノ酸残基またはα-アザアミノ酸残基、ならびに
Y = CHまたはN、あるいは
P2 =以下の構造
またはR 7 およびYが上に定義される通りである、
の任意のα-イミノ酸またはα-アザイミノ酸残基、ならびに
q = 0、1または2、かつ環の1つの炭素原子は、上に定義される通りであるラジカルR7によって置換されていてもよい。 - R1 = -CH 2 -COOC 2 H 5 、およびn = 2である点で特徴付けられる、請求項11記載の薬剤。
- R1が-CH2COOC6H11であり、かつ/またはP2がアラニン残基である点で特徴付けられる、請求項11記載の薬剤。
- X = NR3またはO、
R3 = H、
n = 2、
R1 = H、-CH2-COOR4、-SO2-R5、-COOR5またはCO-R6;
R4 = H、または1〜6のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、
R5 = 置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されている1〜7のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアラルキルもしくはヘテロアラルキルラジカル、
R7 = NHR3、OR3、または-COOR4、かつR3およびR4は上に定義される通りであり
R6 = -COOR4、ここでR4は上に定義される通りであり、かつ
R2 = 下記からなる群から選ばれるいずれかの構造:
P2 = R3が上に定義される通りであるか、または1〜6のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカルである、以下の構造
の任意の天然もしくは非天然α-アミノ酸残基
またはプロリン残基
Y = CHまたはN、
R8 = 置換されていないかまたはラジカルR7によって置換されている1〜4のC原子を有する分枝鎖または非分枝鎖アルキルラジカル
である点で特徴付けられる、請求項11記載の薬剤。 - X = NR3、
R3 = H、
n = 2、
R1 = -CH2-COOR4、-SO2-R5、
R4 = Hまたはエチル、
R5 = 1〜4のC原子を有する分枝鎖もしくは非分枝鎖アルキルラジカル、または置換されていないかもしくはラジカルR7によって置換されているアラルキルもしくはヘテロアラルキルラジカル、
R7 = OR3または-COOR4、かつR3およびR4は上に定義される通りであり
R2 = 下記からなる群から選ばれるいずれかの構造:
P2 = R3が上に定義される通りである、以下の構造
の、任意の天然または非天然α-アミノ酸残基
Y = CHまたはN、
R8 = 置換されていないかまたはラジカルR7によって置換されている1〜4のC原子を有する分枝鎖または非分枝鎖アルキルラジカル
である点で特徴付けられる、請求項11記載の薬剤。 - 請求項1記載の一般式(I)の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩、および少なくとも1つの適切な担体または賦形剤を含む、薬学的組成物。
- 請求項1記載の一般式(I)の化合物またはこの化合物の薬学的に適切な塩、および少なくとも1つの担体または賦形剤が混合されている、薬学的組成物を産生するための方法。
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