JP5220151B2 - 携帯端末及び振動機能制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自端末を振動させることによってユーザへの通知を行う携帯端末、及び当該携帯端末による振動機能制御方法に関する。
携帯電話機等の携帯端末において、着信があったこと等をユーザに通知する手段として携帯端末を振動させるバイブレーションが用いられている。携帯端末の状況に応じてバイブレーションによる通知をユーザに気づかせやすくするため、特許文献1では、携帯端末の向きに応じて振動の強さを決定する技術が提案されている。また、携帯端末が机等に置かれた状態で振動した場合、騒音が発生するという問題に対して、特許文献2では、光又は異物体との接触を検出して振動強度を弱めるという技術が提案されている。
特開2009−206857号公報 特開2008−54283号公報
上記のように従来の技術では、携帯端末の向きや光又は異物体との接触等を携帯端末に備えられるセンサによって検出して振動の強弱を変更している。ここで、振動の強弱を変更するための判断基準である閾値は、プリセットされたものであったり、手動で設定したりする必要がある。しかしながら、振動の強弱を変更したい状況はユーザ毎に異なるため、上述した方法では、実際にはユーザが着信に気づかず振動強度を強くしてほしいケースや、逆に振動強度を弱くしてほしいケースがあるおそれがある。そのため、上記のような従来の方法では、ユーザの状況に応じて柔軟にバイブレーションの振動強度を設定することができない。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、バイブレーションによる通知における、振動の強度をユーザの状況に応じて適切に設定することができる携帯端末及び振動機能制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る携帯端末は、自端末を振動させてユーザへの通知を行う振動手段と、自端末又は自端末の周囲の状態を検出して当該状態を示す情報をセンサ情報として取得するセンサ情報取得手段と、振動手段による通知に対するユーザの応答を検出する応答検出手段と、振動手段による自端末の振動が行われたときのセンサ情報取得手段によって取得されたセンサ情報と応答検出手段によって検出される応答の状態とに基づいて、センサ情報から振動手段による振動の強度を決定するための基準を設定する基準設定手段と、基準設定手段によって設定された基準に基づいて、センサ情報取得手段によって取得されたセンサ情報から振動手段による振動の強度を決定する振動強度決定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る携帯端末では、振動による通知に対する応答状況とその際のセンサ情報とに基づいて、センサ情報から振動の強度を決定するための基準が設定される。これによりセンサ情報によって示されるユーザの状況に応じた適切な振動の強度とすることができる。従って、例えば、ユーザが通知にすぐに気づいて応答する場合は振動の強度を弱くし、ユーザが通知に気づかずになかなか応答しない場合は振動の強度を強くするといった適切な基準を設定することができる。これによって、本発明に係る携帯端末によれば、バイブレーションによる通知における、振動の強度をユーザの状況に応じて適切に設定することができる。
基準設定手段は、応答検出手段により検出される応答の状態として、振動手段による振動が開始されてから応答検出手段によって応答が検出されるまでの時間を用いることが望ましい。この構成によれば、応答が検出されるまでの時間に応じた適切な振動の強度を設定することができる。
基準設定手段は、複数の回数の振動手段による通知について、センサ情報取得手段によって取得されたセンサ情報に基づいて基準を設定することが望ましい。この構成によれば、複数回のセンサ情報が用いられて基準が設定されるため、ノイズデータ等で不適切な基準が設定されることを防止し適切な基準を設定することができる。
センサ情報取得手段は、自端末の加速度、静電容量及び圧力の少なくとも何れかをセンサ情報として取得することが望ましい。この構成によれば、確実に本発明を実施することができる。
ところで、本発明は、上記のように携帯端末の発明として記述できる他に、以下のように携帯端末による振動機能制御方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
即ち、本発明に係る振動機能制御方法は、自端末を振動させてユーザへの通知を行う振動手段を備える携帯端末による振動機能制御方法であって、自端末又は自端末の周囲の状態を検出して当該状態を示す情報をセンサ情報として取得するセンサ情報取得ステップと、振動手段による通知に対するユーザの応答を検出する応答検出ステップと、振動手段による自端末の振動が行われたときのセンサ情報取得ステップにおいて取得されたセンサ情報と応答検出ステップにおいて検出される応答の状態とに基づいて、センサ情報から振動手段による振動の強度を決定するための基準を設定する基準設定ステップと、基準設定ステップにおいて設定された基準に基づいて、センサ情報取得ステップにおいて取得されたセンサ情報から振動手段による振動の強度を決定する振動強度決定ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明では、振動による通知に対する応答状況とその際のセンサ情報とに基づいて、センサ情報から振動の強度を決定するための基準が設定される。これによりセンサ情報によって示されるユーザの状況に応じた適切な振動の強度とすることができる。これによって、本発明に係る携帯端末によれば、バイブレーションによる通知における、振動の強度をユーザの状況に応じて適切に設定することができる。
本発明の実施形態に係る携帯端末である携帯電話機の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機のハードウェア構成を示す図である。 携帯電話機で取得され記憶されるセンサ情報と、振動強度を決定するための基準とを示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機で、振動強度を決定するための基準の設定時に実行される処理(振動機能制御方法)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る携帯電話機で、設定した基準を用いた振動の制御時に実行される処理(振動機能制御方法)を示すフローチャートである。
以下、図面と共に本発明に係る携帯端末及び振動機能制御方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に、本実施形態に係る携帯端末である携帯電話機10を示す。携帯電話機10は、ユーザによって携帯(所持)され、移動体通信等の通信機能を備えている装置である。携帯電話機10は、電話の着信やメールの受信の際に、自端末10を振動させることによってユーザに通知する機能(バイブレーション機能)を備えている。本発明は、当該バイブレーション機能を制御するものである。
図2に携帯電話機10のハードウェア構成を示す。図2に示すように、携帯電話機10は、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102及びROM103(ReadOnly Memory)、操作部104、無線通信部105、ディスプレイ106、アンテナ107等のハードウェアにより構成されている。また、携帯電話機10は、上記のハードウェアに加えて、振動用モータ108及びセンサ109等のハードウェアを備えている。
振動用モータ108は、上述した通知を行うために携帯電話機10を小刻みに振動させるモータである。センサ109は、具体的には、加速度センサ、静電容量センサ及び圧力センサ等である。加速度センサは、携帯電話機10に加わる加速度(単位は、例えばm/sec)を検出するセンサである。静電容量センサは、携帯電話機10の所定の位置の静電容量(単位は、例えばpF)を検出するセンサである。静電容量は、携帯電話機10の当該所定の位置にユーザや他の物体が触れることによって変化する値であり、ユーザや他の物体(例えば、机)が接触しているか否かを示す値として用いられる。圧力センサは、携帯電話機10の所定の位置に加わる圧力を検出するセンサである。圧力センサは、例えば、携帯電話機10のディスプレイ106が設けられる面と逆側の背面に設けられ、当該背面に加わる圧力を検出する。振動用モータ108及びセンサ109は、従来から知られているものを用いることができる。これらの構成要素が動作することにより、後述する携帯電話機10の各機能が発揮される。
引き続いて、携帯電話機10の本発明に係る機能について説明する。図1に示すように、携帯電話機10は、振動部11と、センサ情報取得部12と、応答検出部13と、基準設定部14と、振動強度決定部15とを備えて構成される。なお、携帯電話機10は上記以外にも、例えば、通話機能、メール機能、Web閲覧機能等の通常の携帯電話機としての機能も備えている(図示せず)。
振動部11は、自端末を振動させてユーザへの通知を行う振動手段である。この振動は、携帯電話機10が備える振動用モータ108によって行われる。振動部11は、携帯電話機10に電話の着信あるいはメールの受信等があった場合に、その旨が通知されて、それを携帯電話機10のユーザに通知するために振動を行う。振動部11は、振動を開始するとその旨を応答検出部13に通知する。振動部11は、振動の強さあるいは振動の大きさである振動強度を変化させることができる。具体的には、振動強度は、振動用モータ108の回転速度や加速度を変化させることによって変化させることができる。振動強度が強い(大きい)ほど、よりユーザが通知に気づきやすい振動となる。振動強度の変更、設定は、振動強度決定部15によって行われる。
振動部11は、周期的に振動させない期間をはさみながら振動を行うこととしてもよい。即ち、振動部11は、振動させる期間と振動させない期間とを繰り返して通知を行う。例えば、1秒振動させて1.5秒振動させないことを繰り返して通知を行う。振動部11は、通知を開始するとその旨を応答検出部13に通知する。振動部11は、ユーザが着信に応答するための携帯電話機10に対する(振動を中止するための)入力をした場合、あるいは予め設定した一定期間(例えば、数秒〜数十秒程度)何の入力が無かった場合に振動による通知を終了する。
センサ情報取得部12は、携帯電話機10(自端末)又は携帯電話機10の周囲の状態を検出して当該状態を示す情報をセンサ情報として取得するセンサ情報取得手段である。センサ情報の取得は、具体的には、携帯電話機10が備えるセンサ109によって行われる。即ち、上述したように加速度、静電容量及び圧力等のセンサ情報を取得する。
なお、例えば、加速度といった特定のタイミングのみでの取得が適当でない(特定のタイミングに加速がはたらいていないと検出されない)センサ情報については、ある程度の幅を持った時間帯でのセンサ情報の取得を行うこととしてもよい。具体的には、加速度については、例えば、加速度を常に検出しておき、一定の幅を持つ時間帯について加速度が検出された(携帯電話機10が加速されている)場合の値のそれぞれの平均値(m/sec)をセンサ情報とすることとしてもよい。あるいは、加速度を常に検出しておき、上記の時間帯において、連続して加速度が検出された(携帯電話機10が加速されている)場合の時間の平均値(秒)をセンサ情報とすることとしてもよい。
また、上記のセンサ情報の種類が全て取得される必要はなく、少なくとも何れかが取得されていればよい。また、上記以外でも、携帯電話機10の周囲の照度、音量及び温度等がセンサ情報として取得されてもよい。
センサ情報取得部12は、振動部11の振動による通知が行われる際にセンサ情報を取得する。例えば、センサ情報取得部12は、振動部11と同様に着信が必要な旨が通知されて機能を開始する。更に具体的には、当該センサ情報が、後述するように振動部11による振動の強度の制御に用いられる場合には、振動が行われる直前に取得される。当該センサ情報が、後述するように振動の強度を決定するための基準を設定するために用いられる場合には、振動が行われる直前に取得されてもよいし、振動が開始されてから取得されてもよい。また、センサ情報取得部12は、常にセンサ情報を取得しておき、振動部11の振動による通知が行われる際のセンサ情報を利用することとしてもよい。センサ情報取得部12は、取得したセンサ情報を基準設定部14及び振動強度決定部15に出力する。
応答検出部13は、振動部11による通知に対するユーザの応答を検出する応答検出手段である。ユーザの応答とは、例えば、振動部11による通知が電話の着信である場合、通知された着信に対して電話に出る(呼接続を確立する)ために携帯電話機10(自端末)のオフフックボタンを押下する等のユーザの操作である。あるいは、電話に出る以外の操作、例えば、保留にするボタン、回線を切るボタン(オンフックボタン)等の操作を、応答検出部13は、ユーザの応答として検出してもよい。
また、振動部11による通知がメールの受信である場合、応答検出部13は、受信されたメールを表示させる画面に遷移するための携帯電話機10に対するユーザの操作を、ユーザの応答として検出する。また、ユーザの応答は、ボタンの押下以外の操作であってもよい。例えば、携帯電話機10が二つ折りタイプの携帯電話機10であった場合、応答検出部13は、携帯電話機10の筐体が折り曲げられた情報(閉じた状態)から開かれた状態にされることをユーザの応答として検出することとしてもよい。
あるいは携帯電話機10に対する操作以外をユーザの応答としてもよい。例えば、携帯電話機10に設けられるカメラで撮像を行い、撮像された画像からユーザが携帯電話機10のディスプレイを見ているか否かを判定して、ユーザがディスプレイを見ていることをユーザの応答として検出してもよい。また、携帯電話機10に設けられる圧力センサによって、ユーザが携帯電話機10の筐体を掴んだか否かを判定して、ユーザが携帯電話機10の筐体を掴んだことをユーザの応答として検出してもよい。
応答検出部13は、検出されたユーザの応答の状態を基準設定部14に通知する。具体的には、応答検出部13は、ユーザの応答を検出した場合には、振動部11による通知(振動)が開始されてからユーザの応答を検出するまでの時間を基準設定部14に通知する。なお、この時間を示す情報は、振動部11による振動が開始されてから振動させる期間が何回あったか(振動回数が何回であったか)を示す情報としてもよい。
また、応答検出部13は、一定期間の間に、ユーザの応答を検出しなかった場合には、その旨を基準設定部14に通知する。上記の一定期間は、例えば、振動部11がユーザからの入力が無かった場合に振動を中止する予め設定した期間とする。
基準設定部14は、センサ情報取得部12によって新たに取得されるセンサ情報から振動部11による振動の強度を決定するための基準を設定する基準設定手段である。基準設定部14は、振動部11による自端末10の振動が行われたときのセンサ情報取得部12によって取得されたセンサ情報と応答検出部13によって検出されたユーザの応答の状態とに基づいて、上記の基準を設定する。基準設定部14は、複数の回数の振動部11による通知について、センサ情報取得部12によって取得されたセンサ情報に基づいて基準を設定することとしてもよい。即ち、複数回のセンサ情報を用いて基準を設定することとしてもよい。
具体的に、基準設定部14による上記の基準の設定は次のように行われ、基準とは以下のようなものである。基準設定部14は、センサ情報取得部12から入力されたセンサ情報を、応答検出部13から入力された応答の状態に対応付けて記憶する。応答の状態は、次の3つのグループに分けられる。(1)振動回数が3回以内でユーザの応答が検出された場合、(2)振動回数が4回以上でユーザの応答が検出された場合、(3)一定期間の間にユーザの応答が検出されなかった場合である。
基準設定部14は、(1)の場合のセンサ情報を、ユーザが振動部11による通知に対してすぐに応答した場合の履歴情報である「履歴情報1」として記憶する。この場合は、例えば、携帯電話機10が机の上に置いてあり音がうるさいためユーザが振動や音を止めるために速く応答したと想定される。あるいは、振動が十分に強かったためにユーザがすぐに通知に気づいたものであると想定される。基準設定部14は、(2)の場合のセンサ情報を、ユーザが振動部11による通知に対して応答した場合の履歴情報である「履歴情報2」として記憶する。この場合は、例えば、着信等にユーザが通常のタイミングで気づいたものと想定される。基準設定部14は、(3)の場合のセンサ情報を、ユーザが振動部11による通知に対して応答しなかった場合の履歴情報である「履歴情報3」として記憶する。この場合は、着信等にユーザが気づかなかったと想定される。
基準設定部14は、各履歴情報1〜3の合計が一定数となった場合、例えば10回分のセンサ情報の履歴情報が取得できた場合に、基準を設定する。なお、基準の設定は、精度を高めるという観点から、上記のように10回分といった複数回のセンサ情報が取得されてから行うことが望ましいが、センサ情報が1回取得された段階で行うこととしてもよい。
履歴情報の種別毎に、センサ情報をプロットすると図3に示すようになる。図3の図では、見やすさのため、静電容量及び加速度の2つのパラメータにて図示している。しかし、実際には、上述した圧力の情報等が含まれていてもよい。
基準設定部14は、センサ情報取得部12から入力されたセンサ情報に基づいて、新たなセンサ情報が得られた場合に、履歴情報の種別のうち何れのグループに入るのかを判別するための基準を算出する。具体的には例えば、基準設定部14は、各履歴情報を用いて判別分析を行って、判別関数を算出することによって、基準を算出する。本実施形態のようにグループが3つある場合には、図3に示すような2つの判別関数が得られる。即ち、「履歴情報2」と「履歴情報3」とを分ける基準Aの境界を示す判別関数(基準Aを満たすものが「履歴情報3」とされる)と、「履歴情報1」と「履歴情報2」とを分ける基準Bの境界を示す判別関数(基準Bを満たすものが「履歴情報2」とされる)とが得られる。
基準設定部14は、設定した基準を示す情報を振動強度決定部15に出力する。なお、基準を設定した後も引き続いてセンサ情報を取得して、取得したセンサ情報に基づいて新たに基準を設定し直すこととしてもよい。また、ユーザの携帯電話機10の使用方法が変化した場合等を考慮して、1ヶ月ごとに基準及び履歴情報をリセットすることが望ましい。また、リセットを行う場合であっても、リセット前の10回の履歴情報から算出した基準を、リセット後すぐに再設定することとしてもよい。リセット後に10回履歴を貯めていると、その間の基準が設定されない状態となり、例えば、1ヶ月でリセットをする場合には半月程度しか基準が設定される期間がなくなるためである。
また、上述したセンサ情報から振動の強度を決定するための基準は、判別分析によって得られる判別関数としていたが必ずしもそのようなものに限られない。例えば、一種類のセンサ情報に基づいて振動の強度を決定するような場合は、当該基準は、境界となる値、即ち、閾値であってもよい。
振動強度決定部15は、基準設定部14によって設定された基準に基づいて、センサ情報取得部12によって取得されたセンサ情報から振動部11による振動の強度を決定する振動強度決定手段である。振動強度決定部15は、センサ情報取得部12から入力されたセンサ情報が、基準設定部14によって設定された基準に基づいて何れの履歴情報のグループに属するかを判断する。この判断は、振動部11による振動が行われる直前に行われる。
振動強度決定部15は、判断された履歴情報のグループに応じて、振動部11による振動の強度を決定する。振動強度決定部15は、予め履歴情報のグループ毎にどのように振動強度を決定するかを記憶しておく。例えば、「履歴情報1」については、弱い振動強度でも十分にユーザが通知に気づくことができる、あるいは強い振動強度が不適切である(例えば、携帯電話機10の振動によって机が叩かれてしまう)ものとして、振動強度を現時点の強度から弱くさせるものと決定する。また、「履歴情報2」については、特段の振動強度の変更は必要ないとして、現時点の強度のままと決定する。また、「履歴情報3」については、現時点の振動強度ではユーザが通知に気づくことができないとして、振動強度を現時点の強度から強くさせるものと決定する。なお、それぞれの場合の振動強度の変動量は、予め振動強度決定部15あるいは振動部11に予め記憶させておく。
なお、振動強度決定部15は、上記のように現時点の強度から強弱を変更するものではなく、各履歴情報のグループ毎に予め設定した強さの振動強度を決定することとしてもよい。
振動強度決定部15は、決定した振動強度(上記のように振動強度の変更値を含む)を示す情報を振動部11に通知する。通知を受けた振動部11では、決定された振動強度で通知のための振動を行う。なお、振動強度の変更値が通知された場合には、振動部11は変更値だけ現時点の振動強度から変更した振動強度で通知のための振動を行う。なお、振動強度決定部15による振動強度の決定は、基準設定部14によって基準が設定された場合のみに行われればよい。以上が、携帯電話機10の本発明に係る機能である。
引き続いて、図4及び図5のフローチャートを用いて、本実施形態に係る携帯電話機10で実行される処理(振動機能制御方法)を説明する。まず、図4のフローチャートを用いて、基準の設定時に実行される処理を説明する。その後に、図5のフローチャートを用いて、設定した基準を用いた振動強度の制御時に実行される処理を説明する。この2種類の処理は、同時にも行われえるが、簡単のためそれぞれ分けて説明する。
携帯電話機10において電話の着信がある(着信信号が受信される)等、振動部11の振動による通知のトリガが発生すると本処理が開始される。本処理では、そのトリガが着信である場合を例として説明する。携帯電話機10では、振動部11によって携帯電話機10が振動されて、着信がユーザに通知される(S01、振動ステップ)。同様のタイミングで、センサ情報取得部12によって、各種のセンサ情報が取得される(S02、センサ情報取得ステップ)。具体的には、上述したように加速度、静電容量及び圧力が検出されて、それらに係るセンサ情報が取得される。取得されたセンサ情報は、センサ情報取得部12から基準設定部14に入力される。
振動部11の振動による通知が開始されると、応答検出部13によって振動部11による通知に対するユーザの応答が検出される(S03、応答検出ステップ)。検出されたユーザの応答の状態は、応答検出部13から基準設定部14に通知される。検出されたユーザの応答の状態は、応答があったか否か、及び応答があった場合、何回の振動回数で応答されたかである。
続いて、基準設定部14によって、応答検出部13から通知されたユーザの応答の状態が応答されたものであったか否かが判断される(S04、基準設定ステップ)。ユーザの応答の状態が応答されたものであると判断された場合、応答検出部13から通知されたユーザの応答の状態から、基準設定部14によって振動回数の情報が取得される(S05、基準設定ステップ)。続いて、基準設定部14によって振動回数が3回以内か否かが判断される(S06、基準設定ステップ)。
振動回数が3回以内であると判断されると、S02で取得されたセンサ情報が、基準設定部14によって「履歴情報1」として記憶される(S07、基準設定ステップ)。S06において、振動回数が3回以内でない(4回以上である)と判断されると、S02で取得されたセンサ情報が、基準設定部14によって「履歴情報2」として記憶される(S08、基準設定ステップ)。S04において、ユーザの応答の状態が応答されていないものであると判断された場合、S02で取得されたセンサ情報が、基準設定部14によって「履歴情報3」として記憶される(S09、基準設定ステップ)。
S07、S08、S09の何れかによってセンサ情報が記憶されると、続いて、基準設定部14によって、センサ情報の履歴情報が10回分、蓄積されているか否かが判断される(S10、基準設定ステップ)。即ち、S07,S08,S09におけるセンサ情報の蓄積が10回なされているかが判断される。10回分の履歴情報が蓄積されていないと判断された場合には、上述したS01以降の処理が繰り返される。この場合、S01以降の繰り返しの処理は、次の振動部11による通知の際に行われる。
10回分の履歴情報が蓄積されていると判断された場合には、基準設定部14によって、履歴情報に基づいて基準が設定される(S11、基準設定ステップ)。設定された基準を示す情報は、基準設定部14から振動強度決定部15に入力される。なお、このようにして一度基準が設定された場合でも、再度、S01以降の処理を繰り返して基準を更新するようにしてもよい。以上が、基準の設定時に実行される処理である。
引き続いて、図5のフローチャートを用いて、設定した基準を用いた振動強度の制御時に実行される処理を説明する。本処理も、図4に示す処理と同様に、携帯電話機10において電話の着信がある(着信信号が受信される)等、振動部11の振動による通知のトリガが発生すると開始される。
携帯電話機10では、センサ情報取得部12によって、各種のセンサ情報が取得される(S21、センサ情報取得ステップ)。なお、本処理では、センサ情報の取得は図4とは異なりセンサ情報の取得が振動部11による振動の通知の直前に行われる。図4の処理においても、センサ情報の取得が振動部11による振動の通知の直前に行われてもよい。その場合、図4の処理におけるセンサ情報の取得と、図5の処理におけるセンサ情報の取得とを共通させることができる。なお、図5の処理では、取得されるセンサ情報が振動部11による振動の強度の制御に用いられるので、センサ情報の取得を振動部11による振動の通知と同じタイミングあるいはその後に行うことはできない。取得されたセンサ情報は、センサ情報取得部12から振動強度決定部15に入力される。
続いて、振動強度決定部15によって、センサ情報取得部12から入力されたセンサ情報が、何れの履歴情報のグループに属するか判断される。この判断は、例えば、基準設定部14から入力された判別関数を用いて行われる。ここでは、図3に示す履歴情報のグループの例で説明する。まず、センサ情報が基準Aを満たすか否かが判断される(S22、振動強度決定ステップ)。センサ情報が基準Aを満たしていないと判断されると、続いて、センサ情報が基準Bを満たすか否かが判断される(S23、振動強度決定ステップ)。
センサ情報が基準Bを満たしていないと判断されると、センサ情報は「履歴情報1」のグループに属するものとされ、振動強度決定部15によって、振動強度が現時点の強度から弱く(小さく)させるものと決定される(S24、振動強度決定ステップ)。S23において、センサ情報が基準Bを満たしていると判断されると、センサ情報は「履歴情報2」のグループに属するものとされ、振動強度決定部15によって、振動強度が現時点から変更しないと決定される(S25、振動強度決定ステップ)。S22において、センサ情報が基準Aを満たしていると判断されると、センサ情報は「履歴情報2」のグループに属するものとされ、振動強度決定部15によって、振動強度が現時点の強度から強く(大きく)させるものと決定される(S26、振動強度決定ステップ)。
S24、S25、S26においてそれぞれ決定された振動強度を示す情報は、振動強度決定部15から振動部11に通知される。続いて、振動部11によって、当該決定された振動強度を示す情報に基づく振動強度で携帯電話機10が振動されて着信の通知が行われる(S27、振動ステップ)。以上が、設定した基準を用いた振動強度の制御時に実行される処理である。
上述したように本実施形態では、振動による通知に対する応答状況とその際のセンサ情報とに基づいて、センサ情報から振動の強度を決定するための基準が設定される。これによりセンサ情報によって示されるユーザの状況に応じた適切な振動の強度とすることができる。従って、本実施形態で説明したように、ユーザが通知にすぐに気づいて応答する場合は振動の強度を弱くし、ユーザが通知に気づかずになかなか応答しない場合は振動の強度を強くするといった適切な基準を設定することができる。これによって、本実施形態によれば、バイブレーションによる通知における、振動の強度をユーザの状況に応じて適切に設定することができる。
また、本実施形態のように、ユーザの応答状況として、振動が開始されてからの振動の回数といった振動部11による振動が開始されてから応答が検出されるまでの時間を示す情報を用いることが望ましい。これによって、応答が検出されるまでの時間に応じた適切な振動の強度を設定することができる。但し、必ずしも応答が検出されるまでの時間を示す情報をユーザの応答状況として用いる必要はなく、単に通知に対して応答があったかなかったかを示す情報をユーザの応答状況として用いても良い。即ち、例えば、本実施形態では、履歴情報1と履歴情報2との別を無くしてもよい。
また、本実施形態のように複数回取得されたセンサ情報が用いられて基準が設定されることが望ましい。この構成によれば、ノイズデータ等で不適切な基準が設定されることを防止し適切な基準を設定することができる。
なお、本実施形態においては、本発明に係る携帯端末は、通信機能を有する携帯電話機10とし、振動による通知も通信機能に係る着信等としたが、必ずしもこのような構成でなくてもよい。例えば、通信機能を有しない携帯端末において、設定された時刻のアラームの通知等に本発明の機能が用いられてもよい。
10…携帯電話機、11…振動部、12…センサ情報取得部、13…応答検出部、14…基準設定部、15…振動強度決定部、101…CPU、102…RAN、103…ROM、104…操作部、105…無線通信部、106…ディスプレイ、107…アンテナ、108…振動用モータ、109…センサ。

Claims (5)

  1. 自端末を振動させてユーザへの通知を行う振動手段と、
    自端末又は自端末の周囲の状態を検出して当該状態を示す情報をセンサ情報として取得するセンサ情報取得手段と、
    前記振動手段による通知に対するユーザの応答を検出する応答検出手段と、
    前記振動手段による自端末の振動が行われたときの前記センサ情報取得手段によって取得されたセンサ情報と前記応答検出手段によって検出される前記応答の状態とに基づいて、センサ情報から前記振動手段による振動の強度を決定するための基準を設定する基準設定手段と、
    前記基準設定手段によって設定された基準に基づいて、前記センサ情報取得手段によって取得されたセンサ情報から前記振動手段による振動の強度を決定する振動強度決定手段と、
    を備える携帯端末。
  2. 前記基準設定手段は、前記応答検出手段により検出される前記応答の状態として、前記振動手段による振動が開始されてから前記応答検出手段によって前記応答が検出されるまでの時間を用いることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記基準設定手段は、複数の回数の前記振動手段による通知について、前記センサ情報取得手段によって取得されたセンサ情報に基づいて基準を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記センサ情報取得手段は、自端末の加速度、静電容量及び圧力の少なくとも何れかをセンサ情報として取得することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯端末。
  5. 自端末を振動させてユーザへの通知を行う振動手段を備える携帯端末による振動機能制御方法であって、
    自端末又は自端末の周囲の状態を検出して当該状態を示す情報をセンサ情報として取得するセンサ情報取得ステップと、
    前記振動手段による通知に対するユーザの応答を検出する応答検出ステップと、
    前記振動手段による自端末の振動が行われたときの前記センサ情報取得ステップにおいて取得されたセンサ情報と前記応答検出ステップにおいて検出される前記応答の状態とに基づいて、センサ情報から前記振動手段による振動の強度を決定するための基準を設定する基準設定ステップと、
    前記基準設定ステップにおいて設定された基準に基づいて、前記センサ情報取得ステップにおいて取得されたセンサ情報から前記振動手段による振動の強度を決定する振動強度決定ステップと、
    を含む振動機能制御方法。
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