JP5218544B2 - 電子書籍の試読データ作成装置および作成方法 - Google Patents
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ネットワークに接続された端末装置とサーバ装置とを設け、
端末装置は、
サーバ装置から配信された電子書籍データを格納する電子書籍データ格納部と、
電子書籍の内容を表示するディスプレイと、
ユーザから、特定の電子書籍を閲覧対象書籍として選択する指示もしくは当該選択を解除する指示と、選択中の電子書籍の特定のパートを閲覧対象パートとして指定する指示と、を含む指示入力を受け付ける指示入力部と、
指示入力に基づいて、電子書籍データ格納部から閲覧対象書籍の閲覧対象パートに関するデータを読み出し、読み出したデータに基づいてディスプレイ上に電子書籍の内容を表示する閲覧制御部と、
指示入力の一部もしくは全部の履歴を読書ログとして採取し、これをネットワークを介してサーバ装置に送信する読書ログ採取部と、
を有しており、
サーバ装置は、
配信対象となる電子書籍データを格納し、必要に応じてこれを端末装置に配信する配信対象データ格納部と、
読書ログ採取部から送信されてきた読書ログを格納する読書ログ格納部と、
読書ログ格納部から、試読データの作成対象となる作成対象書籍に関する読書ログを抽出する読書ログ抽出部と、
抽出された読書ログを解析することにより、作成対象書籍について、個々のパートごとのユーザの興味の度合いを示す関心度を求め、関心度のパート単位の分布を示す関心度分布を作成する関心度分布作成部と、
関心度分布に基づいて、関心度が所定のしきい値以上となる高関心度領域を抽出する高関心度領域抽出部と、
配信対象データ格納部内に格納されている作成対象書籍の電子書籍データに基づいて、少なくとも1つの高関心度領域についての前半部分のデータを含むが後半部分のデータは含まない試読データを作成する試読データ作成部と、
を有しているようにしたものである。
複数の端末装置を設け、
読書ログ格納部は、各端末装置から送信されてきた複数のユーザの読書ログを格納し、
読書ログ抽出部は、作成対象書籍に関する複数のユーザの読書ログを抽出し、
関心度分布作成部は、複数のユーザの読書ログを解析することにより、関心度分布の作成を行うようにしたものである。
電子書籍データが、頁単位のデータの集合体から構成されており、
指示入力部が、閲覧対象パートを頁で指定する指示を含む指示入力を受け付け、
閲覧制御部が、指定された頁の内容をディスプレイ上に表示し、
読書ログ採取部が、指定された頁の表示履歴を読書ログとして採取し、
関心度分布作成部が、個々の頁ごとに関心度を求めることにより、関心度の頁単位の分布を示す関心度分布を作成し、
高関心度領域抽出部が、頁を最小単位とする領域として高関心度領域の抽出を行うようにしたものである。
関心度分布作成部が、電子書籍の選択解除時の閲覧対象パートを当該電子書籍の閲覧中断パートと認識し、電子書籍の個々のパートについて、閲覧中断パートとなった回数を示す中断累積回数を求め、この中断累積回数を負の関心度とカウントして関心度分布を作成するようにしたものである。
高関心度領域抽出部が、電子書籍の先頭領域については、これを高関心度領域としては抽出しないようにしたものである。
指示入力部が、電子書籍のデータファイルを閉じる指示が与えられたときに、当該電子書籍の選択を解除する指示が与えられたものと認識し、
読書ログ採取部が、指示が与えられた時点の閲覧対象パートを、当該電子書籍についての閲覧中断パートを示す読書ログとして採取するようにしたものである。
指示入力部が、電子書籍の閲覧中に「端末装置自身」または「端末装置の電子書籍閲覧機能」を待機状態もしくは停止状態にする指示が与えられたときに、当該電子書籍の選択を解除する指示が与えられたものと認識し、
読書ログ採取部が、当該指示が与えられた時点の閲覧対象パートを、当該電子書籍についての閲覧中断パートを示す読書ログとして採取するようにしたものである。
読書ログ採取部が、閲覧対象パートを指定する指示とともに当該指示が与えられた時刻を読書ログとして採取し、
関心度分布作成部が、読書ログから、同一の閲覧対象パートが継続して表示され続けた表示時間を認識し、当該表示時間が所定の許容範囲を超える場合には、当該閲覧対象パートを閲覧中断パートとして取り扱うようにしたものである。
関心度分布作成部が、作成対象書籍の個々のパートについての表示累積回数を正の関心度とカウントして関心度分布を作成するようにしたものである。
読書ログ採取部が、閲覧対象パートを指定する指示とともに当該指示が与えられた時刻を読書ログとして採取し、
関心度分布作成部が、読書ログから各閲覧対象パートの表示時間を認識し、作成対象書籍の個々のパートについての表示時間の積算値を正の関心度とカウントして関心度分布を作成するようにしたものである。
読書ログ格納部が、ユーザごとに区別して読書ログを格納し、
関心度分布作成部が、個々のパートについての表示時間をユーザごとに正規化した後に、正規化した表示時間の積算値を正の関心度とカウントして関心度分布を作成するようにしたものである。
関心度分布作成部が、同一の閲覧対象パートが継続して表示され続けた表示時間が所定の許容範囲を超える場合は、当該表示時間については積算値に算入しないようにしたものである。
指示入力部が、選択中の電子書籍の特定箇所に、補助情報を付加する指示入力を受け付ける機能を有し、
閲覧制御部が、補助情報を記憶し、ディスプレイ上に特定箇所を表示する際に補助情報を付加して表示する機能を有し、
読書ログ採取部が、補助情報を付加する指示を含む読書ログを採取し、これをネットワークを介してサーバ装置に送信し、
関心度分布作成部が、作成対象書籍の個々のパートについての補助情報の付加頻度を正の関心度とカウントして関心度分布を作成するようにしたものである。
補助情報として、各種マーク、アンダーライン、もしくはメモを付加するようにしたものである。
試読データ作成部が、1つの高関心度領域の任意の位置に分割位置を設定し、高関心度領域の先頭から分割位置までのデータを試読データとするようにしたものである。
試読データ作成部が、1つの高関心度領域の任意の位置に分割位置を設定し、分割位置から所定分量だけ遡った位置までのデータを試読データとするようにしたものである。
試読データ作成部が、1つの高関心度領域の任意の位置に分割位置を設定し、分割位置から、当該分割位置を含む段落、節、章もしくは書籍全体の先頭まで遡った位置までのデータを試読データとするようにしたものである。
試読データ作成部が、各高関心度領域の任意の位置にそれぞれ分割位置を設定し、設定した分割位置を境界として各高関心度領域をそれぞれ前半部分と後半部分とに分割し、配信対象データ格納部内に格納されている1冊の書籍の電子書籍データから、各高関心度領域の後半部分を除いたデータを試読データとするようにしたものである。
ユーザの指示入力に基づいて、電子書籍の内容をディスプレイに表示して、これをユーザに閲覧させる機能をもった端末装置が、ユーザの閲覧履歴を読書ログとして採取し、これをネットワークを介して送信する読書ログ送信段階と、
試読データを作成するサーバ装置が、複数の端末装置からネットワークを介して送信されてきた読書ログを受信する読書ログ受信段階と、
サーバ装置が、受信した読書ログを解析することにより、特定の電子書籍の個々のパートについてユーザの興味の度合いを示す関心度を求め、特定の電子書籍についての関心度分布を作成する関心度分布作成段階と、
サーバ装置が、関心度分布の関心度にしきい値を設定し、関心度がしきい値以上となる高関心度領域を抽出する高関心度領域抽出段階と、
サーバ装置が、特定の電子書籍の電子書籍データに基づいて、高関心度領域から前半部分のデータを抜粋する処理もしくは高関心度領域の後半部分のデータを削除する処理を行うことにより試読データを作成する試読データ作成段階と、
を行うようにしたものである。
関心度分布作成段階で、読書ログを解析することにより、ユーザが閲覧を中断したと推定される閲覧中断パートを認識し、電子書籍の個々のパートについて、閲覧中断パートとなった中断累積回数を負の関心度とカウントして関心度分布を作成するようにしたものである。
関心度分布作成段階で、読書ログを解析することにより、個々のパートについての表示累積回数、表示時間の積算値、もしくはユーザによる補助情報の付加頻度を正の関心度とカウントして関心度分布を作成するようにしたものである。
図1は、本発明に係る電子書籍の試読データ作成装置の基本構成を示すブロック図である。この装置は、ネットワークを利用して提供する電子書籍について、試読データを作成するための装置であり、図示のとおり、端末装置100とサーバ装置200によって構成されている。ここで、端末装置100とサーバ装置200は、いずれもネットワーク300(この例では、インターネット)に接続されており、相互に情報のやりとりを行うことができる。
続いて、図1に示す指示入力部140によって取り込まれる指示入力および読書ログ採取部150によって採取される読書ログの具体例を示しておく。上述したとおり、指示入力部140は、ユーザから、特定の電子書籍を閲覧対象書籍として選択する指示もしくは当該選択を解除する指示と、選択中の電子書籍の特定のパートを閲覧対象パートとして指定する指示と、を含む指示入力を受け付け、この指示入力に基づいて、閲覧制御部120は、電子書籍データ格納部110から閲覧対象書籍の閲覧対象パートに関するデータを読み出し、読み出したデータに基づいてディスプレイ130上に電子書籍の内容を表示する処理を行う。
続いて、ここでは、図1に示す関心度分布作成部240によって求められる具体的な関心度の定義例を説明する。既に述べたとおり、本発明における「関心度」とは、ある書籍の個々のパートごとのユーザの興味の度合いを示すパラメータであり、「関心度」の値が大きければ大きいほど、多くのユーザが当該パートを「おもしろい」と評価していることになる。ここに示す実施例の場合、書籍の「1頁」を「1パート」とする取り扱いをしているため、個々の頁ごとに関心度、すなわち、「おもしろさ」の評価値が付与されることになる。
上述した§3では、中断累積回数を負の関心度として利用する例を述べた。これは、多くのユーザが読書を中断した箇所を「おもしくろない」箇所と認識し、関心度を減点する手法ということができる。ここでは、逆に、正の関心度を利用する例をいくつか述べることにする。これは、多くのユーザが「おもしろい」と感じているであろう箇所に積極的に加点する手法ということができる。
正の関心度として利用できるパラメータの第1の例は、表示累積回数である。たとえば、全100頁の書籍を50人のユーザに閲読してもらい、各ユーザからの読書ログを解析し、個々の頁ごとにディスプレイの画面に表示された回数(すなわち、閲覧対象パートとして指定された回数)を累積してみたとしよう。この場合、もし各ユーザが、各頁を1回ずつ表示させて閲覧を行ったとすれば、いずれの頁もほぼ50回という累積値が得られることが予想される。ところが、たとえば、図4の単位読書ログL1を見ると、P4,P5が2回ずつ表示されている。これは、ユーザが閲覧中に「前頁」を指定して、P4,P5を再読しているためである。また、単位読書ログL2では、P34からP1,P2へ戻る操作が行われており、過去に閲覧した頁が再読されている。
正の関心度として利用できるパラメータの第2の例は、表示時間の積算値である。これは、「時間をかけて読まれた部分はおもしろい部分である」との仮説に基づいて定義した関心度である。すなわち、ユーザは「おもしろい」部分については、じっくりと時間をかけて読むであろうから、頁ごとに表示時間の積算値を求めれば、当該積算値は、正の関心度として利用することができる、という考え方に基づくものである。
正の関心度として利用できるパラメータの第3の例は、補助情報の付加頻度である。ここで「補助情報」とは、§2で述べたとおり、現在ディスプレイ上に表示されている書籍の特定箇所に対して、ユーザが意図的に付加する何らかの情報であり、たとえば、「ハイライト」の指定,「アンダーライン」の指定,「メモ」の添付といった情報である。もちろん、補助情報は、これらの情報に限定されるものではなく、「ハイライト」以外の各種マークや、その他の任意の情報でかまわない。
図8に示すグラフは、ある1冊の電子書籍についての正の関心度分布を示すグラフである。ここで、グラフの横軸は当該電子書籍の頁であり、左端が先頭頁、右端が最終頁を示している。また、グラフの縦軸としては、これまで述べてきた正の関心度、すなわち、表示累積回数、表示時間の積算値、補助情報の付加頻度のいずれかをとればよい。
ここでは、試読データ作成部260による具体的な試読データの作成方法について説明する。試読データ作成部260は、前述したとおり、配信対象データ格納部210内に格納されている作成対象書籍の電子書籍データに基づいて、試読データを作成する処理を行う。この処理は、もとの電子書籍データの一部を抜粋し、これを試読データとする処理であり、その基本方針は、少なくとも1つの高関心度領域についての前半部分のデータを含むが後半部分のデータは含まない試読データを作成するというものである。
第1の抜粋方法は、ある1つの高関心度領域の任意の位置に分割位置を設定し、この高関心度領域の先頭から当該分割位置までのデータを試読データとする方法である。具体的には、図9(c) に示す試読データA1が、このような抜粋方法で作成された試読データの例である。すなわち、高関心度領域H1を分割位置D1で分割し、高関心度領域H1の先頭から当該分割位置D1までのデータが試読データA1として抜粋されることになる。要するに、高関心度領域H1の前半部分のみを抜粋したものが試読データA1になる。多くのユーザが「おもしろい」と感じた高関心度領域H1の途中で試読データが終わってしまうため、試読ユーザには、「続きを読みたい」という衝動を生じさせることができ、試読ユーザの購買意欲を誘うことができる。
第2の抜粋方法は、ある1つの高関心度領域の任意の位置に分割位置を設定し、この分割位置から所定分量だけ遡った位置までのデータを試読データとする方法である。具体的には、図9(d) に示す試読データA2が、このような抜粋方法で作成された試読データの例である。すなわち、高関心度領域H1を分割位置D1で分割し、当該分割位置D1から所定分量mだけ遡った位置までのデータが試読データA2として抜粋されることになる。
第3の抜粋方法は、ある1つの高関心度領域の任意の位置に分割位置を設定し、この分割位置から、当該分割位置を含む段落、節、章もしくは書籍全体の先頭まで遡った位置までのデータを試読データとする方法である。具体的には、図9(e) に示す試読データA3が、このような抜粋方法で作成された試読データの例である。すなわち、高関心度領域H1を分割位置D1で分割し、当該分割位置D1を含む章の先頭、すなわち、2章の先頭から当該分割位置D1までのデータが試読データA3として抜粋されることになる。
第4の抜粋方法は、これまでの抜粋方法とは若干考え方が異なる方法である。すなわち、これまでの抜粋方法は、図9(a) に示す元の電子書籍のデータの中の一部を抜粋して試読データとする、という概念に基づくものであるが、ここに述べる第4の抜粋方法は、図9(a) に示す元の電子書籍のデータの中の一部を削除し、残りを試読データとする、という概念に基づくものである。結果的には、元の電子書籍のデータの中の一部を抜粋したものになるが、基本概念は若干相違している。
これまで、本発明に係る電子書籍の試読データ作成装置を説明したが、本発明は、必ずしもこれまで述べた試読データ作成装置を用いて実行する必要はない。本発明の基本的技術思想は、ネットワークを利用して提供する電子書籍について、試読データを作成する方法としても把握することができ、当該作成方法を実行する上では、必ずしもこれまで述べてきた試読データ作成装置を用いる必要はない。
110:電子書籍データ格納部
120:閲覧制御部
130:ディスプレイ
140:指示入力部
150:読書ログ採取部
200:サーバ装置
210:配信対象データ格納部
220:読書ログ格納部
230:読書ログ抽出部
240:関心度分布作成部
250:高関心度領域抽出部
260:試読データ作成部
300:ネットワーク(インターネット)
A1〜A4:試読データ
A4−1〜A4−3:試読データの各部分
D1〜D3:分割位置
F1,F2,F3:電子書籍データファイル
Fi:閲覧対象書籍のデータファイル
H0:電子書籍の先頭領域
H1〜H3:高関心度領域
L1〜L3:読書ログ
m:所定分量(所定頁数/所定文字数)
P1〜P36:閲覧対象パート(閲覧対象頁)
Pj:閲覧対象パート(閲覧対象頁)
S1〜S5:流れ図の各ステップ
T1〜T22:時刻
Th:関心度のしきい値
U1〜U3:各ユーザの表示時間グラフ
U1′〜U3′:各ユーザの正規化された表示時間グラフ
φ:頁指定なし記号
Σ:正規化された表示時間の積算値のグラフ
Claims (21)
- ネットワークを利用して提供する電子書籍について、試読データを作成する装置であって、
ネットワークに接続された端末装置とサーバ装置とを備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置から配信された電子書籍データを格納する電子書籍データ格納部と、
電子書籍の内容を表示するディスプレイと、
ユーザから、特定の電子書籍を閲覧対象書籍として選択する指示もしくは当該選択を解除する指示と、選択中の電子書籍の特定のパートを閲覧対象パートとして指定する指示と、を含む指示入力を受け付ける指示入力部と、
前記指示入力に基づいて、前記電子書籍データ格納部から前記閲覧対象書籍の前記閲覧対象パートに関するデータを読み出し、読み出したデータに基づいて前記ディスプレイ上に電子書籍の内容を表示する閲覧制御部と、
前記指示入力の一部もしくは全部の履歴を読書ログとして採取し、これを前記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する読書ログ採取部と、
を有しており、
前記サーバ装置は、
配信対象となる電子書籍データを格納し、必要に応じてこれを前記端末装置に配信する配信対象データ格納部と、
前記読書ログ採取部から送信されてきた読書ログを格納する読書ログ格納部と、
前記読書ログ格納部から、試読データの作成対象となる作成対象書籍に関する読書ログを抽出する読書ログ抽出部と、
抽出された読書ログを解析することにより、前記作成対象書籍について、個々のパートごとのユーザの興味の度合いを示す関心度を求め、関心度のパート単位の分布を示す関心度分布を作成する関心度分布作成部と、
前記関心度分布に基づいて、関心度が所定のしきい値以上となる高関心度領域を抽出する高関心度領域抽出部と、
前記配信対象データ格納部内に格納されている前記作成対象書籍の電子書籍データに基づいて、少なくとも1つの高関心度領域についての前半部分のデータを含むが後半部分のデータは含まない試読データを作成する試読データ作成部と、
を有することを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1に記載の試読データ作成装置において、
複数の端末装置を備え、
読書ログ格納部は、各端末装置から送信されてきた複数のユーザの読書ログを格納し、
読書ログ抽出部は、作成対象書籍に関する複数のユーザの読書ログを抽出し、
関心度分布作成部は、複数のユーザの読書ログを解析することにより、関心度分布の作成を行うことを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1または2に記載の試読データ作成装置において、
電子書籍データが、頁単位のデータの集合体から構成されており、
指示入力部が、閲覧対象パートを頁で指定する指示を含む指示入力を受け付け、
閲覧制御部が、指定された頁の内容をディスプレイ上に表示し、
読書ログ採取部が、指定された頁の表示履歴を読書ログとして採取し、
関心度分布作成部が、個々の頁ごとに関心度を求めることにより、関心度の頁単位の分布を示す関心度分布を作成し、
高関心度領域抽出部が、頁を最小単位とする領域として高関心度領域の抽出を行うことを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
関心度分布作成部が、電子書籍の選択解除時の閲覧対象パートを当該電子書籍の閲覧中断パートと認識し、電子書籍の個々のパートについて、閲覧中断パートとなった回数を示す中断累積回数を求め、この中断累積回数を負の関心度とカウントして関心度分布を作成することを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項4に記載の試読データ作成装置において、
高関心度領域抽出部が、電子書籍の先頭領域については、これを高関心度領域としては抽出しないことを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項4または5に記載の試読データ作成装置において、
指示入力部が、電子書籍のデータファイルを閉じる指示が与えられたときに、当該電子書籍の選択を解除する指示が与えられたものと認識し、
読書ログ採取部が、前記指示が与えられた時点の閲覧対象パートを、当該電子書籍についての閲覧中断パートを示す読書ログとして採取することを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項4〜6のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
指示入力部が、電子書籍の閲覧中に「端末装置自身」または「端末装置の電子書籍閲覧機能」を待機状態もしくは停止状態にする指示が与えられたときに、当該電子書籍の選択を解除する指示が与えられたものと認識し、
読書ログ採取部が、当該指示が与えられた時点の閲覧対象パートを、当該電子書籍についての閲覧中断パートを示す読書ログとして採取することを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項4〜7のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
読書ログ採取部が、閲覧対象パートを指定する指示とともに当該指示が与えられた時刻を読書ログとして採取し、
関心度分布作成部が、前記読書ログから、同一の閲覧対象パートが継続して表示され続けた表示時間を認識し、当該表示時間が所定の許容範囲を超える場合には、当該閲覧対象パートを閲覧中断パートとして取り扱うことを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
関心度分布作成部が、作成対象書籍の個々のパートについての表示累積回数を正の関心度とカウントして関心度分布を作成することを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
読書ログ採取部が、閲覧対象パートを指定する指示とともに当該指示が与えられた時刻を読書ログとして採取し、
関心度分布作成部が、前記読書ログから各閲覧対象パートの表示時間を認識し、作成対象書籍の個々のパートについての表示時間の積算値を正の関心度とカウントして関心度分布を作成することを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項10に記載の試読データ作成装置において、
読書ログ格納部が、ユーザごとに区別して読書ログを格納し、
関心度分布作成部が、個々のパートについての表示時間をユーザごとに正規化した後に、正規化した表示時間の積算値を正の関心度とカウントして関心度分布を作成することを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項10または11に記載の試読データ作成装置において、
関心度分布作成部が、同一の閲覧対象パートが継続して表示され続けた表示時間が所定の許容範囲を超える場合は、当該表示時間については積算値に算入しないことを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
指示入力部が、選択中の電子書籍の特定箇所に、補助情報を付加する指示入力を受け付ける機能を有し、
閲覧制御部が、前記補助情報を記憶し、ディスプレイ上に前記特定箇所を表示する際に前記補助情報を付加して表示する機能を有し、
読書ログ採取部が、前記補助情報を付加する指示を含む読書ログを採取し、これを前記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信し、
関心度分布作成部が、作成対象書籍の個々のパートについての補助情報の付加頻度を正の関心度とカウントして関心度分布を作成することを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項13に記載の試読データ作成装置において、
補助情報として、各種マーク、アンダーライン、もしくはメモを付加することを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1〜14のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
試読データ作成部が、1つの高関心度領域の任意の位置に分割位置を設定し、前記高関心度領域の先頭から前記分割位置までのデータを試読データとすることを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1〜14のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
試読データ作成部が、1つの高関心度領域の任意の位置に分割位置を設定し、前記分割位置から所定分量だけ遡った位置までのデータを試読データとすることを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1〜14のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
試読データ作成部が、1つの高関心度領域の任意の位置に分割位置を設定し、前記分割位置から、前記分割位置を含む段落、節、章もしくは書籍全体の先頭まで遡った位置までのデータを試読データとすることを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - 請求項1〜14のいずれかに記載の試読データ作成装置において、
試読データ作成部が、各高関心度領域の任意の位置にそれぞれ分割位置を設定し、設定した分割位置を境界として各高関心度領域をそれぞれ前半部分と後半部分とに分割し、配信対象データ格納部内に格納されている1冊の書籍の電子書籍データから、前記各高関心度領域の後半部分を除いたデータを試読データとすることを特徴とする電子書籍の試読データ作成装置。 - ネットワークを利用して提供する電子書籍について、試読データを作成する方法であって、
ユーザの指示入力に基づいて、電子書籍の内容をディスプレイに表示して、これをユーザに閲覧させる機能をもった端末装置が、ユーザの閲覧履歴を読書ログとして採取し、これをネットワークを介して送信する読書ログ送信段階と、
試読データを作成するサーバ装置が、複数の端末装置からネットワークを介して送信されてきた読書ログを受信する読書ログ受信段階と、
前記サーバ装置が、受信した読書ログを解析することにより、特定の電子書籍の個々のパートについてユーザの興味の度合いを示す関心度を求め、前記特定の電子書籍についての関心度分布を作成する関心度分布作成段階と、
前記サーバ装置が、前記関心度分布の関心度にしきい値を設定し、関心度がしきい値以上となる高関心度領域を抽出する高関心度領域抽出段階と、
前記サーバ装置が、前記特定の電子書籍の電子書籍データに基づいて、高関心度領域から前半部分のデータを抜粋する処理もしくは高関心度領域の後半部分のデータを削除する処理を行うことにより試読データを作成する試読データ作成段階と、
を有することを特徴とする電子書籍の試読データ作成方法。 - 請求項19に記載の試読データ作成方法において、
関心度分布作成段階で、読書ログを解析することにより、ユーザが閲覧を中断したと推定される閲覧中断パートを認識し、電子書籍の個々のパートについて、閲覧中断パートとなった中断累積回数を負の関心度とカウントして関心度分布を作成することを特徴とする電子書籍の試読データ作成方法。 - 請求項19に記載の試読データ作成方法において、
関心度分布作成段階で、読書ログを解析することにより、個々のパートについての表示累積回数、表示時間の積算値、もしくはユーザによる補助情報の付加頻度を正の関心度とカウントして関心度分布を作成することを特徴とする電子書籍の試読データ作成方法。
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