JP5218341B2 - 筐体の結合装置及び該装置を用いた情報端末 - Google Patents

筐体の結合装置及び該装置を用いた情報端末 Download PDF

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Description

本出願は筐体の結合装置及び該装置を用いた情報端末に関し、特に、第1の筐体に対して第2の筐体が、スライド或いは回転可能に取り付けられている筐体の結合装置及び該装置を用いた情報端末に関する。
近年、コンピュータを内蔵する通信装置である情報端末の小型化が進み、携帯電話やPHS電話機等の情報端末を手軽に所持することができるようになった。このような情報端末である携帯電話は、縦長の一体形状型から折畳み型へと進化し、更には、送話部に対して受話部をスライドさせたり、回転させたりする変形自由度を備えた機種へと進化した。
ところで、複数の筐体が結合装置によって結合され、結合装置によって筐体形状に変形自由度を有する携帯電話などの情報端末においては、変形操作における部材の付勢や部材の姿勢保持にバネが一般的に用いられている。そして、情報端末が複数の変形自由度を備える場合には、各々の変形状態においてそれぞれバネで付勢して姿勢を保持することが行われていた。
例えば、特許文献1に記載の携帯電話機では、スライド補助力を与える2つのねじりバネ9と、突起11に係合する係止部材として働くバネ10が用いられている。特許文献1では、これら3つのバネは、2つの筐体がスライド動作をするために使用されている。また、特許文献2に記載の折畳み式携帯機器では、ねじりコイルバネ20が、液晶表示部2が縦長状態から横長状態になるのを付勢している。
特開2006−121221号公報(図2) 特開2007−189541公報(図11〜13)
ところが、特許文献1、2に記載の携帯電話では、バネは携帯電話を構成する2つの筐体の1つの変形動作に用いられており、複数の異なる動作に対して付勢力を発生させるものではなかった。したがって、情報端末のように、複数の自由度(複数の変形動作)を備えるものにあっては、変形動作毎にバネが必要となり、バネ搭載コストが必要になるという課題があった。
この出願の筐体の結合装置は、第1の筐体に対して第2の筐体をスライドさせる機構、或いは第1の筐体に対して第2の筐体を回転させて全体をT字状とすることが可能な機構を備える筐体の結合装置であって、第1の筐体に取り付けられる固定プレートと、第2の筐体に取り付けられる移動プレートと、固定プレートに回転軸によって回転可能に取り付けられた中間部材と、中間部材と移動プレートの間に設けられ、中間部材を移動プレートの長手方向に対して相対的にスライドさせるスライド機構とから構成される2次元方向移動機構と、一端が固定プレートに設けられた第1の取付部に揺動可能に取り付けられ、他端が移動プレートに設けられた第2の取付部に揺動可能に取り付けられたトーションバネとを備えて構成され、第1の取付部と第2の取付部の設置位置は、第1と第2の筐体が重なった状態、この位置から第2の筐体が長手方向にスライドした状態、及び第2の筐体が第1の筐体に対してスライドした状態から回転した状態において、トーションバネが第1と第2の筐体の各状態を保持する方向に付勢力を与える位置であり、スライド機構が、中間部材の回転軸を挟んで両端部に設けられたブラケットと、移動プレートに含まれ、ブラケットに係合する第1と第2のレールを備えたレールプレートとから構成され、固定プレートには、第1の筐体に第2の筐体が重ねられた状態において、レールプレートの外側に位置する係合突起が突設され、レールプレートは移動プレートにスペーサを介して固着され、移動プレートのレールプレートの外側の位置に設けられ、係合突起が挿入された状態で、第1の筐体に対して第2の筐体がスライド又は回転させられた時に、係合突起を摺動させるガイド溝を備えることを特徴としている。
更に、この出願の情報端末は、第1の筐体が、第2の筐体対向面に操作部が設けられた送話器側筐体であり、第2の筐体が、第1の筐体対向面と反対側の面に表示部が設けられた受話器側筐体であり、第1の形態或いは第2の形態の筐体の結合装置を使用して送話器側筐体と受話器側筐体が結合された情報端末であることを特徴としている。
本出願によれば、2つの筐体が重なっている状態から全体形状をT字状にするための操作性を良好にすることが可能であると共に、第1の筐体と第2の筐体との間の信号をやり取りするためのフレキシブルケーブルの配線が容易である。
本出願の第1の実施例の筐体の結合装置の構成を、2つの筐体と共に示す組立斜視図である。 (a)は図1に示した本出願の第1の実施例の筐体の結合装置を用いて第1と第2の筐体を結合して重ね合わせた状態における圧縮コイルバネの状態を示す平面図、(b)は(a)の状態から第1の筐体に対して第2の筐体を短手方向にスライドさせた時の圧縮コイルバネの状態を示す平面図、(c)は(a)の状態から第1の筐体に対して第2の筐体を長手方向にスライドさせた時の圧縮コイルバネの状態を示す平面図、(d)は(a)の状態から第1の筐体に対して第2の筐体を斜め方向にスライドさせた時の圧縮コイルバネの状態を示す平面図である。 本出願の第2の実施例の筐体の結合装置の構成を示す組立斜視図である。 (a)は図3に示したスライドプレートにあるブラケットの別の構成を示す組み立て斜視図、(b)は(a)の組み立て後の状態を示すスライドプレートの斜視図である。 (a)は図3に示した第1の筐体結合プレートから第2筐体結合プレート迄を組み立てて第1の筐体に取り付けた状態を示す平面図、(b)は(a)の状態から第2筐体結合プレートを長手方向にスライド変形させた状態を示す平面図、(c)は(b)の状態から第2筐体結合プレートを右方向に45度程度回転させた状態を示す平面図、(d)は(c)の状態から第2筐体結合プレートを右方向に更に回転させてT字状にした状態を示す平面図である。 (a)は本出願の筐体の結合装置を用いて携帯電話の送話器側の筐体と受話器側の筐体を結合して重ね合わせた状態を、トーションバネの位置と状態と共に示す平面図、(b)は(a)の状態から受話器側の筐体を送話器側の筐体に対して上側にスライドさせた状態を示す平面図、(c)は(a)の状態から受話器側の筐体を送話器側の筐体に対して右回りに90度回転させた状態を示す平面図である。 (a)は本出願の回転軸に開けられた貫通孔に第1の筐体と第2の筐体を電気的に接続するフレキシブルケーブルを挿通した状態を示す部分拡大平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は本出願の回転軸に開けられた貫通孔に第1の筐体と第2の筐体を電気的に接続するフレキシブルケーブルを挿通した状態で、第2の筐体が第1の筐体に対して90度回転させられた時のフレキシブルケーブルの動きを示す部分拡大平面図、(d)は(c)の側面図である。 (a)は本出願の回転軸に開けられた貫通孔に第1の筐体と第2の筐体を電気的に接続するフレキシブルケーブルを弛ませた状態で挿通した状態を示す部分拡大平面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)の状態から第2の筐体が第1の筐体に対して上方にスライドさせられた時のフレキシブルケーブルの動きを示す部分拡大平面図、(d)は(c)の側面図、(e)は本出願の回転軸に開けられた貫通孔に第1の筐体と第2の筐体を電気的に接続するフレキシブルケーブルを挿通した状態で、第2の筐体が第1の筐体に対して90度回転させられた時のフレキシブルケーブルの動きを示す部分拡大平面図、(f)は(e)の側面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明するが、同じ構成部材については同じ符号を付して説明する。
図1は本出願の第1の実施例の筐体の結合装置10の構成を、2つの筐体1,2と共に示すものである。筐体の結合装置10は、第1の筐体1に対して第2の筐体2を縦方向、横方向、或いは斜め方向にスライドさせることを可能にするものである。この実施例の筐体の結合装置10は、第1の筐体1に取り付けられる第1筐体結合プレート11と、第2の筐体2に取り付けられる第2筐体結合プレート12とを含んで構成されている。そして、第1筐体結合プレート11と第2筐体結合プレート12との間に、第1の筐体1に対して第2の筐体2を縦方向、横方向、或いは斜め方向にスライドさせることを可能にするスライド機構が設けられる。スライド機構はスライドプレート3を含む。
第1筐体結合プレート11は、第1の筐体1に設けられた凹部5にはめ込まれて固定されるようになっており、プレート上には第2の筐体2を長手方向にスライドさせる2本のレール7が設けられている。また、第1筐体結合プレート11の中央部には、後述する圧縮コイルバネを取り付けるための取付部14がある。スライドプレート3は第1筐体結合プレート11と同じサイズであり、第1筐体結合プレート11の上に取り付けられる。スライドプレート3には中央部に貫通孔18があり、スライドプレート3の上面の短手方向の両側には、第2の筐体2を短手方向にスライドさせる2本のレール8が設けられている。また、スライドプレート3の下面には、第1筐体結合プレート11にあるレール7に係合するスライド部材が設けられているが、レール上をスライドさせる機構については周知であるので、ここでは説明しない。
そして、スライドプレート3の上には、スライドプレート3と同じサイズの第2筐体結合プレート12が取り付けられる。第2筐体結合プレート12の下面には、スライドプレート3の上にあるレール8に係合するスライド部材が設けられているが、レール上をスライドさせる機構については周知であるので、ここでは説明しない。また、第2筐体結合プレート12の左下隅部には、後述する圧縮コイルバネを取り付けるための取付部15がある。そして、第2筐体結合プレート12の上面は、第2の筐体2の下面に設けられた凹部6にはめ込まれて固定される。なお、第1筐体結合プレート11の第1の筐体1への固定、及び第2筐体結合プレート12の第2の筐体2への固定については、ねじ止め、接着等の方法があるが、特に限定されるものではない。
圧縮コイルバネ13は、その一端が第1の筐体結合プレート11の上面にある取付部14に揺動可能に取り付けられ、他端が第2の筐体結合プレート12の下面にある取付部15に揺動可能に取り付けられる。圧縮コイルバネ13のコイル部分は、スライドプレート3に設けられた貫通孔18で形成される空間内に位置する。そして、圧縮コイルバネ13は取付部14と取付部15との間に付勢力を与えるが、取付部14は第1の筐体1に固定されるので、圧縮コイルバネ13は移動可能な取付部15に付勢力を与え、取付部15が固定される第2の筐体2を移動させようとする。
スライド機構は、第1筐体結合プレート11の上に、スライドプレート3、及び第2筐体結合プレート12が積み重ねられて構成される。スライド機構は、第1筐体結合プレート11に対して第2筐体結合プレート12を縦、横、又は斜めの方向に移動させることができる。従って、第1筐体結合プレート11が第1の筐体1に固着され、第2筐体結合プレート12が第2の筐体2に固着されると、第1の筐体1に対して、第2の筐体2が縦、横、又は斜めの方向に移動できるようになる。これを図2を用いて説明する。
図2(a)は、図1に示したスライド機構を備えた筐体の結合装置10を用いて第1の筐体1と第2の筐体2を結合して重ね合わせた状態を示すものである。この図には、圧縮コイルバネ13の機能を明確にするために、第1の筐体1と第2の筐体2、圧縮コイルバネ13、及び圧縮コイルバネ13の取付部14,15のみが示してある。第1の筐体1と第2の筐体2が重ね合わされた状態では、取付部14は第1の筐体1の中央部に位置しており、取付部15は第2の筐体の一方の側面の近傍(図では左下側)にある。
よって、第1の筐体1と第2の筐体2が重ね合わされた状態では、第2の筐体2は第1の筐体1から矢印で示す付勢力Fを受けている。後述するように、第2の筐体1は第1の筐体1に対して、図2(a)の状態から上側、右側、又は斜め右上側に移動可能である。従って、第1の筐体1と第2の筐体2が重ね合わされた状態では、第2の筐体2はどの方向への移動も抑えられる方向に、即ち、第1の筐体1と第2の筐体2が重ね合わされた状態を保持する方向に、圧縮コイルバネ13によって付勢されている。
図2(b)は、図2(a)の状態から第1の筐体1に対して第2の筐体2を短手方向(図の上方向)にスライドさせた時の圧縮コイルバネ13の状態を示すものである。この図にも、圧縮コイルバネ13の機能を明確にするために、第1の筐体1と第2の筐体2、圧縮コイルバネ13、及び圧縮コイルバネ13の取付部14,15のみが示してある。第1の筐体1に対して第2の筐体2を短手方向にスライドさせると、圧縮コイルバネ13の取付部15は破線で示す位置から実線で示す位置に移動する。取付部15の移動に際して、取付部14と15の間隔は狭まるが、圧縮コイルバネ13は変形してこれに対応する。
第1の筐体1に対して第2の筐体2が短手方向に移動した状態では、取付部15は取付部14に対して斜め上側(図の左上側)にある。よって、この状態では、第2の筐体2は第1の筐体1から左上側に向かう付勢力Fを受けており、その分力が第2の筐体2を第1の筐体1に対して離間させる方向に作用している。従って、第1の筐体1に対して第2の筐体2が短手方向に移動した状態では、第2の筐体2はその位置を保持する方向に、圧縮コイルバネ13によって付勢されている。
図2(c)は、図2(a)の状態から第1の筐体1に対して第2の筐体2を長手方向(図の右方向)にスライドさせた時の圧縮コイルバネ13の状態を示すものである。この図にも、圧縮コイルバネ13の機能を明確にするために、第1の筐体1と第2の筐体2、圧縮コイルバネ13、及び圧縮コイルバネ13の取付部14,15のみが示してある。第1の筐体1に対して第2の筐体2を長手方向にスライドさせると、圧縮コイルバネ13の取付部15は破線で示す位置から実線で示す位置に移動する。取付部15の移動に際して、取付部14と15の間隔は狭まるが、圧縮コイルバネ13は変形してこれに対応する。
第1の筐体1に対して第2の筐体2が長手方向に移動した状態では、取付部15は取付部14に対して斜め下側(図の右下側)にある。よって、この状態では、第2の筐体2は第1の筐体1から右下側に向かう付勢力Fを受けており、その分力が第2の筐体2を第1の筐体1に対して離間させる方向に作用している。従って、第1の筐体1に対して第2の筐体2が長手方向に移動した状態では、第2の筐体2はその位置を保持する方向に、圧縮コイルバネ13によって付勢されている。
図2(d)は、図2(a)の状態から第1の筐体1に対して第2の筐体2を斜め右上方向(図の右上方向)にスライドさせた時の圧縮コイルバネ13の状態を示すものである。この図にも、圧縮コイルバネ13の機能を明確にするために、第1の筐体1と第2の筐体2、圧縮コイルバネ13、及び圧縮コイルバネ13の取付部14,15のみが示してある。第1の筐体1に対して第2の筐体2を斜め右上方向にスライドさせると、圧縮コイルバネ13の取付部15は破線で示す位置から実線で示す位置に移動する。取付部15の移動に際して、取付部14と15の間隔は狭まるが、圧縮コイルバネ13は変形してこれに対応する。
第1の筐体1に対して第2の筐体2が斜め右上方向に移動した状態では、取付部15は取付部14に対して斜め上側(図の右上側)にある。よって、この状態では、第2の筐体2は第1の筐体1から右上側に向かう付勢力Fを受けており、その分力が第2の筐体2を第1の筐体1に対して離間させる方向に作用している。従って、第1の筐体1に対して第2の筐体2が斜め上側に移動した状態では、第2の筐体2はその位置を保持する方向に、圧縮コイルバネ13によって付勢されている。
以上のように、第1の実施例の筐体の結合装置10を用いて第1と第2の筐体1、2を結合した場合には、第1と第2の筐体1、2は、図2(a)〜(d)に示した全ての状態において、その状態を保持するように1つの圧縮コイルバネ13で付勢される。したがって、情報端末のように、複数の自由度(複数の変形動作)を備えるものにあっては、変形動作毎のバネが1つで済み、バネ搭載コストが低減される。
図3は本出願の第2の実施例の筐体の結合装置30の構成を、2つの筐体1,2と共に示すものである。この実施例の筐体の結合装置30は、第1の筐体1に対して第2の筐体2を縦方向にスライド、或いはスライド後に回転させて全体をT字状とすることを可能にするものである。この実施例の筐体の結合装置30は、第1の筐体1に取り付けられる第1筐体結合プレート31と、第2の筐体2に取り付けられる第2筐体結合プレート32とを含んで構成されている。
第1筐体結合プレート31は、第1の筐体1に設けられた凹部5にはめ込まれるようになっており、プレート上には端部にピン33が突設されており、中央部に中空回転軸34が設けられている。中空回転軸34は貫通孔35を備えた回転軸である。第1筐体結合プレート31の上には中間部材であるスライドプレート20が回転自在に保持される。即ち、スライドプレート20はその回転軸取付部24に中空回転軸34がカシメによって取り付けられるので、第1筐体結合プレート31に対して回転自在となる。回転軸取付部24の中央には中空回転軸34の貫通孔35と同じ大きさの貫通孔24Aが設けられている。
また、スライドプレート20にはその両端部にブラケット27が対向して設けられている。ブラケット27には溝部27Aがあり、この溝部27Aに矩形状のレールプレート25が挿入されるようになっている。ブラケット27の溝部27Aに挿入されたレールプレート25は、その両側辺が第1のレール21と第2のレール22となり、ブラケット27の間を摺動する。即ち、レールプレート25側から見れば、第1のレール21と第2のレール22の上をブラケット27を介してスライドプレート20が相対的にスライドすることになる。レールプレート25の第1のレール21の途中には、後述する切欠部26が設けられている。切欠部26の開口部の長さはブラケット27の長さに比べて短いので、切欠部26があっても、スライドプレート20はスムーズに第1のレール21と第2のレール22の上をスライドする。レールプレート25の中央部には、後述するフレキシブルケーブルを通すための貫通孔39がある。
レールプレート25の上面の上端部と下端部には、スペーサ16,17を介して第2筐体結合プレート32が取り付けられる。スペーサ16,17は、ブラケット27の溝部27Aを通過できないので、スペーサ16,17の一方は、レールプレート25をブラケット27の溝部27Aに挿通させた後でレールプレート25に取り付けられる。スペーサ16,17は、スライドプレート20がレールプレート25の上をスライドする際に必要なスペースを与えるものである。
第2筐体結合プレート32は、スペーサ16,17の上に接合されるレッグ部32A、32Bと、レールプレート25に平行な本体部32Cとを備えた略コ字状をしている。本体部32Cには、第1筐体結合プレート31のピン33を挿入するためのピン係合溝23がある。ピン係合溝23はピン33をガイドするガイド溝であり、本体部32Cの延伸方向に沿った第1のスライド溝23Aと、第1のスライド溝23Aに交差する方向に延伸された第2のスライド溝23B、及びピン33の頭部を挿通する大径孔23Cを備える。大径孔23Cは、本体部32Cのレッグ部32A側の端部に設けられており、第2のスライド溝23Bは第1のスライド溝23Aの反対側の端部に連通している。
第1と第2の筐体結合プレート31,32の間にスライドプレート20とレールプレート25が組み立てられると、第1の筐体結合プレート31の上にある取付部37とレールプレート25の上にある取付部38の間にトーションバネ36が掛け渡される。トーションバネ36はねじりコイルバネであり、トーションバネ36の取り付けによって、第2の実施例の筐体の結合装置が完成する。そして、第2の筐体結合プレート32の上には第2の筐体2が組み付けられるが、第2の筐体2の下面にはピン係合溝23を摺動するピン33の頭部が移動するためのスペース(図示せず)が設けられている。
なお、この実施例では、ピン33と中空回転軸34が第1筐体結合プレート31の上に設けられているが、ピン33は直接第1の筐体1に突設し、中空回転軸34はスライドプレート20に固着してこれを第1の筐体1に取り付けるようにすることも可能である。この場合には、第1筐体結合プレート31は不要となる。
図4(a)は、図3に示したスライドプレート20にあるブラケット27の別の構成を示すものである。図3ではスライドプレート20の両端部をそのままかぎ状に折り曲げてブラケット27を構成していたが、このままではブラケット27の溝部27Aを摺動するレールプレート25がスムーズにスライドしない。そこでこの実施例では、溝部29Aを備えた断面がコ字状の樹脂製スライダ29を2つ用意する。一方、スライドプレート20にはその四隅にかぎ状のカシメ部28を形成する。かぎ状のカシメ部28は、樹脂製スライダ29をスライドプレート20の上に固定できる程度の長さを備えれば良い。そして、樹脂製スライダ29をその溝部29Aを対向させた状態で、かぎ状のカシメ部28に挿入し、かぎ状のカシメ部28をカシメ、スライドプレート20の両端部に樹脂製スライダ29を固定する。この状態を図4(b)に示す。
図5(a)は、図3に示した第1の筐体結合プレート31から第2筐体結合プレート32迄を組み立てて筐体の結合装置30を作り、これを第1の筐体1に取り付けた状態を示している。結合装置30の動作を示すため、第2の筐体2は取り付けられていない。この状態では、スライドプレート20がレールプレート25の最上部に位置しており、ピン33が第1のスライド溝23Aの上端部に位置している。そして、取付部37,38の間に掛け渡すトーションバネ36は、無負荷状態における両端間の長さを、取付部37,38の間に掛け渡すことによって短くなるようにし、トーションバネ36に開く方向の付勢力が発生するようにする。この結果、トーションバネ36の開く方向の付勢力によって、取付部38に矢印で示す下向きの付勢力Gが加わり、第2筐体結合プレート32に現状を維持する付勢力がトーションバネ36から与えられる。
図5(b)は、図5(a)の状態から第2筐体結合プレート32を長手方向にスライド変形させた状態を示すものである。第2筐体結合プレート32を第1筐体結合プレート31から離れる方向にスライドさせると、トーションバネ36の取付部37,38の間の距離は一旦縮まり、その後長くなる。しかし、第2筐体結合プレート32が第1筐体結合プレート31から完全にスライドし終わった図5(b)の状態では、取付部37,38の間の距離は、無負荷状態におけるトーションバネ36の両端間の長さよりも短い。よって、この状態でも、取付部38に矢印で示す上向きの付勢力Gが加わり、ピン33に対して反時計回りトルクが発生し、これがT字変形抑制トルクとなり、第2筐体結合プレート32に現状を維持する付勢力がトーションバネ36から与えられる。
図5(c)は、図5(b)の状態から第2筐体結合プレート32を右方向に45度程度回転させた状態を示すものである。第2筐体結合プレート32を第1筐体結合プレート31に対して回転させると、スライドプレート20は回転しながらレールプレート25の上を相対的に移動する。即ち、スライドプレート20は見掛け上、レールプレート25の上をスライドして移動する。この時、ピン33は、第2のスライド溝23B内を、第1のスライド溝23Aとの交差部から離れる方向に移動する。
図5(c)に示すように、第1筐体結合プレート31に対して第2筐体結合プレート32を45度回転させた時には、ピン33は第2のスライド溝23Bの端部に達する。また、第1筐体結合プレート31に対して第2筐体結合プレート32を45度を越えて更に回転させると、ピン33は第2のスライド溝23B内を第1のスライド溝23Aとの交差部に向かう。この間、スライドプレート20はレールプレート25に対して移動を続ける。そして、図5(d)に示すように、第1筐体結合プレート31に対して第2筐体結合プレート32が90度回転して全体がT字状になった状態では、ピン33は第2のスライド溝23Bの第1のスライド溝23Aとの交差部に戻る。この状態では、スライドプレート20はレールプレート25のほぼ中央部に位置する。
また、第1筐体結合プレート31に対して第2筐体結合プレート32が90度回転した図5(d)に示す状態では、取付部37が、レールプレート25に設けられている切欠部26の中に入る。このとき、取付部37,38の間の距離は、無負荷状態におけるトーションバネ36の両端間の長さよりも短い。よって、この状態でも、取付部38に矢印で示す上向きの付勢力Gが加わり、ピン33に対して時計回りトルクが発生し、これがT字変形保持トルクとなり、第2筐体結合プレート32に現状を維持する付勢力がトーションバネ36から与えられる。
この実施例では、第2の筐体2側から見て、第2筐体結合プレート32をレールプレート25の左側に配置している。一方、第2筐体結合プレート32とレールプレート25の表裏を逆にして、第2筐体結合プレート32をレールプレート25の右側に配置することも可能である。この場合には、ピン33、ピン係合溝23(第1のスライド溝23Aと第2のスライド溝23B)を設ける位置を、図5(a)に示した位置と線対称の位置にすれば良く、第1の筐体1に対する第2の筐体2の回転方向も逆の左回転になる。
図6(a)から(c)は、本出願の筐体の結合装置30を携帯電話50に適用した実施例を示すものである。携帯電話50では、図6(b)に示すように、第1の筐体が操作ボタン53を備えた送話器側の筐体51であり、第2の筐体がディスプレイ54を備えた受話器側の筐体52である。図6(a)は、本出願の筐体の結合装置30を用いて携帯電話50の送話器側の筐体51と受話器側の筐体52を結合して、重ね合わせた状態をトーションバネ36の位置と共に示すものである。図6(b)は、本出願の筐体の結合装置30を用いて携帯電話50の送話器側の筐体51と受話器側の筐体52を結合して、スライドさせた状態をトーションバネ36の位置と共に示すものである。図6(c)は、本出願の筐体の結合装置30を用いて携帯電話50の送話器側の筐体51と受話器側の筐体52を結合して、スライドさせた後に回転させてT字状にした状態をトーションバネ36の位置と共に示すものである。トーションバネ36の機能は図5(a)から(d)で説明したので、ここでは省略する。
次に、以上説明した本出願の筐体の結合装置30では、結合する第1と第2の筐体1,2の間で信号をやり取りするフレキシブルなフラットケーブル(フレキシブルケーブル)の配線が容易に行えることについて説明する。本出願の筐体の結合装置30では、図3から図5で説明したように、第1の筐体と第2の筐体を回転させるための回転軸が中空回転軸34であり、貫通孔35を備えている。従って、図7(a)、(b)に示すように、フレキシブルケーブル40をこの貫通孔35を通すことができる。この場合、フレキシブルケーブル40は、第1と第2の筐体の途中で折り曲げ、折り曲げ部41が中空回転軸34の貫通孔35の中心部に来るようにする。
そして、第1の筐体を第2の筐体に対して回転させた場合、図7(c)、(d)に示すように、第2の筐体側のフレキシブルケーブル40が矢印で示す方向に回転動作を行う。この場合、フレキシブルケーブル40の折り曲げ部41が、中空回転軸34の貫通孔35の中心部において斜めに折り曲げられるので、フレキシブルケーブル40は、第2の筐体の姿勢変化に対応することができる。即ち、第2の筐体が回転しても、フレキシブルケーブル40に撓みや張りが発生しずらく、フレキシブルケーブル40の動きも非常に少なくて済む。また、中空回転軸34の厚みがフレキシブルケーブル40の折畳みスペースとして利用できるので実装効率が高い。
更に、フレキシブルケーブル40は、図8(a)、(b)に示すように折り曲げ部41から所定距離だけ隔たった部位において、固定部42,43によって第1の筐体と第2の筐体に固定される。そして、第2の筐体側のフレキシブルケーブル40は、固定部43において折り返されると共に、弛ませた状で更に折り返し部44において折り返される。折り返し部44は、フレキシブルケーブル40の移動によってその位置を変えることができる。
そして、第1の筐体が第2の筐体に対してスライドされた場合、図8(c)、(d)に示すように、第2の筐体側のフレキシブルケーブル40は、矢印で示す方向に押し上げられる。この場合、フレキシブルケーブル40の折り返し部44が上方に移動するので、フレキシブルケーブル40は、第2の筐体の姿勢変化に対応することができる。
同様に、第1の筐体が第2の筐体に対して回転させた場合、図8(e)、(f)に示すように、第2の筐体側のフレキシブルケーブル40が矢印で示す方向に回転動作を行う。この場合、フレキシブルケーブル40の折り曲げ部41が、中空回転軸34の貫通孔35の中心部において斜めに折り曲げられるので、フレキシブルケーブル40を、第2の筐体の姿勢変化に対応させることができる。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 第1の筐体に対して第2の筐体を2次元方向に移動させる筐体の結合装置であって、
前記第1の筐体に取り付けられる固定プレートと、
前記第2の筐体に取り付けられる移動プレートと、
前記移動プレートを前記固定プレートに対して二次元方向に移動させるレールと、
一端が前記固定プレートに設けられた第1の取付部に回転可能に接続され、他端が前記移動プレートに設けられた第2の取付部に回転可能に接続された圧縮コイルバネとから構成され、
前記第1の取付部と前記第2の取付部の設置位置は、前記第1と第2の筐体が重なった状態、及びこの位置から二次元方向にスライドした状態において、前記圧縮コイルバネが前記第1と第2の取付部が離間する方向に付勢力を与える位置であることを特徴とする筐体の結合装置。
(付記2) 前記2次元方向が縦、横、斜め方向であり、前記第1の筐体の長手方向に延伸された第1のスライドレールと、前記第1の筐体の横方向に延伸された第2のスライドレールとが前記固定プレートと前記移動プレートの間に設けられており、
前記圧縮コイルバネは、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が縦方向にスライドした状態、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が横方向にスライドした状態、及び前記第1の筐体に対して前記第2の筐体が斜め方向にスライドした状態において、前記第1と第2の取付部が離間する方向に付勢力を与えることを特徴とする付記1に記載の筐体の結合装置。
(付記3) 第1の筐体に対して第2の筐体をスライドさせる機構、或いは第1の筐体に対して第2の筐体を回転させて全体をT字状とすることが可能な機構を備える筐体の結合装置であって、
前記第1の筐体に取り付けられる固定プレートと、
前記第2の筐体に取り付けられる移動プレートと、
前記固定プレートに回転軸によって回転可能に取り付けられた中間部材と、前記中間部材と前記移動プレートの間に設けられ、前記中間部材を前記移動プレートの長手方向に対して相対的にスライドさせるスライド機構と、から構成される二次元方向移動機構と、
一端が前記固定プレートに設けられた第1の取付部に揺動可能に取り付けられ、他端が前記移動プレートに設けられた第2の取付部に揺動可能に取り付けられたトーションバネとを備えて構成され、
前記第1の取付部と前記第2の取付部の設置位置は、前記第1と第2の筐体が重なった状態、この位置から前記第2の筐体が前記長手方向にスライドした状態、及び前記第2の筐体が前記第1の筐体に対してスライドした状態から回転した状態において、前記トーションバネが前記第1と第2の筐体の各状態を保持する方向に付勢力を与える位置であることを特徴とする筐体の結合装置。
(付記4) 前記スライド部材が、前記中間部材の前記回転軸を挟んで両端部に設けられたブラケットと、前記移動プレートに取り付けられ、前記ブラケットに係合する第1と第2のレールを備えたレールプレートとから構成され、
前記固定プレートには、前記第1の筐体に前記第2の筐体が重ねられた状態において、前記レールプレートの外側に位置する係合突起が突設され、
前記レールプレートは前記移動プレートにスペーサを介して固着され、
前記移動プレートの前記レールプレートの外側の位置に設けられ、前記係合突起が挿入された状態で、前記第1の筐体に対して第2の筐体がスライド又は回転させられた時に、前記係合突起を摺動させるガイド溝を備えることを特徴とする付記3に記載の筐体の結合装置。
(付記5) 前記係合突起と前記ガイド溝は、前記第1の筐体に前記第2の筐体が重ねられた状態、及び前記T字状になった状態の両方において、前記係合突起が前記ガイド溝の同じ部位に位置するように設けられていることを特徴とする付記4に記載の筐体の結合装置。
(付記6) 前記ガイド溝は、前記スライド方向に延びる第1溝部と、前記スライド方向に交差する方向に前記第1の溝部の端部から外側に延びる第2の溝部とから構成され、
前記第1の筐体に対して、前記第2の筐体をスライドさせる状態においては、前記第1の溝部内を前記係合突起が摺動し、
前記第1の筐体に対して、前記第2の筐体をスライドさせた後に、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体を回転させる状態においては、45度回転させるまでの状態で、前記係合突起が前記第2の溝部内をその先端部まで摺動し、45度から90度回転させるまでの状態で、前記係合突起が前記第2の溝部内を前記先端部から前記第1の溝部の端部まで摺動するようにしたことを特徴とする付記5に記載の筐体の結合装置。
(付記7) 前記ガイド溝が、前記レールプレートの長手方向の左側に設けられている場合には、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体を右回転させて全体をT字状とし、
前記ガイド溝が、前記レールプレートの長手方向の右側に設けられている場合には、前記第1の筐体に対して前記第2の筐体を左回転させて全体をT字状とすることを特徴とする付記3から6の何れかに記載の筐体の結合装置。
(付記8) 前記第1の取付部は、前記固定プレートの前記レールプレートの側方から突出する突出部に設けられており、
前記第2の取付部は、前記移動プレートにある前記ガイド溝の前記第1と第2の溝部の交差部近傍の前記レールプレートに設けられていることを特徴とする付記3から7の何れかに記載の筐体の結合装置。
(付記9) 前記レールプレートの、前記第1の取付部側の端部に、前記移動プレートが前記固定プレートに対して回転した時に、前記前記第1の取付部を受け入れる切欠部が設けられていることを特徴とする付記8に記載の筐体の結合装置。
(付記10) 前記ブラケットが、スライド溝を備えて前記中間部材の両端部に載置される樹脂製のスライドガイドと、前記中間部材の四隅に設けられてカシメられることによってこのスライドガイドを固定するかき状カシメ部とから構成されることを特徴とする付記3から9の何れかに記載の筐体の結合装置。
(付記11) 前記回転軸はその軸心部に貫通孔を有し、この貫通孔に前記第1の筐体と前記第2の筐体の間の信号をやり取りするフラットケーブルを通したことを特徴とする付記3から10の何れかに記載の筐体の結合装置。
(付記12) 前記第1の筐体が、前記第2の筐体対向面に操作部が設けられた送話器側筐体であり、
前記第2の筐体が、前記第1の筐体対向面と反対側の面に表示部が設けられた受話器側筐体であることを特徴とする付記1から11の何れかに記載の筐体の結合装置を使用した情報端末。
1 第1の筐体
2 第2の筐体
3 スライドプレート
7,8 レール
10 筐体の結合装置
11 第1筐体結合プレート
12 第2筐体結合プレート
13 圧縮コイルバネ
14 中空回転軸
16,17 スペーサ
20 スライドプレート(中間部材)
21 第1のレール部
22 第2のレール部
23 ピン係合溝
23A 第1のスライド溝
23B 第2のスライド溝
24 回転軸取付孔
25 レールプレート
26 切欠部
27 ブラケット
28 かぎ状かしめ部
29 樹脂製スライダ
30 筐体の結合装置
31 第1筐体結合プレート
32 第2筐体結合プレート
33 ピン
34 中空回転軸
36 トーションバネ
40 フレキシブルケーブル
50、60 携帯電話
51 第1の筐体(受話器側筐体)
52 第2の筐体(送話器側筐体)
53 操作ボタン
54 ディスプレイ

Claims (3)

  1. 第1の筐体に対して第2の筐体をスライドさせる機構、或いは第1の筐体に対して第2の筐体を回転させて全体をT字状とすることが可能な機構を備える筐体の結合装置であって、
    前記第1の筐体に取り付けられる固定プレートと、
    前記第2の筐体に取り付けられる移動プレートと、
    前記固定プレートに回転軸によって回転可能に取り付けられた中間部材と、前記中間部材と前記移動プレートの間に設けられ、前記中間部材を前記移動プレートの長手方向に対して相対的にスライドさせるスライド機構と、から構成される二次元方向移動機構と、
    一端が前記固定プレートに設けられた第1の取付部に揺動可能に取り付けられ、他端が前記移動プレートに設けられた第2の取付部に揺動可能に取り付けられたトーションバネとを備えて構成され、
    前記第1の取付部と前記第2の取付部の設置位置は、前記第1と第2の筐体が重なった状態、この位置から前記第2の筐体が前記長手方向にスライドした状態、及び前記第2の筐体が前記第1の筐体に対してスライドした状態から回転した状態において、前記トーションバネが前記第1と第2の筐体の各状態を保持する方向に付勢力を与える位置であり、
    前記スライド機構が、前記中間部材の前記回転軸を挟んで両端部に設けられたブラケットと、前記移動プレートに含まれ、前記ブラケットに係合する第1と第2のレールを備えたレールプレートとから構成され、
    前記固定プレートには、前記第1の筐体に前記第2の筐体が重ねられた状態において、前記レールプレートの外側に位置する係合突起が突設され、
    前記レールプレートは前記移動プレートにスペーサを介して固着され、
    前記移動プレートの前記レールプレートの外側の位置に設けられ、前記係合突起が挿入された状態で、前記第1の筐体に対して第2の筐体がスライド又は回転させられた時に、前記係合突起を摺動させるガイド溝を備えることを特徴とする筐体の結合装置。
  2. 前記第1の取付部は、前記固定プレートの前記レールプレートの側方から突出する突出部に設けられており、
    前記第2の取付部は、前記移動プレートにある前記ガイド溝の前記第1と第2の溝部の交差部近傍の前記レールプレートに設けられていることを特徴とする請求項に記載の筐体の結合装置。
  3. 前記第1の筐体が、前記第2の筐体対向面に操作部が設けられた送話器側筐体であり、
    前記第2の筐体が、前記第1の筐体対向面と反対側の面に表示部が設けられた受話器側筐体であることを特徴とする請求項1または2に記載の筐体の結合装置を使用した情報端末。
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