JP5218108B2 - 接着構造体ならびにその製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
前記接着剤が、周波数28MHz又は40MHzの高周波の印加下において実施される高周波誘電加熱において硬化可能であり、かつエポキシ樹脂からなる主剤と、潜在性硬化剤と、周波数28MHz又は40MHzの高周波の印加により発熱可能な高周波吸収性充填剤とを少なくとも含むエポキシ接着剤であり、そして
前記接着剤が加熱により硬化されていると同時に、該接着剤と前記熱可塑性材料からなる第1の被着体との接合界面が加熱により溶融せしめられており、かつ前記第1の被着体、接着剤及び第2の被着体の3者が一体的に接合せしめられていることを特徴とする接着構造体にある。また、本発明は、これに関連して、かかる接着構造体の製造に有用な高周波誘電加熱型接着剤にある。
高周波誘電加熱接着装置を用意すること、
前記接着装置の第1の高周波印加電極に前記第1の被着体を当接させること、
前記第1の高周波印加電極に対向して配置された第2の高周波印加電極に前記第2の被着体を当接させること、
前記第1の被着体に少なくとも、そして必要に応じて前記第2の被着体にも、本発明の高周波誘電加熱型接着剤を適用して、前記第1の被着体、前記接着剤及び前記第2の被着体の構造前駆体を形成すること、及び
前記第1の高周波印加電極及び前記第2の高周波印加電極のそれぞれに周波数28MHz又は40MHzの高周波を印加して、前記接着剤を加熱により硬化させると同時に、該接着剤と前記第1の被着体との接合界面を加熱により溶融せしめて、前記第1の被着体、接着剤及び第2の被着体の3者が一体的に接合せしめた接着構造体を形成すること
を含んでなることを特徴とする接着構造体の製造方法にある。
前記第1の被着体に当接して使用される第1の高周波印加電極と、
前記第2の被着体に当接して使用されるものであって、前記第1の高周波印加電極に対向している第2の高周波印加電極と、
前記第1の被着体と前記第2の被着体との間に配置された本発明の高周波誘電加熱型接着剤と、
前記第1の高周波印加電極及び前記第2の高周波印加電極のそれぞれに周波数28MHz又は40MHzの高周波を印加するための高周波電源と
を備えた高周波誘電加熱接着装置を含むことを特徴とする接着構造体の製造装置にある。
本例では、図2に示したようにして、高周波誘電加熱方式により接着構造体を製造した。
本例では、図3に示したようにして、高周波誘電加熱方式により接着構造体を製造した。
本例では、図4に示したようにして、高周波誘電加熱方式により接着構造体を製造した。
2 第2の被着体
3 接着剤層
4 第1の高周波印加電極
5 第2の高周波印加電極
6 高周波電源
10 接着構造体
20 高周波誘電加熱接着装置
H 加熱源
Claims (10)
- ポリアセタール樹脂からなる第1の被着体と、前記第1の被着体と同一もしくは異なる材料からなる第2の被着体とが高周波誘電加熱型接着剤を介して接合されてなる接着構造体であって、
前記接着剤が、周波数28MHz又は40MHzの高周波の印加下において実施される高周波誘電加熱において硬化可能であり、かつエポキシ樹脂からなる主剤と、潜在性硬化剤と、周波数28MHz又は40MHzの高周波の印加により発熱可能な高周波吸収性充填剤とを少なくとも含むエポキシ接着剤であり、そして
前記接着剤が加熱により硬化されていると同時に、該接着剤と前記ポリアセタール樹脂からなる第1の被着体との接合界面が加熱により溶融せしめられており、かつ前記第1の被着体、接着剤及び第2の被着体の3者が一体的に接合せしめられていることを特徴とする接着構造体。 - 前記エポキシ接着剤の主剤はp−ビスフェノールA型エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の接着構造体。
- 前記エポキシ接着剤の潜在性硬化剤はアンチモンカチオン重合剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載の接着構造体。
- 前記充填剤はカーボンブラック又は炭化ケイ素であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の接着構造体。
- 前記充填剤は、前記接着剤の全量を基準として、1〜10質量%の範囲で含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の接着構造体。
- 接着継ぎ手構造体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の接着構造体。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の接着構造体を製造する方法であって、下記の工程:
高周波誘電加熱接着装置を用意すること、
前記接着装置の第1の高周波印加電極に前記ポリアセタール樹脂からなる第1の被着体を当接させること、
前記第1の高周波印加電極に対向して配置された第2の高周波印加電極に前記第2の被着体を当接させること、
前記第1の被着体に少なくとも請求項1〜5のいずれか1項に記載の接着剤を適用して、前記第1の被着体、前記接着剤及び前記第2の被着体の構造前駆体を形成すること、及び
前記第1の高周波印加電極及び前記第2の高周波印加電極のそれぞれに周波数28MHz又は40MHzの高周波を印加して、前記接着剤を加熱により硬化させると同時に、該接着剤と前記第1の被着体との接合界面を加熱により溶融せしめて、前記第1の被着体、接着剤及び第2の被着体の3者が一体的に接合せしめた接着構造体を形成すること
を含んでなることを特徴とする接着構造体の製造方法。 - 前記高周波印加工程において、通電時間は30秒以内であることを特徴とする請求項7に記載の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の接着構造体を製造する装置であって、
前記ポリアセタール樹脂からなる第1の被着体に当接して使用される第1の高周波印加電極と、
前記第2の被着体に当接して使用されるものであって、前記第1の高周波印加電極に対向している第2の高周波印加電極と、
前記第1の被着体と前記第2の被着体との間に配置された、請求項1〜5のいずれか1項に記載の接着剤と、
前記第1の高周波印加電極及び前記第2の高周波印加電極のそれぞれに周波数28MHz又は40MHzの高周波を印加するための高周波電源と
を備えた高周波誘電加熱接着装置を含むことを特徴とする接着構造体の製造装置。 - 前記第1の高周波印加電極及び前記第2の高周波印加電極の少なくとも一方は、前記接着剤を加熱するための加熱源を内蔵していることを特徴とする請求項9に記載の製造装置。
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