JP5217175B2 - 遠心貯留器及びルビジウムランプまたはルビジウムガスセルの製造方法 - Google Patents
遠心貯留器及びルビジウムランプまたはルビジウムガスセルの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5217175B2 JP5217175B2 JP2007023810A JP2007023810A JP5217175B2 JP 5217175 B2 JP5217175 B2 JP 5217175B2 JP 2007023810 A JP2007023810 A JP 2007023810A JP 2007023810 A JP2007023810 A JP 2007023810A JP 5217175 B2 JP5217175 B2 JP 5217175B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubidium
- metal
- lamp
- heating
- gas cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
ルビジウム原子発振器の主要な構成要素の一つにルビジウムランプがある。このルビジウムランプは、ルビジウム光をガスセルに向けて出射する光源として用いられ、特にルビジウムガスセル内のルビジウム原子を励起するためのランプである。また、ルビジウムランプは無電極の真空ガラス内に、ルビジウム金属を少量封入したものであり、一般にキャリアガスと呼ばれる発光の補助となるクリプトンなどの希ガスが共に封入される。また、ルビジウムランプには、ルビジウムランプ本体内で気化し切れないルビジウム金属を貯留するために、ルビジウムランプ本体適所から「金属溜まり部」と呼ぶ突出部が存在する。この「金属溜まり部」は以下に示すルビジウムランプの製造工程で形成され、ルビジウム金属が貯留される。
1)真空装置の排気管に球形状(ランプ形状)に加工したガラスを取り付け、内部を真空ポンプにて真空とする。
2)塩化ルビジウムにカルシウムを還元反応させルビジウムを得る。
3)2)で得たルビジウムを各ランプに封入する。
4)キャリアガスを各ランプに封入する。
5)ランプを排気管から取り外す。この際、取り外したルビジウムランプはランプ内にルビジウム金属が拡散しランプ内壁面に付着した状態になっている。
6)ランプ内に拡散しランプ内壁面に付着したルビジウム金属を金属溜まり部に貯留する。
尚、工程6)では、ルビジウム金属が温度の低い方に集まる性質を利用して、ランプを高温に加熱すると共に、金属溜まり部を冷却することにより貯留している。
また、封入した金属量により処理時間に大幅なばらつきが生じるため、生産数量を予測することが困難であるといった問題がある。
また、封入した金属量が多めの場合、最終的に金属が集まりきらないといった問題がある。
また、処理中は不用意な振動が加わらないように処理環境を整える必要がある。
また、長時間高温によりランプを加熱するため、安全を確保できる設備と継続的に監視するための人員が必要となる。
また、ガラスが劣化しないように、処理の温度を長時間に亘って制御しなくてはならないといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、排気管から取り外したルビジウムランプをルビジウム金属の融点以上に加熱しながら遠心力によりルビジウム金属を金属溜まり部に貯留することにより、短時間で、且つ確実にルビジウム金属を金属溜まり部に貯留することができるルビジウムランプの遠心貯留器を提供することを目的とする。
また、他の目的は、本発明の遠心貯留器をルビジウムランプの製造工程に利用することにより、製造時間の短縮と製造費及び製造設備の削減を図ることにより、ルビジウムランプの製造方法を改善することである。
従来のルビジウムランプの製造方法では、ルビジウム金属を金属溜まり部に貯留するまでに12時間から長い場合は2日間程度かかっていた。このようにルビジウムランプの製造工程の中では、ルビジウム金属を金属溜まり部に貯留する工程が最も重要でありながら、その処理が長期化するために大きなネックとなっている。そこで本発明では、この工程を短縮するために、ルビジウムランプの金属溜まり部を外径方向に向けて保持する回転自在な回転部と、回転部を回転させる駆動手段とを備えた遠心貯留器により、ルビジウム金属を遠心力により金属溜まり部に貯留するものである。これにより、短時間でルビジウム金属の大部分を金属溜まり部に貯留することができる。多数のルビジウムランプを一括して処理することが可能であるため、生産性を大幅に高めることができる。
ルビジウム金属の融点は、39℃以上である。従って、ルビジウムランプ内のルビジウム金属を融点温度以上で加熱して、遠心力を与えた方がより短時間にルビジウム金属を金属溜まり部に貯留することができる。そこで本発明では、ルビジウムランプをルビジウム金属の融点以上に加熱する加熱手段を更に備えたものである。これにより、遠心力を与える時間を短縮でき、且つ確実にルビジウム金属を金属溜まり部に貯留することができる。
また、前記加熱手段は、前記回転部により保持されたルビジウムランプに熱風を供給する熱風供給部であることを特徴とする。
ルビジウム金属の融点は39℃以上と比較的低いので、ルビジウムランプに直接熱風を供給しても十分融点温度に達する。その状態で回転部を回転することにより、ルビジウム金属を貯留することができる。そこで本発明では、回転部により保持されたルビジウムランプに熱風を供給する熱風供給部を備えるものである。これにより、簡易な方法によりルビジウム金属を溶かすことができ、且つ確実にルビジウム金属を金属溜まり部に貯留することができる。
実機にルビジウムランプを搭載する場合、ルビジウムランプは熱筒と呼ばれる筒内に挿入されて、一定の温度に加熱される。本発明では、この熱筒を利用してルビジウムランプを熱筒に挿入した状態で加熱するわけであるが、熱筒はパワートランジスタやヒータ線、或いは抵抗体といった熱源に電流を流して加熱するために、その電力を供給する必要がある。しかし、ルビジウムランプは回転部に搭載されるため、電力を外部から供給すると、その手段が複雑となる。そこで本発明は、電源と熱筒を一緒に回転部に搭載するものである。これにより、熱筒に電力を供給する手段を単純化することができる。
また、前記加熱手段は、前記回転部に設けられて前記ルビジウムランプを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱する温水を貯留可能な貯留部であることを特徴とする。
ルビジウムランプはガラス材で構成され、且つ密封されているので加熱用の液体中に入れても問題ない。また、液体はルビジウムランプのランプ本体に均一に接触するため、加熱するには最適である。そこで本発明では、回転部の構成をルビジウム金属の融点以上に加熱する温水を貯留可能にするものである。これにより、複数のルビジウムランプを均一に、且つ同時に加熱することができる。
ルビジウムランプを加熱した後に回転部を回転する場合、工程が2段階となり、それだけ工数が増えることになる。また、加熱した温度が急激に低下してしまう虞もある。そこで本発明では、回転部の下部に排水口を備え、温水をルビジウムランプに供給しながら排水して加熱し、その状態で回転部を回転するものである。これにより、加熱温度の低下を防ぎつつ、工程の効率を高めることができる。
また、前記加熱手段は、前記回転部に貯留した温水であり、該温水により前記ルビジウムランプを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱した後、前記回転部に備えた排水用の弁を開放して該温水を排水して前記駆動手段を駆動することを特徴とする。
温水中に回転部がある状態で回転すると、回転の負荷が大きくなり、且つ浮力によりルビジウムランプの向きが変化する虞がある。そこで本発明では、回転部に排水用の弁を備え、加熱した後にこの弁から温水を排水して、回転部を空の状態にしてから回転部を回転するものである。これにより、回転負荷を軽減することができ、ルビジウムランプの向きの変動を防止することができる。
回転部に温水を導入する場合、回転部の上部から温水を導入する構成にすると、加熱後に温水を排水するときに回転部全体を傾けて排水する必要がある。そのようにすると、回転部に保持したルビジウムランプが動いてしまう虞がある。そこで本発明では、回転部の下部に導入口を備え、回転部全体を温水に入れることにより、導入口から温水を導入してルビジウムランプを加熱するものである。そして、加熱後、回転部を温水から取り出して、回転部を空の状態にしてから回転部を回転するものである。これにより、ルビジウムランプの姿勢を変動させることなく加熱して、回転時は負荷を軽くすることができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る遠心貯留器の構成図である。図1(a)は一部を透視した斜視図、図1(b)は回転部を上面から見た図、図1(c)は断面図である。
この遠心貯留器50は、ルビジウム金属を封入するランプ本体4a及びランプ本体4a内で気化し切れないルビジウム金属を貯留するためにランプ本体適所から外部に突出した金属溜まり部4bを有したルビジウムランプ4における金属溜まり部4bに、ルビジウム金属を遠心力により貯留させるものである。そして、少なくとも1つのルビジウムランプ4を、その金属溜まり部4bを外径方向に向けて保持し且つ回転自在な回転部3と、回転部3を回転させるハンドル(駆動手段)1と、を備えて構成される。
即ち、従来のルビジウムランプの製造方法では、ルビジウム金属を金属溜まり部4bに貯留するまでに12時間から長い場合は2日位かかる。このようにルビジウムランプの製造工程の中で、ルビジウム金属を金属溜まり部4bに貯留する工程が最も重要で且つ大きなネックとなっている。そこで本実施形態では、この工程を短縮化するために、ルビジウム金属を遠心力により貯留させるため、ルビジウムランプの金属溜まり部4bを外径方向に向けて保持する回転自在な回転部3と、回転部3を回転させるハンドル(駆動手段)1を備えた遠心貯留器50により、ルビジウム金属を貯留するものである。これにより、短時間でルビジウム金属の大部分を金属溜まり部4bに貯留することができる。
即ち、ルビジウム金属の融点は、39℃以上である。従って、ルビジウムランプ4内のルビジウム金属を融点温度以上で加熱して、遠心力を与えた方がより容易にルビジウム金属を金属溜まり部4bに貯留することができる。そこで本実施形態では、ルビジウムランプ4をルビジウム金属の融点以上に加熱する熱風供給部9を更に備えたものである。これにより、遠心力を与える時間を短縮でき、且つ確実にルビジウム金属を金属溜まり部4bに貯留することができる。
即ち、実機にルビジウムランプ4を搭載する場合、ルビジウムランプ4は熱筒と呼ばれる筒内に挿入されて、一定の温度に加熱される。本実施形態では、この熱筒14を利用してルビジウムランプ4を熱筒14に挿入して加熱するわけであるが、熱筒14はパワートランジスタやヒータ線、或いは抵抗体といった熱源に電流を流して加熱するために、その電力を供給する必要がある。しかし、ルビジウムランプ4は回転部3に搭載されるため、外部から電力を供給すると、その手段が複雑となる。そこで本実施形態では、電源12、温度制御部13及び熱筒14を一緒に回転部3に搭載するものである。これにより、熱筒14に電力を供給する手段を単純化することができる。
即ち、ルビジウムランプ4はガラス材で構成され、且つ密封されているので液体中に入れても問題ない。また、液体はルビジウムランプ4のランプ本体4aに均一に接触するため、加熱するには最適である。そこで本実施形態では、回転部3の構成をルビジウム金属の融点以上に加熱する温水15を貯留可能とするものである。これにより、複数のルビジウムランプ4を同時に且つ均一に加熱することができる。なお、加熱する液体は温水に限らず、加熱するに適当な液体状のものであれば良い。
即ち、ルビジウムランプ4を加熱した後に回転する場合、工程が2段階となり、それだけ工数が増えることになる。また、加熱した温度が急激に低下してしまう虞もある。そこで本実施形態では、回転部3の底部に排水口21を備え、温水19をルビジウムランプ4に供給しながら排水して加熱し、その状態で回転部3を回転するものである。これにより、加熱温度の低下を防ぎつつ、工程の効率を高めることができる。
即ち、温水27中に回転部3がある状態で回転すると、回転の負荷が大きくなり、且つ浮力によりルビジウムランプ4の向きが変化する虞がある。そこで本実施形態では、回転部3に蛇口22を備え、加熱した後に蛇口22から温水27を排水して、回転部3を回転するものである。これにより、回転負荷を軽減することができ、ルビジウムランプの向きの変動を防止することができる。
即ち、回転部3に温水30を導入する場合、回転部3の上部から温水を導入する構成にすると、加熱後に温水30を排水するときに回転部全体を傾けて排水する必要がある。そのようにすると、回転部3に保持したルビジウムランプ4が動いてしまう虞がある。そこで本実施形態では、回転部3の下部に導入口31を備え、回転部3を温水30に入れることにより、導入口31から温水30を導入してルビジウムランプ4を加熱するものである。そして、加熱後、回転部3を温水30から取り出して、回転部3を回転するものである。これにより、ルビジウムランプ4の姿勢を変動させることなく加熱して、回転時は負荷を軽くすることができる。
1)連結管本体と、連結管本体の側面に分岐して連通連結された複数の連結支管と、各連結支管の先端に連通連結された前記ランプ本体と、を備えたルビジウムランプ連結体を用意する(準備工程)。
2)連結管本体から負圧を供給することにより各ランプ本体及び各連結支管内を含むルビジウムランプ連結体内を真空状態とする(抜気工程)。
3)抜気工程により内部を真空化したルビジウムランプ連結体内に所定量のルビジウム金属と発光の補助となるキャリアガスを封入する(封入工程)。
4)連結支管を加熱してランプ本体をルビジウムランプ連結管本体から切り離す(加熱工程)。
5)本発明の遠心貯留器により、金属溜まり部にルビジウム金属を貯留させる(遠心貯留工程)。
Claims (18)
- ルビジウム金属を封入するランプ本体及び該ランプ本体内で気化し切れないルビジウム金属を貯留するために前記ランプ本体適所から外部に突出した金属溜まり部を有したルビジウムランプにおける前記金属溜まり部に、前記ルビジウム金属を遠心力により貯留させる遠心貯留器であって、
少なくとも1つの前記ルビジウムランプを、その金属溜まり部を外径方向に向けて保持し且つ回転自在な回転部と、該回転部を回転させる駆動手段と、を備えたことを特徴とする遠心貯留器。 - 前記ルビジウムランプを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記回転部により保持されたルビジウムランプに熱風を供給する熱風供給部であることを特徴とする請求項2に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記ルビジウムランプを加熱する熱筒と、該熱筒に電力を供給する電源部と、を備え、前記熱筒及び前記電源部を前記回転部に備えたことを特徴とする請求項2に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記回転部に設けられて前記ルビジウムランプを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱する温水を貯留可能な貯留部であることを特徴とする請求項2に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記ルビジウムランプを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱する温水を該ルビジウムランプに供給する温水供給手段であり、前記温水供給手段から供給した温水を前記回転部の下部に設けた排水口から排水しながら前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項2に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記回転部に貯留した温水であり、該温水により前記ルビジウムランプを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱した後、前記回転部に備えた排水用の弁を開放して該温水を排水して前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項2に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記回転部に貯留した温水であり、前記ルビジウム金属の融点以上の温水中に前記回転部を入れることにより、前記回転部の下部に設けた導入口から前記温水を導入させて前記ルビジウムランプを加熱し、その後前記回転部を前記温水から取り出して前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項2に記載の遠心貯留器。
- ルビジウム金属を封入するランプ本体及び該ランプ本体内で気化し切れないルビジウム金属を貯留するために前記ランプ本体適所から外部に突出した金属溜まり部を有したルビジウムランプの製造方法であって、
連結管本体と、該連結管本体の側面に分岐して連通連結された複数の連結支管と、前記各連結支管の先端に連通連結された前記ランプ本体と、を備えたルビジウムランプ連結体を用意する工程と、
前記連結管本体から負圧を供給することにより各ランプ本体及び各連結支管内を含む前記ルビジウムランプ連結体内を真空状態とする抜気工程と、
該抜気工程により内部を真空化したルビジウムランプ連結体内に、所定量の前記ルビジウム金属と、発光の補助となるキャリアガスと、を封入する封入工程と、
前記連結支管を加熱して前記ランプ本体を前記ルビジウムランプ連結管本体から切り離す加熱工程と、
請求項1乃至8の何れか一項に記載の遠心貯留器により、前記金属溜まり部にルビジウム金属を貯留する遠心貯留工程と、
を備えたことを特徴とするルビジウムランプの製造方法。 - ルビジウム金属を封入するガスセル及びガスセル内で気化し切れないルビジウム金属を貯留するために前記ガスセルの適所から外部に突出した金属溜まり部を有したガスセルにおける前記金属溜まり部に、前記ルビジウム金属を遠心力により貯留させる遠心貯留器であって、
少なくとも1つの前記ガスセルを、その金属溜まり部を外径方向に向けて保持し且つ回転自在な回転部と、該回転部を回転させる駆動手段と、を備えたことを特徴とする遠心貯留器。 - 前記ガスセルを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記回転部により保持されたガスセルに熱風を供給する熱風供給部であることを特徴とする請求項11に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記ガスセルを加熱する熱筒と、該熱筒に電力を供給する電源部と、を備え、前記熱筒及び前記電源部を前記回転部に備えたことを特徴とする請求項11に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記回転部に設けられて前記ガスセルを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱する温水を貯留可能な貯留部であることを特徴とする請求項11に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記ガスセルを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱する温水を該ガスセルに供給する温水供給手段であり、前記温水供給手段から供給した温水を前記回転部の下部に設けた排水口から排水しながら前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項11に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記回転部に貯留した温水であり、該温水により前記ガスセルを前記ルビジウム金属の融点以上に加熱した後、前記回転部に備えた排水用の弁を開放して該温水を排水して前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項11に記載の遠心貯留器。
- 前記加熱手段は、前記回転部に貯留した温水であり、前記ルビジウム金属の融点以上の温水中に前記回転部を入れることにより、前記回転部の下部に設けた導入口から前記温水を導入させて前記ガスセルを加熱し、その後前記回転部を前記温水から取り出して前記駆動手段を駆動することを特徴とする請求項11に記載の遠心貯留器。
- ルビジウム金属を封入するガスセル及び該ガスセル内で気化し切れないルビジウム金属を貯留するために前記ガスセルの適所から外部に突出した金属溜まり部を有したルビジウムガスセルの製造方法であって、
連結管本体と、該連結管本体の側面に分岐して連通連結された複数の連結支管と、前記各連結支管の先端に連通連結された前記ガスセルと、を備えたガスセル連結体を用意する工程と、
前記連結管本体から負圧を供給することにより各ガスセル及び各連結支管内を含む前記ガスセル連結体内を真空状態とする抜気工程と、
該抜気工程により内部を真空化したガスセル連結体内に、少なくとも所定量の前記ルビジウム金属を封入する封入工程と、
前記連結支管を加熱して前記ガスセルを前記ガスセル連結管本体から切り離す加熱工程と、
請求項10乃至17の何れか一項に記載の遠心貯留器により、前記金属溜まり部にルビジウム金属を貯留する遠心貯留工程と、
を備えたことを特徴とするルビジウムガスセルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007023810A JP5217175B2 (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 遠心貯留器及びルビジウムランプまたはルビジウムガスセルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007023810A JP5217175B2 (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 遠心貯留器及びルビジウムランプまたはルビジウムガスセルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008192722A JP2008192722A (ja) | 2008-08-21 |
JP5217175B2 true JP5217175B2 (ja) | 2013-06-19 |
Family
ID=39752561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007023810A Expired - Fee Related JP5217175B2 (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 遠心貯留器及びルビジウムランプまたはルビジウムガスセルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5217175B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5162940B2 (ja) * | 2007-04-04 | 2013-03-13 | セイコーエプソン株式会社 | ルビジウムランプの製造方法、ルビジウムランプ及びルビジウム原子発振器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0817329B2 (ja) * | 1992-11-13 | 1996-02-21 | 日本電気株式会社 | ルビジウム原子発振器用ルビジウムガスセル |
JP2007287952A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Epson Toyocom Corp | ガスセルの製造方法、ガスセル及びルビジウム原子発振器 |
-
2007
- 2007-02-02 JP JP2007023810A patent/JP5217175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008192722A (ja) | 2008-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20120053060A1 (en) | Superconducting coil apparatus, superconducting apparatus, and method of making superconducting coil apparatus | |
JP2015162486A (ja) | 基板乾燥装置および基板乾燥方法 | |
JP5217175B2 (ja) | 遠心貯留器及びルビジウムランプまたはルビジウムガスセルの製造方法 | |
WO2012077466A1 (ja) | 流体送り装置及びタイヤ加硫装置 | |
JP5337641B2 (ja) | 残存シリコン融液の除去方法、単結晶シリコンの製造方法、単結晶シリコンの製造装置 | |
CN104425325A (zh) | 基板处理方法以及基板处理装置 | |
BE1005698A5 (fr) | Procede de fabrication d'un tuyau en matiere plastique et installation pour la mise en oeuvre du procede. | |
KR100787795B1 (ko) | 에이치아이디 램프 제조용 아크튜브 밀봉절단 장치 | |
CN105529282B (zh) | 一种半导体预湿润装置及方法 | |
JP2008008526A (ja) | 製氷装置およびそれを備えた冷凍冷蔵庫 | |
CN107779826B (zh) | 电弧离子镀膜设备 | |
KR101038785B1 (ko) | 열손실이 최소화된 온수탱크 및 이의 제조방법 | |
JP6427458B2 (ja) | タンク、特に自動車タンクを製造するための方法 | |
JP5452291B2 (ja) | 結晶成長装置 | |
CN212130837U (zh) | 一种低真空高温载气循环泵 | |
CN213229668U (zh) | 一种硅酮胶生产用成品存储装置 | |
JP2011105551A (ja) | 単結晶半導体の製造方法及び製造装置 | |
JP2011057469A (ja) | 坩堝開口部保持部材、単結晶シリコンの製造方法及び単結晶シリコンの製造装置 | |
JP5423471B2 (ja) | 結晶成長装置 | |
CN111474187A (zh) | 一种免疫电镜免疫反应盒 | |
JP2005319683A (ja) | Frp圧力容器用樹脂含浸装置 | |
JP2020056534A (ja) | 蓄熱器及びそれを備える温水製造装置 | |
CN1316554C (zh) | 具有荧光层的荧光灯 | |
CN211800725U (zh) | 一种碳酸钙碳化塔 | |
JP2002011564A (ja) | 溶融金属回収装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100107 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20110729 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110729 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5217175 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |