JP5216869B2 - 検査方法及び検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、欠陥を検査する検査方法及び検査装置に係り、例えば、本発明は、半導体素子製造分野における半導体素子検査・計測および半導体製造プロセス管理に用いるのに好適であり、検査条件の作成方法と前記検査条件を用いた欠陥を検査する技術に関する。
例えば、半導体製造工程において、基板であるウェハ表面上の異物,パターン欠陥は製品不良の原因となる。そのため、製造装置や製造環境に課題がないかを常時監視することが望ましく、異物,パターン欠陥,外観不良等の欠陥を検出し定量化するため、検査装置が用いられている。さらに観察装置により欠陥の形状等を観察することにより、その欠陥が製品に致命的な影響を与えるものかどうかを確認する必要がある。
従来、検査装置の検査に必要な検査条件は、基板上に形成される膜の膜種,膜厚毎にウェハを用意し、それらすべてのウェハに複数サイズの標準粒子を塗布し、標準粒子を塗布した膜種,膜厚毎のウェハを検査装置で検査し膜種,膜厚毎に最適な検査条件を作成していた。そのため、膜種,膜厚毎の検査条件の作成には多大な時間と費用を要していた。
近年、半導体デバイスの多様化に伴いその種類は急速に増加しており、欠陥の検査に必要な検査条件の数や前記検査条件を作成する頻度も急速に増加している。また、欠陥検査装置の高機能化に伴う、検査条件の複雑化の影響もあり、欠陥検査装置の検査条件の作成に必要な費用や時間がますます増加し、欠陥検査装置の検査条件作成作業の軽減が求められている。例えば、特許文献1には、ウェハーロットの分類と、レシピへのフィードバックで、検査時間の効率化を目的とする検査システム及び半導体装置の製造方法が開示される。
特開2006−261327号公報
従来、検査装置の検査に必要な検査条件は基板上に形成される膜の膜種,膜厚毎にウェハを用意し、それらすべてのウェハに複数サイズの標準粒子を塗布していた。更に標準粒子を塗布した膜種,膜厚毎のウェハを検査装置で検査し膜種,膜厚毎に最適な検査条件を作成していたため、検査条件の作成には多大な時間と部材・費用を要しており、その軽減が課題となっていた。
本発明の目的は、検査条件作成作業時間を軽減することである。
本発明の第1の特徴は、前記基板上に形成される膜の膜厚と散乱強度の関係に基づき、前記散乱強度の変動幅を強度別に複数の領域に分割することにある。
本発明上記以外の特徴には、例えば以下のものがある。
本発明の第2の特徴は、散乱強度変動幅を粒子サイズと散乱強度との関係から求めた感度カーブを用いることでサイズに変換することにある。なお、粒子サイズと散乱強度との関係から求めた感度カーブのことを、検量線と呼ばれることもある。
本発明の第3の特徴は、分割後の変動幅または散乱強度変動幅の分割数の何れかに基づいて、散乱強度の変動幅を、複数に分割することにある。
本発明の第4の特徴は、分割した散乱強度領域毎に検査条件を共通化し、共通化した検査条件で検査することにある。
本発明の第5の特徴は、分割した散乱強度領域毎に共通化した検査条件の中から、検査対象の基板に適する検査条件を選定し検査することにある。
本発明の第6の特徴は、分割した散乱強度領域毎に共通化する検査条件の作成に必要な膜厚を表示することにある。
本発明の第7の特徴は、検査装置に接続されるデータベースと、前記データベースに接続されるシミュレータとを有することにある。
本発明の第8の特徴は、シミュレーションデータと実測データを用いて粒子サイズに対応した散乱強度を算出することにある。
本発明の第9の特徴は、基準となる検査条件と、対応するシミュレーションデータと実測データとを用いて算出した粒子サイズに対応した散乱強度と、検査で使用する検査条件を算出することにある。
本発明の第10の特徴は、屈折率を用いてシミュレーション結果を補正し、粒子サイズに対応した散乱強度を算出することにある。
本発明の第11の特徴は、実測値とシミュレーション値との比較結果から得られた補正係数を散乱強度の算出式に反映し、粒子サイズに対応した散乱強度の算出することにある。
本発明の第12の特徴は、検査装置の制御部は、データベースからの信号に基づいて、制御されることにある。
本発明の一つの態様によれば、検査条件作成作業時間を軽減することができる。
第1実施形態のシステム構成図。 本発明の実施形態の第1実施形態の光学式ウェハ表面検査装置の構成図。 本発明の実施形態の光学式ウェハ表面検査装置の検査条件作成手順。 本発明の実施形態の偏光条件毎の散乱強度特性データ比較画面。 本発明の実施形態の粒子サイズ毎の散乱強度特性データ確認画面。 本発明の実施形態の膜厚毎の感度カーブ確認画面。 本発明の実施形態の検査条件共有化設定画面。 本発明の実施形態の検査実行画面。 本発明の実施形態のネットワーク接続例。 本発明の実施形態の測定誤差低減手法の概要。 本発明の実施形態の感度カーブ算出結果表示画面。 本発明の実施形態の基準レシピ設定画面の実測データ画面。 本発明の実施形態のレシピ選択画面。 本発明の実施形態の基準レシピ設定画面のシミュレーションデータ画面。 本発明の実施形態のレシピ出力設定画面。 本発明の実施形態のシミュレーションデータ一覧表示画面。 本発明の実施形態のAD値補正値算出例。 本発明による新手法と従来手法とのフローチャート比較。 第2実施形態のシステム構成図。
従来、ウェハ表面の異物や欠陥を検査する光学式ウェハ表面検査装置の検査に必要な検査条件は膜種,膜厚毎のウェハの準備や、それらのウェハへの標準粒子の塗布、更にはそれらのウェハを検査装置で検査し膜種,膜厚毎に最適な検査条件を作成するなど多大な時間と費用を要していた。製造プロセスの変更等の理由により検査対象のウェハの膜種,膜厚が変わった場合も新たな検査条件作成を必要としていた。本発明は、光学式ウェハ表面検査装置に適用し、膜厚に対する散乱強度特性をシミュレータ等で算出しその結果を散乱強度別に複数に分割し分割した領域毎に検査条件を作成,共有化することで検査条件作成作業を軽減したものである。
以下、本発明の一実施形態について図を用いて説明する。
図1に、本発明に関わるシステムの実施例を示す。本システムは光学式ウェハ表面検査装置100,レビューSEM(Scanning Electron Microscope)101,CD−SEM(Critical Dimension-Scanning Electron Microscope)102,データサーバ103,電気テスト装置104,分析装置105を含んで構成され、各装置はネットワーク120で接続されている。データサーバ103は光学式ウェハ表面検査装置100で取得した異物,欠陥検査結果,電気テスト装置104から得られたテストデータなど、各装置で取得した測定データを保存可能なコンピュータである。
また、データサーバ103は散乱強度特性データベース110を有し、シミュレータ111で算出した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性を保存している。
図2に、光学式ウェハ表面検査装置の構成図を示す。光学式ウェハ表面検査装置100は、試料検査台210,照明光源220,散乱光検出部230,信号合成部240,全体制御部250,ステージ制御部260,情報表示部270,入力操作部280,記憶部290,通信部295から構成されている。
試料検査台210は、ウェハ200などの試料を上に載せる試料ステージ211,回転軸212を中心に試料ステージ211を回転させる回転駆動部213,試料ステージ211を径方向に移動させるスライド駆動部214を備えている。
ここで、回転駆動部213及びスライド駆動部214は、後述の全体制御部250の指令信号を受けた後述のステージ制御部260により、制御されている。
照明光源220は、照射する光(照明光221)が試料ステージ211上のある一点(スポット)を照射するように設置されている。そのため、ステージ制御部260の制御により、試料検査台210の回転駆動部213が回転軸212を回転させつつ、スライド駆動部214が径方向に移動することで、試料ステージ211上のあらゆる場所をスポットとすることができ、照明光221を試料ステージ211上のウェハ200の特定の位置に照射することができる。
そして、照明光221が照射されるウェハ200の特定の位置を、回転駆動部213の回転角度と、スライド駆動部214の径方向の移動距離により、ステージ制御部260にてXY座標化することができる。取得したXY座標のデータは全体制御部250を介して、記憶部290に保存される。
ここで、照明光221には光の当たる面積をできるだけ小さくするために、レーザ光のような光の収束度が高い光が好ましい。
散乱光検出部230は、光を検出する検出器231a〜231dを有している。図2では、低角度位置に配設した検出器231a,231dと高角度位置に配設した検出器231b,231cの計4つの検出器を図示したが、検出器の数に限定はなく、各検出器231a〜231dが、それぞれのスポットと検出器との方位角及び仰角のうち少なくとも一方が異なるように、2つ以上の検出器が配置されていればよい。各検出器231a〜231dは、照明光源220から照明光(レーザ光)221がウェハ200の表面上に照射され、スポットで発生する散乱光をそれぞれ検出する。検出器231a〜231dが出力する検出信号には、異物や欠陥の信号(欠陥信号)と表面粗さ信号(Haze信号;ヘイズ信号)が含まれる。
また、散乱光検出部230において、各検出器231a〜231dは、それぞれ増幅器232a〜232dに接続し、次にA/D変換器233a〜233dに接続している。これにより、各検出器231a〜231dの検出信号は、増幅器232a〜232dにて増幅され、A/D変換器233a〜233dにてディジタル信号化される。
信号合成部240は、ディジタル信号化された検出器231a〜231dの検出信号を指定された演算条件(プログラム)に従って合成した合成信号を作る。信号合成部240で合成した合成信号のデータと、合成信号の基になったディジタル信号化された検出器231a〜231dの検出信号のデータは、全体制御部250を介して記憶部290に保存される。
全体制御部250は、光学式ウェハ表面検査装置全体の制御を行う。例えば、入力操作部280からの操作信号を受け、記憶部290に格納されているプログラムを用いて、操作信号に対応する処理を行い、ステージ制御部260が試料検査台210が有する回転駆動部213及びスライド駆動部214を制御するための指令信号を出力したり、信号合成部240でディジタル信号化された検出器231a〜231dの検出信号を合成するための演算条件を変更する。
また、全体制御部250は、信号合成部240で合成した合成信号のデータと、合成信号の基になったディジタル信号化された検出器231a〜231dの検出信号のデータを記憶部290に記憶させたり、記憶部290に格納された処理プログラムを用いて、それらデータを加工し、情報表示部270に表示させる。なお、図2には信号合成部が記述されているが、検出器233a〜233dの各信号を個別または、その一部を取り出したデータを直接全体制御部250においてデータ加工し、表示部270に表示させる場合には信号合成部240を介す必要はない。この場合は、検出器233a〜233dの信号の全部又は一部が直接記憶部290に格納、または検出器233a〜233dの信号の全部又は一部が、全体制御部250において加工された上で、記憶部290に格納されることもある。
入力操作部280は、ユーザが上記のように信号合成部240による検出信号の合成条件を入力したり、各装置の動作等を指示するためのものである。
記憶部290は、各種制御・演算処理に必要なプログラム・定数,測定結果(合成信号や検出信号),入力操作部280により設定された合成条件などを格納している。それぞれの検出器231a〜231dの合成信号のデータ及び検出信号のデータは、ステージ制御部260から得られるウェハ上の散乱光の測定位置(座標)と共に記憶される。
通信部295は、ネットワーク140に接続されており、全体制御部250は、通信部295を介して、データサーバ120や設計情報データベース130とデータの送受信を行う。
図3に、光学式ウェハ表面検査装置の検査条件作成手順の一例を示す。膜種,膜厚毎に複数サイズの標準粒子をスポット状に複数箇所に塗布したウェハを準備し、以下の手順で検査条件を作成する。初めに前述膜種,膜厚毎に準備したウェハをウェハ表面検査装置100にあらかじめ登録されている基準検査条件で基準検査条件検査S10する。基準検査条件とはウェハに塗布された標準粒子からの散乱強度やウェハの表面から得られるノイズ等ウェハからの各種情報を容易に得られるようにパラメータを設定した条件である。基準検査条件検査手順S10で得た検査結果からレーザーパワー決定S20することにより検査したウェハに最適なレーザーパワーが得られる。更に、偏光条件決定S30で、照明光源220に内蔵された偏光切り替え機構を用いてウェハへ照射する照明光の偏光状態を切り替えて検査し、その中から最もS/N比(信号とノイズの比)が良い偏光条件を選択する。以上の手順で、投光条件が決定したので次に検出系の条件を検出器感度調整手順S40で決定する。前記レーザーパワー決定手順S20と偏光条件決定手順S30で決定した投光条件を用いてウェハを検査し、検出器231a〜231dのパラメータを調整する。ここで、目的の感度が得られたかどうかS50する。目的の感度が得られてなければ検出器感度調整S40、目的の感度が得られれば感度カーブ作成S60する。これで、投,受光系の条件が決定し、ウェハに塗布された各サイズの標準粒子から得られる散乱強度が確定したので各サイズの標準粒子の散乱強度と標準粒子のサイズの関係が求まる。この各サイズの標準粒子の散乱強度と標準粒子のサイズとの関係を感度カーブと呼び、検査装置から得られた散乱強度をサイズに変換するために用いる。最後に、ウェハに塗布された標準粒子からの散乱強度とウェハの表面等から発生するノイズとを切り分けるための検出器しきい値設定S70することで検査条件が完成する。
図4〜図6は、データサーバ103で保有しているシミュレータ111で算出した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性データベース110から検査条件の共有化を検討する膜種のデータを呼び出し、検査条件の共有化に適した偏光条件及び検出粒子サイズを調査,選定する際に必要となる情報を表示するための画面である。偏光条件毎の散乱強度特性データの比較を行う偏光比較項目,粒子サイズ毎の散乱強度特性データを確認する散乱特性項目,膜厚毎に粒子サイズと散乱強度との相関関係を示した感度カーブ項目とがあり、それらの表示を偏光比較タブ414,散乱特性タブ415,感度カーブタブ416をクリックすることによって表示画面を切り替えることができる。
図4に、偏光比較項目の画面を示す。前記基板上に形成された膜の各種情報を表示するサンプルデータ表示欄410とデータサーバ103で保有しているシミュレータ111で算出した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性データベース110の散乱特性データを容易に比較・確認できるようにグラフ表示した散乱特性データ表示欄422と散乱強度特性データベース110の散乱特性データのグラフ422における膜厚及び散乱強度の表示範囲及び粒子サイズ,偏光条件等の表示データを設定するためのグラフ設定欄417からなる。ボタン411をクリックするとデータサーバ103から散乱強度特性データを保有している膜種一覧が表示され、それらの中から検査条件の共有化に適した偏光条件及び検出粒子サイズを調査,選定する膜種を選択すると、選択した膜種が選択膜種表示欄412に表示され、選択した膜種の屈折率が屈折率表示欄413に表示される。なお、データサーバ103から散乱強度特性データを検索する方法として膜種名を用いた検索や屈折率を用いた検索等が考えられる。
散乱特性データ表示欄422にはデータサーバ103で保有している膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性をボタン411で選択した膜種について各偏光条件の散乱特性データ423を重ねて表示することにより、前記ボタン411で選択した膜種に対する各偏光条件の散乱特性データの比較を容易にし、検査条件の共有化に適した偏光条件の調査・選定を容易にする。偏光条件凡例423は表示されている膜種に対する散乱特性データ423がどの偏光条件を示したものである。データサーバ103で保有している散乱特性データ423には膜種毎の散乱特性の他、粒子サイズ毎にも散乱特性データを保有している。グラフ設定欄417はその中から粒子サイズを選択するためのプルダウンメニュー418があり、データサーバ103内の膜種毎の膜厚に対する散乱特性データベースに保有されている粒子サイズの中から選択する。選択した偏光条件毎の粒子サイズの膜厚に対する散乱特性データから必要な偏光条件の散乱特性データを選択するための偏光条件選択チェックボックス419があり、偏光条件選択チェックボックス419で選択した、偏光条件の散乱特性データが散乱特性データ表示欄422に表示される。更に表示された偏光条件毎の散乱特性データを詳細に表示して比較するために散乱強度範囲指定欄420で散乱特性データ表示欄422の散乱強度表示範囲を指定することができる。また、膜厚範囲指定欄421では散乱特性データ表示欄422の膜厚の表示範囲を指定することができる。散乱強度範囲指定欄420と膜厚範囲指定欄421を指定しない場合は表示されている散乱特性データ423に応じて自動的に散乱強度及び膜厚の表示範囲が決定され、その時の値がそれぞれ散乱強度範囲指定欄420と膜厚範囲指定欄421に表示される。
以上のように図4の偏光比較項目画面ではデータサーバ103内の膜種毎の膜厚に対する偏光条件毎の散乱特性を比較することで、膜厚に対する散乱強度の変動が少なく、検査条件の共通化に適した偏光条件の調査・選定を容易に行うことができる。
次に、図5に粒子サイズ毎の散乱強度特性データを確認する散乱特性項目の画面を示す。サンプルデータ表示欄410は図4偏光比較項目と共通であり、選択した膜種及び屈折率が表示される。散乱特性タブ511をクリックすることにより散乱強度特性表示欄517には粒子サイズ毎の膜厚に対する散乱強度特性が表示されグラフ設定欄512には散乱強度特性表示欄517に対応した設定内容が自動的に表示される。
グラフ設定欄512には散乱強度特性表示欄517に表示する散乱強度特性の偏光条件を選択する偏光条件プルダウンメニュー513があり、散乱強度特性表示欄517には偏光条件プルダウンメニューで選択した偏光条件の散乱特性データを表示することができる。また、粒子サイズ選択チェックボックスにはデータサーバ103に保有している散乱強度特性の粒子サイズが表示されチェックボックスにチェックを入れた粒子サイズの散乱強度特性519が散乱強度特性表示欄517に表示される。粒子サイズの凡例518は粒子サイズ選択チェックボックス514でチェックを入れたものが表示される。更に、散乱強度表示範囲指定欄及び膜厚表示範囲指定欄は偏光条件比較タブ内のものと同様の機能を有している。
図6に、膜厚毎に粒子サイズと散乱強度との相関関係を示した感度カーブ項目の画面を示す。感度カーブ項目画面は、偏光比較項目,散乱特性項目と同様にサンプルデータ表示欄,グラフ設定欄611膜厚毎の粒子サイズと散乱強度との相関関係を示した感度カーブ表示欄616から構成されており、感度カーブタブ610をクリックするとグラフ設定欄611と感度カーブ表示欄616は自動的に感度カーブ項目に対応した内容が表示される。
グラフ設定欄611には散乱強度特性表示欄616に表示する散乱強度特性の偏光条件を選択する偏光条件プルダウンメニュー612があり、必要に応じて随時偏光条件の異なる膜厚に対する散乱特性データを切り替えて表示することができる。また、膜厚選択チェックボックスにはデータサーバ103に保有している散乱強度特性の膜厚が表示されチェックボックスにチェックを入れた膜厚の散乱強度特性618が散乱強度特性表示欄616に表示される。膜厚の凡例617は膜厚選択チェックボックス613でチェックを入れたものが表示される。更に、散乱強度表示範囲指定欄及び膜厚表示範囲指定欄は偏光条件比較タブ,散乱特性タブのものと同様の機能を有している。
以上のように図4:偏光比較項目,図5:散乱特性項目,図6:感度カーブ項目を用いてデータサーバ103で保有している膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性を解析することで検査条件を共通化するために最適な偏光条件,検出粒子サイズ等を選定することができる。最適な偏光条件,検出粒子サイズ等を選択することで、検査条件の共通化において発生する誤差を最小限に抑え安定した検査が可能となる。
図7に、散乱強度を強度別に複数の領域に分割するためのパラメータ設定や検査条件を共通化するための設定などを行うマスタ条件設定画面を示す。
マスタ条件欄710ではマスタ条件の保存や読み込み、分割した各領域の条件登録などを行う。マスタ条件とは散乱強度の分割設定や散乱強度領域毎に作成した複数の条件の登録情報など条件共通化に必要な様々な情報を含むものである。ボタン711をクリックすると作成したマスタ条件を保存し、ボタン712をクリックすると既に作成したマスタ条件を読み込むことができる。テキストボックス713には任意のマスタ条件名を入力し検査画面等でマスタ条件を選択する際などに使用する。また、プルダウンメニュー714はシミュレータ111で算出した散乱強度特性から設定に用いる膜種を選択する。さらに、プルダウンメニュー714で選択した膜種の中からプルダウンメニュー715で散乱特性算出済みの粒径を選択することで前記選択した膜種,粒経の膜厚に対する散乱強度特性739と散乱強度の変動幅を感度カーブを用いてサイズに変換した散乱強度特性のサイズ誤差範囲740が自動的に表示される。
個別条件登録欄716ではプルダウンメニュー717〜721で選択した複数の検査条件をマスタ条件に登録し、検査画面でウェハ情報を入力し検査を実行すると検査対象のウェハの散乱強度に対応した検査条件を自動で選択し検査が実施される。散乱強度領域分割設定欄730では散乱強度特性739に対して散乱強度領域の分割に関する設定を行う。設定方法には複数あり散乱強度領域を分割する数を指定する方法,散乱強度領域を分割して検査条件を共有化することで生じるサイズ誤差を指定する方法などがある。ラジオボタン733で散乱強度領域を分割する方法を選択し、テキストボックス734に散乱強度を分割する数を入力するとテキストボックス736には指定した分割数で散乱強度領域を分割した際に生じるサイズ誤差が表示される。また、サイズ誤差を選択した場合はテキストボックス735にサイズ誤差を入力するとテキストボックス737にテキストボックス735で指定した誤差となるように散乱強度を分割した際の分割数がテキストボックス737に表示され、その結果が散乱強度分割結果738に表示される。散乱強度領域の数=必要な検査条件数なので必要検査条件数を指定したい場合は領域分割数を選択し、散乱強度領域を分割した際のサイズ誤差を指定したい場合はサイズ誤差を指定して散乱強度領域を分割する。以上のように散乱強度領域を分割した結果、膜厚適用範囲741に散乱強度分割領域毎に適用膜厚範囲が色分けされて表示される。
散乱強度領域を分割した結果、分割した領域毎の検査条件作成に必要な膜厚を条件作成候補一覧751に自動で表示する。領域毎に表示された膜厚の中から1膜厚を選択しウェハを準備し条件を作成する。
図8は、検査条件を共有化したマスタ条件を用いて検査装置でウェハを検査する際にウェハやマスタ条件を指定する検査設定画面である。サンプル指定欄810には複数ある検査装置のローダの中から検査対象のウェハが搭載されているローダを選択するローダ選択ボタン811とウェハの棚番号の選択及びウェハの膜厚を記入するためのウェハ指定欄812がある。マスタ条件情報821は検査条件の読み込み及び読み込んだ検査条件の情報を表示する欄である。ボタン822をクリックしマスタ条件一覧からマスタ条件を選択すると条件名表示欄823にマスタ条件名が、膜種表示欄824には読み込んだマスタ条件が対象とする膜種が、検出感度表示欄825には読み込んだマスタ条件の検出感度が、更に、領域分割数表示欄826には読み込んだマスタ条件の散乱強度分割数が、サイズ誤差表示欄827には読み込んだマスタ条件の散乱強度分割によるサイズ誤差が表示される。散乱強度特性表示欄831はボタン822でマスタ条件を選択すると表示され、検査ウェハ表示マーカ832はウェハ指定欄812にウェハの膜厚を入力すると自動的に表示される。また、ボタン842は図7のマスタ条件設定画面に遷移するためのボタンであり、ボタン841は指定したウェハ,マスタ条件で検査を実行するためのボタンである。
以上の述べたように、検査装置の検査条件を散乱強度領域毎に最適化して共有することにより膜種,膜厚毎のウェハの準備やそれらのウェハへの標準粒子の塗布などこれまで多大な時間と費用を要していた検査装置の検査条件作成作業を大幅に低減でき、既に検査条件を共有化している膜種はプロセスの変更などにより膜厚が変更された場合でも新たにウェハを用意し検査条件を作成する必要がなく、迅速に検査が可能となり、プロセス異常の早期発見により歩留まりの向上を図ることができる。検査装置における膜厚と散乱強度の関係を算出し前記散乱強度を強度別に複数の領域に分割し、分割した領域毎に最適化した検査条件を作成し、前記分割した散乱強度領域毎に検査条件を共通化することで検査条件作成作業時間および経費を大幅に軽減することができる。
また、検査装置における膜厚と散乱強度の関係を算出し前記散乱強度を強度別に複数の領域に分割し、分割した領域毎に検査条件を作成し、前記分割した散乱強度領域ごとに検査条件を共通化することで検査条件作成作業時間および経費を大幅に軽減することができる。
また、検査条件作成時間を大幅に低減することで、納入後の装置立上げ時間を大幅に短縮することができる。また、検査対象のウェハが同一膜種で膜厚が変化した場合従来必要であった新たな検査条件作成が不要となり迅速に検査が可能となる。その結果、プロセス異常の早期発見が可能となり早期歩留まり向上を図ることができる。
また、検査装置の検査条件を散乱強度領域を分割しそれぞれで最適化した検査条件を共有化することにより膜種,膜厚毎のウェハの準備やそれらのウェハへの標準粒子の塗布などこれまで多大な時間と費用を要していた検査装置の検査条件作成作業を大幅に低減でき、既に検査条件を共有化している膜種はプロセスの変更などにより膜種が同じで膜厚が変更された場合でも新たにウェハを準備し検査条件を作成する必要がなく、迅速に検査が可能となり、プロセス異常の早期発見により歩留まりの向上を図ることができる。
また、インターネットワーク上の他のサーバ内の演算装置およびメモリを利用することにより、一つの閉じられたネットワークを越えて、複数の異なる地域にある検査装置について、記憶装置およびメモリなどを共通化した上で、本願発明を実施できる利点がある。
本手法の一例について、図9を用いて説明する。
901が本発明を用いた検査装置であり、902が本発明を用いた検査装置またはパターン形成後の基盤を検査する検査装置とし、903がインターネットなどのネットワークであり、904がサーバである。
前記実施例は、変動幅を持った散乱強度を強度別に複数の領域に分割して、共通化した同一の条件で検査しているため、光学式ウェハ表面検査装置100で検査した結果に誤差が生じる場合がある。その誤差を低減する手法とその実施例を図10〜18に示す。
図10に誤差を低減するための手法の概要を示す。シミュレーションデータ1001はシミュレータ111で算出した結果から作成したシミュレーションデータであり、実測データ1002は装置で標準サンプルを測定した結果から作成した装置実測データである。
シミュレータ111で算出した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003の中から基準膜厚1004を指定する。指定した基準膜厚1004の各粒子サイズに対する散乱強度1005を膜厚に対する散乱強度特性1003から算出し、基準膜厚1004における粒子サイズと散乱強度との関係から感度カーブ(シミュレーション)1006を作成する。次に、測定サンプルの膜厚1007に対応する各粒子サイズの散乱強度1008を膜厚に対する散乱強度特性1003から算出し、算出した各粒子サイズの散乱強度1008を感度カーブ(シミュレーション)1006を用いてサイズに変換する。更に、変換したサイズを光学式ウェハ表面検査装置100で実測して作成した感度カーブ(実測)1009を用いてAD値1010に変換する。同様に、測定サンプルの他の粒子についてもAD値1010を算出し、粒子サイズとAD値の対応表1011を作成することで、検査条件を作成するために必要な粒子サイズと散乱強度の関係から求められる感度カーブが得られる。また、本手法は、検査装置毎に作成した実測値と粒子サイズとの関係から求めた感度カーブ(実測)1009を用いているため、検査装置毎の機差の影響を受け難い。
次にその実施例を示す。図11は、シミュレータ111で算出した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003を用いて算出した光学式ウェハ表面検査装置100で検査する際に必要となる感度カーブの算出結果画面である。基準レシピ情報欄1101,感度カーブ算出パラメータ欄1102,感度カーブ算出結果表示欄1103から構成されており、基準レシピ設定ボタン1118から図12〜図13に示す基準レシピ設定画面を、レシピ出力ボタン1119から図14に示すレシピ出力設定画面を開くことができる。
基準レシピ情報欄1101には図12〜図13に示す基準レシピ設定で設定した基準レシピの条件名を条件名表示欄1104に、膜種名を膜種名表示欄1105に、感度カーブ(実測)名を実測データ名表示欄1106に、膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性データから作成した感度カーブ(シミュレーション)名をSimデータ表示欄1107にそれぞれ表示する。
感度カーブ算出パラメータ欄1102には、対象となる膜種の屈折率の実測値を入力する屈折率(n)入力欄1108と屈折率(k)入力欄1109とがあり、実測した屈折率を入力することにより、シミュレータで膜厚に対する散乱強度特性1003を算出する際に用いた屈折率との差異を計算し、その差異に応じて膜厚に対する散乱強度特性1003の値を補正することで、膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003のシミュレーション精度を向上することができる。AD値補正係数欄には低角度AD値補正係数入力欄1110,高角度AD値補正係数入力欄1111とがあり、後述する実測値とシミュレーション値との比較結果から導いた補正値1703を入力することにより、低角度AD値算出結果1115,高角度AD値算出結果1116それぞれを補正し、誤差を減少することができる。AD値有効範囲も低角度AD値有効範囲1112と高角度AD値有効範囲1113とがあり、低角度AD値算出結果1115,高角度AD値算出結果1116に対してレシピに反映するAD値の有効範囲を設定する。
設定したAD値有効範囲外の値はセルの色を変えるなどにより、光学式ウェハ表面検査装置100の検査条件の作成には適さない値であることを示す。
感度カーブ算出結果表示欄1103には膜厚入力欄1114があり、測定サンプル1008の膜厚を入力すると、低角度AD値算出結果表示欄1115に低角度のAD値算出結果が、高角度AD値算出結果表示欄1116には高角度のAD値算出結果が表示される。
また、低角度AD値算出結果1115,高角度AD値算出結果1116をグラフ表示したものが感度カーブグラフ1117である。更に、基準レシピ設定ボタン1118をクリックすると図12に示す基準レシピ設定画面を開き、レシピ出力ボタン1119をクリックすると図14に示すレシピ出力設定画面が開いて、それぞれ、基準レシピ設定,レシピ出力設定ができる。
図12に基準レシピ設定画面を示す。基準レシピ設定画面には実測データタブ1201とSimデータタブ1202とがあり、各タブをクリックすると画面が切り替わり、それぞれを設定することができる。実測データタブ1201内のレシピ選択ボタン1203をクリックするとで基準膜厚1004の標準サンプルを光学式ウェハ表面検査装置100で検査して作成した基準レシピを選択すると基準レシピのレシピ名,感度条件名,低角度感度カーブ名,高角度感度カーブ名がそれぞれ基準レシピ(実測)情報欄1204に表示され、基準レシピに登録されている感度カーブが低角度感度カーブグラフ1205,高角度感度カーブグラフ1206に表示される。OKボタン1207をクリックするとレシピ選択ボタン1203で選択したレシピが基準レシピとして設定されて、図11感度カーブ算出結果画面の感度カーブ算出結果画面に戻る。Cancelボタン1208をクリックすると選択したレシピは基準レシピとして設定されず、元の基準レシピ設定に戻して図11感度カーブ算出結果画面の感度カーブ算出結果画面に戻る。
レシピ選択ボタン1203による基準レシピ選択について詳細に説明する。実測データタブ1201のレシピ選択ボタン1203をクリックすると図13のレシピ選択画面が開く。レシピ一覧1301から基準とするレシピを選択してOKボタン1303をクリックすると、指定したレシピを読み込み、基準レシピに設定することができる。Cancelボタン1304をクリックすると基準レシピレシピ設定は変更されず、図12の基準レシピ設定画面に戻る。また、レシピファイルが複数のフォルダに格納されている場合や、別のフォルダに格納されているレシピファイルを読み込んで基準レシピを設定する場合などは、格納されているフォルダを指定するためのレシピフォルダ選択ボタン1302をクリックして、レシピファイルが格納されているフォルダを指定する。レシピファイルが格納されているフォルダを指定すると、フォルダ内に格納されているレシピがレシピ一覧に表示され、その中から基準レシピを選択することができる。
図12基準レシピ設定画面でSimデータタブ1202をクリックすると図14シミュレーションデータ設定画面に切り替わる。シミュレータ111で算出した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003は検査装置の構成によってデータが異なるため、各検査装置の構成ごとに膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003を用意する必要があり、検査装置の構成に合せて膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003を選択する必要がある。プルダウンメニュー1401から検査に用いる検査装置を選択し、プルダウンメニュー1402から対象となる膜種を選択する。プルダウンメニュー1401,1402で選択した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003のシミュレーション条件がシミュレーション条件表示欄1404に表示される。シミュレーション条件表示欄1404に表示される項目は、光学条件,対象膜種の屈折率,膜厚,粒子サイズ等が考えられる。また、前記プルダウンメニュー1401とプルダウンメニュー1402で選択した検査装置,膜種における膜厚に対する散乱強度特性1003のグラフが低角度散乱強度特性グラフ1405と高角度散乱強度特性グラフ1406に表示される。シミュレータ111で別途算出した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003を新たに追加する場合は、Simデータ取り込みボタン1403をクリックして別途作成した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003のデータファイルを指定する。Simデータ一覧ボタン1407をクリックすると図15に示すシミュレーションデータ一覧画面が表示され、登録されている膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003の一覧1502を表示することができる。複数装置の膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003が登録されている場合は、プルダウンメニュー1501で対象となる検査装置を切り替えることで、選択した検査装置に対応した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性1003の一覧1502が表示される。OKボタン1503をクリックすると図14の基準レシピ設定画面に戻る。
感度カーブ算出結果画面図11感度カーブ算出結果画面のレシピ出力ボタン1117をクリックすると、図16に示すレシピ出力設定画面が開く。レシピ出力設定画面図16は検査条件表示欄1601とレシピ名入力欄1602,感度カーブ設定欄1603,CH設定欄1604から構成される。検査条件表示欄1601には感度カーブ設定欄1603で設定した各粒子サイズに対するAD値を得るための光学式ウェハ表面検査装置100のレーザーパワーや検出器パラメータ等の各種検査条件1605が表示される。レシピ名入力欄1602にはレシピ名入力欄1606,低角度感度カーブ名入力欄1607,高角度感度カーブ入力欄1608があり、作成したレシピ,低角度感度カーブ,高角度感度カーブを出力する際の名称を指定することができる。レシピ名入力欄1602には図13に示す、感度カーブ算出結果画面で算出された指定した膜厚における、低角度,高角度それぞれの各粒子サイズに対する低角度感度カーブ欄1609と高角度感度カーブ欄1610に表示される。低角度感度カーブ欄1609または高角度感度カーブ欄1610に光学式ウェハ表面検査装置100の検査で得たいAD値を入力すると入力したAD値を基準として、その他の粒子サイズのAD値が低角度,高角度それぞれで算出され、更に、検査条件更新ボタン1611をクリックすると、設定したAD値を光学式ウェハ表面検査装置100の検査で得るために必要な検査条件を算出し、検査条件表示欄1605に表示する。更に、CH設定欄1604には低角度CH設定欄1612と高角度CH設定欄1613とがあり、光学式ウェハ表面検査装置100の検査結果を出力する際の、サイズ毎の検出個数を表示するためのCHを低角度,高角度、それぞれについて設定することができる。以上の様に、算出された検査条件及び感度カーブはレシピ出力ボタン1614をクリックすると低角度感度カーブ1609,高角度感度カーブ1610も含めた光学式ウェハ表面検査装置100の検査条件がレシピ名入力欄1606で指定したレシピ名で出力され、感度カーブ出力ボタン1615をクリックすると低角度感度カーブ名入力欄1607で入力した低角度感度カーブ名及び高角度感度カーブ名入力欄1608で指定した高角度感度カーブ名でそれぞれ出力される。出力されたレシピまたは感度カーブを用いて光学式ウェハ表面検査装置100で検査を実行することにより、設定した感度で測定ができる。また、キャンセルボタンをクリックすることにより図11感度カーブ算出結果画面に戻る。
図17は図11感度カーブ算出結果画面におけるAD値補正係数の算出例である。膜種毎に、複数のサイズの標準粒子を塗布したウェハを複数の膜厚分準備し、光学式ウェハ表面検査装置100でそれらのウェハを検査する。また、これらの膜種,膜厚毎のウェハを光学式ウェハ表面検査装置100で検査した際の検査結果をシミュレータ111で算出する、X軸に検査装置で実測した値を取り、Y軸にシミュレータ111で算出した値を取り、各粒子のサイズ1701をプロットし、最小二乗法等で近似線直線1702の傾き1703を算出する。この傾きがAD値補正係数となる。
図18は従来手法と本発明による新手法をフローチャートを用いて比較したものである。従来手法は、レシピ作成が必要なすべての膜厚の標準サンプルを準備S100し、それらのサンプルに対して複数のサイズの標準粒子を塗布S110する。次に、これらのすべてのサンプルに複数のサイズの標準粒子を塗布し、装置で実測S120する。この様に、従来手法は、すべての膜厚のサンプルを準備し、装置で実測して、各種装置パラメータを最適化し、すべての膜厚のサンプルにおける粒子サイズと散乱強度との関係から、感度カーブ作成S130する必要がある。この様に最適化した各種装置パラメータ及び感度カーブを用いて検査を実施する。複数の標準粒子塗布S110から感度カーブ作成S130までの作業には「2時間×膜厚の数」必要であった。膜種が複数ある場合は、これらの作業をそれぞれ、膜種の数だけ繰り返し行う必要がある。
本発明による新手法では従来手法と同じ標準粒子塗布S110から感度カーブ作成S130の作業による基準条件作成S150を基準膜厚について1度実施すれば、測定サンプルの膜厚が変わってもシミュレーションによる散乱強度算出S160とシミュレーションによる散乱強度から感度カーブ作成S170を実施するだけで、膜厚が異なるサンプルの検査S180が可能となる。シミュレーションによる散乱強度算出S160とシミュレーションによる散乱強度から感度カーブ作成S170にかかる作業時間は2分である。新手法に必要な作業時間は基準条件作成に必要な「2時間」と膜厚が変わった際に必要なシミュレーション算出作業時間の「2分×膜厚の数」の合計である「2時間+2分×膜厚の数」であり、従来手法の「2時間×膜厚の数」と比較しても標準粒子塗布作業や装置での実測が膜種毎に1度で済むため大幅に作業時間を短縮可能であり、更に準備が必要なサンプルの数も従来は膜厚の分だけ必要であったものが膜種毎に1枚だけでよく、サンプルに掛かる費用も大幅に削減可能である。
前記、図1第1実施形態として検査装置に本発明の機能を組み込む形態を示したが、第2実施形態は本発明の機能を独立した検査条件作成支援ツールとした場合の形態である。各装置と検査条件作成支援ツールはネットワーク130で接続されている。シミュレータ111で算出した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性を検査条件作成支援ツール内に有し、別途シミュレータ111で算出した膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性を取り込み追加することもできる。算出した検査条件を出力し、検査装置100に転送することで指定した膜種,膜厚サンプルの測定を実施することができる。
また、本明細書では、例えば、以下の特徴が開示される。
1.光を用いて基板の欠陥を検査する検査方法において、前記基板上に形成された膜の膜厚と散乱強度の関係に基づき、前記散乱強度の変動幅を強度別に複数の領域に分割すること。
2.上記1.において、前記散乱強度変動幅を粒子サイズと散乱強度との関係から求めた感度カーブ(粒子サイズと散乱強度との関係から求めた感度カーブのことを、検量線と呼ばれることもある。)を用いることでサイズに変換すること。
3.上記1.において、前記分割後の変動幅または散乱強度変動幅の分割数の何れかに基づいて、前記散乱強度の変動幅を、複数に分割すること。
4.上記1.において、前記分割した散乱強度領域毎に検査条件を共通化し、共通化した検査条件で検査を実施すること。
5.上記1.において、前記分割した散乱強度領域毎に共通化した検査条件の中から、検査対象の基板に適する検査条件を選定し検査を実施することを特徴とする検査方法。
6.上記1.において、前記分割した散乱強度領域毎に共通化する検査条件の作成に必要な膜厚を表示することを特徴とする検査方法。
7.光を用いて基板の欠陥を検査する検査装置であって、光検出部と、前記光検出部からの検出信号に基づいて検査装置を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記検出信号に基づいて得られた前記基板上に形成された膜の膜厚と散乱強度の関係に基づき、前記散乱強度の変動幅を強度別に複数の領域に分割する処理を行うこと。
8.上記7.において、前記散乱強度変動幅を粒子サイズと散乱強度との関係から求めた感度カーブ(検量線)を用いることでサイズに変換すること。
9.上記7.において、前記分割後の変動幅または散乱強度変動幅の分割数の何れかに基づいて、前記散乱強度の変動幅を、複数に分割すること。
10.上記7.において、前記分割した散乱強度領域毎に検査条件を共通化し、共通化した検査条件で検査を実施すること。
11.上記7.において、前記分割した散乱強度領域毎に共通化した検査条件の中から、検査対象の基板に適する検査条件を選定し検査を実施すること。
12.上記7.において、前記分割した散乱強度領域毎に共通化する検査条件の作成に必要な膜厚を表示すること。
13.上記7.の検査装置と、前記検査装置に接続されたデータベースと、前記データベースに接続されたシミュレータとを有する検査システムを構成すること。
14.上記13.において、前記検査装置の前記制御部は、前記データベースからの信号に基づいて、前記検査装置を制御すること。
15.光を用いて基板の欠陥を検査する検査方法において、前記光の散乱強度の測定レンジを分割し、前記分割した測定レンジごとに検査条件を設定し、前記分割した測定レンジごとの検査条件を用いて欠陥の検査を行こと。
16.上記15.において、前記検査条件は、検査レシピであること。
本発明は、半導体素子製造分野における半導体素子検査・計測および半導体製造プロセス管理に用いるのに好適である。また、検査装置の構成は、本実施例の構成に限定されないし、検査対象は、ウェハには限定されず、ハードディスク基板等であっても良い。
100 光学式ウェハ表面検査装置
101 レビューSEM
102 CD−SEM
103 データサーバ
104 電気テスト装置
105 分析装置
111 シミュレータ
120 ネットワーク
200 ウェハ
211 資料ステージ
212 回転軸
213 回転駆動部
214 スライド駆動部
220 照明光源
221 照明光
230 散乱光検出部
231a〜d 検出器
232a〜d 増幅器
233a〜d A/Dコンバータ
240 信号合成部
250 全体制御部
260 ステージ制御部
270 情報表示部
280 入力操作部
290 記憶部
310 基準検査条件検査手順
320 レーザーパワー決定手順
330 偏光条件決定手順
340 検出器感度調整手順
350 感度カーブ作成手順
360 検出器しきい値設定手順
370 検査条件完成
410 サンプルデータ表示欄
411 膜種選択ボタン
412 膜種表示欄
413 屈折率表示欄
414 偏光比較タブ
415 散乱特性タブ
416 感度カーブタブ
417 グラフ設定表示欄
418 粒子サイズ選択プルダウンメニュー
419 偏光条件選択チェックボックス
420 散乱強度表示範囲指定欄
421 膜厚表示範囲指定欄
422 散乱強度特性表示欄
423 散乱特性データ
424 偏光条件凡例
510 サンプルデータ表示欄
511 散乱特性タブ
512 グラフ設定欄
513 偏光条件選択プルダウンメニュー
514 粒子サイズ選択チェックボックス
515 散乱強度表示範囲指定欄
516 膜厚表示範囲指定欄
517 散乱強度特性表示欄
518 粒子サイズ凡例
519 散乱特性データ
610 感度カーブタブ
611 グラフ設定欄
612 偏光条件選択プルダウンメニュー
613 膜厚選択チェックボックス
614 散乱強度表示範囲指定欄
615 粒子サイズ表示範囲指定欄
616 感度カーブ表示欄
617 膜厚凡例
618 感度カーブ
710 マスタ条件設定欄
711 条件保存ボタン
712 条件読み込みボタン
713 条件名入力ボックス
714 膜種選択プルダウンメニュー
715 粒経選択プルダウンメニュー
716 条件登録ボタン
717〜721 登録条件選択プルダウンメニュー
730 領域分割設定欄
731 領域分割実行ボタン
732 自動領域分割ボタン
733 領域分割方法選択ラジオボタン
734 領域分割数入力ボックス
735 サイズ誤差入力ボックス
736 サイズ誤差算出結果表示ボックス
737 領域分割数算出結果表示ボックス
738 散乱強度分割結果
739 散乱強度特性
740 サイズ誤差範囲
741 共通レシピの膜厚適用範囲
750 条件作成候補表示欄
751 条件作成候補膜厚
810 サンプル指定欄
811 ローダ選択ボタン
812 ウェハ指定欄
821 マスタ条件情報表示欄
822 マスタ条件読み込みボタン
823 マスタ条件名表示欄
824 膜種表示欄
825 検出感度選択プルダウンメニュー
826 領域分割数表示欄
827 サイズ誤差表示欄
831 散乱強度特性表示欄
832 検査ウェハ表示マーカ
841 検査開始ボタン
842 マスタ条件作成ボタン
901 本発明を用いた検査装置
902 本発明を用いた検査装置またはパターン形成後の基盤を検査する検査装置
903 インターネットなどのネットワーク
904 サーバ
1011 シミュレーションデータ
1002 実測データ
1003 膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性
1004 基準膜厚
1005 各粒子サイズに対する散乱強度
1006 感度カーブ(シミュレーション)
1007 測定サンプルの膜厚
1008 測定サンプルの各粒子サイズの散乱強度
1009 感度カーブ(実測)
1010 AD値
1011 粒子サイズとAD値の対応表
1101 基準レシピ情報欄
1102 感度カーブ算出パラメータ欄
1103 感度カーブ算出結果表示欄
1104 基準レシピの条件名を条件名表示欄
1105 膜種名表示欄
1106 実測データ名表示欄
1107 Simデータ表示欄
1108 屈折率(n)入力欄
1109 屈折率(k)
1110 低角度AD値補正係数入力欄
1111 高角度AD値補正係数入力欄
1112 低角度AD値有効範囲
1113 高角度AD値有効範囲
1114 膜厚入力欄
1115 低角度AD値算出結果表示欄
1116 高角度AD値算出結果
1117 感度カーブグラフ
1118 基準レシピ設定ボタン
1119 レシピ出力ボタン
1201 実測データタブ
1202 Simデータタブ
1203 レシピ選択ボタン
1204 基準レシピ(実測)情報欄
1205 低角度感度カーブグラフ
1206 高角度感度カーブグラフ
1207 OKボタン
1208 Cancelボタン
1301 レシピ一覧
1302 レシピフォルダ選択ボタン
1303 OKボタン
1304 Cancelボタン
1401 プルダウンメニュー
1402 プルダウンメニュー
1403 Simデータ取り込みボタン
1404 シミュレーション条件表示欄
1405 低角度散乱強度特性グラフ
1406 高角度散乱強度特性グラフ
1407 Simデータ一覧ボタン
1501 プルダウンメニュー
1502 膜種毎の膜厚に対する散乱強度特性一覧
1503 OKボタン
1601 検査条件表示欄
1602 レシピ名入力欄
1603 感度カーブ設定欄
1604 CH設定欄
1605 検査条件
1606 レシピ名入力欄
1607 低角度感度カーブ名入力欄
1608 高角度感度カーブ入力欄
1609 低角度感度カーブ欄
1610 高角度感度カーブ欄
1611 検査条件更新ボタン
1612 低角度CH設定欄
1613 高角度CH設定欄
1614 レシピ出力ボタン
1701 各粒子のサイズ
1702 近似線直線
1703 近似線直線の傾き

Claims (25)

  1. 光を用いて基板の欠陥を検査する検査方法において、
    前記基板上に形成される膜の膜厚と散乱強度の関係に基づき、
    前記散乱強度の変動幅を強度別に複数の領域に分割することを特徴とする検査方法。
  2. 請求項1に記載の検査方法において、
    前記散乱強度変動幅を粒子サイズと散乱強度との関係から求めた感度カーブを用いることでサイズに変換することを特徴とする検査方法。
  3. 請求項1に記載の検査方法において、
    前記分割後の変動幅または散乱強度変動幅の分割数の何れかに基づいて、前記散乱強度の変動幅を、複数に分割することを特徴とする検査方法。
  4. 請求項1に記載の検査方法において、
    前記分割した散乱強度領域毎に検査条件を共通化し、共通化した検査条件で検査を実施することを特徴とする検査方法。
  5. 請求項1に記載の検査方法において、
    前記分割した散乱強度領域毎に共通化した検査条件の中から、検査対象の基板に適する検査条件を選定し検査することを特徴とする検査方法。
  6. 請求項1に記載の検査方法において、
    前記分割した散乱強度領域毎に共通化する検査条件の作成に必要な膜厚を表示することを特徴とする検査方法。
  7. 光を用いて基板の欠陥を検査する検査装置であって、
    光検出部と
    前記光検出部からの検出信号に基づいて検査装置を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記検出信号に基づいて得られた前記基板上に形成される膜の膜厚と
    散乱強度の関係に基づき、前記散乱強度の変動幅を強度別に複数の領域に分割する処理を行う処理部を有することを特徴とする検査装置。
  8. 請求項7に記載の検査装置おいて、
    前記散乱強度変動幅を粒子サイズと散乱強度との関係から求めた感度カーブを用いることでサイズに変換することを特徴とする検査装置。
  9. 請求項7に記載の検査装置おいて、
    前記分割後の変動幅または散乱強度変動幅の分割数の何れかに基づいて、前記散乱強度の変動幅を、複数に分割することを特徴とする検査装置。
  10. 請求項7に記載の検査装置おいて、
    前記分割した散乱強度領域毎に検査条件を共通化し、共通化した検査条件で検査することを特徴とする検査装置。
  11. 請求項7に記載の検査装置おいて、
    前記分割した散乱強度領域毎に共通化した検査条件の中から、検査対象の基板に適する検査条件を選定し検査を実施することを特徴とする検査装置。
  12. 請求項7に記載の検査装置おいて、
    前記分割した散乱強度領域毎に共通化する検査条件の作成に必要な膜厚を表示することを特徴とする検査装置。
  13. 請求項7に記載の検査装置おいて、
    シミュレーションデータと実測データを用いて
    粒子サイズに対応した散乱強度を算出することを特徴とする検査装置。
  14. 請求項7に記載の検査装置において、
    基準となる検査条件と、
    対応するシミュレーションデータと実測データとを用いて算出した粒子サイズに対応した散乱強度と、を使用して、
    検査で使用する検査条件を算出することを特徴とする検査装置。
  15. 請求項7に記載の検査装置において、
    屈折率を用いてシミュレーション結果を補正し、
    粒子サイズに対応した散乱強度を算出することを特徴とする検査装置。
  16. 請求項7に記載の検査装置において、
    実測値とシミュレーション値との比較結果から得られた補正係数を散乱強度の算出式に反映し、粒子サイズに対応した散乱強度の算出することを特徴とする検査装置。
  17. 請求項7記載の検査装置と、
    前記検査装置に接続されるデータベースと、
    前記データベースに接続されるシミュレータとを有することを特徴とする検査システム。
  18. 請求項17に記載の検査システムにおいて、
    前記検査装置の前記制御部は、
    前記データベースからの信号に基づいて、
    前記検査装置を制御することを特徴とする検査システム。
  19. 光を用いて基板の欠陥を検査する検査方法において、
    前記光の散乱強度の測定レンジを分割し、
    前記分割した測定レンジごとに検査条件を設定し、
    前記分割した測定レンジごとの検査条件を用いて欠陥の検査を行うことを特徴とする検査方法。
  20. 請求項19に記載の検査方法において、
    前記検査条件は、検査レシピであることを特徴とする検査方法。
  21. 請求項19に記載の検査方法において、
    シミュレーションデータと実測データを用いて
    膜厚における、粒子サイズに対応した散乱強度を算出することを特徴とする検査方法。
  22. 請求項19に記載の検査方法において、
    基準となる検査条件を設定し、
    対応するシミュレーションデータと実測データを用いて粒子サイズに対応した散乱強度を算出し、
    検査に使用する検査条件を算出することを特徴とする検査方法。
  23. 請求項19に記載の検査方法において、
    屈折率を用いてシミュレーション結果を補正し、
    粒子サイズに対応した散乱強度の算出することを特徴とする検査方法。
  24. 請求項19に記載の検査方法において、
    実測値とシミュレーション値との比較結果から得られた補正係数を散乱強度の算出式に反映し、
    粒子サイズに対応した散乱強度の算出することを特徴とする検査方法。
  25. 請求項21に記載の検査方法において、
    シミュレータで算出したシミュレーションデータを取り込み、
    前記シミュレーションデータを追加することを特徴とする検査方法。
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