JP5215981B2 - エンコードパラメータ設定支援装置、エンコードパラメータ設定方法およびプログラム、エンコードパラメータ設定支援システム - Google Patents

エンコードパラメータ設定支援装置、エンコードパラメータ設定方法およびプログラム、エンコードパラメータ設定支援システム Download PDF

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本発明は、エンコードパラメータ設定支援装置、エンコードパラメータ設定方法およびプログラム、エンコードパラメータ設定支援システムに関し、特に、映像データのエンコード処理を行う動画エンコーダにおける最適なエンコードパラメータの設定値の設定を支援するエンコードパラメータ設定支援装置、エンコードパラメータ設定方法およびプログラム、エンコードパラメータ設定支援システムに関する。
近年、ハイビジョンカメラ等の高画質で映像を撮影可能なハードウェアと高画質の映像データを制作・編集可能な映像制作・編集用のソフトウェアとの普及により、家庭用の汎用パーソナルコンピュータ(以後、「汎用PC」とする。)を使用して高画質で大容量の映像データを扱うユーザが増加している。また、動画投稿WEBサイトのサービス利用者の急激な増加により、高画質で撮影・制作した大容量の映像データをエンコーダソフトウェアによりエンコード処理(変換処理)することにより、適度な容量の映像データへ変換する映像データのエンコード処理が頻繁に行われている。
このような映像データのエンコード処理を行う場合、使用するエンコーダソフトウェアに予め用意されている複数のパラメータ(以後、「エンコードパラメータ」という。)の設定値を指定することにより、エンコード対象となる映像データの特性に適したエンコード処理を実行することができる。例えば、屋外で撮影された運動会の映像特性に適したエンコードパラメータの設定値と室内で撮影された活花の映像特性に適したエンコードパラメータの設定値とをそれぞれ指定することにより、元映像に近い品質でエンコード後の映像を作成することができる。
しかしながら、映像の編集作業に対する専門的な知識や経験が乏しい一般ユーザにとって、映像データが有する特性に適したエンコードパラメータの設定値を指定することは困難であり、所望の映像を得られるまで何度もエンコードパラメータの設定値を変更してエンコード処理を繰り返し実行しなければならないといった問題があった。
このような問題に対し、エンコード処理を実行する専用のソフトウェアにエンコードパラメータの設定値を予め用意し、このソフトウェアを使用してエンコード処理を実行するユーザが予め用意されたエンコードパラメータの設定値を選択することにより、容易に映像データのエンコード処理を可能とすることが知られている(非特許文献1)。
CodecSys Personal ユーザマニュアル(オンライン版)、エンコードパラメータ表示ウィンドウ(http://codecsys.fixstars.com/ja/support/personal/manuals/2_encodeparam_disp.html) ITU−T勧告 J.247 Windows Server2008 Hyper-V,(http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/technologies/hyperv.mspx)
しかしながら、非特許文献1に示すようなエンコード処理を実行する専用のソフトウェアに予め用意されたエンコードパラメータの設定値は、その専用ソフトウェアの開発元が推奨するハードウェア環境を考慮して用意された設定値であるため、各ユーザのハードウェア環境によっては、エンコード処理を行った映像データの品質にばらつきが発生してしまう。
これを換言するならば、映像データをエンコードソフトウェアを使用してエンコード処理する場合、エンコード処理後の映像データの品質は、エンコードパラメータの設定値のみならず、ユーザが使用するPC環境、すなわち、エンコードソフトウェアを動作させるハードウェアの性能にも依存するために、エンコードパラメータの設定値を同一に設定しても、ソフトウェアを動作させるハードウェアの性能に差異があれば、エンコード処理後の映像データの品質にも差異が生じる。
したがって、一般ユーザにとっては、ユーザ毎に異なる汎用PCを使用して高画質で大容量の映像データを専用のエンコーダソフトウェアを用いて元映像に近い品質で適切なデータ容量の映像データを作成することが困難であるといった問題がある。
そこで本発明では、上述の問題を解決するために、元映像の品質に近くかつ適切なデータ容量の映像データを容易に作成するエンコード処理を実行するために、ユーザ毎に異なるハードウェア環境とソフトウェア環境と(以下、これらをまとめて「ユーザ環境」とする。)元映像データとに適応したエンコードパラメータの設定値を提示するエンコードパラメータ設定支援装置、エンコードパラメータ設定支援方法およびエンコードパラメータ設定支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、映像データをエンコード処理する際のハードウェアおよびソフトウェア環境に関するユーザ環境情報を取得するユーザ環境情報取得部と、このユーザ環境情報取得部により取得された前記ユーザ環境情報に基づいて選択されたエンコードパラメータの組み合わせと各エンコードパラメータの値とを含むエンコードパラメータ設定情報を生成するエンコードパラメータ設定部と、このエンコードパラメータ設定部によって生成された前記エンコードパラメータ設定情報に基づいて映像データをエンコード処理するエンコード処理実行部と、このエンコード処理実行部によってエンコード処理された映像データの品質評価を実行し、この品質評価の結果を示す品質評価情報と前記ユーザ環境情報と前記エンコードパラメータ設定情報とを関連付けて記憶するエンコード処理結果管理部と、前記エンコード処理実行部によってエンコード処理された映像データを識別する映像データ識別情報と前記エンコード処理結果管理部によって記憶された前記品質評価情報と前記エンコードパラメータ設定情報とを出力するエンコード情報出力部と、前記ユーザ環境情報と前記エンコードパラメータの組み合わせを示す情報とが対応付けられたエンコード種別情報と、前記ユーザ環境情報と前記エンコードパラメータ設定情報と前記品質評価情報とが対応付けられたエンコードケースとを記憶するエンコード情報管理データベースとをエンコードパラメータ設定支援装置に備え、前記エンコードパラメータ設定部は、前記ユーザ環境情報取得部により取得されたユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースが存在するか否かを判定し、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースが存在しない場合には、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコード種別情報を選択して前記エンコードパラメータの組み合わせを決定して、前記ユーザ環境情報に基づいて前記エンコードパラメータ設定情報を生成し、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースが存在する場合には、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースを選択して、選択したエンコードケースから前記エンコードパラメータ設定情報を生成するとともに、このエンコードパラメータ設定情報を出力することを特徴とする。
なお、上記のエンコードパラメータ設定支援装置の各構成要素は、1の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)に備えても良く、複数の装置に各構成要素を備えても良い。複数の装置に各構成要素を備えた場合、例えば、それぞれの装置が備える通信機能を利用することにより、上記のエンコードパラメータ設定支援装置の各機能を実現するとしても良い。
お、上記のエンコード情報管理データベースは、前述したエンコードパラメータ設定支援装置に含まれる構成としても良く、エンコードパラメータ設定支援装置とは別の装置としても良い。別の装置とした場合、例えば、エンコードパラメータ設定支援装置とエンコード情報管理データベースとが備える通信機能を利用することにより、上記のエンコード情報管理データベースの機能を実現するとしても良い。
また、本発明における前記エンコード処理実行部は、前記エンコードパラメータ設定部によって出力されたエンコードパラメータ設定情報のうち、指定された前記エンコードパラメータ設定情報に基づいて映像データをエンコード処理しても良い。
また、本発明における前記エンコード処理結果管理部は、前記エンコード処理実行部によってエンコード処理された映像データの品質評価情報を、前記エンコード処理を実行する際に用いた前記エンコードケースの品質評価情報へ追加し、この品質評価情報を追加したエンコードケースを前記エンコード情報管理データベースに記憶しても良い。
また、本発明における前記品質評価情報は、所定の客観評価手法によって実現されるエンコード処理による映像データの品質劣化度を定量的に表す品質劣化評価度としても良い。
また、本発明におけるエンコード処理結果管理部は、前記エンコード処理実行部による所定の主観評価手法によって取得されるユーザ満足度を定量的に表す情報を前記エンコードケースの品質評価情報へ追加し、このユーザ満足度を追加したエンコードケースを前記エンコード情報管理データベースに記憶しても良い。
さらに、本発明におけるエンコード処理結果管理部は、前記エンコード処理実行部がエンコード処理をする際に要した時間を示す時間情報を前記エンコードケースの品質評価情報へ追加し、この時間情報を追加したエンコードケースを前記エンコード情報管理データベースに記憶しても良い。
また、本発明における前記エンコードパラメータ設定部は、任意のエンコードパラメータの設定値による前記品質評価情報に対する影響度が規定する影響度より小さいか否かを識別し、影響度が小さいと識別されたエンコードパラメータを前記エンコードパラメータの組み合わせから削除するとしても良い。
また、本発明における前記ユーザ環境情報は、エンコード処理の対象となる映像データの特徴に関する分析結果を示す情報を含み、前記エンコードパラメータ設定部によってこのユーザ環境情報に対応する前記エンコードパラメータ設定情報が生成されることとしても良い。
また、本発明におけるエンコードパラメータ設定支援システムは、エンコード処理の対象となる映像データを保有する端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続されデータ通信を行う情報処理装置とから構成され、前記情報処理装置は、請求項1乃至10のいずれかに記載のエンコードパラメータ設定支援装置であることとしても良い。
本発明によれば、ユーザ環境情報と品質評価情報とに基づいてユーザ環境に適応したエンコードパラメータの設定値を抽出することができるため、ユーザ毎に異なる環境に適応したエンコードパラメータの設定値を提示するといったエンコードパラメータの設定支援が実現できる。
したがって、ユーザに映像の編集作業に対する専門的な知識や経験がなくても、本発明によれば、元映像の品質に近い高画質(品質劣化の低い)で、かつ、適切なデータ容量である映像データを作成することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置におけるエンコード情報管理データベースに記憶されるエンコードケースの一例を示す図である。 第1の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置におけるエンコード情報管理データベースを概念的に説明する図である。 第1の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置を含んだエンコードパラメータ設定支援システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システムのエンコード情報管理データベースに記憶されるエンコードケースの一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システムのエンコードパラメータ設定動作を主に示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システムのエンコードケースの記憶動作を主に示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システムにおいてユーザに対して提示するエンコードパラメータの設定条件表示の一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システムにおいてユーザに対して提示するエンコード情報の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システムのエンコード情報管理データベースに記憶されるエンコードケースの一例を示す図である。 第3の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置においてユーザに対して提示するエンコード情報の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明にかかる実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置は、エンコード処理後の映像データの映像品質に影響を及ぼすエンコード処理を実行するユーザ環境に関する情報を利用してエンコード処理を実行する際に設定するエンコードパラメータの推奨設定値をユーザに提供し、エンコードパラメータの設定支援を実現するものである。
図1に示すように、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置10は、ユーザ環境Aである、例えばPC端末装置に内蔵され、ユーザ環境Aに応じたエンコードパラメータ設定支援を実現する。また、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置10は、上記のようにユーザ環境AであるPC端末装置が備えるインターフェース(不図示)を介して外部より接続され、PC端末装置とデータ通信を実行することによりエンコードパラメータ設定支援を実現しても良い。
本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置10は、ユーザ環境情報取得部110と、エンコードパラメータ設定部120と、エンコード処理実行部130と、エンコード処理結果管理部140と、エンコード情報出力部150と、エンコード情報管理データベース160とから構成されている。
ユーザ環境情報取得部110は、映像データをエンコード処理する際のハードウェアおよびソフトウェア環境に関するユーザ環境情報を取得する。
例えば、図1に示すように、ユーザ環境AであるPC端末装置によってユーザが元映像データa−1をエンコード処理する場合、ユーザ環境情報取得部110は、ユーザ環境Aのソフトウェア環境に関する情報(以下、「ソフトウェア環境情報a−21」という。)と、ハードウェア環境の性能に関する情報(以下、「ハードウェア環境情報a−22」という。)とからなるユーザ環境情報a−2を取得する。
ここで、ソフトウェア環境情報a−21は、使用しているOS(Operating System)ソフトウェアやエンコーダソフトウェアに関する情報とすることができ、ハードウェア環境情報a−22は、使用しているPCのCPU(中央演算装置),メモリ容量やアクセスタイミング,HDD(ハードディスク)の容量や回転数,グラフィックボードの種類など、ハードウェア性能に関する情報とすることができる。
また、ハードウェア環境情報a−22として、上記のような各ハードウェア構成要素の性能情報を点数化して、総合的点をハードウェア情報としても良い。例えば、CPUの性能は3.0、メモリの性能は3.5、HDDは3.2といったように各構成要素の性能情報を点数化し、これら点数の総合点(または平均点)をハードウェア環境情報とすることができる。
エンコードパラメータ設定部120は、ユーザ環境情報取得部110によって取得されたユーザ環境情報a−2に基づいて、エンコードパラメータの組み合わせを決定し、このエンコードパラメータの組み合わせ毎に各エンコードパラメータの値を設定してエンコードパラメータ設定情報を生成する。
具体的には、ユーザ環境情報a−2に含まれるソフトウェア環境情報a−21からユーザ環境Aにおいて使用されているエンコードエンジンの種類に関する情報を取得すると、エンコードパラメータ設定部120は、後述するエンコード情報管理データベース160に予め記憶されているエンコードエンジンの種別に対応したエンコードパラメータの組み合わせを示す情報に基づいて、取得したユーザ環境情報a−2に対応したエンコードパラメータの組み合わせを決定し、各エンコードパラメータの設定値を設定する。
ここで、上述のエンコードエンジンは、既存製品として汎用のソフトウェアであり、各エンコードパラメータに設定可能な値は予め得ることが可能である。
よって、各エンコードパラメータの設定値を後述するエンコード情報管理データベース160に予め記憶しておくことにより、エンコードパラメータ設定部120は、エンコードパラメータの組み合わせ毎に各エンコードパラメータに設定可能な値を設定し、エンコードパラメータ設定情報を生成する。
エンコード処理実行部130は、エンコードパラメータ設定部120によって生成された全てのエンコードパラメータ設定情報に則ったエンコードパラメータの設定値に基づき元映像データa−1のエンコード処理を実行する。
具体的には、例えば、図1に示すように、ユーザ環境Aによってユーザが元映像データa−1のエンコード処理を実行しようとする場合、エンコード処理実行部130は、エンコードパラメータ設定部120によって生成された全てのエンコードパラメータ設定情報に則ったエンコードパラメータの設定値で元映像データ1−aのエンコード処理をユーザ環境Aにおいて使用しているエンコードエンジンに実行させる。
エンコード処理結果管理部140は、エンコード処理実行部130によってエンコード処理された全ての映像データの品質評価を実行し、これら品質評価の結果を示す品質評価情報と品質評価を実行した映像データをエンコード処理する際に用いたエンコードパラメータ設定情報とユーザ環境情報a−2とを関連付けて記憶する。
エンコード処理結果管理部140によって記憶される品質評価情報とユーザ環境情報とエンコードパラメータ設定情報とを関連付けたデータをエンコードケースとし、このエンコードケースは、後述するエンコード情報管理データベース160に格納される。
ここで、エンコードケースの一例を図2に示す。エンコードケースは、図2に示すように、ユーザ環境情報とエンコードパラメータ設定情報と品質評価情報とが関連付けられたデータであって、ユーザ環境情報によって表されるハードウェア環境およびソフトウェア環境下において、エンコードパラメータ設定情報によって表されるエンコードパラメータの設定条件に基づき映像データのエンコード処理を実行すると、エンコード処理後の映像データの映像品質は、品質評価情報で表される評価結果であることを示しているデータである。
また、エンコード処理結果管理部140が実行する品質評価は、例えば、エンコード処理実行部130によってエンコード処理されたエンコード済映像データと元映像データの映像品質を国際規格であるITU−T J.247で定められた手法(非特許文献2)を用いることができる。
このITU−T J.247で定められた手法を用いることで、機械的な演算処理によってエンコード済映像データの元映像データからの品質劣化度を具体的数値として算出でき、算出された品質劣化度の具体的数値を品質評価情報とすることができる。
エンコード情報出力部150は、エンコード処理実行部130によってエンコード処理された映像データを識別する映像データ識別情報と、エンコード処理結果管理部140によってエンコードケースとして記憶された品質評価情報およびエンコードパラメータ設定情報を出力する。
具体的には、例えば、図1に示すようにユーザ環境Aによって元映像データa−1のエンコード処理を実行しようとする場合、エンコード情報出力部150は、エンコード処理実行部130による元映像データa−1のエンコード処理後の映像データを識別できる映像データ識別情報と、この元映像データa−1のエンコード処理に使用したエンコードパラメータ設定情報と、エンコード処理後の映像データの品質評価結果情報とをそれぞれ関連付けて出力する。
これにより、ユーザに対して、ユーザ環境Aによって元映像データa−1のエンコード処理を実行する際に設定するエンコードパラメータの設定条件を、エンコード処理後の映像データを識別できる情報とこの映像データの品質評価情報と共に提示する。
ここで、エンコード処理後の映像データを識別する映像データ識別情報は、この映像データのファイルネームや映像タイトルといったテキスト情報とすることができ、さらに、エンコード処理後の映像データの画面サイズを縮小した映像情報(以下、「サムネイル」という。)としても良い。また、テキスト情報とサムネイルとを合わせたデータとすることもできる。
エンコード情報管理データベース160は、ユーザ環境情報にエンコードパラメータの組み合わせを示す情報が対応付けられたエンコード種別情報と、ユーザ環境情報とエンコードパラメータ設定情報と品質評価情報とが対応付けられたエンコードケースとを格納する。
このエンコード情報管理データベース160について、図3を参照して説明する。
図3は、エンコード情報管理データベース160に格納されているエンコード種別情報とエンコードケースとの一例を示す図である。図3に示すように、エンコード情報管理データベース160には、ユーザ環境情報a−2に含まれるソフトウェア環境情報a−21のうちエンコードエンジンの種類に応じて設定可能なエンコードパラメータの組み合わせを示す情報が関連付けられているデータであるエンコード種別情報と、ユーザ環境情報とエンコードパラメータ設定情報と品質評価情報とが関連付けられたデータであるエンコードケースとが格納されている。
エンコード情報管理データベース160に格納されているエンコード種別情報はエンコードエンジンの種類の数だけ、またエンコードケースはエンコードパラメータ設定情報の種類の数だけ格納されている。
また、エンコード種別情報は、前述したエンコードパラメータ設定部120によるエンコードパラメータの組み合わせの決定動作に用いられ、エンコードケースは、エンコード処理結果管理部140によってエンコード情報管理データベース160に記憶される。
なお、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置10は、CPUやメモリ、インターフェースからなるコンピュータにコンピュータプログラムをインストールすることによって実現され、上述したエンコードパラメータ設定支援装置10の各種機能は、上記コンピュータの各種ハードウェア資源と上記コンピュータプログラム(ソフトウェア)とが協働して実現される。
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置10の動作について説明する。
エンコードパラメータ設定支援装置10は、ユーザ環境Aによる元映像データa−1のエンコード処理を実行する際のエンコードパラメータ設定支援の要求を受け取ると、図4に示すように、ユーザ環境情報取得部110によってユーザ環境Aにおけるソフトウェア環境情報a−21とハードウェア環境情報a−22とが含まれるユーザ環境情報a−2が取得される(S101)。
ユーザ環境情報取得部110によってユーザ環境情報a−2が取得されると、エンコードパラメータ設定部120は、エンコード情報管理データベース160に予め記憶されているエンコード種別情報と取得したユーザ環境情報a−2のソフトウェア環境情報a−21に含まれるエンコードエンジンの種類に関する情報とに基づいて、エンコードパラメータの組み合わせを決定する(S102)。
エンコードパラメータ設定部120は、決定したエンコードパラメータの組み合わせの各エンコードパラメータに、エンコード情報管理データベース160に予め記憶されているエンコードエンジンの種類毎の設定可能なエンコードパラメータの設定値に基づいて設定可能な値を設定し、エンコードパラメータ設定情報を生成する(S103)。
エンコードパラメータ設定部120によってエンコードパラメータ設定情報が生成されると、エンコード処理実行部130は、生成されたエンコードパラメータ設定情報に則ったエンコードパラメータの設定条件によって元映像データa−1のエンコード処理を、ユーザ環境Aにおいて使用されているエンコードエンジンに実行させる(S104)。
エンコード処理後の映像データについて、エンコード処理結果管理部140は、ITU−T J.247で定められた手法を用いて品質評価を実行し(S105)、品質評価結果の具体的数値を算出する。
エンコード処理結果管理部140は、ユーザ環境情報とエンコードパラメータ設定情報と品質評価結果を示す品質評価情報とを関連付けたエンコードケースを、エンコード情報管理データベース160へ保存する(S106)。
全てのエンコードパラメータ設定情報に則ったエンコードパラメータの設定条件で元映像データa−1のエンコード処理および品質評価とエンコードケースの保存動作が完了すると、エンコード情報出力部150は、エンコード処理後の映像データを識別できる映像データ識別情報とエンコードパラメータ設定情報と品質評価情報とを関連付けて出力する(S107)。
これにより、ユーザに対してユーザ環境Aによって元映像データa−1のエンコード処理を実行する際に設定するエンコードパラメータの設定条件を、エンコード処理後の映像データを識別できる情報とこのエンコード処理後の映像データの品質評価情報と共に提示する。
ここで、エンコード情報出力部150は、全てのエンコード処理後の映像データについて映像データ識別情報とエンコードパラメータ設定情報と品質評価情報のそれぞれを出力するのではなく、例えば、品質評価情報の上位の数種類の映像データについてのみ、映像データ識別情報とエンコードパラメータ設定情報と品質評価情報とを関連付けて出力するとしても良い。
このように、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置10によれば、ユーザ環境情報と品質評価情報とに基づいてユーザ環境に適応したエンコードパラメータの設定値をユーザが選択できるよう提示することにより、ユーザに映像の編集作業に対する専門的な知識や経験がなくても、元映像の品質に近い高画質(品質劣化の低い)で、かつ、適切なデータ容量である映像データを作成することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置20を含んだエンコードパラメータ設定支援システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置20を含むエンコードパラメータ設定支援システム200は、ネットワークBを介して接続されるサーバ環境Aにエンコード処理後の映像データに関する評価情報を蓄積することにより一般的に選択されているエンコードパラメータの設定条件をユーザに対して提供するエンコードパラメータの設定支援を実現するものである。
なお、本実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システム200の構成および機能について、第1の実施の形態において説明したエンコードパラメータ設定支援装置10と同一の構成および機能を有するものには同一の符号を付し、これらの詳細な説明を省略する。
本実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システム200は、図5に示すように、ユーザ環境Aにおけるソフトウェア環境情報a−21とハードウェア環境情報a−22とを含むユーザ環境情報a−2を取得するユーザ環境情報取得部110と、エンコードパラメータ設定情報を生成するエンコードパラメータ設定部220と、元映像データa−1のエンコード処理をエンコードパラメータ設定情報に基づいて実行するエンコード処理実行部130と、エンコードケースの記憶・更新を行うエンコード処理結果管理部240と、ユーザに対してエンコードパラメータの設定条件に関する情報を出力するエンコード情報出力部150とから構成されるエンコードパラメータ設定支援装置20、および、エンコード種別情報とエンコードケースとを格納するエンコード情報管理データベース160と、ユーザ環境Aをエミュレートするクライアントエミュレート実行部270と、エンコード処理の対象である元映像データa−1やエンコード処理後の映像データを格納するファイルストレージ280とを有する情報処理装置Cとから構成される。
エンコードパラメータ設定部220は、ユーザ環境情報取得部110によって取得されたユーザ環境情報a−2に対応したエンコードケースが、情報処理装置Cのエンコード情報管理データベース160に格納されているか否かを判定し、判定結果に基づいてエンコードパラメータ設定情報を生成する。
具体的に説明すると、取得したユーザ環境情報a−2に対応したエンコードケースがエンコード情報管理データベース160に格納されていた場合、エンコードパラメータ設定部220は、取得したユーザ環境情報a−2に対応したエンコードケースを選択し、この選択したエンコードケースに記憶されているエンコードパラメータ設定情報をネットワークBを介して受信することにより、ユーザ環境Aを用いてエンコード処理を実行するユーザに対してエンコードパラメータの設定条件を提示する。
ここで、ユーザに対して出力するエンコードパラメータ設定情報は、エンコードパラメータ設定部220によって選択されたエンコードケースのうち、これらエンコードケースに記憶されている品質評価情報の上位(評価結果が高い)数種類のものについて提示するとしても良い。
提示したエンコードパラメータ設定情報のうち、ユーザによって指定されたエンコードパラメータの設定条件に基づいて、エンコードパラメータ設定部220はエンコードパラメータ設定情報を生成する。
一方、取得したユーザ環境情報a−2に対応したエンコードケースが格納されていない場合は、第1の実施の形態において説明したエンコードパラメータ設定部120と同一の処理を実行し、エンコードパラメータ設定情報を作成する。
ここで、ユーザ環境情報に対応したエンコードケースとは、エンコード情報管理データベース160に格納されているエンコードケース内のユーザ環境情報が、ユーザ環境情報取得部110によって取得されたユーザ環境情報と同一または類似しているエンコードケースである。また、ユーザ環境情報の類似とは、エンコード処理後の映像データの映像品質に対して影響を与えない程度の差異がユーザ環境情報に存在する場合、それらユーザ環境情報は類似とする。
エンコード処理結果管理部240は、エンコード処理実行部130によってエンコード処理された全ての映像データの品質評価をITU−T J.247で定められた手法により実行し、これら品質評価の結果を示す品質評価情報をエンコード処理する際に用いたエンコードパラメータ設定情報とユーザ環境情報とを関連付けて記憶する。
具体的には、エンコード情報管理データベース160にユーザ環境情報が同一または類似のエンコードケースが存在する場合、エンコード処理結果管理部240は、エンコード処理実行部130によってエンコード処理された映像データの品質評価情報を、エンコードパラメータ設定部220によって選択されたエンコードケースに記憶されている品質評価情報に追加する。
一方、エンコード情報管理データベース160にユーザ環境情報が同一または類似のエンコードケースが存在しない場合は、エンコードパラメータ設定情報とユーザ環境情報と品質評価情報とを関連付けた新たなエンコードケースとしてエンコード情報管理データベース160へ記憶する。
ここで、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置20のエンコード情報管理データベース160に格納されるエンコードケースの一例を図6に示す。
エンコードケースは、図6に示すように、ユーザ環境情報とエンコードパラメータ設定情報と品質評価情報とファイルストレージ280に格納された元映像データ1−aやエンコード済映像データの格納場所情報とが関連付けられたデータとすることができる。
また、エンコード処理結果管理部240は、エンコードケースの品質評価情報に、ITU−T J.247で定められた手法により算出された評価結果に加え、所定の主観評価手法によって取得されるエンコード済映像データに対するユーザ満足度値や、エンコード処理実行部230がこのエンコード済映像データを出力するために要したエンコード処理の時間を示す時間情報を関連付けて記憶しても良い。
クライアントエミュレート実行部270は、ユーザ環境情報a−2に基づいてユーザ環境Aのエミュレータを生成し、エンコード処理実行部130によるエンコードパラメータ設定情報に則ったエンコードパラメータの設定値に基づいたエンコード処理実行の指示を受信すると、生成したエミュレータによって元映像データa−1のエンコード処理を実行する。
なお、ユーザ環境Aのエミュレータの生成は、例えば、クライアントエミュレート実行部270にエミュレートアプリケーションソフトウェア(非特許文献3)をインストールすることによって、クライアントエミュレート実行部270のハードウェアとエミュレートアプリケーションソフトウェアとが協働することにより、実現される。
また、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置20は、CPUやメモリ、インターフェースからなるコンピュータにコンピュータプログラムをインストールすることによって実現され、上述したエンコードパラメータ設定支援装置20の各種機能は、上記コンピュータの各種ハードウェア資源と上記コンピュータプログラム(ソフトウェア)とが協働して実現される。
次に、本実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システム200の動作について、図7および図8を参照して説明する。
本実施の形態におけるエンコードパラメータ設定支援システム200のエンコードパラメータ設定支援装置20は、ユーザ環境Aによる元映像データa−1のエンコード処理を実行する際のエンコードパラメータ設定支援の要求を受け取ると、図7に示すように、ユーザ環境情報取得部110によってユーザ環境Aにおけるソフトウェア環境情報a−21とハードウェア環境情報a−22とが含まれるユーザ環境情報a−2が取得される(S201)。
ユーザ環境情報a−2の取得が完了すると、エンコードパラメータ設定部220は、この取得したユーザ環境情報a−2に対応するエンコードケースがエンコード情報管理データベース160に格納されているか否かを判定する(S202)。
取得したユーザ環境情報a−2に対応するエンコードケースがエンコード情報管理データベース160に格納されていた場合(S202で「Yes」)、エンコードパラメータ設定部220は、ユーザ環境情報a−2に対応するエンコードケース全てをエンコード情報管理データベース160から選択する(S203)。
エンコードパラメータ設定部220は、選択したエンコードケースに記憶されているエンコードパラメータ設定情報をネットワークBを介して取得してユーザに対してエンコードパラメータの設定条件を提示し(S204)、この提示されたエンコードパラメータの設定条件に基づいてユーザが指定したエンコードパラメータ設定情報を認識する(S205)。
このとき、ユーザに対して提示するエンコードパラメータ設定情報は、エンコードパラメータ設定部220によって選択されたエンコードケースのうち、これらエンコードケースに記憶されている品質評価情報の上位(評価結果が高い)数種類のものについて出力するとしても良い。
ここで、ユーザに対して提示するエンコードパラメータの設定条件の一例を、図9に示す。図9に示すユーザに対して提示するエンコードパラメータの設定条件は、例えば、ユーザ環境Aにおけるブラウザなどのソフトウェアによって表示制御され、エンコード処理後の映像データの品質評価結果値の上位3つのエンコードパラメータ設定情報を、品質評価の順位と関連付けて表示される。
このように表示されたエンコードパラメータの設定条件に基づいてユーザはエンコード処理を実行する際に設定するエンコードパラメータ設定情報を選択することができる。
一方、取得したユーザ環境情報a−2に対応するエンコードケースがエンコード情報管理データベース160に格納されていない場合(S202で「No」)、エンコードパラメータ設定部220は、エンコード情報管理データベース160からユーザ環境情報に対応するエンコード種別情報を選択する(S206)。
エンコードパラメータ設定部220は、選択したエンコード種別情報に基づいてエンコードパラメータの組み合わせを決定し、各エンコードパラメータ毎に設定可能な値を設定することで(S207)、エンコードパラメータ設定情報を生成する(S208)。
また、ユーザ環境情報取得部110によってユーザ環境情報a−2が取得された(S201)後に、クライアントエミュレート実行部270は、ユーザ環境情報a−2に基づいてユーザ環境Aのエミュレータを生成する(S209)。
エンコード処理実行部130は、ユーザによって指定されたエンコードパラメータ設定情報、または、エンコード種別情報に基づいて生成したエンコードパラメータ設定情報に則ったエンコードパラメータの設定値によって、元映像データ1−aのエンコード処理をクライアントエミュレート実行部270によって生成されたユーザ環境Aのエミュレータに実行させる(S210)。
図8に示すように、エンコード処理実行部130によるエンコード処理が完了すると、エンコード処理結果管理部240は、エンコード処理後の映像データの映像品質評価をITU−T J.247に定められた手法により実行する(S211)。
エンコード処理後の映像データの映像品質評価が実行されると、エンコード処理結果管理部240は、このエンコード処理後の映像データのエンコード処理を実施する際に用いたエンコードパラメータ設定情報が、エンコード情報管理データベース160に格納されているエンコードケースに記憶されているものであるのか否かを判定する(S212)。
既存のエンコードケースを利用してエンコード処理を実行した場合(S212で「Yes」)、エンコード処理結果管理部240は、エンコード処理を実行する際に利用したエンコードケースの品質評価情報に、ITU−T J.247に定められた手法によって算出された評価結果を追加して、このエンコードケースをエンコード情報管理データベース160へ記憶する(S213)。
このとき、エンコード処理結果管理部240は、エンコードケースの品質評価情報に、エンコード処理実行部130が元映像データ1−aのエンコード処理に要した時間を示す時間情報を追加しても良い。さらに、ファイルストレージ280に格納されている元映像データa−1およびエンコード処理後の映像データの格納位置情報をエンコードケースに追加しても良い。
既存のエンコードケースを利用しないでエンコード処理を実行した場合(S212で「No」)、エンコード処理結果管理部240は、ITU−T J.247に定められた手法によって算出された評価結果を示す品質評価情報とユーザ環境情報とエンコードパラメータ設定情報とを関連付けた新規のエンコードケースとしてエンコード情報管理データベース160へ記憶する(S214)。
このとき、エンコード処理結果管理部240は、エンコードケースの品質評価情報に、エンコード処理実行部130が元映像データ1−aのエンコード処理に要した時間を示す時間情報を追加しても良い。さらに、ファイルストレージ280に格納されている元映像データ1−aおよびエンコード処理後の映像データの格納位置情報をエンコードケースに追加しても良い。
エンコードケースの記憶動作が完了すると、エンコード情報出力部150は、エンコード処理実行部130によってエンコード処理された映像データを識別する映像データ識別情報と、エンコード処理結果管理部240によってエンコードケースに記憶された品質評価情報と、エンコードパラメータ設定情報とを関連付けてユーザに対して提示する(S215)。
エンコード処理結果管理部240は、ユーザからの応答情報に基づいて、エンコード処理後の映像データに関するユーザ満足度を把握し、ユーザ満足度情報としてこのエンコード処理後の映像データに対応するエンコードケースの品質評価情報に追加して記憶する(S216)。
ここで、ユーザに対して提示する映像データ識別情報と品質評価情報とエンコードパラメータ設定情報との一例を図10に示す。
図10に示す映像データ識別情報と品質評価情報とエンコードパラメータ設定情報とは、例えば、ユーザ環境Aにおけるブラウザなどのソフトウェアによって表示制御され、エンコード処理後の映像データを縮小したサムネイルと、この映像データをエンコード処理する際に用いたエンコードパラメータ設定情報を識別できるリファレンス番号(Ref No.)とに関連付けて品質評価情報が表示されたエンコード情報である。
また、ユーザ環境Aで表示される品質評価情報には、ITU−T J.247で定められた手法によって算出された品質評価結果に加え、映像データに関して所定の主観評価手法により取得されるユーザ満足度に関する情報やエンコード処理に要した時間を示す時間情報を表示させても良い。
所定の主観評価手法として、エンコードケースに記憶されている元映像データとエンコード処理後の映像データとの格納位置情報から、ユーザ環境のブラウザ上でこれら画像データを並べて同時に再生し、図10に示すITU−T J.247で定められた手法によって算出された品質評価結果の満足度をユーザが数値で判定することにより、主観評価結果をユーザ満足度値として取得することができる。さらに、エンコードパラメータ設定情報について、エンコード処理を実行する際に選択された実績を集計し、この集計結果を主観評価結果として取得することとしても良い。
また、上記したようなエンコード情報は、ブラウザによって表示制御されることで、表示されている各情報を選択すると、これら情報の詳細を確認することも可能となる。例えば、図10に示すように、表示されているエンコードパラメータ設定情報を識別できるリファレンス番号「Ref No.:001」をブラウザ上で選択することにより、エンコードパラメータ設定情報001の詳細な情報を表示させることができる。
なお、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置20は、元映像データのエンコード処理における信号処理精度を予め設定できることとしても良い。例えば、エンコードパラメータ設定支援装置20は、取得したユーザ環境情報a−2に基づいてエンコード処理の信号処理精度を設定可能な限り高精度な設定としても良く、または、取得したユーザ環境情報a−2と同程度の性能を有するPC端末でエンコード処理後の映像データを最適に再生できるような映像データの生成を実現するエンコード処理の信号処理精度を設定しても良い。
このように、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置20を含むエンコードパラメータ設定支援システム200によれば、ユーザ環境情報a−2と品質評価情報とに基づいてユーザ環境に適応したエンコードパラメータ設定情報をデータベースに蓄積することにより、ユーザ環境が同一または類似する他のユーザ環境によってエンコード処理を実行する任意のユーザが、データベースで管理されているエンコードパラメータ設定情報を活用することができる。
したがって、ユーザに映像の編集作業に対する専門的な知識や経験がなくても、ユーザ環境に適応したエンコードパラメータの設定条件のなかで、ユーザがエンコード処理後の映像データの映像品質を考慮したエンコードパラメータの選択が可能となる。
また、ユーザ環境情報a−2に基づいてユーザ環境Aのエミュレータを生成し、このエミュレータにエンコードパラメータ設定情報に基づいた元映像データa−1のエンコード処理を実行させることにより、このエンコード処理の間、ユーザ環境AであるPC端末において、エンコード処理以外のアプリケーション動作(インターネットによるホームページの閲覧など)を実行させることができるため、映像データのエンコード処理を実行する際のユーザ環境の利便性向上を図ることが可能となる。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置30は、インターネットなどのネットワークBを介してエンコード処理を実行するユーザ環境Aと接続され、ユーザ環境Aに対するエンコードパラメータの設定支援を行うものであり、特にエンコード処理の対象となる元映像データa−1の特徴に応じたエンコードパラメータの設定支援を実現するものである。
なお、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置30の構成および機能について、第2の実施の形態において説明したエンコードパラメータ設定支援システム200が有する構成要素と同一の構成および機能を有するものには同一の符号を付し、これらの詳細な説明を省略する。
本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置30は、図11に示すようにユーザ環境情報取得部310と、エンコードパラメータ設定部220と、エンコード処理実行部130と、エンコード処理結果管理部240と、エンコード情報出力部150と、エンコード情報管理データベース160と、クライアントエミュレート実行部270と、ファイルストレージ280とから構成されている。
ユーザ環境情報取得部310は、入力映像分析結果反映部311を備え、この入力映像分析結果反映部311は、ユーザ環境Aが保有する元映像データa−1の特性分析結果を示す入力映像分析結果情報a−11をユーザ環境情報a−2に反映させる。
ここで、映像データの特性分析とは、その映像データの輝度、動き、ノイズといった映像の特徴を分析することであり、特性分析結果を示す入力映像分析結果情報a−11は、映像の特徴となる項目毎の特徴量を示すデータである。
具体的に説明すると、図11に示すように、ユーザ環境AであるPC端末装置によってユーザが元映像データa−1をエンコード処理する場合、元映像データの品質に近いエンコード処理を実現するため、エンコード処理を実行する前に元映像データの特性分析を行うプレエンコード処理を実行することがある。このプレエンコード処理が行われると、ユーザ環境Aは、元映像データの特性分析結果を示す情報である入力映像分析結果情報a−11を生成し、保持する。
または、ユーザ環境Aのエミュレータを生成したクライアントエミュレータ実行部270によってプレエンコード処理を実行し、元映像データの特性分析結果を示す情報である入力映像分析結果情報a−11を生成し、保持しても良い。
このプレエンコード処理が完了した後、ユーザ環境Aによる元映像データa−1のエンコード処理を実行する際のエンコードパラメータ設定支援の要求を受け取ると、ユーザ環境情報取得部310は、ユーザ環境Aのソフトウェア環境情報a−21とハードウェア環境情報a−22とを取得するとともに、入力映像分析結果情報a−11も取得する。
入力映像分析結果情報a−11をソフトウェア環境情報a−21とハードウェア環境情報a−22とともに取得すると、入力映像分析結果反映部311は、取得した入力映像分析結果情報a−11をユーザ環境情報a−2に反映させる。例えば、ソフトウェア環境情報a−21とハードウェア環境情報a−22と入力映像分析結果情報a−11とを関連付けてユーザ環境情報a−2αとすることができる。
ここで、入力映像分析結果反映部311によって入力映像分析結果情報a−11が反映されたユーザ環境情報a−2αが記憶されたエンコードケースの一例を、図12に示す。
図12に示すエンコードケースは、入力映像分析結果情報a−11が反映されたユーザ環境情報<TYPE0001−α>と、このユーザ環境情報<TYPE0001−α>に応じて設定されたエンコードパラメータ設定情報001と、このエンコードパラメータ設定情報001に則ったエンコードパラメータの設定値でエンコード処理された映像データの品質評価情報と、ファイルストレージ280に格納された元映像データ1−aやエンコード済映像データの格納場所情報とが関連付けられたデータとすることができる。
また、プレエンコード処理の精度(例えば、特性分析の回数)が異なれば、ユーザ環境情報a−2に反映される入力映像分析結果情報a−11も異なるので、反映される入力映像分析結果情報毎にエンコードケースが生成される。このプレエンコード処理の精度の設定は、ユーザによって、または、自動で設定することができ、ユーザ環境に応じてプレエンコード処理の精度を設定することができる。
このようなプレエンコード処理による入力映像分析結果情報a−11が反映されたエンコードケースがエンコード情報管理データベース160に格納されると、エンコード情報出力部150は、ユーザに対して提示するエンコードパラメータの設定条件の選択表示に入力映像特性分析結果を反映させて提示する。
ここで、エンコード情報出力部150がユーザに対して提示するエンコードパラメータの設定条件を表示したエンコード情報の一例を図13に示す。
図13に示すように、ユーザに対して表示するエンコード情報は、例えば、ユーザ環境Aにおけるブラウザなどのソフトウェアによって表示制御され、エンコード処理後の映像データを縮小したサムネイルと、この映像データをエンコード処理する際に用いたエンコードパラメータ設定情報を識別できるリファレンス番号(Ref No.)とに関連付けて品質評価情報と入力映像特性分析結果とが表示される。
図13の例では、最上段に表示されているエンコードパラメータの設定条件は、J.247による評価結果とユーザ満足度ともに最上位であるが、エンコード時間が240Minと一番長く、入力映像の特性分析を2回実行していることを示しており、最下段に表示されているエンコードパラメータの設定条件は、J.247による評価結果とユーザ満足度ともに最下位であるが、エンコード時間が90Minと一番短く、入力映像の特性分析を実行していないことを示している。
このように、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置30によれば、ユーザ環境情報a−2にプレエンコード処理における入力映像特性分析結果を反映させることにより、エンコード処理後の映像品質とプレエンコード処理との関係をユーザに対して明示することができる。
したがって、ユーザに映像の編集作業に対する専門的な知識や経験がなくても、ユーザ環境に適応したエンコードパラメータの設定条件のなかで、ユーザが映像品質とエンコード処理に要する時間とのバランスを考慮してエンコードパラメータを選択することができる。
[第4の実施の形態]
図14は、本発明の第4の実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置40は、第3の実施の形態において説明したエンコードパラメータ設定支援装置30に、エンコードパラメータの設定状況が与えるエンコード処理後の映像データの品質に対する影響度を考慮したエンコードパラメータの設定支援を実現するものである。
なお、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置40の構成および機能について、第3の実施の形態において説明したエンコードパラメータ設定支援装置30と同一の構成および機能を有するものには同一の符号を付し、これらの詳細な説明を省略する。
本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置40は、図14に示すようにユーザ環境情報取得部310と、エンコードパラメータ設定部420と、エンコード処理実行部130と、エンコード処理結果管理部240と、エンコード情報出力部150と、エンコード情報管理データベース160と、クライアントエミュレート実行部270と、ファイルストレージ280とから構成されている。
エンコードパラメータ設定部420は品質影響度判定部421を備え、品質影響度判定部421は、任意のエンコードパラメータの設定値によるエンコード処理後の映像データの品質評価の結果に対する影響度が、規定する影響度よりも小さいか否かを識別し、影響度が小さいと識別されたエンコードパラメータを除外したエンコードパラメータの組み合わせを決定して各エンコードパラメータの値を設定することで、エンコードパラメータ設定情報を生成する。
具体的に説明すると、エンコードパラメータ設定部420は、エンコードパラメータ設定情報を生成する際に、任意のエンコードパラメータの設定値に幅を持たせてエンコードパラメータ設定情報を生成し、設定値に幅を持たせたエンコードパラメータの設定条件によりエンコード処理実行部130による元映像データa−1のエンコード処理が実行される。また、エンコードパラメータの設定値の変化幅は、ユーザによって指定するとしても良く、また全ての設定値を変化幅としても良い。
全てのエンコードパラメータの設定条件によるエンコード処理が完了すると、エンコード処理結果管理部240は、全てのエンコード済の映像データについてITU−T J.247で定められた手法による映像品質評価を実行して、品質評価結果を算出する。
品質影響度判定部421は、設定値を変化させても品質評価結果に変化が発生しないエンコードパラメータが存在するか否かを判定し、存在する場合には、そのエンコードパラメータを除外してエンコードパラメータ設定情報を生成する。
このように、本実施の形態にかかるエンコードパラメータ設定支援装置40によれば、エンコード処理後の映像データの映像品質に影響が小さいエンコードパラメータを識別してエンコード処理を実行する際のエンコードパラメータ設定から除外することにより、エンコード処理を実行する際に有効なエンコードパラメータの組み合わせ数を減らすことができ、効率的なエンコード処理を可能にするエンコードパラメータの設定条件をユーザに対して提示することが可能となる。
なお、以上の実施の形態において、エンコード処理結果管理部140,240は、ITU−T J.247に準拠して映像データの品質評価を行うものとして説明したが、ここでのITU−T J.247は、品質評価手法の一例にすぎず、本発明においては、他の品質評価手法を用いてエンコード処理後の映像データの映像品質を評価しても良いことは、いうまでもない。
ユーザ環境に適応したエンコードパラメータの設定値を提示するエンコードパラメータ設定支援装置や、ユーザ環境に適応したエンコードパラメータの設定値をネットワーク経由によって提示するエンコードパラメータ設定支援サービスといったことに利用可能である。
A…ユーザ環境、a−1…元映像データ、a−11…入力映像分析結果情報、a−2…ユーザ環境情報、a−21…ソフトウェア環境情報、a−22…ハードウェア環境情報、B…ネットワーク、C…情報処理装置、10,20,30,40,200…エンコードパラメータ設定支援装置(システム)、110,310…ユーザ環境情報取得部、311…入力映像分析結果反映部、120,220,420…エンコードパラメータ設定部、421…品質影響度判定部、130…エンコード処理実行部、140,240…エンコード処理結果管理部、150…エンコード情報出力部、160…エンコード情報管理データベース、270…クライアントエミュレータ実行部、280…ファイルストレージ。

Claims (11)

  1. 映像データをエンコード処理する際のハードウェアおよびソフトウェア環境に関するユーザ環境情報を取得するユーザ環境情報取得部と、
    このユーザ環境情報取得部により取得された前記ユーザ環境情報に基づいて選択されたエンコードパラメータの組み合わせと各エンコードパラメータの値とを含むエンコードパラメータ設定情報を生成するエンコードパラメータ設定部と、
    このエンコードパラメータ設定部によって生成された前記エンコードパラメータ設定情報に基づいて映像データをエンコード処理するエンコード処理実行部と、
    このエンコード処理実行部によってエンコード処理された映像データの品質評価を実行し、この品質評価の結果を示す品質評価情報と前記ユーザ環境情報と前記エンコードパラメータ設定情報とを関連付けて記憶するエンコード処理結果管理部と、
    前記エンコード処理実行部によってエンコード処理された映像データを識別する映像データ識別情報と前記エンコード処理結果管理部によって記憶された前記品質評価情報と前記エンコードパラメータ設定情報とを出力するエンコード情報出力部と
    前記ユーザ環境情報と前記エンコードパラメータの組み合わせを示す情報とが対応付けられたエンコード種別情報と、前記ユーザ環境情報と前記エンコードパラメータ設定情報と前記品質評価情報とが対応付けられたエンコードケースとを記憶するエンコード情報管理データベースと
    を備え、
    前記エンコードパラメータ設定部は、
    前記ユーザ環境情報取得部により取得されたユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースが存在するか否かを判定し、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースが存在しない場合には、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコード種別情報を選択して前記エンコードパラメータの組み合わせを決定して、前記ユーザ環境情報に基づいて前記エンコードパラメータ設定情報を生成し、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースが存在する場合には、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースを選択して、選択したエンコードケースから前記エンコードパラメータ設定情報を生成するとともに、このエンコードパラメータ設定情報を出力することを特徴とするエンコードパラメータ設定支援装置。
  2. 請求項に記載のエンコードパラメータ設定支援装置において、
    前記エンコード処理実行部は、前記エンコードパラメータ設定部によって出力されたエンコードパラメータ設定情報のうち、指定された前記エンコードパラメータ設定情報に基づいて映像データをエンコード処理することを特徴とするエンコードパラメータ設定支援装置。
  3. 請求項1または2に記載のエンコードパラメータ設定支援装置において、
    前記エンコード処理結果管理部は、前記エンコード処理実行部によってエンコード処理された映像データの品質評価情報を、前記エンコード処理を実行する際に用いた前記エンコードケースの品質評価情報へ追加し、この品質評価情報を追加したエンコードケースを前記エンコード情報管理データベースに記憶することを特徴とするエンコードパラメータ設定支援装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載のエンコードパラメータ設定支援装置において、
    前記品質評価情報は、所定の客観評価手法によって実現されるエンコード処理による映像データの品質劣化度を定量的に表す品質劣化評価度であることを特徴とするエンコードパラメータ設定支援装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載のエンコードパラメータ設定支援装置において、
    前記エンコード処理結果管理部は、前記エンコード処理実行部による所定の主観評価手法によって取得されるユーザ満足度を定量的に表す情報を前記エンコードケースの品質評価情報へ追加し、このユーザ満足度を追加したエンコードケースを前記エンコード情報管理データベースに記憶することを特徴とするエンコードパラメータ設定支援装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載のエンコードパラメータ設定支援装置において、
    前記エンコード処理結果管理部は、前記エンコード処理実行部がエンコード処理をする際に要した時間を示す時間情報を前記エンコードケースの品質評価情報へ追加し、この時間情報を追加したエンコードケースを前記エンコード情報管理データベースに記憶することを特徴とするエンコードパラメータ設定支援装置。
  7. 請求項1乃至のいずれかに記載のエンコードパラメータ設定支援装置において、
    前記エンコードパラメータ設定部は、任意のエンコードパラメータの設定値による前記品質評価情報に対する影響度が規定する影響度より小さいか否かを識別し、影響度が小さいと識別されたエンコードパラメータを前記エンコードパラメータの組み合わせから削除することを特徴とするエンコードパラメータ設定支援装置。
  8. 請求項1乃至のいずれかに記載のエンコードパラメータ設定支援装置において、
    前記ユーザ環境情報は、エンコード処理の対象となる映像データの特徴に関する分析結果を示す情報を含み、前記エンコードパラメータ設定部によってこのユーザ環境情報に対応する前記エンコードパラメータ設定情報が生成されることを特徴とするエンコードパラメータ設定支援装置。
  9. 映像データをエンコード処理する際のハードウェアおよびソフトウェア環境に関するユーザ環境情報を取得するユーザ環境情報取得ステップと、
    前記ユーザ環境情報取得ステップにより取得されたユーザ環境情報に基づいて選択されるエンコードパラメータの組み合わせと各エンコードパラメータの値とを含むエンコードパラメータ設定情報を生成するエンコードパラメータ設定情報生成ステップと、
    前記エンコードパラメータ設定情報生成ステップによって生成されたエンコードパラメータ設定情報に基づいて映像データのエンコード処理を実行するエンコード処理実行ステップと、
    前記エンコード処理実行ステップによりエンコード処理された映像データの品質評価を行うとともに、品質評価結果を示す品質評価情報と前記ユーザ環境情報と前記エンコードパラメータの組み合わせを示す情報と前記エンコードパラメータ設定情報とを関連付けて記憶するエンコード処理結果管理ステップと
    前記エンコード処理実行ステップによりエンコード処理された映像データを識別する映像データ識別情報と前記品質評価情報と前記エンコードパラメータ設定情報とを出力するエンコード情報出力ステップと
    前記ユーザ環境情報と前記エンコードパラメータの組み合わせを示す情報とが対応付けられたエンコード種別情報と、前記ユーザ環境情報と前記エンコードパラメータ設定情報と前記品質評価情報とが対応付けられたエンコードケースとをエンコード情報管理データベースに記憶するエンコード情報管理ステップと
    を備え、
    前記エンコードパラメータ設定情報生成ステップは、
    前記ユーザ環境情報取得ステップにより取得されたユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースが存在するか否かを判定し、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースが存在しない場合には、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコード種別情報を選択して前記エンコードパラメータの組み合わせを決定して、前記ユーザ環境情報に基づいて前記エンコードパラメータ設定情報を生成し、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースが存在する場合には、前記ユーザ環境情報に対応した前記エンコードケースを選択して、選択したエンコードケースから前記エンコードパラメータ設定情報を生成するとともに、このエンコードパラメータ設定情報を出力すること
    を特徴とするエンコードパラメータ設定支援方法。
  10. 請求項に記載のエンコードパラメータ設定支援方法をコンピュータに実行させるためのエンコードパラメータ設定支援プログラム。
  11. エンコード処理の対象となる映像データを保有する端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と接続されデータ通信を行う情報処理装置とから構成されるエンコードパラメータ設定支援システムにおいて、
    前記情報処理装置は、請求項1乃至のいずれかに記載のエンコードパラメータ設定支援装置であることを特徴とするエンコードパラメータ設定支援システム。
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