JP5215859B2 - バイオマスプロセッサ - Google Patents

バイオマスプロセッサ Download PDF

Info

Publication number
JP5215859B2
JP5215859B2 JP2008535847A JP2008535847A JP5215859B2 JP 5215859 B2 JP5215859 B2 JP 5215859B2 JP 2008535847 A JP2008535847 A JP 2008535847A JP 2008535847 A JP2008535847 A JP 2008535847A JP 5215859 B2 JP5215859 B2 JP 5215859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
fibrous material
juice
mixed fluid
cell disruption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008535847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009511074A (ja
Inventor
トレヴァー, エセックス カリンガー,
Original Assignee
バイオマス テクノロジーズ ピーティーワイ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AU2005905818A external-priority patent/AU2005905818A0/en
Application filed by バイオマス テクノロジーズ ピーティーワイ リミテッド filed Critical バイオマス テクノロジーズ ピーティーワイ リミテッド
Publication of JP2009511074A publication Critical patent/JP2009511074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5215859B2 publication Critical patent/JP5215859B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C13SUGAR INDUSTRY
    • C13BPRODUCTION OF SUCROSE; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • C13B10/00Production of sugar juices
    • C13B10/02Expressing juice from sugar cane or similar material, e.g. sorghum saccharatum
    • C13B10/06Sugar-cane crushers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C13SUGAR INDUSTRY
    • C13BPRODUCTION OF SUCROSE; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • C13B10/00Production of sugar juices
    • C13B10/02Expressing juice from sugar cane or similar material, e.g. sorghum saccharatum
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C13SUGAR INDUSTRY
    • C13BPRODUCTION OF SUCROSE; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • C13B10/00Production of sugar juices
    • C13B10/08Extraction of sugar from sugar beet with water

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2005年10月20日出願のオーストラリア仮特許出願番号第2005905818に基づいて優先権を主張し、その内容は参照によって本明細書に組み入れられる。
発明の分野
本出願は、収穫された植物からジュースを抽出するプロセスと装置に関する。特に、本出願は、蔗糖、果糖、および/またはブドウ糖など、糖を含む作物からジュースを抽出するプロセスと装置を対象とする。
発明の背景
サトウキビは、茎の節間に高濃度の蔗糖、すなわち糖を本来蓄える能力があるために世界の熱帯および亜熱帯地方で栽培され背丈が高く生育する単子葉作物である。ソルガムは、サトウキビの近親植物であり、「スイートソルガム」と呼ばれる特別な品種のソルガムであるサトウキビと同様に、やはりその茎に多量の糖を蓄積する。穀物の成熟期が近づくと、スイートソルガムは茎汁に10〜25%の糖(代表的な二糖類である蔗糖)を含有する。
オーストラリアの製糖業はサトウキビから原料糖および精糖を生産しており、オーストラリアで生産される原料糖の約85%が輸出され、1999/2000年の糖の売上によるオーストラリアの純収入は約10億ドル(SRDC 2002)である。
伝統的に、糖は栽培地域に分散された製糖工場で原料サトウキビからまず抽出される。一般に、サトウキビは、収穫までの10〜18ヶ月間に成長し、成熟したサトウキビは2〜4mの高さになり、理想的には糖濃度が最高であるときに収穫される。オーストラリアおよびその他の技術先進国において、サトウキビは様々な自動刈り取り機で収穫され、自動刈り取り機は地面に近い根元で切断したサトウキビの茎を様々な切断手段に通し容易に集められてさらなる処理のために処理工場に輸送されうるサトウキビのビレットを生成する。
サトウキビのビレットは一般に貯蔵所に集められ、ディーゼル機関車などの様々な方法で製糖工場に運ばれる。サトウキビは一般に最も早く収穫されたサトウキビが最初に処理されるようにして常に新鮮なサトウキビが圧搾機に供給される。この後、サトウキビは一般にハンマーミルで刻まれて繊維状物質に細断される。この点については、糖質ジュースを含むサトウキビ茎の細胞は破壊されるがこの段階でジュースは抽出されない。
つぎに、細断されたサトウキビは一般に繊維状物質から糖分を多量に含むジュースを抽出するために一連の破砕機に通され、この後、ジュースはさらなる処理のためにポンプで取り去られる。取り残された繊維状物質は、バガスと呼ばれ、製糖工場の燃料源として利用されうる。こうした破砕法または圧搾法によるジュースの抽出効率はきわめて低いことが判明しており、場合によっては損失が50%にもなることがある。これは一般に繊維状物質の細胞破壊が不十分なことによるもので、多くの場合、繊維状物質の細胞組織に部分的に固着した二次的な植物性物質を完全に放出させることはこのような従来の機械的処理では可能でない。
つぎに、ジュースは一般にその中に存在する土壌などの不純物を沈殿しやすくするために石灰乳の存在する状態において加圧下で加熱され、不純物はクラリファイアの中でマッド(mud)として底部に沈殿させて取り除かれる。この点については、透明なジュースすなわち精製ジュースは、クラリファイアの上部から取り出され、蒸発工程で過剰な水分が沸騰によって取り除かれてシロップに濃縮される。つぎに、シロップは蔗糖を抽出するために何度もの結晶化を経るようになされ、この後生成物は沸騰されて蔗糖は残った糖液画分から分離する。つぎに、原料糖は冷却されて乾燥され、さらに精製するために世界中の精糖所にまとめて出荷されて高品質の精製産物となる。
サトウキビを収穫してその様々な副生成物に加工する従来のシステムでは、サトウキビ作物は一般に完全に収穫されて畑から持ち去られるためにバイオマスの損失を招き、作物の生産レベルを維持するためには畑に施肥などを行なって損失を補わなければならない。生産工程で産出されるすべての繊維は、一般に、加工工場において維持され、そこで加工工場用の発電に燃料として使用されるか、あるいは家畜の飼料または肥料として売却されるため、サトウキビの生産元が得る恩恵はほとんどない。
さらに、ビレット状のサトウキビは様々な輸送方法でかなりの距離を処理工場まで運ばれるため輸送費および取扱手数料が一般に高い。ビレットは原料のかなりの量を占めるためサトウキビの輸送には比較的大型の車両を必要とし、こうした輸送車両を支援するために地方および国のインフラにさらに負担がかかる。
同様に、粉砕処理からは原料糖以外にも様々な有用副生成物が産出される。これらの副生成物には、発酵糖液から生成され、燃料、または洗浄剤として、あるいは香料およびブリックスに使用されうるエタノール、ウシの飼料とアルコールおよび二酸化炭素の生産用の原料として使用されうる最終シロップである糖液、および土地改良剤および肥料として使用されうる濾過後の残留物であるマッドと灰分がある。これらの副生成物は粉砕処理によって初めて得られるものであるためサトウキビ栽培者が副生成物に直接関与することがないので、栽培者がこれらの物資を取引して新たな多様化の機会を生むことは困難である。
本明細書に記載されている文書、条例、資料、装置、記事などの考察は、本発明の背景を提供するためのものにすぎない。本発明は本出願の各請求項の優先日以前に存在したことで、これらの内容のいずれかまたはすべてが先行技術基盤の一部分を形成していること、あるいは本発明に関する分野での周知の事実であったことを認めるものと受け止められるべきではない。
発明の概要
第1の態様によると、本発明は、繊維状物質からジュースを抽出するプロセスであって、
流体が入れられた受入れチャンバに上記繊維状物質を供給するステップと、
上記繊維状物質と上記流体とを上記受入れチャンバ内で組み合わせて第1の混合流体を生成するステップと、
上記第1の混合流体の少なくとも一部を少なくとも1台の細胞破壊装置に通過させて繊維状物質からの上記第1の混合流体へのジュースの少なくとも部分的な放出を促進し、それによって、比較的細かく破壊されて懸濁している繊維状物質を有する上記第1の混合流体よりも比較的高い含量の放出ジュースを有する第2の混合流体を生成するステップと、
上記第2の混合流体の少なくとも一部分を集めるステップと、
を含むプロセスである。
本発明のこの態様の実施形態において、繊維状物質を受入れチャンバに供給するステップは、原料繊維状物質を受入れチャンバに供給することを含む。原料繊維状物質は、糖を含む植物の収穫された茎など、収穫された植物の形態であってもよく、受入れチャンバに供給する前に切断装置に通されているこうした植物の棒または断片の形態であってもよい。一形態において、繊維状物質は畑から収穫されるとき連続的かつ直接的に受入れチャンバに供給されてもよい。他の形態において、繊維状物質は畑から収穫され、たとえば、バッチプロセスなど別の作動機構で受入れチャンバに供給されてもよい。
繊維状物質のジュースを含む細胞を少なくとも部分的に露出し破壊するために、繊維状物質は受入れチャンバに供給される前に細胞露出装置に通されてもよい。細胞露出装置は、シュレッディング装置であってもよいが、これに代るものとして受入れチャンバに供給されている繊維状物質を細断および/またはせん断する回転ハンマーまたはディスクを使用した装置であってもよい。
一実施形態において、プロセスが開始すると、繊維状物質を受け入れるために多量の流体が最初に受入れチャンバに供給される。最初の流体の供給は蒸留水および/または純水などの水の形態であってもよい。また、流体は繊維状物質を受入れチャンバに供給するステップの間に供給されてもよい。
他の実施形態において、繊維状物質と第1の混合流体を生成する流体とを組み合わせるステップは、受入れチャンバの中に延びる切断装置を使用することを含む。切断装置は回転刃カッターの形態でもよい。上記流体の中で懸濁された繊維状物質を切断してせん断し、それによってジュースを含む細胞からのジュースの初期部分を周囲の流体の中に放出するために、切断装置は繊維状物質と接してもよい。この点については、第1の混合流体が流体状態の繊維状物質の混合物であるように、上記受入れチャンバに供給される繊維状物質は最初に大きさが小さくされる。
第1の混合流体の流体状態は、第1の混合流体の流量レベルを促進するために流体状態が所望レベルに維持されるようにモニタリング装置によって監視されてもよい。モニタリング装置は、受入れチャンバに備えられた流体の流量を検出する流量センサであってもよい。この点については、第1の混合流体の流体状態は、繊維含有率が10〜20%以下に維持されてもよい。一形態において、第1の混合流体に存在する繊維含有率のレベルを約15%のレベル以下に維持することが望ましいかもしれない。
一実施形態において、第1の混合流体に存在する繊維含有率が所望レベルを超えた場合は、繊維状物質は第1の混合流体から除去されてもよい。第1の混合流体から繊維状物質の一部または全部を物理的に集め繊維状物質を処理してジュースを取り出す抽出装置が備えられてもよい。抽出装置は残りの繊維状物質を廃棄することができるが、他の実施形態において、繊維状物質の少なくとも一部を第1の混合流体に戻すことができる。この点については、抽出された繊維状物質から取り出されたジュースは上記第1の混合流体に戻されてもよい。
一実施形態において、少なくとも1台の細胞破壊装置は繊維状物質からの大部分のジュースの放出を促進する。さらに、少なくとも1台の細胞破壊装置は、繊維状物質からの全部のジュースの放出を促進することができる。他の実施形態において、少なくとも1台の細胞破壊装置は、繊維状物質のジュースを含む細胞の少なくとも一部から、好ましくはこうした細胞の大部分から、そしてさらに好ましくはこうした細胞の全部からのジュースの少なくとも一部の放出を促進する。一実施形態において、少なくとも1台の細胞破壊装置に供給される繊維状物質の少なくとも一部、好ましくは大部分、さらに最も好ましくはほぼ全部または全部は、所定の長さ以下の長さを持ちうる。単なる一例として、所定長さは約3cm、好ましくは約2.5cm、さらに好ましくは約2cm、さらに好ましくは約1cmとすることができる。
さらに他の実施形態において、第1の混合流体の少なくとも一部または全部が少なくとも1台の細胞破壊装置を通過するステップは、第1の混合流体を細胞破壊装置の入口に供給することを含む。第1の混合流体は、ポンプまたは重力によって細胞破壊装置の入口に供給されてもよい。この点については、細胞破壊装置はローター/ステーター式ホモジナイザなどの機械式細胞破壊装置であってもよい。細胞破壊装置は、ポンプとして機能して、第1の混合流体を上記入口から引き込み上記細胞破壊装置の出口を出て行くとき第1の混合流体の流れに乱流を発生してもよい。第1の混合流体が細胞破壊装置を通過するときに第1の混合流体の流れにおける乱流によって、混合流体内に存在する繊維状物質は比較的高いせん断力を受け、それによって繊維状物質の細胞組織は少なくとも部分的にまたは完全に分解して細胞組織からジュースを放出する。
一実施形態において、第1の混合流体は上記第2の混合流体を生成するために細胞破壊装置を一度だけ通過してもよい。この点については、第1の混合流体は細胞破壊装置の入口に供給され、第2の混合流体は細胞破壊装置の出口で効果的に生成される。他の実施形態において、複数の細胞破壊装置が直列に配置されて第1の混合流体が2段階以上で処理されてもよい。この配置では、細胞破壊装置の一部または各々は、異なる粒径の繊維状物質を容認するために、他の装置に対して異なる容量を有してもよい。さらに他の実施形態において、第1の混合流体は1台の細胞破壊装置を複数回通過して第2の混合流体を生成してもよい。
一実施形態において、第2の混合流体の大部分が集められる。他の実施形態において、第2の混合流体の全部が集められる。この点については、第2の混合流体は、少なくとも1台の細胞破壊装置を出るとき集められてもよい。この点については、第2の混合流体は、保持チャンバに供給されてもよい。第2の混合流体を保持チャンバに供給するためにポンプが使用されてもよい。この場合、第2の混合流体は、必要な場合にはさらなる処理のために遠隔地に輸送されてもよい。第1の混合流体に存在する繊維含流量が所望レベルを超えた場合に第2の混合流体が受入れチャンバに再導入されうるように、保持チャンバは受入れチャンバと流体連通してもよい。
さらに他の実施形態によると、プロセスは、第2の混合流体に存在する繊維状物質からジュースの少なくとも一部または全部を分離するステップをさらに含んでもよい。この点については、取り込まれた第2の混合流体は分離装置に供給されてもよい。一実施形態において、分離装置は、第2の混合流体に遠心力を加えることにより繊維状物質からジュースを分離する遠心分離デカンタであってもよい。この場合、分離されたジュースは分離装置から抽出されてもよい。他の実施形態において、上記少なくとも1台の細胞破壊装置によってまたは追加的な分離装置において、あるいはこれら両方で第2の混合流体から分離された繊維状物質は、第1の混合流体、または第2の混合流体、または分離装置の取入れ口に戻されうる。
プロセスは耕作地から収穫された繊維状物質を受け入れるために、畑または耕作地内に設置される移動式または非移動式装置で実行されてもよい。他の形態において、プロセスの1つ以上のステップが畑または耕作地とは別の場所および/または遠隔地において実行されてもよい。
第2の態様によると、本発明は繊維状物質からジュースを抽出する装置であって、
上記繊維状物質を受け入れる受容器と、
上記受容器により受け入れられた上記繊維状物質を処理して第1の混合流体にするプロセッサと、
第2の混合流体を生成するために、上記第1の混合流体の少なくとも一部を受け入れてジュースを含む細胞から上記ジュースの少なくとも部分的な放出を促進する少なくとも1台の細胞破壊装置と、
第2の混合流体の少なくとも一部を受け入れて貯蔵する貯蔵チャンバと、
を備える装置である。
本発明のこの態様の実施形態において、受容器は繊維状物質を受け入れる前に多量の流体を入れることができるタンクであってもよい。多量の流体は、蒸留水または純水などの水、または事前に抽出されたジュース、または事前に抽出されたジュースと蒸留水および/または純水などの水の配合であってもよい。この点については、繊維状物質は受容器内に入れられた上記流体に受け入れられる。
一実施形態において、受け入れられた繊維状物質は糖を含む植物の収穫された茎など、収穫された植物の形態であってもよい。他の実施形態において、繊維状物質は受容器に受け入れられる前に切断装置に通されている植物のさいの目状またはビレット状の断片の形態であってもよい。
繊維状物質のジュースを含む細胞を少なくとも部分的に露出し破壊するために、繊維状物質は細胞露出装置によって受容器に受け入れられる前に処理されうる。細胞露出装置はシュレッディング装置であってもよいが、これに代るものとして受入れチャンバに供給されている繊維状物質を細断および/またはせん断する回転ハンマーまたはディスクを使用した装置であってもよい。
他の実施形態において、プロセッサは受容器の中に延びる1台以上の切断装置を備える。切断装置は回転刃カッターの形態であってもよい。上記流体の中に懸濁された繊維状物質を切断してせん断し、それによってジュースを含む細胞からのジュースの最初の部分を周囲の流体の中に放出するために切断装置は繊維状物質と接してもよい。この点については、第1の混合流体が流体状態にある繊維状物質の混合物であるように、受容器に存在する繊維状物質は最初に大きさが小さくされる。
第1の混合流体の流体状態は、第1の混合流体の流量レベルを促進するために流体状態が所望レベルに維持されるようにモニタリング装置によって監視されてもよい。モニタリング装置は、受容器に備えられた流体の流量を検出する流量センサであってもよい。この点については、第1の混合流体の流体状態は繊維含有率が10〜20%以下に維持されてもよい。一形態において、第1の混合流体に存在する繊維含有率のレベルを約15%のレベル以下に維持することが望ましいかもしれない。
一実施形態において、第1の混合流体に存在する繊維含有率が所望レベルを超えた場合は、繊維状物質は第1の混合流体から除去されてもよい。第1の混合流体から繊維状物質を物理的に集め繊維状物質を処理してジュースを取り出し残りの繊維状物質を廃棄する抽出装置が備えられてもよい。この点については、抽出された繊維状物質から取り出されたジュースは上記第1の混合流体に戻されてもよい。
さらに他の実施形態において、少なくとも1台の細胞破壊装置は繊維状物質からの大部分のジュースの放出を促進する。さらに、少なくとも1台の細胞破壊装置は、繊維状物質からの全部のジュースの放出を促進することができる。他の実施形態において、少なくとも1台の細胞破壊装置は、繊維状物質のジュースを含む細胞の少なくとも一部から、好ましくはこうした細胞の大部分から、そしてさらに好ましくはこうした細胞の全部からのジュースの少なくとも一部の放出を促進する。この態様の一実施形態において、少なくとも1台の細胞破壊装置に供給される繊維状物質の少なくとも一部、さらに好ましくは大部分、最も好ましくはほぼ全部または全部は、所定の長さ以下の長さを持ちうる。たとえば、所定長さは約3cm、好ましくは約2.5cm、さらに好ましくは約2cm、さらに好ましくは1cmとすることができる。
さらに他の実施形態において、第1の混合流体の少なくとも一部または全部は細胞破壊装置の入口で受け入れられる。第1の混合流体はポンプまたは重力によって細胞破壊装置の入口に供給されてもよい。この点については、細胞破壊装置は、ローター/ステーター式ホモジナイザなどの機械式細胞破壊装置であってもよい。細胞破壊装置は、ポンプとして機能して、第1の混合流体を上記入口から引き込み、上記細胞破壊装置の出口を出るときに第1の混合流体の流れに乱流を発生してもよい。第1の混合流体が細胞破壊装置を通過するときに第1の混合流体の流れにおける乱流によって、混合流体内に存在する繊維状物質は比較的高いせん断力を受け、それによって繊維状物質の細胞組織は少なくとも部分的にまたは完全に分解して細胞組織からジュースを放出する。
さらなる一実施形態において、第1の混合流体は上記第2の混合流体を生成するために細胞破壊装置に一度だけ受け入れられてもよい。この点については、第1の混合流体は細胞破壊装置の入口に供給され、第2の混合流体は細胞破壊装置の出口で効果的に生成される。他の実施形態において、複数の細胞破壊装置が直列に配置されて第1の混合流体が2段階以上で処理されてもよい。この配置では、細胞破壊装置の一部または各々は、異なる粒径の繊維状物質を容認するために他の装置に対して異なる容量を有してもよい。さらに他の実施形態では、第1の混合流体は1台の細胞破壊装置を複数回通過して第2の混合流体を生成してもよい。
さらに他の実施形態において、貯蔵チャンバは第2の混合流体の大部分を受け入れて貯蔵する。他の実施形態において、第2の混合流体の全部が貯蔵チャンバに受け入れられて集められる。この点については、第2の混合流体は少なくとも1台の細胞破壊装置を出るときに集められてもよい。第2の混合流体を貯蔵チャンバに供給するためにポンプが使用されてもよい。この場合、第2の混合流体は必要な場合にはさらなる処理のために遠隔地に輸送されてもよい。第1の混合流体に存在する繊維含流量が所望レベルを超えた場合に第2の混合流体が受容器に再導入されうるように、貯蔵チャンバは受容器と流体連通してもよい。
装置は、第2の混合流体に存在する繊維状物質からジュースを分離する分離装置をさらに備えてもよい。この点については、第2の混合流体は貯蔵チャンバから分離装置に供給されてもよい。一実施形態において、分離装置は、第2の混合流体に遠心力を加えることにより固形繊維状物質からジュースを分離する遠心分離デカンタであってもよい。この場合、分離されたジュースは、分離装置から抽出されてもよい。さらなる一実施形態において、上記少なくとも1台の細胞破壊装置および/または分離装置によって第2の混合流体から分離された繊維状物質は、第1の混合流体、または第2の混合流体、または分離装置の取入れ口に戻されうる。
さらなる一実施形態において、装置は、収穫された繊維状物質を受け入れるために畑または耕作地内に置される移動式装置の一部を形成してもよい。他の形態において、装置は、耕作地または畑から離れた位置に設置されて耕作地または畑で収穫された繊維状物質がジュース抽出のための装置に供給されるようにしてもよい。
本明細書を通じて、用語「備える」、または「備えている」などの変形表記は、言及される1つの要素、1つの自然数またはステップ、あるいは要素の1つのグループ、複数の自然数またはステップを包含することを意味するが、他のいかなる要素、1つの自然数またはステップ、あるいは要素の1つのグループ、複数の自然数またはステップを除外することを意味するものではないことは理解される。
ほんの一例として、以下で添付図面を参照して本発明を説明する。
発明の実施形態の詳細な説明
サトウキビを、糖質を含むジュースに加工することに関して本発明を説明することにするが、本発明は蔗糖、果糖、および/またはブドウ糖などの糖質を含むすべての作物に関して利用されうることは理解される。
サトウキビから糖質を含むジュースを抽出する一般的なプロセス10の実施形態が図1に示される。このプロセスを図2に示されるようなバイオマス処理装置2に関して説明することにするが、プロセスまたはプロセス内の様々なステップは必要に応じて処理装置2から遠隔で実行されうることは理解される。
図1に示されるように、シュレッディング段20に移行する前に、原料繊維は長さが通常20〜30cmのビレット12として知られる断片に切断される。この機能を実行するために様々な収穫装置があり、多くの装置は一般に作物の列に沿って移動する車両を備え、収穫車両が前進しながら植物の鞘頭部を切断するために垂直方向に調整されうる駆動回転プレトッパーを担持した前方に延びるブームを有する。通常、植物を地表面またはその近くで切断するベースカッターが備えられ、茎は収穫装置から離れて前方に倒され、茎の各々は、茎を切り刻んでビレットにする回転チョッピングカッターに連続供給する1列の供給ローラーで根元から先に刈り取り機に取り込まれるようにしてもよい。
また、本発明は、一定供給される原料繊維を受け入れることができてもよく、したがって、茎がビレット12に必ずしも切断されることなく茎を受け入れてもよい。この点については、サトウキビの茎は、さらなる処理のためにシュレッダーまたは飼料ヘッダー装置で破壊される。
シュレッディング段20は、あまり多くのジュースが抽出されることなく繊維状物質13のジュースを含む細胞が少なくとも部分的に露出されて破壊されるようにビレット12を繊維状物質13に細断する。シュレッディング段を実行する装置には、ビレット12を繊維にせん断しそれによってジュースを含む細胞を破壊する回転ハンマー装置または回転ディスクなど、様々なものがある。前述のように、植物は非ビレット状の茎の形態で提供されてもよく、あるいは飼料ヘッダーなどの切断装置を初期の収穫装置として使用することもでき、その結果、茎が最初に破壊されて繊維状物質13となり、茎全体を貯蔵タンク30に適した大きさに破壊するためのシュレッダーなどのプロセスを使用する必要性は少なくなるか、または全くなくなる。この機能を実行するための1台の具体的な装置を処理装置2に関して以下で説明することにする。
シュレッディング段20によって得られた繊維状物質13は貯蔵タンク30に取り込まれ、それによって繊維状物質13からジュースを抽出するために繊維状物質13の中間回収が始まる。予め細断された植物のみが貯蔵タンク30に受け入れられるように、貯蔵タンク30は図示のようにシュレッダー装置20のすぐ下に設置することができ、貯蔵タンク30は繊維状物質13の連続供給を受けるのに適した比較的大きい容量を有する。
繊維状物質13をさらに減らして繊維状物質からジュースの抽出を開始するために、貯蔵タンク30内に複数のカッター35が備えられる。カッター35は、通常、業務用食品加工機など、回転刃カッターの形状をしており、貯蔵タンク30の中に延びてここに含まれる繊維状物質13と接触している。カッター35の刃は繊維を切断してせん断し、破壊されたジュースを含む細胞からジュースを放出されるように混合物全体を攪拌し、繊維状物質13とジュースの比較的多くの混合流体を生じさせることが好ましい。繊維状物質13を切断してせん断し繊維状物質13とジュースの比較的細かい混合物にするとともに、カッター35は貯蔵タンク30内に存在する流体が移動を続けるようにし、それによってより多くの粗い繊維状物質13がカッター35の刃と絶えず接触してジュースを含む細胞が露出し破壊するようにする。
システムがある程度の流動性を保つようにするためには、貯蔵タンク30内の繊維含有率を所望の最大レベル以下に維持されることが望ましい。既存の糖質を含む繊維についての知見と理解によると、所望の最大繊維含有率は処理される繊維の種類に応じて5〜20%の範囲で変るもの予想される。説明のために、本プロセスは約15%の最大繊維含有率を有するものとされる。したがって、プロセスの開始時に、繊維状物質が最初は流体環境中に供給されるように貯蔵タンク30には純水が供給されてもよい。こうすると、プロセスの効率とカッター35の役割を最大にすることにつながる。
プロセス中に貯蔵タンク30内に存在する繊維含有率が高くなりすぎて所望の最大レベル(たとえば、約15%のレベル)を超えると、余剰繊維13が貯蔵タンク30から抽出装置70を通って除去されうる。抽出装置70は、スクリュー式抽出装置であってもよいが、貯蔵タンク30と連通する有孔抽出板であってもよい。抽出装置70への入口点は、繊維が貯蔵タンク30内に存在する流体から取り出されて貯蔵タンク30から抽出されるように、貯蔵タンク30基部の上方の位置にある。
抽出装置70の起動によって、繊維13は、繊維13に存在するジュース14を抽出するベルトプレス、ハンマー、ローラー、スクリュープレス、遠心分離機、またはその他の機械的ジュース抽出装置など、抽出装置75に供給される。この後、ジュース14はタンク30に再び供給されうる。抽出装置75によってジュースが抽出された後に残る繊維15は、プロセスから除去されてさらなる処理のために貯蔵されることもあり、バイオマスとして畑に戻されることもあり、必要に応じてタンク30に戻されることもあり、さらに/または細胞破壊装置40、50の一方または両方および/または分離装置60に供給されることさえもある(これらすべては以下でさらに詳しく説明される)。
貯蔵タンク30内に存在する液体16は、適切な場合、連続またはバッチでタンク30から引き出されて第1段の細胞破壊装置40に供給されうる。細胞破壊装置40は、液体16に存在する繊維に作用してその細胞組織を砕いて細胞組織からジュースを放出させるもので限り様々な形態を取りうる。第1段の細胞破壊装置40は、ローター/ステーターホモジナイザ、ビーズミルホモジナイザ、ブレードホモジナイザ、凍結割断装置、グラインダー、ペッスル/チューブホモジナイザ、超音波破砕器、またはジュースを放出する繊維の具体的な細胞を対象とすることができる装置に類似した装置などの様々な形態を取りうる。第1段の細胞破壊装置40に受け入れられる液体16は、貯蔵タンク30内に貯蔵されている繊維に働くシュレッダー20とカッター35の作用によって、少なくとも部分的に露出され破壊されたジュースを含む細胞を有する比較的多くの量の繊維を含む可能性がある。
液体16は、通常、タンク30の基部の上方の適切な位置から引き出され、第1段の細胞破壊装置40に直接供給される。液体16を破壊装置40に引き出すためにポンプまたは重力送り装置が利用されてもよく、場合によっては、破壊装置40は液体16を受け入れる貯蔵タンク30に直接当接してもよい。細胞破壊装置40は、ここを通過する液体16の流れに乱流を発生し、固形繊維粒子がさらに破壊し、繊維粒子が繊維粒子と破壊装置40のボディの間で発生されるせん断力によって重なり合って分解するときジュースを放出するように適合される。この点については、第1段の細胞破壊装置40は、液体16を処理してさらに高い放出ジュース濃度とより細かくせん断された繊維粒子とを有するより均質な流体17とする。
本明細書に描かれた実施形態において、稼動条件にとって必要な場合は、細胞破壊装置40に供給される繊維状物質のほぼ全部または全部は所定の長さ以下の長さを持ちうる。これが必ずしも必要でないことは理解される。
万一第1段の細胞破壊装置40に存在する繊維含有率が高すぎてそのためにそれ以上流体が流れなくなる可能性がある場合は、余剰繊維13の少なくとも一部分を破壊装置40から抽出装置70に引き出してから前述のような方法でシステムから除去することができる。
比較的より均質な流体17は、第2段の細胞破壊装置50と流体連通しているコモンレールに供給されうる。第1段の細胞破壊装置40は加圧下で流体17をコモンレールに供給してもよいが、流体17を供給するためにポンプが使用されてもよい。また、第2段の細胞破壊装置50は前述された第1のローター/ステーターホモジナイザと同様に作用するローター/ステーターホモジナイザであってもよいが、第2段の細胞破壊装置は、通常、第1段の細胞破壊装置40の場合よりも粗い繊維を処理する能力が比較的低い。したがって、第1段の細胞破壊装置40から流れる均質な流体17はより細かくせん断された繊維粒子を含むので、第2段の細胞破壊装置はこれらの粒子をさらに処理して粒子からジュースを抽出し、供給された流体17よりも放出されるジュース濃度が比較的高く繊維粒径がかなり小さい流体18を発生することができる。
図1に示されるように、第2段の細胞破壊装置50に存在する繊維含有率が細胞破壊装置50の適正な動作を妨げるようになった場合には、余剰繊維13はポンプなどによって細胞破壊装置50から抽出装置70に引き出されてシステムから排出されることもできるが、貯蔵タンク30および/または細胞破壊装置40、50の一方もしくは両方の入口および/または分離装置60を含む装置の他の段に供給されることもできる。
タンク30内に存在する液体16の処理と破壊は2段階プロセスとして説明されているが、2つのブロック40と50を取り囲む鎖線で示されるようにシステムの要求に応じてこのプロセスが単一のステップで実行されうることは想像される。いずれにせよ、流体は、常に再循環してシステムに戻り装置内の他の場所における液体の流体含有率を増加させ、システムを通過する流体が繊維粒子を破壊し繊維からジュースを放出するために流体内で高いせん断力が発生することのできる十分な流動性を有するようにすることができる。
細胞破壊装置40、50によって提供される均質化プロセスの最後に発生される流体18は、放出されるジュース成分が比較的に非常に高く、流体に含まれる繊維粒子が比較的に非常に細かく、したがって、パイプなどを比較的容易に輸送されうる。この点については、流体18はプロセス10から容易に取り出され、さらなる処理のために第2の場所に輸送され、流体中に存在する比較的細かい繊維粒子の一部または全部が除去されうる。
比較的細かい繊維粒子を除去し繊維粒子からジュースを分離するために、流体18はさらに分離装置60に提供されてもよい。分離装置60は、遠心力によって固形繊維粒子をジュースから分離するための中心回転スクリューが中に定置された遠心分離デカンタなどのデカンタであってもよい。デカンタの具体的な動作を、実際の処理機構に関して以下にさらに詳しく説明することにする。いずれにせよ、ジュース生成物19は、必要に応じて分配するためにデカンタから容易に抽出されて集められる。同様に、ジュース19の一部または全部は、システム内の流体含有率が処理を促進する所望レベルに保たれるようにタンク30に再導入されうる。この点については、処理されたジュースおよび/または水を必要に応じてプロセスに常に戻す必要があるかもしれない。
前述のようなプロセスは、ジュースを含む繊維細胞の非効率的な破壊方法である圧搾またはローリングを必ずしも必要とせずにジュースを繊維から抽出することは理解される。むしろ、本プロセスは、様々なせん断力を流体に加えて繊維粒子に細胞破壊を生じさせ繊維を減らして繊維からジュースを放出させることにより継続的に処理されうる繊維とジュースの流体を発生することに頼るものである。こうしたプロセスは畑で実行され、その結果、流体でありかつビレットよりもはるかに小さい体積のジュース19で満たされうるタンカーが容易に使用されうるので、植物原料のビレットを一連のトラックや機関車で処理工場に輸送する必要性が少なくなる。畑の周辺および/または畑から処理工場または加工工場までのジュース19の輸送は必要な場合にはパイプラインによって行われうる。
前述のような処理を実行するバイオマス処理装置2の実施形態を、以下に図2〜7に関して説明することにする。装置2は前述のような処理10のステップの各々を実施する装置を利用して説明することにするが、装置2はこれらのステップの1つ以上のみを実行しそれ以外のステップは1つ以上の他の場所で実行されるように構成されうることは理解される。
図示された装置2は、ある意味で、一般にサトウキビなどの糖質を含む作物の個々の茎を収穫するために畑で使用される従来の収穫機の形態である。図に示されるように、装置2は、装置2が前進しながらサトウキビの鞘頭部を切断する駆動回転プレトッパー3と、サトウキビを切断しさらなる処理のために装置2に持ち上げて入れるベースカッター4およびリフター装置5とを使用する。本発明は、鞘頭部が予め切り取られたサトウキビの茎に関して説明されているが、鞘頭部が切り取られていないサトウキビすなわちスイートソルガムの茎を収穫する方法で同様に利用されうることは理解される。
図3の装置2の断面図にさらにはっきり示されるように、サトウキビの茎をシュレッダー20に輸送するコンベアシステム7が備えられる。サトウキビがシュレッダー20に入る前にサトウキビの茎をビレットに細分化する回転カッター6が備えられる。殻、塵埃、およびその他の粒状物質が動作中のシュレッダー20に入る前にこうした物質を少なくとも部分的に取り除いて畑に戻すために抽出ファンまたはブロア8がシュレッダー20の近くに備えられる。
図4は、本発明のジュース抽出システムをさらに詳しく示す。図示されたシュレッダー20は、反対方向に回転せしめられる2本の中心軸23に装着された一連の回転ディスク22の形態である。この点については、ディスク22の各々に切開部が備えられ、ディスクは切開部によってビレットを杷持し、ビレットの繊維はシュレッダー20を通過して貯蔵タンク30に入ることが可能なより小さい部分にせん断することができる。
原料繊維が収穫されて貯蔵タンク30に供給される方法は本発明の仕組みにとって本質的でないことは理解される。同様に、シュレッダー20の目的は、ジュースを含む細胞が破壊され露出されて本発明のジュース抽出プロセスを促進するように、処理しやすい大きさと形態で貯蔵タンク30に確実に提供されるようにするだけである。この点については、原料繊維を貯蔵タンク30に供給するために飼料収穫機などの様々な収穫手段が使用されうる。
図に示されるように、貯蔵タンク30は、シュレッダー20を通過するサトウキビビレットのせん断された繊維状物質を集めるためにシュレッダー20のすぐ下に設置される。タンク30の中に延びる複数のカッター35が示され、カッター35は駆動装置36、駆動軸37、および駆動軸37の端部に配置された一連の刃38を備える。カッター35は、刃38がタンク30内に存在する繊維状物質の中に延びて、タンク内に存在する繊維状物質が切断され処理されて繊維状物質とジュースの比較的細かい混合物になるように配置される。これは、繊維状物質をせん断し継続的に露出させ、ジュースを含む細胞を供給し細胞からジュース成分を抽出するために繊維状物質に作用する刃38によって実現される。また、カッター35は、細胞が破壊/分解された流体を生じせしめるためにタンク30内に存在する流体が常に移動し流動している状態となるよう攪拌機能を実行する。
貯蔵タンク30の中に存在する流体は、最大の繊維含有率がたとえば、約15%の処理流量目標と一致する場合にほぼ流体の状態に維持されることは理解される。この点については、プロセスが開始時に最初の繊維状物質の供給が流体槽の中に受け入れられ、繊維状物質の回収時に繊維状物質の処理が開始できるように純水を貯蔵タンク30に供給する必要があってもよい。同様に、貯蔵タンク30の流体状態を常に監視することにより、抽出されたジュースを再循環させるか、または水を一定間隔で貯蔵タンクに再導入して所望の流動状態を維持する必要があると考えられてもよい。貯蔵タンク30の中に存在する流体の流体状態は、流体の流量が装置2を中心として輸送されるのに十分であるかどうかを評価するために、たとえば、操作員によって目視で監視されてもよい。また、流体の流体状態を決定して測定するために、流量センサなどが貯蔵タンク30の中または貯蔵タンク30に通じるパイプの中に備えられうるものと考えられる。
この点については、繊維含有率が過剰な場合は、タンク30の壁に沿って斜めに延びるスクリュー抽出装置70が備えられてもよい。スクリュー抽出装置は、図5にさらにはっきり示されており、タンク30と下端72で、またベルトプレス75と上端73で流体連通する無孔または有孔円筒型チャンバ71を備える。チャンバ71の中心孔にスクリューフィーダ74が備えられ、スクリューフィーダはモータ76によって所望の回転方向にスクリュー74を回転させることができる。
スクリュー抽出装置70は、タンク30の流体内に存在する繊維含有率が一定レベル、たとえば、流体の15%を超えると、繊維をシステムから除去することによってシステムの流動性が設定範囲内に維持されるように動作されうる。繊維をシステムから除去するために、繊維はチャンバ71の孔に送られ、それによって繊維をチャンバ71に沿ってタンク30から引き上げて引き離すためにスクリュー74が起動される。
チャンバ71の上端73において、繊維はベルトプレス75に供給される。ベルトプレス75は、互いに接触させて配置された1対のベルト駆動ローラー77を備えており、繊維からジュースを取り出すために繊維を輸送して圧搾する。図示された実施形態において、抽出されたジュースは、下端72でタンク30と連通しているチャンバ71を経てタンク30に戻されてさらにここに保たれることになる。繊維はベルトプレス75を通過した後、高度に破壊/分解された原料サトウキビ/スイートソルガム繊維15の形態で、ローラー77の作用によって装置2を通過し続ける。この繊維15は、畑に戻され次の植付けのための栄養分を土壌に返すことに役立つが、回収されてエタノールの生産などの環境上有益な他のプロセスで使用されてもよい。図示されていないが、処理装置2は繊維15を貯蔵タンク30に戻すような構成、または細胞破壊装置40、50の一方または両方および/または分離装置60の入口に供給するような構成、あるいはその両方の構成とすることができる。
抽出装置70はシステムから余剰繊維含有量を取り出すためにのみ必要であり、したがって、繊維含有率が許容レベル以内に保たれるならば必ずしも抽出装置70を起動する必要はない。
図6にさらにはっきり示されるように、貯蔵タンク30の中に存在する液体(ジュースと繊維の混合物)はタンクから第1段の細胞破壊装置40にパイプ42によって引き出される。パイプ42は、タンク30下端の上方の適切な位置においてタンクの中に延びており、比較的短く、比較的高い繊維含有率と繊維粒径の流体を細胞破壊装置40に流すことができる。
第1段の細胞破壊装置40は、回転軸に対して斜めに装着された楕円形のディスクを収容する円筒ハウジング43を有する均質化装置の形態をしており、このため流体は軸方向および半径方向における斜流となる。この流路とハウジング43内の流体の重なり合った移動とが繊維とハウジング43の間にせん断力を発生し、その結果、繊維の粒径を破壊するように作用してジュースを含む繊維細胞からジュースを放出する。この場合、得られた流体はパイプ46を経て流体コモンレール48に供給される。
第1段の細胞破壊装置40は、hoelschertechnic−gorator GmbH&Co.KG社により提供され販売されるGORATOR(登録商標)であってもよい。
第1段の細胞破壊装置40内の繊維含有率が高すぎて所望の流量が制限される場合は、余剰繊維がハウジング43から取り出され、除去するかもしくは前述のような方法で処理装置2のある段階にさらに戻すためにスクリュー抽出装置70に輸送されうる。
この点については、レール48に存在する流体は、細胞破壊装置40によって受け入れられる流体よりも比較的かなり高いジュース成分を有し、はるかに細かい繊維粒子を含む。この場合、この流体は、繊維粒子をさらに破壊して残りのジュースを繊維粒子から抽出するために第2段の細胞破壊装置によってさらに処理されうる。図7に示されるように、装置2は、要求がプロセッサによって満たされるように2台の第1段の細胞破壊装置40と2台の第2段の細胞破壊装置50とを使用してもよい。
図7に示されるような構成では、第2段の細胞破壊装置50は予め処理された流体をレール48からポンプによって受け入れるか、または第1段の細胞破壊装置から直接供給されてもよい。この点については、第2段の細胞破壊装置50は、流体内の繊維粒子をさらに破壊してジュースを含む細胞の中に存在する残りのジュースを抽出することができる。第2段の細胞破壊装置は、通常、半径方向に長孔または丸孔が加工され、通常、約50m/sの速度で動作される同心円状のツールリング(tool ring)を備えたダイナミックローター/ステーターホモジナイザであるが、プロセスの要件に応じて種々の速度が使用されてもよい。この点については、ホモジナイザを通過する流体は、多段流体の高せん断力、高振動数の振動力、強力な微量混合、および圧力上昇を受け、これによって、流体内に存在する繊維がさらに破壊し、続いて残りのジュースが放出される。
第2段の細胞破壊装置50は、SUPRATON(登録商標)の名称でBuckau−Wolf Technologie GmbH社によって販売され提供されるホモジナイザであってもよい。
本発明は第1段の後に第2段の細胞破壊装置を備える2段の細胞破壊プロセスに関して説明されているが、特に、貯蔵タンク30内の繊維の粒径が1段の細胞破壊ステップで足りる大きさである場合は単一のステップが適用可能であることも考えられる。
第2段の細胞破壊装置からの流体は、さらに精製し現地外で処理するために回収して輸送するに足る十分な品質のものであることもあるが、図示された実施形態において繊維粒子をジュースから分離するために、第2段の細胞破壊装置50からの流体はデカンタ60の形態の分離装置60に供給される。図5と6にさらにはっきり示されるように、デカンタ60はボウルチャンバ62と中央のスクリューコンベヤ64からなる遠心分離デカンタの形態である。
流体はボウル62の端部61でデカンタ60の中に供給され、ボウル62は回転して流体内に遠心力を発生し、ジュース内の繊維の粒子はジュースから分離されてボウル62の端縁に寄せられる。この後、ジュースは中心に位置するパイプ66を通ってボウルの他端で取り出され、装置2から取り出されて貯蔵されるか、または再循環して貯蔵タンク30に戻る。中心スクリューコンベヤ64は、ボウルから繊維粒子の増加分を取り除くように作用し、それによって増加分を圧縮して繊維とジュースを分離し、移動式装置2が動作中に繊維を端部61から畑に搬送して戻す。
図2にさらにはっきり示されるように、装置2の背後にホース11が備えられ、ホースはさらなる処理のために処理工場に輸送するジュースを貯蔵する遠隔貯蔵タンカーに結合される。また、装置2はジュースを貯蔵するための積載タンクを搭載されることもできてジュースは後で処理工場に輸送するタンカーやその他の貯蔵庫および運搬車両に供給されうることも想像される。これらの場合の各々において、プロセス内で再循環してシステムの適切な流動性と望ましい繊維含有率を維持するために抽出されたジュースを絶えず供給することが必要かもしれない。この場合、貯蔵されたジュースを再利用しこれをタンク30に再び供給するためにコントローラと関連ポンプと配管が備えられてもよい。
デカンタ60から取り出されるジュースは、ジュースを含む繊維細胞からジュースを抽出する複数のステップの生成物である。これらのステップは、繊維の粒径を常に小さくすることを目的として個々の細胞を破壊し細胞に含まれるジュースの放出を促進している。プロセスは、圧搾、ハンマリング、またはその他のこのような従来の機械的な抽出プロセスを必ずしも必要とするのではなく、ジュースを直接抽出する物質の細胞組織に注意を向けていることは理解される。これは、繊維が流体中に懸濁している流体を発生し、流体内でせん断力を発生させて繊維粒子を破壊し、周囲の流体へのジュースの放出を促進するように流体の流れを調整することによって実現されうる。このようなシステムは、ジュースが繊維から抽出されるときにジュースを繊維から分離する必要がないが、ジュースをさらに抽出するためにシステムの流体内容物を維持する。
前述のシステムとプロセスでは、サトウキビの処理の比較的大多数を畑で実行することが可能となり、したがってジュースはサトウキビの茎のビレットというよりもむしろ出荷されるサトウキビからの抽出が容易になりうる。このようなシステムとプロセスによって、畑から失われるバイオマスが減少し、栽培者とって輸送およびインフラの費用が減少し、栽培者に以前よりも多くの多様化の機会がもたらされる可能性がある。
また、このジュースの抽出処理は、繊維の個々の細胞を直接の対象としてそこに含まれるジュースを放出するという利点を有する。さらに、このジュースの抽出処理は、バイオマスの収穫後できる限り早い時期にジュースが繊維から抽出されるという利点も有する。
当業者は、これまで大まかに記述された本発明の主旨と範囲を逸脱することなく、具体的な実施形態で示されるような本発明に対して多くの変形例および/または変更形態を実施されてもよいことを理解される。したがって、本実施形態はあらゆる点で例示的であって限定的でないものと考えられるべきである。
本発明の一実施形態によるジュース抽出プロセスを示す流れ図である。 本発明の一実施形態によるバイオマス処理装置の描写である。 図2のバイオマス処理装置の部分断面図である。 図2のバイオマス処理装置のジュース抽出システムの分離図を示す。 分りやすくするために一部の構成部品を省いた図4のジュース抽出システムの簡易平面図を示す。 第1および第2段の細胞破壊装置が抽出装置と連通する様子を示す図5のジュース抽出システムの拡大図である。 細胞破壊装置が流体コモンレールと連通する様子を示す第1および第2段の細胞破壊装置の構成の斜視図である。

Claims (20)

  1. ジュースを繊維状物質から抽出するプロセスであって、
    流体が入れられた受入れチャンバに前記繊維状物質を供給するステップと、
    前記受入れチャンバ内で1つ以上の回転切断刃を使用して前記流体中に懸濁した前記繊維状物質を切断しせん断することによって、前記繊維状物質と前記流体を前記受入れチャンバ内で混合して第1の混合流体を生成するステップと、
    前記第1の混合流体の少なくとも一部を前記受入れチャンバから除去するステップと、
    除去された第1の混合流体を少なくとも1つの細胞破壊装置に通過させ、前記繊維状物質から前記第1の混合流体へのジュースの少なくとも部分的な放出を促進し、それによって、前記第1の混合流体よりも多くの放出されたジュース含有量を有し、前記第1の混合流体よりも細かく破壊された繊維状物質が懸濁している第2の混合流体を生成するステップと、
    前記第2の混合流体の少なくとも一部分を集めるステップと、
    を備えるプロセス。
  2. 前記繊維状物質を前記受入れチャンバ内に供給する前に、前記繊維状物質が細胞露出装置に通されて前記繊維状物質のジュースを含む細胞を少なくとも部分的に露出し破壊し、
    前記細胞露出装置が、前記繊維状物質が前記受入れチャンバ内に供給されるときに前記繊維状物質を細断および/またはせん断する1つ以上の回転ハンマーまたはディスクを備えるシュレッディング装置である、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記繊維状物質を前記受入れチャンバに供給する前記ステップの前および/または間に、前記流体が前記受入れチャンバに供給される、請求項1に記載のプロセス。
  4. 前記切断が、前記繊維状物質のジュースを含む細胞から前記流体へのジュースの放出を促進して、前記第1の混合流体を生成し、前記第1の混合流体繊維含有量の体積、前記第1の混合流体の体積の5〜20%のレベルに維持される、請求項に記載のプロセス。
  5. 前記第1の混合流体の前記繊維含有が前記レベルを超えた場合に、余剰繊維状物質が前記第1の混合流体から除去される、請求項に記載のプロセス。
  6. 前記第1の混合流体を少なくとも1台の細胞破壊装置に通過させる前記ステップが、前記受入れチャンバからの前記第1の混合流体を前記細胞破壊装置の入口に供給する工程を備える、請求項1に記載のプロセス。
  7. 前記細胞破壊装置がローター/ステーターホモジナイザである、請求項に記載のプロセス。
  8. 前記細胞破壊装置が、前記入口を通じて前記受入れチャンバから前記第1の混合流体を引き入れ、前記細胞破壊装置が、前記第1の混合流体が前記細胞破壊装置の前記入口から入り、出口を通って出るときに前記第1の混合流体の流れに乱流を発生し、該乱流が前記第1の混合流体内に存在する前記繊維状物質の間にせん断力を発生し、ジュースが前記繊維状物質の細胞組織から放出されて前記第2の混合流体を生成するように前記第1の混合流体によって前記繊維状物質の細胞組織が少なくとも部分的に分解する、請求項に記載のプロセス。
  9. 前記第2の混合流体の少なくとも一部を集める前記ステップが、前記第2の混合流体を保持チャンバに供給する工程を含む、請求項1に記載のプロセス。
  10. 前記第2の混合流体の少なくとも一部分を集める前記ステップが、前記第2の混合流体を保持チャンバに供給する工程を含み、前記保持チャンバが前記受入れチャンバと流体連通し、もって、前記第1の混合流体内に存在する繊維含有量前記レベルを超えた場合に前記第2の混合流体が前記受入れチャンバの中に再導入され得るようにした、請求項に記載のプロセス。
  11. 前記第2の混合流体内に存在する前記繊維状物質からジュースの少なくとも一部または全部を分離するステップを備える、請求項1に記載のプロセス。
  12. 前記第2の混合流体内に存在する前記繊維状物質からジュースの少なくとも一部または全部を分離する前記ステップが、前記第2の混合流体を分離装置に供給する工程を備える、請求項11に記載のプロセス。
  13. 前記プロセスが畑または耕作地内に設置される移動式装置で実行され、該移動式装置が前記耕作地から収穫される前記繊維状物質を直接受け入れる、請求項1に記載のプロセス。
  14. 繊維状物質からジュースを抽出する装置であって、
    前記繊維状物質を受け入れる受容器と、
    前記受容器内で前記繊維状物質と流体とを混合して第1の混合流体にするプロセッサであって、前記繊維状物質と前記流体とを混合して前記第1の混合流体にするために、前記流体中に懸濁した繊維状物質を切断しせん断するように構成された1つ以上の回転切断刃を前記受容器内に備える前記プロセッサと、
    前記第1の混合流体の少なくとも一部を前記受容器から除去する手段と、
    除去された第1の混合流体を受け入れて、第2の混合流体を生成するよう、ジュースを含む細胞からの前記ジュースの少なくとも部分的な放出を促進する少なくとも1台の細胞破壊装置であって、前記第2の混合流体が、前記第1の混合流体よりも多くの放出されたジュース含有量を有し、前記第1の混合流体よりも細かく破壊された繊維状物質が前記第2の混合流体中に懸濁している、前記少なくとも1台の細胞破壊装置と、
    前記第2の混合流体の少なくとも一部分を受け入れて貯蔵する貯蔵チャンバと、
    を備える装置。
  15. 前記受容器が前記繊維状物質を受け入れる前に多量の流体が含まれているタンクである、請求項14に記載の装置。
  16. 前記繊維状物質が、ジュースを含む細胞を有しており、前記繊維状物質が、前記受容器に受け入れられる前に前記ジュースを含む細胞を少なくとも部分的に露出および/または破壊するために処理される、請求項14に記載の装置。
  17. 前記第1の混合流体の繊維含有を監視するモニタリング装置をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  18. 前記第1の混合流体内に存在する繊維含有が所定レベルを超えた場合に前記第1の混合流体から繊維含有を除去する抽出装置をさらに備える、請求項17に記載の装置。
  19. 前記少なくとも1台の細胞破壊装置がローター/ステーターホモジナイザである、請求項14に記載の装置。
  20. 収穫された前記繊維状物質を受け入れるために畑または耕作地内に設置される移動式装置の一部である請求項14に記載の装置。
JP2008535847A 2005-10-20 2006-10-19 バイオマスプロセッサ Active JP5215859B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2005905818 2005-10-20
AU2005905818A AU2005905818A0 (en) 2005-10-20 Biomass Processor
PCT/AU2006/001551 WO2007045035A1 (en) 2005-10-20 2006-10-19 Biomass processor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009511074A JP2009511074A (ja) 2009-03-19
JP5215859B2 true JP5215859B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=37962122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008535847A Active JP5215859B2 (ja) 2005-10-20 2006-10-19 バイオマスプロセッサ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7959736B2 (ja)
EP (1) EP1945822B1 (ja)
JP (1) JP5215859B2 (ja)
CN (1) CN101305102B (ja)
BR (1) BRPI0617630B1 (ja)
ES (1) ES2531082T3 (ja)
PL (1) PL1945822T3 (ja)
WO (1) WO2007045035A1 (ja)
ZA (1) ZA200804289B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2080745B1 (en) * 2007-12-27 2010-07-28 Linde AG Method for oligomerisation of ethylene and reactor system therefore
DE102008020429B4 (de) * 2008-04-24 2012-02-02 Südzucker AG Mannheim/Ochsenfurt Verfahren zur Elektroporation von Rübenschnitzeln und Vorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens
DE102008028859A1 (de) * 2008-06-19 2009-12-24 Claas Selbstfahrende Erntemaschinen Gmbh Selbstfahrendes Erntefahrzeug für technisch zu nutzendes Erntegut
US8404006B2 (en) 2008-06-19 2013-03-26 Claas Selbstfahrende Erntemaschinen Gmbh Self-propelled harvesting vehicle including a thermochemical reactor for carbonizing harvested crop material
US7918160B2 (en) * 2009-06-04 2011-04-05 Roy J Edwin Cane juice extractor
US8558044B2 (en) * 2010-10-27 2013-10-15 Thomas F Smaidris Biochar generator and associated methods
US9206485B2 (en) 2011-08-19 2015-12-08 J. Edwin Roy Portable sugar mill
US8772559B2 (en) 2011-10-26 2014-07-08 Data Flow Systems, Inc. Biochar generator and associated methods
EP2962037A4 (en) * 2013-02-26 2016-03-16 Jason Force BIOMASS PROPELLED HARVESTING EQUIPMENT WITH MOBILE PLATFORM
US20140274238A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 LeeMax, LLC System and Method for Harvesting and Processing Sugar-Containing Crops in the Field
CN111480447A (zh) * 2020-04-17 2020-08-04 中国计量大学上虞高等研究院有限公司 一种具有粉碎发酵结构的水稻收割机

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB660590A (en) 1948-09-01 1951-11-07 Apv Co Ltd Improvements in or relating to the extraction of sugar from dates
GB710191A (en) 1951-02-14 1954-06-09 Gustav Bredt Process for the continuous extraction of soluble material from crushed vegetable substances, especially of sugar beet shreds and sugar cane
US2908596A (en) 1956-05-07 1959-10-13 Joseph P Ruth Continuous sub-atmospheric diffusion of sugar
GB984164A (en) 1960-09-23 1965-02-24 Colonial Sugar Refining Co Extracting sucrose from sugar cane
US3552304A (en) * 1967-06-26 1971-01-05 French Oil Mill Machinery Process and apparatus for treating sucrose bearing materials
FR2350400A1 (fr) 1976-05-05 1977-12-02 Bourbon Sucreries Procede et dispositif d'extraction du sucre de la canne
FR2374067A1 (fr) * 1976-12-14 1978-07-13 Fives Cail Babcock Procede et installation de production de germes de cristallisation selectionnes, applicables aux appareils cristalliseurs discontinus ou continus, particulierement pour bas produit de sucrerie
CN1037231C (zh) * 1991-06-19 1998-02-04 中山大学 以椰子乳汁为基料的食品的制造方法
US5358571A (en) 1993-05-27 1994-10-25 Villavicencio Eduardo J Enhanced sugar recovery
JPH08214813A (ja) * 1995-02-13 1996-08-27 Ii P D:Kk 脱脂おから加工品及びその製造方法
AU747116B2 (en) 1997-04-08 2002-05-09 Biomass Technologies Pty Ltd In-field sugar cane processor
BR9913040A (pt) * 1998-08-17 2001-05-08 Thermo Black Clawson Inc Processos de extrair um licor rico em açúcar e um componente de açúcar a partir de cana-de-açúcar
US20010002037A1 (en) * 1999-09-30 2001-05-31 Trevor Essex Cullinger In-field sugar cane processor
EP1110461A1 (en) * 1999-12-20 2001-06-27 2B Ag A method of continuous separation of vegetable biomass into a fluid phase and a solids containing phase of pulpy consistence
JP2002051755A (ja) * 2000-05-31 2002-02-19 Dainippon Ink & Chem Inc おから飲料及び該飲料の製造方法
JP2002360030A (ja) * 2001-06-05 2002-12-17 Matsumoto Kiko Kk ケーンハーベスタおよびそれに用いられるトラッシュ飛散防止シュート
AU2003255227B8 (en) 2002-11-19 2006-08-03 Vella, Neiola Stephnie Method for producing a cellulous fibre by-product using roll pressure infusion
US6916381B2 (en) 2003-06-19 2005-07-12 Granguillhome Enrique R. Cardenas Process for the production of invert liquid sugar
CN1262216C (zh) * 2003-10-17 2006-07-05 中国农业大学 果蔬冲击破碎方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
ZA200804289B (en) 2009-08-26
WO2007045035A1 (en) 2007-04-26
US20090241944A1 (en) 2009-10-01
JP2009511074A (ja) 2009-03-19
PL1945822T3 (pl) 2015-06-30
ES2531082T3 (es) 2015-03-10
CN101305102B (zh) 2011-09-21
BRPI0617630A2 (pt) 2011-08-02
US7959736B2 (en) 2011-06-14
CN101305102A (zh) 2008-11-12
EP1945822A1 (en) 2008-07-23
EP1945822A4 (en) 2010-05-19
BRPI0617630B1 (pt) 2020-11-03
EP1945822B1 (en) 2014-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5215859B2 (ja) バイオマスプロセッサ
JP6371229B2 (ja) 水生種の加工のための方法およびシステム
US7918160B2 (en) Cane juice extractor
EP1110461A1 (en) A method of continuous separation of vegetable biomass into a fluid phase and a solids containing phase of pulpy consistence
US20010002037A1 (en) In-field sugar cane processor
EP3664936B1 (en) Method, system and use thereof for processing an agricultural waste biomass product into a grinded product
EP3294913B1 (en) Methods of reducing the size of lignocellulosic material, and related systems
US9284616B2 (en) Universal biomass refinery
JP3817545B2 (ja) 有機物粒子の微粒化装置
AU2006303815B2 (en) Biomass processor
WO2008029163A2 (en) Processing of sweet sorghum for bioethanol production
JP3789914B2 (ja) 固液分離装置
AU2012200873A1 (en) Biomass processor
EP2709466B1 (en) Method of treating honey
CN112840875B (zh) 一种移动式多转子剪切粉碎机及粉碎方法
AU747116B2 (en) In-field sugar cane processor
US3207628A (en) Continuous process for the recovery of sugar from sugar cane
KR101777065B1 (ko) 유기폐기물 처리장치
CN114308983B (zh) 一种旋流分离还原废盐单个晶粒的装置及方法
CN211430126U (zh) 青花椒脱粒装置
CN217407105U (zh) 一种有机肥生产用秸秆粉碎装置
CN219844148U (zh) 一种乳酸生产用秸秆粉碎机
CN116871027A (zh) 多级破碎机及其使用方法
AU2003100863A4 (en) A Method of Providing a Clean Animal Feed Using the Tops of Sugarcane Plants
CN112166832A (zh) 一种棉花秸秆用小型粉碎机

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101008

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20101108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5215859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250