JP5214210B2 - 静脈表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドナーの腕の静脈を画像として表示する静脈表示装置に関する。
輸液セット等の注射針や血液バッグ等の採血針は、ドナーの静脈に対して穿刺をして、薬剤を注入し又は採血をする。通常、これらの針はドナーの腕における肘の内側の部分において静脈に穿刺するが、ドナーによってはこの部分で静脈の位置が不明確な場合がある。このような場合には、ゴムバンドを上腕に巻いて適度に締め付けることにより静脈を浮かび上がらせてその位置を把握するが、この操作は締め付け度合い等に熟練を要するものであり、簡便ではない。
近時、近赤外線を用いた静脈検出手段の研究開発がなされており、特許文献1には、近赤外線レーザと近赤外線反射波測定手段からなる血管検出手段と、可視光レーザを用いた血管表示手段とを有する血管投影機が記載されている。この血管投影機では、レーザを走査する複雑なレンズ機構が必要である。特許文献2には、特定波長の照明光を照射する照明手段と、撮影映像情報に基づいて血管位置等の情報を強調した強調画像を生成する手段と、得られた強調画像を腕に投影する投影手段とを有する生体情報提示装置が記載されている。
特開2004−329786号公報 特開2006−102360号公報
近赤外線を腕に照射し、該腕を撮像することにより静脈の位置はある程度検出可能となるが、ドナーによっては撮像される静脈の像が薄く、判別しづらい場合もある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、静脈の位置を簡便に認識することのできる静脈表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る静脈表示装置は、ドナーの腕を置くアームレストと、前記アームレストに置いた前記腕に近赤外線を照射する照射手段と、前記腕のうち、前記近赤外線が照射される箇所を連続的に撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された画像を連続的に表示する表示手段と、前記腕に装着される腕帯と、前記腕帯を加圧する加圧手段とを有することを特徴とする。
本発明では、照射手段により近赤外線が照射された腕の反射光を撮像手段により撮像して画像を取得し、表示手段で表示することにより、静脈の位置を認識することができる。ドナーによっては撮像される静脈の像が薄く、判別しづらい場合もあるが、腕帯により腕を加圧することにより、静脈が浮かび上がり、静脈の位置を簡便に認識可能となる。
前記表示手段は、前記ドナーと逆の方向を指向して前記画像を表示してもよい。これにより、医療従事者が表示手段を見やすく、しかもドナーの腕に対して操作を行いやすい。
前記画像を入力して、該画像から静脈を識別する静脈識別手段と、前記静脈識別手段の識別結果に基づいて前記加圧手段を用いて前記腕帯を加圧する圧力調整手段とを有していてもよい。このような静脈認識手段と圧力調整手段によれば、腕帯の圧力を必要十分に加圧することができ、簡便である。
前記腕帯を加圧及び減圧することに伴って、前記ドナーの最高血圧及び最低血圧を計測する血圧計測手段を有していてもよい。つまり、腕帯は、血圧計測手段としても兼用できる。
前記血圧計測手段により、計測された最高血圧と最低血圧の間いずれかの圧力に前記腕帯の圧力を設定してもよい。これにより、近赤外線による撮像に好適なように静脈を適切に浮かび上がらせることができる。
前記計測手段は、コロトコフ法による計測手段であって、コロトコフ音の最も大きい箇所の圧力に前記腕帯の圧力を設定してもよい。これにより、近赤外線による撮像に一層好適に静脈を適切に浮かび上がらせることができる。
前記腕帯は筒状のアームイン形式であって、前記アームレストは、前記腕帯に対して傾動可能に接続されていてもよい。アームレストを傾動可能な構成とすることにより、使用しないときに静脈表示装置をコンパクトにすることができる。
前記撮像手段と前記照射手段とは、傾動可能な同一の傾動体に設けられていてもよい。これにより、照射手段と撮像手段とを略同じ方向に指向させることができる。
本発明に係る静脈表示装置では、照射手段により近赤外線が照射された腕の反射光を撮像手段により撮像して画像を取得し、表示手段で表示することにより、静脈の位置を認識することができる。ドナーによっては撮像される静脈の像が薄く、判別しづらい場合もあるが、腕帯により腕を加圧することにより、静脈が浮かび上がり、静脈の位置を簡便に認識可能となる。
以下、本発明に係る静脈表示装置について第1及び第2の実施形態を挙げ、添付の図1〜図13を参照しながら説明する。第1の実施形態に係る静脈表示装置10a(図1参照)及び第2の実施形態に係る静脈表示装置10b(図11参照)は、例えば、ドナー(患者や被験者を含む)から採血や注射をする際に、医療従事者がドナーの腕に針を穿刺することに用いられる。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態に係る静脈表示装置10aは、ドナーの腕12を置くアームレスト14と、アームレスト14の側方端部接続されて立設する支柱16と、支柱16の上部に設けられた台18と、台18の上面に配置されたモニタ(表示手段)20と、腕12に巻き付ける腕帯22とを有する。腕帯22には、コロトコフ音(以下、K音という。)を検出するマイク35が設けられている。腕帯22はカフ又は駆血帯とも呼ばれる。アームレスト14に置く腕12は、右腕又は左腕のどちらでもよい。
アームレスト14は、腕12の肘24よりも先の部分を載置するのに適度な長さを有し、ドナーは手のひらの側を上に向けて腕12をアームレスト14に置く。台18は適度な高さに配置され、アームレスト14の上部に張り出している。モニタ20は、例えば液晶形式であって、上下左右方向に適度な範囲(例えば、±20°)で向きを調整可能である。腕帯22は腕12の肘24よりも基端側の部分に巻き付け可能であり、空気パイプ25によって支柱16に接続されている。腕帯22は筒形状のアームイン式であってもよい。
静脈表示装置10aは、さらに、台18の下面に設けられた撮像ユニット26と、アームレスト14の内部に設けられた制御部28、空気ポンプ(加圧手段)30、バルブ32、圧力センサ33とを有する。空気ポンプ30は、空気パイプ25を介して腕帯22を加圧することができる。バルブ32は空気パイプ25に設けられていて、該空気パイプ25及び腕帯22から空気を抜いて減圧することができる。圧力センサ33は空気パイプ25内の圧力を検出することができる(図4参照)。
撮像ユニット26は、向きを調整可能な傾動体34と、該傾動体34に取り付けられた近赤外線カメラ(撮像手段)36及び複数の近赤外線LED(照射手段)38とを有する。近赤外線カメラ36と近赤外線LED38は、同一の傾動体34に設けられていることから、傾動方向を変えても、両者は略同じ方向に指向する。
近赤外線LED38は、近赤外線を腕12における肘24の反対面で、針27を穿刺する箇所及びその周辺に照射する。ここで、近赤外線とは、波長が700nm〜2500nmの光である。近赤外線LED38は複数設けられており、全てが単一波長の光源でもよいし、複数の波長の光源が組み合わされていてもよい。
針27は、例えば血液バッグにおける採血針であり、採血用チューブが接続されている。針27は注射針でもよい。
近赤外線カメラ36は、腕12のうち、近赤外線LED38により近赤外線が照射される箇所を連続的に撮像する。撮像した画像は制御部28を介してモニタ20に供給及び表示される。設計条件により、撮像した画像は制御部28を介さずに、モニタ20に直接供給してもよい。近赤外線カメラ36としては、例えばCCD式又はCMOS式を挙げることができる。近赤外線カメラ36にはズーム機能や感度調整機能等が設けられていてもよい。
傾動体34は、例えばボールジョイント等により向きを調整可能であって、ドナーの腕12の違いに応じて近赤外線カメラ36及び近赤外線LED38の向きを変更できる。近赤外線LED38は複数設けられていることから、適度に広い範囲に近赤外線を照射することができる。近赤外線カメラ36は、近赤外線LED38と一体的に向きが調整されることから、該近赤外線LED38によって近赤外線が照射されている範囲を撮像することができる。撮像ユニット26は、腕12の上方に張り出した台18の下面に設けられていることから、該腕12に対して近赤外線LED38から近赤外線を照射しやすいとともに、近赤外線カメラ36により撮像をしやすい。
ところで、図3に示すように、静脈40は皮膚に近い浅い箇所に多く存在する。静脈40に流れている赤血球の中のヘモグロビンは酸素を失った還元ヘモグロビンの量が多い。還元ヘモグロビンは近赤外線を吸収する性質があるため、腕12に近赤外線LED38により近赤外線を照射すると、静脈40の存在する箇所だけ反射が少なくなり、近赤外線カメラ36による影像上では暗くなり、静脈40の撮像が可能となる。図3で実線矢印は適度に強い近赤外線を示し、破線矢印はエネルギーが減衰した近赤外線を示す。
図4に示すように、制御部28は、相互にバス接続された影像判断部(静脈識別手段)50と、圧力調整部(圧力調整手段)52と、血圧計測部(血圧計測手段)54とを有する。影像判断部50は、近赤外線カメラ36から得られる影像をモニタ20に表示させるとともに、近赤外線LED38の点灯制御を行う。影像判断部50は、近赤外線カメラ36から得られる影像に対して種々の画像処理を行うことができ、例えば、画像判断処理や、濃淡強調処理や、血圧計測部54から得られる情報のインポーズ処理をすることができる。
圧力調整部52は、影像判断部50から供給される情報に基づいて空気ポンプ30及びバルブ32を制御して、腕帯22の圧力を加圧及び減圧する。
血圧計測部54は、圧力調整部52が腕帯22の圧力を増減するときに、圧力センサ33から得られる空気パイプ25の圧力及びマイク35から得られるK音に基づいて、ドナーの最高血圧及び最低血圧を計測する。得られた最高血圧及び最低血圧は影像判断部50に供給し、該影像判断部50の作用下にモニタ20に表示する。
静脈表示装置10aは、近赤外線LED38及び近赤外線カメラ36を取り外した状態(例えば、撮像ユニット26ごと取り外した状態)で使用可能で、小児や動けない患者に対しては、近赤外線LED38及び近赤外線カメラ36を取り外して患者の腕12の近傍まで接近させて使用し、適切な静脈40を確認(選択)することができる。
次に、このように構成される静脈表示装置10aの動作について説明する。静脈表示装置10aは2つのモードで動作可能である。2つのモードとも、ドナーが上腕に腕帯22を巻き付け、肘24から先をアームレスト14に置いた状態で、所定のボタン操作をすることにより開始される。先ず、第1モードの動作について、図5を参照しながら説明する。第1モードは、血圧の測定は行わずに、静脈40の表示だけを行うモードである。
図5のステップS1において、近赤外線LED38を点灯させて腕12に近赤外線を照射するとともに、近赤外線カメラ36により当該箇所を連続的に撮像する。撮像された画像は制御部28を介してモニタ20に表示される。この際、静脈表示装置10aが設置された環境や時間帯によって、窓ガラスを通して入る太陽光や、蛍光灯の光量が異なることにより、モニタ20に表示される画像に明るさに影響があるため、必要に応じて、近赤外線LED38の光量を調整する。
光量の調整は、モニタ20を目視により確認して手動で調整してもよいし、又は、所定のセンサにより近赤外線の照射部位又はそれに相当する箇所の光量を測定して、測定値に合わせて近赤外線LED38の光量を調整する光量調整手段を設けて、自動的に光量を調整するようにしてもよい。
この後、図5に示す処理が終了するまで、近赤外線LED38による照射、近赤外線カメラ36による撮像及びモニタ20による表示を継続する。
ステップS2(静脈識別手段)において、影像判断部50は近赤外線カメラ36から得られる画像を適当な周期でサンプリングし、該画像から静脈40の抽出処理を行う。この処理は、例えば、輝度が小さく且つ線状に連続している箇所を抽出して静脈40と判断すればよい。
静脈40が抽出できた場合にはステップS5へ移り、抽出できなかった場合にはステップS3へ移る。この判断はさらに複合的な判断としてもよい。例えば、静脈40が抽出できた場合であっても、その本数が少ない(例えば1本)であるときにはステップS3へ移るようにしてもよい。医療従事者100(図6参照)に針27を穿刺する静脈40の選択の余地を与えるためである。また、静脈40が抽出できた場合であっても、その幅が狭く又は短いときにはステップS3へ移るようにしてもよい。あまりに狭く又は短い静脈40は針27を穿刺することが難しいためである。
ステップS3において、画像上で、抽出された静脈40と、それ以外の皮膚の部分とを識別し、両者のコントラストを求め、該コントラストが所定値よりも大きいときにはステップS5へ移り、所定値以下であればステップS4へ移る。
このようなコントラストは、例えば、静脈40の範囲の平均輝度と、皮膚の範囲の平均輝度との輝度差により求めればよい。もちろん、これ以外の所定の画像処理手段によってコントラストを求めてもよい。このステップS3は、必ずしも静脈40と皮膚とのコントラストにより判断するのではなく、例えば静脈40の輝度だけに基づいて分岐判断をしてもよい。
ステップS4において、圧力調整部52により空気ポンプ30を駆動し、腕帯22の加圧をする。この加圧処理は、圧力センサ33により圧力を計測しながら、現在の圧力PよりもΔPだけ大きくなるように空気ポンプ30を駆動する。これにより、上腕が圧迫され、皮膚に近い浅い静脈40が阻血されて浮き出てくるので、該静脈40は近赤外線を一層吸収し、近赤外線カメラ36により撮像しやすくなる。
ステップS4は複数回実行される場合があり、このようなときの加圧幅は不等幅であってもよく、例えば当初は大きく加圧し、次第に加圧幅を狭めてもよい。加圧処理は、ΔP毎の段階的な加圧に限らず、図5の処理とは別の所定のマルチタスク処理を開始して連続的な加圧をしてもよい。ステップS4の後、ステップS2戻る。ステップS2〜S4のループは所定回数で終了するように制限をしてもよい。
ステップS5において、静脈40の表示が適切になされたことの表示をする。つまり、この時点では静脈40が識別され、しかも皮膚の範囲に対して十分なコントラストが確保されているので、医療従事者100がモニタ20の表示により静脈40を容易に識別することができる状態である。ステップS5では、空気ポンプ30による加圧が継続しているときには、該空気ポンプ30を停止させる。
この時点で、図6に示すように、医療従事者100はモニタ20でドナーの腕12の静脈40を確認しながら、該静脈40のうち針27を穿刺するのに適したものを選択する。もちろん、医療従事者100はステップS3の条件成立まで待機しなくとも、リアルタイムで表示されている腕12における静脈40を確認できれば、針27を穿刺するのに適した静脈を選択してもよい。
そして、医療従事者100は、選択した静脈40に針27に針を穿刺する。
モニタ20は、ドナーとは逆の方向で、医療従事者100がいる方向を指向していることから、医療従事者100にとって見やすい。また、モニタ20、支柱16及び台18は穿刺箇所を遮ることがなく、医療従事者100が視認しやすい。
ステップS6において、穿刺が終了したら医療従事者100は所定のボタン操作を行う。これにより、圧力調整部52はバルブ32を開き、腕帯22の加圧を終了する。近赤外線LED38による照射、近赤外線カメラ36による撮像及びモニタ20による表示は、ステップS6又はその他の所定のタイミングで終了する。
このように、第1モードによれば、近赤外線LED38によって近赤外線を腕12に照射し、この箇所を近赤外線カメラ36によって撮像してモニタ20に表示する。したがって、ドナーの実際の腕12で静脈40が見えにくい場合であっても、医療従事者100はモニタ20に表示される画像から静脈40の位置を簡便に認識することができる。撮像した画像はリアルタイムでモニタ20に表示するので、針27も表示され、モニタ20を見ながら針27の穿刺をすることもできる。
仮に、モニタ20に表示される画像で、当初、静脈40が不明瞭であっても、制御部28の作用下に腕帯22を自動的に加圧して静脈40を浮かび上がらせることができる。腕帯22の加圧は段階的又は連続的に自動で行われ、必要十分な加圧が行われる。
次に、第2モードについて図7を参照しながら説明する。第2モードは、静脈40を表示するとともに、ドナーの血圧を自動的に計測するモードである。
図7のステップS101において、図5のステップS1と同様に、近赤外線LED38を点灯させて腕12に近赤外線を照射するとともに、近赤外線カメラ36により当該箇所を連続的に撮像し、画像をモニタ20に表示する。この後、図7に示す処理が終了するまで、近赤外線LED38による照射、近赤外線カメラ36による撮像及びモニタ20による表示を継続する。
ステップS102において血圧計測処理を行う。この血圧計測処理では、圧力調整部52により空気ポンプ30を駆動し、腕帯22を所定の基準で加圧した後、徐々に減圧をしていき、圧力センサ33及び(又は)マイク35の信号に基づいて最高血圧及び最低血圧を計測し、最終的に圧力0まで減圧する。求められた最高血圧及び最低血圧はモニタ20に表示する。また、圧力センサ33から得られる空気パイプ25の圧力で、最高血圧に相当する第1圧力P1と、最低血圧に相当する第2圧力Pbを記憶しておく。血圧計測処理の具体的方法については、さらに後述する。
この後のステップS103及びS104は、前記のステップS2及びS3と同じ処理である。ステップS103の条件成立時にはS106へ移り、非成立時にはS104へ移る。ステップS104の条件成立時にはステップS106へ移り、非成立時にはステップS105へ移る。なお、ステップS103及びS104の分岐判断処理を省略して、ステップS102の後に無条件にステップS105へ移ってもよい。
ステップS105において、圧力調整部52により空気ポンプ30を再度駆動し、腕帯22を加圧する。このときに設定する圧力は、計測された第1圧力P1と第2圧力P2の間のいずれかの圧力(第1圧力P1又は第2圧力P2に等しい値を含む)とし、第1例としては、これらの中間の圧力(P1+P2)/2とし、ステップS102をコロトコフ法で行う場合で、マイク35から得られるK音が最も大きいときの圧力とし、第2例としては、ステップS102をオシロメトリック法で行う場合で、圧力センサ33から得られる腕帯振動脈波が最も大きいときの加圧力(図10のPmax’参照)とすればよい。
すなわち、この時点ではステップS102の血圧計測処理を終了していることから、腕帯22の加圧の程度に応じた静脈40の反応が既知となっており、個々のドナーに対応した適切な加圧力が求められる。ドナーに対応した加圧力は、最高血圧と最低血圧との間にすることが好適と考えられている。最高血圧よりも高い圧力で腕帯22を締め続けると、ドナーにとってきつく感じられ、最低血圧よりも低い圧力では、静脈40が十分に浮き上がらないためである。
なお、ステップS105において腕帯22を加圧する圧力の値は、必ずしも第1圧力P1及び第2圧力P2に基づいて演算設定するのではなく、実質的に第1圧力P1と第2圧力P2との間となる圧力にすればよい。
この後のステップS106及びS107は、ステップS5及びS6と同じ処理である。
次に、ステップS102における血圧計測処理について、2つの例を説明する。先ず、血圧計測処理の第1例について、図8を参照しながら説明する。この処理は、コロトコフ法と呼ばれる処理である。
ステップS201において、圧力調整部52により空気ポンプ30を駆動し、腕帯22を所定圧力まで加圧する。この後、マイク35から音声信号を入力し、K音が認識できる場合には、該K音が認められなくなるまで加圧力を増加する。K音が認められないことを確認した後、ステップS202に移る。
ステップS202において、バルブ32を開き、腕帯22の加圧力を所定の微少量減圧する。
ステップS203において、マイク35から音声信号を入力し、K音が認められるか確認する。K音が認められる場合にはステップS204へ移り、認められない場合にはステップS202へ戻る。
ステップS204において、その時点の腕帯22の圧力を圧力センサ33から得て、該圧力から最高血圧を求めて所定の記録部に記録する。
ステップS205において、バルブ32を開き、腕帯22の加圧力を所定の微少量減圧する。
ステップS206において、マイク35から音声信号を入力し、K音が消滅したか確認する。K音が消滅した場合にはステップS207へ移り、K音が認められる場合にはステップS205へ戻る。
ステップS207において、その時点の腕帯22の圧力を圧力センサ33から得て、該圧力から最低血圧を求めて所定の記録部に記録する。
ステップS208において、バルブ32を開き、腕帯22の圧力を0にして、コロトコフ法による血圧計測処理を終了する。
なお、ステップS203及びS206における判断処理は、所定のフラグ操作に基づいて、複数回連続で条件成立したときに、次のステップへ移るようにしてもよい。K音に基づいて、脈拍数等の情報を計測及び表示してもよい。
次に、ステップS102における血圧計測処理の第2例について、図9を参照しながら説明する。この処理は、オシロメトリック法と呼ばれる処理である。
ステップS301において、圧力調整部52により空気ポンプ30を駆動し、腕帯22を所定圧力まで加圧する。この後、圧力センサ33から脈波信号を入力し、各脈波の大きさの変化から、推定される最高血圧以上の圧力に到達したことを確認した後、ステップS302に移る。
ステップS302において、バルブ32を開き、腕帯22の加圧力の減圧を開始する。この後の減圧は、適度に緩やかで連続的な減圧とする。
ステップS303において、圧力センサ33から脈波信号を入力し、その時点の腕帯22の圧力と対応させて所定の記録部に記録する。この記録の例を図10に図示する。脈波信号は、図10のグラフのように波形データとして記録してもよいし、脈波の各ピーク値を数値データとして記録してもよい。図10のグラフの横軸は、右方に向かって時間が経過し、又は低圧となることを示す。
ステップS304において、腕帯22の圧力が所定の終了基準圧力まで低下したか否かを確認する。該圧力が終了基準圧力まで低下したときには、ステップS305へ移り、終了基準圧力に達していないときにはステップS303へ戻る。
ステップS305において、バルブ32を全開にし、腕帯22の圧力を0にする。
ステップS306において、図10に示す脈波信号から、各脈波のピーク値のうち最大のPmaxを求める。
ステップS307において、Pmaxよりも高圧の箇所でPmaxに対するa%の箇所を求め、最高血圧に対応した第1圧力P1として所定の記録部に記録する。
ステップS308において、Pmaxよりも低圧の箇所でPmaxに対するb%の箇所を求め、最低血圧に対応した第2圧力P2として所定の記録部に記録し、脈波法による血圧計測処理を終了する。最高血圧及び最低血圧は、図10のグラフにおける包絡線60又はそれに相当する補間線に基づいて求めてもよい。
前記のステップS102における血圧計測処理は、コロトコフ法、オシロメトリック法に限らず、光電容積脈波法、又は超音波法等でもよい。
次に、第2の実施形態に係る静脈表示装置10bについて説明する。
図11に示すように、静脈表示装置10bは腕挿入型(アームイン型)であって、筒形状の腕帯部70と、アームレスト72と、傾動体74と、モニタ(表示手段)76とを有する。腕帯部70と、アームレスト72と、傾動体74と及びモニタ76は、静脈表示装置10aにおける腕帯22、アームレスト14、傾動体34及びモニタ20に相当する。腕帯部70にはドナーの上腕部が挿入され、アームレスト72には、肘24よりも先の部分が置かれる。腕帯部70は上腕部を挿入するのに適度な内径を有しており、しかもアームレスト72は腕12を置きやすいように凹形状となっており、腕12は適切な位置で略固定される。腕帯部70の内周部には、環状の加圧体が設けられており、ドナーの上腕を締め付けることができる。
傾動体74の先端下面には、近赤外線カメラ36及び近赤外線LED38が設けられており、ドナーの腕12に近赤外線を照射して撮像をすることができる。近赤外線カメラ36によって撮像された画像はモニタ76に表示される。傾動体74は、基端部を基準と上下方向(つまり、チルト方向)に傾動可能であり、腕12に対する近赤外線の照射位置及び撮像位置を調整できる。腕12は少なくとも左右方向には略固定されるので、傾動体74は上下方向に傾動できれば足りるが、条件によっては左右方向に傾動可能としてもよい。また、近赤外線LED38を複数設けてもよい。
モニタ76は腕帯部70の上面に設けられており、ドナーとは反対の方向、つまり医療従事者100の方向を指向している。モニタ76は、適度な範囲で傾動可能にしてもよい。
図12に示すように、アームレスト72は、腕帯部70の一方の面70aの下端を基準として傾動可能に接続されており、面70aに接するように折り畳み可能である。傾動体74は、腕帯部70の上面における凹部70bにほぼ収まるように折り畳み可能である。傾動体74を倒し込むと、先端の近赤外線カメラ36及び近赤外線LED38は、面70aよりも前方位置に配置される。近赤外線カメラ36及び近赤外線LED38は、アームレスト72を折り畳むことにより、該アームレスト72の先端の凹部72a内に収納される。このように、静脈表示装置10bはコンパクトに折り畳むことができ、使用しないときの移動及び収納に便利である。
図示を省略するが、静脈表示装置10bは、静脈表示装置10aにおける制御部28、空気ポンプ30、バルブ32、圧力センサ33及びマイク35を有しており、静脈表示装置10aと同様の第1モード(図5参照)及び第2モード(図7参照)の動作が可能である。
図13に示すように、静脈表示装置10bでは、ドナーの腕12に対して近赤外線LED38から近赤外線を照射し、近赤外線カメラ36により撮像をして、その画像をモニタ76にリアルタイムで表示することができ、医療従事者100はモニタ76及び実際の腕12を確認しながら針27の穿刺をすることができる。静脈表示装置10bは、静脈表示装置10aと同様の効果が得られる。
静脈表示装置10a及び10bは、モニタ20及び76の裏側に第2のモニタを設けて、ドナーに採血に関する説明や注意事項を表示できるようにしてもよい。
本発明に係る静脈表示装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
第1の実施形態に係る静脈表示装置の側面図である。 第1の実施形態に係る静脈表示装置の斜視図である。 静脈に対する近赤外線の反射及び吸収の様子を示す説明図である。 第1の実施形態に係る静脈表示装置のブロック構成図である。 第1モードのフローチャートである。 第1の実施形態に係る静脈表示装置を用いて針の穿刺をする様子を示す説明図である。 第2モードのフローチャートである。 第1例に係る血圧測定処理のフローチャートである。 第2例に係る血圧測定処理のフローチャートである。 脈波信号のグラフである。 第2の実施形態に係る静脈表示装置の斜視図である。 折り畳んだ状態の第2の実施形態に係る静脈表示装置の斜視図である。 第2の実施形態に係る静脈表示装置を用いて針の穿刺をする様子を示す説明図である。
符号の説明
10a、10b…静脈表示装置 12…腕
14、72…アームレスト 20、76…モニタ(表示手段)
22…腕帯 26…撮像ユニット
27…針 28…制御部
30…空気ポンプ 32…バルブ
33…圧力センサ 34、74…傾動体
35…マイク 36…近赤外線カメラ
38…近赤外線LED 50…影像判断部
52…圧力調整部 54…血圧計測部
70…腕帯部

Claims (8)

  1. ドナーの腕を置くアームレストと、
    前記アームレストに置いた前記腕に近赤外線を照射する照射手段と、
    前記腕のうち、前記近赤外線が照射される箇所を連続的に撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された画像を連続的に表示する表示手段と、
    前記腕に装着される腕帯と、
    前記腕帯を加圧する加圧手段と、
    前記画像を入力して、該画像から静脈を識別する静脈識別手段と、
    前記静脈識別手段の識別結果に基づいて前記加圧手段を用いて前記腕帯を加圧する圧力調整手段と、
    を有することを特徴とする静脈表示装置。
  2. 請求項1記載の静脈表示装置において、
    前記静脈識別手段で抽出された静脈と、それ以外の皮膚の部分とのコントラストが所定値以下であるときは、前記コントラストが前記所定値よりも大きくなるように前記圧力調整手段が前記加圧手段を用いて前記腕帯を加圧することを特徴とする静脈表示装置。
  3. 請求項1記載の静脈表示装置において、
    前記表示手段は、前記ドナーと逆の方向を指向して前記画像を表示することを特徴とする静脈表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の静脈表示装置において、
    前記腕帯を加圧及び減圧することに伴って、前記ドナーの最高血圧及び最低血圧を計測する血圧計測手段を有することを特徴とする静脈表示装置。
  5. 請求項4記載の静脈表示装置において、
    前記圧力調整手段は、前記血圧計測手段による血圧測定に際して前記腕帯を加圧及び減圧した後、前記加圧手段を用いて前記腕帯を再加圧し、再加圧において、前記血圧計測手段により計測された最高血圧と最低血圧の間のいずれかの圧力となるように前記腕帯の圧力を設定することを特徴とする静脈表示装置。
  6. 請求項5記載の静脈表示装置において、
    前記血圧計測手段は、コロトコフ法による計測手段であって、
    コロトコフ音の最も大きい箇所の圧力に前記腕帯の圧力を設定することを特徴とする静脈表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の静脈表示装置において、
    前記腕帯は筒状のアームイン形式であって、
    前記アームレストは、前記腕帯に対して傾動可能に接続されていることを特徴とする静脈表示装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の静脈表示装置において、
    前記撮像手段と前記照射手段とは、傾動可能な同一の傾動体に設けられていることを特徴とする静脈表示装置。
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