JP5212187B2 - 通信端末装置、表示制御方法、表示制御プログラム - Google Patents

通信端末装置、表示制御方法、表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信端末装置、表示制御方法、表示制御プログラムに関する。より詳細には、他の通信端末装置から複数の表示画像を受信した場合に、複数の表示画像どうしを対応付けて利用者に認識させるために、複数の表示画像を共通の表示領域に表示させる通信端末装置、表示制御方法、表示制御プログラムに関する。
従来、同一端末より送信される複数の表示画像(例えば、「話者映像」と「説明資料」や、複数の「説明資料」など)を受信した場合に、これらの表示画像を一度にディスプレイに表示させるテレビ会議端末及びテレビ会議システムが提供されている。表示画像を送信する側のテレビ会議端末の利用者は、ディスプレイを視認する他の利用者に対して、説明資料を参照しながらプレゼンテーションを行ったり、複数の説明資料を同時に相手に視認させたりすることが可能となる。
上述のテレビ会議端末は、複数の端末の其々から複数の表示画像を同時期に受信した場合、受信した表示画像の全てをディスプレイに表示させる。このような場合に、ディスプレイを視認する利用者は、ディスプレイに表示される表示画像のうち、同一の端末より送信される表示画像どうしを対応付けて認識できない。これに対し、端末より送信される表示画像に、端末を識別するための識別情報を付加してディスプレイに表示させることによって、表示画像の送信元の端末を明示するテレビ会議システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−164541号公報
しかしながら上述のテレビ会議システムでは、ディスプレイを視認する利用者は、表示画像に付加される識別情報を認識することによって、同一端末から送信される表示画像どうしを対応付ける必要がある。従って利用者は、一見して容易に、同一端末より送信される表示画像どうしを対応づけて認識することができないという問題点があった。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、同一端末より送信される表示画像を利用者が容易に対応付けて認識することが可能な通信端末装置、表示制御方法、表示制御プログラムを提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するために、請求項1に係る発明の通信端末装置は、ネットワークに接続可能であり、前記ネットワークを介して通信を行う通信端末装置であって、前記ネットワークを介して他の通信端末装置より送信される画像であって、表示手段に表示させるための画像である表示画像と、前記表示画像を送信した前記他の通信端末装置を識別するための情報である識別情報とを受信する受信制御手段と、前記受信制御手段にて受信された前記表示画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示画像が前記表示手段に表示されているか否かを判断する表示中データ判断手段と、前記表示中データ判断手段にて前記表示画像が前記表示手段に表示されていると判断された場合において、前記表示手段に表示されている前記表示画像である表示中画像と、前記表示中画像を送信した前記通信端末装置の前記識別情報とを特定する表示中データ特定手段と、前記受信制御手段において所定の前記表示画像と前記識別情報とを受信した場合であって、受信した前記識別情報と、前記表示中データ特定手段において特定された前記識別情報とが一致する場合に、前記表示手段に表示されている前記表示中画像の表示領域のうち少なくとも一部分に、受信した前記所定の表示画像である受信画像の少なくとも一部分の画像を重ねて表示させるか、又は、前記表示中画像の表示領域の表示枠に、受信した前記受信画像の表示枠が接するように前記受信画像を表示させる第一表示制御手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明の通信端末装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記所定の受信画像は、前記他の通信端末装置の撮影手段により撮影された撮影画像からなる表示撮影画像であって、前記受信制御手段にて前記表示撮影画像を受信した場合に、受信された前記表示撮影画像のうち所定部分を抽出する抽出手段を備え、前記第一表示制御手段は、前記抽出手段にて前記表示撮影画像から抽出された前記所定部分を前記表示中画像の表示領域の少なくとも一部分に重ねて表示させるか、又は、前記表示中画像の表示領域の表示枠に、抽出された前記所定部分の表示枠が接するように前記所定部分を表示させることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の通信端末装置は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記抽出手段は、前記撮影画像のうち人物の顔部分を前記所定部分として抽出することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の通信端末装置は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記所定部分の形状を記憶する第一記憶手段を備え、前記抽出手段は、前記撮影画像のうち前記第一記憶手段に記憶されている前記所定部分の形状と一致する形状部分を前記所定部分として抽出することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の通信端末装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記表示中画像における背景部分を特定する背景特定手段を備え、前記第一表示制御手段は、前記背景特定手段にて特定された前記背景部分のうち少なくとも一部分に前記受信画像を重ねて表示させることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明の通信端末装置は、請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記背景特定手段は、前記表示中画像のうち画像濃度の変化量が相対的に小さい領域を前記背景部分として特定することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明の通信端末装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、利用者からの指示が入力される入力手段と、前記第一表示制御手段において、前記表示中画像の表示領域のうち少なくとも一部分に前記受信画像が重ねて表示された場合において、前記入力手段を介して入力された指示に基づいて、前記第一表示制御手段において表示された状態の前記受信画像の表示位置を変更する第二表示制御手段とを備えている。
また、請求項8に係る発明の通信端末装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記表示中画像の表示領域のうち少なくとも一部分に前記受信画像が重ねて表示され、又は、前記表示中画像の表示領域の表示枠に前記受信画像の表示枠が接するように前記受信画像が表示されている場合であって、且つ、前記表示中画像の表示領域とは異なる表示領域に前記受信画像が表示されている場合において、前記受信画像が重ねて表示され、又は前記受信画像の表示枠が接するように前記受信画像が表示された状態の前記表示中画像である第一表示画像と、前記第一表示画像の表示領域とは異なる表示領域に表示された前記受信画像である第二表示画像とを対応付けて記憶する第二記憶手段と、前記表示手段に表示された状態の前記表示画像のうち、ユーザによる入力や操作の対象となっている状態の前記表示画像であるアクティブ表示画像を特定するアクティブ特定手段と、前記アクティブ特定手段にて前記第一表示画像及び前記第二表示画像のうち少なくともいずれかが前記アクティブ表示画像であると特定された場合に、特定された前記アクティブ表示画像に対応付けられている前記第一表示画像及び前記第二表示画像のうち少なくともいずれかを、前記第二記憶手段を参照することによって特定する対応特定手段と、前記対応特定手段にて特定された前記第一表示画像及び前記第二表示画像のうち少なくともいずれかを、ユーザによる入力や操作の対象となっている状態とするアクティブ制御手段とを備えている。
また、請求項9に係る発明の通信端末装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記受信制御手段において前記表示画像と前記識別情報とを受信した場合であって、受信した前記識別情報と、前記表示中データ特定手段において特定された前記識別情報とが一致する場合に、前記受信画像を前記表示手段に表示させ、表示された前記受信画像の表示領域のうち少なくとも一部分に前記表示中画像の少なくとも一部分の画像を重ねて表示させるか、又は、前記受信画像の表示領域の表示枠に、前記表示中画像の表示枠が接するように前記表示中画像を表示させる第三表示制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明の通信端末装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記表示制御手段は、前記表示中データ判断手段において前記表示手段に前記表示画像が表示されていないと判断された場合に、前記受信画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、請求項11に係る発明の表示制御方法は、ネットワークに接続可能な通信端末装置において実行される表示制御方法であって、前記ネットワークを介して他の通信端末装置より送信される画像であって、表示手段に表示させるための画像である表示画像と、前記表示画像を送信した前記他の通信端末装置を識別するための情報である識別情報とを受信する受信制御ステップと、前記表示画像が前記表示手段に表示されているか否かを判断する表示中データ判断ステップと、前記表示中データ判断手段にて前記表示画像が前記表示手段に表示されていると判断された場合であって、前記表示手段に表示されている前記表示画像である表示中画像と、前記表示中画像を送信した前記通信端末装置の前記識別情報とを特定する表示中データ特定ステップと、前記受信制御手段において前記表示画像と前記識別情報とを受信した場合であって、受信した前記識別情報と、前記表示中データ特定手段において特定された前記識別情報とが一致する場合に、前記表示手段に表示されている前記表示中画像の表示領域のうち少なくとも一部分に、受信した前記表示画像である受信画像の少なくとも一部分の画像を重ねて表示させるか、又は、前記表示中画像の表示領域の表示枠に、受信した前記受信画像の表示枠が接するように前記受信画像を表示させる第一表示制御ステップとを備えている。
また、請求項12に係る発明の表示制御プログラムは、請求項1乃至10のいずれかに記載の通信端末装置における各処理手段としてコンピュータを駆動させる。
請求項1に係る発明の通信端末装置では、他の通信端末装置より表示画像と識別情報とを受信した場合であって、識別情報が同一の通信端末装置から送信された他の表示画像が表示手段に表示されている場合には、表示手段に表示されている表示画像(表示中画像)の表示領域の少なくとも一部分に、受信した表示画像(受信画像)の少なくとも一部分の画像を重ねて表示させるか、又は、表示中画像の表示領域の表示枠に、受信した受信画像の表示枠が接するように前記受信画像を表示させる。これによって通信端末装置の利用者は、同一の通信端末装置から送信された複数の表示画像を一見して容易に対応付けて認識することが可能となる。
また、請求項2に係る発明の通信端末装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、撮影画像のうち所定部分を抽出し、表示中画像の表示領域の少なくとも一部分に重ねて表示させるか、又は、表示中画像の表示領域の表示枠に、所定部分の表示枠が接するように所定部分を表示させることができる。これによって通信端末装置の利用者は、同一の他の通信端末装置から送信された撮影画像と表示中画像とを容易に対応付けて認識することが可能となる。
また、請求項3に係る発明の通信端末装置では、請求項2に記載の発明の効果に加えて、抽出手段は、撮影画像のうち人物の顔部分を特定部分として抽出することができる。そして、抽出した人物の顔部分を表示中画像に重ねて表示させるか、又は、抽出した顔部分の表示枠が、表示中画像の表示領域の表示枠に接するように抽出した顔部分を表示させることができる。これによって、通信端末装置の利用者と、この通信端末装置から送信された表示画像とを対応付けて認識することが可能となる。
また、請求項4に係る発明の通信端末装置では、請求項2に記載の発明の効果に加えて、抽出手段は、撮影画像のうち、第一記憶手段に記憶されている所定部分(例えば、通信端末装置を特定可能な特徴的部分)の形状と一致する形状部分を抽出することができる。そして第一表示制御手段にて、抽出した形状部分を表示中画像に重ねて表示させるか、又は、抽出した形状部分の表示枠が、表示中画像の表示領域の表示枠に接するように形状部分を表示させることができる。これによって利用者は、他の通信端末装置と、この通信端末装置から送信された表示画像とを対応付けて認識することが可能となる。
また、請求項5に係る発明の通信端末装置では、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第一表示制御手段は、表示手段に表示中の表示中画像の表示領域のうち、背景特定手段にて特定された背景部分のうち少なくとも一部分に受信画像を重ねて表示させることができる。従って、受信画像を表示中画像に重ねて表示させた場合であっても、受信画像が表示中画像の後ろに隠れてしまって、表示中画像のうち主要な部分が表示されなくなってしまうことを防止することが可能となる。
また、請求項6に係る発明の通信端末装置では、請求項5に記載の発明の効果に加えて、画像濃度の変化量が相対的に小さい領域を特定することによって、背景部分を特定することが可能となる。
また、請求項7に係る発明の通信端末装置では、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、入力手段を介して入力された指示に基づいて、受信画像の表示位置を変更することが可能となる。
また、請求項8に係る発明の通信端末装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、同一通信端末装置から送信された表示画像が複数表示手段に表示されている場合において、一の表示画像がアクティブ表示された場合には、アクティブとなった表示画像と送信元の通信端末装置が同一の表示画像をアクティブ表示させる。これによって利用者は、アクティブ表示された表示画像が同一の通信端末装置より送信された表示画像であることを容易に認識することが可能となる。
また、請求項9に係る発明の通信端末装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、受信画像を表示手段に表示させ、表示中画像は、表示されている受信画像の表示領域のうち少なくとも一部分に表示させるか、又は、受信画像の表示領域の表示枠に、表示中画像の表示枠が接するように前記受信画像を表示させる。これによって通信端末装置の利用者は、同一の通信端末装置から送信された複数の表示画像を一見して容易に対応付けて認識することが可能となる。
また、請求項10に係る発明の通信端末装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、表示手段に表示画像が表示されていない場合や、識別情報が同一の通信端末装置から送信された他の表示画像が表示手段に表示されていない場合には、受信画像をそのまま表示手段に表示させる。これによって通信端末装置の利用者は、他の通信端末装置から送信された表示画像を視認することが可能となる。
また、請求項11に係る発明の表示制御方法では、他の通信端末装置より表示画像と識別情報とを受信した場合であって、識別情報が同一の通信端末装置から送信された他の表示画像が既に表示手段に表示されている場合には、表示手段に表示されている表示画像(表示中画像)の表示領域の少なくとも一部分に、受信した表示画像(受信画像)の少なくとも一部分の画像を重ねて表示させる。これによって通信端末装置の利用者は、同一の通信端末装置から送信された複数の表示画像を一見して容易に対応付けて認識することが可能となる。
また、請求項12に係る発明の表示制御プログラムでは、請求項1乃至10のいずれかに記載の通信端末装置における各処理手段としてコンピュータを駆動させることが可能となる。
テレビ会議システム1の構成を示す模式図である。 通信端末装置3の電気的構成を示す模式図である。 HDD31の各種記憶領域を示す模式図である。 ログインテーブル3111を示す模式図である。 表示中情報テーブル3121を示す模式図である。 表示画像送信処理を示すフローチャートである。 表示画像受信処理を示すフローチャートである。 表示処理を示すフローチャートである。 ディスプレイ28に表示される表示画面の一例を示す模式図である。 アクティブ表示処理を示すフローチャートである。 表示場所変更処理を示すフローチャートである。 ディスプレイ28に表示される表示画面の一例を示す模式図である。 第一の変形例における表示処理を示すフローチャートである。 第一の変形例においてディスプレイ28に表示される表示画面の一例を示す模式図である。 第二の変形例における表示処理を示すフローチャートである。 第二の変形例においてディスプレイ28に表示される表示画面の一例を示す模式図である。
以下、本発明の通信端末装置を具現化した通信端末装置3〜6の一実施の形態について、図面を参照して説明する。なおこれらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローチャートなどは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1を参照し、通信端末装置3〜6を構成要素とするテレビ会議システム1の構成について説明する。テレビ会議システム1は、ネットワーク2と、ネットワーク2を介して相互に接続され、かつ各拠点毎に設けられた複数の通信端末装置3、4、5、6とを備えている。テレビ会議システム1では、通信端末装置3〜6間において、ネットワーク2を介して、画像、音声が互いに送受信されることでテレビ会議が実施される。
テレビ会議への参加を希望する者は、通信端末装置3〜6のうちいずれかを操作し、ID情報を入力することによってテレビ会議にログインする。テレビ会議に参加した状態では、例えば通信端末装置3に接続されたカメラ34(図2参照)によって会議参加者が撮影される。撮影された画像(以下「撮影画像」という。)は、通信端末装置3から他の通信端末装置4〜6に対して送信される。また、会議参加者がテレビ会議において参照する各種資料の画像(以下「資料画像」という。)が、必要に応じて通信端末装置3から他の通信端末装置4〜6に対して送信される。撮影画像及び資料画像(以下これらを総称して「表示画像」という。)を受信した他の通信端末装置4〜6では、受信した表示画像をディスプレイ28に表示させる。表示画像が複数存在する場合、個別のウィンドウ内に其々表示させる。これによってテレビ会議に参加する会議参加者は、他の会議参加者に対して、自身の撮影画像と、自身が参照する資料画像とを視認させることが可能となる。
ここで例えば、複数の他の通信端末装置4〜6から通信端末装置3に対して、同時期に撮影画像や資料画像が送信されたとする。この場合、通信端末装置4〜6の其々を操作する会議参加者の撮影画像や、参照される複数の資料画像が区別なくディスプレイ28に表示されることとなる。従って通信端末装置3を操作する会議参加者は、ディスプレイ28に表示される複数の資料画像が、其々どの会議参加者によって参照されるものであるかを特定し難くなる。本実施形態では、表示画像をディスプレイ28に表示させる場合、会議参加者が参照する資料画像に、この会議参加者の撮影画像を重ねて表示させる。これによって、ディスプレイ28に表示される其々の資料画像がどの会議参加者によって参照されるものであるかを容易に特定可能としている。
なお上述では、テレビ会議への参加を希望する者は、ID情報を入力することによってテレビ会議にログインしていた。しかしながら本発明はこの方法に限定されず、他の様々な方法が使用可能である。例えば、RFIDをリーダに読み取らせることによってログインする方法等が使用可能である。
図2を参照し、通信端末装置3の電気的構成について説明する。なお、通信端末装置3〜6は全て同じ構成であるので、ここでは通信端末装置3の構成についてのみ説明し、他の通信端末装置4〜6については説明を省略する。
通信端末装置3には、通信端末装置3の制御を司るコントローラとしてのCPU20が設けられている。CPU20には、BIOS等を記憶したROM21と、各種データを一時的に記憶するRAM22と、データの受け渡しの仲介を行うI/Oインタフェイス30とが接続されている。I/Oインタフェイス30には、各種記憶エリアを有するハードディスクドライブ31(以下「HDD31」という。)が接続されている。
I/Oインタフェイス30には、ネットワーク2と通信するための通信装置25と、マウス27と、ビデオコントローラ23と、キーコントローラ24と、ユーザを撮影するためのカメラ34と、ユーザの音声を取り込むためのマイク35と、CD−ROMドライブ26とが各々接続されている。ビデオコントローラ23には、ディスプレイ28が接続されている。キーコントローラ24には、キーボード29が接続されている。CD−ROMドライブ26に挿入されるCD−ROM114には、通信端末装置3のメインプログラムや、本発明の通信制御プログラム等が記憶されている。CD−ROM114の導入時には、これら各種プログラムが、CD−ROM114からHDD31にセットアップされて、後述するプログラム記憶領域314(図3参照)に記憶される。
図3を参照し、HDD31の各種記憶領域について説明する。HDD31には、ログインテーブル記憶領域311、表示中情報テーブル記憶領域312、画像記憶領域313、プログラム記憶領域314、その他の情報記憶領域315が少なくとも設けられている。
ログインテーブル記憶領域311には、テレビ会議にログインしたユーザである会議参加者を管理するログインテーブル3111(図4参照)が記憶される。表示中情報テーブル記憶領域312には、ディスプレイ28に表示させている表示画像に関連する情報(以下「表示中情報」という。)を記憶する表示中情報テーブル3121(図5参照)が記憶される。画像記憶領域313には、撮影画像や資料画像が記憶される。プログラム記憶領域314には、通信端末装置3のメインプログラムや、他の通信端末装置4〜6との間でテレビ会議を実行するための通信制御プログラム等が記憶される。その他の情報記憶領域315には、通信端末装置3で使用されるその他の情報が記憶される。なお、通信端末装置3がHDD31を備えていない専用機の場合は、ROM21に各種プログラムが記憶される。
図4を参照し、ログインテーブル3111について説明する。ログインテーブル3111には、テレビ会議にログインした会議参加者のユーザIDと、使用される通信端末装置3の端末IDとが記憶される。
ユーザIDとしては、ログイン時に通信端末装置3のキーボード29を介して入力されるID情報が記憶される。端末IDは、通信端末装置3〜6を特定する為の識別情報が記憶される。端末IDとしては、通信端末装置3のMACアドレスやIPアドレス等が使用可能である。ユーザID及び端末IDは、テレビ会議へのログイン時において通信端末装置3〜6から送信される端末情報に含まれる。通信端末装置3では、自身がテレビ会議にログインしている状態で、他の通信端末装置4〜6から上述の端末情報を受信した場合に、端末情報に含まれるユーザID及び端末IDを抽出する。抽出されたユーザID及び端末IDは、ログインテーブル3111に記憶される。
図4に示す例では、ユーザID「A0001」にて特定される者(端末ID:0001)、ユーザID「B0001」にて特定される者(端末ID:0002)、ユーザID「C0001」にて特定される者(端末ID:0003)、ユーザID「D0001」にて特定される者(端末ID:0004)の合計4名がテレビ会議に参加した状態におけるログインテーブル3111が示されている。なお、端末ID:0001にて特定される通信端末装置が、図1における通信端末装置3に相当する。以下同様に、端末ID:0002にて特定される通信端末装置が通信端末装置4に相当する。端末ID:0003にて特定される通信端末装置が通信端末装置5に相当する。端末ID:0004にて特定される通信端末装置が通信端末装置6に相当する。
図5を参照し、表示中情報テーブル3121について説明する。表示中情報テーブル3121には、ディスプレイ28に表示中の表示画像の「ファイル名」、表示中の表示画像の「種別」、表示画像を送信した通信端末装置4〜6の「端末ID」、ディスプレイ28に表示されている表示画像の状態が、ユーザによる入力や操作の対象となっているか否かを示す「アクティブフラグ」がそれぞれ記憶される。通信端末装置3は、他の通信端末装置4〜6から表示画像を受信した場合に、ディスプレイ28に表示させるべき表示画像の情報として上述の情報を表示中情報テーブル3121に記憶する。
上述の情報のうち、「種別」としては、表示画像が撮影画像であるか資料画像であるかを示す情報が記憶される。また「アクティブフラグ」としては、図5に示す例では、表示画面がユーザによる入力や操作の対象となっている状態(以下「アクティブ」という。)である場合に「ON」が示され、ユーザによる入力や操作の対象となっていない状態(以下「非アクティブ」という。)である場合に「OFF」が示されている。以下、アクティブな表示画像であることを示す情報がアクティブフラグとして記憶されることを「アクティブフラグにONが記憶される」といい、非アクティブな表示画像であることを示す情報がアクティブフラグとして記憶されることを「アクティブフラグにOFFが記憶される」という。
図5に示す表示中情報テーブル3121の例では、端末IDが「0004」にて特定される通信端末装置6から、ファイル名がそれぞれ「AAAA.doc」(資料画像)、「CCCC.cif」(撮影画像)であるファイルを受信したので、これらのファイルをディスプレイ28に表示させている。これらの表示画像は、非アクティブになっている。また、端末IDが「0002」にて特定される通信端末装置4から、ファイル名がそれぞれ「DDDD.ppt」(資料画像)、「EEEE.doc」(資料画像)、「FFFF.cif」(撮影画像)であるファイルを受信したので、これらのファイルをディスプレイ28に表示させている。これらの表示画像はアクティブになっている。
図6〜11を参照し、通信端末装置3のCPU20にて実行される各種処理(表示画像送信処理、表示画像受信処理、アクティブ表示処理、表示場所変更処理)について説明する。上述の各種処理は、ユーザが通信端末装置3を操作してテレビ会議にログインし、テレビ会議を実行させるためのアプリケーションが起動された場合において、CPU20によって起動され実行される。なお上述の各処理は、所定の周期又は各処理に予め設定される優先順位に基づいて適宜スイッチングされ実行される。これによって、特定の処理が連続して実行され続けてしまい、他の処理が実行されない状態を回避している。いずれかの処理が実行されている状態で他の処理が実行される場合には、実行状態の処理は一旦中断される。そして他の処理が代わりに実行される。中断された処理は、次の実行タイミングで、中断時点から処理を再開する。
図6を参照し、表示画像送信処理について説明する。表示画像送信処理では、テレビ会議にログイン中の通信端末装置3において、他の通信端末装置4〜6に撮影画像や資料画像を送信する為の処理が実行される。
図6に示すように、表示画像送信処理が起動されると、カメラ34によって会議参加者が撮影されている状態であるかが判断される(S1)。カメラ34が何ら撮影を行っていない場合(S1:NO)、特段処理を行うことなくS4に移行される。
カメラ34によって会議参加者が撮影されている状態である場合(S1:YES)、カメラ34によって撮影された撮影画像が取得される(S2)。また、ログインテーブル記憶領域311に記憶されているログインテーブル3111が参照され、テレビ会議にログインしている通信端末装置4〜6が特定される。そして取得された撮影画像が、テレビ会議にログインしている通信端末装置4〜6に対して送信される(S3)。また、ログインテーブル3111が参照され、通信端末装置3の端末IDが併せて通信端末装置4〜6に対して送信される。そしてS4に移行される。
S4では、他の通信端末装置4〜6のディスプレイ28に新規に資料画像を表示させるための操作が会議参加者によってキーボード29を介してなされたかが判断される(S4)。新規に資料画像を表示させるための操作がなされた場合(S4:YES)、表示させる資料画像が選択され、選択された資料画像が通信端末装置4〜6に対して送信される(S6)。そしてS7に移行される。
一方、新規に資料画像を表示させるための操作がなされていない場合(S4:NO)、既に他の通信端末装置4〜6のディスプレイ28に表示させている状態の資料画像を更新(ページ送りなど)する為の操作がキーボード29を介してなされたかが判断される(S5)。操作がなされた場合(S5:YES)、更新後の資料画像が通信端末装置4〜6に対して送信される(S6)。そしてS7に移行される。一方、資料画像を更新する為の操作がなされていない場合(S5:NO)、特段処理を行うことなくS7に移行される。
S7では、続く処理の実行時間の調整のため、所定時間(例えば1ms)待機される(S7)。そしてS1に戻り、上述の処理が繰り返し実行される。これによって、カメラ34が継続して撮影中である場合には、所定時間周期で通信端末装置4〜6に対して撮影画像が繰り返し送信されることとなる。
図7及び図8を参照し、表示画像受信処理について説明する。表示画像受信処理では、他の通信端末装置4〜6から送信された表示画像(撮影画像、資料画像)を受信し、ディスプレイ28に表示させるための処理が実行される。
図7に示すように、表示画像受信処理が起動されると、他の通信端末装置4〜6からネットワーク2を介して、表示画像と端末IDとを受信したかどうかが判断される(S11)。表示画像と端末IDとを受信していない場合(S11:NO)、S11に戻り、継続して表示画像の受信が監視される。
他の通信端末装置4〜6から表示画像と端末IDとを受信した場合(S11:YES)、受信した表示画像は、画像記憶領域313に記憶される。次いで表示中情報テーブル3121が参照される。そして、ディスプレイ28に何らかの表示画像が表示されている状態であるかが判断される(S13)。表示中情報テーブル3121にファイル名が記憶されていない場合、ディスプレイ28には表示画像が表示されていない状態であるので(S13:NO)、受信した表示画像をディスプレイ28に表示させる(S17)。
次いで、受信した表示画像の情報及び端末IDが、表示中情報テーブル3121に記憶される(S19)。具体的には以下の処理が行われる。受信した表示画像のファイル名が記憶される。受信した表示画像の拡張子が、撮影画像の拡張子(例えば「.cif」など)である場合、撮影画像であることを示す種別が記憶される。受信された表示画像の拡張子が資料情報の拡張子(例えば「.doc」「.ppt」など)である場合、資料画像であることを示す種別が記憶される。受信した端末IDが記憶される。アクティブフラグとして「OFF」が記憶される。そしてS11に戻り、上述の処理が繰り返し実行される。
表示中情報テーブル3121にファイル名が記憶されている場合、ディスプレイ28には何らかの表示画像が表示されている状態である(S13:YES)。この場合、受信した表示画像が撮影画像であるかが判断される(S15)。受信した表示画像の拡張子が、撮影画像の拡張子でない場合(S15:NO)、受信した表示画像は資料画像であるということになる。この場合、受信した資料画像をディスプレイ28に表示させる(S17)。次いで、受信した資料画像の情報及び端末IDが、表示中情報テーブル3121に記憶される(S19)。そしてS11に戻り、上述の処理が繰り返し実行される。
なお、資料画像をディスプレイ28に表示させる場合の表示位置は特に限定されない。例えば、ディスプレイ28に表示されている資料画像と重ならない位置に、新たに受信した資料画像を表示させてもよい。ディスプレイ28に表示されている資料画像に重なるように、新たに受信した資料画像を表示させてもかまわない。重なるように表示させる場合には、双方が完全に重複するように重ねて表示させてもよいし、双方のうち少なくとも一部分同士が重なるように表示させてもかまわない。
なお、既に同一ファイル名の資料画像がディスプレイ28に表示されている場合(すなわち、受信した資料画像と同一ファイル名の情報が表示中情報テーブル3121に記憶されている場合)には、表示されている状態の資料画像が、受信した資料画像にて更新される(S17)。次いで、表示中情報テーブル3121に記憶されている同一ファイル名の資料画像の表示中情報に、受信した資料画像の情報及び端末IDが上書きされる(S19)。そしてS11に戻り、上述の処理が繰り返し実行される。
受信した表示画像の拡張子が撮影画像の拡張子である場合(S15:YES)、撮影画像を受信したことになる。この場合、必要に応じて、受信した撮影画像を表示中の表示画像の一部分に重ねて表示させる必要がある。そこで、表示中情報テーブル3121に記憶されている表示中情報が参照され(S21)、表示中情報のうち一の表示画像に関する表示中情報が選択され抽出される(S23)。次いで、表示画像とともに受信された端末IDと、抽出された表示中情報に含まれている端末IDとが比較される(S25)。受信した端末IDと、抽出された表示中情報に含まれている端末IDとが異なる場合(S25:NO)、特段処理を行うことなくS29に移行される。一方、受信した端末IDと、抽出された表示中情報に含まれている端末IDとが一致する場合(S25:YES)、受信した撮影画像を表示中の表示画像の一部分に重ねて表示させるための処理である表示処理(S27)が実行される。
図8を参照し、表示処理について説明する。表示処理では、はじめに、S23(図7参照)にて選択された表示中情報に対応する表示画像のうち、背景部分が検出される(S41)。背景部分を検出する方法としては、例えば以下の方法が使用可能である。はじめに、表示画像のうち所定の大きさの領域が選択される。選択された領域の画像濃度が画素毎に特定される。特定された画像濃度の最大値と最小値とが抽出される。抽出された画素濃度の最大値と最小値との差分が算出される。算出された差分が、選択された領域における画像濃度の変化量とされる。以上の処理が、表示画像の全ての領域において実行される。そして、算出される画像濃度の変化量が相対的に小さい領域が、表示画像における背景部分として特定される。
なお、表示画像のうち背景部分を検出する為の方法は、上述の方法に限定されない。従って、他の従来周知な方法を代わりに使用することが可能である。
表示画像のうち背景部分が特定された(S41)後、特定された背景部分に、受信した撮影画像が重ねて表示される(S43)。なお、特定された背景部分の面積に合わせ、撮影画像が適宜変形(拡大または縮小)される。そして表示処理は終了され、表示画像受信処理(図7参照)に戻る。
図7に示すように、表示処理が終了した後の表示画像受信処理では、S29において、表示中情報テーブル3121に記憶されているすべての表示画像の表示中情報に対して、上述の処理が実行されたかが判断される(S29)。未処理の表示画像の表示中情報が残存する場合(S29:NO)、S23に戻り、未処理の表示画像の表示中情報が選択された(S23)後、上述の処理が繰り返し実行される。一方、すべての表示画像の表示中情報に対して上述の処理が実行された場合(S29:YES)、S11にて受信した撮影画像をディスプレイ28に表示させる(S31)。ここで、既に同一の撮影画像がディスプレイ28に表示されている場合(すなわち、受信した撮影画像と同一ファイル名の情報が表示中情報テーブル3121に記憶されている場合)、表示されている撮影画像が受信した撮影画像にて更新される。次いで、S11にて受信された表示画像及び端末IDの情報が、表示中情報テーブル3121に記憶される(S33)。具体的な記憶方法は、上述のS19と同一である。そしてS11に戻り、上述の処理が繰り返し実行される。
図9を参照し、表示画像受信処理の結果ディスプレイ28に表示される表示画面の一例について説明する。図9は、図5に示す表示中情報テーブル3121に記憶されている表示中情報に基づき、ディスプレイ28に表示される表示画像の一例を示している。図9のうち、ウィンドウ41には、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像51が表示されている。ウィンドウ42は、ファイル名「EEEE.doc」の資料画像53の背景部分に、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像52が重ねて表示されている。ウィンドウ43には、ファイル名「DDDD.ppt」の資料画像54の背景部分に、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像55が重ねて表示されている。
図9では、はじめに撮影画像51が受信され(S11:YES、図7参照)、ディスプレイ28に表示されている表示画像がないので(S13:NO、図7参照)、撮影画像51をそのままディスプレイ28に表示させている(S17)。次いで、資料画像53、54が受信され(S11:YES、図7参照)、それぞれ撮影画像でないので(S15:NO)、資料画像53、54をそのままディスプレイ28に表示させている(S17)。ここで撮影画像51は通信端末装置4から一定周期で繰り返し送信される(S3、図6参照)ので、再度撮影画像51が受信される(S11:YES)。ここで、ディスプレイ28には資料画像53、54が表示されているので(S13:YES)、表示されている資料画像53、54の背景部分が検出され(S41、図8参照)、検出された背景部分に受信した撮影画像52、55が重ねて表示される(S43、図8参照)。
図10を参照し、アクティブ表示処理について説明する。アクティブ表示処理では、会議参加者によってディスプレイ28に表示されている複数の表示画像のうち一が選択された場合に、選択された表示画像をアクティブ表示する。同時に、アクティブ表示された表示画像を送信した通信端末装置と同一の通信端末装置から受信し表示させている他の表示画像がある場合に、この表示画像も併せてアクティブ表示する。
図10に示すように、アクティブ表示処理が起動されると、マウス27やキーボード29が操作されることによって、ディスプレイ28に表示されている表示画像のうちいずれかが選択されたかが判断される(S71)。何ら操作がなされていない場合(S71:NO)、S71に戻り、継続して操作が監視される。
表示画像のうちいずれかが選択された場合(S71:YES)、選択された表示画像をアクティブ表示させ、選択された表示画像以外の表示画像を非アクティブ表示させる(S73)。同時に、表示中情報テーブル3121に記憶されている表示中情報のうち、アクティブ表示されている表示画像(すなわち、上述にて選択された表示画像)のファイル名に対応付けられているアクティブフラグにONが記憶される。アクティブ表示されていない表示画像のファイル名に対応付けられているアクティブフラグにOFFが記憶される。
次いで、表示中情報テーブル3121が参照され、アクティブフラグにONが記憶されている表示中情報が選択される(S74)。そして、選択された表示中情報の表示画像に対応付けられている端末IDが取得される。そして、取得された端末IDと同一の端末IDが対応付けられている表示画像のファイル名が、表示中情報テーブル3121に記憶されているかが判断される(S75)。取得された端末IDと同一の端末IDが対応付けられている表示画像のファイル名が、表示中情報テーブル3121に記憶されていない場合(S75:NO)、S71に戻り、上述の処理が繰り返し実行される。
一方、取得された端末IDと同一の端末IDが対応付けられている表示画像のファイル名が、表示中情報テーブル3121に記憶されている場合(S75:YES)、これらのファイル名にて特定される表示中の表示画像の全てをアクティブ表示させる(S77)。同時に、表示中情報テーブル3121に記憶されている表示中情報のうち、アクティブ表示されている表示画像のファイル名に対応付けられているアクティブフラグにONが記憶される。アクティブ表示されていない表示画像のファイル名に対応付けられているアクティブフラグにOFFが記憶される。そしてS71に戻り、上述の処理が繰り返し実行される。
図11を参照し、表示場所変更処理について説明する。表示場所変更処理では、資料画像に重ねて表示された状態の撮影画像の場所を移動させるための処理が実行される。
図11に示すように、表示場所変更処理が起動されると、マウス27やキーボード29を介して、ディスプレイ28に表示中の資料画像の一部分に重ねて表示された状態の撮影画像を移動させる操作がなされたかが判断される(S81)。何ら操作がなされていない場合(S81:NO)、S81に戻り、継続して操作が監視される。
撮影画像を移動させるための操作がなされた場合(S81:YES)、操作指示に基づき、指定された場所に撮影画像を移動させ表示させる処理が実行される(S83)。そしてS81に戻り、上述の処理が繰り返し実行される。
以上説明したように、通信端末装置3では、他の通信端末装置4〜6から受信した資料画像をディスプレイ28に表示させている状態で、同一の通信端末装置4〜6から撮影画像を受信した場合、表示中の資料画像の表示領域の一部分に、受信した撮影画像を重ねて表示させる。通信端末装置3を利用する会議参加者は、資料画像と撮影画像に映し出される他の会議参加者とを一見して容易に対応付けて認識できる。
また、表示中の資料画像のうち背景部分を特定し、特定した背景部分に撮影画像を重ねて表示させる。これによって、撮影画像が資料画像のうち主要な部分に隠れてしまって見えなくなってしまうことを防止できる。なお、背景部分の特定は、画素濃度の変化量が相対的に小さい部分を抽出することによって行われるので、資料画像のうち背景部分を確実に特定することが可能となる。
また、資料画像に重ねた状態の撮影画像の表示場所を移動させることが可能となるので、撮影画像が資料画像の邪魔になってしまっている場合に、撮影画像の表示場所を変更することができる。これによって、資料画像の視認性を良好に保つことが可能となる。
さらに、同一の通信端末装置から送信された表示画像が複数表示手段に表示されている場合において、一の表示画像がアクティブ表示された場合には、アクティブ表示された表示画像と送信元の通信端末装置が同一の表示画像が選択され、アクティブ表示される。これによってユーザは、アクティブ表示された表示画像が同一の通信端末装置から送信された表示画像であることを容易に認識することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上述の実施の形態では、ディスプレイ28に表示中の資料画像に、受信した撮影画像を重ねて表示させていたが、本発明はこの方法に限定されない。従って例えば、撮影画像がディスプレイ28に表示されている状態で、資料画像を受信した場合に、表示されている撮影画像に受信した資料画像を重ねて表示させてもよい。また、マウス27やキーボード29を介した操作によって、資料画像に撮影画像が重ねて表示された状態と、撮影画像に資料画像が重ねて表示された状態とを切り替えられる構成としてもかまわない。
上述の実施の形態では、ディスプレイ28に表示されている資料画像に撮影画像を重ねて表示させていた。しかしながら本発明はこの方法に限定されない。例えば、ディスプレイ28に表示されている資料画像の表示領域の表示枠と、受信した撮影画像の表示枠とが接するように、撮影画像を表示させてもかまわない。この場合、図7の表示処理(S27)において以下の処理が実行される。ディスプレイ28に表示されている資料画像の表示領域の表示枠の位置情報が特定される。特定された位置情報に基づき、資料画像の表示枠に撮影画像の表示枠が接するような表示位置が特定される。特定された表示位置に、撮影画像が表示される(S27)。これによって、ディスプレイ28に表示されている資料画像の表示領域の表示枠と撮影画像の表示枠とが接するように、撮影画像が表示される。これによってユーザは、資料画像と撮影画像とを容易に対応付けることができる。ユーザは、資料画像と、撮影画像に映し出される他の会議参加者とを一見して容易に対応付けて認識できる。
図12を参照し、上述の処理の結果ディスプレイ28に表示される表示画面の一例について説明する。図12は、図5に示す表示中情報テーブル3121に記憶されている表示中情報に基づき、ディスプレイ28に表示される表示画像の一例を示している。図12のうち、ウィンドウ45には、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像56が表示されている。ウィンドウ46には、ファイル名「EEEE.doc」の資料画像58が表示されている。また、ウィンドウ46の表示領域の表示枠とファイル名「FFFF.cif」の撮影画像57の表示枠とが接するように、撮影画像57が配置され表示されている。ウィンドウ47には、ファイル名「DDDD.ppt」の資料画像59が表示されている。また、ウィンドウ47の表示領域の表示枠とファイル名「FFFF.cif」の撮影画像60の表示枠とが接するように、撮影画像60が配置され表示されている。
上述の実施の形態では、表示画像送信処理(図6参照)において、取得された表示画像(撮影画像、資料画像)が、テレビ会議にログインしている他の会議端末装置4〜6に対して送信されていた(S3、S6、図6参照)。また表示画像受信処理(図7参照)において、他の会議端末装置4〜6から送信された表示画像を受信した(S11、図7参照)。しかしながら本発明はこの構成に限定されず、他の構成であってもよい。例えば、テレビ会議全体を制御するMCU(Multipoint Control Unit)がネットワーク2に接続されている場合には、表示画像送信処理(図6参照)において、MCUに対して撮影画像を送信し、表示画像受信処理(図7参照)において、MCUから撮影画像を受信する構成としてもよい。
上述の実施の形態では、特定された資料画像の背景部分に、受信した撮影画像の全てを重ねて表示させていたが、本発明はこの方法に限定されない。以下、本発明の変形例について説明する。
<第一の変形例>
本発明の第一の変形例について、図13及び図14を参照して説明する。第一の変形例では、通信端末装置3によって受信された撮影画像のうち、人物の顔部分が抽出される。抽出された顔部分を、表示中の資料画像の背景部分に重ねて表示させる。これによって通信端末装置3を利用する会議利用者は、人物の顔部分が重ねて表示された状態の資料画像を視認することによって、表示中の資料画像と、この資料画像を参照する会議参加者とを容易に対応付けることが可能となる。
図13を参照し、第一の変形例における表示処理について説明する。なお、テレビ会議システム1の構成、通信端末装置3〜6の電気的構成、HDD31の記憶領域、CPU20にて実行される表示画像送信処理、アクティブ表示処理、表示場所変更処理、及び、表示処理を除く表示画像受信処理については、上述した実施形態と同様であるので、以下においては説明を省略又は簡略している。図13に示す表示処理は、テレビ会議を実行させるためのアプリケーションが起動した場合において、CPU20によって起動される表示画像受信処理から呼び出される。
図13に示すように、表示処理において、受信した撮影画像を表示中の資料画像に重ねて表示させる場合、はじめに、受信した撮影画像から人物の顔部分が抽出される(S51)。撮影画像から人物の顔部分を特定する為の方法としては、従来周知の様々な方法が使用可能である。
例えば、以下の方法を使用することが可能である。はじめに、撮影画像の色、幾何学的な形状、濃淡パターン、動きなどがパラメータとして抽出される。次いで、予めHDD31のその他の情報記憶領域315に記憶された人物顔のパラメータのデータベースが参照される。そして、抽出された上述の各パラメータと、データベースに記憶されている人物顔のパラメータとのマッチング処理が実行される。必要に応じて、複数のパラメータの組み合わせによってマッチング処理が実行される。データベースに記憶されている人物顔のパラメータと良好に一致するパラメータが抽出された場合、抽出されたパラメータに相当する撮影画像の部分が特定される。特定された部分が、人物の顔部分として認識される。
次いで、S23(図7参照)にて選択された表示中情報に対応する表示画像のうち、背景部分が検出される(S53)。背景部分の検出方法としては、S41(図8参照)における検出方法と同様の方法が使用可能である。表示画像のうち背景部分が特定された後、S51にて抽出された人物の顔部分が撮影画像から切り出され、特定された背景部分に重ねて表示される(S55)。なお、特定された背景部分の面積に合わせて、人物の顔部分の撮影画像が適宜変形(拡大又は縮小)される。そして表示処理は終了され、表示画像受信処理(図7参照)に戻る。
図14を参照し、第一の変形例における表示処理の結果ディスプレイ28に表示される表示画面について説明する。図14では、図5に示す表示中情報テーブル3121に記憶されている表示中情報に基づいて、ディスプレイ28に表示される表示画像の一例を示している。図14のうち、ウィンドウ141には、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像151が表示されている。ウィンドウ142は、ファイル名「EEEE.doc」の資料画像153の背景部分に、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像から抽出された人物の顔部分の画像152が重ねて表示されている。ウィンドウ143は、ファイル名「DDDD.ppt」の資料画像154の背景部分に、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像から抽出された人物の顔部分の画像155が重ねて表示されている。
以上説明したように、第一の変形例では、撮影画像のうち人物の顔部分が抽出される。そして、表示中の表示画像の背景部分に、抽出された人物の顔部分の画像が重ねて表示される。これによって、通信端末装置3を利用する会議参加者は、資料画像と、資料画像を参照する会議参加者とをより容易に対応付けて認識することが可能となる。
<第二の変形例>
本発明の第二の変形例について、図15及び図16を参照して説明する。第二の変形例では、受信された撮影画像のうち、会議参加者に関連する情報を特定することが可能な特徴的部分が抽出される。抽出された特徴的部分を、表示中の資料画像の背景部分に重ねて表示させる。通信端末装置3を利用する会議参加者は、他の会議参加者に関連する情報を特定可能な特徴的部分が重ねて表示された状態の資料画像を視認する。これによって、表示中の資料画像と、この資料画像を参照する会議参加者とを容易に対応付けることが可能となる。
図15を参照し、第二の変形例における表示処理について説明する。なお、テレビ会議システム1の構成、通信端末装置3〜6の電気的構成、HDD31の記憶領域、CPU20にて実行される表示画像送信処理、アクティブ表示処理、表示場所変更処理、及び、表示処理を除く表示画像受信処理については、上述した実施形態と同様であるので、以下においては説明を省略又は簡略している。図15に示す表示処理は、テレビ会議を実行させるためのアプリケーションが起動した場合において、CPU20によって起動される表示画像受信処理から呼び出される。
図15に示すように、表示処理において、受信した撮影画像を表示中の資料画像に重ねて表示させる場合、はじめに、受信した撮影画像から、会議参加者に関連する情報を特定することが可能な特徴的部分が抽出される(S61)。特徴的部分としては、例えば、会議参加者が所属する会社のロゴマークなどが使用可能である。特徴的部分を抽出する為の方法としては、従来周知の様々な方法が使用可能である。
たとえば、以下の方法を使用することが可能である。はじめに、撮影画像のエッジ検出が行われる。次いで、予めHDD31のその他の情報記憶領域315に記憶された特徴的部分の画像データが参照される。そして、エッジ検出により得られる撮影画像内のエッジのパターンと、記憶されている特徴的部分の画像データのエッジのパターンとのマッチング処理が実行される。双方のパターンが良好に一致した場合、一致するパターンが抽出された撮影画像の部分が特定される。特定された部分が、撮影画像内における特徴的部分として認識される。
次いで、S23(図7参照)にて選択された表示中情報に対応する表示画像のうち、背景部分が検出される(S63)。背景部分の検出方法としては、S41(図8参照)における検出方法と同様の方法が使用可能である。表示画像のうち背景部分が特定された後、S61にて抽出された特徴的部分が撮影画像から切り出され、特定された背景部分に重ねて表示される(S65)。なお、特定された背景部分の面積に合わせて、特徴的部分の撮影画像が適宜変形(拡大又は縮小)される。そして表示処理は終了され、表示画像受信処理(図7参照)に戻る。
図16を参照し、第二の変形例における表示処理の結果ディスプレイ28に表示される表示画面について説明する。図16では、図5に示す表示中情報テーブル3121に記憶されている表示中情報に基づいて、ディスプレイ28に表示される表示画像の一例を示している。図16のうち、ウィンドウ241には、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像251が表示されている。ウィンドウ242は、ファイル名「EEEE.doc」の資料画像253の背景部分に、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像から抽出された特徴的部分「(株)AAA」の画像252が重ねて表示されている。ウィンドウ243は、ファイル名「DDDD.ppt」の資料画像254の背景部分に、ファイル名「FFFF.cif」の撮影画像から抽出された特徴的部分「(株)AAA」の画像画像255が重ねて表示されている。
以上説明したように、第二の変形例では、撮影画像のうち会議参加者に関連する情報を特定可能な特徴的部分が抽出される。そして、表示中の資料画像の背景部分に、抽出された特徴的部分の画像が重ねて表示される。これによって、通信端末装置3を利用する会議参加者は、資料画像と、資料画像を参照する会議参加者とをより容易に対応付けて認識することが可能となる。
なお、上述の端末IDが本発明の「識別情報」に相当する。図7のS11の処理を行うCPU20が本発明の「受信制御手段」に相当し、S17、S27、S31の処理を行うCPU20が本発明の「表示制御手段」に相当し、S13の処理を行うCPU20が本発明の「表示中データ判断手段」に相当し、S23の処理を行うCPU20が本発明の「表示中データ特定手段」に相当する。図8のS43の処理を行うCPU20が本発明の「第一表示制御手段」に相当する。図13のS51、及び、図15のS61の処理を行うCPU20が本発明の「抽出手段」に相当する。
図3のその他の情報記憶領域315を備えたHDD31が本発明の「第一記憶手段」に相当する。図8のS41、図13のS53、図15のS63が本発明の「背景特定手段」に相当する。図2のマウス27及びキーボード29が本発明の「入力手段」に相当する。図11のS83の処理を行うCPU20が本発明の「第二表示制御手段」に相当する。図5の表示中情報テーブル3121を記憶する表示中情報記憶領域312を備えたHDD31が本発明の「第二記憶手段」に相当する。図10のS74の処理を行うCPU20が本発明の「アクティブ特定手段」に相当し、S75の処理を行うCPU20が本発明の「対応特定手段」に相当し、S77の処理を行うCPU20が本発明の「アクティブ制御手段」に相当する。
図7のS11が本発明の「受信制御ステップ」に相当し、S17、S27、S31が本発明の「表示制御ステップ」に相当し、S13が本発明の「表示中データ判断ステップ」に相当し、S23が本発明の「表示中データ特定ステップ」に相当する。図8のS43が本発明の「第一表示制御ステップ」に相当する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上述の実施の形態では、ディスプレイ28に表示されている資料画像に、受信した撮影画像を重ねて表示させていた。しかしながら本発明はこの方法に限定されない。従って例えば、受信した撮影画像をディスプレイ28に表示させ、表示された撮影画像に、表示中であった資料画像を重ねて表示させてもよい。又は、受信した撮影画像をディスプレイ28に表示させ、表示された撮影画像の表示領域の表示枠に、表示中であった資料画像の表示枠が接するように、資料画像を表示させてもよい。この場合、図7の表示処理(S27)においては、はじめに、受信した撮影画像がディスプレイ28に表示される。次いで、表示中であった資料画像が撮影画像に重ねて表示される。又は、表示させた撮影画像の表示領域の表示枠に、表示中であった資料画像の表示枠が接するように、資料画像が表示される。なお、上述におけるS27の処理を行うCPU20が本発明の「第三表示制御手段」に相当する。
1 テレビ会議システム
2 ネットワーク
3,4,5,6 通信端末装置
34 カメラ
20 CPU
27 マウス
29 キーボード

Claims (12)

  1. ネットワークに接続可能であり、前記ネットワークを介して通信を行う通信端末装置であって、
    前記ネットワークを介して他の通信端末装置より送信される画像であって、表示手段に表示させるための画像である表示画像と、前記表示画像を送信した前記他の通信端末装置を識別するための情報である識別情報とを受信する受信制御手段と、
    前記受信制御手段にて受信された前記表示画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示画像が前記表示手段に表示されているか否かを判断する表示中データ判断手段と、
    前記表示中データ判断手段にて前記表示画像が前記表示手段に表示されていると判断された場合において、前記表示手段に表示されている前記表示画像である表示中画像と、前記表示中画像を送信した前記通信端末装置の前記識別情報とを特定する表示中データ特定手段と、
    前記受信制御手段において所定の前記表示画像と前記識別情報とを受信した場合であって、受信した前記識別情報と、前記表示中データ特定手段において特定された前記識別情報とが一致する場合に、前記表示手段に表示されている前記表示中画像の表示領域のうち少なくとも一部分に、受信した前記所定の表示画像である受信画像の少なくとも一部分の画像を重ねて表示させるか、又は、前記表示中画像の表示領域の表示枠に、受信した前記受信画像の表示枠が接するように前記受信画像を表示させる第一表示制御手段と
    を備えた通信端末装置。
  2. 前記所定の受信画像は、前記他の通信端末装置の撮影手段により撮影された撮影画像からなる表示撮影画像であって、
    前記受信制御手段にて前記表示撮影画像を受信した場合に、受信された前記表示撮影画像のうち所定部分を抽出する抽出手段を備え、
    前記第一表示制御手段は、
    前記抽出手段にて前記表示撮影画像から抽出された前記所定部分を前記表示中画像の表示領域の少なくとも一部分に重ねて表示させるか、又は、前記表示中画像の表示領域の表示枠に、抽出された前記所定部分の表示枠が接するように前記所定部分を表示させることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記抽出手段は、
    前記撮影画像のうち人物の顔部分を前記所定部分として抽出することを特徴とする請求項2に記載の通信端末装置。
  4. 前記所定部分の形状を記憶する第一記憶手段を備え、
    前記抽出手段は、
    前記撮影画像のうち前記第一記憶手段に記憶されている前記所定部分の形状と一致する形状部分を前記所定部分として抽出することを特徴とする請求項2に記載の通信端末装置。
  5. 前記表示中画像における背景部分を特定する背景特定手段を備え、
    前記第一表示制御手段は、
    前記背景特定手段にて特定された前記背景部分のうち少なくとも一部分に前記受信画像を重ねて表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通信端末装置。
  6. 前記背景特定手段は、
    前記表示中画像のうち画像濃度の変化量が相対的に小さい領域を前記背景部分として特定することを特徴とする請求項5に記載の通信端末装置。
  7. 利用者からの指示が入力される入力手段と、
    前記第一表示制御手段において、前記表示中画像の表示領域のうち少なくとも一部分に前記受信画像が重ねて表示された場合において、前記入力手段を介して入力された指示に基づいて、前記第一表示制御手段において表示された状態の前記受信画像の表示位置を変更する第二表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の通信端末装置。
  8. 前記表示中画像の表示領域のうち少なくとも一部分に前記受信画像が重ねて表示され、又は、前記表示中画像の表示領域の表示枠に前記受信画像の表示枠が接するように前記受信画像が表示されている場合であって、且つ、前記表示中画像の表示領域とは異なる表示領域に前記受信画像が表示されている場合において、
    前記受信画像が重ねて表示され、又は前記受信画像の表示枠が接するように前記受信画像が表示された状態の前記表示中画像である第一表示画像と、前記第一表示画像の表示領域とは異なる表示領域に表示された前記受信画像である第二表示画像とを対応付けて記憶する第二記憶手段と、
    前記表示手段に表示された状態の前記表示画像のうち、ユーザによる入力や操作の対象となっている状態の前記表示画像であるアクティブ表示画像を特定するアクティブ特定手段と、
    前記アクティブ特定手段にて前記第一表示画像及び前記第二表示画像のうち少なくともいずれかが前記アクティブ表示画像であると特定された場合に、特定された前記アクティブ表示画像に対応付けられている前記第一表示画像及び前記第二表示画像のうち少なくともいずれかを、前記第二記憶手段を参照することによって特定する対応特定手段と、
    前記対応特定手段にて特定された前記第一表示画像及び前記第二表示画像のうち少なくともいずれかを、ユーザによる入力や操作の対象となっている状態とするアクティブ制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  9. 前記受信制御手段において前記表示画像と前記識別情報とを受信した場合であって、受信した前記識別情報と、前記表示中データ特定手段において特定された前記識別情報とが一致する場合に、前記受信画像を前記表示手段に表示させ、表示された前記受信画像の表示領域のうち少なくとも一部分に前記表示中画像の少なくとも一部分の画像を重ねて表示させるか、又は、前記受信画像の表示領域の表示枠に、前記表示中画像の表示枠が接するように前記表示中画像を表示させる第三表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  10. 前記表示制御手段は、
    前記表示中データ判断手段において前記表示手段に前記表示画像が表示されていないと判断された場合に、前記受信画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  11. ネットワークに接続可能な通信端末装置において実行される表示制御方法であって、
    前記ネットワークを介して他の通信端末装置より送信される画像であって、表示手段に表示させるための画像である表示画像と、前記表示画像を送信した前記他の通信端末装置を識別するための情報である識別情報とを受信する受信制御ステップと、
    前記表示画像が前記表示手段に表示されているか否かを判断する表示中データ判断ステップと、
    前記表示中データ判断ステップにて前記表示画像が前記表示手段に表示されていると判断された場合であって、前記表示手段に表示されている前記表示画像である表示中画像と、前記表示中画像を送信した前記通信端末装置の前記識別情報とを特定する表示中データ特定ステップと、
    前記受信制御ステップにおいて前記表示画像と前記識別情報とを受信した場合であって、受信した前記識別情報と、前記表示中データ特定ステップにおいて特定された前記識別情報とが一致する場合に、前記表示手段に表示されている前記表示中画像の表示領域のうち少なくとも一部分に、受信した前記表示画像である受信画像の少なくとも一部分の画像を重ねて表示させるか、又は、前記表示中画像の表示領域の表示枠に、受信した前記受信画像の表示枠が接するように前記受信画像を表示させる第一表示制御ステップと
    を備えた表示制御方法。
  12. 請求項1乃至10のいずれかに記載の通信端末装置における各処理手段としてコンピュータを駆動させる表示制御プログラム。
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