JP5211788B2 - 電動車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば高齢者等の移動手段となる電動車椅子に関するものである。特に、前側のキャスター輪をパワーステアリング装置によって操向する電動車椅子に用いられて好適である。
例えば、特許文献1等にあるように、前輪のキャスター輪をパワーステアリング装置によって操向する電動車椅子が知られている。特許文献1等に開示された電動車椅子は、着座シートの下部前方に、前側のキャスター輪(前輪)を操向させる操舵機構部と、この操舵機構部の上方であって操舵機構部の動力源となるモータユニット(パワーステアリング装置)が設置されている。
ここで、図10及び図11を参照して、モータユニットから出力された動力が操舵機構部を介して前輪を左右に回動する機構について説明する。図10及び図11は、モータユニットの下方であって、従来の操舵機構部の一部の構成を示す平面図である。図10及び図11には、電動車椅子の前方(直進する方向)をFrで示し、後方(後退する方向)をRrで示している。図10は、操舵機構部がキャスター輪を直進する方向に操舵している状態の図であり、図11は、操舵機構部がキャスター輪を直進する方向に対して右方向に操舵している状態の図である。
ここで、図10を参照して従来の操舵機構部110について簡単に説明する。
操舵機構部110は、前後方向に沿って配設されているメインフレーム100Rと、メインフレーム100Lとの間で車幅方向に横架された横フレーム101の前方に設けられている。また、操舵機構部110は、使用者たる乗員が電動車椅子の着座シートに座ったときに、乗員の左右の足をそれぞれ支えるフットサポートプレート103R、103Lの後方に設けられている。操舵機構部110は、セクタシャフト111、ステアリングアーム112、タイロッド113R、113L、キャスターフォークブラケット114R、114L等を含んで構成されている。
セクタシャフト111は、上下方向(図10、紙面直交方向)に沿って設けられている。セクタシャフト111には、乗員のコントローラを介した指示により、操舵機構部110の上方に配置されたモータユニットから出力された回動が伝達される。セクタシャフト111の回転に伴い、ステアリングアーム112は、セクタシャフト111を中心として、図10に示す矢印方向に回動する。ステアリングアーム112の後方の両側には、タイロッド113R、113Lの一端部が連結されている。タイロッド113R、113Lは、ステアリングアーム112と連結された一端部から、それぞれ斜め前方に延出している。タイロッド113R、113Lの他端部は、それぞれキャスターフォークブラケット114R、114Lに連結されている。
キャスターフォークブラケット114R、114Lはそれぞれ、前輪120R、120Lを回転自在に軸支するキャスタフォーク115R、115Lと一体的に結合されている。キャスタフォーク115Rは、上下方向に沿って延出された縦フレーム102Rに軸支されていて、図10に示す矢印方向に回動できるように構成されている。また、キャスタフォーク115Lは、縦フレーム102Lに軸支されていて、図10に示す矢印方向に回動できるように構成されている。
したがって、キャスターフォークブラケット114R、114Lが回動することで、キャスターフォークブラケット114R、114Lに結合されたキャスタフォーク115R、115Lが回動し、キャスタフォーク115R、115Lに軸支された前輪120R、120Lが前方方向に対して左右に回動する。
次に、操舵機構部110が右方向に操舵する動作について図11を参照して説明する。
まず、セクタシャフト111は、モータユニットから出力を受けて、ステアリングアーム112をセクタシャフト111を中心として図11に示す矢印方向に回転させる。すると、ステアリングアーム112の後方の両側に連結されているタイロッドのうち、タイロッド113Rは、キャスターフォークブラケット114Rに連結されている他端部を前方方に対する右側、すなわち電動車椅子の車体の右側から、はみ出す方向に移動させる。このタイロッド113Rの動作により、キャスターフォークブラケット114Rが縦フレーム102Rを中心にして矢印方向に回動すると共に、キャスターフォークブラケット114Rに接続されているキャスタフォーク115Rが、同様に回動し、キャスタフォーク115Rに軸支されている前輪120Rを前方に対して右側に操舵する。
一方、タイロッド113Lは、キャスターフォークブラケット114Lに連結されている他端部を前方に対する右側、すなわち電動車椅子の車体内に引き込む方向に移動させる。このタイロッド113Lの動作により、キャスターフォークブラケット114Lが、縦フレーム102Lを中心にして矢印方向に回動すると共に、キャスターフォークブラケット114Lに接続されているキャスタフォーク115Lが、同様に回動し、キャスタフォーク115Lに軸支されている前輪120Lを前方に対して右側に操舵する。
なお、乗員がコントローラを介して、前輪120R、120Lを左側に操舵した場合は、操舵機構部110が図11に示す動きと対称的に動作することにより、前輪120R、120Lを前方に対して左側に操舵される。
このように、前輪をパワーステアリング装置によって操向する電動車椅子にあっては、乗員のコントローラによる指示によって自由に前輪を左右に回動することができる。
特開平9−192174号公報
しかしながら、上述した従来の操舵機構部110が、前輪120R、120Lを前方に対して右側に回動するように操舵した場合、図11に示すようにキャスターフォークブラケット114Rの側方(前輪120Rのホイール側)、車体フレーム(主にメインフレーム100Rから前方に突出するフットサポートフレーム支持部117R)、フットサポートプレート103Rを支持するプレートサポートフレーム104R等によって囲まれる隙間が生じてしまっていた(図11に示す領域S)。このような隙間が生じると、そのままでは、例えば、歩道に設置された支柱等の異物が侵入してしまう恐れがある。異物侵入の可能性を考慮した場合、前輪120R、120Lの操舵を行う上で、改善の余地がある。
また、キャスターフォークブラケット114R、114Lは、平板を略滴状に形成したものである。そして、剛性を高めるためにキャスターフォークブラケット114R、114Lの中央にリブ116を上下方向(図11、紙面直交方向)に立設させている。したがって、キャスターフォークブラケット114R、114Lを製造するときに、リブ116を立設する金型やリブ116を立設する工程が必要になり、キャスターフォークブラケットの製造コストが上昇してしまうという問題がある。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、前輪とフレームとの間、詳しくはキャスターフォークブラケットとフレームとの間に異物が侵入することを防止することを目的とする。また、キャスターフォークブラケットの剛性を保ちつつも、製造コストを削減することを目的とする。
本発明は、前側のキャスター輪をパワーステアリング装置によって操向し、車体平面視において、乗員が足を載せるフットサポートプレートを支持するために、前記前側のキャスター輪の回動軸付近を通って前方に延びるフットサポートフレームを有する電動車椅子において、前記パワーステアリング装置とタイロッドで連結され、前記前側のキャスター輪の回動軸付近から前方に延びるキャスターフォークブラケットは、車体平面視で前記パワーステアリング装置による回動時に前記前側のキャスター輪が外向きになる側の移動範囲において、前縁に位置する外周縁部の少なくとも一部が常に前記フットサポートフレームの外側端面よりも車体内側に位置して前記前側のキャスター輪と前記フットサポートフレームとの間を閉塞すると共に、前記外周縁部が円弧状であることを特徴とする。
た、前記キャスターフォークブラケットは、扇状に形成されていることを特徴とする。
た、前記キャスターフォークブラケットは、前記外周縁部にクッション部材が取り付けられていることを特徴とする
本発明によれば、パワーステアリング装置とタイロッドで連結されるキャスターフォークブラケットが、車体平面視で前記前側のキャスター輪とフットサポートフレームとの間を閉塞できるように構成されている。したがって、前側のキャスター輪とフットサポートフレームとの間に異物が侵入することを防止することができ、前側のキャスター輪の操舵を妨げることがない。
また、例えば、本発明によれば、キャスターフォークブラケットは、扇状に形成されている。したがって、リブ等を立設させなくても、キャスターフォークブラケットの剛性を向上させることができるため、キャスターフォークブラケットの製造コストを削減することができる。
また、例えば、本発明によれば、キャスターフォークブラケットの円弧中心は、平面視において、キャスター輪の回動中心より外側に位置させている。したがって、前側のキャスター輪が操舵されたときに、キャスターフォークブラケットの突出量を減少させることができるので、異物との接触を低減させることができる。
また、例えば、本発明によれば、キャスターフォークブラケットの外周縁部にクッション部材を取り付けている。したがって、前側のキャスター輪を回動させたときに、仮にキャスターフォークブラケットが異物に接触した場合であっても、キャスターフォークブラケット自体及び異物の損傷を防止することができる。
以下、図面に基づき、本発明に係る電動車椅子の好適な実施形態について説明する。なお、図面には、電動車椅子の前方(前進する方向)をFrで示し、後方(後退する方向)をRrで示している。また、後述する説明において、左右(L、R)とは車幅方向であって、前進する方向に対する向きをいう。
図1、図2及び図3は、電動車椅子の構成の一例を示す図である。図1は、電動車椅子の側面図である。図2は、電動車椅子の正面図である。図3は、電動車椅子の背面図である。電動車椅子1は、使用者たる乗員が着座する着座シート11と、着座シート11に着座する乗員の背部を支持するシートバック12と、乗員の足部を支持するフットサポートプレート13R、13Lと、を複数のフレームが支持することによって構成されている。
まず、着座シート11の下部の両側には、前後方向に沿って配設されている角パイプ状のメインフレーム20R、20Lが適度に前下がりに設けられている(図1参照)。一対のメインフレーム20R、20L間には、前後方向に所定間隔、離間して、車幅方向に横フレーム21、22が横架され、これにより電動車椅子1の全体の剛性が保たれている(後述する図4参照)。
メインフレーム20R、20Lの上側には、着座シート11を囲むように形成されたシャーシ23を介して、アームサポート24R、24Lが設けられている。また、アームサポート24R、24Lの上部付近には、着座シート11に着座する乗員の肘部を支持する肘掛部25R、25Lが設けられている。肘掛部のうち、右側に位置する肘掛部25Rの前方には、ジョイスティック40や電源スイッチ等を備えた第一コントローラ41が配置されている。ここで、乗員はジョイスティック40を操作することで、電動車椅子1を自由に走行させることができる。例えば、乗員はジョイスティック40を左右に傾けることで、後述するパワーステアリング装置を駆動させて、前側のキャスター輪(以下、前輪という)を前方に対して左右に回動させることができる。
メインフレーム20R、20Lの後方の上側には、シートバック12の左右端部を支持するシートバックフレーム27R、27Lが設けられている(図1、図3参照)。シートバックフレーム27R、27Lの上側には介護者が電動車椅子1を操作するため手掛部28R、28Lが設けられている。また、シートバックフレームのうち、右側に位置するシートバックフレーム27Rには、ジョイスティック42等を備えた第二コントローラ43が配置されている(図3参照)。したがって、乗員と同様に介護者もジョイスティック42を操作することで、電動車椅子1を手で押しながらキャスター輪を操舵して方向転換させることができる。
メインフレーム20R、20Lの後方の下側には、駆動輪としての後輪30R、30Lが軸支されている。また、後輪30R、30Lの内側には各後輪を駆動する電動モータ44R、44Lが配置されている(図3参照)。電動モータ44R、44Lの出力軸は、減速機(ギヤユニット)を介してそれぞれ後輪30Rに接続されている。
着座シート11の下方には、電動モータ44R、44Lや後述するパワーステアリング装置のパワーステアリングモータ等に給電するためのバッテリ31、このバッテリ31に充電するための充電器32、制御装置33が、取付ホルダーを介して取り付けられている(図1及び図2参照)。ここで、制御装置33は、上述した第一コントローラ41及び第二コントローラ43から入力された指示に基づいて、電動モータ44R、44Lやパワーステアリングモータ等を駆動させるように制御する。
メインフレーム20R、20Lそれぞれの前端には、上下方向に立設する円筒状の縦フレーム34R、34Lが結合している(図1、図2参照)。縦フレーム34R、34Lの下端には、後述するキャスターフォークブラケットと、キャスタフォーク35R、35Lとが一体的に縦フレーム34R、34Lに対して、水平方向に回動可能に結合している。キャスタフォーク35R、35Lは、門型もしくはフォーク状に形成されていて、その内側に前輪36R、36Lを回転可能に軸支している(図2、後述する図4参照)。
一方、縦フレーム34R、34Lの上端には、前方斜め下側に傾斜するようにフットサポートフレーム37R、37Lが設けられている。フットサポートフレーム37Rとフットサポートフレーム37Lとの間には着座シート11に着座する乗員の下腿部を支持する下腿掛部45が設けられている(図2参照)。また、フットサポートフレーム37R、37Lは、メインフレーム20R、20Lそれぞれの前端から前方に水平方向に延びるフットサポートフレーム支持部46R、46Lで支持されている(図1参照)。フットサポートフレーム37R、37Lそれぞれの下端部からは、上述したフットサポートプレート13R、13Lを支持するプレートホルダー38R、38Lが延出している(図1、図2参照)。メインフレーム20R、20Lの外側に位置する側面には、介護者が電動車椅子1を持ち上げるときの手掛け部39R、39Lが設けられている(図1、図2参照)。
ここで、縦フレーム34Rと縦フレーム34Lとの間には、パワーステアリング装置50と操舵機構部51とが配置されている。次に、図4、図5及び図6を参照して、パワーステアリング装置50と、操舵機構部51とについて説明する。図4は、パワーステアリング装置の構成と操舵機構部51の一部の構成とを示す斜視図である。図5は、パワーステアリング装置の平面図である。図6は、操舵機構部を示す平面図であり、図5からパワーステアリング装置を省略した状態の図である。なお、図4、図5及び図6は、何れも前輪が前進する方向であって、左右方向に回動していない状態の図である。
まず、図4及び図5を参照して、パワーステアリング装置50について説明する。パワーステアリング装置50は取付プレート61にパワーステアリング装置50を構成する各構成要素が組み込まれて、1つのユニットとして構成されている。このユニット化されたパワーステアリング装置50は、フットサポートプレート13R、13Lの後方であり、メインフレーム20R、20L及び横フレーム21によって囲まれる空間に位置している(図5参照)。
パワーステアリング装置50を構成する各構成要素が組み込まれる取付プレート61は、平板を折り曲げて形成されている。取付プレート61には、フレームに取り付けるための取付部61a〜61cと、プレート本体61dとを有している。取付部61aは、メインフレーム20R側にボルトによって取り付けられる。また、取付部61bは、横フレーム21にボルトによって取り付けられる。また、取付部61cは、メインフレーム20L側にボルトによって取り付けられる。
プレート本体61dの左側には、一段隆起した段部上にパワーステアリングモータユニット62がボルトによって取り付けられている。パワーステアリングモータユニット62は、パワーステアリングモータ63と、減速部64とが一体に構成されている。パワーステアリングモータ63の主軸には、ウォームギア63aが形成されている(図5参照)。また、減速部64には、ウォームギア63aと噛合するホイールギア64aを有し、ホイールギア64aの下面には、図示しない小径な出力ギアが同軸一体で構成されている(図5参照)。ここで、出力ギアは後述するセクターギアに噛み合っている。
一方、プレート本体61dの中央の前方には、中空状のスリーブ65がプレート本体61dを貫通し、上下方向に延出するように、取付部65aを介してボルトで取り付けられている。このスリーブ65内には、円柱状のセクタシャフト66がガタつかず、かつ滑らかに回動可能に嵌装されている。このセクタシャフト66の上部は、スリーブ65の上端から突出している。この突出したセクタシャフト66の上端には、半円状に形成されたセクターギア67が同心に固定ボルトによって固定されている。すなわち、セクタシャフト66と、セクターギア67とは常に同期して一体回動する。ここで、セクターギア67は、上述したホイールギア64aの下面に設けられた出力ギアと噛合する。したがって、パワーステアリングモータユニット62によって駆動された出力ギアは、セクターギア67を回動させ、セクタシャフト66を介してプレート本体61dの下側に出力される。
また、セクタシャフト66には、スリーブ65の上端部に位置するステアリングセンサギア68が固定されている。したがって、セクタシャフト66と、ステアリングセンサギア68とは常に一体で回動する。ステアリングセンサギア68は後述するステアリングセンサのギア部と噛み合っている。
また、プレート本体61dの右側の前方には、ステアリングセンサ69が、センサ取付ブラケット69aを介して、ボルトによって取り付けられている。ステアリングセンサ69の下部からは、ギア59が水平状態で露出している(図4参照)。ギア59は、上述したセクタシャフト66に固定されたステアリングセンサギア68と噛合する。ステアリングセンサ69は、ギア59が回転した方向、回転角度を検出して、セクタシャフト66が回動した方向及び回転角度を検出することができる。なお、ステアリングセンサ69によって、検出された信号は、上述した制御装置33に送信される。制御装置33では、送信された信号に基づいて、回動した方向や回動角度を算出し、後述する前輪36R、36Lの操舵を制御する。
次に、図4及び図6を参照して、操舵機構部51について説明する。図6は、操舵機構部51の構成を示す図であり、図5からパワーステアリング装置50を取り除いた状態の図である。操舵機構部51は、パワーステアリング装置50の下方、より詳しくは取付プレート61の下方に配置されている。
まず、セクタシャフト66の下端は、上述したプレート本体61dの下側に延出しているので、図6には、セクタシャフト66が中央に図示されている。セクタシャフト66の下端には、平板状のステアリングアーム70が水平状態で固定されている。このステアリングアーム70は、略台形形状で形成され、台形形状の上底側(短辺)が前方であって、下底側(長辺)が後方に位置するように配置されている。ステアリングアーム70の前方には、セクタシャフト66が固定される固定部70aを有している。また、ステアリングアーム70の後方であって所定距離離間した位置には、タイロッド71R、71Lを取り付けることができる取付部70b、70cを有している。ステアリングアーム70は、セクタシャフト66と固定され、セクタシャフト66の回動により、セクタシャフト66を中心として回動する。
なお、ステアリングアーム70は、固定部70a、取付部70b、70cの距離が変更しないような形状であれば上述したような形状に限られない。
ステアリングアーム70の取付部70b、70cには、タイロッド71R、71Lのそれぞれの一端部71Ra、71Laが、ステアリングアーム70とタイロッド71R、71Lとが水平方向に相対的に回動できるように連結されている。タイロッド71R、71Lは、ステアリングアーム70と連結された一端部71Ra、71Laから、それぞれ両者が離間する方向の斜め前方に延出している。
次に、タイロッド71R、71Lの他端部71Rb、71Lbには、それぞれキャスターフォークブラケット75R、75Lが、それぞれタイロッド71R、71Lとキャスターフォークブラケット75R、75Lとが水平方向に相対的に回動できるように連結されている。ここで、キャスターフォークブラケット75R、75Lは、平板状で、外周縁部73を円弧形状とする略扇状に形成されている。キャスターフォークブラケット75R、75Lの扇状の円弧中心側は、縦フレーム34R、34Lの下端に回動可能に軸支されている。すなわち、キャスターフォークブラケット75R、75Lは、図6に示す中心軸Cを中心として水平方向に、左右に回動することができる。
キャスターフォークブラケット75R、75Lの外周縁部側には、例えば合成樹脂により成形されたクッション材76R、76Lが取り付けられている。クッション材76R、76Lは、キャスターフォークブラケット75R、75Lの上下面及び外周縁部73を被覆するように形成されている。また、クッション材76R、76Lの上下面それぞれには2つの切り欠きが離間して形成されている。なお、クッション材76R、76Lは、上述したよう形状に限られず、少なくとも外周縁部73を被覆できるように形成されていればどのような形状であってもよい。また、クッション材76R、76Lは、上述した合成樹脂により成形される場合に限られず、例えば、天然ゴム等の緩衝作用がある材質であれば、どのような材質であってもよい。
また、キャスターフォークブラケット75R、75Lそれぞれの下面には、キャスタフォーク35R、35Lが一体に回動するように、縦フレーム34R、34Lに軸支されている(図4参照)。したがって、キャスターフォークブラケット75R、75Lが前方に対して左右に回動することで、それぞれ対応するキャスタフォーク35R、35Lも、キャスターフォークブラケット75R、75Lの回動角度と同角度で回動する。
また、キャスタフォーク35R、35Lそれぞれには、上述したように前輪36R、36Lがキャスタフォーク35R、35Lそれぞれ軸支された軸を中心に回転自在に支持されている。なお、キャスタフォーク35R、35Lが左右に回動することで、前輪36R、36Lも同様に左右に回動する。
次に、第一コントローラ41又は第二コントローラ43により、前輪36R、36Lを右側に操舵する指示が行われた場合のパワーステアリング装置50及び操舵機構部51の動作について、図5及び図7を参照して説明する。まず、パワーステアリングモータユニット62のパワーステアリングモータ63が起動してウォームギア63aを回動する。ウォームギア63aの回動に伴い、減速部64では、ホイールギア64a及び出力ギアが回動する。出力ギアの回動に伴い、出力ギアに噛合するセクターギア67が、図5に示す矢印R方向に回動する。
次に、セクターギア67の回動に伴い、セクターギア67の回動中心に固定されているセクタシャフト66は、セクターギア67と一体に回動する。そして、セクタシャフト66の回動はプレート本体61dの下側に配置された操舵機構部51へと伝達される。
次に、プレート本体61dの下側に配置された操舵機構部51では、セクタシャフト66に固定されているステアリングアーム70が、セクタシャフト66と一体に、図7に示す回動角度にまで回動する。このステアリングアーム70の回動に伴い、ステアリングアーム70に連結されているタイロッドのうち、タイロッド71Rの端部71Rbは、車体内から、フットサポートフレーム支持部46Rの領域を越えて、電動車椅子1の車体の右側の側方まで移動する。
このタイロッド71Rの動作により、タイロッド71Rに固定されたキャスターフォークブラケット75Rは、中心軸Cを中心にして図7に示す位置まで回動する。また、キャスターフォークブラケット75Rの回動に伴い、キャスターフォークブラケット75Rに固定されたキャスタフォーク35Rは、同期して図7に示す位置まで回動する。そして、キャスタフォーク35Rの回動に伴い、キャスタフォーク35Rに軸支されている前輪36Rが、前方に対して右側に操舵される。
一方、タイロッド71Lの端部71Lbは、さらに車体内に引き込まれるように右側に移動する。このタイロッド71Lの動作により、タイロッド71Lに固定されたキャスターフォークブラケット75Lは、中心軸Cを中心にして図7に示す位置まで回動する。また、キャスターフォークブラケット75Lの回動に伴い、キャスターフォークブラケット75Lに固定されたキャスタフォーク35Lは、同期して図7に示す位置まで回動する。そして、キャスタフォーク35Lの回動に伴い、キャスタフォーク35Lに軸支されている前輪36Lが、前方に対して右側に操舵される。
上述のような動作を経て前輪36R、36Lの操舵が完了する。そして、図7に示すように、右側に前輪36R、36Lが回動している状態で、後輪30R、30Lを駆動することにより、電動車椅子1が右側に旋回して走行する。なお、操舵機構部51が図7に示す動きと対称的に動作することにより、前輪36R、37Lを左側に操舵することができる。
さて、ここで、本発明に係る前輪36R、37Lが左右に操向されるときに、パワーステアリング装置50とタイロッド71R、71Lで連結されるキャスターフォークブラケット75R、75Lが、前輪36R、37Lとフレームとの間を閉塞できるように構成されている。
まず、前輪36Rが右側に操舵されたときに、操舵された方向に位置するキャスターフォークブラケット75Rに注目する。図7に示すように、キャスターフォークブラケット75Rの外周縁部73は、従来の操舵機構部により形成されていた隙間を閉塞するように位置している。すなわち、図11で示したように、従来形成されていた、キャスターフォークブラケットとフレームとの間の隙間(図11に示す領域S)が生じていない。これは、キャスターフォークブラケット75Rの外周縁部73の両端部のうち車体側に位置している端部74b(タイロッド71Rの他端部71Rbが連結されていない側の端部)が、フットサポートフレーム支持部46Rの領域にまで至っているためである。したがって、前輪36R、37Lを左右に操舵した状態で、前輪36Rとフレームとの間、詳しくはキャスターフォークブラケット75Rとフレームとの間に異物が侵入することがない。すなわち、前輪36R、36Lが右側に操舵された状態から左側に操舵されたとしても、キャスターフォークブラケット75Rとフレームとの間で異物を挟み込むことを防止することができる。
また、キャスターフォークブラケット75R、75Lは、外周縁部73を円弧形状とする略扇状に形成されているため、従来のキャスターフォークブラケットと比較して、幅広であるため剛性を有している。したがって、例えば強度を向上させるためにリブを立設させる必要がなく、キャスターフォークブラケットの製造コストを削減させることができる。
また、図7に示すように、前輪36R、36Lが前方に対して右側に操舵された場合、キャスターフォークブラケット75Rの外周縁部73は、車体から露出した状態になる。上述したように、キャスターフォークブラケット75R、75Lには、クッション材76R、76Lがキャスターフォークブラケット75R、75Lの外周縁部73を被覆するように取り付けられている。したがって、キャスターフォークブラケット75R、75Lが車体から露出した状態で、異物に接触した場合であっても、キャスターフォークブラケット75R、75L自体や異物を有効に保護することができる。
次に、前輪36R、36Lが前進する方向に操舵されているときのキャスターフォークブラケット75Rから、前輪36R、36Lが右側に操舵されたときのキャスターフォークブラケット75Rの軌跡について、図8を参照して説明する。ここでは、右側に位置するキャスターフォークブラケット75Rについてのみ説明する。図8では、操舵前のキャスターフォークブラケット75Rを実線で示し、操舵後のキャスターフォークブラケット75Rを二点鎖線で示す。なお、軌跡Tは、外周縁部73のうち、タイロッド71Rの端部71Rbが連結された側の端部74aの軌跡である。また、キャスターフォークブラケット75Rの回動中心軸をCで示す。なお、軌跡T1は、軌跡Tを、回動中心軸Cを中心として延長させた軌跡である。
ここで、図8に示すように、キャスターフォークブラケット75Rの外周縁部73を形成する円弧中心点C´は、キャスターフォークブラケット75Rの回動中心軸Cとは異なる位置である。より具体的に説明すると、円弧中心点C´は、回動中心軸Cに比べて右側(前輪36R、37Lが前進する方向に操舵されている状態では外側)に位置している。また、円弧中心点C´は、回動中心軸Cに比べて僅かに前方に位置している。このように、円弧中心点C´が、回動中心軸Cに比べて右側に位置する場合、外周縁部73の円弧形状は、タイロッド71Rが連結されている端部74a側から外周縁部73上に沿って反対側の端部74b側に向かうにしたがって、軌跡T1より内側に入るような形状に形成される。
上述したように形成されたキャスターフォークブラケット75Rは、前輪36R、36Lを操舵するために二点鎖線に示す位置まで回動する。このとき、二点鎖線で示すキャスターフォークブラケット75Rの端部74bは、端部74aによる軌跡Tより後方に位置する。すなわち、キャスターフォークブラケット75Rの端部74bでは、その突出量を減少させることができるので、異物との接触を低減させることができる。
次に、二点鎖線で示す、右側に回動されたキャスターフォークブラケット75Rの外周縁部73に異物Dが介在する場合を想定する。この状態で、右側に回動されたキャスターフォークブラケット75Rが左側に操舵された場合、外周縁部73を形成する円弧中心点C´を、回動中心軸Cの外側に位置させたことで、二点鎖線から実線に示すキャスターフォークブラケット75Rの位置まで回動する際に、外周縁部73が、異物を外側に押し出すように作用する。したがって、より一層、キャスターフォークブラケット75Rと、フレームとの間で異物を挟み込むことを防止することができる。
このように、外周縁部73を形成する円弧中心点C´を、回動中心軸Cの外側に位置させたことで、キャスターフォークブラケット75Rが回動したときのキャスターフォークブラケット75Rの突出量を減少させることができると共に、キャスターフォークブラケット75Rとフレームとの間に異物が侵入することを一層、防止することができる。
次に、キャスターフォークブラケットの他の実施形態について図9を参照して説明する。図9は、キャスターフォークブラケット以外は図7に示す構成と同様であり、同一符号を付して、詳細は省略する。
図9に示すキャスターフォークブラケット90R、90Lは、平板状で、平面視「レ」字状に形成されている。キャスターフォークブラケット90R、90Lは、ブラケット本体91R、91Lと、ブラケット本体91R、91Lの端部94aから湾曲して形成された延出部92R、92Lと、を有して形成されている。また、延出部92R、92Lは円弧状の外周縁部93が形成されている。
ここで、前輪36Rが前方に対して右側に操舵されたときに、操舵された方向に位置するキャスターフォークブラケット90Rに注目する。図9に示すように、キャスターフォークブラケット90Rの延出部92Rの端部94bは、フットサポートフレーム支持部46Rの領域にまで至っている。したがって、従来形成されていた、キャスターフォークブラケットとフレームとの間の隙間が生じていない。このように、本実施形態によるキャスターフォークブラケットによれば、前輪36R、37Lを右側に操舵した状態において、上述した実施形態と同様に、キャスターフォークブラケット90Rとフレームとの間に異物が侵入することを防止することができる。
なお、上述した説明では、前輪36R、36Lが右側に操舵された場合についてのみ説明したが、この場合に限られず、前輪36R、36Lが左側に操舵された場合でも同様な効果を奏することができる。
電動車椅子の側面図である。 電動車椅子の正面図である。 電動車椅子の背面図である。 パワーステアリング装置の構成を示す斜視図である。 パワーステアリング装置の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る操舵機構部の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る操舵機構部において、前輪が右側に回動されたときの状態を示す図である。 本実施形態に係るキャスターフォークブラケットの回動軌道を示す図である。 他の実施形態に係る操舵機構部の構成を示す平面図である。 従来の操舵機構部の構成を示す平面図である。 従来の操舵機構部において、前輪が右側に回動されたときの状態を示す図である。
符号の説明
1 電動車椅子
20R メインフレーム
20L メインフレーム
36R 前側キャスター輪(前輪)
36L 前側キャスター輪(前輪)
50 パワーステアリング装置
71R タイロッド
71L タイロッド
75R キャスターフォークブラケット
75L キャスターフォークブラケット
76R クッション材
76L クッション材
90R キャスターフォークブラケット
90L キャスターフォークブラケット

Claims (3)

  1. 前側のキャスター輪をパワーステアリング装置によって操向し、
    車体平面視において、乗員が足を載せるフットサポートプレートを支持するために、前記前側のキャスター輪の回動軸付近を通って前方に延びるフットサポートフレームを有する電動車椅子において、
    前記パワーステアリング装置とタイロッドで連結され、前記前側のキャスター輪の回動軸付近から前方に延びるキャスターフォークブラケットは、車体平面視で前記パワーステアリング装置による回動時に前記前側のキャスター輪が外向きになる側の移動範囲において、前縁に位置する外周縁部の少なくとも一部が常に前記フットサポートフレームの外側端面よりも車体内側に位置して前記前側のキャスター輪と前記フットサポートフレームとの間を閉塞すると共に、前記外周縁部が円弧状であることを特徴とする電動車椅子。
  2. 前記キャスターフォークブラケットは、前記外周縁部にクッション部材が取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の電動車椅子。
  3. 前記キャスターフォークブラケットは、扇状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動車椅子。
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