JP5211723B2 - タイヤ空気圧監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のタイヤに取り付けたタイヤ空気圧センサが検出したタイヤ空気圧情報を、車体に取り付けた受信機によって受信するタイヤ空気圧監視装置の技術分野に属する。
この種の技術としては、特許文献1に記載の技術が開示されている。この公報では、加速時や旋回時のタイヤ空気圧の変化に基づいて車輪の位置を判別しているものが開示されている。
特開2003−159920号公報
上記従来技術においては、加速時や旋回時にタイヤ空気圧が大きく変化することは少なく、車輪の位置を正しく判別できないことがある問題があった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、車輪の位置を正しく判別することができるタイヤ空気圧監視装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、タイヤ空気圧情報を送信する各タイヤに取り付けた送信機からの無線信号を受信する送信機を、車体側であって前輪のタイヤからの距離と後輪のタイヤからの距離とが異なる位置に設け、受信機が受信する無線信号の受信信号特性の変化量を検出し、変化量が増加した無線信号を送信した送信機と、変化量が減少した無線信号を送信した送信機とが同数であるときには、少なくとも前後のタイヤのローテションが行われたと判断し、変化量が増加した無線信号を送信した送信機と、変化量が減少した無線信号を送信した送信機とが異なる数であるときには、左右のタイヤのローテーションが行われた、またはタイヤのローテーションが行われていないと判断するようにした。
よって、受信強度の変化量が増加した送信機を有するタイヤは後輪から前輪にローテーションが行われ、減少した送信機を有するタイヤは前輪から後輪にローテーションが行われたことを判断することが可能となり、タイヤの前後位置を正確に検出することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1ないし実施例3に基づいて説明する。
[実施例1]
まず構成について説明する
図1は、実施例1のタイヤ空気圧監視装置を適用した車両1の全体システム図である。車両1は、左前輪タイヤ2FL、右前輪タイヤ2FR、左後輪タイヤ2RL、右後輪タイヤ2RRを有している。各タイヤ2は、タイヤ空気圧を検出し、検出したタイヤ空気圧情報をパケットに載せて送信する送信ユニット3を有している。また車体側は、各送信ユニット3が送信したパケットを受信する受信ユニット4を有している。
また図1に示すように、前輪タイヤ2FL,2FRに設けた送信ユニット3と、後輪タイヤ2RL,2RRに設けた送信ユニット3との距離が異なるように受信ユニット4を車両前方に配置している。
<送信ユニットの構成>
図2は、送信ユニット3の構成を示すブロック図である。送信ユニット3は、加速度センサ30、空気圧センサ31、制御部32、送信機33を有している。
図3は、加速度センサ30が検出する加速方向と、前進時のタイヤ2の回転方向の関係を示す図である。加速度センサ30は、タイヤ2の加速度を検出して、この加速度情報を制御部32に出力する。なお工場出荷時には加速度センサ30は、前進時に右側のタイヤ2FR,2RRの車輪速が加速する向きを加速方向プラス(+)として検出し、左側のタイヤ2FL,2RLの車輪速が加速する向きを加速方向マイナス(-)として検出ように設置している。
空気圧センサ31は、タイヤ2内の空気圧を検出して、この空気圧情報を制御部32に出力する。
制御部32は、加速度情報、空気圧情報を入力し、これらの情報から制御信号を演算して、送信機33に出力する。
送信機33は、制御部32からの制御信号に基づいて、空気圧情報等を含むパケットを送信する。図4はパケットの例を示す図である。図4に示すように、パケットは次のような情報を有している。
・ヘッダー:シリアル通信において、ひとまとまりのデータの先頭を通知するためのマークとして付けられるビット情報である。通信方式や、送信側と受信側との同期をとるための情報等を保持している。
・ファンクション:空気圧センサ31においてノーマル圧力または異常圧力を検出したことや、ウェイクアップしたこと、またタイヤIDの初期化要求等を示す情報を保持している。
・ID:送信機33毎に設定したユニークコードの情報を保持している。
・加速方向情報:加速度センサ30が検出した加速方向情報を保持している。
・空気圧情報:空気圧センサ31が検出した空気圧情報を保持している。
・CS:データの受信側での受信データチェック用に設けられたチェックサムである。
<受信ユニットの構成>
図5は、受信ユニット4の構成を示すブロック図である。受信ユニット4は、受信機40、制御部41、表示部42を有している。
受信機40は、送信機33が送信したパケットを受信して、パケットの送信機33のID情報、加速方向情報や空気圧情報、パケットを受信したときの受信強度等を制御部41へ出力する。
制御部41は、送信機33のID情報、加速方向情報や空気圧情報、パケットを受信したときの受信強度等を入力し、これらの情報から制御信号を演算して、表示部42に出力する。この制御部では、タイヤローテーション等で送信機33の位置が変更した場合には、送信機33のIDと位置との関連付けを修正している。
表示部42は、制御部41からの制御信号により、タイヤ空気圧が設定値よりも下がっていることやその位置等の情報をドライバに報知する。
<制御処理>
次に、送信機33のIDと位置との関連づけを行う処理について説明する。図6は、受信ユニット4の制御部41において行われる処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、送信機33のIDと、その送信機33からの信号の受信強度、送信機33の位置等を工場において関連づけてステップS2へ移行する。
ステップS2では、イグニッションスイッチをオフからオンにした場合には、ステップS3へ移行し、イグニッションスイッチがオフを継続またはオンを継続している場合にはステップS2の処理を繰り返す。
ステップS3では、パケットの受信強度を計測して、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、パケットの受信強度が設定値より増加した送信機33の個数と、設定値より減少した送信機33の個数が等しいか否かを判断し、等しい場合にはステップS5に移行し、等しくない場合にはステップS10へ移行する。ここで、パケットの受信強度の変化量が設定値より大きくなった場合に受信強度の増加と減少を判断している。これは、タイヤ2を前後方向にローテーションした場合以外の要因による受信強度の変化を排除するためである。なお、受信強度が増加した送信機33の個数と、減少した送信機33の個数が等しくない場合とは、いずれのIDの送信機33から送信したパケットの受信強度も変化していない場合も含む。
ステップS5では、受信強度が変化した送信機33の個数が2輪分か4輪分かを判断し、2輪である場合にはステップS9へ移行し、4輪である場合にはステップS6へ移行する。
ステップS6では、4輪の加速方向が変化したか否かを判断し、加速方向が変化した場合にはステップS7へ移行し、加速方向が変化していない場合にはステップS8へ移行する。
ステップS7では、左前輪タイヤ2FLと右後輪タイヤ2RRおよび右前輪タイヤ2FRと左後輪タイヤ2RLのタイヤローテーションを行ったと判断し、各IDの送信機33の位置情報や受信強度情報の関連づけを更新する。
ステップS8では、左前輪タイヤ2FLと左後輪タイヤ2RLおよび右前輪タイヤ2FRと右後輪タイヤ2RRのタイヤローテーションを行ったと判断し、各IDの送信機33の位置情報や受信強度情報の関連づけを更新する。
ステップS9では、左前輪タイヤ2FLと左後輪タイヤ2RLまたは右前輪タイヤ2FRと右後輪タイヤ2RRのタイヤローテーションを行ったと判断し、受信強度が変化した各IDの送信機33の位置情報や受信強度情報の関連づけを更新する。
ステップS10では、受信強度が変化した送信機33の有無を判断し、変化がない場合にはステップS11へ移行し、変化した場合にはステップS3へ移行する。ここでステップS10において、受信強度が変化した送信機33が存在すると、奇数輪間でタイヤローテーションが行われたこととなる。基本的にタイヤローテーションは、2輪間で行われるものであるので、その場合には通信エラー等の可能性もあるため、ステップS3に移行して再度受信強度を計測し直す。
ステップS11では、加速方向が変化したか否かを判断し、加速方向が変化した場合にはステップS12へ移行し、加速方向が変化していない場合にはステップS15へ移行する。
ステップS12では、加速方向が変化した送信機33の個数が2輪分か4輪分かを判断し、2輪である場合にはステップS14へ移行し、4輪である場合にはステップS13へ移行する。
ステップS13では、左前輪タイヤ2FLと右前輪タイヤ2FRおよび左後輪タイヤ2RLと右後輪タイヤ2RRのタイヤローテーションを行ったと判断し、各IDの送信機33の位置情報や受信強度情報の関連づけを更新する。
ステップS14では、左前輪タイヤ2FLと右前輪タイヤ2FRまたは左後輪タイヤ2RLと右後輪タイヤ2RRのタイヤローテーションを行ったと判断し、受信強度が変化した各IDの送信機33の位置情報や受信強度情報の関連づけを更新する。
ステップS15では、タイヤローテーションが行われていないと判断し、受信強度が変化した各IDの送信機33の位置情報や受信強度情報の関連づけを維持する。
<タイヤの位置認識と送信受信強度について>
タイヤ空気圧監視装置にあっては、タイヤ空気圧が設定値よりも低下したタイヤ位置をドライバに報知する。そのため、送信機33のIDと、その送信機33からの信号の受信強度、送信機33の位置等の関連づけが行われている必要がある。タイヤローテーションが行われた場合には前述の関連づけの作業を行わなければならないが、タイヤローテーションのたびに、関連づけの作業を行わなければならないのは煩わしいという問題があった。
そこで関連づけを自動で行うために、例えば加速時または旋回時には前後または左右のタイヤ空気圧変化量に差が発生することを利用して自動で関連付けを行うものがある。しかしながら、加速時や旋回時にタイヤ空気圧が大きく変化することは少なく、車輪の位置を正しく判別できないことがある。
また送信機33からのパケットの受信強度に応じて、送信機33の位置を特定することも考えられる。本実施例のように前輪タイヤ2FL,2FRに設けた送信ユニット3と後輪タイヤ2RL,2RRに設けた送信ユニット3からの距離を異なるように受信ユニット4を設けた場合で説明する。図7は、各送信機33の送信強度がほぼ等しい場合の各位置の送信機33からのパケットの受信強度を示すグラフである。図7に示すように、前輪タイヤ2FL,2FRの方が後輪タイヤ2RL,2RRよりも受信ユニット4に近いため、前輪タイヤ2FL,2FRの送信機33からのパケットの受信強度の方が高くなっている。この受信強度の高低によって、タイヤ2の位置を特定することが可能である。
しかしながら、実際には送信機33の送信強度は製品によってばらつきがある。図8は送信機33の送信強度と個数の関係を示すグラフである。図8に示すように、送信機33の個数は設計した送信強度It付近が最も多いものの、設計した送信強度Itよりも大きな送信強度の送信機33も、小さな送信強度の送信機33も存在する。
図9は送信機33の送信強度が、右前輪タイヤ2FR<右後輪タイヤ2RR<左前輪タイヤ2FL<左後輪タイヤ2RLとなる場合の、各位置の送信機33からのパケットの受信強度を示すグラフである。図9に示すように、右前輪タイヤ2FRの送信機33からのパケットの受信強度は、左後輪タイヤ2RLの送信機33からのパケットの受信強度よりも低くなっており、受信強度だけではタイヤ2の位置を特定することができない。
そこで実施例1では、受信機40が受信する受信強度の変化量と、送信機33からの加速方向情報に基づいてタイヤ2の位置を特定するようにした。
<作用>
次に実施例1の作用について説明する。
(4輪の受信強度と加速方向が変化した場合)
4輪の受信強度と加速方向が変化した場合には、図6のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7へと移行する。
図10は、4輪の受信強度と加速方向が変化した場合のタイヤローテーション前後の各送信機33の位置と、受信機40が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。
タイヤローテーション前後により、受信強度が急減したIDがαとβの送信機33を有するタイヤ2は前輪から後輪へとローテーションされ、受信強度が急増したIDがγとδの送信機33を有するタイヤ2は後輪から前輪へとローテーションされたことが分かる。また、加速方向がマイナス(-)からプラス(+)へと変化したIDがαとγの送信機33を有するタイヤ2は左輪から右輪へとローテーションされ、加速方向がプラス(+)からマイナス(-)へと変化したIDがβとδの送信機33を有するタイヤ2は右輪から左輪へとローテーションされたことが分かる。つまり、この場合には左前輪タイヤ2FLと右後輪タイヤ2RRとの間、右前輪タイヤ2FRと左後輪タイヤ2RLとの間で、X方向にタイヤローテーションが行われ、タイヤ位置を正確に検出することができる。
(4輪の受信強度が変化し加速方向が変化しなかった場合)
4輪の受信強度が変化し加速方向が変化しなかった場合には、図6のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS8へと移行する。
図11は、4輪の受信強度が変化し加速方向が変化しなかった場合のタイヤローテーション前後の各送信機33の位置と、受信機40が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。
タイヤローテーション前後により、受信強度が急減したIDがαとβの送信機33を有するタイヤ2は前輪から後輪へとローテーションされ、受信強度が急増したIDがγとδの送信機33を有するタイヤ2は後輪から前輪へとローテーションされたことが分かる。また、加速方向は変化していないため、左右タイヤ間のローテーションは行われていないことが分かる。つまり、この場合には左前輪タイヤ2FLと左後輪タイヤ2RLとの間、右前輪タイヤ2FRと右後輪タイヤ2RRとの間で、前後方向にタイヤローテーションが行われ、タイヤ位置を正確に検出することができる。
(2輪の受信強度が変化した場合)
2輪の受信強度が変化した場合には、図6のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS9へと移行する。
図12は、2輪の受信強度が変化した場合のタイヤローテーション前後の各送信機33の位置と、受信機40が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。
タイヤローテーション前後により、受信強度が急減したIDがαの送信機33を有するタイヤ2は前輪から後輪へとローテーションされ、受信強度が急増したIDがγの送信機33を有するタイヤ2は後輪から前輪へとローテーションされたことが分かる。つまり、この場合には左前輪タイヤ2FLと左後輪タイヤ2RLとの間で前後方向にタイヤローテーションが行われ、タイヤ位置を正確に検出することができる。
(4輪の加速方向が変化し受信強度が変化しなかった場合)
4輪の加速方向が変化し受信強度が変化しなかった場合には、図6のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS10→ステップS11→ステップS12→ステップS13へと移行する。
図13は、4輪の加速方向が変化し受信強度が変化しなかった場合のタイヤローテーション前後の各送信機33の位置と、受信機40が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。
タイヤローテーション前後により、加速方向がマイナス(-)からプラス(+)へと変化したIDがαとγの送信機33を有するタイヤ2は左輪から右輪へとローテーションされ、加速方向がプラス(+)からマイナス(-)へと変化したIDがβとδの送信機33を有するタイヤ2は右輪から左輪へとローテーションされたことが分かる。つまり、この場合には左前輪タイヤ2FLと右前輪タイヤ2FRとの間、左前輪タイヤ2FRと左後輪タイヤ2RLとの間で、左右方向にタイヤローテーションが行われ、タイヤ位置を正確に検出することができる。
(2輪の加速方向が変化し受信強度が変化しなかった場合)
2輪の加速方向が変化し受信強度が変化しなかった場合には、図6のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS10→ステップS11→ステップS12→ステップS14へと移行する。
図14は、2輪の加速方向が変化し受信強度が変化しなかった場合のタイヤローテーション前後の各送信機33の位置と、受信機40が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。
タイヤローテーション前後により、加速方向がマイナス(-)からプラス(+)へと変化したIDがαの送信機33を有するタイヤ2は左輪から右輪へとローテーションされ、加速方向がプラス(+)からマイナス(-)へと変化したIDがβの送信機33を有するタイヤ2は右輪から左輪へとローテーションされたことが分かる。つまり、この場合には左前輪タイヤ2FLと右前輪タイヤ2FRとの間で、左右方向にタイヤローテーションが行われ、タイヤ位置を正確に検出することができる。
(受信強度も加速方向も変化しなかった場合)
受信強度も加速方向も変化しなかった場合には、図6のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS10→ステップS11→ステップS15へと移行する。この場合は、タイヤローテーションが行われていないと判断でき、タイヤ位置を正確に検出することができる。
[効果]
次に実施例1の効果について以下に列挙する。
(1)各タイヤ2に取り付けタイヤ空気圧を検出する空気圧センサ31と、各タイヤ2に取り付けタイヤ空気圧情報を送信する送信機33と、送信機33からの無線信号を受信し、車体側であって前後のタイヤからの距離が異なる位置に設けた受信機40と、受信機40が受信する無線信号の受信強度の変化量を検出し、変化量が増加した無線信号を送信した送信機33と、変化量が減少した無線信号を送信した送信機33とが同数であるときには、前後のタイヤ2のローテションが行われたと判断する制御部41を設けた。
よって、受信強度の変化量が増加した送信機33を有するタイヤ2は後輪から前輪にローテーションが行われ、減少した送信機33を有するタイヤ2は前輪から後輪にローテーションが行われたことを判断することが可能となり、タイヤ2の前後位置を正確に検出することができる。
また前後方向にタイヤローテーションを行った場合、変化量が増加した無線信号を送信した送信機33と、変化量が減少した無線信号を送信した送信機33とは同数となる。同数とならなかった場合には、タイヤ2のローテションの判断を行わず、誤判断を回避することができる。
(2)各タイヤ2にタイヤ2の加速方向を検出する加速度センサ30を設け、送信機33はタイヤ2の加速方向情報を送信し、制御部41は、タイヤ2の回転方向が変化したときには左右のタイヤ2のローテションが行われたと判断するようにした。
よって、加速方向が変化した送信機33を有するタイヤ2は左右輪間でローテーションが行われたことを判断することが可能となり、タイヤ2の左右位置を正確に検出することができる。
(3)制御部41は、変化量が設定値以上であるときに変化量の増減を判断するようにした。
受信機40を前後の送信機33からの距離が異なるように配置しているため、タイヤ2を前後方向にローテーションした場合、受信強度の変化量は比較的大きくなる。よって、変化量が設定値以上であるときに変化量の増減を判断することによって、誤検出を抑制することができる。
(4)制御部41は、受信特性の変化量として送信機33からの信号の受信強度の変化量を検出するようにした。
受信強度は、送信機33と受信機40との間の距離に応じて変化しやすい。そのため、変化量を容易に検出することができる。
(5)タイヤ空気圧情報を送信する各タイヤ2に取り付けた送信機33からの無線信号の受信強度の変化量を検出し、変化量が増加した無線信号を送信した送信機33と、変化量が減少した無線信号を送信した送信機33とが同数であるときには、前後のタイヤのローテションが行われたと判断するようにした。
よって、受信強度の変化量が増加した送信機33を有するタイヤ2は後輪から前輪にローテーションが行われ、減少した送信機33を有するタイヤ2は前輪から後輪にローテーションが行われたことを判断することが可能となり、タイヤ2の前後位置を正確に検出することができる。
[実施例2]
実施例2のタイヤ空気圧監視装置は、タイヤ2の前後方向のローテーションの判定を、パケットの受信強度の変化ではなく、パケットの受信確率によって判断する点で実施例1と異なる。実施例1では制御部41において、図6のステップS3ではパケットの受信強度を計測し、ステップS4、ステップS5、ステップS10等で受信強度の変化に基づいた判断を行っていた。実施例2では制御部41において、ステップS3でパケットの受信確率を計測し、ステップS4、ステップS5、ステップS10等で受信確率の変化に基づいた判断を行う。
実施例2のタイヤ空気圧監視装置の構成は、パケットの受信確率を計測する点以外、実施例1のタイヤ空気圧監視装置の構成と同じであるため、同一符号を付して説明を省略する。作用について、前後方向にタイヤ2のローテーションを行う場合について説明する。
図15は4輪の受信確率が変化し加速方向が変化しなかった場合のタイヤローテーション前後の各送信機33の位置と、受信機40が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。
タイヤローテーション前後により、受信確率が急減したIDがαとβの送信機33を有するタイヤ2は前輪から後輪へとローテーションされ、受信強度が急増したIDがγとδの送信機33を有するタイヤ2は後輪から前輪へとローテーションされたことが分かる。また、加速方向は変化していないため、左右タイヤ間のローテーションは行われていないことが分かる。つまり、この場合には左前輪タイヤ2FLと左後輪タイヤ2RLとの間、右前輪タイヤ2FRと右後輪タイヤ2RRとの間で、前後方向にタイヤローテーションが行われ、タイヤ位置を正確に検出することができる。
次に実施例2のタイヤ空気圧監視装置の効果について説明する。
(6)制御部41は、受信特性の変化量として送信機33からのパケットの受信確率の変化量を検出するようにした。
受信確率は、送信機33と受信機40との間の距離に応じて変化しやすい。そのため、変化量を容易に検出することができる。
[実施例3]
実施例3のタイヤ空気圧監視装置は、タイヤ2の前後方向のローテーションの判定を、パケットの受信強度の変化ではなく、パケットの受信フレーム数によって判断する点で実施例1と異なる。送信機33は、受信機40におけるパケットに受信確率を高めるために、一定時間内に同じデータを複数フレーム送信する。受信機40で受信する平均フレームの変化量により、実施例1のパケットの受信強度の変化量と同じく、タイヤ2の前後方向のローテーションを判断することができる。
実施例1では制御部41において、図6のステップS3ではパケットの受信強度を計測し、ステップS4、ステップS5、ステップS10等で受信強度の変化に基づいた判断を行っていた。実施例3では制御部41において、ステップS3でパケットが受信した平均フレームを計測し、ステップS4、ステップS5、ステップS10等で受信した平均フレームの変化に基づいた判断を行う。
実施例2のタイヤ空気圧監視装置の構成は、受信した平均フレームを計測する点以外、実施例1のタイヤ空気圧監視装置の構成と同じであるため、同一符号を付して説明を省略する。作用について、前後方向にタイヤ2のローテーションを行う場合について説明する。
図16は4輪の平均フレームが変化し加速方向が変化しなかった場合のタイヤローテーション前後の各送信機33の位置と、受信機40が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。
タイヤローテーション前後により、平均フレームが急減したIDがαとβの送信機33を有するタイヤ2は前輪から後輪へとローテーションされ、受信強度が急増したIDがγとδの送信機33を有するタイヤ2は後輪から前輪へとローテーションされたことが分かる。また、加速方向は変化していないため、左右タイヤ間のローテーションは行われていないことが分かる。つまり、この場合には左前輪タイヤ2FLと左後輪タイヤ2RLとの間、右前輪タイヤ2FRと右後輪タイヤ2RRとの間で、前後方向にタイヤローテーションが行われ、タイヤ位置を正確に検出することができる。
次に実施例2のタイヤ空気圧監視装置の効果について説明する。
(7)制御部41は、受信特性の変化量として送信機33からの受信した平均フレームの変化量を検出するようにした。
フレームは、送信機33と受信機40との間の距離に応じて変化しやすい。そのため、変化量を容易に検出することができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1ないし実施例3に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例1ないし実施例3に限定されるものではない。
例えば、実施例1ないし実施例3では、加速方向を検出するために加速度センサ30を設けているが、加速度センサ30に限らず、回転方向が分かるものであれば特に限定しない。
なお実施例1ないし実施例3において、空気圧センサ31はタイヤ空気圧検出手段に相当し、制御部41はローテーション判断手段に相当する。
実施例1のタイヤ空気圧監視装置を適用した車両の全体システム図である。 実施例1の送信ユニットの構成を示すブロック図である。 実施例1の加速度センサが検出する加速方向と、前進時のタイヤの回転方向の関係を示す図である。 実施例1のパケットの例を示す図である。 実施例1の受信ユニットの構成を示すブロック図である。 実施例1の受信ユニットの制御部において行われる処理の流れを示すフローチャートである。 各送信機の送信強度がほぼ等しい場合の各位置の送信機からのパケットの受信強度を示すグラフである。 送信機の送信強度と個数の関係を示すグラフである 送信強度が異なる場合の、各位置の送信機からのパケットの受信強度を示すグラフである。 実施例1の4輪の受信強度と加速方向が変化した場合の各送信機の位置と、受信機が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。 実施例1の4輪の受信強度が変化し加速方向が変化しなかった場合の各送信機の位置と、受信機が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。 実施例1の2輪の受信強度が変化した場合の各送信機の位置と、受信機が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。 実施例1の4輪の加速方向が変化し受信強度が変化しなかった場合の各送信機の位置と、受信機が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。 実施例1の2輪の加速方向が変化し受信強度が変化しなかった場合の各送信機の位置と、受信機が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。 実施例2の4輪の受信確率が変化し加速方向が変化しなかった場合の各送信機の位置と、受信機が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。 実施例3の4輪の受信確率が変化し加速方向が変化しなかった場合の各送信機の位置と、受信機が受信するパケットの受信強度や加速方向情報等を示す図である。
符号の説明
2 タイヤ
30 加速度センサ
31 空気圧センサ(タイヤ空気圧検出手段)
33 送信機
40 受信機
41 制御部(ローテーション判断手段)

Claims (8)

  1. 各タイヤに取り付け、タイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧検出手段と、
    各タイヤに取り付け、タイヤ空気圧情報を送信する送信機と、
    前記送信機からの無線信号を受信し、車体側であって前輪のタイヤからの距離と後輪のタイヤからの距離とが異なる位置に設けた受信機と、
    前記受信機が受信する前記無線信号の受信信号特性の変化量を検出し、
    前記変化量が増加した無線信号を送信した送信機と、前記変化量が減少した無線信号を送信した送信機とが同数であるときには、少なくとも前後のタイヤのローテションが行われたと判断し、
    前記変化量が増加した無線信号を送信した送信機と、前記変化量が減少した無線信号を送信した送信機とが異なる数であるときには、左右のタイヤのローテーションが行われた、またはタイヤのローテーションが行われていないと判断するローテーション判断手段と、
    を設けたことを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  2. 請求項1に記載のタイヤ空気圧監視装置において、
    各タイヤに前記タイヤの回転方向を検出する回転方向検出手段を設け、
    前記送信機は前記タイヤの回転方向情報を送信し、
    前記ローテーション判断手段は、前記タイヤの回転方向が変化したときには左右のタイヤのローテションが行われたと判断することを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のタイヤ空気圧監視装置において、
    前記ローテション判断手段は、前記変化量が設定値以上であるときに前記変化量の増減を判断すること特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ空気圧監視装置において、
    前記ローテーション判断手段は、前記受信特性の変化量として前記送信機からの信号の受信強度の変化量を検出することを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ空気圧監視装置において、
    前記ローテーション判断手段は、前記受信特性の変化量として前記送信機からの信号の受信確率の変化量を検出することを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ空気圧監視装置において、
    前記ローテーション判断手段は、前記受信特性の変化量として前記送信機からの信号の平均受信フレームの変化量を検出することを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  7. タイヤ空気圧情報を送信する各タイヤに取り付けた送信機からの無線信号を受信する送信機を、車体側であって前輪のタイヤからの距離と後輪のタイヤからの距離とが異なる位置に設け、
    前記受信機が受信する無線信号の受信信号特性の変化量を検出し、
    前記変化量が増加した無線信号を送信した送信機と、前記変化量が減少した無線信号を送信した送信機とが同数であるときには、少なくとも前後のタイヤのローテションが行われたと判断し、
    前記変化量が増加した無線信号を送信した送信機と、前記変化量が減少した無線信号を送信した送信機とが異なる数であるときには、左右のタイヤのローテーションが行われた、またはタイヤのローテーションが行われていないと判断することを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のタイヤ空気圧監視装置において、
    前記受信機は、左右の送信機からの距離が同じであることを特徴とするタイヤ空気圧監視装置。
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