JP5211504B2 - 通信用インターフェース相互設定装置、電子機器、通信用インターフェース相互設定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

通信用インターフェース相互設定装置、電子機器、通信用インターフェース相互設定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

この明細書で説明する発明は、電子機器間の通信で使用する通信インターフェースの設定技術に関する。
なお、発明は、通信用インターフェース相互設定装置、電子機器、通信用インターフェース相互設定方法及びコンピュータプログラムとしての側面を有する。
近年、エネルギー問題及び環境問題に対する関心が高まっている。この関心を背景として、日常生活で用いられる電子機器等の消費電力の低減化が一層求められている。このため、多くの電子機器には、電源投入後の不使用状態を検出して、不要な回路等に対する電力の供給を自動的に遮断する低消費動作モードが搭載されている。
例えば印刷装置、FAX機等の画像形成装置においては、いかなる入力信号も検出されない状態が一定時間以上経過すると、自動的に低消費電力モードに移行する。低消費電力モードでは、外部機器との通信に使用する回路を除き、不要な回路に対する電源の供給をオフ制御する。なお、外部機器より復帰信号や画像データ等が受信された場合には、各回路に供給する電源の供給が再開される。これにより、画像の形成が可能な状態になる。
しかし、デジタル画像技術の進歩と共に、電子機器には様々な通信形態や通信規格への対応が求められている。このため、昨今の電子機器には、外部機器との通信用に複数のハードウェアインターフェース(以下、「通信インターフェース」という。)が搭載されている。
ところで、低消費電力モードから通常動作モードへの復帰は、外部機器から復帰信号として与えられることがある。
このため、低消費電力モード中も、外部機器との通信に使用される通信インターフェースに対する電力の供給を継続する仕組みが多くの電子機器で採用されている。図1に、低消費電力モード時における電力の供給態様を示す。
なお、図1は、電子機器が印刷装置の場合である。図1に示す印刷装置1の場合には、低消費電力モード時にオン状態にある回路部分を白抜きで表している。また、低消費電力モード時にオフ状態にある回路部分を網掛けで表している。
特開2005−196741号公報
ところで、低消費電力モードからの復帰後に実行されるデータ転送では、一般に、電子機器が搭載する複数の通信インターフェースのうち実効転送速度の速いものが選択的に用いられる。なお、データ転送の開始後は、転送データの転送が終了するまで、同じ通信インターフェースを使用し続けるのが一般的である。
ところで、実際のデータ転送動作では、データ転送中に通信エラーが発生する場合や実効転送速度が上がらない場合がある。しかし、データ転送が完了するまで同じ通信インターフェースを使用し続ける必要があった。
また例えば、実際のデータ転送では、同じUWB無線通信方式を用いる通信インターフェースが複数搭載されている場合がある。この場合、復帰信号を受信した通信インターフェースを引き続き使用してデータ転送が開始される。このような場合に、より実効転送速度が高い通信インターフェースをデータ転送に用いるには、何らかのネゴシエーションを実行する必要がある。
また、多くの場合、実効転送速度に基づいてデータ転送に使用する通信インターフェースを選択する。しかし、データ転送に適する通信インターフェースは、システムの状態やユーザーの使用形態によって変化する。このため、データ転送に使用する通信インターフェースは可変的に設定されることが望ましい。
(A)解決手段1
そこで、発明者は、転送データを受信する電子機器側に、以下の処理機能を有する通信用インターフェース相互設定装置を搭載することを提案する。ここでの処理機能は、送信側インターフェース情報受信機能と、共通インターフェース検出機能と、通信用インターフェース設定機能である。
送信側インターフェース情報受信機能は、送信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースの情報を受信する処理を実行する。
共通インターフェース検出機能は、送信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースと自機で使用可能な通信インターフェースとを比較し、両機に共通する通信インターフェースを検出する処理を実行する。
通信用インターフェース設定機能は、両機に共通する通信インターフェースの一つを転送データの通信用インターフェースに設定して送信側の電子機器に通知する処理を実行する。
(B)解決手段2
また、発明者は、転送データを送信する電子機器側に、以下の処理機能を有する通信用インターフェース相互設定装置を搭載することを提案する。ここでの処理機能は、受信側インターフェース情報受信機能と、共通インターフェース検出機能と、通信用インターフェース設定機能である。
受信側インターフェース情報受信機能は、受信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースの情報を受信する処理を実行する。
共通インターフェース検出機能は、受信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースと自機で使用可能な通信インターフェースとを比較し、両機に共通する通信インターフェースを検出する処理を実行する。
通信用インターフェース設定機能は、両機に共通する通信インターフェースの一つを転送データの通信用インターフェースに設定して受信側の電子機器に通知する処理を実行する。
発明者の提案する手法の採用により、システムの状況や使用態様に応じた通信用インターフェースの設定が可能になる。
以下、発明に係る電子機器の一例を説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A)印刷装置
(A−1)印刷装置の構成例
図2に、発明に係る機能を搭載する印刷装置111の回路構成例を示す。なお、図2は従来例との違いが明確になるように、同一部分に同一符号を付して表している。
印刷装置111の電源は、メイン電源3とサブ電源5を有している。すなわち、2コンバータ方式を採用する。これにより、通常動作モード(通常状態)と低消費電力モード(待機状態)の切り替えが可能である。
メイン電源3は、印刷装置111の各部に電力を供給する電源である。メイン電源3は、動作状態が通常状態から待機状態に移行する場合、各部に対する電力の供給を停止する。なお、図2では、通常動作モード中に電力が供給される回路部分を白抜きで示す。
サブ電源5は、低消費電力モード時に特定の回路部分にのみ電力を供給する電源である。すなわち、サブ電源5は、動作状態が通常状態から待機状態に移行すると、待機時用CPU113と復帰用インターフェースにのみ電力を供給する。図2では、通常動作モード中にオフ動作される回路部分を網掛けにより示す。
なお、図2では通常動作モード中において、サブ電源5が待機時用CPU113への電力供給を停止することを図示しているが、通常モード中においてもサブ電源5が待機時用CPU113への電力供給を続けてもかまわない。
印刷装置111は、制御回路として、待機時用CPU113と通常状態用のメインCPU115を搭載する。いずれのCPUも、RAMとROMを内蔵する。
このうち、待機時用CPU113は、RAM及びROMを内蔵したワンチップCPUで構成されるのが好ましい。
待機時用CPU113は、待機状態中の復帰指示が検出されたとき、メイン電源3を立ち上げるのに用いられる。メイン電源3の立ち上げにより、メインCPU115が起動され、装置内の各回路が通常状態に復帰する。
メインCPU115は、通常状態でのシステム内の動作を制御する。メインCPU115は、復帰用インターフェースの設定機能を提供する。もっとも、待機時用CPU113が、復帰用インターフェースの設定機能を実現する場合もある。
操作キー11は、印刷装置の筐体表面等に設けられた操作子で構成される。操作キー11に対する操作(例えばオン操作又はオフ操作)は、キー検出回路13が検出する。操作キー11があるので、ホスト装置等によらず直接的な入力操作が可能である。
勿論、低消費電力モード中も、待機時用CPU113を通じて入力操作を実行できる。なお、操作キー11とキー検出回路13の替わりに、タッチパネルとタッチパネル制御回路を搭載することも可能である。
印刷装置111は、外部機器との通信に使用する通信用インターフェースとして、Ethernet(登録商標)インターフェース15、USBインターフェース17、ワイヤレスUSBインターフェース19、IrDAインターフェース21、赤外線リモコンインターフェース23及び
Bluetoothインターフェース25を搭載する。
Ethernet(登録商標)インターフェース15は、ネットワークに接続された外部機器との間で、各種データを10Mbps又は100Mbpsの転送速度で送受信できるハードウェアインターフェースである。
USBインターフェース17及びワイヤレスUSBインターフェース19は、USBケーブル及び無線伝送路を通じて接続された外部機器との間で、各種データを最大480Mbpsの転送速度で送受信できるハードウェアインターフェースである。
IrDAインターフェース21は、赤外線を通じて接続された外部機器との間で、光無線データを最高4Mbps(機器間の距離が1m以内の場合)の転送速度で送受信できるハードウェアインターフェースである。
赤外線リモコンインターフェース23は、赤外線を通じて接続された外部機器との間で、光無線制御コマンドを最高1Kbps(機器間の距離が10m以上の場合)の伝送速度で片方向送信できるハードウェアインターフェースである。
Bluetoothインターフェース25は、2.45GHz帯の電波を利用して接続された外部機器との間で、各種データを最大3Mbps(機器間の距離が10m以内の場合)の転送速度で送受信できるハードウェアインターフェースである。
なお、前述した伝送速度は出願時の値である。従って、今後の技術の発展によっては、通信インターフェースの転送速度は異なる値となる。
また、図2で例示した通信インターフェースは一例であり、その他の通信インターフェースを搭載することもできる。
例えばフラッシュメモリ等の外部記憶媒体を読み書き対象とするカードリーダー装置(不図示)を通信インターフェースとして搭載しても良い。この場合、カードリーダー装置に対する外部記憶媒体の挿入を待機時用CPU113が検出し、メイン電源3を立ち上げるように制御する。
また例えばCD−ROM等の外部記憶媒体を再生対象とするドライブ装置(不図示)を通信インターフェースとして搭載しても良い。この場合、ドライブ装置に対する外部記憶媒体の挿入を待機時用CPU113が検出し、メイン電源3を立ち上げるように制御する。
この他、印刷装置111は、印刷システムに特有の回路やデバイスを搭載する。
フラッシュメモリ27は、ファームウェアの格納に使用される不揮発性の半導体メモリである。
SDRAM29は、スプーラを構成する半導体メモリである。
SDRAM29は、前述した各種の通信インターフェースを通じて外部装置より受信又は入力された複数の画像データを一時的に保持するのに用いられる。なお、画像処理後の画像データは、印刷データとしてSDRAM29から印刷ヘッド駆動回路33を経て印刷ヘッド35に順次へ送信される。
なお、スプーラ内の画像データはサイクリック・バッファ構成で保持され、最古に受信又は入力された画像データエリアに最新の画像データを上書き記録される。この形態例の場合、画像データが印画用紙に記録された後も、一定時間が経過するまで又は次回入力された画像データが上書き記録されるまではスプーラ内に保持される。
もっとも、スプーラ内の画像データは、FIFO(First In First
Out)構成で保持することもできる。この場合、最新の画像データを記録する際に設定容量を超えるとき、最古に記録された画像データを削除して最新の画像データを保持する。
スプーラ機能の搭載により、ユーザーは、同一画像の再印刷時にも、再び画像データを入力し直す手間を省くことができる。
印刷エンジン31は、メインCPU115から与えられる制御データに基づいて、印刷ヘッド35と協働する印刷機構である。すなわち、印刷エンジン31は、印刷用紙の搬送等を通じて、画像を印刷用紙上に記録する処理を実行する。
(A−2)低消費電力モードへの移行と復帰
ここでは、低消費電力モードへの移行と復帰に関する処理動作を説明する。
(a)低消費電力モードへの移行
まず、低消費電力モードへの移行動作について説明する。低消費電力モードへの移行処理は、印刷装置111のメインCPU115が制御する。
メインCPU115は、非印刷状態が一定時間継続する場合又はユーザーが指示入力した場合、動作モードを通常動作モードから低消費電力モードに移行する。この際、メインCPU115はメイン電源3を制御し、メインCPU115、SDRAM29、印刷エンジン31、印刷ヘッド35等に対する電力の供給を停止する。
同時に、メインCPU115はサブ電源5を制御し、待機時用CPU113、操作キー11、キー検出回路13及び復帰用インターフェースに対する電力の供給を開始させる。
電源の切り替えが完了した時点で、印刷装置111は、低消費電力モードに完全に移行する。
復帰用インターフェースの設定方法には幾つかの方法がある。
例えば従来手法のように、印刷装置111が搭載する全ての通信インターフェースを復帰用インターフェースに設定する方法がある。図2の場合であれば、6個全ての通信インターフェースが復帰用インターフェースに設定される。
また例えば従来手法のように、印刷装置111が搭載する全ての通信インターフェースのうち受信系回路にのみ電力を供給する方法がある。この場合、送信系回路にも電力を供給する場合に比して、低消費電力モード中の消費電力を半減できる。
また例えば、事前に設定した1つの通信インターフェースを復帰用インターフェースに設定する方法が考えられる。この場合、電力の供給される通信インターフェースの数が1つで済むので、更なる消費電力の削減効果が期待できる。図3は、IrDAインターフェース21のみを復帰用インターフェースに設定する例である。
ただし、復帰用インターフェースが特定の通信インターフェースに限定されると、使用環境の変化や使用態様の変化等に合致しない可能性がある。
そこで、発明者は、印刷装置111の使用環境の変化やユーザーの使用態様等に応じて適切な復帰用インターフェースが設定されるようにする仕組みを提案する。
例えば使用可能な通信インターフェースのうち消費電力が最も小さいものを復帰用インターフェースに設定する手法を提案する。この場合、消費電力の削減効果を最大化できる。
例えば使用頻度の高い通信インターフェースを復帰用インターフェースに設定する手法を提案する。
ここでの使用頻度には、例えば通常動作モード中の使用回数値を通信インターフェース別にカウントして使用する。また、使用頻度には、例えば低消費電力モード中の復帰信号の受信回数を通信インターフェース別にカウントして使用する。
また、使用頻度には、例えば通常動作モード中に実行された印刷回数や印刷枚数の通信インターフェース別のカウント値を使用する。これらの場合、復帰用インターフェースの設定に、ユーザーの使用態様を反映させることができる。このため、ユーザーの使い勝手が良くなる。
この他、使用地域や国の普及情報に基づいて復帰用インターフェースを設定することもできる。地域や国によって、普及している通信インターフェースに違いがあるためである。例えばEU圏では Bluetoothインターフェースが多く使われるのに対し、極東アジア圏ではIrDAインターフェースが多く使われている。
なお、使用地域等に関する情報は手入力又はGPS受信機等を用いて取得すれば良い。
この他、ユーザー自身が復帰用インターフェースを設定しても良い。ユーザーが特定の通信インターフェースを用いてネットワークを構成している場合、直接その情報を反映することで印刷装置111を確実に復帰させることができる。
(b)低消費電力モードからの復帰
前述したように、低消費電力モード中の印刷装置111では、復帰用インターフェースのみが外部機器との通信が可能な状態にある。
この状態でいずれかの外部機器より信号が受信されると、待機時用CPU113が、復帰用インターフェースに応じたプロトコル処理を実行する。
復帰信号の受信が確認されると、待機時用CPU113はメイン電源3の立ち上げ処理を実行する。すなわち、メイン電源3による電力の供給を再開する。通常状態への復帰に要する時間は、約0.5秒〜2秒である。
なお、低消費電力モードから通常状態への復帰は、外部装置や操作キー11に対する指示入力があった場合だけでなく、カードリーダー装置やドライブ装置を通じて画像データ等の入力があった場合にも実行される。この場合、画像データ等の入力が復帰信号としての役割を果たす。
いずれにしても、復帰信号の受信又は入力が無い限り、印刷装置111は、低消費電力モードを維持する。
(A−3)通信用インターフェースの相互設定
(a)インターフェース情報の内容
通常動作モードに復帰した印刷装置111では、搭載する全ての通信インターフェースの利用が可能である。一般には、使用可能な通信インターフェースのうち実効転送速度が最も速いものが自動的に選択され、当該通信インターフェースについて転送データの送受信が実行される。
勿論、このような設定方法も選択可能な方法の一つである。しかし、前述したように、自動的に選択した通信インターフェースによる通信が必ずしも使用環境に適しているとは限らない。
そこで、発明者は、転送データの通信に先立って、一方の電子機器が通信用インターフェースを可変的に設定し、他方に通知する仕組みを提案する。
なお、通信用インターフェースを設定する電子機器は、転送データの送信側の場合もあれば受信側の場合もある。
例えば送信側の電子機器が通信用インターフェースの相互設定処理を実行する場合、送信側の電子機器が、両機に共通する通信インターフェースを検出し、そのうちの一つを通信用インターフェースに設定する。
一方、受信側の電子機器が通信用インターフェースの相互設定処理を実行する場合、受信側の電子機器が、両機に共通する通信インターフェースを検出し、そのうちの一つを通信用インターフェースに設定する。
なお、この形態例では、使用可能な通信インターフェースの種類と、その優先順位(順位付けに使用した優先項目も含む。)とをテーブル化した情報をインターフェース情報として伝送する方式を採用する。
因みに、優先順位は、ある優先項目に対する通信インターフェースの順位情報である。
ここでの優先順位は、電子機器毎に設定されるものとする。従って、2つの電子機器が同じ優先順位を使用するとは限らない。勿論、同じ優先順位を使用する可能性はある。なお、両機の優先順位が一致しない場合、いずれかの優先順位を使用することになる。
なお、いずれの電子機器の優先順位を使用するかは確認できることが望ましい。もっとも、設定処理を実行する側の優先順位を常に優先しても良い。反対に、通信相手の優先順位を常に優先することもできる。
この際、優先項目は複数用意される。使用する優先項目が異なれば、一般に通信インターフェースの順位付けも異なる。優先項目には、「データ転送速度」、「セキュリティ度」、「エラー発生頻度」、「両機器間における認証済みの可否」、「ユーザーの使い勝手に関する情報」等がある。
因みに、「データ転送速度」には、「転送速度の理論値が速い順番に通信インターフェースを順位付ける方法」と「実効転送速度の速い順番に通信インターフェースを順位付ける方法」がある。
また、「セキュリティ度」には、「暗号化処理の複雑さの順番に通信インターフェースを順位付ける方法」と、「暗号化強度の順番に通信インターフェースを順位付ける方法」と、「使用状況に応じたセキュリティ度合いにより選択する方法」とがある。
「使用状況に応じたセキュリティ度合いにより選択する方法」には、例えば無指向性に近い無線電波を使用したワイヤレス通信を選択する場合又は指向性をもつ赤外線通信を選択する場合がある。
また、「エラー発生頻度」には、「エラー補正処理の複雑さの順番に通信インターフェースを順位付ける方法」と「安定的に送信できる順番に通信インターフェースを順位付ける方法」がある。
因みに、「両機器間における認証済みの可否」とは、初回接続時に自機と同じ通信規格をサポートする相手機器との間でのみ以後のデータ転送を認める初期設定が完了しているか否かを示す。例えばワイヤレスUSBインタフェースでは、この種の初期設定が行われる。
また、「ユーザーの使い勝手に関する情報」とは、例えば常時接続によりネットワークを構成する通信インターフェースとは別の通信インターフェースを、データ転送用にユーザーが指定するための情報をいう。
例えばブルートゥースインターフェースで個人的なネットワークを構築している場合やワイヤレスUSBインターフェースで個人的なネットワークを構築している場合に、よりデータ転送速度の速い他の通信インターフェースをユーザーが指定したい場合に使用される。
また例えば、ワイヤレス通信、赤外線通信、優先接続の中でユーザーが優先的に使用したいと望む順番を指定するのに使用される。
なお、相手方に送信する情報には、優先順位の他に、特定の通信インターフェースの使用を強制する情報(強制使用)や不使用を強制する情報(不使用情報)を含めることができる。
(b)通信用インターフェースの設定
以下では、ディジタルカメラが印刷装置111を低消費電力モードから復帰させ、続いて相互に設定された通信用インターフェースを通じて画像データ(転送データ)を送信する場合について説明する。
なお、通信用インターフェースは送信側又は受信側が設定し、その設定結果を相手方に通知することにより実行される。そこで、各場合に必要な処理機能と処理動作を個別に説明する。
(b−1)受信側が通信用インターフェースを設定する場合
まず、画像データ(転送データ)の受信側である印刷装置111が通信インターフェースを設定し、送信側であるディジタルカメラに通知する場合について説明する。
(1)通信用インターフェース相互設定装置の処理機能
図4に、通信用インターフェース相互設定装置の機能構成例を示す。なお、同機能は、メインCPUで実行されるコンピュータプログラム又は専用の回路デバイスを通じて実現される。
通信用インターフェース相互設定装置121は、送信側インターフェース情報受信部123、共通インターフェース検出部125、通信用インターフェース設定部127で構成される。
送信側インターフェース情報受信部123は、ディジタルカメラ側のインターフェース情報(通信インターフェースの種類及び優先順位)を受信する処理デバイスである。
なお、ディジタルカメラ側のインターフェース情報は、転送データの送信を求めるディジタルカメラが自立的に通知する場合と、送信側インターフェース情報受信部123の要求に対する応答として通知される場合がある。
この形態例の場合、受信側である印刷装置111が送信側であるディジタルカメラに自機のインターフェース情報を送信しないものとして説明する。もっとも、両機が相互にインターフェース情報を交換するのを妨げない。
共通インターフェース検出部125は、ディジタルカメラで使用可能な通信インターフェースと自機で使用可能な通信インターフェースとを比較し、両機に共通する通信インターフェースを検出する処理デバイスである。なお、各機で使用可能な通信インターフェースは、それぞれ各機が搭載する記憶領域に格納されている。
通信用インターフェース設定部127は、両機に共通する通信インターフェースの一つを転送データの通信用インターフェースに設定すると共に、当該通信用インターフェースを送信側のディジタルカメラに通知する処理デバイスである。
なお、通信用インターフェースの設定に用いる優先順位は、送信側の優先順位のみを用いても良いし、受信側の優先順位だけを用いても良い。以下の形態例では、双方の優先順位が一致するように、最初に双方の優先順位を比較する手法を採用する。
(2)両機の優先順位が一致する場合
ここでは、両機の優先順位が一致する場合について、転送データの送受信が開始されるまでの処理動作を説明する。なお、参考までに、印刷装置111が低消費電力モードから復帰される時点から説明する。
図5に示すように、画像の印刷を求めるユーザーの操作により、ディジタルカメラ131から印刷装置111に復帰信号が送信される。なお、図5では、ディジタルカメラ131と印刷装置111の双方が共通の通信インターフェースを搭載している。搭載する通信インターフェースは、ワイヤレスLANインターフェース、ワイヤレスUSBインターフェース及びIrDAインターフェースの3つである。
図5は、復帰信号の送受信に使用する通信インターフェースがワイヤレスLANインターフェースであるとして表している。ここでは、使用頻度情報に基づいて、ワイヤレスLANインターフェースが設定されているものとする。
印刷装置111では、復帰信号の受信を検出した待機時用CPU113によりメイン電源3が立ち上げられる。これにより、搭載する各種の通信インターフェースを用いた外部機器とのデータ通信が可能な状態となる。
この時点で、ディジタルカメラ131は、自機の備える通信インターフェースの種類に関する情報(すなわち、種類情報)と、通信インターフェースの優先順位に関する情報(すなわち、優先順位)とをテーブル化したインターフェース情報を印刷装置111に送信する。
図6に示すように、このインターフェース情報の送信は、復帰信号の送信時と同じワイヤレスLANインターフェースを用いて実行される。
図7に、インターフェース情報の構造例を示す。図7に示すように、ディジタルカメラ131と印刷装置111が搭載する各通信インターフェースには、それぞれ同じ優先順位が付されている。
なお、各機の優先順位を決定する優先項目は、「データ転送速度」のうちの「実効転送速度」に設定されている。従って、ワイヤレスUSBインターフェース、IrDAインターフェース、ワイヤレスLANインターフェースの順番に優先順位が付されている。
ディジタルカメラ131のインターフェース情報を受信した印刷装置111は、自機のインターフェース情報と比較して、両機が共通に備える通信インターフェースを検出する。次に、印刷装置111は、優先順位が高い通信インターフェースを比較し、データの送受信インターフェースに決定する。
この形態例の場合、両機の優先順位が同じであるので、メインCPU115は、ワイヤレスUSBインターフェースを通信用インターフェースに決定する。なお、決定された通信用インターフェースは、「インターフェース決定情報」としてディジタルカメラ131に通知される。図8に示すように、この通知もワイヤレスLANインターフェースを用いて実行される。
この後、図9に示すように、ワイヤレスUSBインターフェースを用いた画像データ(転送データ)の送受信がディジタルカメラ131と印刷装置111の間で実行される。
なお、このように設定された通信用インターフェースを用いて通信を開始した後も、ワイヤレスUSBインターフェースにエラーが発生する場合や通信の混雑により実効転送速度が上がらない場合が起こり得る。このような場合、別の通信インターフェースを用いて画像データを送受信するのが望ましい。
また例えば、図面と一致しない事例であるが、復帰信号の送受信インターフェースにUWB無線方式のブルートゥースインターフェースが選択されている場合に、画像データの通信用インターフェースには同じUWB無線方式を用いるワイヤレスUSBインターフェースが設定されることが起こり得る。
画像データ(転送データ)の通信用インターフェースの設定は、インターフェース情報に基づいて実行されるため、このような事態が起こり得る。この設定を有効にすると、標準環境として設定されたブルートゥースインターフェースの使用が中断される。
しかし、標準環境として設定された通信インターフェースの使用を中断することはできない。従って、このような場合には、優先順位が1位のワイヤレスUSBインターフェースではなく、別の通信インターフェースを用いてデータ転送を行う必要が生じる。
このような場合に、発明者の提案する手法は効果を発揮する。すなわち、転送データの通信用インターフェースとして優先順位1位のワイヤレスUSBインターフェースが選択されたとしても、前述した事情が発生した場合には、両機に共通する通信インターフェースのうち優先順位が2位の通信インターフェースを自動的に選択することができる。
図10に、この場合における通信動作を示す。図10の場合、印刷装置111は、画像データの通信用インターフェースにIrDAインターフェースを自動的に設定する。この場合も、印刷装置111は、決定結果を「インターフェース決定情報」としてディジタルカメラ131に一方的に通知する。
これにより、画像データの送受信は、両機が有する優先順位情報のうちで2番目に優先順位が高い通信インターフェースを用いて実行される。
ここでの特徴点は、両機の間で改めてネゴシエーション処理を実行しなくても、初回時に交換したインターフェース情報を用いて設定処理を実行できる点である。
ネゴシエーション処理を繰り返さないので通信トラフィックを画像データの転送に多く割り当てることができ、実効転送速度を上げることができる。
また、ネゴシエーション処理を繰り返さない分、画像データの送受信開始までの時間を短縮することも可能になる。
(3)両機の優先順位が一致しない場合
次に、両機の優先順位が一致しない場合について、転送データの送受信が開始されるまでの処理動作を説明する。
この形態例の場合、自機(すなわち、印刷装置111)の優先順位を適用し、転送データの通信用インターフェースを設定する。
図11を用いて、この場合の処理動作を説明する。図11の場合、印刷装置111とディジタルカメラ131では、優先順位を決定する基準としての優先項目が異なっている。すなわち、印刷装置111はデータ転送速度を優先項目として優先順位を定めているのに対し、ディジタルカメラ131では、セキュリティ度を優先項目として優先順位を定めている。
このため、各機が指定する優先順位の1位と2位が異なっている。この場合、印刷装置111は、自機の優先順位を優先する。すなわち、優先順位が1位のワイヤレスUSBインターフェースを画像データの送受信用の通信インターフェースに決定し、その旨を「インターフェース決定情報」としてディジタルカメラ131に通知する。
図12に、この様子を示す。図12に示すように、両機のインターフェース情報が一致しない場合にも、画像データの送受信に使用する1つの通信インターフェースを確定することができる。
なお、この場合も、送信開始後のエラーの発生や実効転送速度の低下が起こり得る。
また、異なる通信インターフェース間で同じ通信方式を使用する場合等も起こり得る。
この場合も、印刷装置111は、自機が定める優先順位を使用し、両機が共通に備える通信インターフェースのうち2番目に順位の高い通信インターフェース(図11の場合、IrDAインターフェース)を選択する。この選択結果は、やはり「インターフェース決定情報」としてディジタルカメラ131に通知される。その後、図13に示すように、IrDAインターフェースを用いて画像データの通信が開始される。
(b−2)送信側が通信用インターフェースを設定する場合
次に、画像データ(転送データ)の送信側であるディジタルカメラ131が通信インターフェースを設定し、受信側である印刷装置111に通知する場合について説明する。
(1)通信用インターフェース相互設定装置の処理機能
図14に、通信用インターフェース相互設定装置の機能構成例を示す。なお、同機能は、メインCPUで実行されるコンピュータプログラム又は専用の回路デバイスを通じて実現される。
通信用インターフェース相互設定装置141は、受信側インターフェース情報受信部143、共通インターフェース検出部145、通信用インターフェース設定部147で構成される。
受信側インターフェース情報受信部143は、印刷装置111のインターフェース情報(通信インターフェースの種類及び優先順位)を受信する処理デバイスである。
なお、印刷装置111のインターフェース情報は、印刷装置111が自立的に通知する場合と、受信側インターフェース情報受信部143の要求に対する応答として通知される場合がある。
この形態例の場合、ディジタルカメラ131は、印刷装置111に自機のインターフェース情報を送信する必要はないが、相互にインターフェース情報を交換するのを妨げるものではない。
共通インターフェース検出部145は、印刷装置111で使用可能な通信インターフェースと自機で使用可能な通信インターフェースとを比較し、両機に共通する通信インターフェースを検出する処理デバイスである。なお、各機で使用可能な通信インターフェースは、それぞれ各機が搭載する記憶領域に格納されている。
通信用インターフェース設定部147は、両機に共通する通信インターフェースの一つを転送データの通信用インターフェースに設定すると共に、当該通信インターフェースを受信側の印刷装置111に通知する処理デバイスである。
なお、通信用インターフェースの設定に用いる優先順位は、受信側の優先順位のみを用いても良いし、送信側の優先順位だけを用いても良い。以下の形態例では、双方の優先順位が一致するように、最初に双方の優先順位を比較する手法を採用する。
(2)両機の優先順位が一致する場合
ここでは、両機の優先順位が一致する場合について、転送データの送受信が開始されるまでの処理動作を説明する。なお、参考までに、印刷装置111が低消費電力モードから復帰される時点から説明する。
この場合も、図15に示すように、ディジタルカメラ131から印刷装置111に復帰信号が送信される。図15の場合も、ディジタルカメラ131と印刷装置111の双方が共通の通信インターフェースを搭載している。搭載する通信インターフェースは、ワイヤレスLANインターフェース、ワイヤレスUSBインターフェース及びIrDAインターフェースの3つである。
図15は、復帰信号の送受信に使用する通信インターフェースがワイヤレスLANインターフェースの場合の例である。ここでは、使用頻度情報に基づいて、ワイヤレスLANインターフェースが設定されているものとする。
印刷装置111では、復帰信号の受信を検出した待機時用CPU113によりメイン電源3が立ち上げられる。これにより、搭載する各種の通信インターフェースを用いた外部機器とのデータ通信が可能な状態となる。
この時点で、画像データの送信を求めるディジタルカメラ131は、自機の備える通信インターフェースの種類に関する情報(すなわち、種類情報)と、通信インターフェースの優先順位に関する情報(すなわち、優先順位)とをテーブル化したインターフェース情報を印刷装置111に送信する。
一方、印刷装置111は、受信したインターフェース情報の優先順位を自機の都合に合わせて付け直し、これを自機のインターフェース情報として、ディジタルカメラ131に送信する。図16に、インターフェース情報の交換イメージを示す。
もっとも、ディジタルカメラ131からインターフェース情報を受信しなくても、その要求に従い、自機に用意されているインターフェース情報を送信する仕組みを採用しても良い。
図16に示すように、このインターフェース情報の送信は、復帰信号の送信時と同じワイヤレスLANインターフェースを用いて実行される。
図17に、インターフェース情報の構造例を示す。図17に示すように、ディジタルカメラ131と印刷装置111が搭載する各通信インターフェースには、それぞれ同じ優先順位が付されている。
なお、各機の優先順位を決定する優先項目は、「データ転送速度」のうちの「実効転送速度」に設定されている。従って、ワイヤレスUSBインターフェース、IrDAインターフェース、ワイヤレスLANインターフェースの順番に優先順位が付されている。
印刷装置111のインターフェース情報を受信したディジタルカメラ131は、自機のインターフェース情報と比較して、両機が共通に備える通信インターフェースを検出する。次に、ディジタルカメラ131は、優先順位が高い通信インターフェースを比較し、データの送受信インターフェースに決定する。
この形態例の場合、両機の優先順位情報が同じであるので、ワイヤレスUSBインターフェースに決定される。なお、決定された通信インターフェースは、「インターフェース決定情報」として印刷装置111に通知される。図18に示すように、この通知もワイヤレスLANインターフェースを用いて実行される。
この後、図19に示すように、ワイヤレスUSBインターフェースを用いた画像データ(転送データ)の送受信がディジタルカメラ131と印刷装置111の間で実行される。
なお、このように設定された通信インターフェースを用いて通信を開始した後も、ワイヤレスUSBインターフェースにエラーが発生する場合や通信が混雑して実効転送速度が上がらない場合が起こり得る。
また例えば、図面とは一致しない事例であるが、復帰信号の送受信にUWB無線方式のブルートゥースインターフェースが選択されている場合に、画像データの送受信に使用する通信インターフェースとして同じUWB無線方式を用いるワイヤレスUSBインターフェースが設定されることが起こり得る。
このような場合、ディジタルカメラ131は、2番目に優先順位が高い別の通信インターフェースを用いるように通信設定を変更し、その情報を印刷装置111に通知する。
図20に、この場合における通信動作を示す。
図20の場合、ディジタルカメラ131は、画像データの通信用インターフェースにIrDAインターフェースを自動的に設定する。この場合も、ディジタルカメラ131は、決定結果を「インターフェース決定情報」として印刷装置111に一方的に通知する。
ここでの特徴点は、両機の間で改めてネゴシエーション処理を実行しなくても、初回時に交換したインターフェース情報を用いて設定処理を実行できる点である。
ネゴシエーション処理を繰り返さないので通信トラフィックを画像データの転送に多く割り当てることができ、実効転送速度を上げることができる。
また、ネゴシエーション処理を繰り返さない分、画像データの送受信開始までの時間を短縮することも可能になる。
(3)両機の優先順位が一致しない場合
次に、両機の優先順位が一致しない場合について、転送データの送受信が開始されるまでの処理動作を説明する。
この形態例の場合、自機(すなわち、ディジタルカメラ131)の優先順位を適用し、転送データの通信用インターフェースの設定処理を実行する。
図21を用いて、この場合の処理動作を説明する。図21の場合、印刷装置111とディジタルカメラ131では、優先順位を決定する基準としての優先項目が異なっている。例えば印刷装置111では、データ転送速度を優先項目として優先順位を定めているのに対し、ディジタルカメラ131では、セキュリティ度を優先項目として優先順位を定めている。
このため、各機が指定する優先順位の1位と2位が異なっている。この場合、ディジタルカメラ131は、自機の優先順位を優先する。すなわち、優先順位が1位のIrDAインターフェースを画像データの送受信用の通信インターフェースに決定し、その旨を「インターフェース決定情報」として印刷装置111に通知する。
このように双方のインターフェース情報が一致しない場合にも、画像データの送受信に使用する1つの通信インターフェースを確定することができる。
図22に、この様子を示す。図22に示すように、両機のインターフェース情報が一致しない場合にも、画像データの送受信に使用する1つの通信インターフェースを確定することができる。
なお、この場合も、送信開始後のエラーの発生や実効転送速度の低下が起こり得る。また、異なる通信インターフェース間で同じ通信方式を使用する場合等も起こり得る。
この場合も、ディジタルカメラ131は、自機が定める優先順位を使用し、両機が共通に備える通信インターフェースのうち2番目に順位の高い通信インターフェース(図21の場合、ワイヤレスUSBインターフェース)を選択する。
この選択結果は、やはり「インターフェース決定情報」として印刷装置111に通知される。その後、図23に示すように、ワイヤレスUSBインターフェースを用いて画像データの通信が開始される。
(b−3)ユーザーによる設定
ここでは、画像データ(転送データ)の通信用インターフェースを、ユーザーの設定に基づいて実行する場合について説明する。
この形態例の場合、通信用インターフェースの設定に使用する優先順位は、ユーザー自身が自らの使い勝手等に基づいて設定されることになる。
例えば図24に示すシステムを例に説明する。
図24の場合、印刷装置111、スキャナ151及びコンピュータ153がワイヤレスLAN経由でネットワークを構成する。一方、印刷装置111とスキャナ151は、ワイヤレスUSBインターフェースを用いた直接通信が可能である。
このような場合、低消費電力モード中の通信インターフェースには、ワイヤレスLANが選択される。ワイヤレスLANは全ての機器に共通する通信インターフェースであるので、いずれの機器からでも直接又は間接的に復帰信号やインターフェース情報を通知するのに好適である。
一方、データ転送速度の観点では、ワイヤレスUSBインターフェースがワイヤレスLANインターフェースよりも速い。そこで、印刷時間を優先するユーザーの場合には、画像データ(転送データ)の通信用インターフェースとして、ワイヤレスUSBインターフェースの優先順位をワイヤレスLANインターフェースの優先順位よりも上位に設定することができる。
この場合、印刷装置111とスキャナ151は、ワイヤレスUSBインターフェースを通じてデータ転送を行う旨のネゴシエーションを画像データの送受信を開始する前に実行する。勿論、優先順位の設定はユーザーの任意であるので、ワイヤレスLANを通じて画像データ(転送データ)の送受信が実行されるように設定することもできる。
図25に示すシステム例の場合も同様である。図25の場合、印刷装置111、ディジタルカメラ131、スキャナ151、コンピュータ153、携帯電話機155及び携帯型音楽再生機157が Bluetoothインターフェース経由でネットワークを構成する。一方、印刷装置111とディジタルカメラ131は、ワイヤレスUSBインターフェースを用いた直接通信が可能である。
この場合、低消費電力モード中の通信インターフェースには、Bluetoothインターフェースが選択される。 Bluetoothインターフェースは、全ての機器に共通する通信インターフェースであるので、いずれの機器からでも直接又は間接的に復帰信号やインターフェース情報を通知するのに好適である。
一方、データ転送速度の観点では、ワイヤレスUSBインターフェースが
Bluetoothインターフェースよりも速い。そこで、印刷時間を優先するユーザーの場合には、画像データ(転送データ)の送受信に使用する通信インターフェースとして、ワイヤレスUSBインターフェースの優先順位を Bluetoothインターフェースの優先順位よりも上位に設定することができる。
この場合、印刷装置111とディジタルカメラ131は、ワイヤレスUSBインターフェースを通じてデータ転送を行う旨のネゴシエーションを画像データの送受信を開始する前に実行する。勿論、優先順位の設定はユーザーの任意であるので、 Bluetoothを通じて画像データ(転送データ)の送受信が実行されるように設定することもできる。
なお、図24や図25の例とは異なり、多くの通信インターフェースを搭載する昨今の電子機器においては、ユーザーが優先順位を任意に設定できることでユーザーの使い勝手を向上することができる。
(A−4)2種類以上の通信インターフェースを経由した通信用インターフェースの相互設定
前述の説明では、送信先である電子機器が復帰信号やインターフェース情報の受信用に設定した通信インターフェースを、送信元の電子機器で使用可能な場合について説明した。
しかし、図26に示すように、送信先である電子機器が復帰信号やインターフェース情報の受信用に設定した通信インターフェースを、送信元の電子機器で使用できない場合も想定される。
例えば図26の場合、印刷装置111は、復帰信号やインターフェース情報の受信用にUSBインターフェースを設定している。
しかし、ディジタルカメラ131と印刷装置111とは、USBインターフェース経由で接続されていない。このような場合、印刷装置111とUSBインターフェース経由で接続されると共に、ディジタルカメラ131とも通信可能な第3の機器(ここでは、コンピュータ153)の存在が必要になる。
勿論、このような電子機器が常に存在する保証はない。しかし、ここでは送信元と送信先の両機とそれぞれ異なる通信インターフェースを通じて通信可能なコンピュータ153が存在するものとして説明する。
図26の場合、ディジタルカメラ131の復帰信号は、ワイヤレスUSBインターフェース経由でコンピュータ153に通知される。コンピュータ153は、この復帰信号をUSBインターフェース経由で印刷装置111に転送する。
このコンピュータ153の中継処理を経て、印刷装置111は、低消費電力モードから復帰し、IrDAインターフェースを起動する。
また、同じ経路を経て、ディジタルカメラ131から印刷装置111に、インターフェース情報が通知される。
印刷装置111は、受信したインターフェース情報と自機のインターフェース情報とを比較し、両機に共通するデータ転送用の通信インターフェースとしてIrDAインターフェースを選択する。その後、印刷装置111は、データ転送用の通信インターフェースとしてIrDAインターフェースを使用する旨をコンピュータ153経由でディジタルカメラ131に通知する。
この後、ディジタルカメラ131での通信インターフェースの設定が完了すると、ディジタルカメラ131と印刷装置111間で画像データ(転送データ)の直接通信が開始される。
(C)他の形態例
(C−1)インターフェース情報の送信
前述のシステム例では、送信側の電子機器と受信側の電子機器とが双方向通信可能な場合について説明した。この場合、送信側と受信側がインターフェース情報を交換することができる。よって、送信側でも受信側でも転送データ用の通信インターフェースを設定することができる。
しかし、一方向通信しかできない通信インターフェースしか送信側の電子機器が使用できない場合には、受信側の電子機器は必然的に送信側の電子機器が指定した通信用インターフェースを設定することになる。
例えば赤外線リモコンインターフェースが復帰信号の受信用の通信インターフェースに設定される場合等である。赤外線リモコンインターフェースは、消費電力が少ないので、消費電力の削減を優先する場合に選択される可能性が高い。
このような場合、受信側である印刷装置111が送信側であるディジタルカメラ等のインターフェース情報を受信し、自機のインターフェース情報との比較を通じて転送データ用の通信インターフェースを設定する。
(C−2)受信装置
なお、前述の説明では、印刷装置111が転送データの受信側となる場合について説明した。
しかし、送信側の電子機器と受信側の電子機器の組み合わせは任意である。
(C−3)インターフェース情報の送信タイミング
前述の説明では、低消費電力モードからの復帰処理に連動して画像データ(転送データ)の送受信が開始される場合を想定した。
このため、復帰用に確保された通信インターフェースを用いてインターフェース情報を交換又は送信する場合について説明した。
しかし、既に起動している電子機器との間で転送データの送受信を開始する場合にも広く適用できる。
(C−4)転送データ
前述の説明では、画像データを転送する場合について説明した。
しかし、音声データ、2値データその他を転送する場合に適用できる。
(C−5)他のハードウェアインターフェース
前述の形態例においては、Ethernet(登録商標)インターフェース、USBインターフェース、ワイヤレスUSBインターフェース、IrDAインターフェース、赤外線リモコンインターフェース、
Bluetoothインターフェース及びワイヤレスLANインターフェースを例示した。しかし、これ以外のハードウェアインターフェースを使用することもできる。例えばIEEE1394インターフェースを利用することも可能である。
(C−6)他の電子機器
前述の説明では、印刷装置111の外観がオフィスや家庭内で使用される汎用型の装置を例示したが、店頭その他に配置されるキオスク型の装置にも適用できる。
また、ディジタルカメラ、スキャナその他の電子機器を例示したが、これら以外の様々な電子機器に使用することができる。
例えばテレビジョン受像機、モニター装置、ビデオカメラ、AVストレージ機器、ゲーム機、携帯電話機、空調機、その他の電子機器に広く応用可能である。
(C−7)その他
前述の形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
低消費電力モード中に電力が供給される回路範囲を例示する図である(従来例)。 通常動作モード中に電力が供給される回路範囲を例示する図である。 低消費電力モード中に電力が供給される回路範囲を例示する図である(形態例) 通信用インターフェース相互設定装置の機能構成例を示す図である(受信側への搭載例)。 復帰信号の送信経路を示す図である。 インターフェース情報の送信経路を示す図である。 インターフェース情報の構造例を示す図である。 インターフェース決定情報の送信経路を示す図である。 画像データの転送経路を示す図である。 優先順位が2位の通信インターフェースを用いる場合の画像データの転送経路例を示す図である。 インターフェース情報の構造例が送信側と受信側で一致しない場合を示す図である。 優先順位が一致しない場合の画像データの転送経路例を示す図である。 画像データの転送経路を示す図である。 通信用インターフェース相互設定装置の機能構成例を示す図である(送信側への搭載例)。 復帰信号の送信経路を示す図である。 インターフェース情報の送信経路を示す図である。 インターフェース情報の構造例を示す図である。 インターフェース決定情報の送信経路を示す図である。 優先順位が1位の通信インターフェースを用いる場合の画像データの転送経路例を示す図である。 優先順位が2位の通信インターフェースを用いる場合の画像データの転送経路例を示す図である。 インターフェース情報の構造例が送信側と受信側で一致しない場合を示す図である。 優先順位が1位の通信インターフェースを用いる場合の画像データの転送経路例を示す図である。 優先順位が2位の通信インターフェースを用いる場合の画像データの転送経路例を示す図である。 ネットワークシステムでの転送例を示す図である。 ネットワークシステムでの転送例を示す図である。 中継装置を用いてインターフェース情報の通知手法を説明する図である。
符号の説明
121 通信用インターフェース相互設定装置
123 送信側インターフェース情報受信部
125 共通インターフェース検出部
127 通信用インターフェース設定部
141 通信用インターフェース相互設定装置
143 受信側インターフェース情報受信部
145 共通インターフェース検出部
147 通信用インターフェース設定部

Claims (5)

  1. 通信開始後は転送データの受信側として機能する受信側の電子機器であって、
    複数の通信インターフェースと、
    通常動作モードでは、前記複数の通信インターフェースに電力を供給し、低消費電力モードでは、前記複数の通信インターフェースのうちの使用頻度の高い通信インターフェースに電力を供給する電源と、
    前記受信側の電子機器が前記低消費電力モードから復帰する際に、送信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースの情報を受信する送信側インターフェース情報受信部と、
    前記送信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースと前記受信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースとを比較し、両機に共通する通信インターフェースを検出する共通インターフェース検出部と、
    両機に共通する通信インターフェースの一つを転送データの通信用インターフェースに設定して送信側の電子機器に通知する通信用インターフェース設定部と、
    を備える受信側の電子機器。
  2. 前記通信用インターフェース設定部は、前記受信側の電子機器が有する優先順位情報に基づいて、前記通信用インターフェースを設定する、請求項1に記載の受信側の電子機器。
  3. 前記通信用インターフェース設定部は、送信側の電子機器から受信した優先順位情報に基づいて、前記通信用インターフェースを設定する、請求項1に記載の受信側の電子機器。
  4. 前記通信用インターフェース設定部は、ユーザーが指定入力した順位に基づいて、前記通信用インターフェースを設定する、請求項1に記載の受信側の電子機器。
  5. 通信開始後は転送データの受信側として機能する、複数の通信インターフェースを備える受信側の電子機器の、通信用インターフェース相互設定方法において、
    通常動作モードでは、前記複数の通信インターフェースに電力を供給し、低消費電力モードでは、前記複数の通信インターフェースのうちの使用頻度の高い通信インターフェースに電力を供給することと、
    前記受信側の電子機器が前記低消費電力モードから復帰する際に、送信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースの情報を受信することと、
    前記送信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースと前記受信側の電子機器で使用可能な通信インターフェースとを比較し、両機に共通する通信インターフェースを検出することと、
    両機に共通する通信インターフェースの一つを転送データの通信用インターフェースに設定して送信側の電子機器に通知することと、
    を有する通信用インターフェース相互設定方法。
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