JP5209863B2 - 移動体通信端末 - Google Patents

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本発明は、時刻データを出力する内蔵時計とHTTP通信を行う通信部とを備えた携帯電話機等の移動体通信端末に関するものである。
携帯電話機等の移動体通信端末は時計を内蔵し、現在時刻を表示することができるが、その内蔵時計の時刻は時間が経つと次第にずれていくため、内蔵時計の時刻を正確な現在時刻に会わせる時刻補正を行う必要がある。この時刻補正を行う移動体通信端末としては、インターネット上で時刻提供サービスを行っているNTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)サーバから時刻情報を取得して時刻合わせを行う携帯電話機(特許文献1参照)が知られている。また、位置登録する際に時計情報の送信要求を付加した位置登録情報を送信し、交換機(移動交換センタ)から基地局を介して送信された時計情報を受信して内蔵時計の時刻補正を行う携帯電話端末が知られている(特許文献2参照)。
特開2003−315478号公報 特開2002−218546号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の携帯電話機では、内蔵時計の時刻補正のためにNTPサーバにアクセスするための操作や通信を行う必要がある。また、上記特許文献2に記載の携帯電話端末では、上記時計情報の送信要求を受け付けたり時計情報を送信したりするために、移動体通信ネットワークの交換機等の設備を変更する必要がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、移動体通信ネットワークの交換機等の設備を変更することなく、無駄な端末操作や通信を回避しつつ内蔵時計の時刻補正を簡易に行うことができる移動体通信端末を提供することである。
本発明に係る移動体通信端末は、内蔵時計と、移動体通信ネットワークを介してWEBサーバとHTTP通信を行う通信部とを備えた移動体通信端末であって、前記WEBサーバからHTTP応答を受信するときに、該HTTP応答のヘッダ部から現在時刻情報を読み出し、該現在時刻情報に基づいて、前記内蔵時計の時刻を補正する時刻補正手段を備える。この移動体通信端末では、サーバから受信するHTTP応答を利用して時刻補正を行うので、そのHTTP応答が通過する移動体通信ネットワークの交換機等の設備はそのまま変更せずに使用することができる。また、WEBページの閲覧等のサーバへの通常のアクセス時に、サーバから受信したHTTP応答のヘッダ部から読み出した現在時刻情報に基づいて内蔵時計の時刻補正ができる。従って、時刻補正のためだけにNTPサーバにアクセスするような無駄な端末操作や通信を回避しつつ内蔵時計の時刻補正を簡易に行うことができる。また、WEBページの閲覧等のサーバへの通常のアクセス時に、ユーザが意識することなく内蔵時計の時刻補正を行うことができる。また、時刻補正のために特殊なプロトコルやサーバを用意する必要がないため、移動体通信端末への実装が容易である。
前記移動体通信端末において、前記通信部は、ネットワーク側から送出されたプッシュ型の情報配信通知に基づいてHTTP通信を開始するものであってもよい。この場合は、サーバにアクセスして配信情報を取得する際に、その配信情報を含むHTTP応答のヘッダ部から現在時刻情報を読み出し、その現在時刻情報に基づいて内蔵時計の時刻補正ができる。このように配信情報の取得時にユーザが意識することなく時刻補正ができる。
また、前記移動体通信端末において、前記時刻補正手段は、前記HTTP応答のヘッダ部の受信完了時に前記内蔵時計の時刻補正を開始してもよい。この場合は、WEBページデータ等のデータ本体部分を含むHTTP応答の全体の受信完了を待たずに、HTTP応答の現在時刻情報が記述されているヘッダ部の受信が完了したら速やかに時刻補正を開始するので、HTTP応答の残りデータの受信時間に起因した時刻合わせの誤差を抑制し、誤差を時刻補正の精度を高めることができる。また、前記内蔵時計の時刻補正は、前記ヘッダ部に記述されている現在時刻情報を受信したら速やかに時刻補正処理を開始してもよい。
また、前記移動体通信端末において、前記時刻補正手段は、特定のURL(Uniform Resource Locator)に対するHTTP通信を行った場合のみ前記内蔵時計の時刻補正を実行してもよい。また、前記移動体通信端末において、前記時刻補正手段は、前記HTTP応答のヘッダ部の受信完了時に前記内蔵時計の時刻補正を開始する第一の時刻補正モードと、前記HTTP応答の全体の受信完了時に前記内蔵時計の時刻補正を開始する第二の時刻補正モードとを有し、特定のURLに対するHTTP通信を行う場合は前記第一の時刻補正モードを選択して実行してもよい。
上記特定のURLは、例えば予め作成したテーブルにリストアップしておき、このテーブルを参照して前記内蔵時計の時刻補正を実行するか否か判断できる。特定のURLのサーバとしては、例えば内蔵時計が精度よく管理されているWEBサーバが選択される。このように特定のURLに対するHTTP通信を行った場合のみ前記内蔵時計の時刻補正を実行することにより、前記内蔵時計の時刻補正をより安定した精度で実行できる。
また、前記移動体通信端末において、前記時刻補正手段は、前記特定のURLに対するHTTP通信を開始したときにタイマーを起動し、予め設定した所定のタイムアウト時間が経過する前に前記HTTP応答の全体又はそのヘッダ部を受信した場合にのみ前記内蔵時計の時刻補正を実行してもよい。この場合は、上記タイマーのタイムアウト時間を経過し、サーバからの発信から移動体通信端末による受信まで通信時間を要した場合には、前記内蔵時計の時刻補正を実行しないので、HTTP応答の通信時間遅れに起因した時刻合わせの誤差を抑制し、誤差を時刻補正の精度を高めることができる。
また、前記移動体通信端末において、前記時刻補正手段は、ユーザによる時刻補正機能を選択する操作を検知したときに、前記内蔵時計の時刻補正を実行してもよい。この場合は、ユーザが希望する任意のタイミングで、上記HTTP応答を利用した時刻補正を行うことができる。
また、前記移動体通信端末において、前記時刻補正に用いるHTTP応答は、前記サーバから提供される任意のWEBページを要求するHTTP要求に応答するものであってもよい。この場合は、サーバにアクセスして任意のWEBページを取得する際に、そのWEBページを含むHTTP応答のヘッダ部から現在時刻情報を読み出し、その現在時刻情報に基づいて内蔵時計の時刻補正ができる。このようにサーバからのWEBページの取得時にユーザが意識することなく時刻補正ができる。
また、本発明に係る移動体通信端末における時刻補正方法は、移動体通信ネットワークを介してWEBサーバにHTTP要求を送信するステップと、前記移動体通信ネットワークを介して前記WEBサーバからHTTP応答を受信するステップと、前記HTTP応答を受信するときに、そのHTTP応答のヘッダ部から現在時刻情報を読み出すステップと、前記読み出した現在時刻情報に基づいて移動体通信端末の内蔵時計の時刻を補正するステップと、を含む。
なお、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division ynchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)などが挙げられる。
また、上記移動体通信端末における処理及び制御は、これらに設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD、CD−ROM等の記録媒体を用いて行ってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行ってもよい。
本発明によれば、移動体通信ネットワークの交換機等の設備を変更することなく、無駄な端末操作や通信を回避しつつ内蔵時計の時刻補正を簡易に行うことができる移動体通信端末を提供することができる。
図1は本実施形態に係る携帯電話機(移動体通信端末)を用いた通信システムの一例を示す概略構成図である。この通信システムは、携帯電話機10と、移動体通信ネットワークとしての携帯電話通信網20と、WEBサーバ40とを備える。携帯電話通信網20は、無線通信を介した移動体通信を行うための基地局21や交換機等のネットワーク設備を有している。携帯電話機10は、携帯電話通信網20を介して、他の携帯電話機との間で電話やメールの送受信を行ったり、携帯電話通信網20上のWEBサーバ40やインターネット30上のWEBサーバ40からWEBページなどの情報を取得したりことができる。携帯電話機10とWEBサーバ40との間の通信プロトコルとしては、HTTP(HyperText Transfer Protocol)が使用される。携帯電話機10は、情報の取得を要求するHTTP要求をWEBサーバ40に送信し、WEBサーバ40は、HTTP要求で要求されたWEBページ等の情報を含むHTTP応答を携帯電話機10に送信する。このHTTP要求及びHTTP応答は、例えばRFC(Request For Comment)1945やRFC2616に規格化されているように、HTTP通信に用いられる各種データが記述されたヘッダ部とデータ本体(エンティティ)部とを備えている。本実施形態の時刻補正には、HTTP応答のヘッダ部のDateヘッダに記述されている現在時刻情報を読み出して用いる。
図2は、HTTP応答の一例を示す説明図である。図中の矢印Aで示している部分が、ヘッダ部のDateヘッダである。このDateヘッダには、WEBサーバ40でHTTP応答を生成する際に、そのWEBサーバ40の内部時計に基づいて現在時刻情報が記述される。WEBサーバ40は、予め設定された所定のタイミングあるいは定期的に(例えば1日に2回)、NTP(ネットワーク・タイム・プロトコル)サーバ等の時刻管理サーバと通信して時刻同期処理を実行し、内部時計の時刻を補正する。携帯電話機10は、Dateヘッダに記述されている現在時刻情報を読み出して時刻補正に用いる。
図3は、本実施形態に係る携帯電話機10の外観図である。この携帯電話機10は、ヒンジ部を中心にして互いに揺動可能な蓋部101と本体部102とを有する。蓋部101は、本体部102に設けられたキー操作部のキー103a〜103eが操作可能な開状態と、キー操作部のキー103a〜103eを覆った閉状態とをとり得るようになっている。上記開状態にある蓋部101の外壁部を構成するケーシングには、液晶ディスプレイ(LCD)104、スピーカ105等が設けられている。また、上記本体部102の外壁部を構成するケーシングには、上記キー操作部を構成するキー103a〜103e、マイク106等が設けられている。これらのキー103a〜103e等からなるキー操作部、および液晶ディスプレイ(LCD)104は、利用者が操作可能な上記開状態にあるケーシングの利用者に対向する側の外壁部に設けられている。これにより、利用者は、上記液晶ディスプレイ104の画面を見ながらキー操作部のキー103a〜103eを操作することができる。
図4は携帯電話機10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。携帯電話機10は、制御部111、内部メモリ112、無線通信部113及びアンテナ114を備えている。また、制御部111には、音声処理部115を介して音入力手段としてのマイク116及び音出力手段としてのスピーカ117が接続され、画像処理部118を介して表示部119が接続され、更にキー操作部120が接続されている。また、携帯電話機10は内蔵時計を構成する時計部121も備えている。
上記制御部111は、例えばCPU、キャッシュメモリ、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより内部メモリ112や無線通信部113等の各部との間でデータの送受信を行ったり各部を制御したりする。また、制御部111は、WEBサーバ40から受信したHTTP応答のヘッダに記述された現在時刻情報に基づいて時計部(内蔵時計)121の時刻補正を行う内蔵時計の時刻を補正する時刻補正手段としても機能する。
上記内部メモリ112は、例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、制御部111で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。
上記無線通信部114は、制御部111で制御され、アンテナ114を介して、所定の通信方式により携帯電話通信網20の基地局21との間で無線通信を行うものである。この無線通信により、特定の携帯電話機等との間で音声電話通信を行ったり、電子メールの送受信やWEB40等のサーバとの間でデータ通信を行ったりすることができる。
上記音声処理部115は、マイク116から入力された送話音声信号を所定方式で符号化して制御部111に送る。例えば、音声処理部115は、無線通信部113で受信した受話音声信号を復号化してスピーカ117から出力する。
上記キー操作部120は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)、通話開始キー、終話キー、スクロールキー、多機能キー等を備え、電話の発信や着信のほか、表示部119に表示される情報のスクロールや選択等に用いる。このキー操作部120は、表示部119に表示される手動時刻補正等の機能を選択して設定するときにも用いられる。
上記時計部121は、RTC(リアルタイムクロック)等を用いて構成され、時刻情報(時刻信号)を生成する。この時計部121で生成される時刻情報はクロック出力として出力され、液晶ディスプレイ(LCD)104からなる表示部119の日時情報の表示に用いたり、アラーム時刻に所定の動作を実行するアラーム制御に用いたりする。また、時計部121は、ユーザ時刻情報及びシステム時刻情報の2種類の時刻情報を生成し、クロック出力として出力できる。ユーザ時刻情報はユーザが手動で時刻補正可能な時刻情報である。システム時刻情報は、DRM(デジタル著作権管理:Digital Rights Management)等で使用され、セキュアクロックとも呼ばれる。本実施形態の携帯電話機10は、これらの時計部121の2種類の時刻情報に対して、HTTP応答のヘッダ部から読み出した時刻情報による時刻補正を一括して行うことができる。
図5は、WEBページの取得時に実行する時刻補正処理の流れの一例をシーケンス図である。まず、ユーザが携帯電話機10を操作してブラウザを起動し、WEBサーバ40へアクセスする操作を行う(S1,S2)。例えば、WEB閲覧サービスの窓口となるポータルサイトのWEBページを提供するWEBサーバ40へアクセスする操作を行う。この操作により、携帯電話機10は、予め設定されているURLやユーザが入力したURLのデータに基づいて、希望するWEBページのデータを要求するHTTP要求をWEBサーバ40に送信する(S3)。WEBサーバ40は、HTTP要求を受信したら、ヘッダ部に所定のデータを記述するとともにユーザが希望するWEBページのデータをデータ本体部に付加したHTTP応答を生成し、そのHTTP応答を携帯電話機10に送信する(S4)。このHTTP応答のヘッダ部のDateヘッダには、WEBサーバ40の内部時計に基づいて、現在の日付及び時刻のデータが記述される。
次に、携帯電話機10は、上記HTTP応答を受信すると、HTTP応答のヘッダ部のDateヘッダ部から現在時刻情報を読み出し、その現在時刻情報に基づいて、時計部121から出力される時刻情報について時刻補正を実行する(S5,S6)。また、携帯電話機10の表示部には、HTTP応答にデータ本体部のデータに基づいて、ユーザが要求したWEBページが表示される。このWEBページの表示は、Dateヘッダ部からの現在時刻情報の読み出しと同時に開始してもいいし、時刻補正の終了後の開始してもよく、任意のタイミングで開始できる。
以上、本実施形態によれば、携帯電話通信網20の交換機等の設備を変更することなく、無駄な端末操作や通信を回避しつつ携帯電話機10の内蔵時計の時刻補正を簡易に行うことができる。また、上記実施形態では、ユーザが特定のURLであるWEBサービスのポータルサイトにアクセスする操作を行ったときに、ユーザに意識させないで内部時計の時刻補正を行うことができる。
図6は、他の実施形態に係るWEBページの取得時に実行する時刻補正処理の流れの一例をシーケンス図である。上記HTTP応答のヘッダ部のデータサイズは数10バイト〜100バイト程度であるが、データ本体部のデータサイズはヘッダ部の100倍以上となる場合があり、HTTP応答の全体の受信が完了してから時刻補正を行ったのでは、WEBサーバ40で現在時刻情報を記述したタイミングと携帯電話機10でHTTP応答を受信して時刻補正を行うタイミングとの間の時間差が大きくなって時刻補正の精度が低下してしまうおそれがある。そこで、図6の時刻補正処理では、時刻補正に用いる現在時刻情報を含むヘッダ部の受信が完了したタイミングで、時刻補正を開始している(S5〜S7)。これにより、WEBサーバ40で現在時刻情報を記述したタイミングと携帯電話機10でHTTP応答を受信して時刻補正を行うタイミングとの間の時間差が大きくなるのを抑制し、時刻補正の精度の低下を防止できる。
なお、WEBページの表示は、図6に示すようにHTTP応答のデータ本体部の受信が完了してから開始してもいいし、HTTP応答のデータ本体部の受信を開始した後、準備ができしだい開始するようにしてもよい。
また、上記ヘッダ部全体の受信が完了するのを待たずに、そのヘッダ部の少なくともDateヘッダの部分を受信し終わったタイミングで、上記時刻補正を開始してもよい。
また、本実施形態において、HTTP応答のヘッダ部の受信完了時に時刻補正を開始する第一の時刻補正モードと、HTTP応答のデータ本体部を含む全体の受信完了時に時刻補正を開始する第二の時刻補正モードとを実行可能に構成し、アクセス先のURLに応じて第一の時刻補正モードと第二の時刻補正モードとを切り換えて実行するように制御してもよい。例えば、特定のURLのWEBサイトに対するHTTP通信を行う場合は、前記第一の時刻補正モードを選択して実行するようにしてもよい。
図7は、更に他の実施形態に係るWEBページ取得時のHTTP送信処理の流れの一例をフローチャートである。WEBページを取得する際のHTTP通信にはHTTPタイマーが用いられる。このHTTPタイマーはHTTP要求を送信したタイミングでリセットされて計時を開始し、予め設定した所定のタイムアウト時間が経過するまで、HTTP応答を待つ。HTTP応答を受信する前に、上記タイムアウト時間が到来したら、HTTP要求を再送したり、HTTP応答の受信を止めてHTTP通信を終了したりする。ところが、有線通信の場合に比較して通信状況が悪い場合が多い無線通信を用いる携帯電話機では、上記タイムアウト時間が長めに設定される(例えば120秒)。上記タイムアウト時間が長いと、HTTP応答の送信から受信までの時間がかかった状態でHTTP応答が受信される場合もある。この場合には、WEBサーバ40で現在時刻情報を記述したタイミングと携帯電話機10でHTTP応答を受信して時刻補正を行うタイミングとの間の時間差が大きくずれ、時刻補正の誤差が大きくなってしまうおそれがある。
そこで、図7のHTTP送信処理では、時刻補正に用いる特定のURLのWEBサイトにアクセスするときには、通常のタイムアウト時間(例えば120秒)よりも短い時刻補正専用のタイムアウト時間(例えば5秒)を用いる時刻補正専用のHTTPタイマーを設定している。図7において、ユーザが携帯電話機10を操作してブラウザを起動し、WEBサーバ40へアクセスする操作を行うと(S1,S2)、携帯電話機10は、予め作成しておいたURLテーブルを参照し(S3)、アクセス対象のWEBサイトが時刻補正を行うWEBサイトか否かを判断する(S4)。ここで、時刻補正を行うWEBサイトでない場合は、タイムアウト時間として例えば120秒を用いる通常のHTTPタイマーが設定される(S5)。一方、時刻補正を行うWEBサイトである場合は、タイムアウト時間として例えば5秒を用いる時刻補正用のHTTPタイマーが設定される(S6)。このように適正なHTTPタイマーが設定された状態で、HTTP要求が生成されて送信される(S7,S8)。
以上のように、時刻補正を行う特定のURLのWEBサイトにアクセスするときには、通常よりも短いタイムアウト時間を使用する時刻補正用のHTTPタイマーを設定してHTTP要求を送信することにより、WEBサーバ40で現在時刻情報を記述したタイミングと携帯電話機10でHTTP応答を受信して時刻補正を行うタイミングとの間の時間差が数秒以上となるような場合には、HTTP応答を受信しないで内蔵時計に反映させないので、時刻補正の精度の低下を防止できる。
なお、上記実施形態では、ユーザが携帯電話機10を操作してWEBポータルサイトにアクセスするときにHTTP応答を用いた内蔵時計の時刻補正を行っているが、他のタイミングに同様な時刻補正を行うようにしてもよい。
例えば、図8に示すようにプッシュ型の情報配信システム(例えば、予め登録したユーザに情報を配信するCastingシステム)で配信される情報をHTTP通信で取得するときに、時刻補正を行ってもよい。図8において、ユーザの携帯電話機10に情報を配信するときは、まず、SMS(ショート・メッセージ・サービス)を使って配信管理サーバ41から携帯電話機10に、情報取得先のURL情報を含む配信通知が送信される(S1)。携帯電話機10は、上記配信通知を受信すると、その配信通知に含まれる情報取得先のURLで指定されるWEBサーバ40に、配信対象のWEBページのデータを要求するHTTP要求を送信する(S2、S3)。このHTTP要求に対するHTTP応答のヘッダ部に記述されている現在時刻情報に基づいて、携帯電話機10の内蔵時計の時刻補正が行われる(S4〜S6)。
また、図9及び図10に示すように、携帯電話機10の各種機能メニューの日時設定メニューにおいて「手動時刻補正」をユーザが選択したときに、予め設定したWEBサーバ40又は任意のWEBサーバ40に自動アクセスし、時刻補正を行うようにしてもよい。例えば、図10において、日時設定の画面901上で「時刻補正設定」を選択し、更に時刻補正設定の画面902で「手動補正」を選択すると(図9のS1)、時刻補正の確認画面903が表示される。ここで、「はい」を選択すると、携帯電話機10は、WEBサーバ40内の任意のWEBページのデータを要求するHTTP要求を送信し(S2、S3)、補正中の画面904を表示する。このHTTP要求に対するHTTP応答(例えば「200OK」又は「404NotFound」)を受信すると、そのHTTP応答のヘッダ部に記述されている現在時刻情報に基づいて、携帯電話機10の内蔵時計の時刻補正が行われ(S4〜S6)、補正完了の画面905が表示される。この場合、HTTP応答のデータ本体部(エンティティ)のデータは表示されない。
本発明の実施形態に係る携帯電話機を用いた通信システムの一例を示す概略構成図。 HTTP応答の一例を示す説明図。 携帯電話機の外観図。 携帯電話機のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 WEBページの取得時に実行する時刻補正処理の流れの一例をシーケンス図。 他の実施形態に係るWEBページの取得時に実行する時刻補正処理の流れの一例をシーケンス図。 更に他の実施形態に係るWEBページ取得時のHTTP送信処理の流れの一例をフローチャート。 更に他の実施形態に係るWEBページの取得時に実行する時刻補正処理の流れの一例をシーケンス図。 更に他の実施形態に係るWEBページの取得時に実行する時刻補正処理の流れの一例をシーケンス図。 携帯電話機の画面遷移の説明図。
符号の説明
10 携帯電話機
20 携帯電話通信網
30 インターネット
40 WEBサーバ
111 制御部
121 時計部

Claims (7)

  1. 内蔵時計と、移動体通信ネットワークを介してサーバとHTTP通信を行う通信部とを備えた移動体通信端末であって、
    前記サーバからHTTP応答を受信したときに、該HTTP応答のヘッダ部から現在時刻情報を読み出し、該現在時刻情報に基づいて、前記内蔵時計の時刻を補正する時刻補正手段を備え、
    前記時刻補正手段は、前記HTTP応答のヘッダ部を受信したときに該HTTP応答の全体の受信完了を待たないで前記内蔵時計の時刻補正を開始することを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    前記時刻補正手段は、前記HTTP応答のヘッダ部の全体の受信完了時又は前記HTTP応答のヘッダ部に記述されている前記現在時刻情報の受信完了時に、前記内蔵時計の時刻補正を開始することを特徴とする移動体通信端末。
  3. 請求項1又は2の移動体通信端末において、
    前記通信部は、ネットワーク側から送出されたプッシュ型の情報配信通知に基づいてHTTP通信を開始することを特徴とする移動体通信端末。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの移動体通信端末において、
    前記時刻補正手段は、特定のURLに対するHTTP通信を行った場合のみ前記内蔵時計の時刻補正を実行することを特徴とする移動体通信端末。
  5. 請求項1乃至のいずれかの移動体通信端末において、
    前記時刻補正手段は、前記HTTP通信を開始したときにタイマーを起動し、予め設定した所定のタイムアウト時間が経過する前に前記HTTP応答の全体又はそのヘッダ部を受信した場合にのみ前記内蔵時計の時刻補正を実行することを特徴とする移動体通信端末。
  6. 請求項5の移動体通信端末において、
    前記内蔵時計の時刻補正に用いる前記所定のタイムアウト時間は、通常のHTTP通信時のタイムアウト時間よりも短い時刻補正専用のタイムアウト時間であることを特徴とする移動体通信端末。
  7. 請求項1乃至6のいずれかの移動体通信端末において、
    前記時刻補正手段は、ユーザによる時刻補正機能を選択する操作を検知したときに、前記内蔵時計の時刻補正を実行することを特徴とする移動体通信端末。
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