JP5208965B2 - トランクス型おむつ - Google Patents

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Description

本発明は、トランクス型おむつに関し、詳細には、おむつを装着した際の左右の脚回りに関して、装着感が良好であり、高い防漏生を有し、かつ、安定した吸収性を有するトランクス型おむつに関する。
トランクス型のおむつは、幼児、成年失禁者や老人等に広く用いられている。このようなトランクス型のおむつは、良好な着用感、排泄物の安定した吸収性や高い防漏性を備えていることが望ましい。その為に、現在様々な改良がなされているが、その一つに、脚開口部周縁に弾性部材を配設して、レッグギャザーとすることによって、排泄物の横漏れを防止するおむつが提案されている。
このレッグギャザーとするための弾性部材の配設形態は種々提案されており、例えば、特開平3−280951公報又は特開平3−186263公報に開示されているように、第1及び第2の脚回りの弾性部材を、股間部において2箇所で交差させて配設させるものや、実用新案登録第3024357号公報に開示されているように、第1及び第2の弾性糸を、股間部において交差はさせないが、互いに最も近接させて配設するもの等がある。
更により具体的に、上記第1及び第2脚回り弾性部材を股間部において2箇所で交差させたものを第9図乃至第11図で示し、互いに最も近接させたものを第9図、第12図及び第13図に示す。これらの図に従って説明すると、おむつ51は、外装シート61と、外装シート61の内側面に設けられ、立体ギャザー63が側縁に設けられた吸収体62、腰周り弾性部材64a1、64a2、胴周り弾性部材64b1、64b2、第1及び第2の脚回り弾性部材65a、65bから成る。そして、第10図に示されるおむつの展開状態から、おむつを二つ折りにして、前身頃52、後身頃53及び股間部56を形成し、前身頃52の左右縁57a1、57b1と後身頃53の左右縁57a2、57b2を互いに合掌状に接合して、おむつ51の左右に接合部58a、58bを形成し、第9図に示されるようなおむつ51を形成する。
おむつ51は、人がおむつを脱着するために、腰開口部54、左右脚開口部55a、55bを備え、身体へのフィット性向上、尿等の漏れ防止のために、それらの周囲方向に複数本の弾性部材が配設される。
腰開口部54に複数本、前身頃52及び後身頃53にそれぞれ複数本、左右の脚開口部55a、55b周縁と股間部56にかけて複数本配設され、これらにより、腰周り、胴回り、脚回りにそれぞれウェストギャザー70、ボディギャザー71及び左右レッグギャザー59a、59bが形成される。
上記左右レッグギャザー59a、59bに着目すると、左右の脚開口部周縁と股間部にかけて複数本配設される弾性部材は、第1及び第2の脚回り弾性部材65a、65bから成っており、おむつを展開した状態において、第1脚回り弾性部材65aは、前身頃52の左縁57a1から、左脚開口部の前側縁66a1に沿い、股間部56中央を経由して、右脚開口部の前側縁66b1に沿って、前身頃52の右縁57b1まで配設され、他方、第2脚回り弾性部材65bも、後身頃53の左縁57b2から、左脚開口部の後側縁66a2に沿い、股間部56の中央を経由して、右脚開口部の後側縁66b2に沿って、後身頃53の後側縁57b2まで配設される。
この場合において、第10図におけるパンツ型おむつの展開図は、第1脚回り弾性部材65aと第2脚回り弾性部材65bを股間部の2箇所において交差させた脚回り弾性部材の配設形態を図示しており、第12図におけるパンツ型おむつの展開図は、別の従来技術として、第1脚回り弾性部材65aと第2脚回り弾性部材65bを股間部において交差はさせないが、互いに最も近接させる脚回り弾性部材の配設形態を図示している。前者のような脚回り弾性部材の配設形態を持つおむつの底面図が第11図であり、後者のような脚回り弾性部材の配設形態を持つおむつの底面図が第13図である。
これらの脚回り弾性部材の配設形態は、脚周りにおいて、人の太股と脚開口部周縁の間に隙間ができないようにするため、脚開口部周縁に沿って脚回り弾性部材を配設するべく、おむつを展開した状態において、脚回り弾性部材が、脚開口部55a、55bの側縁に沿い、股間部56中央を経由して配設されている。
また、股間部56が身体から離れ、隙間を作らないようにするために、おむつを展開した状態において、第1及び第2脚回り弾性部材65a、65bを、股間部56中央において、交差するか最も近接させることによって、脚回り弾性部材の伸縮力を使用して、吸収体を着用者の肌側へ押圧している。
つまり、前後身頃52、53を左右縁57a1、57a2、57b1、57b2で互いに接合しておむつとした状態では、第1脚回り弾性部材65aが左右の脚開口部55a、55bを、曲線P’に示すようにリング状に取り囲み、他方、第2脚回り弾性部材65bも左右の脚開口部55a、55bを、曲線P’に示すようにリング状に取り囲んでいる。即ち、第1及び第2脚回り弾性部材の左右が、各々独立して脚開口部をリング状に取り囲んでいる。
そして、第9図には、吸収体63の左側縁62aと第1脚回り弾性部材65aとの接触点67を通る仮想水平線A’並びに、当該接触点67と、第1脚回り弾性部材65aと前身頃52の左縁57a1との交点68を結ぶ仮想直線C’が示されているが、上記の結果として、第9図に図示される従来のおむつにおける仮想水平線A’に対する仮想直線C’の角度Zは、多くの場合、45度以上に設定されることになる。なお、このことは、上記のようなおむつの左脚側だけでなくおむつの右脚側でも同様である。
更に、以上のような弾性部材の配設形態だけでなく、特開平6−327716号公報や特開2003−102780号公報に開示されているように、第1及び第2脚回り弾性部材が、脚開口部周縁に沿って配設されるが股間部中央には配設されないものもあるが、これらにおいても、第1及び第2脚回り弾性部材の左右が、各々独立して左右の脚開口部周縁をリング状に取り囲んでいる。
これら従来のおむつには、以下のような問題点があった。即ち、
(1)股間部において、第1及び第2脚回り弾性部材が、各脚開口部を取り囲んでリング状となっていることにより、左右脚開口部におけるリング状の間に吸収体が挟まれて紐状又は帯状になりやすく、また、上記角度Zが45度以上であるので、リング状となっている弾性部材の収縮力が吸収体に付加されると、吸収体を縦に伸ばそうとするため、吸収体を紐状又は帯状に収縮させる傾向にあり、着用者に不快感を与えると共に、脚開口部周縁と太股との間に隙間が出来てしまい、排泄物が横漏れを起こしてしまうことがあった。また、そのために、吸収体による安定した吸収が困難となってしまうことがあった。
(2)左右の脚開口部がそれぞれリング状に縮むため、脱着時に足の出し入れがしにくいことがあった。即ち、従来技術では、左右脚開口部がそれぞれにリング状に縮むので、おむつの脱着時において脚開口部の縮みを広げる際には、片手ではなく両手でおむつを左右に押し広げる必要があり、そのため、おむつを装着する時の足入れの際に、片足ずつ入れなければ足が引っかかりやすく非常に履きづらかった。このことは、特に、片手が不自由な老人等にとっておむつの履き替えを困難にさせるものであった。
(3)左右の脚開口部がそれぞれリング状となるため、着用時には太股が締め付けられ、弾性部材の締め付けた跡がつく等したり、血行に良くないことがあった。
従って、本発朗は、以上のような問題点を同時に解決し、おむつを装着した際の左右脚回りに関して、装着感に優れ、脱着が容易で、防漏性の高く、安定した吸収性を有するトランクス型のおむつを提供することを目的とする。
本発明に係るトランクス型おむつは、外装シート(11)及び前記外装シート(11)の内側面に配置され、左右の側縁に不織布と伸縮性素材で構成された立体ギャザー(13)が設けられた吸収体(12)からなり、前身頃(2)、後身頃(3)、股間部(6)、腰開口部(4)及び左右の脚開口部(5a、5b)が形成されているトランクス型おむつであって、前記左右の脚開口部(5a、5b)周縁が、脚回り弾性部材と、前記脚回り弾性部材と交差する前記吸収体の立体ギャザー(13)によって囲まれ、前記脚回り弾性部材が配設されることによって、左右のレッグギャザー(9a、9b)が形成されたトランクス型おむつにおいて、上記脚回り弾性部材は、第1及び第2脚回り弾性部材(15a、15b)から成り、上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)との接合を解いておむつを展開した状態において、上記第1脚回り弾性部材(15a)は、前身頃の左縁(7a1)から前記吸収体の左側の立体ギャザー(13)を越えて股間部(6)前縁を経由し、更に前記吸収体の右側の立体ギャザー(13)を越えて前身頃の右縁(7b1)まで、ほぼ直線状に配設され、上記第2脚回り弾性部材(15b)も、後身頃の左縁(7a2)から前記吸収体の左側の立体ギャザー(13)を越えて股間部(6)後縁を経由し、更に前記吸収体の右側の立体ギャザー(13)を越えて後身頃の右縁(7b2)まで、ほぼ直線状に配設されて成り、上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)を接合してトランクス型おむつとした状態での当該おむつの底面において、上記第1及び第2脚回り弾性部材が、一対の左右脚開口部(5a、5b)を全体として一つのラウンド状に囲んだ状態で配設され、上記吸収体の左又は右の側縁(12a)と上記第1脚回り弾性部材(15a)との接触点(17)を通る仮想水平線(A)に対して、当該接触点(17)と、上記第1脚回り弾性部材(15a)及び前身頃の左又は右の縁(7a1、7b1)の交点(18)を結ぶ仮想直線(C)の角度(X)が、0乃至30度の範囲に設定されていることを第1の特徴とする。
そしてまた、上記前身頃の左右縁と上記後身頃の左右縁との接合を解いておむつを展開した状態において、上記第1脚回り弾性部材は、前身頃の左縁から前記吸収体の左側の立体ギャザーを越えて股間部前縁を経由し、更に前記吸収体の右側の立体ギャザーを越えて前身頃の右縁まで、直線状に配設され、上記第2脚回り弾性部材も、後身頃の左縁から前記吸収体の左側の立体ギャザーを越えて股間部後縁を経由し、更に前記吸収体の右側の立体ギャザーを越えて後身頃の右縁まで、直線状に配設されて成り、上記前身頃の左右縁と上記後身頃の左右縁を接合してトランクス型おむつとした状態での当該おむつの底面において、上記第1及び第2脚回り弾性部材が、左右脚開口部を一対として囲んだ状態で配設され、上記吸収体の左又は右の側縁と上記第1脚回り弾性部材との接触点を通る仮想水平線に対して、当該接触点と、上記第1脚回り弾性部材及び前身頃の左又は右の縁の交点を結ぶ仮想直線の角度が0度に設定されていることを第2の特徴とする。
また、上記前身頃の左右縁と上記後身頃の左右縁との接合を解いておむつを展開した状態において、上記第1脚回り弾性部材の左部は前身頃の左縁から吸収体の左側縁の立体ギャザーを越える所まで、上記第1脚回り弾性部材の右部は前身頃の右縁から吸収体の右側縁の立体ギャザーを越える所まで、幅方向に沿ってほぼ直線状に配設され、上記第2脚回り弾性部材の左部は後身頃の左縁から吸収体の左側縁の立体ギャザーを越える所まで、上記第2脚回り弾性部材の右部は後身頃の右縁から吸収体の右側縁の立体ギャザーを越える所まで、幅方向に沿ってほぼ直線状に配設されて成り、上記前身頃の左右縁と上記後身頃の左右縁を接合してトランクス型おむつとした状態での当該おむつの底面において、上記第1及び第2脚回り弾性部材が、左右脚開口部を一対として囲んだ状態で配設され、上記吸収体の左又は右の側縁と上記第1脚回り弾性部材との接触点を通る仮想水平線に対して、当該接触点と、上記第1脚回り弾性部材及び前身頃の左又は右の縁の交点を結ぶ仮想直線の角度が、0乃至30度の範囲に設定されていることを第3の特徴とする。
更に、上記前身頃の左右縁と上記後身頃の左右縁との接合を解いておむつを展開した状態において、上記第1脚回り弾性部材の左部は前身頃の左縁から吸収体の左側縁の立体ギャザーを越える所まで、上記第1脚回り弾性部材の右部は前身頃の右縁から吸収体の右側縁の立体ギャザーを越える所まで、幅方向に沿って直線状に配設され、上記第2脚回り弾性部材の左部は後身頃の左縁から吸収体の左側縁の立体ギャザーを越える所まで、上記第2脚回り弾性部材の右部は後身頃の右縁から吸収体の右側縁の立体ギャザーを越える所まで、幅方向に沿って直線状に配設されて成り、上記前身頃の左右縁と上記後身頃の左右縁を接合してトランクス型おむつとした状態での当該おむつの底面において、上記第1及び第2脚回り弾性部材が、左右脚開口部を一対として囲んだ状態で配設され、上記吸収体の左又は右の側縁と上記第1脚回り弾性部材との接触点を通る仮想水平線に対して、当該接触点と、上記第1脚回り弾性部材及び前身頃の左又は右の縁の交点を結ぶ仮想直線の角度が0度に設定されていることを第4の特徴とする。
以上のように構成することによって、股間部において、第1及び第2脚回り弾性部材が左右双方の脚開口部を取り囲んで全体としてラウンド状となり、吸収体を幅方向に広げようとしていること及び、上記角度が30度以下となるので、脚回り弾性部材の収縮力が吸収体を幅方向に拡げようとしていることから、吸収体が紐状又は帯状になることを防ぎ、着用者に不快感を取り除くと共に、吸収体が紐状又は帯状になることによって生じる吸収力の低下を抑制することができる。また、吸収体の立体ギャザーが第1及び第2脚回り弾性部材によって持ち上げられ、前記立体ギャザーと第1及び第2脚回り弾性部材によって、脚開口部周縁と太股との間の隙間を防ぎ、排泄物が横漏れを起こすことを防止できる。
また、左右の脚開口部が一対としてラウンド状に囲まれるため、脱着時に足の出し入れがしにくいという問題点が改善される。即ち、左右の脚開口部が一対としてラウンド状に囲まれているため、両腕でおむつを左右に開くことにより左右の脚開口部が連動して広がることから、従来技術とは異なり、おむつ装着の際に片足ずつおむつに入れるという手間を省くことができる。換言すると、左右の脚開口部をそれぞれリング状に縮まる従来のおむつでは、両手でおむつを左右に開かなければ、おむつ装着の際に必要である脚を通す開口を作り出すことができないが、本発明に係るおむつによれば、上記構成により、おむつの一部、例えば、レッグギャザーや吸収体の一部を固定することによって片手で脚を通す開口を得ることができる。このことは、片手が不自由な老人等にとっておむつの履き替えを大幅に改善できることを意味し、おむつを一人で自立装着できる機会が広がるという効果が生まれる。
更に、左右の脚開口部が一対としてラウンド状となるため、着用時には太股が締め付けられることがなく、弾性部材の締め付けた跡がつく等することがなく、太股の血行にも良い。
第1図は、本発明に係るトランクス型おむつの第1実施例の正面図である。 第2図は、第1実施例のトランクス型おむつの展開図である。 第3図は、第1実施例における底面図である。 第4図は、本発明に係るトランクス型おむつの第2実施例の正面図である。 第5図は、第2実施例のトランクス型おむつの展開図である。 第6図は、本発明に係るトランクス型おむつの第3実施例の展開図である。 第7図は、本発明に係るトランクス型おむつの第4実施例の展開図である。 第8図は、第6図に示されるトランクス型おむつの底面図である。 第9図は、従来技術のおむつの正面図である。 第10図は、第9図で示した従来技術のおむつの展開図である。 第11図は、第9図で示した従来技術のおむつの底面図である。 第12図は、別の従来技術のおむつの展開図である。 第13図は、第12図で示した別の従来技術のおむつの底面図である。
本発明の実施形態を第1図乃至第8図に従って説明する。
まず、本発明の第1実施例を第1図乃至第3図に従って説明する。トランクス型のおむつ1は、外装シート11と、吸収体12と、腰回り弾性部材14a1、14a2、胴回り弾性部材14b1、14b2、第1及び第2の脚回り弾性部材15a、15bとから成る。
上記吸収体12は、外装シート11の内側面に配置され、不織布と伸縮性素材で構成された立体ギャザー13が左右の側縁に設けられ、吸収紙、綿状パルプ、高分子吸水材などの組み合わせで構成されている。外装シート11の左右端には、左右脚開口部5a、5bを形成するため左湾入部10a及び右湾入部10bが設けられている。
また、前記左右の脚開口部5a、5bは、前記脚回り弾性部材15a、15bと、前記脚回り弾性部材15a、15bと交差する前記吸収体12の立体ギャザー13によって囲まれている。
更に、本実施例におけるトランクス型おむつは、第2図に示されるように、前身頃2の左縁7a1又は右縁7b1と後身頃3の左縁7a2又は右縁7b2の対向端同士の間の距離Lが30cm以下であり、好ましくは、20cm以下のものである。
トランクス型おむつは、第2図に示されるようなおむつを展開した状態から、おむつを二つ折りにして、前身頃2、後身頃3及び股間部6を形成し、第1図に示されるように、前身頃2の左右縁7a1、7b1と後身頃3の左右縁7a2、7b2を互いに合掌状に接合して、おむつ1の左右に接合部8a、8bを形成することによって構成される。
上記おむつ1は、人がおむつを脱着するために、腰開口部4、左右脚開口部5a、5bを備えている。このおむつ1を正面から捉えた図が第1図である。
おむつ1には、おむつの身体へのフィット性を高め、尿等の漏れを防止するために弾性部材が配設される。本実施例では、複数本の天然ゴム糸、合成ゴム糸や、伸縮性の不織布や伸縮生のフィルム等が弾性部材として全面的若しくは部分的に配設される。腰開口部4周縁に複数本、前身頃2及び後身頃3にそれぞれ複数本、左右の脚開口部5a、5b周縁と股間部6にかけて複数本、それぞれの周囲方向に沿って配設される。第1図乃至第3図では、腰開口部周縁に、例えば3本、前身頃及び後身頃に、例えばそれぞれ3本、左右の脚開口部周縁と股間部にかけて、例えば3本配設されているが、勿論、身体への装着感や防漏性を考慮して本数は任意でよい。
特に、ボディギャザー21を形成している前身頃及び後身頃に配設される弾性部材は、図面を簡潔に示すために本数を少なくしているので、実際にはもっと多く配設される場合がある。これらの弾性部材により、腰周り、胴回り及び脚回りにそれぞれ、周囲方向に沿って、ウェストギャザー20、ボディギャザー21と、左右レッグギャザー9a、9bが形成される。
上記左右レッグギャザー9a、9bに着目して更に説明すると、左右の脚開口部5a、5bと股間部6にかけて複数本配誰される弾性部材は、第1及び第2の脚回り弾性部材15a、15bから成る。
おむつの前身頃2の左右縁7a1、7b1と後身頃3の左右縁7a2、7b2との接合を解き、第2図に示す如くおむつを展開した状態において、第1脚回り弾性部材15aは、前身頃2の左縁7a1から前記吸収体12の左側の立体ギャザー13を越えて股間部6前縁を経由し、更に前記吸収体12の右側の立体ギャザー13を越えて前身頃2の右縁7b1まで、ほぼ直線状に配設され、他方、第2脚回り弾性部材15bも、後身頃3の左縁7a2からら前記吸収体12の左側の立体ギャザー13を越えて股間部6後縁を経由し、更に前記吸収体12の右側の立体ギャザー13を越えて後身頃3の右縁7b2まで、ほぼ直線状に配設される。
従来技術に係る脚回り弾性部材とは異なり、左右脚開口部の前後側縁に沿って、股間部中央を経由して配設されるというものではない。
本発明に係る第1実施例では、第2図に示し、上記したように、おむつを展開した状態において、上記第1及び第2脚回り弾性部材15a、15bが、おむつの幅方向に沿って、ほぼ直線状に配設される。
この弾性部材の配設形態を底面から見ると、第3図のおむつの底面図に示されるように、第1及び第2脚回り弾性部材15a、15bが、左右の脚開口部5a、5bを一対として取り囲んで、ラウンド状に構成され、左右のレッグギャザー9a、9bが、矢印Pに図示されるように、一対の左右脚開口部5a、5bを全体として一つのラウンド状に囲んで脚を押さえる。
以上に対して、従来技術に係るおむつにおいては、上記したように、脚回り弾性部材を脚開口部54周縁に沿って配設し、股間部56中央を経由する配設形態を取っているため、左右のレッグギャザー59a、59bが、矢印P’に図示されるように、左右の脚開口部55a、55b周縁を別々にリング状に囲んで、太股と脚開口部55a、55b周縁を密着させている。
第1図に従って更に説明すると、吸収体12の左側縁12aと第1脚回り弾性部材15aとの接触点17を通る仮想水平線A並びに、当該接触点17と、第1脚回り弾性部材15a及び前身頃2の左縁7a1の交点18を結ぶ仮想直線Cが示されているが、上記の結果として、第1図に図示される第1実施例における仮想水平線Aに対する仮想直線Cの角度Xは30度以下、好ましくは、20度以下に設定される。上述したように、従来技術に係るおむつの仮想水平線A’に対する仮想直線C’の角度は45度以上であるから、それに比して角度が小さい。
このことは、吸収体の右側縁12bと第1脚回り弾性部材15aとの接触点を通る仮想水平線Aに対する、当該接触点と第1脚回り弾性部材15a及び前身頃の右縁7b1の交点を結ぶ仮想直線の角度においても同様である。
次に、第2実施例について、第1実施例と異なる箇所を、第4図及び第5図に従って説明する。第1実施例と同一の箇所に関しては、第1実施例の説明と同様であるから、第1実施例と同一の符号を付して、説明を省略する。
第2実施例について、左右レッグギャザー9a、9bに着目して説明すると、左右の脚開口部5a、5bと股間部6にかけて複数本配設される弾性部材は、第1及び第2の脚回り弾性部材15a、15bから成る。
おむつの前身頃2の左右縁7a1、7b1と後身頃3の左右縁7a2、7b2との接合を解き、第5図に示す如くおむつを展開した状態において、第1脚回り弾性部材15aは、前身頃2の左縁7a1から前記吸収体12の左側の立体ギャザー13を越えて股間部6前縁を経由し、更に前記吸収体12の右側の立体ギャザー13を越えて前身頃2の右縁7b1まで、直線状に配設され、他方、第2脚回り弾性部材15bも、後身頃3の左縁7a2から前記吸収体12の左側の立体ギャザー13を越えて股間部6後縁を経由し、更に前記吸収体12の右側の立体ギャザー13を越えて後身頃3の右縁7b2まで、直線状に配設される。
従来技術に係る脚回り弾性部材とは異なり、左右脚開口部の前後側縁に沿って、股間部中央を経由して配設されるというものではない。
本発明に係る第2の実施例では、第5図に示しているように、おむつを展開した状態において、上記第1及び第2脚回り弾性部材15a、15bが、おむつの幅方向に沿って、直線状に配設されており、第1脚回り弾性部材15aと第2脚回り弾性部材15bは、平行に配設される。
この弾性部材の配設形態を底面から見ると、第3図のおむつの底面図に示されるように、第1及び第2脚回り弾性部材15a、15bが、左右の脚開口部5a、5bを一対として取り囲んで、ラウンド状に構成され、左右のレッグギャザー9a、9bが、矢印Pに図示されるように、一対の左右脚開口部5a、5bを全体として一つのラウンド状に囲んで脚を押さえる。
なお、第3図は第1実施例におけるおむつの底面図ではあるが、第2実施例の底面もほぼ同様であるから、この段落では、第3図を流用して第2実施例を説明している。
第4図において更に説明すると、吸収体12の左側縁12aと第1脚回り弾性部材15aとの接触点17を通る仮想水平線A並びに、当該接触点17と、第1脚回り弾性部材15a及び前身頃2の左縁7a1の交点18を結ぶ仮想直線Cが示されているが、上記の結果として、第4図に図示される第2実施例における仮想水平線Aに対する仮想直線Cの角度は0度に設定される(つまり仮想直線Cは水平に設定される。)。
上述したように、従来技術に係るおむつの仮想水平線A’に対する仮想直線C’の角度は45度以上であるから、それに比して角度が小さい。このことは、吸収体の右側縁12bと第1脚回り弾性部材15aとの接触点を通る仮想水平線Aに対する、当該接触点と第1脚回り弾性部材15a及び前身頃の右縁7b1の交点を結ぶ仮想直線の角度においても同様である。
第3に、第3実施例について、第1実施例と異なる箇所を、第6図及び第8図に従って説明する。第1実施例と同一の箇所に関しては、第1実施例での説明と同様であるから、第1実施例と同一の符号を付して、説明を省略する。
第3実施例について、左右レッグギャザー9a、9bに着目して説明すると、左右の脚開口部5a、5bと股間部6にかけて複数本配設される弾性部材は、第1及び第2の脚回り弾性部材15a、15bから成り、第1脚回り弾性部材15aは、第1脚回り弾性部材左部15a1と右部15a2から構成され、第2脚回り弾性部材15bは、第2脚回り弾性部材左部15b1と右部15b2から構成される。
おむつの前身頃2の左右縁7a1、7b1と後身頃3の左右縁7a2、7b2との接合を解き、第6図に示す如くおむつを展開した状態において、第1脚回り弾性部材左部15a1は、前身頃2の左縁7a1から吸収体12の左側縁12aの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第1脚回り弾性部材右部15a2は、前身頃2の右縁7b1から吸収体の右側縁12bの立体ギャザー13を越える所まで配設され、また第2脚回り弾性部材左部15b1は、後身頃3の左縁7a2から吸収体の左側縁12aの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第2脚回り弾性部材右部15b2は、後身頃3の右縁7b2から吸収体の右側縁12bの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第2脚回り弾性部材15bは、幅方向に沿ってほぼ直線状に配設されることとなる。
本発明に係る第3の実施例では、第6図に示しているように、おむつを展開した状態において、上記第1脚回り弾性部材左部15a1及び右部15a2並びに、上記第2脚回り弾性部材左部15b1及び右部15b2が、おむつの幅方向に沿って、ほぼ直線状に配設される。
この弾性部材の配設形態を底面から見ると、第8図のおむつの底面図に示されるように、第1及び第2脚回り弾性部材15a、15bが、左右の脚開口部5a、5bを一対として取り囲んで、ラウンド状に構成され、左右のレッグギャザー9a、9bが、矢印Pに図示されるように、一対の左右脚開口部5a、5bを全体として一つのラウンド状に囲んで脚を押さえる。
第8図に示されるように、第3実施例においては、第1実施例とは異なり、第1脚回り弾性部材の左右部15a1、15a2が連続した弾性部材ではなく、股間部6前縁にて断絶しており、第2脚回り弾性部材の左右部15b1、15b2が連続した弾性部材ではなく、股間部6後縁にて断絶している。
しかし、第6図に図示されているように、おむつを展開した状態において、第1脚回り弾性部材左部15a1は前身頃2の左縁7a1から吸収体12の左側縁12aの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第1脚回り弾性部材右部15a2は前身頃2の右縁7b1から吸収体の右側縁12bの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第2脚回り弾性部材左部15b1は後身頃3の左縁7a2から吸収体の左側縁12aの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第2脚回り弾性部材右部15b2は後身頃3の右縁7b2から吸収体の右側縁12bの立体ギャザー13を越える所まで配設される。
従って、脚回り弾性部材15a、15bが、吸収体12と外装シート11との接合領域の一部に掛かることとなり、第1実施例と同様に、第1脚回り弾性部材の左右部15a1、15a2と第2脚回り弾性部材の左右部15b1、15b2が、左右の脚開口部5a、5bを一対として取り囲んで、ラウンド状に構成され、左右のレッグギャザー9a、9bが、矢印Pに図示されるように、一対の左右脚開口部5a、5bを全体として一つのラウンド状に囲んで脚を押さえることになる。
第4に、第4実施例について、第2実施例と異なる箇所を、第7図に従って説明する。第2実施例と同一の箇所に関しては、第2実施例での説明と同様であるから、第2実施例と同一の符号を付して、説明を省略する。
第4実施例について、左右レッグギャザー9a、9bに着目して説明すると、左右の脚開口部5a、5bと股間部6にかけて複数本配設される弾性部材は、第1及び第2の脚回り弾性部材15a、15bから成り、第1脚回り弾性部材15aは、第1脚回り弾性部材左部15a1と右部15a2から構成され、第2脚回り弾性部材15bは、第2脚回り弾性部材左部15b1と右部15b2から構成される。
おむつの前身頃2の左右縁7a1、7b1と後身頃3の左右縁7a2、7b2との接合を解き、第7図に示す如くおむつを展開した状態において、第1脚回り弾性部材左部15a1は、前身頃2の左縁7a1から吸収体12の左側縁12aの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第1脚回り弾性部材右部15a2は、前身頃2の右縁7b1から吸収体の右側縁12bの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第1脚回り弾性部材15aは、幅方向に沿って直線状に配設されることとなる。
第2脚回り弾性部材左部15b1は、後身頃3の左縁7a2から吸収体の左側縁12aの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第2脚回り弾性部材右部15b2は、後身頃3の右縁7b2から吸収体の右側縁12bの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第2脚回り弾性部材15bは、幅方向に沿って直線状に配設されることとなる。
本発明に係る第4の実施例では、第7図に示しているように、おむつを展開した状態において、上記第1脚回り弾性部材左部15a1及び右部15a2並びに、上記第2脚回り弾性部材左部15b1及び右部15b2が、おむつの幅方向に沿って、直線状に配設される。
この弾性部材の配設形態を底面から見ると、第8図のおむつの底面図に示されるように、第1及び第2脚回り弾性部材15a、15bが、左右の脚開口部5a、5bを一対として取り囲んで、ラウンド状に構成され、左右のレッグギャザー9a、9bが、矢印Pに図示されるように、一対の左右脚開口部5a、5bを全体として一つのラウンド状に囲んで脚を押さえる。なお、第8図は第3実施例の底面図であるが、第4実施例の底面も第8図とほぼ同様に表される。
第4実施例においては、第2実施例とは異なり、第1脚回り弾性部材の左右部15a1、15a2が連続した弾性部材ではなく、股間部6前縁にて断絶しており、第2脚回り弾性部材の左右部15b1、15b2が連続した弾性部材ではなく、股間部6後縁にて断絶している。
しかし、第7図に図示されているように、おむつを展開した状態において、第1脚回り弾性部材左部15a1は前身頃2の左縁7a1から吸収体12の左側縁12aの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第1脚回り弾性部材右部15a2は前身頃2の右縁7b1から吸収体の右側縁12bの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第2脚回り弾性部材左部15b1は後身頃3の左縁7a2から吸収体の左側縁12aの立体ギャザー13を越える所まで配設され、第2脚回り弾性部材右部15b2は後身頃3の右縁7b2から吸収体の右側縁12bの立体ギャザー13を越える所まで配設される。
従って、脚回り弾性部材15a、15bが、吸収体12と外装シート11との接合領域の一部に掛かることとなり、第2実施例と同様に、第1脚回り弾性部材の左右部15a1、15a2と第2脚回り弾性部材の左右部15b1、15b2が、左右の脚開口部5a、5bを一対として取り囲んで、ラウンド状に構成され、左右のレッグギャザー9a、9bが、矢印Pに図示されるように、一対の左右脚開口部5a、5bを全体として一つのラウンド状に囲んで脚を押さえることになる。
以上の第1乃至第4実施例のようにトランクス型おむつを構成することによって、左右のレッグギャザー9a、9bが、左右双方の脚開口部5a、5bを一対として、一つのラウンド状として囲んで両脚を押さえることが可能になり、吸収体を幅方向に広げるカが働く。
また、脚回り弾性部材15a、15bの収縮力は、上記仮想直線Cに沿って作用するところ、上記仮想水平線Aに対する上記仮想直線Cの角度は従来に比して小さいため、上記仮想直線Cに沿って作用する収縮力の分力である水平方向のカM、換言すると、脚回り弾性部材15a、15bの収縮力により生じる上記接触点17を基点としておむつの側方に向かう水平方向のカMが強くなり、それに応じて吸収体12が幅方向に広がるカが強くなるので、吸収体12が紐状又は帯状になりにくいと共に、股間部6における左右の脚開口部5a、5b周縁と太股との隙間が生じるのを防ぐ効果が従来より高くなる。
また、左右の脚開口部が一対としてラウンド状に囲まれるため、脱着時に足の出し入れがしにくいという問題点が改善される。
即ち、左右の脚開口部が一対としてラウンド状に囲まれているため、両腕でおむつを左右に開くことにより左右の脚開口部が連動して広がることから、従来技術とは異なり、おむつ装着の際に片足ずつおむつに入れるという手間を省くことができる。
換言すると、左右の脚開口部をそれぞれリング状に縮まる従来のおむつでは、両手でおむつを左右に開かなければ、おむつ装着の際に必要である脚を通す開口を作り出すことができないが、本発明に係るおむつによれば、上記構成により、おむつの一部、例えば、レッグギャザーや吸収体の一部を固定することによって片手で脚を通す開口を得ることができる。
このことは、片手が不自由な老人等にとっておむつの履き替えを大幅に改善できることを意味し、おむつを一人で自立装着できる機会が広がるという効果が生まれる。更に、左右の脚開口部が一対としてラウンド状となるため、着用時には太股が締め付けられることがなく、弾性部材の締め付けた跡がつく等することがなく、太股の血行にも良い。
以上のように、本発明に係るトランクス型おむつは、左右の脚回りに関して、良好な着用感、排泄物の安定した吸収性及び高い防漏生を備えているので、乳幼児、失禁者又は成人用のトランクス型おむつとして有用である。

Claims (4)

  1. 外装シート(11)及び前記外装シート(11)の内側面に配置され、左右の側縁に不織布と伸縮性素材で構成された立体ギャザー(13)が設けられた吸収体(12)からなり、前身頃(2)、後身頃(3)、股間部(6)、腰開口部(4)及び左右の脚開口部(5a、5b)が形成されているトランクス型おむつであって、
    前記左右の脚開口部(5a、5b)周縁が、脚回り弾性部材と、前記脚回り弾性部材と交差する前記吸収体の立体ギャザー(13)によって囲まれ、前記脚回り弾性部材が配設されることによって、左右のレッグギャザー(9a、9b)が形成されたトランクス型おむつにおいて、
    上記脚回り弾性部材は、第1及び第2脚回り弾性部材(15a、15b)から成り、上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)との接合を解いておむつを展開した状態において、上記第1脚回り弾性部材(15a)は、前身頃の左縁(7a1)から前記吸収体の左側の立体ギャザー(13)を越えて股間部(6)前縁を経由し、更に前記吸収体の右側の立体ギャザー(13)を越えて前身頃の右縁(7b1)まで、ほぼ直線状に配設され、上記第2脚回り弾性部材(15b)も、後身頃の左縁(7a2)から前記吸収体の左側の立体ギャザー(13)を越えて股間部(6)後縁を経由し、更に前記吸収体の右側の立体ギャザー(13)を越えて後身頃の右縁(7b2)まで、ほぼ直線状に配設されて成り、
    上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)を接合してトランクス型おむつとした状態での当該おむつの底面において、上記第1及び第2脚回り弾性部材が、一対の左右脚開口部(5a、5b)を全体として一つのラウンド状に囲んだ状態で配設され、
    上記吸収体の左又は右の側縁(12a)と上記第1脚回り弾性部材(15a)との接触点(17)を通る仮想水平線(A)に対して、当該接触点(17)と、上記第1脚回り弾性部材(15a)及び前身頃の左又は右の縁(7a1、7b1)の交点(18)を結ぶ仮想直線(C)の角度(X)が、0乃至30度の範囲に設定されていることを特徴とするトランクス型おむつ。
  2. 外装シート(11)及び前記外装シート(11)の内側面に配置され、左右の側縁に不織布と伸縮性素材で構成された立体ギャザー(13)が設けられた吸収体(12)からなり、前身頃(2)、後身頃(3)、股間部(6)、腰開口部(4)及び左右の脚開口部(5a、5b)が形成されているトランクス型おむつであって、
    前記左右の脚開口部(5a、5b)周縁が、脚回り弾性部材と、前記脚回り弾性部材と交差する前記吸収体の立体ギャザー(13)によって囲まれ、前記脚回り弾性部材が配設されることによって、左右のレッグギャザー(9a、9b)が形成されたトランクス型おむつにおいて、
    上記脚回り弾性部材は、第1及び第2脚回り弾性部材(15a、15b)から成り、上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)との接合を解いておむつを展開した状態において、上記第1脚回り弾性部材(15a)は、前身頃の左縁(7a1)から前記吸収体の左側の立体ギャザー(13)を越えて股間部(6)前縁を経由し、更に前記吸収体の右側の立体ギャザー(13)を越えて前身頃の右縁(7b1)まで、直線状に配設され、上記第2脚回り弾性部材(15b)も、後身頃の左縁(7a2)から前記吸収体の左側の立体ギャザー(13)を越えて股間部(6)後縁を経由し、更に前記吸収体の右側の立体ギャザー(13)を越えて後身頃の右縁(7b2)まで、直線状に配設されて成り、
    上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)を接合してトランクス型おむつとした状態での当該おむつの底面において、上記第1及び第2脚回り弾性部材が、一対の左右脚開口部(5a、5b)を全体として一つのラウンド状に囲んだ状態で配設され、
    上記吸収体の左又は右の側縁(12a)と上記第1脚回り弾性部材(15a)との接触点(17)を通る仮想水平線(A)に対して、当該接触点(17)と、上記第1脚回り弾性部材(15a)及び前身頃の左又は右の縁(7a1、7b1)の交点(18)を結ぶ仮想直線(C)の角度(X)が0度に設定されていることを特徴とするトランクス型おむつ。
  3. 外装シート(11)及び前記外装シート(11)の内側面に配置され、左右の側縁に不織布と伸縮性素材で構成された立体ギャザー(13)が設けられた吸収体(12)からなり、前身頃(2)、後身頃(3)、股間部(6)、腰開口部(4)及び左右の脚開口部(5a、5b)が形成されているトランクス型おむつであって、
    前記左右の脚開口部(5a、5b)周縁が、脚回り弾性部材と、前記脚回り弾性部材と交差する前記吸収体の立体ギャザー(13)によって囲まれ、前記脚回り弾性部材が配設されることによって、左右のレッグギャザー(9a、9b)が形成されたトランクス型おむつにおいて、
    上記脚回り弾性部材は、第1及び第2脚回り弾性部材(15a、15b)から成り、上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)との接合を解いておむつを展開した状態において、上記第1脚回り弾性部材の左部(15a1)は前身頃(2)の左縁(7a1)から吸収体(12)の左側縁(12a)の立体ギャザー(13)を越える所まで、上記第1脚回り弾性部材の右部(15a2)は前身頃(2)の右縁(7b1)から吸収体の右側縁(12b)の立体ギャザー(13)を越える所まで、幅方向に沿ってほぼ直線状に配設され、上記第2脚回り弾性部材の左部(15b1)は後身頃(3〉の左縁(7a2)から吸収体の左側縁(12a)の立体ギャザー(13)を越える所まで、上記第2脚回り弾性部材の右部(15b2)は後身頃(3)の右縁(7b2)から吸収体の右側縁(12b)の立体ギャザー(13)を越える所まで、幅方向に沿ってほぼ直線状に配設されて成り、
    上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)を接合してトランクス型おむつとした状態での当該おむつの底面において、上記第1及び第2脚回り弾性部材が、一対の左右脚開口部(5a、5b)を全体として一つのラウンド状に囲んだ状態で配設され、
    上記吸収体の左又は右の側縁(12a、12b)と上記第1脚回り弾性部材(15a)との接触点(17)を通る仮想水平線(A)に対して、当該接触点(17)と、上記第1脚回り弾性部材(15a)及び前身頃の左又は右の縁(7a1、7b1)の交点(18)を結ぶ仮想直線(C)の角度(X)が、0乃至30度の範囲に設定されていることを特徴とするトランクス型おむつ。
  4. 外装シート(11)及び前記外装シート(11)の内側面に配置され、左右の側縁に不織布と伸縮性素材で構成された立体ギャザー(13)が設けられた吸収体(12)からなり、前身頃(2)、後身頃(3)、股間部(6)、腰開口部(4)及び左右の脚開口部(5a、5b)が形成されているトランクス型おむつであって、
    前記左右の脚開口部(5a、5b)周縁が、脚回り弾性部材と、前記脚回り弾性部材と交差する前記吸収体の立体ギャザー(13)によって囲まれ、前記脚回り弾性部材が配設されることによって、左右のレッグギャザー(9a、9b)が形成されたトランクス型おむつにおいて、
    上記脚回り弾性部材は、第1及び第2脚回り弾性部材(15a、15b)から成り、上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)との接合を解いておむつを展開した状態において、
    上記第1脚回り弾性部材の左部(15a1)は前身頃(2)の左縁(7a1)から吸収体(12)の左側縁(12a)の立体ギャザー(13)を越える所まで、上記第1脚回り弾性部材の右部(15a2)は前身頃(2)の右縁(7b1)から吸収体の右側縁(12b)の立体ギャザー(13)を越える所まで、幅方向に沿って直線状に配設され、上記第2脚回り弾性部材の左部(15b1)は後身頃(3)の左縁(7a2)から吸収体の左側縁(12a)の立体ギャザー(13)を越える所まで、上記第2脚回り弾性部材の右部(15b2)は後身頃(3)の右縁(7b2)から吸収体の右側縁(12b)の立体ギャザー(13)を越える所まで、幅方向に沿って直線状に配設されて成り、
    上記前身頃(2)の左右縁(7a1、7b1)と上記後身頃(3)の左右縁(7a2、7b2)を接合してトランクス型おむつとした状態での当該おむつの底面において、上記第1及び第2脚回り弾性部材が、一対の左右脚開口部(5a、5b)を全体として一つのラウンド状に囲んだ状態で配設され、
    上記吸収体の左又は右の側縁(12a、12b)と上記第1脚回り弾性部材(15a)との接触点(17)を通る仮想水平線(A)に対して、当該接触点(17)と、上記第1脚回り弾性部材(15a)及び前身頃の左又は右の縁(7a1、7b1)の交点(18)を結ぶ仮想直線(C)の角度(X)が0度に設定されていることを特徴とするトランクス型おむつ。
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