JP5208440B2 - 信号フレームを同期させるための方法、電気通信システムの送信機及び受信機、信号フレーム、並びに電気通信システム - Google Patents

信号フレームを同期させるための方法、電気通信システムの送信機及び受信機、信号フレーム、並びに電気通信システム Download PDF

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Description

本発明は、電気通信システムの送信機によって送信された信号フレームを、上記信号フレームに含まれるパルスの同期シーケンスの送信によって受信機端で同期させるための方法に関する。また、本発明は、上記同期シーケンスと、この同期シーケンスのハードウェア指向態様による上記システム並びに当該システムの送信機及び受信機の双方とに関する。
送信機は、上記信号フレームを形成して電気通信システムの受信機へ送信するようになっている基地局、移動電気通信デバイス、又は他の任意の電気通信装置である。
受信機は、信号フレームが受信された時にその信号フレームを同期させるようになっている基地局、移動電気通信デバイス、又は他の任意の電気通信装置である。
信号フレームを同期させることは、このような信号フレームを時間同期させることを意味し、時に、周波数同期させることを意味する。
信号フレームを周波数同期させるということは、周波数ドリフトによって起こり得る受信信号の位相回転がシステム性能に重大な影響を与える場合、すなわち、低コスト周波数発振器が受信機及び/又は送信機に含まれる場合に、この位相回転が補正されることを意味する。これは、以下では、信号フレームの粗い周波数同期を指す。この信号フレームの粗い周波数同期は十分でない場合があり、受信信号が粗い周波数同期によって補正された後に、残余の位相回転が残る場合がある。また、信号フレームの粗い周波数同期は、低位相回転を補正するようになっていない場合もある。したがって、信号フレームを周波数同期させるということは、このような残余の(又は低)位相回転が補正されることも意味する。これは、以下では、信号フレームの精細な周波数同期を指す。
信号フレームを時間同期させるということは、通常、受信機がタイミング基準を得ることができる情報を運ぶ同期シーケンスを信号に含めることによって達成される。受信機は、受信信号がこのような同期シーケンスを運んでいるか否かに気付かず、同期シーケンスがいつ信号フレームに含まれていたかを知らない場合、受信信号をパルスごとに連続してスキャンし、受信信号がこのような同期シーケンスを含んでいる場合に受信信号フレームのタイミング基準を得る。
本発明は、このような同期問題を解決することを目的とする。
信号フレームの時間同期は、本発明によれば、一対の相補シーケンス(A,B)の完全非周期自己相関特性に基づいている。
相補シーケンスAは、a∈{+1,−1}であるようなNビット長シーケンス{a,a,…,aN−1}であり、相補シーケンスBも、b∈{+1,−1}であるようなNビット長シーケンス{b,b,…,bN−1}である。この一対の相補シーケンス(A,B)の完全非周期自己相関特性は、したがって、
Figure 0005208440
によって定義される。ここで、ρA,A(k)∀k及びρB,B(k)∀kは、
Figure 0005208440
によってそれぞれ定義される、シーケンスA及びBの非周期自己相関である。
シーケンスAの非周期自己相関ρA,A(k)∀k及びシーケンスBの非周期自己相関ρB,B(k)∀kを合計することによって、非周期自己相関ρA,A(k=0)及びρB,B(k=0)の合計に関係付けられる単一のピークが現れる。他の非周期自己相関ρA,A(k)∀k≠0及びρB,B(k)∀k≠0の合計はすべてゼロである。上記単一のピークを検出することによって、信号フレームの正確な時間同期がもたらされる。すなわち、受信機は、この場合、受信中の信号フレームの開始部を画定することができる。
式(1)は、以下で使用される、一対の2極性の相補シーケンスの定義を提供するが、このような定義は、2元的でないシーケンスに容易に一般化できるので、本発明の範囲は、2極性の相補シーケンスに限定されるものではないことに留意されたい。
たとえば、非特許文献1に定義されているゴーレイシーケンスは、このような一対の相補シーケンスの一例である。
「Golay Complementary Sequences」(M.G. Parker他著、2004年6月 M.G. Parker、K.G. Paterson、及びC. Tellambura、Wiley Encyclopedia of Telecommunications, Editor: J.G. Proakis, Wiley Interscience, 2002)
実際には、本発明は、信号フレームに含まれる同期シーケンスから、当該信号フレームを同期させるようになっている受信機へ、電気通信システムの送信機によって送信される、上記信号フレームを同期させるための方法であって、送信機によって実行されるように意図される同期シーケンス生成ステップであって、その過程において、同期シーケンスがL個の相補シーケンスの第1のバースト及び第2のバーストを連結することによって形成され、当該L個のシーケンスの第1のバーストは、一対の相補シーケンスの第1のN個のパルスの相補シーケンスをL回連結することによって得られ、当該L個のシーケンスの第2のバーストは、上記一対の相補シーケンスの第2のN個のパルスの相補シーケンスをL回連結することによって得られる、同期シーケンス生成ステップを含むことを特徴とする方法を提供することを目的とする。
この同期させるための方法は、送信機によって実行されるように意図されるシーケンス重み付けステップであって、その過程において、L個のシーケンスの第1のバーストのランクqの各相補シーケンスのパルスに、受信機によって前もって知られている一組のI個の重み付け符号に属するL個の成分の長さの重み付け符号のランクqの成分が乗算され、L個のシーケンスの第2のバーストのランクqの各シーケンスのパルスに、重み付け符号のランクqの同じ成分が乗算される、シーケンス重み付けステップをさらに含む。
本発明の1つの利点は、各L個の長さの成分の重み付け符号が、送信機から受信機へ送信されるべきあらゆる情報を表すことができるということである。たとえば、このような同期方法が携帯電話電気通信システムに含まれる場合、重み付け符号は、識別子等のセルの特性若しくはセルセクタの特性、又は、このようなセルの特性若しくはセルセクタの特性を得ることを可能にする情報を表すことができる。
本発明の一態様によれば、同期シーケンス生成ステップの過程において、第1の相補シーケンス又は第2の相補シーケンスのいずれかのWビット長の巡回拡張部によって定義される、少なくとも1つのガードインターバルが、同期シーケンスに含められる。上記少なくとも1つのガードインターバルが第1の相補シーケンスから定義される場合には、上記少なくとも1つのガードインターバルはL個のシーケンスの第1のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置され、上記少なくとも1つのガードインターバルが第2の相補シーケンスから定義される場合には、上記少なくとも1つのガードインターバルはL個のシーケンスの第2のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置される。
同期シーケンス生成ステップの一実施の形態によれば、2つのガードインターバルが、第1の相補シーケンスのWビット長の巡回拡張部によって定義される。上記ガードインターバルの一方は、L個のシーケンスの第1のバーストの開始部に配置され、他方は、L個のシーケンスの第1のバーストの終了部に配置される。さらに、2つのガードインターバルが、第2の相補シーケンスのWビット長の巡回拡張部によって定義される。ガードインターバルの一方は、L個のシーケンスの第2のバーストの開始部に配置され、他方は、L個のシーケンスの第2のバーストの終了部に配置される。
以下では、受信機は、それぞれ上記信号フレームを受信するように意図される少なくとも1つのアンテナを装備するものとみなされる。
本発明の一実施の形態によれば、一組のI個の重み付け符号は、高速変換が得られる一組の直交符号である。各重み付け符号は、第1の例によれば、アダマール符号であり、アダマール高速変換が得られる。別の例によれば、各重み付け符号はフーリエ符号であり、高速フーリエ変換が得られる。
直交符号を使用することによって、このような変調符号により運ばれる情報間の直交性が確保される。この特性は、特に、携帯電話電気通信システムの場合、重み付け符号がセルの識別子又はセクタの識別子を表すときに、隣接セル間又は隣接セルセクタ間の直交性が確保されるので、興味深い。
この実施の形態の一変形によれば、重み付け符号には、たとえばバーカー符号である同じスクランブル符号が乗算される。
本発明の別の態様によれば、同期させるための方法は、
上記少なくとも1つのアンテナのそれぞれについて、結果ストリーム計算ステップであって、
その過程において、少なくとも1つの結果ストリームが、アンテナにより受信中の信号から得られ、
少なくとも1つの時間シフトサブステップであって、そのそれぞれの過程において、受信信号の時間遅延されたバージョンが計算される、少なくとも1つの時間シフトサブステップと、
少なくとも1つの第1のシーケンス相関サブステップであって、そのそれぞれの過程において、第1の相関ストリームが、受信信号の時間遅延されたバージョンを、一対の相補シーケンスの第1の相補シーケンスの複製と相関させることにより計算される、少なくとも1つの第1のシーケンス相関サブステップと、
少なくとも1つの第2のシーケンス相関サブステップであって、そのそれぞれの過程において、第2の相関ストリームが、受信信号を、一対の相補シーケンスの第2の相補シーケンスの複製と相関させることにより計算される、少なくとも1つの第2のシーケンス相関サブステップと、
少なくとも1つのストリーム合計サブステップであって、そのそれぞれの過程において、結果ストリームが、第1の相関ストリーム及び第2の相関ストリームから形成される、少なくとも1つのストリーム合計サブステップと
を含む、結果ストリーム計算ステップと
をさらに含むことを特徴とする。
さらに、この同期するための方法はまた、出力ストリーム計算ステップであって、その過程において、少なくとも1つの出力ストリームが、少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて得られる、出力ストリーム計算ステップと、時刻決定及び重み付け符号取り出しステップであって、その過程において、一時刻における少なくとも1つの判定値が、上記少なくとも1つの出力ストリームから計算される、時刻決定及び重み付け符号取り出しステップとを含む。次に、受信中の信号フレームが上記のように時間同期される時刻が、上記少なくとも1の判定値を最大にすることによって得られ、受信同期シーケンスによって運ばれた重み付け符号が、上記最大の判定値から得られた上記結果ストリームの少なくとも1つの、互いにN個の位置だけ隔てられたL個のピークから取り出される。上記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれの、上記L個のピークの最初のものは、信号フレームが上記のように時間同期される時刻に配置されている。
信号フレームが時間同期される単一のピークを運ぶ結果ストリームは、場合によっては、重み付け符号の不良な自己相関特性に起因する2次的なピークを示すことがある。これによって、検出エラー確率が大幅に増加する。この問題に対処するには、上記2次的なピークのノルム(norm)を抑制するためにスクランブル符号を使用することが好都合である。
アンテナに関係する結果ストリーム計算ステップの第1の実施の形態によれば、結果ストリーム計算ステップは、
単一の時間シフトサブステップであって、その過程において、受信信号の時間遅延されたバージョンが計算される、単一の時間シフトサブステップと、
単一の第1のシーケンス相関サブステップであって、その過程において、第1の相関ストリームが、受信信号の時間遅延されたバージョンを、一対の相補シーケンスのうちの第1の相補シーケンスのうちの複製と相関させることにより計算される、単一の第1のシーケンス相関サブステップと、
単一の第2のシーケンス相関サブステップであって、その過程において、第2の相関ストリームが、受信信号を、一対の相補シーケンスのうちの第2の相補シーケンスの複製と相関させることにより計算される、単一の第2のシーケンス相関サブステップと、
単一のストリーム合計サブステップであって、その過程において、結果ストリームが、上記第1の相関ストリーム及び上記第2の相関ストリームを合計することによって形成される、単一のストリーム合計サブステップと
を含む。
アンテナに関係する結果ストリーム計算ステップの第2の実施の形態によれば、M個の周波数オフセット値が、受信機によって、可能な周波数ドリフトの範囲からあらかじめ定められ、
結果ストリーム計算ステップは、
単一の時間シフトサブステップであって、その過程において、受信信号の時間遅延されたバージョンが計算される、単一の時間シフトサブステップと、
単一の第1のシーケンス相関サブステップであって、その過程において、第1の相関ストリームが、受信信号の時間遅延されたバージョンを、一対の相補シーケンスのうちの第1の相補シーケンスの複製と相関させることにより計算される、単一の第1のシーケンス相関サブステップと、
単一の第2のシーケンス相関サブステップであって、その過程において、第2の相関ストリームが、受信信号を、一対の相補シーケンスのうちの第2の相補シーケンスの複製と相関させることにより計算される、単一の第2のシーケンス相関サブステップと、
M個の粗いシーケンスごとの周波数補正サブステップであって、そのそれぞれの過程において、同じ相補シーケンスに関係する上記第2の相関ストリームのパルスの位相が、上記M個の周波数オフセット値の1つに関係する定数値だけ補正される、M個の粗いシーケンスごとの周波数補正サブステップと、
M個のストリーム合計サブステップであって、そのそれぞれの過程において、結果ストリームが、第1の相関ストリームと、上記M個の補正された第2の相関ストリームの1つとを合計することによって形成される、M個のストリーム合計サブステップと
含む。
この実施の形態は、受信信号全体に対してではなく第2の相関ストリームに対して粗い周波数補正を適用することによって複雑さの低い受信機が提供されるので好都合である。
アンテナに関係する結果ストリーム計算ステップの第3の実施の形態によれば、M個の周波数オフセット値が、受信機によって、可能な周波数ドリフトの範囲からあらかじめ定められ、
結果ストリーム計算ステップは、
M個の粗いパルスごとの周波数補正サブステップであって、そのそれぞれの過程において、受信信号の各パルスの位相が、上記M個の周波数オフセット値の1つに関係付けられている傾きで線形に増加する値だけ補正される、M個の粗いパルスごとの周波数補正サブステップと、
M個の時間シフトサブステップであって、そのそれぞれの過程において、上記M個の位相補正された受信信号の1つの時間遅延されたバージョンが計算される、M個の時間シフトサブステップと、
M個の第1のシーケンス相関サブステップであって、そのそれぞれの過程において、第1の相関ストリームが、上記M個の位相補正された受信信号の1つの時間遅延されたバージョンを、一対の相補シーケンスのうちの第1の相補シーケンスAの複製と相関させることにより計算される、M個の第1のシーケンス相関サブステップと、
M個の第2のシーケンス相関サブステップであって、そのそれぞれの過程において、第2の相関ストリームが、上記M個の位相補正された受信信号の1つを、一対の相補シーケンスのうちの第2の相補シーケンスの複製と相関させることにより計算される、M個の第2のシーケンス相関サブステップと、
M個のストリーム合計サブステップであって、そのそれぞれの過程において、結果ストリームが、同じ位相補正された受信信号に関係する、上記M個の第1の相関ストリームの1つ及び上記M個の第2の相関ストリームの1つから形成される、M個のストリーム合計サブステップと
を含む。
時刻決定及び重み付け符号取り出しステップの第1の実施の形態によれば、判定値が、一時刻において、上記少なくとも1つのアンテナのそれぞれから得られた上記少なくとも1つの出力ストリームのそれぞれについて計算される。
時刻決定及び重み付け符号取り出しステップの第2の実施の形態によれば、判定値が、一時刻において、上記少なくとも1つの出力ストリームの少なくとも1つの結合したものについて計算される。上記少なくとも1つの結合したもののそれぞれは、上記I個の重み付け符号の1つ、又は、上記M個の周波数オフセットの1つ及び上記I個の重み付け符号の1つのいずれかに関係付けられ、少なくとも1つの結合したもののそれぞれは、同じ重み付け符号、又は、同じ重み付け符号及び同じ周波数値のいずれかに関係付けられる上記少なくとも1つのアンテナから得られた出力ストリームのモジュールを2乗したものの合計の平方根によって定義される。
判定値の計算の第1の実施の形態によれば、一出力ストリームに関係する、一時刻において計算された判定値は、上記時刻において評価された、上記出力ストリームのノルムを2乗したものであり、複数の出力ストリームの結合したものに関係する、一時刻において計算された判定値は、上記時刻において評価された、結合された出力ストリームのノルムを2乗したものである。
判定値の計算の第2の実施の形態によれば、一出力ストリームに関係する、一時刻において計算された判定値は、上記出力ストリームの上記時刻におけるエネルギーを、それぞれ上記時刻の前及び後に定義される2つの時間間隔にわたって平均化した上記出力ストリームのエネルギーによって除算した比によって定義される、相関メリット係数であり、
複数の出力ストリームの結合したものに関係する、一時刻において計算された判定値は、上記複数の出力ストリームの結合したものの上記時刻におけるエネルギーを、それぞれ上記時刻の前及び後に定義される2つの時間間隔にわたって平均化した上記複数の出力ストリームの結合したもののエネルギーによって除算した比によって定義される、相関メリット係数である。
出力ストリーム計算ステップの第1の実施の形態によれば、I個の出力ストリームが、上記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて得られ、当該少なくとも1つの結果ストリームの1つに関係する上記I個の出力ストリームのそれぞれは、所与の時刻において、上記結果ストリームを、上記I個の重み付け符号の1つに関係するパルスの櫛と相関させることにより得られる。重み付け符号に関係する櫛の各パルスはN個の位置だけ互いに隔てられる。さらに上記櫛の各パルスは上記重み付け符号の成分によって重み付けされることを特徴とする。
出力計算ステップの第2の実施の形態によれば、一組のI個の重み付け符号は互いに直交であり、高速変換が当該直交重み付け符号に関連して得られ、I個の出力ストリームが、上記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて得られ、上記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれに関係する上記I個の出力ストリームのそれぞれは、N個の位置だけ互いに隔てられた上記結果ストリームのL個のパルスを、上記高速変換で処理することにより得られる。
出力ストリーム計算ステップの第3の実施の形態によれば、単一の出力ストリームが、一時刻において、上記結果ストリームの、N個の位置だけ互いに隔てられたL個のパルスのエネルギーの合計の平方根を計算することにより、上記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて得られる。
この実施の形態は、これまでの実施の形態に従って規定された受信機の複雑さと比較して複雑さの小さな受信機を提供するので好都合である。このような複雑さの低い受信機は、同期シーケンス電力のロケーションが、これまでの実施の形態で上述したように複数の相関を実行することではなく、複数の相関を探すことであるということに起因する。
出力ストリーム計算ステップの第3の実施の形態から出力ストリームが得られる場合、上記I個の重み付け符号のそれぞれの第1の成分に続く(L−1)個の成分のそれぞれは、その第1の成分とは異なって符号化され、信号フレームは、場合によっては周波数補正され、上記最大の判定値から得られ、且つ、上記少なくとも1つのアンテナのそれぞれに関係する、単一の結果ストリームの、互いにN個の位置だけ隔てられたL個のピークが考慮され、上記L個のピークの最初のものは、信号フレームが同期される時刻に位置し、時刻決定及び重み付け符号取り出しの過程において、受信信号フレームによって運ばれた重み付け符号のランクqの成分のソフト推定値が、重み付け値によって、上記少なくとも1つの単一の結果ストリームのランクqの位相回転補正及び振幅補正されたピークの合計の積から得られる。
ピークの位相回転補正及び振幅補正の第1の実施の形態によれば、ランクqの上記少なくとも1つのピークの位相回転及び振幅は、ランクqの上記ピークに、上記(L−1)個のピークに先行するピークの複素共役を乗算することによって補正され、上記重み付け値は、上記少なくとも1つの単一の結果ストリームのそれぞれの(L−1)個のピークに先行するピークのモジュールの2乗の合計の平方根である。
ピークの位相回転補正及び振幅補正の第2の実施の形態によれば、ランクqの上記少なくとも1つのピークの位相回転及び振幅は、ランクqの上記少なくとも1つのピークに、上記(L−1)個のピークに先行するピークの複素共役の積を、上記L個のピークの平均エネルギーの平方根によるそのモジュールにより除算したものを乗算することによって補正され、上記重み付け値は、上記少なくとも1つの単一の結果ストリームのそれぞれについて得られた上記L個のピークの平均エネルギーの合計の平方根である。
本発明の別の態様によれば、上記少なくとも1つのアンテナのそれぞれによって受信される信号フレームは、P個の連続したパスを有するマルチパスチャネル上で送信され、且つ、時間同期されて場合によっては粗く周波数補正され、時刻決定及び重み付け符号取り出しステップにおいて、受信信号フレームの各パルスの位相は、傾きが、上記少なくとも1つのアンテナのそれぞれについて得られた少なくともP個の傾き推定値の重み付け平均から得られる、そのような傾きで線形に増加する値によって補正される。上記P個の傾き推定値のそれぞれは、上記P個のパス係数の1つの振幅を2乗したものの推定値によって重み付けされ、上記平均の重み付け値は、上記P個のパス係数の振幅を2乗したものの合計である。
傾き推定値の計算についての一実施の形態によれば、パス係数に関係する各傾き推定値は、上記パス係数に関係するシーケンスごとの傾き推定値をNで割った比によって得られ、上記シーケンスごとの傾き推定値は、受信同期シーケンスの第1の相補シーケンスのセグメントについて第1の時刻において計算された、上記パス係数に関係する第1の相関ファクタ、及び、受信同期シーケンスの第2の相補シーケンスのセグメントについて第1の時刻において計算された、上記パス係数に関係する第2の相関ファクタの合計の位相と、受信同期シーケンスの第1の相補シーケンスのセグメントについて第2の時刻において計算された、上記パス係数に関係する第1の相関ファクタ、及び、受信同期シーケンスの第2の相補シーケンスのセグメントについて第2の時刻において計算された、上記パス係数に関係する第2の相関ファクタの合計の位相との間の(L−1)個の差の平均によって定義される。
本発明の別の態様によると、信号は複数のアンテナから送信される。次に、本発明による同期させるための方法は、送信機は、同じ信号フレームを、上記アンテナのそれぞれから、わずかに異なる時間遅延で送信するということを特徴とする。
そのハードウェア指向の態様の1つによれば、本発明は、上述した同期シーケンス生成ステップとシーケンス重み付けステップとを実行することを目的とした送信機に関する。
その指向の態様の別のものによれば、本発明は、そのアンテナのそれぞれについての上述した結果ストリーム計算ステップと、上述した出力ストリーム計算ステップと、上述した時刻決定及び重み付け符号取り出しステップとを実行することを目的とした受信機に関する。
上述したこの発明の特徴及び他の特徴は、添付図面に関係して与えられた以下の説明を読むことによってより明らかになる。
図1は、本発明による電気通信システムSYSTの一例の概要図式を表している。図1には、無線電気通信が示されているが、本発明は、このような電気通信システムに限定されるものではない。この電気通信システムSYSTは受信機RCDを含む。この受信機RCDは、Nant個のアンテナRANT及び図示しない他の通信手段からの信号を連続して受信することを目的としている。このような受信信号が、電気通信システムSYSTの送信機TRDによって生成されてアンテナTANT(及び図示しない他の通信手段)から受信機RCDへ送信された信号Tsg(k)である時、信号Tsg(k)の各信号フレームは受信機端で同期されている。
図2は、本発明による、送信機TRDによって実行されることを目的とした受信信号Tsg(k)の信号フレームを同期させるための方法のステップを表す図である。
この同期方法は、同期シーケンス生成ステップ100と、シーケンス重み付けステップ200とを含む。同期シーケンス生成ステップ100の過程において、同期シーケンスx(k)が信号Tsg(k)の各信号フレームに組み込まれる。同期シーケンスx(k)は、冒頭のパラグラフで定義された一対の相補シーケンス(A,B)から生成される。シーケンス重み付けステップ200の過程において、生成された同期シーケンスx(k)は、前もって受信機によって知られている一組のI個の重み付け符号MC,i∈{1,…,I}に属する重み付け符号MC={c ,…,c ,…,c L−1}によって重み付けされる。
同期シーケンス生成ステップ100の過程において、同期シーケンスx(k)は、L個の相補シーケンスの第1のバースト及び第2のバーストの連結によって形成される。L個のシーケンスの第1のバーストは、一対の相補シーケンス(A,B)の第1の相補シーケンスAをL回含み、L個のシーケンスの第2のバーストは、一対の相補シーケンス(A,B)の第2の相補シーケンスBをL回含む。L個のシーケンスの第1のバースト及び第2のバーストは、したがって、それぞれL・N個のパルスを含む。
シーケンス重み付けステップ200の過程において、L個のシーケンスの第1のバーストのランクqの各相補シーケンスAのパルスには、L個の成分の重み付け符号MC={c ,…,c ,…,c L−1}のランクqの成分が乗算され、L個のシーケンスの第2のバーストのランクqの各相補シーケンスBのパルスには、上記重み付け符号のランクqの同じ成分が乗算される。
本発明の一態様によれば、同期シーケンス生成ステップ100の過程において、少なくとも1つのガードインターバルが同期シーケンスx(k)に含まれる。このガードインターバルは、第1の相補シーケンス又は第2の相補シーケンスのいずれかのWビット長の巡回拡張部によって定義される。上記少なくとも1つのガードインターバルが第1の相補シーケンスAから定義されている場合に、上記少なくとも1つのガードインターバルは、L個のシーケンスの第1のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置され、上記少なくとも1つのガードインターバルが第2の相補シーケンスBから定義されている場合に、上記少なくとも1つのガードインターバルは、L個のシーケンスの第2のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置される。
同期シーケンス生成ステップ100の一実施の形態によれば、4つのガード期間ΔLe 、ΔRi 、ΔLe 、及びΔRi が定義される。インデックス「Le」は、巡回拡張部がL個のシーケンスのあるバーストの開始部に配置されることを意味し、インデックス「Ri」は、巡回拡張部がL個のシーケンスのあるバーストの終了部に配置されることを意味する。より正確に言えば、相補シーケンスAのWの長さの巡回拡張部から得られる巡回拡張部ΔLe は、L個のシーケンスの第1のバーストの開始部に含められ、同じく相補シーケンスAのWの長さの巡回拡張部から得られる巡回拡張部ΔRi は、L個のシーケンスの第1のバーストの終了部に含められ、相補シーケンスBのWの長さの巡回拡張部から得られる巡回拡張部ΔLe は、L個のシーケンスの第2のバーストの開始部に含められ、同じく相補シーケンスBのWの長さの巡回拡張部から得られる巡回拡張部ΔRi は、L個のシーケンスの第2のバーストの終了部に含められる。図3は、このような同期シーケンスx(k)の一例を示している。
送信機の出力における同期シーケンスx(k)は、したがって、一般式(2)によって与えられる。この一般式(2)では、L個のシーケンスのバーストがガードインターバルと結合されない場合に、巡回拡張値Wはゼロとすることができる。
Figure 0005208440
ここで、u=N・L+2・Wであり、k<0の場合とk≧Nの場合にはA[k]=B[k]=0である。
電気通信システムSYSTでは、信号Tsg(k)は、送信機TRDと受信機RCDとの間でマルチパス伝送チャネルCH上を流れる。たとえば、無線電気通信システムの場合、送信機TRDと受信機RCDとの間には、通常、波が反射される障害物が存在するので、伝送チャネルCHはマルチパスと呼ばれる。この場合、送信信号Tsg(k)は、送信機TRDと受信機RCDとの間を数個のパスに沿って伝播している。
図4は、P個の連続したパスを有するマルチパス伝送チャネルCH上でのアンテナRANTへの同期シーケンスx(k)の送信を示している。このようなチャネルCHのモデルは、この場合、P個の分岐モデル(P branches model)である。このように、最初に同期シーケンスx(k)をp個のパルス分だけ遅延させて、同期シーケンスx(k)に複素パス係数hp,sを乗算することにより、同期シーケンスx(k)は、P個の分岐のそれぞれで送信される。次に、受信機RCDの電気通信手段の或る不完全性のために、通常は白色ガウス雑音によってモデル化されるランダム信号n(k)が、P個の項x(k−p)・hp,s(k)の合計に加算される。
その結果、受信機RCDのアンテナRANTの1つによって受信される信号によって運ばれる可能性のある同期シーケンスy(k)は、
Figure 0005208440
によって与えられる。ここで、インデックスsは、アンテナRANTを指す。
受信中の信号が信号Tsg(k)である時、同期シーケンスy(k)は、式(2)及び式(3)が一旦結合された式(4)によって与えられる。
Figure 0005208440
図5は、本発明による、受信機RCDによって実行されることを目的とした受信信号の信号フレームを同期させるための方法のステップを表す図を示している。この同期させる方法は、受信機RCDの各アンテナRANTについての結果ストリーム計算ステップ300と、出力ストリーム計算ステップ400と、時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ500とを含む。
各結果ストリーム計算ステップ300の過程において、少なくとも1つの結果ストリームが、アンテナRANTによって受信中の、同期シーケンスy(k)を運んでいる可能性のある信号から得られる。
出力ストリーム計算ステップ400の過程において、上記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて、少なくとも1つの出力ストリームが得られ、時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ500の過程において、時刻kにおける少なくとも1つの判定値が、上記少なくとも1つの出力ストリームから計算される。次に、受信中の信号フレームが上記のように時間同期される時刻kbestが、上記少なくとも1つの判定値を最大にすることによって得られる。同期シーケンスy(k)が受信中である時、上記受信同期シーケンスy(k)によって運ばれた重み付け符号
Figure 0005208440
が、上記最大の判定値から得られた上記結果ストリームの少なくとも1つの、N個の位置だけ互いに隔てられたL個のピークから取り出される。次に、上記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれの上記L個のピークの最初のものが、時刻kbestにおいて突き止められる。
図6は、アンテナRANTに関係する結果ストリーム計算ステップ300の第1の実施の形態の図を表している。結果ストリーム計算ステップ300は、単一の時間シフトサブステップ301と、単一の第1のシーケンス相関サブステップ302と、単一の第2のシーケンス相関サブステップ303と、単一のストリーム合計サブステップ304とを含む。
時間シフトサブステップ301の過程において、受信信号は、継続時間uだけ時間遅延される。継続時間uは、受信信号によって運ばれる可能性のある、生成された同期シーケンスx(k)に従って定義される。たとえば、同期シーケンスx(k)が式(2)によって与えられる場合、継続時間uは、同期シーケンスx(k)の2つの連続したパルス間の継続期間の(L・N+2・W)倍に等しく、別の例によれば、同期シーケンスx(k)が巡回拡張部と結合されていない場合、継続時間uは、上記継続期間の(L・N)倍に等しい。
第1のシーケンス相関サブステップ302の過程において、受信信号の時間遅延されたバージョンを、一対の相補シーケンス(A,B)の第1の相補シーケンスAの複製と相関させることにより、第1の相関ストリームyA,s(k)が計算される。
第2のシーケンス相関サブステップ303の過程において、受信信号を、一対の相補シーケンス(A,B)の第2の相補シーケンスBの複製と相関させることにより、第2の相関ストリームyB,s(k)が計算される。
同期シーケンスy(k)が受信信号によって運ばれる場合、第1の相関ストリームy(k)は、
Figure 0005208440
によって与えられ、第2の相関ストリームyB,s(k)は、
Figure 0005208440
によって与えられる。
ストリーム合計サブステップ304の過程において、2つの相関ストリームyA,s(k)及びyB,s(k)を合計することにより、結果ストリームr(k)が形成される。
同期シーケンスy(k)が、受信信号によって運ばれる場合、L個のシーケンスの第1のバーストにおけるL個のシーケンスAは、次に、L個のシーケンスの第2のバーストにおけるL個のシーケンスBと時間合わせされる。結果ストリームr(k)は、したがって、
Figure 0005208440
によって与えられる。ここで、α(k)=n(k−u)*A(k−u)+n(k)*B(−k)であり、
Figure 0005208440
である。
このように、この実施の形態によれば、結果ストリーム計算ステップ300の出力には、各アンテナRANTについて、単一の結果ストリームr(k)が得られる。
冒頭のパラグラフで述べたように、送信機TRDと受信機RCDとの間の周波数ドリフトは、システムの性能に重大な影響を与える場合がある。この場合、上記周波数ドリフトが運ばれるデータの検出確率を減少させることを回避するために、且つ、受信信号Tsg(k)によって運ばれる相補シーケンスA及び相補シーケンスB(式(1)によって与えられる)の非周期自己相関特性の劣化を回避するために、受信信号の位相が補正されることになる。このような劣化は、第1に、各相補シーケンス自体の内部でパルスごとに線形変化する位相回転によるものであり、第2に、同期シーケンスx(k)の前半にこのパルスごとの位相回転が集約することによるものである。この第1の要因は、各シーケンスの上記特性を各シーケンスのローカルな複製で破壊し、第2の要因は、一対の相補シーケンス間の重要な位相オフセットにつながる。最悪のケースは、位相オフセットがπに等しい時に生じる。その理由は、位相オフセットがπに等しい時、単一のピークの振幅がゼロになり、非周期自己相関ρA,A(k)及びρB,B(k) ∀k≠0の振幅が互いを増加させるからである。
受信機RCDは、周波数ドリフトの正確な値を知らないが、上記周波数ドリフトが属する範囲は前もって知っている。受信機は、次に、上記範囲からM個の可能な周波数オフセット値Δf m={1,…,M}を求める。受信機が、周波数ドリフトが発生しているかどうかに気付いていない場合には、すなわち、周波数補正のない同期シーケンスのバージョンも考慮するために、可能な周波数オフセット値Δfの1つは0に等しくできることに留意されたい。
図7は、受信信号を粗く周波数補正するための第1の方法を提供する、アンテナRANTに関係する結果ストリーム計算ステップ300の第2の実施の形態の図を表している。
結果ストリーム計算ステップ300は、上述したような2つの相関ストリームyA,s(k)及びyB,s(k)を得るために、単一の時間シフトサブステップ301と、単一の第1のシーケンス相関サブステップ302と、単一の第2のシーケンス相関サブステップ303とを含む。
更に、結果ストリーム計算ステップ300は、M個の粗いシーケンスごとの周波数補正サブステップ305s,mと、M個のストリーム合計サブステップ304s,mとを含む。
それぞれの、シーケンスごとの周波数補正サブステップ305s,mの過程において、同じ相補シーケンスに関係する第2の補正ストリームyB,s(k)のパルスの位相が、
ΔΦ=Δφ(N・L+2W)
によって与えられる定数値により補正される。ここで、Δφ=2π・Δf・Tsaは、Tsa=1/(fsa)だけ隔てられた2つの連続したパルス間の位相回転であり、fsaはサンプリング周波数であり、Δfは起こり得る周波数オフセット値である。その結果、補正された第2の相関ストリームyB,s,m(k)が得られる。
各ストリーム合計サブステップ304s,mの過程において、第1の相関ストリームyA,s(k)及び補正された第2の相関ストリームyB,s,m(k)を合計することにより、結果ストリームrs,m(k)が形成される。
このように、この実施の形態によれば、結果ストリーム計算ステップ300の出力には、各アンテナRANTについて、M個の結果ストリームrs,m(k)が得られる。
図8は、受信信号を粗く周波数補正するための第2の方法を提供する、アンテナRANTに関係する結果ストリーム計算ステップ300の第3の実施の形態の図を表している。
結果ストリーム計算ステップ300はM個の分岐を含む。これらの分岐のそれぞれは、結果ストリームrs,m(k)が得られる同じサブステップを含む。
分岐mは、粗いパルスごとの周波数補正サブステップ306s,mを含む。この粗いパルスごとの周波数補正サブステップ306s,mの過程において、受信信号の各パルスの位相が、傾きΔφで線形に増加する値によって補正される。その結果、補正された受信信号ys,m(k)が得られる。
また、分岐mは、補正された受信信号ys,m(k)から2つの相関ストリームyA,s,m(k)及びyB,s,m(k)を得るために、単一の時間シフトサブステップ301s,mと、単一の第1のシーケンス相関サブステップ302と、単一の第2のシーケンス相関ステップ303s,mとを含む。さらに、分岐mは、ストリーム合計サブステップ304s,mを含む。このストリーム合計サブステップ304s,mの過程において、第1の相関ストリームyA,s,m(k)及び第2の相関ストリームyB,s,m(k)を合計することにより、結果ストリームrs,m(k)が形成される。
このように、この実施の形態によれば、結果ストリーム計算ステップ300の出力には、各アンテナRANTについて、M個の結果ストリームrs,m(k)が得られる。
上述したように、結果ストリーム計算ステップ300の出力には、単一の結果ストリームr(k)が得られるか、又は、M個の結果ストリームrs,m(k)が得られる。以下では、M個の結果ストリームrs,m(k)が得られる一般的な場合を考える。このような一般的な場合から、より簡単な場合を推論することができる。たとえば、単一の結果ストリームr(k)は、M=1としたときのこの一般的な場合から得られる。更に、粗い周波数補正が必要とされない場合に、単一の結果ストリームは、Δf=0及びM=1として得られる。
図9は、出力ストリーム計算ステップ400の第1の実施の形態の図を表している。
この第1の実施の形態によれば、I個の相関出力ストリームz s,m(k)が、結果ストリーム計算ステップ300から得られたM個の結果ストリームrs,m(k)のそれぞれについて計算される。所与の時刻kにおいて、結果ストリームrs,m(k)を、上記I個の重み付け符号MCの1つに関係するL個のパルスの櫛(comb)cpと相関させることにより、結果ストリームrs,m(k)に関係する出力ストリームz s,m(k)が得られる。パルスの櫛cpの各パルスは、N個の位置だけ互いに隔てられ、パルスの櫛cpの各パルスqは、重み付け符号MCの成分c によって重み付けされる。
図10は、出力ストリーム計算ステップ400の第2の実施の形態の図を表している。
この第2の実施の形態によれば、一組のI個の重み付け符号MCは、高速変換TRANSが得られる一組の直交符号である。上記重み付け符号のそれぞれは、第1の例によればアダマール符号であり、第2の例によればフーリエ符号である。
出力ストリーム計算ステップ400の過程において、I個の出力ストリームz s,m(k)が、結果ストリーム計算ステップ300から得られたM個の結果ストリームrs,m(k)のそれぞれについて計算される。結果ストリームrs,m(k)に関係するI個の出力ストリームz s,m(k)のそれぞれは、結果ストリームrs,m(k)から選択されて互いにN個の位置だけ隔てられたL個のパルスrs,m(k)、rs,m(k+N)、…、rs,m(k+(L−1)・N)を、高速変換TRANSで処理することによって得られる。高速変換TRANSは、I個の直交重み付け符号MCから得られる。
したがって、出力ストリーム計算ステップ400のこれらの2つの実施の形態によれば、I個の出力ストリームz s,m(k)が、各結果ストリームrs,m(k)について得られる。
図11は、出力ストリーム計算ステップ400の第3の実施の形態の図を表している。
この実施の形態によれば、単一の出力ストリームzs,m(k)が、結果ストリーム計算ステップ300から得られたM個の結果ストリームrs,m(k)のそれぞれについて計算される。
この単一の出力ストリームzs,m(k)は、時刻kにおいて、
Figure 0005208440
により与えられる。ここで、|rs,m(k+l・N)|は、L個のパルスの最初のものからl・N個の位置だけ隔てられたパルスのエネルギーである。上記L個のパルスrs,m(k)、rs,m(k+N)、…、rs,m(k+(L−1)・N)は、結果ストリームrs,m(k)から選択され、N個の位置だけ互いに隔てられている。
受信信号が、送信機TRDによって送信された信号Tsg(k)でない場合には、出力ストリーム計算ステップ400の最初の2つの実施の形態の一方が使用された場合、出力ストリーム計算ステップ400の出力で得られる出力ストリームz s,m(k)のいずれも、信号フレームの時間同期が達成される単一のピークとみなすことができるピークを運ばず、また、出力ストリーム計算ステップ400の第3の実施の形態が使用された場合、出力ストリーム計算ステップ400の出力で得られる出力ストリームzs,m(k)も、信号フレームの時間同期が達成される単一のピークとみなすことができるピークを運ばない。
しかし、受信信号が信号Tsg(k)である場合、このような信号ピークは、少なくとも1つの出力ストリーム
Figure 0005208440
の時刻kbest及びzs,m(k)の時刻kbestにおいてそれぞれ現れる。受信中の信号フレームは、その後、上記のように時間同期され、冒頭のパラグラフで述べたように、受信機は、上記信号フレームの開始部を正確に決定することができ、したがって、上記信号フレームによって運ばれる同期シーケンスx(k)の開始部を正確に決定することができる。
受信同期シーケンスy(k)によって運ばれる重み付け符号
Figure 0005208440
は、後述する判定値の最大化に続くアンテナRANTsbestから得られるストリーム
Figure 0005208440
から直接推論される。
数学的に言えば、このような信号ピークは或る時間窓に現れる。この時間窓は、このような時間窓上の係数
Figure 0005208440
を、
Figure 0005208440
として書き換えることができるので、時刻kbestを中心とし、且つ、その継続期間uが一般的な場合に(L・N+2・W)に等しいものである。
単一のピークが現れる出力ストリーム
Figure 0005208440
は、したがって、
Figure 0005208440
によって与えられる。
シーケンス
Figure 0005208440
が式(8)によって与えられる式(7)を式(9)に含めて、いくつかの数学的操作に従うことにより、上記相関出力ストリーム
Figure 0005208440
は、
Figure 0005208440
によって与えられる。
重み付け符号
Figure 0005208440
は、上記少なくとも1つの出力ストリームzs,m(kbest)から直接推論できないことにも留意されたい。その場合、各重み付け符号の第1の成分c は、すべて同一であり、したがって、受信機において、チャネルによるあらゆる位相曖昧性(phase ambiguity)が回避される。各重み付け符号によって表される情報は、第1の成分c に続く(L−1)個の成分c ={1,…,L−1}のそれぞれによって運ばれ、各成分c ={1,…,L−1}は、その第1の成分とは異なって符号化される。次に、(L−1)個の成分c のそれぞれのソフト推定値(soft estimate)
Figure 0005208440
が、後述する判定値の最大化に続くアンテナRANTから得られた出力ストリーム
Figure 0005208440
にそれぞれ関係する少なくとも1つの単一の結果ストリーム
Figure 0005208440
の(L−1)個のピークrs,m(kbest+N)、…、rs,m(kbest+(L−1)・N)から得られる。
重み付け符号
Figure 0005208440
を取り出す第1の実施の形態によれば、ソフト推定値
Figure 0005208440
は、
Figure 0005208440
によって与えられる。ここで、
Figure 0005208440
は、第1のピークの複素共役であり、
Figure 0005208440
は、第1のピークのモジュール(module)である。上記式によれば、ピーク
Figure 0005208440
の位相回転及び振幅は、重み付け符号の成分
Figure 0005208440
を取り出す前に補正されることに留意されたい。
重み付け符号
Figure 0005208440
を取り出す第2の実施の形態によれば、ソフト推定値
Figure 0005208440
は、
Figure 0005208440
によって与えられる。ここで、
Figure 0005208440
である。この上記式によれば、ピーク
Figure 0005208440
の位相回転及び振幅も、重み付け符号の成分
Figure 0005208440
を取り出す前に補正されることに留意されたい。
受信同期シーケンスによって運ばれる重み付け符号の各成分は、したがって、各アンテナRANTから得られた結果ストリームを結合することによって取り出される。これは、単一のアンテナが考慮される場合(NANT=1)を含む一般的な手法である。
時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ500の第1の実施の形態によれば、時刻kにおいて、出力ストリーム計算ステップ400の最初の2つの実施の形態の一方が使用された場合には、出力ストリーム計算ステップ400の出力で得られる出力ストリームz s,m(k)のそれぞれについて判定値が計算され、また、出力ストリーム計算ステップ400の第3の実施の形態が使用された場合には、出力ストリーム計算ステップ400の出力で得られる出力ストリームzs,m(k)について判定値が計算される。
出力ストリームz s,m(k)が出力ストリーム計算ステップ400から得られる場合、判定値計算の第1の実施の形態によれば、上記出力ストリームz s,m(k)について時刻kにおいて計算される判定値S s,m(k)は、
s,m(k)=|z s,m(k)|
によって与えられ、第2の実施の形態によれば、上記出力ストリームz s,m(k)について時刻kにおける判定値S s,m(k)は、
Figure 0005208440
によって定義される相関メリット係数により計算される。ここで、|z s,m(k)|は、出力ストリームz s,m(k)の時刻kにおけるエネルギーであり、
Figure 0005208440
は、時刻kの前及び後でそれぞれ定義されるサイズK及びサイズKの2つの時間間隔に関して平均された出力ストリームz s,m(k)のエネルギーである。
この判定値の最大化は、したがって、判定値計算の実施の形態とは独立して、
Figure 0005208440
によって与えられる。
時刻kbestにおいて判定値S s,m(k)を最大にする出力ストリーム
Figure 0005208440
を選択することによって、周波数ドリフトの粗い推定値も、可能な周波数オフセット値
Figure 0005208440
によって得られ、上記出力ストリーム
Figure 0005208440
に関係する重み付け符号
Figure 0005208440
は、上述したように受信機RCDによって推論される。
図12は、出力ストリームz s,m(k)の時刻(kbest−1)及び時刻kbestにおける、第2の実施の形態による判定値S s,m(k)の計算を示すクロノグラムを表している。判定値S s,m(k)は、出力ストリームz s,m(k)の2つの連続したパルスを隔てる期間のK倍にわたって定義された第1の時間間隔から、時刻kにおいて計算される。上記第1の時間間隔は、時刻(k−1)において終了する。判定値S s,m(k)は、出力ストリームz (k)の2つの連続したパルスを隔てる期間のK倍にわたって定義された、第2の時間間隔からも計算される。上記第2の時間間隔は、時刻(k+1)において開始する。
この例は、判定値S s,m(k)が、時刻kbestにおいて、すなわち、単一のピークが出力ストリームz s,m(k)に現れる時刻において判定値が計算される時に、最大であることを示している。
出力ストリームzs,m(k)が出力ストリーム計算ステップ400から得られる場合に、判定値計算の一実施の形態によれば、上記出力ストリームzs,m(k)の時刻kにおいて計算された判定値Ss,m(k)は、
s,m(k)=|zs,m(k)|
によって与えられ、別の実施の形態によれば、上記出力ストリームzs,m(k)の時刻kにおける判定値Ss,m(k)は、
Figure 0005208440
によって定義される相関メリット係数により計算される。ここで、|zs,m(k)|は、出力ストリームzs,m(k)の時刻kにおけるエネルギーであり、
Figure 0005208440
は、時刻kの前及び後でそれぞれ定義されるサイズK及びサイズKの2つの時間間隔について平均された出力ストリームzs,m(k)のエネルギーである。
この判定値の最大化は、したがって、判定値計算の実施の形態とは独立して、
Figure 0005208440
によって与えられる。
時刻kbestにおいて判定値Ss,m(k)を最大にする出力ストリーム
Figure 0005208440
を選択することによって、周波数ドリフトの粗い推定値が、可能な周波数オフセット値
Figure 0005208440
によって得られる。
時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ500の第2の実施の形態によれば、時刻kにおいて、判定値は、出力ストリーム計算ステップ400の最初の2つの実施の形態の一方が使用された場合には、出力ストリーム計算ステップ400の出力で得られる出力ストリームz s,m(k)の少なくとも1つの結合したものについて計算され、また、出力ストリーム計算ステップ400の第3の実施の形態が使用された場合には、出力ストリーム計算ステップ400の出力で得られる出力ストリームzs,m(k)の少なくとも1つの結合したものについて計算される。
出力ストリーム計算ステップ400の最初の2つの実施の形態の一方が使用される場合、出力ストリームz s,m(k)の結合したものは、I個の重み付け符号MCの1つ、又は、M個の周波数オフセットΔfの1つ、又は、M個の周波数オフセットΔfの1つ及びI個の重み付け符号MCの1つに関係付けられる。
M=1の場合において、出力ストリームz s,1(k)の結合したものが重み付け符号MCに関係付けられているとき、この重み付け符号に関係付けられた出力ストリームzj=i s,1(k)のみが、各アンテナRANTから考慮される。出力ストリームz s,m(k)の結合したものが周波数オフセットΔfμ及び重み付け符号MCの双方に関係付けられているとき、1つの出力ストリームzj=i s,m=μ(k)のみが、各アンテナRANTから考慮される。
出力ストリーム計算ステップ400の第3の実施の形態が使用される場合、出力ストリームzs,m(k)の結合したものが、M個の周波数オフセットΔfの1つに関係付けられる。
出力ストリーム計算ステップ400から得られた出力ストリームz s,m(k)の結合したものが考慮される場合、判定値計算の一実施の形態によれば、上記結合したものについて時刻kにおいて計算された判定値S (k)は、
Figure 0005208440
によって与えられ、別の実施の形態によれば、上記結合したものの時刻kにおける判定値S (k)は、
Figure 0005208440
によって定義される相関メリット係数により計算される。
この判定値の最大化は、したがって、判定値計算の実施の形態とは独立して、
Figure 0005208440
によって与えられる。
時刻kbestにおいて判定値S (k)を最大にする一組の出力ストリーム
Figure 0005208440
を選択することによって、周波数ドリフトの推定値が、可能な周波数オフセット値
Figure 0005208440
によって得られる。重み付け符号
Figure 0005208440
も、上述したにように受信機RCDによって上記一組の出力ストリーム
Figure 0005208440
から推論される。
出力ストリーム計算ステップ400から得られた出力ストリームzs,m(k)の結合したものが考慮される場合、判定値計算の一実施の形態によれば、上記結合したものについて時刻kにおいて計算された判定値S(k)は、
Figure 0005208440
によって与えられ、別の実施の形態によれば、上記結合したものについての時刻kにおける判定値S(k)は、
Figure 0005208440
によって定義される相関メリット係数により計算される。
この判定値の最大化は、したがって、判定値計算の実施の形態とは独立して、
Figure 0005208440
によって与えられる。
時刻kbestにおいて判定値S(k)を最大にする一組の出力ストリーム
Figure 0005208440
を選択することによって、周波数ドリフトの推定値が、可能な周波数オフセット値
Figure 0005208440
によって得られる。冒頭のパラグラフで説明したように、受信信号フレームの精細な周波数補正が必要とされる場合がある。受信信号の位相は、傾き値Δφに従って時間と共に線形に変化する。受信信号の位相は、したがって、傾き値Δφが推定された場合に、受信機RCDによって補正することができる。
このような傾き値Δφの推定を行う従来の方法は、同期シーケンスy(k)に含まれる同じパルスシーケンスの2つ又は3つ以上の繰り返しを使用し、それら繰り返し間の位相回転を計算することである(T.M. Schmidl, D.C. Cox著「Robust frequency and timing synchronization for OFDM」, IEEE Transactions on Communications, vol. 45, pp. 1613-1621, no. 12, December 1997)。たとえば、2つの連続したパルスシーケンスの最初のパルスが遭遇する各位相は、
Figure 0005208440
及び
Figure 0005208440
である。ここで、Δtは、2つのパルスシーケンスの最初のパルス間の時間ギャップである。ベースバンドでは、2つの連続したパルスシーケンス間の位相回転は、したがって、Δφ=2πΔf’Δt+2zπとなる。ここで、Δf’は、位相回転に関係する周波数オフセットである。
あらゆる位相曖昧性を回避するために、周波数オフセット推定レンジ−1/(2Δt)<Δf’<1/(2Δt)、すなわち、−f/V<Δf’<f/(2V)を提供する−π<Δφ<πを考慮することが必要である。
明らかに、Vが高いほど、周波数レンジは小さくなる。
したがって、2つのシーケンスの最初のパルス間の位相回転が2番目のパルス間の位相回転と同じであり、2番目のパルス間の位相回転が3番目のパルス間の位相回転と同じであり、以下、同様に同じである場合に、傾きΔφを推定して、この傾きの単一の推定値を計算することができる。これは、2つの受信シーケンスのパルスが、P個のパスのチャネル
Figure 0005208440
によってフィルタリングされた後も引き続き同一である場合に生じる。ここで、δ(k)はディラック関数である。
本発明では、傾きの推定値が計算される2つのシーケンスのパルス、たとえば、2つの連続した相補シーケンスAに重み付け符号の成分が乗算される。この乗算は、2つの受信シーケンスが、P個のパスのチャネルによってフィルタリングされた後に常に同一であるとは限らないことを含む。その結果、前の推定手法は、相補シーケンスの完全自己相関特性を使用することによって適合されることになる。
本発明の一実施の形態によれば、受信信号フレームが時間同期され、場合によっては粗く周波数補正されると、時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ500の過程において、受信信号フレームの各パルスの位相は線形に増加する値によって補正される。この線形に増加する値の傾き
Figure 0005208440
は、上記少なくとも1つのアンテナRANTのそれぞれについて得られたP個の傾き推定値
Figure 0005208440
の重み付け平均から推定される。この傾き
Figure 0005208440
の推定値は、したがって、
Figure 0005208440
によって得られる。ここで、
Figure 0005208440
は、アンテナRANTのパス係数pの振幅を2乗したものの推定値であり、
Figure 0005208440
は、上記パスpに関係する傾きの推定値である。
傾きの推定値
Figure 0005208440
の一実施の形態によれば、推定値
Figure 0005208440
は、
Figure 0005208440
によって得られる。ここで、
Figure 0005208440
は、
Figure 0005208440
によって与えられる傾きのシーケンスごとの推定値である。ここで、C A,p,sは、受信同期シーケンスのランクlの第1の相補シーケンスから計算された第1の相関ファクタであり、C B,p,sは、受信同期シーケンスのランクlの第2の相補シーケンスから計算された第2の相関ファクタであり、φ(C A,p,s+C A,p,s)は、第1の相関ファクタ及び第2の相関ファクタの合計の位相である。
アンテナRANTのパス係数pの振幅を2乗したものは、したがって、
Figure 0005208440
によって推定される。
図13は、パスpに関係する2つの相関ファクタC A,p,s及びC B,p,sがどのように計算されるかを示している。
パスpに関係する第1の相関ファクタC A,p,s l∈{0、…,L−1}は、時刻kにおいて、第1の相補シーケンスAのNパルス長のセグメントから、
Figure 0005208440
によって計算される。
パスpに関係する第2の相関ファクタC B,p,s l∈{0、…,L−1}は、時刻kにおいて、第1の相補シーケンスBのNパルス長のセグメントから、
Figure 0005208440
によって計算される。
2つの相関ファクタを合計して、式(1)により与えられた相補シーケンスの完全自己相関特性を使用することにより、
Figure 0005208440
を得る。
信号フレームが時間同期される単一のピークを運ぶストリームは、場合によっては、重み付け符号の不良な自己相関特性に起因する2次的なピークを示すことがある。これによって、単一のピークの検出エラー確率が大幅に増加する。同期方法の実施の形態の1つ又はそれらの変形の1つによれば、この問題に対処するために、同期シーケンス生成ステップ100の過程において、I個の重み付け符号MCに同じスクランブル符号が乗算され、単一ピーク検出ステップ300の過程で使用されるI個の重み付け符号MCにも上記スクランブル符号が乗算される。このようなスクランブルは、たとえば、既知のバーカー符号である(P. Fan, M. Darnell著「Sequence design for communications applications」, pp. 270-272, Wiley, New York, 1996)。このバーカー符号は、上記2次的なピークのノルムを、主要なピークのノルムよりもN倍小さくなるように抑制する。
本発明の別の態様によれば、信号Tsg(k)は、複数のアンテナTANTから送信される。本発明に従って同期させるための方法は、送信機TRDが、上記アンテナTANTのそれぞれからわずかに異なる時間遅延で同じ信号Tsg(k)を送信することを特徴とする。
そのハードウェア指向の態様の1つによれば、本発明は、電気通信システムSYSTの送信機TRD及び受信機RCDに関する。
図14は、本発明による、同期シーケンス生成ステップ100及びシーケンス重み付けステップ200を実行することを目的とした送信機TRDの図式を表している。
送信機TRDは、式(2)によって与えられる同期シーケンスx(k)を生成し、上記生成された同期シーケンスを含む信号フレームを受信機RCDへ送信することを目的としている。同期シーケンスx(k)を生成するために、送信機TRDは、一対の相補シーケンスA及びBを生成するためのパルスジェネレータSGMと、一対の相補シーケンス(A,B)からL個のシーケンスAの第1のバースト及びL個のシーケンスBの第2のバーストを作り出すためのバーストクリエータBCと、L個のシーケンスの第1のバーストのランクqの各相補シーケンスAのパルスに、L個の成分の長さの重み付け符号MCのランクqの成分を乗算し、且つ、L個のシーケンスの第2のバーストのランクqの各シーケンスのパルスに、上記重み付け符号MCのランクqの同じ成分を乗算するための乗算器WGMとを含む。
バーストクリエータBCの一実施の形態によれば、第1の相補シーケンス又は第2の相補シーケンスのいずれかのWビット長の巡回拡張部によって定義される少なくとも1つのガードインターバルが、同期シーケンスx(k)に含まれる。上記少なくとも1つのガードインターバルが第1の相補シーケンスAから定義されている場合に、上記少なくとも1つのガードインターバルは、L個のシーケンスの第1のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置され、上記少なくとも1つのガードインターバルが第2の相補シーケンスBから定義されている場合に、上記少なくとも1つのガードインターバルは、L個のシーケンスの第2のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置される。
乗算器WGMの一実施の形態によれば、重み付け符号MCは、一組のI個の重み付け符号に属し、この一組のI個の重み付け符号は、高速変換を得ることができる一組の直交符号である。たとえば、各重み付け符号は、アダマール符号又はフーリエ符号である。
この実施の形態の一変形によれば、すべての重み付け符号MCには、たとえばバーカー符号である同じスクランブル符号が乗算される。
送信機TRDは、少なくとも1つのアンテナTANTを装備し、このアンテナTANTから信号Tsg(k)が送信される。送信機TRDが、本発明の一実施の形態に従って複数のアンテナTANTを装備している場合、同じ信号Tsg(k)が、上記アンテナのそれぞれからわずかに異なる時間遅延で送信される。複数のアンテナTANTでの送信は、受信機RCDにより実行される処理に何ら影響を与えず、その処理は上述したものと同一であることに留意されたい。
図15は、本発明による受信信号フレームを時間同期させ、場合によっては周波数補正することを目的とした受信機RCDの図式を表している。
受信機RCDは、信号フレームをそれぞれ受信することを目的とした少なくとも1つのアンテナRANTを装備し、上記少なくとも1つのアンテナRANTのそれぞれについて、アンテナRANTによって受信中の信号から少なくとも1つの結果ストリームを得るための手段RSMを含むことを特徴とする。
手段RSMは、
受信信号の時間遅延されたバージョンを計算するための少なくとも1つの時間シフタTSVと、
受信信号の時間遅延されたバージョンを、一対の相補シーケンス(A,B)の第1の相補シーケンスAの複製と相関させるための少なくとも1つの第1の相関器FCS1と、
受信信号の時間遅延されたバージョンを、一対の相補シーケンス(A,B)の第1の相補シーケンスBの複製と相関させるための少なくとも1つの第2の相関器FCS2と、
第1の相関ストリーム及び第2の相関ストリームからの結果ストリームを形成するための少なくとも1つの相関ストリーム結合器SAと、
を含む。
たとえば、ゴーレイ(Golay)シーケンスが使用される場合、相関器FCS1及びFCS2は、既知の拡張ゴーレイ相関器に置き換えられる。
更に、受信機RCDは、上記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて少なくとも1つの出力ストリームを得るための結果ストリーム結合器RSCと、上記少なくとも1つの出力ストリーム又は上記出力ストリームの少なくとも1つの結合したものから一時刻における少なくとも1つの判定値を計算するための手段DVと、上記少なくとも1つの判定値を最大にするための手段DVMとを含む。
受信機RCDの一実施の形態によれば、受信機RCDは、同じ相補シーケンスに関係する第2の相関ストリームのパルスの位相を、所定の周波数オフセット値に関係する定数値だけ周波数補正するための手段CFM1も含む。
受信機RCDの別の実施の形態によれば、受信機RCDは、所定の周波数オフセット値に関係付けられている傾きで線形に増加する値だけ、受信信号の各パルスの位相を補正するための手段CFM2を含む。
手段DVの第1の実施の形態によれば、一時刻において計算された、一出力ストリームに関係する判定値は、上記時刻において評価された上記出力ストリームのノルムを2乗したものであり、一時刻において計算された、出力ストリームの結合したものに関係する判定値は、上記時刻において評価された、結合された出力ストリームのノルムを2乗したものである。
手段DVの第2の実施の形態によれば、一時刻において計算された、一出力ストリーム又は出力ストリームを結合したものに関係する各判定値は、上述したような相関メリット係数である。
図16aに示す、結果ストリーム結合器RSCの一実施の形態によれば、結果ストリーム結合器RSCは、所与の時刻において、結果ストリームを、上述したような重み付け符号に関係するパルスの櫛と相関させることをそれぞれ目的とした一群の相関器COjである。
図16bに示す、結果ストリーム結合器RSCの別の実施の形態によれば、重み付け符号は、高速変換を得ることができる一組の直交符号である一組のI個の重み付け符号に属し、結果ストリーム結合器RSCは、上記高速変換によって、N個の位置だけ互いに隔てられた結果ストリームのL個のパルスを処理するための手段を含む。
図16cに示す、結果ストリーム結合器RSCの別の実施の形態によれば、結果ストリーム結合器RSCは、上記結果ストリームの互いにN個の位置だけ隔てられたL個のパルスのエネルギーの合計の平方根を一時刻において計算するための手段を含む。
受信機RCDは、この実施の形態によれば、重み付け符号取り出し器WCRを含む。この重み付け符号取り出し器WCRは、上記少なくとも1つの単一の結果ストリームのランクqの、重み付け値によって位相回転補正及び振幅補正されたピークの合計の積から、受信信号フレームによって運ばれた重み付け符号のランクqの成分のソフト推定値を得るための手段を含む。ランクqのピークの位相回転及び振幅は上述したように補正される。
受信機RCDの別の実施の形態によれば、受信機RCDは、傾きが、上記少なくとも1つのアンテナのそれぞれについて得られた少なくともP個の傾き推定値の重み付け平均から得られる、そのような傾きで線形に増加する値だけ、受信信号フレームの各パルスの位相を補正するための手段を含む。これらP個の傾き推定値は上述したように得られる。
本発明による電気通信システムの一例の概要図式である。 本発明による、送信機によって実行されることを目的とした受信信号の信号フレームを同期させるための方法のステップを表す図である。 本発明による同期シーケンスの一例である。 マルチパス伝送チャネル上での同期シーケンスの送信である。 本発明による、受信機によって実行されることを目的とした受信信号の信号フレームを同期させるための方法のステップを表す図である。 結果ストリーム計算ステップの第1の実施の形態の図である。 結果ストリーム計算ステップの第2の実施の形態の図である。 結果ストリーム計算ステップの第3の実施の形態の図である。 出力ストリーム計算ステップの第1の実施の形態の図である。 出力ストリーム計算ステップの第2の実施の形態の図である。 出力ストリーム計算ステップの第3の実施の形態の図である。 判定値の計算を示すクロノグラムである。 相関ファクタがどのように計算されるかを示す図である。 本発明による送信機の図式である。 本発明による受信機の図式である。 受信機に含まれる結果ストリーム結合器の一実施の形態である。 受信機に含まれる結果ストリーム結合器の一実施の形態である。 受信機に含まれる結果ストリーム結合器の一実施の形態である。

Claims (44)

  1. 信号フレームに含まれる同期シーケンスから、前記信号フレームを同期させるようになっている受信機へ、電気通信システムの送信機によって送信される、信号フレームを同期させるための方法であって、
    前記送信機によって実行されるように意図される同期シーケンス生成ステップ(100)であって、その過程において、前記同期シーケンス(xi(k))がL個の相補シーケンスの第1のバースト及び第2のバーストを連結することによって形成され、前記L個のシーケンスの第1のバーストは、一対の相補シーケンス((A,B))の第1のN個のパルスの相補シーケンス(A)をL回連結することによって得られ、前記L個のシーケンスの第2のバーストは、前記一対の相補シーケンスの第2のN個のパルスの相補シーケンス(B)をL回連結することによって得られる、同期シーケンス生成ステップ(100)と、
    前記送信機によって実行されるように意図されるシーケンス重み付けステップ(200)であって、その過程において、前記L個のシーケンスの第1のバーストのランクqの各相補シーケンス(A)の前記パルスに、前記受信機(RCD)によって前もって知られている一組のI個の重み付け符号に属するL個の成分の長さの重み付け符号(MCi)のランクqの成分が乗算され、前記L個のシーケンスの第2のバーストのランクqの各シーケンスの前記パルスに、前記重み付け符号(MCi)のランクqの同じ成分が乗算される、シーケンス重み付けステップ(200)と
    を含む、方法において、
    前記同期シーケンス生成ステップ(100)の過程において、
    前記第1の相補シーケンス又は前記第2の相補シーケンスのいずれかのWビット長の巡回拡張部によって定義される、少なくとも1つのガードインターバルが、前記同期シーケンス(xi(k))に含められ、
    前記少なくとも1つのガードインターバルが前記第1の相補シーケンス(A)から定義される場合には、前記少なくとも1つのガードインターバルは前記L個のシーケンスの第1のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置され、
    前記少なくとも1つのガードインターバルが前記第2の相補シーケンス(B)から定義される場合には、前記少なくとも1つのガードインターバルは前記L個のシーケンスの第2のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置される
    ことを特徴とする、同期させるための方法。
  2. 2つのガードインターバル(ΔLe A、ΔRi A)が、前記第1の相補シーケンス(A)のWビット長の巡回拡張部によって定義され、
    前記ガードインターバルの一方(ΔLe A)は、前記L個のシーケンスの第1のバーストの開始部に配置され、他方(ΔRi A)は、前記L個のシーケンスの第1のバーストの終了部に配置され、
    2つのガードインターバル(ΔLe B、ΔRi B)が、前記第2の相補シーケンス(B)のWビット長の巡回拡張部によって定義され、
    前記ガードインターバルの一方(ΔLe B)は、前記L個のシーケンスの第2のバーストの開始部に配置され、他方(ΔRi B)は、前記L個のシーケンスの第2のバーストの終了部に配置される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の同期させるための方法。
  3. 前記一組のI個の重み付け符号は、高速変換が得られる一組の直交符号であることを特徴とする、請求項1または2に記載の同期させるための方法。
  4. 各重み付け符号はアダマール符号であることを特徴とする、請求項3に記載の同期させるための方法。
  5. 各重み付け符号はフーリエ符号であることを特徴とする、請求項3に記載の同期させるための方法。
  6. 前記重み付け符号には、同じスクランブル符号が乗算されることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  7. 前記スクランブル符号はバーカー符号であることを特徴とする、請求項6に記載の同期させるための方法。
  8. 前記受信機は、前記信号フレームを受信するようにそれぞれ意図される少なくとも1つのアンテナを装備し、
    前記方法は、
    前記少なくとも1つのアンテナ(RANTs)のそれぞれについて、結果ストリーム計算ステップ(300s)であって、
    その過程において、少なくとも1つの結果ストリームが、前記アンテナ(RANTs)により受信中の前記信号から得られ、
    少なくとも1つの時間シフトサブステップ(301s)であって、そのそれぞれの過程において、前記受信信号の時間遅延されたバージョンが計算される、少なくとも1つの時間シフトサブステップ(301s)と、
    少なくとも1つの第1のシーケンス相関サブステップ(302s)であって、そのそれぞれの過程において、第1の相関ストリームが、前記受信信号の前記時間遅延されたバージョンを、前記一対の相補シーケンス(A,B)のうちの前記第1の相補シーケンス(A)の複製と相関させることにより計算される、少なくとも1つの第1のシーケンス相関サブステップ(302s)と、
    少なくとも1つの第2のシーケンス相関サブステップ(303s)であって、そのそれぞれの過程において、第2の相関ストリームが、前記受信信号を、前記一対の相補シーケンス(A,B)のうちの前記第2の相補シーケンス(B)の複製と相関させることにより計算される、少なくとも1つの第2のシーケンス相関サブステップ(303s)と、
    少なくとも1つのストリーム合計サブステップ(304s)であって、そのそれぞれの過程において、結果ストリームが、前記第1の相関ストリーム及び前記第2の相関ストリームから形成される、少なくとも1つのストリーム合計サブステップ(304s)と
    を含む
    結果ストリーム計算ステップ(300s)と、
    出力ストリーム計算ステップ(400)であって、その過程において、少なくとも1つの出力ストリームが、前記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて得られる、出力ストリーム計算ステップ(400)と、
    時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ(500)であって、その過程において、
    一時刻における少なくとも1つの判定値が、前記少なくとも1つの出力ストリームから計算され、
    次に、受信中の前記信号フレームが前記時間同期される時刻(kbest)が、前記少なくとも1の判定値を最大にすることによって得られ、
    前記受信同期シーケンスによって運ばれた重み付け符号
    Figure 0005208440
    が、前記最大の判定値から得られた前記結果ストリームの少なくとも1つの、互いにN個の位置だけ隔てられたL個のピークから取り出され、
    前記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれの、前記L個のピークの最初のものは、前記信号フレームが前記時間同期される前記時刻(kbest)に配置されている
    時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ(500)と
    をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  9. 前記少なくとも1つの結果ストリーム計算ステップ(300s)は、
    単一の時間シフトサブステップ(301s)であって、その過程において、前記受信信号の時間遅延されたバージョンが計算される、単一の時間シフトサブステップ(301s)と、
    単一の第1のシーケンス相関サブステップ(302s)であって、その過程において、第1の相関ストリーム(yA,s(k))が、前記受信信号の前記時間遅延されたバージョンを、前記一対の相補シーケンス(A,B)のうちの前記第1の相補シーケンス(A)の複製と相関させることにより計算される、単一の第1のシーケンス相関サブステップ(302s)と、
    単一の第2のシーケンス相関サブステップ(303s)であって、その過程において、第2の相関ストリーム(yB,s(k))が、前記受信信号を、前記一対の相補シーケンス(A,B)のうちの前記第2の相補シーケンス(B)の複製と相関させることにより計算される、単一の第2のシーケンス相関サブステップ(303s)と、
    単一のストリーム合計サブステップ(304s)であって、その過程において、結果ストリーム(rs(k))が、前記第1の相関ストリーム(yA,s(k))及び前記第2の相関ストリーム(yB,s(k))を合計することによって形成される、単一のストリーム合計サブステップ(304s)と
    を含むことを特徴とする、請求項8に記載の同期させるための方法。
  10. M個の周波数オフセット値が、前記受信機によって、可能な周波数ドリフトの範囲からあらかじめ定められ、
    前記少なくとも1つの結果ストリーム計算ステップ(300s)は、
    単一の時間シフトサブステップ(301s)であって、その過程において、前記受信信号の時間遅延されたバージョンが計算される、単一の時間シフトサブステップ(301s)と、
    単一の第1のシーケンス相関サブステップ(302s)であって、その過程において、第1の相関ストリーム(yA,s(k))が、前記受信信号の前記時間遅延されたバージョンを、前記一対の相補シーケンス(A,B)のうちの前記第1の相補シーケンス(A)の複製と相関させることにより計算される、単一の第1のシーケンス相関サブステップ(302s)と、
    単一の第2のシーケンス相関サブステップ(303s)であって、その過程において、第2の相関ストリーム(yB,s(k))が、前記受信信号を、前記一対の相補シーケンス(A,B)のうちの前記第2の相補シーケンス(B)の複製と相関させることにより計算される、単一の第2のシーケンス相関サブステップ(303s)と、
    M個の粗いシーケンスごとの周波数補正サブステップ(305s,m)であって、そのそれぞれの過程において、同じ相補シーケンスに関係する前記第2の相関ストリーム(yB,s(k))のパルスの位相が、前記M個の周波数オフセット値の1つに関係する定数値(ΔΦm)だけ補正される、M個の粗いシーケンスごとの周波数補正サブステップ(305s,m)と、
    M個のストリーム合計サブステップ(304s,m)であって、そのそれぞれの過程において、結果ストリーム(rs,m(k))が、前記第1の相関ストリーム(yA,s(k))と、前記M個の補正された第2の相関ストリーム(yB,s,m(k))の1つとを合計することによって形成される、M個のストリーム合計サブステップ(304s,m)と
    を含むことを特徴とする、請求項8に記載の同期させるための方法。
  11. M個の周波数オフセット値が、前記受信機によって、可能な周波数ドリフトの範囲からあらかじめ定められ、
    前記少なくとも1つの結果ストリーム計算ステップ(300s)は、
    M個の粗いパルスごとの周波数補正サブステップ(306s,m)であって、そのそれぞれの過程において、前記受信信号の各パルスの位相が、前記M個の周波数オフセット値の1つに関係付けられている傾き(Δφm)で線形に増加する値だけ補正される、M個の粗いパルスごとの周波数補正サブステップ(306s,m)と、
    M個の時間シフトサブステップ(301s,m)であって、そのそれぞれの過程において、前記M個の位相補正された受信信号(ys,m(k))の1つの時間遅延されたバージョンが計算される、M個の時間シフトサブステップ(301s,m)と、
    M個の第1のシーケンス相関サブステップ(302s,m)であって、そのそれぞれの過程において、第1の相関ストリーム(yA,s,m(k))が、前記M個の位相補正された受信信号の1つの前記時間遅延されたバージョンを、前記一対の相補シーケンス(A,B)のうちの前記第1の相補シーケンス(A)の複製と相関させることにより計算される、M個の第1のシーケンス相関サブステップ(302s,m)と、
    M個の第2のシーケンス相関サブステップ(303s,m)であって、そのそれぞれの過程において、第2の相関ストリーム(yB,s,m(k))が、前記M個の位相補正された受信信号(ys,m(k))の1つを、前記一対の相補シーケンス(A,B)のうちの前記第2の相補シーケンス(B)の複製と相関させることにより計算される、M個の第2のシーケンス相関サブステップ(303s,m)と、
    M個のストリーム合計サブステップ(304s,m)であって、そのそれぞれの過程において、結果ストリーム(rs,m(k))が、同じ位相補正された受信信号(ys,m(k))に関係する、前記M個の第1の相関ストリーム(yA,s,m(k))の1つ及び前記M個の第2の相関ストリーム(yB,s,m(k))の1つから形成される、M個のストリーム合計サブステップ(304s,m)と
    含むことを特徴とする、請求項8に記載の同期させるための方法。
  12. 前記時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ(500)の過程において、判定値が、一時刻において、前記少なくとも1つのアンテナのそれぞれから得られた前記少なくとも1つの出力ストリームのそれぞれについて計算されることを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  13. 前記時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ(500)の過程において、
    判定値が、一時刻において、前記少なくとも1つの出力ストリームの少なくとも1つの結合したものについて計算され、
    前記少なくとも1つの結合したもののそれぞれは、前記I個の重み付け符号の1つ、又は、M個の周波数オフセットの1つ及び前記I個の重み付け符号の1つのいずれかに関係付けられ、
    前記少なくとも1つの結合したもののそれぞれは、同じ重み付け符号、又は、同じ重み付け符号及び同じ周波数値のいずれかに関係付けられる、前記少なくとも1つのアンテナから得られた出力ストリームのモジュールを2乗したものの合計の平方根によって定義される
    ことを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  14. 前記時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ(500)の過程において、
    一出力ストリームに関係する、一時刻において計算された判定値は、前記時刻において評価された、前記出力ストリームのノルムを2乗したものであり、
    複数の出力ストリームの結合したものに関係する、一時刻において計算された判定値は、前記時刻において評価された、前記結合された出力ストリームのノルムを2乗したものである
    ことを特徴とする、請求項12又は13に記載の同期させるための方法。
  15. 前記時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ(500)の過程において、
    一出力ストリームに関係する、一時刻において計算された判定値は、前記出力ストリームの前記時刻におけるエネルギーを、それぞれ前記時刻の前及び後に定義される2つの時間間隔にわたって平均化した前記出力ストリームのエネルギーによって除算した比によって定義される、相関メリット係数であり、
    複数の出力ストリームの結合したものに関係する、一時刻において計算された判定値は、前記複数の出力ストリームの結合したものの前記時刻におけるエネルギーを、それぞれ前記時刻の前及び後に定義される2つの時間間隔にわたって平均化した前記複数の出力ストリームの結合したもののエネルギーによって除算した比によって定義される、相関メリット係数である
    ことを特徴とする、請求項12又は13に記載の同期させるための方法。
  16. 前記出力ストリーム計算ステップ(400)の過程において、
    I個の出力ストリーム(zj s,m(k))が、前記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて得られ、
    前記少なくとも1つの結果ストリームの1つに関係する前記I個の出力ストリームのそれぞれは、所与の時刻において、前記結果ストリームを、前記I個の重み付け符号の1つに関係するパルスの櫛(cpj)と相関させることにより得られ、
    重み付け符号に関係する櫛の各パルスはN個の位置だけ互いに隔てられ、前記櫛の各パルスは前記重み付け符号の成分によって重み付けされる
    ことを特徴とする、請求項8〜15のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  17. 前記一組のI個の重み付け符号は、高速変換が得られる一組の直交符号であり、
    前記出力ストリーム計算ステップ(400)の過程において、
    I個の出力ストリーム(zj s,m(k))が、前記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて得られ、
    前記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれに関係する前記I個の出力ストリームのそれぞれは、N個の位置だけ互いに隔てられた前記結果ストリームのL個のパルスを、前記高速変換で処理することにより得られる
    ことを特徴とする、請求項8〜15のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  18. 前記出力ストリーム計算ステップ(400)の過程において、単一の出力ストリーム(zs,m(k))が、一時刻において、前記結果ストリームの、N個の位置だけ互いに隔てられたL個のパルスのエネルギーの合計の平方根を計算することにより、前記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれについて得られることを特徴とする、請求項8〜15のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  19. 前記I個の重み付け符号のそれぞれの第1の成分に続く(L−1)個の成分のそれぞれは、その第1の成分とは異なって符号化され、
    前記信号フレームは、場合によっては周波数補正され、
    前記最大の判定値から得られ、且つ、前記少なくとも1つのアンテナのそれぞれに関係する、単一の結果ストリーム
    Figure 0005208440
    の互いにN個の位置だけ隔てられたL個のピークが考慮され、
    前記L個のピークの最初のものは、前記信号フレームが時間同期される前記時刻(kbest)に位置し、
    前記受信信号フレームによって運ばれた前記重み付け符号
    Figure 0005208440
    のランクqの成分のソフト推定値
    Figure 0005208440
    が、重み付け値によって、前記少なくとも1つの単一の結果ストリームのランクqの前記位相回転補正及び振幅補正されたピーク
    Figure 0005208440
    の合計の積から得られる
    ことを特徴とする、請求項18に記載の同期させるための方法。
  20. ランクqの前記少なくとも1つのピークの前記位相回転及び前記振幅は、ランクqの前記少なくとも1つのピークに、前記(L−1)個のピークに先行する前記ピークの複素共役
    Figure 0005208440
    を乗算することによって補正され、
    前記重み付け値は、前記少なくとも1つの単一の結果ストリームのそれぞれの前記(L−1)個のピークに先行するピークの前記モジュールの2乗の合計の平方根であることを特徴とする、請求項19に記載の同期させるための方法。
  21. ランクqの前記少なくとも1つのピークの前記位相回転及び前記振幅は、ランクqの前記少なくとも1つのピークに、前記(L−1)個のピークに先行する前記ピークの複素共役の積を、前記L個のピークの平均エネルギーの平方根によるそのモジュールにより除算したものを乗算することによって補正され、
    前記重み付け値は、前記少なくとも1つの単一の結果ストリームのそれぞれについて得られた前記L個のピークの平均エネルギーの合計の平方根である
    ことを特徴とする、請求項19に記載の同期させるための方法。
  22. 前記少なくとも1つのアンテナのそれぞれによって受信される前記信号フレームは、P個の連続したパスを有するマルチパスチャネル上で送信され、且つ、時間同期されて場合によっては粗く周波数補正され、
    前記時刻決定及び重み付け符号取り出しステップ(500)において、受信信号フレームの各パルスの位相は、傾き
    Figure 0005208440
    が、前記少なくとも1つのアンテナのそれぞれについて得られる少なくともP個の傾き推定値
    Figure 0005208440
    の重み付け平均から得られる、前記傾きで線形に増加する値によって補正され、
    前記P個の傾き推定値のそれぞれは、前記P個のパス係数の1つの振幅を2乗したものの推定値によって重み付けされ、
    前記平均の前記重み付け値は、前記P個のパス係数の振幅を2乗したものの合計である
    ことを特徴とする、請求項8〜21のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  23. パス係数に関係する各傾き推定値は、前記パス係数に関係するシーケンスごとの傾き推定値
    Figure 0005208440
    をNで割った比によって得られ、
    前記シーケンスごとの傾き推定値は、
    前記受信同期シーケンスの第1の相補シーケンスのセグメントについて第1の時刻(l)において計算された、前記パス係数に関係する第1の相関ファクタ、及び、前記受信同期シーケンスの第2の相補シーケンスのセグメントについて第1の時刻(l)において計算された、前記パス係数に関係する第2の相関ファクタの合計(Cl A,p,s+Cl B,p,s)の位相と、
    前記受信同期シーケンスの第1の相補シーケンスのセグメントについて第2の時刻(l−1)において計算された、前記パス係数に関係する第1の相関ファクタ、及び、前記受信同期シーケンスの第2の相補シーケンスのセグメントについて第2の時刻(l−1)において計算された、前記パス係数に関係する第2の相関ファクタの合計(Cl-1 A,p,s+Cl-1 B,p,s)の位相と
    の(L−1)個の差の平均によって定義される
    ことを特徴とする、請求項22に記載の同期させるための方法。
  24. 前記信号フレームは複数のアンテナから送信され、
    前記送信機は、同じ信号フレームを、前記アンテナのそれぞれから、わずかに異なる時間遅延で送信する
    ことを特徴とする、請求項1〜23のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  25. 前記相補シーケンスはゴーレイシーケンスであることを特徴とする、請求項1〜24のいずれか一項に記載の同期させるための方法。
  26. 信号フレームに含まれる同期シーケンスから前記信号フレームを同期させるようになっている受信機へ、前記信号フレームを送信するように意図される、電気通信システムの送信機であって、
    前記送信機は、
    一対の相補シーケンス(A,B)を生成するためのパルスジェネレータ(SGM)と、
    前記一対の相補シーケンス(A,B)からL個のシーケンス(A)の第1のバースト及びL個のシーケンス(B)の第2のバーストを生成するためのバーストクリエータ(BC)と、
    前記L個のシーケンスの第1のバーストのランクqの各相補シーケンス(A)のパルスに、L個の成分の長さの重み付け符号(MCi)のランクqの成分を乗算するとともに、前記L個のシーケンスの第2のバーストのランクqの各シーケンス(B)のパルスに、前記重み付け符号(MCi)のランクqの同じ成分を乗算するための乗算器(WGM)と
    を含む、送信機において、
    前記第1の相補シーケンス又は前記第2の相補シーケンスのいずれかのWビット長の巡回拡張部によって定義される少なくとも1つのガードインターバルが、前記同期シーケンス(xi(k))に含まれ、
    前記少なくとも1つのガードインターバルが前記第1の相補シーケンス(A)から定義されている場合には、前記少なくとも1つのガードインターバルは前記L個のシーケンスの第1のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置され、
    前記少なくとも1つのガードインターバルが前記第2の相補シーケンス(B)から定義されている場合には、前記少なくとも1つのガードインターバルは前記L個のシーケンスの第2のバーストの開始部又は終了部のいずれかに配置される
    ことを特徴とする、送信機。
  27. 前記一組のI個の重み付け符号は、高速変換が得られ得る一組の直交符号であることを特徴とする、請求項26に記載の送信機。
  28. 各重み付け符号はアダマール符号であることを特徴とする、請求項27に記載の送信機。
  29. 各重み付け符号はフーリエ符号であることを特徴とする、請求項27に記載の送信機。
  30. 前記重み付け符号には、同じスクランブル符号が乗算されることを特徴とする、請求項27〜29のいずれか一項に記載の送信機。
  31. 前記送信機は、前記信号が送信される複数のアンテナを装備し、
    同じ信号が、前記アンテナのそれぞれから、わずかに異なる時間遅延で送信される
    ことを特徴とする、請求項26〜30のいずれか一項に記載の送信機。
  32. 受信信号フレームを時間同期及び場合により周波数補正するように意図される、電気通信システムの受信機であって、
    前記受信機は、それぞれ前記信号フレームを受信するように意図される、複数のアンテナを装備し、
    前記受信機は、
    前記複数のアンテナのそれぞれについて、前記複数のアンテナによって受信中の信号から複数の結果ストリームを得るための手段(RSM)であって、
    前記手段(RSM)は、
    前記受信信号の時間遅延されたバージョンを計算するための、少なくとも1つの時間シフタ(TSV)と、
    前記受信信号の前記時間遅延されたバージョンを、前記一対の相補シーケンス((A,B))のうちの前記第1の相補シーケンス(A)の複製と相関させるための、少なくとも1つの第1の相関器(FCS1)と、
    前記受信信号の前記時間遅延されたバージョンを、前記一対の相補シーケンス((A,B))の第2の相補シーケンス(B)の複製と相関させるための、少なくとも1つの第2の相関器(FCS2)と、
    前記第1の相関ストリーム及び前記第2の相関ストリームからの結果ストリームを形成するための、少なくとも1つの相関ストリーム結合器(SA)と
    を含む、手段(RSM)と、
    前記複数の結果ストリームのそれぞれについて複数の出力ストリームを得るための、結果ストリーム結合器(RSC)と、
    時刻決定及び重み付け符号取り出し手段であって、
    時刻決定及び重み付け符号取り出し手段において、一時刻における少なくとも1つの判定値が、前記少なくとも1つの出力ストリームから計算され、
    次に、受信中の前記信号フレームが前記時間同期される時刻(k best )が、前記少なくとも1の判定値を最大にすることによって得られ、
    前記受信同期シーケンスによって運ばれた重み付け符号
    Figure 0005208440
    が、前記最大の判定値から得られた前記結果ストリームの少なくとも1つの、互いにN個の位置だけ隔てられたL個のピークから取り出され、
    前記少なくとも1つの結果ストリームのそれぞれの、前記L個のピークの最初のものは、前記信号フレームが前記時間同期される前記時刻(k best )に配置されている
    時刻決定及び重み付け符号取り出し手段と
    を含むことを特徴とする、受信機。
  33. 前記少なくとも1つの第1の相関器及び第2の相関器(FCS1、FCS2)は拡張ゴーレイ相関器であることを特徴とする、請求項32に記載の受信機。
  34. 同じ相補シーケンスに関係する第2の相関ストリームのパルスの位相を、所定の周波数オフセット値に関係する定数値だけ周波数補正するための手段(CFM1)も含むことを特徴とする、請求項32又は33に記載の受信機。
  35. 所定の周波数オフセット値に関係付けられている傾きで線形に増加する値だけ、前記受信信号の各パルスの位相を補正するための手段(CFM2)を含むことを特徴とする、請求項32又は33に記載の受信機。
  36. 一出力ストリームに関係する、一時刻において計算された判定値は、前記時刻において評価された、前記一出力ストリームのノルムを2乗したものであり、
    複数の出力ストリームの結合したものに関係する、一時刻において計算された判定値は、前記時刻において評価された、前記結合された出力ストリームのノルムを2乗したものである
    ことを特徴とする、請求項32〜35のいずれか一項に記載の受信機。
  37. 一出力ストリームに関係する、一時刻において計算された判定値は、前記出力ストリームの前記時刻におけるエネルギーを、それぞれ前記時刻の前及び後で定義される2つの時間間隔にわたって平均化した前記出力ストリームのエネルギーによって除算した比により定義される、相関メリット係数であり、
    複数の出力ストリームを結合したものに関係する、一時刻において計算された判定値は、前記複数の出力ストリームを結合したものの前記時刻におけるエネルギーを、それぞれ前記時刻の前及び後で定義される2つの時間間隔にわたって平均化した前記複数の出力ストリームを結合したもののエネルギーによって除算した比により定義される、相関メリット係数である
    ことを特徴とする、請求項32〜36のいずれか一項に記載の受信機。
  38. 前記結果ストリーム結合器(RSC)は、所与の時刻において、結果ストリームを重み付け符号に関係するパルスの櫛と相関させるようにそれぞれ意図される、一群の相関器(COj)であることを特徴とする、請求項32〜37のいずれか一項に記載の受信機。
  39. 前記一組のI個の重み付け符号は、高速変換が得られる一組の直交符号であり、
    前記結果ストリーム結合器(RSC)は、前記高速変換によって、N個の位置だけ互いに隔てられた結果ストリームのL個のパルスを処理するための手段を含む、請求項32〜37のいずれか一項に記載の受信機。
  40. 前記結果ストリーム結合器(RSC)は、前記結果ストリームの、互いにN個の位置だけ隔てられたL個のパルスのエネルギーの合計の平方根を、一時刻において計算するための手段を含むことを特徴とする、請求項32〜37のいずれか一項に記載の受信機。
  41. 前記I個の重み付け符号のそれぞれの第1の成分に続く(L−1)個の成分のそれぞれは、その第1の成分とは異なって符号化され、
    前記信号フレームは、場合によっては周波数補正され、
    前記最大の判定値から得られ、且つ、前記少なくとも1つのアンテナのそれぞれに関係する、単一の結果ストリームの互いにN個の位置だけ隔てられたL個のピークが考慮され、
    前記L個のピークの最初のものは、前記信号フレームが時間同期される時刻に位置し、
    前記受信機は、前記受信信号フレームによって運ばれた前記重み付け符号のランクqの成分のソフト推定値を、重み付け値によって、前記少なくとも1つの単一の結果ストリームのランクqの前記位相回転補正及び振幅補正されたピークの合計の積から得るための手段を含む、重み付け符号取り出し器(WCR)をさらに含むことを特徴とする、請求項40に記載の受信機。
  42. 前記受信機は、前記少なくとも1つのアンテナのそれぞれについて得られた少なくともP個の傾き推定値の重み付け平均から得られる傾きで、線形に増加する値によって、受信信号フレームの各パルスの位相を補正するための手段をさらに含み、
    前記P個の傾き推定値のそれぞれは、前記P個のパス係数の1つの振幅を2乗したものの推定値によって重み付けされ、
    前記平均の前記重み付け値は、前記P個のパス係数の振幅を2乗したものの合計である
    ことを特徴とする、請求項32〜41のいずれか一項に記載の受信機。
  43. 電気通信システムであって、
    請求項26〜31のいずれか一項に記載の少なくとも1つの送信機を含み、
    前記少なくとも1つの送信機は、前記電気通信システムの少なくとも1つの受信機へ信号フレームを送信するように意図される、電気通信システム。
  44. 前記少なくとも1つの受信機が、請求項32〜42のいずれか一項に記載のように規定されることを特徴とする、請求項43に記載の電気通信システム。
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