JP4469470B2 - 自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式 - Google Patents

自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信システムにおいては、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access )方式が用いられるようになっている。このCDMA方式は、同じ周波数帯域を複数の利用者が使用することができるため、時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access )方式と比較して帯域幅当たりの利用者数を増大することができるという利点がある。
【0003】
しかし、CDMA方式においては、受信機は自局宛の信号と共に他局宛の信号をも受信するため、利用者の位置関係によっては自局宛の信号レベル(自己相関特性)が他局宛の信号レベル(相互相関特性)よりも低下し、自局宛の信号の検出が困難になる場合がある。これはCDMA方式における遠近問題として知られており、この遠近問題を解決する技術として、特開平11−261448号公報に開示された、直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式がある。
【0004】
この通信方式では、受信機が受信した信号の搬送波と受信機の局発信号との周波数と位相角が完全に一致している場合には、優れた自己相関特性と相互相関特性とを有するため、上述の遠近問題を解決することができる。
【0005】
一方、受信機が受信した信号の搬送波と受信機の局発信号とに周波数差が生じている場合には、その周波数差の周期で相関出力が減少する。また、受信機が受信した信号の搬送波と受信機の局発信号とに位相差が生じている場合には、相関値は位相差の余弦となり減少し、特に位相差が90度であった場合には、全く相関値が出力されなくなってしまう。
【0006】
したがって、受信信号の搬送波と受信機の局発信号との周波数及び位相角を一致させることは重要であり、送信機にN個の異なる搬送波発生器を備えるとともに、受信機にN個の異なる局発信号発生器が備え、これら搬送波発生器及び局発信号発生器から出力される信号の周波数及び位相角を一致させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、受信機側にN個の異なる局発信号発生器を備えると、受信機の小型化が困難となる。また、受信機は2相復調を行うため、受信信号の搬送波と受信機の局発信号との周波数差及び位相差を検出することは容易ではなく、これら周波数差及び位相差があっても、その解消を行うことは困難であった。このため、受信機の小型化と、受信信号の搬送波と受信機の局発信号との周波数差及び位相差の解消を行うことが要求されている。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、その目的は、受信機の小型化と、受信信号の搬送波と受信機の局発信号との周波数差及び位相差の解消を図ることが可能な自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式の信機は、電圧制御発信器と、前記電圧制御発信器の出力信号を分周し、N個の局発信号を生成するN個の分周器と、前記N個の局発信号により、N個の搬送波信号を含んだ受信信号をN個の同相ベースバンド信号とN個の直交ベースバンド信号とに分離するN個の直交復調器と、前記各同相ベースバンド信号について、異なる逆拡散符号との相関をとるN個の同相側の整合フィルタと、前記各同相側の整合フィルタの出力信号を加算して、同相相関信号を導出する同相側の加算器と、前記各直交ベースバンド信号について、異なる逆拡散符号との相関をとるN個の直交側の整合フィルタと、前記各直交側の整合フィルタの出力信号を加算して、直交相関信号を導出する直交側の加算器と、前記同相相関信号を既知のシンボルタイミングでサンプリングし、同相相関シンボル点信号を導出する同相側の標本化器と、前記直交相関信号を既知のシンボルタイミングでサンプリングし、直交相関シンボル点信号を導出する直交側の標本化器と、前記直交相関シンボル点信号を前記同相相関シンボル点信号で除算した値の逆正接である位相角誤差信号を導出する位相角誤差信号導出手段と、前記位相角誤差信号を1シンボル時間だけ遅延させ、遅延位相角誤差信号を導出する遅延器と、前記位相角誤差信号から前記遅延位相角誤差信号を減算して、周波数誤差信号を導出する周波数誤差信号導出手段と、前記周波数誤差信号の電圧レベルを検出するレベル検出器と、前記検出された電圧レベルが零の場合に前記位相角誤差信号を出力し、前記検出された信号レベルが零でない場合に前記周波数誤差信号を出力する信号選択手段と、前記信号選択手段から出力される信号の高周波成分を除去して、平滑誤差信号を導出する平滑フィルタとを備え、前記電圧制御発信器は、前記平滑誤差信号により、その出力周波数を制御して、前記N個の搬送波信号と前記受信機のN個の局発信号との周波数及び位相角を一致させる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図示した一実施形態に基いて本発明を詳細に説明する。図1に本発明に係る自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式を適用した通信システムの構成の一例を示す。本実施形態の通信システム2は、自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式を用いて、送信機4から受信機6へ信号を送信するものであり、送信機4から送信される信号の搬送波f0、f1と受信機6の局発信号f´0、f´1の周波数を一致させる制御を行う。
【0012】
なお、自己相補系列は、受信機毎にN個(Nは2のべき乗の整数)を割り当てることができるが、本実施形態では、N=2の場合、すなわち2個の自己相補系列A0、A1を割り当てる場合について説明する。例えば、自己相補系列A0は{+1,+1,+1,−1,+1,+1,−1,+1}からなる符号長8の系列であり、自己相補系列A1は{+1,−1,+1,+1,+1,−1,−1,−1}からなる符号長8の系列である。
【0013】
通信システム2における送信機4は、送信データ発生器8、拡散符号発生器10、乗算器12、拡散符号発生器14、乗算器16、信号発生器18、分周器20、22、乗算器24、26、加算器28、アンテナ30を備えて構成されている。
【0014】
送信データ発生器8は、送信データd(d=±1)を出力する。拡散符号発生器10は、2個の自己相補系列のうちの1つであるA0を4回繰り返した拡散符号[A0A0A0A0]を、所定の発生周期(チップ周期)で出力する。乗算器12は、送信データ発生器8から出力された送信データdと、拡散符号発生器10から出力された拡散符号[A0A0A0A0]を乗算し、櫛の歯状スペクトラム拡散信号を生成する。
【0015】
同様に、拡散符号発生器14は、2個の自己相補系列のうちの1つであるA1を4回繰り返した拡散符号[A1A1A1A1]を、拡散符号[A0A0A0A0]と同一のチップ周期で出力する。乗算器16は、送信データ発生器8から出力された送信データdと、拡散符号発生器14から出力された拡散符号[A1A1A1A1]を乗算し、櫛の歯状スペクトラム拡散信号を生成する。
【0016】
分周器20は、信号発生器18の出力信号fを分周比nで分周して、搬送波信号f0を生成する。乗算器24は、乗算器12の出力信号の周波数を変換するものであり、該乗算器12の出力信号に、分周器20からの搬送波信号f0を乗算する。
【0017】
同様に、分周器22は、信号発生器18の出力信号fを分周比mで分周して、搬送波信号f1を生成する。乗算器26は、乗算器16の出力信号の周波数を変換するものであり、該乗算器16の出力信号に、分周器22からの搬送波信号f1を乗算する。
【0018】
ここで、乗算器12の出力信号の周波数スペクトルと、乗算器16の出力信号の周波数スペクトルに着目すると、これらは所定の周波数成分が欠落した櫛の歯状のスペクトルになっている。送信に際しては、乗算器12の出力信号の周波数スペクトルと、乗算器16の出力信号の周波数スペクトルが重複しないようにする必要がある。換言すれば、乗算器12の出力信号の周波数スペクトルの欠落した位置に、乗算器16の出力信号の周波数スペクトルを出現させる必要がある。乗算器24、26により乗算器12、16の出力信号の周波数を変換するのは、このような理由によるものである。また、分周器20、22においては、乗算器12の出力信号の周波数スペクトルの欠落した位置に、乗算器16の出力信号の周波数スペクトルを出現させるように、搬送波信号f0、f1の周波数が定められる。
【0019】
加算器28は、乗算器24の出力信号と乗算器26の出力信号を加算する。この加算器28の出力信号は、アンテナ30から送出される。
【0020】
一方、通信システム2における受信機6は、アンテナ42、電圧制御発信器44、分周器46、直交復調器48、整合フィルタ50、52、分周器54、直交復調器56、整合フィルタ58、60、加算器62、標本化器64、加算器66、標本化器68、位相角検出器70、遅延器72、減算器74、レベル検出器76、スイッチ78、加算器80、平滑フィルタ82を備えて構成されている。
【0021】
アンテナ42は、送信機4が送信した信号を受信する。電圧制御発信器44は、後述する平滑フィルタ82からの出力信号に基づいて、ローカル信号f´の周波数を変化させて出力する。分周器46は、1の電圧制御発信器44から出力されるローカル信号f´を、上述した送信機4内の分周器20と同一の分周比nで分周し、局発信号f´0を生成する。直交復調器48は、アンテナ42によって受信した信号に対し、分周器46からの局発信号f´0を乗算することにより、該受信信号を同相ベースバンド信号I0と直交ベースバンド信号Q0に分離する。整合フィルタ50は、直交復調器48から出力される同相ベースバンド信号I0と、2個の自己相補系列のうちの1つであるA0を2回繰り返した逆拡散符号[A0A0]との相関をとる。整合フィルタ52は、直交復調器48から出力される直交ベースバンド信号Q0と、逆拡散符号[A0A0]との相関をとる。
【0022】
同様に、分周器54は、電圧制御発信器44から出力されるローカル信号f´を、上述した送信機4内の分周器22と同一の分周比mで分周し、局発信号f´1を生成する。直交復調器56は、アンテナ42によって受信した信号に対し、分周器54からの局発信号f´1を乗算することにより、該受信信号を同相ベースバンド信号I1と直交ベースバンド信号Q1に分離する。整合フィルタ58は、直交復調器56から出力される同相ベースバンド信号I1と、2個の自己相補系列のうちの1つであるA1を2回繰り返した逆拡散符号[A1A1]との相関をとる。整合フィルタ60は、直交復調器56から出力される直交ベースバンド信号Q1と、逆拡散符号[A1A1]との相関をとる。
【0023】
加算器62は、整合フィルタ50の相関出力と整合フィルタ58の相関出力を加算し、同相相関信号を導出する。標本化器64は、既知のシンボルタイミングTsを用いて、シンボル点の同相相関信号を抽出することにより、同相相関シンボル点信号Isを導出する。
【0024】
同様に、加算器66は、整合フィルタ52の相関出力と整合フィルタ60の相関出力を加算し、直交相関信号を導出する。標本化器68は、既知のシンボルタイミングTsを用いて、シンボル点における直交相関信号をサンプリングすることにより、直交相関シンボル点信号Qsを導出する。
【0025】
位相角検出器70は、位相角誤差信号導出手段として機能するものであり、標本化器68からの直交相関シンボル点信号Qsを標本化器64からの同相相関シンボル点信号Isで除算し、その逆正接tan-1(Qs/Is)を導出する。この逆正接は位相角誤差信号として遅延器72及び減算器74に入力される。
【0026】
遅延器72は、位相角検出器70からの位相角誤差信号を1シンボル時間Tsだけ遅延させ、遅延位相角誤差信号として減算器74へ出力する。減算器74は、位相角誤差信号から遅延位相角誤差信号を減算し、その結果を周波数誤差信号として出力する。この周波数誤差信号は、送信機4内の信号発生器18の出力信号と電圧制御発信器44から出力されるローカル信号f´の周波数が一致する場合には零になり、一致しない場合には零以外の値になる。
【0027】
レベル検出器76は、減算器74から出力される周波数誤差信号の電圧レベルを検出する。スイッチ78は、位相角検出器70と加算器80との間を直接接続する信号線上に備えられ、信号選択手段として機能するものであり、該電圧レベルが零の場合、すなわち送信機4内の信号発生器18の出力信号と電圧制御発信器44から出力されるローカル信号f´の周波数が一致する場合には、オン状態になって位相角検出器70と加算器80との間を直接接続する。また、スイッチ78は、該電圧レベルが零でない場合、すなわち送信機4内の信号発生器18の出力信号の周波数と電圧制御発信器44から出力されるローカル信号f´の周波数が一致しない場合には、オフ状態になって位相角検出器70と加算器80との間を切断する。
【0028】
加算器80は、スイッチ78がオン状態の場合には、位相角検出器70からの位相角誤差信号を出力し、スイッチ78がオフ状態の場合には、減算器74からの周波数誤差信号を出力する。平滑フィルタ82は、加算器80からの位相角誤差信号又は周波数誤差信号の高周波成分を除去し、平滑誤差信号として電圧制御発信器44へ出力する。
【0029】
電圧制御発信器44は、平滑フィルタ82からの平滑誤差信号に基づいてローカル信号f´の周波数及び位相角を変化させ、送信機4内の信号発生器18の出力信号の周波数及び位相角を一致させる。具体的には、以下の動作となる。
【0030】
すなわち、ローカル信号f´と送信機4内の信号発生器18の出力信号の周波数及び位相角が一致していない場合には、周波数誤差信号の電圧レベルが零でないため、スイッチ78がオフ状態になり、加算器80は、減算器74からの周波数誤差信号を出力し、平滑フィルタ82は、この周波数誤差信号を平滑化して出力する。このとき、電圧制御発信器44は、該周波数誤差信号を平滑化した信号に基づいて、ローカル信号f´の周波数を変化させる。この動作が繰り返されることにより、ローカル信号f´と送信機4内の信号発生器18の出力信号の周波数が一致する。
【0031】
ローカル信号f´と送信機4内の信号発生器18の出力信号の周波数が一致すると、周波数誤差信号の電圧レベルが零になるため、スイッチ78がオン状態になり、加算器80は、位相角検出器70からの位相角誤差信号を出力し、平滑フィルタ82は、この位相角誤差信号を平滑化して出力する。このとき、電圧制御発信器44は、該周波数誤差信号を平滑化した信号に基づいて、ローカル信号f´の周波数を変化させる。この動作が繰り返されることにより、ローカル信号f´と送信機4内の信号発生器18の出力信号の位相角が一致する。
【0032】
このように本実施形態の通信システム2では、1の電圧制御発信器44を備え、この電圧制御発信器44から出力されるローカル信号f´と送信機4内の信号発生器18の出力信号との周波数差を周波数誤差信号として導出するとともに、位相差を位相角誤差信号として導出し、これら周波数誤差信号及び位相角誤差信号に基づいて、電圧制御発信器44を制御することにより、ローカル信号f´と送信機4内の信号発生器18の出力信号の周波数及び位相角を一致させることができる。また、局発信号の数に応じた局発信号発生器を備える必要がなく、1の電圧制御発信器44を用いるだけでよいため、受信機の小型化を図ることもできる。
【0033】
以上、本発明の一実施形態を図面に沿って説明した。しかしながら本発明は前記実施形態に示した事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいてその変更、改良等が可能であることは明らかである。
【0034】
【発明の効果】
以上の如く本発明によれば、受信機の小型化と、受信信号の搬送波と受信機の局発信号との周波数差及び位相差の解消を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式を適用した通信システムの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 通信システム
4 送信機
6 受信機
8 送信データ発生器
10 拡散符号発生器
12 乗算器
14 拡散符号発生器
16 乗算器
18 信号発生器
20、22 分周器
24、26 乗算器
28 加算器
30、42 アンテナ
44 電圧制御発信器
46 分周器
48 直交復調器
50、52 整合フィルタ
54 分周器
56 直交復調器
58、60 整合フィルタ
62 加算器
64 標本化器
66 加算器
68 標本化器
70 位相角検出器
72 遅延器
74 減算器
76 レベル検出器
78 スイッチ
80 加算器
82 平滑フィルタ

Claims (1)

  1. N個の自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式の受信機において、
    電圧制御発信器と、
    前記電圧制御発信器の出力信号を分周し、N個の局発信号を生成するN個の分周器と、
    前記N個の局発信号により、N個の搬送波信号を含んだ受信信号をN個の同相ベースバンド信号とN個の直交ベースバンド信号とに分離するN個の直交復調器と、
    前記各同相ベースバンド信号について、異なる逆拡散符号との相関をとるN個の同相側の整合フィルタと、
    前記各同相側の整合フィルタの出力信号を加算して、同相相関信号を導出する同相側の加算器と、
    前記各直交ベースバンド信号について、異なる逆拡散符号との相関をとるN個の直交側の整合フィルタと、
    前記各直交側の整合フィルタの出力信号を加算して、直交相関信号を導出する直交側の加算器と、
    前記同相相関信号を既知のシンボルタイミングでサンプリングし、同相相関シンボル点信号を導出する同相側の標本化器と、
    前記直交相関信号を既知のシンボルタイミングでサンプリングし、直交相関シンボル点信号を導出する直交側の標本化器と、
    前記直交相関シンボル点信号を前記同相相関シンボル点信号で除算した値の逆正接である位相角誤差信号を導出する位相角誤差信号導出手段と、
    前記位相角誤差信号を1シンボル時間だけ遅延させ、遅延位相角誤差信号を導出する遅延器と、
    前記位相角誤差信号から前記遅延位相角誤差信号を減算して、周波数誤差信号を導出する周波数誤差信号導出手段と、
    前記周波数誤差信号の電圧レベルを検出するレベル検出器と、
    前記検出された電圧レベルが零の場合に前記位相角誤差信号を出力し、前記検出された信号レベルが零でない場合に前記周波数誤差信号を出力する信号選択手段と、
    前記信号選択手段から出力される信号の高周波成分を除去して、平滑誤差信号を導出する平滑フィルタと、
    を備え、前記電圧制御発信器は、前記平滑誤差信号により、その出力周波数を制御して、前記N個の搬送波信号と前記受信機のN個の局発信号との周波数及び位相角を一致させることを特徴とする、自己相補系列を用いた直接拡散型相補系列繰返し変調形櫛の歯状スペクトル通信方式の受信機。
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