JP5206612B2 - 符号化装置、符号化方法、及び、符号化プログラム - Google Patents

符号化装置、符号化方法、及び、符号化プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5206612B2
JP5206612B2 JP2009168689A JP2009168689A JP5206612B2 JP 5206612 B2 JP5206612 B2 JP 5206612B2 JP 2009168689 A JP2009168689 A JP 2009168689A JP 2009168689 A JP2009168689 A JP 2009168689A JP 5206612 B2 JP5206612 B2 JP 5206612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encoding
unit
quantization
encoding process
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009168689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011024085A (ja
Inventor
章 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009168689A priority Critical patent/JP5206612B2/ja
Publication of JP2011024085A publication Critical patent/JP2011024085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5206612B2 publication Critical patent/JP5206612B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

本発明は、データの符号化をする符号化装置、符号化方法、及び、符号化プログラムに関する。
コンピュータ等の情報処理装置の発達により、情報処理装置は、膨大な情報量を有する画像データ等のデジタルデータを処理できるようになっている。このようなデジタルデータを効率よく伝送、蓄積するために、直交変換を使用してデジタルデータを圧縮する符号化方法が使用されている。
特開2005−348207号公報 特開平9−261639号公報 特開平11−004437号公報
ITU−T Recommendation H.264
動画圧縮規格であるH.264では、符号化側の装置は、画像を4画素×4画素毎あるいは8画素×8画素毎の単位ブロックに分割して、この単位ブロック毎に、直交変換し、量子化して、符号化データを生成する。また、復号側の装置は、符号化データを逆量子化し、逆直交変換して、元の画像を復元する。ここで、符号化方法によっては、復号された画像の画素値が、量子化の影響により、値の許容範囲(許容レンジ)を超えることがある。この場合、符号化側の装置は、符号化方法を変更して、再度、符号化データを生成することがある。
本発明の一態様は、符号化処理を効率よく行う符号化装置を提供することを目的とする。
開示の態様の1つは、
複数の数値データを有する単位ブロックデータに対し符号化処理を行い、復号処理によって復号される符号化データを生成する符号化装置であって、
符号化処理及び復号処理の後に所定の許容範囲を超えない値のうち最大値である、所定の値を格納する格納部と、
前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち少なくとも1つが前記格納部に格納される前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、すべてが前記格納部に格納される前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択する選択部と、
前記単位ブロックデータに、前記選択部が選択した符号化処理を行い、符号化データを生成する符号化部と、
を備える符号化装置である。
開示の一態様によれば、符号化処理を効率よく行う符号化装置を提供することができる。
符号化装置10の構成例を示す図である。 通信システムの例を示す図である。 2次元空間の座標系の直交変換及び量子化の例を示す図である。 N次元直交空間の点の量子化を説明する図である。 符号化装置100の構成例を示す図である。 符号化装置100の動作フローの例を示す図である。 第2量子化部124による量子化を説明する図である。 符号化装置101の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は開示の実施形態の構成に限定されない。
〔実施形態1〕
図1は、符号化装置10の構成例を示す図である。符号化装置10は、入力された複数の数値データを含む単位ブロックデータに対し符号化処理を行い、復号処理によって復号される符号化データを生成する。符号化装置10は、格納部12、選択部13、符号化部14を有する。符号化装置10は、検出部11を備えてもよい。
符号化装置10には、複数の数値データを有するデータが入力される。複数の数値データを有するデータは、例えば、画像データである。複数の数値データを有するデータは、所定の数の複数の数値データ毎に、単位ブロックデータとして、分割される。
格納部12は、数値データの値が符号化処理及び復号処理の後に所定の許容範囲を超えない範囲で最大値である、所定の値を格納する。
選択部13は、単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち少なくとも1つが格納部12に格納される所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択する。選択部13は、単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、すべてが格納部12に格納される所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択する。
検出部11は、単位ブロックデータから、絶対値が最大である数値データを検出してもよい。このとき、選択部13は、格納部12に格納される所定の値以上である場合、検出部11が検出した数値データの絶対値が符号化処理及び復号処理の後に許容範囲を超えない符号化処理を選択してもよい。また、選択部13は、検出部11が検出した数値データの絶対値が、格納部12に格納される所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択してもよい。検出部11が絶対値が最大である数値データを検出し、選択部13が検出された数値データの絶対値と格納部12に格納される閾値とを比較することで、符号化装置10の計算処理量が軽減される。
符号化処理及び復号処理の後に許容範囲を超えない符号化処理は、0方向への丸めの演算による量子化を含む符号化処理であってもよい。また、符号化処理及び復号処理の後に許容範囲を超えない符号化処理は、ストレートバイナリで伝送することを含む符号化処理であってもよい。
符号化部14は、単位ブロックデータに、選択部13が選択した符号化処理を行う。
符号化装置10は、パーソナルコンピュータ(PC、Personal Computer)のような汎
用のコンピュータまたはサーバマシンのような専用のコンピュータを使用して実現可能である。符号化装置10は、ワークステーション(WS、Work Station)、PDA(Personal Digital Assistant)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。また、符号化装置10は、スマートフォン、携帯電話、カーナビゲーション装置のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
コンピュータ、すなわち、情報処理装置は、プロセッサ、主記憶装置、及び、二次記憶装置や、通信インタフェース装置のような周辺装置とのインタフェース装置を含む。主記憶装置及び二次記憶装置は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
コンピュータは、プロセッサが記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて周辺機器が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Data Signal Processor)である。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。
二次記憶装置は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディス
クドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、二次記憶装置は、リムーバブル
メディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)のようなディスク記録媒体である。
通信インタフェース装置は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースボードや、無線通信のための無線通信回路である。
周辺装置は、上記の二次記憶装置や通信インタフェース装置の他、キーボードやポインティングデバイスのような入力装置や、ディスプレイ装置やプリンタのような出力装置を含む。また、入力装置は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロフォンのような音声の入力装置を含むことができる。また、出力装置は、スピーカのような音声の出力装置を含むことができる。
符号化装置10として使用されるコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、検出部11、選択部13、符号化部14としての機能を実現する。一方、格納部12は、主記憶装置または二次記憶装置の記憶領域に設けられる。
(実施形態1の作用効果)
実施形態1の符号化装置10は、単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち少なくとも1つが格納部に格納される所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択する。符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理は、例えば、0方向への丸めの演算による量子化を含む符号化処理をする。また、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理は、例えば、ストレートバイナリで伝送することを含む符号化処理をする。符号
化装置10によれば、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超える可能性があることが符号化処理前に判定できるので、符号化装置10は、再度の符号化処理をしなくてもよい。符号化装置10によれば、符号化処理を効率よく行うことができる。
〔実施形態2〕
次に実施形態2について説明する。実施形態2は、実施形態1との共通点を有する。従って、主として相違点について説明し、共通点については、説明を省略する。実施形態2の通信システムは、画像データを対象としているが、実施形態2の通信システムは、画像データと同様に連続して入力されるデータについて適用され得る。
(通信システムの構成例)
図2は、実施形態2の通信システムの例を示す図である。通信システム300は、符号化装置100、及び、復号装置200を含む。
符号化装置100は、画像データ(入力データ)に、直交変換及び量子化等の符号化処理を施し、符号化データを生成する。符号化装置100は、生成した符号化データを復号装置200に対して出力する。
復号装置200は、符号化装置100から入力された符号化データに、逆量子化、逆直交変換等の復号処理を施し、復号画像を取得する。
(直交変換、量子化)
図3は、2次元空間の座標系の直交変換及び量子化の例を示す図である。図3の例は、2個の画素を有する単位ブロックを直交変換し、量子化する例である。図3の例では、量子化ステップはQであるとする。図3の2次元空間上のxy座標系での座標(x,y)の2個の成分は、それぞれ、単位ブロックの2個の画素の値を示す。図3の例では、2次元の例であるが、N次元(Nは自然数)であっても同様である。例えば、単位ブロックが4画素×4画素の単位ブロックである場合、次元は16(=4×4)次元となる。
図3において、uv座標系は、xy座標系を直交変換した座標系である。2次元空間上のある点がuv座標系における量子化ステップQで量子化されると、当該ある点の位置は、u軸に平行な直線及びv軸に平行な直線による格子の格子点P(格子点P1を含む)の1つに変換される。ここでは、当該ある点の位置は、当該ある点の位置から一番近い格子点Pの位置に変換される。格子点Pの1つは、原点である。この格子における隣接する格子点間の距離は、Qである。
例えば、図3で領域R1の範囲に存在するすべての点は、uv座標系において量子化ステップQで量子化されることにより、点P1に変換される。uv座標系における点P1の座標は、(−Q,Q)である。点P1に変換された点の、変換前のuv座標系における座標(u,v)は、次の式に示される範囲にある。
Figure 0005206612
Figure 0005206612
ここで、uv座標系で座標が(u,v)である点が、量子化ステップQで量子化されて、uv座標系で座標が(iQ、jQ)である点に変換されるとする(上述の例では、i=
−1、j=1)。i、jは、整数である。i及びjは、それぞれ、u/Q及びj/Qの小数点以下を四捨五入した値として算出される。このとき、u及びvと、i及びjとの関係は、次のようになる。
Figure 0005206612
Figure 0005206612
直交変換の結果、xy座標系の座標が(x,y)である点は、uv座標系の座標で(u,v)と表現される。また、量子化の結果、uv座標系の座標で(u,v)である点は、uv座標系の座標で(iQ,jQ)である点に変換され、(i,j)と表現される。量子化ステップQが1より大きい値をとることにより、i及びjが、それぞれ、u及びvよりも小さい値をとることになる。よって、uv座標系の座標で(u,v)である点が、量子化後に(i,j)として表現されることで、点(u,v)を示す情報量が削減される。
量子化されたuv座標系の座標で(iQ,jQ)である点の位置は、逆量子化、逆直交変換後に、変化しない。
図4は、N次元直交空間の点の量子化を説明する図である。N次元直交空間の点は、x軸、y軸等のN個の軸を有するN次元直交空間のxy座標系で、例えば(x,y,...)と表され、各成分は、それぞれ、ブロック画像のN個の画素の値を表す。各画素の値の取り得る範囲(即ち、xy座標系で、各成分が取り得る範囲)は、予め決められている。図4の例では、各画素の値のとり得る範囲は、−256から+255までである。xy座標系の座標で(x,y,...)である点は、直交変換後のN次元のuv座標系では、例えば(u,v,...)と表される。
量子化は、直交変換後のN次元のuv座標系の点に対して行われる。量子化ステップQで線形量子化した場合は、量子化誤差の大きさは、最大Q/2となる。即ち、量子化後の点は、uv座標系の各成分がそれぞれ、最大Q/2の量子化誤差を有する。量子化後の点が取り得る範囲は、uv座標系の座標軸に平行な一辺Qの、点(u,v,...)を中心とするN次元超立方体の内側となる。
量子化前の点は、量子化後に、各辺が直交変換後のN次元のuv座標系の何れかの軸に平行であるN次元超立方体であり、かつ、量子化前の点を中心とする一辺の長さがQであるN次元超立方体の範囲の点に変換される。量子化前の点と量子化後の点と距離が取り得る最大の距離は、当該超立方体の対角線の長さの半分である、N1/2×Q/2となる。
したがって、N次元のuv座標系での各成分の量子化誤差が最大Q/2である場合、逆量子化、逆直交変換後のN次元のxy座標系での各成分がとり得る誤差の最大値は、N1/2×Q/2となる。よって、直交変換後のN次元のuv座標系で、量子化誤差がQ/2であったとしても、逆直交変換後のN次元のxy座標系では、各成分に、最大で、量子化誤差のN1/2倍の誤差が生じる可能性がある。
直交変換、量子化、逆量子化、逆直交変換後の点のN次元のxy座標系で各成分が取り得る範囲(許容レンジ)は、予め決められている。この許容レンジは、復号画像の各画素の値の許容レンジである。図4の例では、直交変換、量子化、逆量子化、逆直交変換後の点のN次元のxy座標系で各成分が取り得る範囲は、−512から+511までである。
N次元のxy座標系での各成分が−256から+255までの範囲である点が、直交変換、量子化、逆量子化、逆直交変換された後の点の、N次元のxy座標系での成分の1つが−512から+511までの範囲(許容レンジ)を超える場合がある。直交変換、量子化、逆量子化、逆直交変換した後の点のxy座標系の各成分が、最大N1/2×Q/2の誤差を有するからである。
xy座標系の点の各成分のうち絶対値が最大である成分が、Pmaxであるとする。この点を、直交変換、量子化、逆量子化、逆直交変換した後の点のxy座標系のこの成分が、許容レンジを超えない条件は、次のようになる。
Figure 0005206612
ここで、右辺の「511」は、直交変換、量子化、逆量子化、逆直交変換された後の点のN次元のxy座標系での各成分がとり得る値(許容レンジ)の絶対値の最大値である。xy座標系の点の各成分のうち絶対値が最大である成分が、この式の右辺の値以下であるとき、この点を、直交変換、量子化、逆量子化、逆直交変換した後の点のxy座標系のすべての成分は、許容レンジを超えない。xy座標系の点の各成分のうち絶対値が最大でない成分は、Pmaxの絶対値より小さいからである。よって、直交変換、量子化、逆量子化、逆直交変換した後の点のxy座標系のすべての成分が許容レンジを超えない場合の、元の、xy座標系の点の各成分の絶対値の最大値である閾値Pthは、次のように表される。
Figure 0005206612
ここで、右辺の「511」は、許容レンジの絶対値の最大値である。閾値Pthは、量子化ステップQが大きくなると、小さくなる。また、閾値Pthは、直交変換の直交座標系の次元数Nが大きくなると、小さくなる。
xy座標系の点の各成分の絶対値のうち最大値が閾値Pth以上である場合、復号画像の各画素の値が許容レンジを超える可能性があるため、符号化方法(符号化モード)が変更される。
(符号化装置の構成例)
図5は、実施形態2の符号化装置100の構成例を示す図である。符号化装置100は、符号化部110、減算器132、逆量子化部134、逆直交変換部136、加算器138、復号画像記憶部140、予測画像生成部142、動きベクトル計算部144を有する。また、符号化装置100は、ベクトルエントロピー符号化部146、MUX150、検出選択部160、格納部162を有する。符号化部110は、第1直交変換部112、第1量子化部114、第2直交変換部122、第2量子化部124、係数エントロピー符号化部126を有する。
符号化装置100は、原画像データが入力されると、入力された原画像データを分割することによって得られる複数の単位ブロックについて順番に符号化処理を実行する。原画像データは、フレーム毎に入力される。
減算器132は、入力された原画像データと予測画像生成部142によって生成された予測画像データとの差分である差分画像データを生成する。動きベクトル計算部144が予測画像データを使用しないと選択した場合、差分画像データは、原画像データと等しくなる。減算器132は、差分画像データを単位ブロックに分割して、出力する。
検出選択部160は、減算器132の出力である単位ブロックに含まれる値のうち、絶対値が最大である値を検出する。
検出選択部160は、量子化ステップQ、直交変換の次元数N等に基づいて、閾値Pthを算出する。閾値Pthは、図3で示したように直交変換した後の座標系の各成分を量子化ステップQで除した値を四捨五入することで量子化することを含む符号化処理及び復号処理の後に、許容レンジを超えない場合の値の最大値である。
検出選択部160は、閾値Pthと、量子化ステップQ及び直交変換の次元数N等との関係を示す閾値テーブルをあらかじめ、格納部162に格納してもよい。このとき、検出選択部160は、格納部162に格納された閾値テーブルから、量子化ステップQ及び直交変換の次元数Nに基づいて、閾値Pthを抽出する。
検出選択部160は、検出結果と閾値Pthとに基づいて、単位ブロックを、第1直交変換部112及び第1量子化部114で処理する第1符号化モード、又は、第2直交変換部122及び第2量子化部124で処理する第2符号化モードを選択する。検出選択部160は、選択した符号化モードの第1直交変換部112又は第2直交変換部122に、単位ブロックを出力する。検出選択部160は、選択した符号化モードを、ベクトルエントロピー符号化部146に出力する。
格納部162は、閾値Pthと、量子化ステップQ及び直交変換の次元数N等との関係を示す閾値テーブルを格納することができる。
符号化部110は、入力されたデータに対し、符号化処理を行う。
第1直交変換部112は、入力されたデータを、単位ブロック毎に離散コサイン変換(DCT)等の直交変換をする。第1量子化部114は、第1直交変換部112の出力を、量子化ステップQを使用して、量子化する。第1量子化部114は、図3で示したように直交変換した後の座標系の各成分を量子化ステップQで除した値を四捨五入することで量子化する。
第2直交変換部122は、入力されたデータを、単位ブロック毎に離散コサイン変換(DCT)等の直交変換をする。第2量子化部124は、第2直交変換部122の出力を、量子化ステップQを使用して、符号化及び復号後の値が、許容レンジを超えないように、量子化する。
係数エントロピー符号化部126は、第1量子化部114または第2量子化部124の出力に対し、ハフマン符号化や算術符号化等のエントロピー符号化をする。エントロピー符号化とは、出現頻度の高いシンボルに短い符号、出現頻度の低いシンボルに長い符号を割り当てることである。エントロピー符号化により、符号化データのデータ量が小さくなる。
逆量子化部134、逆直交変換部136、及び、加算器138は、第1量子化部114または第2量子化部124の出力から、復号装置200において再生される画像信号と同じ画像データ(復号画像データ)を生成する。加算器138の出力(復号画像データ)は、復号画像記憶部140に格納される。
動きベクトル計算部144は、復号画像記憶部140に格納されている復号画像データ、及び、新たに入力された原画像データに基づいて動きベクトルを計算する。動きベクトル計算部144は、予測画像生成部142が生成した予測画像データを使用するか否かを選択する。動きベクトル計算部144は、計算した動きベクトルをベクトルエントロピー符号化部146に出力する。
予測画像生成部142は、復号画像記憶部140に格納されている復号画像データおよび動きベクトル計算部144によって計算された動きベクトルに基づいて、予測画像データを生成する。
ベクトルエントロピー符号化部146は、動きベクトル計算部144により得られた動きベクトル及び検出選択部160により得られた符号化モードを符号化する。ベクトルエントロピー符号化部146は、動きベクトル及び符号化モードの情報をハフマン符号化や算術符号化等によりエントロピー符号化する。
MUX150は、係数エントロピー符号化部126及びベクトルエントロピー符号化部146により得られた符号化結果を多重化して出力する。
符号化装置100及び復号装置200は、パーソナルコンピュータ(PC、Personal Computer)のような汎用のコンピュータまたはサーバマシンのような専用のコンピュータ
を使用して実現可能である。符号化装置100及び復号装置200は、ワークステーション(WS、Work Station)、PDA(Personal Digital Assistant)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。また、符号化装置100及び復号装置200は、スマートフォン、携帯電話、カーナビゲーション装置のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
符号化装置100として使用されるコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、各機能部としての機能を実現する。この各機能部は、符号化部110、減算器132、逆量子化部134、逆直交変換部136、加算器138、予測画像生成部142、動きベクトル計算部144、ベクトルエントロピー符号化部146、MUX150を含む。一方、復号画像記憶部140、格納部162は、主記憶装置または二次記憶装置の記憶領域に設けられる。
(動作例)
図6は、符号化装置100の符号化処理の動作フローの例を示す図である。符号化装置100は、原画像データが入力されることを契機として、符号化処理を開始する。
符号化装置100の減算器132は、原画像データが入力されると、予測画像生成部142が生成した予測画像データとの差分である差分画像データを生成する。減算器132は、差分画像データを、単位ブロックに分割して出力する。例えば、動画圧縮規格であるH.264では、符号化装置100は、例えば、差分画像データを4画素×4画素毎あるいは8画素×8画素毎の単位ブロックに分割する。
符号化装置100の検出選択部160は、減算器132の出力である単位ブロック毎に、単位ブロックに含まれる値のうち、絶対値が最大である値Pmaxを検出する(S101)。
検出選択部160は、第1量子化部114及び第2量子化部124の量子化ステップQ、第1直交変換部112及び第2直交変換部122による直交変換の次元数N等に基づいて、閾値Pthを算出する(S102)。例えば、画像データの単位ブロックが4画素×4画素である場合、直交変換の次元数Nは、16(=4×4)次元となる。閾値Pthは、上記の式6のように算出される。閾値Pthは、図3で示したように直交変換した後の座標系の各成分を量子化ステップQで除した値を四捨五入することで量子化することを含む符号化処理及び復号処理の後に、許容レンジを超えない場合の値の最大値である。
検出選択部160は、閾値Pthと量子化ステップQ及び直交変換の次元数N等との関係を示す閾値テーブルをあらかじめ、格納部162に格納してもよい。このとき、検出選択部160は、格納部162に格納された閾値テーブルから、量子化ステップQ及び直交変換の次元数Nに基づいて、閾値Pthを抽出する。
検出選択部160は、単位ブロック毎に、ステップS101で得られた値Pmaxの絶対値が、ステップS102で得られた閾値Pthを超えているか否かを判定する(S103)。
また、検出選択部160は、ステップS101で値Pmaxを取得せずに、単位ブロック含まれる各値の絶対値と閾値Pthとを比較してもよい。このとき、検出選択部160は、単位ブロックに含まれる各値の絶対値のうち、すべてが閾値Pth未満である場合、ステップS104の処理を行う。また、検出選択部160は、単位ブロックに含まれる各値の絶対値のうち、少なくとも1つが閾値Pth以上である場合、ステップS106の処理を行う。
ステップS101で検出した値Pmaxの絶対値が、ステップS102で算出した閾値Pth未満である場合(S103;NO)、検出選択部160は、差分画像データを、第1直交変換部112、第1量子化部114で処理することを選択する。動きベクトル計算部144は、選択した処理(符号化モード)をベクトルエントロピー符号化部146に出
力する。第1直交変換部112は、動きベクトル計算部144がステップS103で判定した単位ブロックに、直交変換を行う(S104)。第1量子化部114は、第1直交変換部112の出力に対して、量子化ステップQで、量子化を行う(S105)。第1量子化部114は、図3で示したように、直交変換した後の座標系の各成分を、量子化ステップQで除した値を四捨五入することで、量子化を行う。ステップS101で検出した値Pmaxの絶対値がステップS102で得られた閾値Pth未満である場合、図3で示したように量子化しても、復号画像の画素の値が、許容レンジを超えない。
ステップS101で検出した値Pmaxの絶対値が、ステップS102で算出した閾値Pth以上である場合(S103;YES)、検出選択部160は、差分画像データを、第2直交変換部112、第2量子化部114で処理することを選択する(S106)。第2量子化部124による量子化では、値Pmaxの絶対値が閾値Pth以上である場合でも、復号画像の画素の値が許容レンジを超えない。第2量子化部124による量子化については、後に詳述する。検出選択部160は、選択した処理(符号化モード)をベクトルエントロピー符号化部146に出力する。第2直交変換部122は、ステップS103で判定した単位ブロックに、直交変換を行う。第2量子化部124は、第2直交変換部122の出力に対して、量子化ステップQで、量子化を行う。第2量子化部124は、直交変換した後の座標系の各成分を、量子化ステップQで除した値を0方向へ丸めることで、量子化を行う。
符号化装置100の係数エントロピー符号化部126は、第1量子化部114または第2量子化部124の出力に対して、ハフマン符号化や算術符号化等のエントロピー符号化をする(S107)。符号化装置100は、符号化処理を終了する。
図7は、第2量子化部124による量子化を説明する図である。図7の例は、2個の画素を有する単位ブロックを直交変換し、量子化する例である。図7の2次元空間上のxy座標系での座標(x,y)の2個の成分は、それぞれ、単位ブロックの2個の画素の値を示す。図7の例では、2次元の例であるが、N次元(Nは自然数)であっても同様である。
図7において、uv座標系は、xy座標系を直交変換した座標系である。2次元空間上のある点がuv座標系における量子化ステップQで量子化されると、当該ある点の位置は、u軸に平行な直線及びv軸に平行な直線による格子の格子点P(格子点P2を含む。)の1つの位置に変換される。ここでは、当該ある点の位置は、当該ある点の位置のuv座標系の各成分の値よりも、格子点Pのuv座標系の各成分が0に近い値を有する格子点Pであって、当該ある点の位置に一番近い格子点Pの位置に変換される。格子点Pの1つは、原点である。この格子における隣接する格子点間の距離は、Qである。
例えば、図7で領域R2の範囲に存在するすべての点は、uv座標系において量子化ステップQで量子化されることにより、点P2に変換される。
量子化後の点のuv座標系での座標のu成分及びv成分は、量子化前のuv座標系での値よりも、0に近い値となる。よって、量子化前の点の位置は復号後の許容レンジ内の位置であることから、量子化後の点の位置は復号後の許容レンジ内の位置である。
量子化の結果、uv座標系の座標で(u,v)である点は、uv座標系の座標で(iQ,jQ)である点に変換されるとする。このとき、i及びjは、それぞれ、u/Q及びj/Qの小数点以下を0方向へ丸めた値として算出される。たとえば、u/Q=1.3の場合、i=1となる。また、j/Q=−2.9の場合、j=−2となる。これにより、復号画像の画素の値が、元の画像の画素の値を超えることはない。よって、第2量子化部12
4による量子化を行っても、復号画像の画素の値が許容レンジを超えることはない。
(変形例)
図8は、符号化装置101の構成例を示す図である。図8の符号化装置101は、図5の符号化装置100と共通点を有する。従って、主として相違点について説明し、共通点については、説明を省略する。
符号化装置101の符号化部111は、第1直交変換部112、第1量子化部114、係数エントロピー部126、及び、IPCM部125を有する。
IPCM部125は、入力されたデータを、PCM(Pulse Code Modulation、ストレ
ートバイナリ)データとして、出力する。
検出選択部161は、値Pmaxの絶対値が、閾値Pth以上である場合(図6のS103;YES)、差分画像データを、IPCM部125で処理することを選択する。IPCM部125は、差分画像データが入力されると、直交変換及び量子化をせずに、PCMデータとして、出力する(図6のS106)。IPCM部125は直交変換及び量子化を行わないため、量子化誤差が生じることはない。よって、復号画像の画素の値は許容レンジを超えない。
また、IPCM部125は直交変換及び量子化を行わないため、符号化装置101の符号化処理の処理量が減少する。
(その他)
ここでは、線形量子化を行う符号化装置について説明したが、符号化処理においては、量子化過程が非線形である場合がある。また、H.264のHigh ProfileでQMatrixが使用される場合がある。これらの場合、量子化誤差が表す空間は、上記のように超立方体ではなく、超直方体となり得る。しかし、量子化誤差が表す空間が超直方体となる場合でも、この超直方体の対角線を算出することにより、閾値Pthを算出することができる。よって、符号化装置100及び符号化装置101は、量子化過程が非線形である場合でも、H.264
のHigh ProfileでQMatrixが使用される場合でも、同様に、適用できる。
(実施形態2の作用効果)
実施形態2の符号化装置は、単位ブロック毎に符号化処理を行い、符号化データを出力する。実施形態2の符号化装置は、単位ブロック含まれる値のうち、絶対値が最大である値Pmaxを検出する。実施形態2の符号化装置は、符号化処理及び復号処理の後に許容レンジを超えない場合の値の最大値である閾値Pthを算出する。実施形態2の符号化装置は、値PmaxがPth以上である場合は、符号化処理及び復号処理の後に値の許容レンジを超えない符号化処理を選択する。符号化装置10によれば、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超える可能性があることが符号化処理前に判定できる。符号化装置10によれば、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択することができる。実施形態2の符号化装置によれば、符号化処理を効率よく行うことができる。
(付記)
以上の実施形態1及び2に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の数値データを有する単位ブロックデータに対し符号化処理を行い、復号処理によって復号される符号化データを生成する符号化装置であって、
符号化処理及び復号処理の後に所定の許容範囲を超えない値のうち最大値である、所定の値を格納する格納部と、
前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち少なくとも1つが前記格納部に格納される前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、すべてが前記格納部に格納される前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択する選択部と、
前記単位ブロックデータに、前記選択部が選択した符号化処理を行い、符号化データを生成する符号化部と、
を備える符号化装置。(1)
(付記2)
前記単位ブロックデータに含まれる数値データから、絶対値が最大である数値データを検出する検出部を備え、
前記選択部は、前記検出部が検出した数値データの絶対値が前記格納部に格納される前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、前記検出部が検出した数値データの絶対値が前記格納部に格納される前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択する、
付記1に記載の符号化装置。(2)
(付記3)
前記符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理は、0方向への丸めの演算による量子化を含む符号化処理である、
付記1または2に記載の符号化装置。(3)
(付記4)
前記符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理は、ストレートバイナリで伝送することを含む符号化処理である、
付記1または2に記載の符号化装置。(4)
(付記5)
コンピュータが、複数の数値データを有する単位ブロックデータに対し符号化処理を行い、復号処理によって復号される符号化データを生成することを実行する符号化方法であって、
前記コンピュータが、
符号化処理及び復号処理の後に所定の許容範囲を超えない値のうち最大値である、所定の値を格納し、
前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、少なくとも1つが前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、
前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、すべてが前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択し、
前記単位ブロックデータに、選択された符号化処理を行い、符号化データを生成する、ことを実行する符号化方法。(5)
(付記6)
前記コンピュータが、
前記単位ブロックデータに含まれる数値データから、絶対値が最大である数値データを検出し、
検出された数値データの絶対値が前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処
理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、
検出された数値データの絶対値が前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択する
ことを実行する付記5に記載の符号化方法。
(付記7)
前記符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理は、0方向への丸めの演算による量子化を含む符号化処理である、
付記5または6に記載の符号化方法。
(付記8)
前記符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理は、ストレートバイナリで伝送することを含む符号化処理である、
付記5または6に記載の符号化方法。
(付記9)
コンピュータが、複数の数値データを有する単位ブロックデータに対し符号化処理を行い、復号処理によって復号される符号化データを生成することを実行する符号化プログラムであって、
前記コンピュータが、
符号化処理及び復号処理の後に所定の許容範囲を超えない値のうち最大値である、所定の値を格納し、
前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、少なくとも1つが前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、
前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、すべてが前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択し、
前記単位ブロックデータに、選択された符号化処理を行い、符号化データを生成する、ことを実行するための符号化プログラム。(6)
(付記10)
前記コンピュータが、
前記単位ブロックデータに含まれる数値データから、絶対値が最大である数値データを検出し、
検出された数値データの絶対値が前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、
検出された数値データの絶対値が前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択する
ことを実行するための付記9に記載の符号化プログラム。
(付記11)
前記符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理は、0方向への丸めの演算による量子化を含む符号化処理である、
付記9または10に記載の符号化プログラム。
(付記12)
前記符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理は、ストレートバイナリで伝送することを含む符号化処理である、
付記9または10に記載の符号化プログラム。
10 符号化装置
11 検出部
12 格納部
13 選択部
14 符号化部
100 符号化装置
101 符号化装置
110 符号化部
111 符号化部
112 第1直交変換部
114 第1量子化部
122 第2直交変換部
124 第2量子化部
125 IPCM部
126 係数エントロピー符号化部
132 減算器
134 逆量子化部
136 逆直交変換部
138 加算器
140 復号画像記憶部
142 予測画像生成部
144 動きベクトル計算部
146 ベクトルエントロピー符号化部
150 MUX
160 検出選択部
161 検出選択部
162 格納部
200 復号装置
300 通信システム

Claims (6)

  1. 複数の数値データを有する単位ブロックデータに対し符号化処理を行い、復号処理によって復号される符号化データを生成する符号化装置であって、
    符号化処理及び復号処理の後に所定の許容範囲を超えない値のうち最大値である、所定の値を格納する格納部と、
    前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち少なくとも1つが前記格納部に格納される前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、すべてが前記格納部に格納される前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択する選択部と、
    前記単位ブロックデータに、前記選択部が選択した符号化処理を行い、符号化データを生成する符号化部と、
    を備える符号化装置。
  2. 前記単位ブロックデータに含まれる数値データから、絶対値が最大である数値データを検出する検出部を備え、
    前記選択部は、前記検出部が検出した数値データの絶対値が前記格納部に格納される前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、前記検出部が検出した数値データの絶対値が前記格納部に格納される前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択する、
    請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記選択部が、前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち少なくとも1つが前記格納部に格納される前記所定の値以上である場合に選択する前記符号化処理は、0方向への丸めの演算による量子化を含む符号化処理である、
    請求項1に記載の符号化装置。
  4. 前記選択部が、前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち少なくとも1つが前記格納部に格納される前記所定の値以上である場合に選択する前記符号化処理は、ストレートバイナリで伝送することを含む符号化処理である、
    請求項1に記載の符号化装置。
  5. コンピュータが、複数の数値データを有する単位ブロックデータに対し符号化処理を行い、復号処理によって復号される符号化データを生成することを実行する符号化方法であって、
    前記コンピュータが、
    符号化処理及び復号処理の後に所定の許容範囲を超えない値のうち最大値である、所定の値を格納し、
    前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、少なくとも1つが前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、
    前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、すべてが前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択し、
    前記単位ブロックデータに、選択された符号化処理を行い、符号化データを生成する、ことを実行する符号化方法。
  6. コンピュータが、複数の数値データを有する単位ブロックデータに対し符号化処理を行い、復号処理によって復号される符号化データを生成することを実行する符号化プログラムであって、
    前記コンピュータが、
    符号化処理及び復号処理の後に所定の許容範囲を超えない値のうち最大値である、所定の値を格納し、
    前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、少なくとも1つが前記所定の値以上である場合、符号化処理及び復号処理の後に値の許容範囲を超えない符号化処理を選択し、
    前記単位ブロックデータに含まれる数値データの絶対値のうち、すべてが前記所定の値未満である場合、直交変換及び量子化を含む符号化処理を選択し、
    前記単位ブロックデータに、選択された符号化処理を行い、符号化データを生成する、ことを実行するための符号化プログラム。
JP2009168689A 2009-07-17 2009-07-17 符号化装置、符号化方法、及び、符号化プログラム Expired - Fee Related JP5206612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009168689A JP5206612B2 (ja) 2009-07-17 2009-07-17 符号化装置、符号化方法、及び、符号化プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009168689A JP5206612B2 (ja) 2009-07-17 2009-07-17 符号化装置、符号化方法、及び、符号化プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011024085A JP2011024085A (ja) 2011-02-03
JP5206612B2 true JP5206612B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=43633733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009168689A Expired - Fee Related JP5206612B2 (ja) 2009-07-17 2009-07-17 符号化装置、符号化方法、及び、符号化プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5206612B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10304362A (ja) * 1997-05-01 1998-11-13 Canon Inc 画像信号処理装置及び方法
JPH11298895A (ja) * 1998-04-06 1999-10-29 Sony Corp 画像符号化装置とその方法
JP4555257B2 (ja) * 2006-06-06 2010-09-29 パナソニック株式会社 画像符号化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011024085A (ja) 2011-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4555257B2 (ja) 画像符号化装置
GB2420240A (en) Image encoding with dynamic buffer capacity level based compression adjustment.
JP4831547B2 (ja) 画像圧縮および伸張加速化のための方法
JP2011049923A (ja) 画像圧縮装置及び画像圧縮プログラム
US8086056B2 (en) Encoding device and method, decoding device and method, and program
WO2012160626A1 (ja) 画像圧縮装置、画像復元装置、及びプログラム
JP2014007469A (ja) 画像符号化装置及び画像符号化方法
WO2011064073A1 (en) Method, device and system for image compression and decompression using support vector regression
JP2005039798A (ja) データ変換処理装置及びその方法
JP5206612B2 (ja) 符号化装置、符号化方法、及び、符号化プログラム
JP5110304B2 (ja) 画面データ送信装置、画面データ送信方法及び画面データ送信プログラム
CN107172425B (zh) 缩略图生成方法、装置及终端设备
US9020289B2 (en) Image processing apparatus and image processing method for compressing image data by combining spatial frequency conversion, quantization, and entropy coding
JP4241517B2 (ja) 画像符号化装置及び画像復号装置
JP5482474B2 (ja) 符号化装置及び符号化プログラム
JP6032093B2 (ja) 動画像データ比較方法、動画像データ比較プログラム、動画像データ比較装置
JP2003256405A5 (ja)
JP4966263B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
US11645079B2 (en) Gain control for multiple description coding
CN103748885A (zh) 用于图像变换的方法和装置及用于图像逆变换的方法和装置
JP2018186456A (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法及びプログラム
JP2010087673A (ja) 画像処理システムおよび画像処理プログラム
JP2017055270A (ja) 情報処理装置及び情報処理システム
JPWO2008120279A1 (ja) 画像圧縮装置、画像圧縮方法、画像復元装置、及びプログラム
JP2008109195A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees