JP5205877B2 - 既存建物の補強構造、既存建物の補強方法 - Google Patents
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Description
上記の既存建物の補強構造において、前記周辺部は、前記開口の内面全周に沿って取りつけられていいてもよい。
図1は、本実施形態の鉄筋コンクリート造の既存建物の柱梁架構内に設けられた補強構造の構成を示す図であって、(A)は正面図であり、(B)は断面図であり、(C)は(A)におけるI−I´断面図であり、(D)は(A)におけるII−II´断面図である。本実施形態の補強構造10は、図1に示すように、梁3、床4及び柱2により囲まれる矩形状の開口5内に設置され、既存建物を耐震補強するものであり、鉄筋コンクリート造の柱梁架構1に沿って取り付けられた周辺枠20と、周辺枠20の上辺の中央部と、下方の両コーナー部とを結ぶように設けられた一対のブレース部材30とにより構成される。
角鋼管21は柱梁架構1の開口5内側の面に沿って枠状に配置され、接着剤25により接着されている。後述するように、角鋼管21の間には隙間が設けられており、この隙間の幅を調整することにより、柱梁架構1に寸法誤差がある場合であっても、柱梁架構1に沿って角鋼管21を枠状に取り付けることが可能となる。
まず、図3に示すように、複数に分割された角鋼管21を柱梁架構1の梁3、柱2及び床4の内側の面に接着剤により接着する。この際、隣接する角鋼管21の隙間の幅を適宜調整することにより、柱梁架構1の寸法が設計上の寸法と誤差がある場合であっても、この誤差を吸収することができる。また、角鋼管21は、複数に分割されており、中空な構成であるため、重量が軽く、大掛かりな重機を用いずに施工を行うことができる。なお、角鋼管21を配置する際に、角鋼管21の内部に、次の工程で用いられる接合鉄筋23を予め入れておく。
3 梁 4 床
10 補強構造 20 周辺枠
21、21A、21B 鋼管 22 モルタルグラウト
23 接合鉄筋 24 スタッド
25 接着剤 30 ブレース部材
31 鋼管 32 モルタルグラウト
40 応力伝達筋 50 型枠
121 溝形鋼 124 スタッド
223、240 板材
Claims (4)
- 既存建物の矩形状の開口を囲む架構の前記開口の内周面のうち少なくとも上下の面に取り付けられた周辺部と、前記開口の上下に取り付けられた前記周辺部を接続するように設けられたブレース部と、により構成され、前記周辺部及び前記ブレース部にあたる部分に鋼管を配置し、前記鋼管と一体となるように前記鋼管の内部にセメント系材料を打設してなる補強構造であって、
前記周辺部分に当たる部分の鋼管は前記開口の内周面のうち少なくとも上下の面に接着剤により接着されており、
前記鋼管は二つ以上に分割されて、分割部分には隙間が形成されており、前記分割された鋼管の間で応力伝達可能な応力伝達部材が設けられ、
前記セメント系材料は、前記分割された鋼管の間に亘って、前記隙間にも連続して打設されており、
前記応力伝達部材は、隣接する前記分割された鋼管の間に亘って、前記鋼管に直接固定されることなく前記鋼管内に配筋されて、前記セメント系材料に埋設された応力伝達筋であることを特徴とする既存建物の補強構造。 - 前記周辺部は、前記開口の内面全周に沿って取りつけられていることを特徴とする請求項1記載の既存建物の補強構造。
- 既存建物の矩形状の開口を囲む架構の前記開口の内周面の上下の面に取り付けられるとともに、前記開口の両側面に沿って当該両側面との間にスリットを形成するように取り付けられた周辺部と、前記開口の上下に取り付けられた前記周辺部を接続するように設けられたブレース部材と、により構成され、前記周辺部及び前記ブレース部にあたる部分に鋼管を配置し、前記鋼管と一体となるように前記鋼管の内部にセメント系材料を打設してなる前記既存建物の補強構造であって、
前記周辺部分に当たる部分の鋼管は前記開口の上下の面に接着剤により接着されており、
前記鋼管は少なくとも二つ以上に分割されて、分割部分には隙間が形成されており、前記分割された鋼管の間で応力伝達可能な応力伝達部材が設けられ、
前記セメント系材料は、前記分割された鋼管の間に亘って、前記隙間にも連続して打設されており、
前記応力伝達部材は、隣接する前記分割された鋼管の間に亘って、前記鋼管に直接固定されることなく前記鋼管内に配筋されて、前記セメント系材料に埋設された応力伝達筋であることを特徴とする既存建物の補強構造。 - 既存建物の矩形状の開口を囲む架構の前記開口の内周面のうち少なくとも上下の面に取り付けられた周辺部と、前記開口の上下に取り付けられた前記周辺部を接続するように設けられたブレース部と、により構成される補強構造を設けることにより既存建物を補強する方法であって、
前記周辺部及び前記ブレース部にあたる部分に二つ以上に分割された鋼管を分割部分に隙間が形成されるように配置するとともに、前記周辺部分に当たる部分の鋼管を前記開口の内周面のうち少なくとも上下の面に接着剤により接着し、
前記分割された鋼管の間に亘って、応力伝達可能な応力伝達部材を、前記鋼管に直接固定することなく前記鋼管内に配筋し、
前記鋼管と一体となるようにセメント系材料を、前記分割された鋼管の間に亘って、前記隙間にも連続して打設することを特徴とする既存建物の補強方法。
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