JP5204841B2 - 電動機用の巻成体及び電動機用の巻成体を製造する方法 - Google Patents

電動機用の巻成体及び電動機用の巻成体を製造する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5204841B2
JP5204841B2 JP2010513803A JP2010513803A JP5204841B2 JP 5204841 B2 JP5204841 B2 JP 5204841B2 JP 2010513803 A JP2010513803 A JP 2010513803A JP 2010513803 A JP2010513803 A JP 2010513803A JP 5204841 B2 JP5204841 B2 JP 5204841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
wound
electric motor
coils
wound body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010513803A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010531132A (ja
Inventor
シュルツ マルティン
リンディスバッハー ハンス
リーカー ヴェルナー
オーベルリ ゲルハルト
チョッケ アンドレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2010531132A publication Critical patent/JP2010531132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5204841B2 publication Critical patent/JP5204841B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/47Air-gap windings, i.e. iron-free windings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

本発明は、電動機用の巻成体、特にエアギャップワインディングを備えたブラシレスの直流電動機用の巻成体であって、ストランド毎に少なくとも2つのコイルが設けられている形式のものに関する。本発明はまた、このような巻成体を製造する方法に関する。
片持ち式の巻成体を備えていていわゆるエアギャップワインディングを有するブラシレスの直流電動機(BLDC-Motor)が公知である。通常、このような巻成体用の巻線は、初めに心棒に装着され、この心棒は、巻成動作中にコイルを保持して、そのポジションを保つ。次に、通常エナメル線(Backlackdraht)から成っている巻線は、加熱と加圧によって最終形状にもたらされ、この最終形状を巻成体は加熱後に維持する。次いで巻成体は心棒から離型されて、さらに加工もしくは処理されることができる。
3ストランド2極の巻線では、製造時に3つの別個のリッツ線が加工され、このことは取扱いを極めて面倒にし、妥当ではないコストをかけることによってしか自動化が可能でない。従って通常、エアギャップワインディングを備えたこのようなBLDC電動機の巻成体は、手によって製造されている。このような理由から、エアギャップワインディングを備えたこのようなBLDC電動機は、僅かな個体数だけが必要な、例えばモデル構造ブランチにおける使用のためにしか、使用されない。
発明の開示
本発明は、電動機用の巻成体であって、特にストランド毎に少なくとも2つのコイルが設けられている、エアギャップワインディングを備えたブラシレスの直流電動機用の巻成体を改良する。
本発明の構成では、このような形式の巻成体において、巻成体のストランドのコイルが互いに直に連続して巻回されているようにした。1つのストランドは、巻線の2つの接続端部の接続部であり、部分コイルとも呼ばれる少なくとも2つのコイルから成っている。各部分コイルは、電動機の他の極に配属もしくは対応配置されている。通常、コイルは、複数のシングルワイヤから成る撚り線もしくはリッツ線によって巻成されている。本発明によれば、1つのストランドのコイルを互いに連続して巻回するによって、巻回動作の自動化を可能にすることができ、有利である。すべてのストランドのコイルは、ただ1つのリッツ線によって一貫して巻回されることができ、このリッツ線は巻回後に切り離されねばならない。
巻成体がポット形に形成されていると有利である。本発明の別の有利な構成では、巻成体が1つの軸方向端部に、半径方向外側に向かって設置された巻線ヘッドを有している。同様に、巻成体が1つの軸方向端部に、半径方向内側に向かって設置された巻線ヘッドを有している構成も有利である。このように構成されていると、それぞれ有益な構造空間を得ることができる。一方の端部に外側に向かって設置された、隆起状の拡大部の形の巻線ヘッドが設けられていて、他方の端部に内側に向かって設置された、内部の開放した底部の形の巻線ヘッドが設けられていると、巻成体は両端部において短縮され、構造空間を得ることができる。
本発明はまた、ストランド毎に少なくとも2つのコイルを備えた、電動機用の巻成体を製造する方法、特にエアギャップワインディングを備えたブラシレスの直流電動機用の巻成体を製造する方法に関する。
本発明による方法では、このような巻成体を製造する方法において、1つのストランドのコイルを、別の1つのストランドのコイルが巻回される前に、互いに連続させて巻回するようにした。巻成体の巻線は、巻回技術的に、連続した直列回路として構成される。これによって巻成体の製造を自動化することができる。そして手による巻回はもはや不要である。巻成体は例えば、三相の場合相毎に2つのコイルを備えた、6つのコイルから成っている。巻成体の巻線は、電動機の所望の回転数に応じてかつ供給電圧に関連して、数少ない巻条から成っている。1つのストランドのコイルを連続的に巻回することによって、巻回作業中に2つの異なったストランドのコイルのコイル端部を固定する必要性がなくなる。公知の巻成体では初めに、第1のストランドの第1のコイルが巻回され、次いで、第2のストランドの第1のコイルが巻回され、次に第3のストランドの第1のコイルが巻回され、その後で第1のストランドの第2のコイルが巻回され、と作業が進められる。この公知の巻回作業順序は、3つのリッツ線が、つまりストランド毎に1つのリッツ線が巻回されることを、前提としている。
高い充填率を得るため、及び可能な最小半径に関する巻回形態を良好に得ることができるようにするために、平行巻回(Parallelbewicklung)が行われ、つまり複数のワイヤによって同時に巻回が行われる。自動的な製造可能性に基づいて、巻線は巻線技術的に有利に、連続した直列回路として構成されている。1つのストランドのコイルを互いに直に連続させて巻回すると、有利である。
巻線ワイヤはエナメル線として形成されていることができる。巻成体のコイルは、巻回後に除去されるコイル体に巻回される。構造長さを節約するために、半径方向外側に向かって曲げられた縁部を形成する巻線ヘッドが成形され、この巻線ヘッドとは反対の側において縁部は、半径方向内側に向かって曲げられて設置されていて、これにより中央には開放した底部が形成される。次いで、巻線もしくは巻成体は、焼かれて1つの堅い物体に形成される。巻成体にわたって、有利には面絶縁材から成る片持ち式のスリーブである、面絶縁体が設けられる。絶縁された巻成体は、軸方向において互いに上下に積層された金属薄板リングから成るステータ鉄内に導入される。ステータ内における固定は、ワニスペーパとして面絶縁体が形成されていることによって、又は付加的に含浸樹脂を滴下することによって達成されることができる。滴下の利点は一方では、生じる電動機トルクによる回転に対して巻線を機械的に固定することであり、かつ他方では巻線からの改善された放熱にあり、このことによって、定格出力が上昇するのみならず、過負荷特性が改善され、ひいては電動機が極めて頑丈になる。
巻成体の巻線全体は、ただ1つのリッツ線によって製造することができ、この場合リッツ線は、1つのストランドのコイルから次のストランドの次のコイルへの移行時に、関連付けられたままにされ、巻回終了後に初めて、電動機のための相接続部を製造するために切り離される。有利には、複数のシングルワイヤから成るリッツ線が使用され、その結果平行巻回が行われる。このような平行巻回によって、製造時には、数少ない異なったワイヤ直径で十分であり、例えば、規定の電動機サイズのバリエーションの数に相当するワイヤ直径で十分である。
また、コイルの端部を、巻回中にループとして巻線から外に導くと有利である。従来技術ではコイル端部は自由なリッツ線端部によって形成されており、これらのリッツ線端部は、後で行われる結線時に接続部の取り違えを阻止するために、固定され、かつ確実にマーキングされねばならない。コイル端部においてループを有利に外に導くことによって、コイル端部の取り違えのおそれは減じられる。
ループは巻回後に有利に切り離されることができる。ループの切り離しが、コイルの電気的な接続部が完成する時点に近い時点において初めて行われることによって、コイル端部相互の対応関係が接続作業のためになお明りょうである。
本発明ではまた、上記方法の少なくとも1つによって製造された、巻成体を備えた電動機が提案されている。特にエアギャップワインディングを備えた電子整流式の電動機である電動機、特にエアギャップワインディングを備えたBLDC電動機は、スロット型式のステータとDC電動機とを備えたBLDC電動機に比べて一連の利点を有している。エアギャップワインディングを備えたBLDC電動機では、50000rpmまでの、あるいはそれ以上の、電動機に連結された伝動装置の負荷限界にまでの高回転数を得ることができる。高回転数では僅かな鉄損しか生じない。このような電動機は、その構造形式によって小さなインダクタンスを得ることができ、高いインダクタンスは、回転数の上昇時に小さな有効電流を生ぜしめ、増大するインダクタンスによって、電子装置における切換え損失は増大してしまう。僅かな鉄損及び銅損によって、エアギャップワインディングを備えたBLDC電動機は高い最大効率を得ることができる。低抵抗の巻線によって、作業範囲のほぼ全領域にわたって最適な効率が得られる。巻線の形式は高い「スロット充填率」を可能にし、これによって高い出力密度を生ぜしめ、かつ所望の回転への精密な適合を可能にする。巻線の製造形式によって、電動機は、約20mm〜40mmまでのステータ直径を範囲のために特に適している。さらに、大量生産における部分自動化された製造のためには、比較的僅かな投資額しか必要ない。さらに、バッテリ技術のさらなる発展ひいてはバッテリの小さな内部抵抗によって、エアギャップワインディングを備えたBLDC電動機の利点は、スロット型式のステータを備えたBLDC電動機に比べて逓増的に大きくなる。
電動機の使用、特に、エアギャップワインディングを有する電子整流式の電動機の使用が有利であり、この場合巻成体がステータ鉄パケットとロータとの間の空隙に配置されている、電動工作機械用の電動機の使用、特に、打撃式及び/又は回転駆動可能な使用工具を備えた電動工作機械、特にバッテリ運転式の電動工作機械用の電動機の使用が、有利である。
エアギャップワインディングを備えた公知の電動機は、巻成体のために自動化が不可能であり、ゆえに大量生産のためには適していない。バッテリ運転式の電動工具は、進歩するバッテリ技術に基づいて、電源網によって運転される機器に比べて益々重要性を増している。一方では、バッテリ製品によって著しく多くの使用例がカバーされ、他方では駆動装置の出力が上昇し、駆動装置の効率が極めて重要になり、永久磁石励磁式の汎用のDC電動機は、多くの使用例において限界に達している。該当する製品としては、例えば大きな出力のドライバ、ドリル、打撃穿孔機及びハンマドリルが挙げられる。アングルグラインダや丸鋸の所要出力がさらに高い。永久磁石励磁式のDC電動機の欠点としては例えば、使用要求に関して回転数に限界がある、ということが挙げられる。その理由は、特に電動機始動時における消磁のおそれと整流にある。作業ポイントは、多くの場合、著しく減じられた効率の範囲にある。電機子からの熱損失は排出が困難である。また、整流機器において生じる損失熱は、信頼性を損なう。製品固有の機械的な反応もしくは反作用は、整流に影響を与え、耐用寿命を減じることになる。
これに対して本発明による電動機は、同じ出力のDC電動機の2倍の値に回転数を高めることができる。出力密度は、既に存在するアプリケーションにおいて2倍にすることができ、言い換えれば同じ出力においては、半分の電動機ボリュームしか必要ない。相応に重量も減じることができる。場合によっては必要な付加的な電子機器は、構造容積に影響しない他の箇所に取り付けることができる。効率は、重要なほぼすべての作業範囲において、高い値を維持することができ、比較可能なDC電動機に比べて最高度に高い。このような良好な効率に基づいて、排出されねばならない損失熱は僅かしか発生しない。高い出力要求が課せられるにもかかわらず、耐用寿命や信頼性に関する問題は回避することができる。それというのは、電動機ひいては電動工作機械は、特に頑丈で信頼性が高く、長い耐用寿命を有しているからである。運転温度に依存する効果及び製品固有の機械的な反動が、電動工作機械の機能に対して及ぼす影響は、有利に減じられている。
本発明ではさらに、電動工作機械、特に、打撃式及び/又は回転駆動可能な使用工具を備えた電動工作機械が提案されており、この電動工作機械は、エアギャップワインディングを備えた、特に電子整流式の電動機を有していて、この場合巻成体はステータ鉄パケットとロータとの間の空隙に配置されている。構造形式に基づいて得られる高回転数と構造形式に基づいて得られる低いインダクタンスとによって、高価値の電動機は、スロット型式のステータを備えたBLDC電動機や永久磁石励磁式のDC電動機のような他の電動機を凌駕する特性を有している。そして本発明による有利な電動工作機械は、相応に頑丈でかつ信頼性が高い。
巻成体の1つのストランドのコイルは、他のストランドのコイルが巻回される前に、有利に連続的に巻回されることができる。巻成体の巻線は、巻回技術的に連続した直列回路として構成される。
電動工作機械は有利には手持ち式工作機械である。さらに、バッテリ運転式の手持ち式工作機械が有利である。
図面の簡単な説明
次に図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
有利な巻成体を示す斜視図である。 6コイル、2極及び3ストランドを備えた巻成体の巻回パターンを示す図である。 略示されたコイルと共に巻成体を示す断面図である。 本発明による有利な電動機を示す縦断面図である。 汎用の巻成体を示す図である。 本発明による有利な巻成体を示す図である。 図4aとは反対の側から見た汎用の巻成体を示す図である。 図4bとは反対の側から見た有利な巻成体を示す図である。 本発明による有利な電動工作機械を示す図である。
本発明の実施の形態
以下においてすべての図面で、同一エレメント又は同一の作用を有するエレメントには、同一符号が使用されている。
図1には、例えばエアギャップワインディング(Luftspaltwicklung)を備えた電子的に転流可能なブラシレス直流電動機(BLDC-Motor)として形成された電動機のための有利な巻成体(Wickelkoerper)100が示されている。この巻成体100は片持ち式に形成されていて、ほぼポット形状をしていて、ほぼ円筒形の区分102と、一端に設けられた内方に向かって延びる巻線ヘッド106と、外方に向かって曲げられた巻線ヘッド108とを備えており、巻線ヘッド106は中央に開放した底部を形成していて、巻線ヘッド108は、巻成体100の他端に隆起状の縁部を形成している。電気的な接点110を介して巻成体は運転中に給電されることができる。巻成体100の内部104には取り付けられた状態において、電動機のロータが配置されており、このロータのロータ軸は、巻成体100の両端部において突出している。
図2には、電動機の3ストランド2極の巻線に対する巻線パターンが示されている。
3ストランド2極の巻線では、第1のストランド10のための2つのコイル12,14と、第2のストランド20のための2つのコイル22,24と、第3のストランド30のための2つのコイル32,34とが設けられていて、つまり全部で6つのコイル12,14,22,24,32,34が設けられており、これらのコイルは図示のように互いに結線される。各ストランド10,20,30には運転時に電気的な位相R,S,Tが給電のために印加される。
図3a及び図3bには、有利な電動機200が軸受シールド、ハウジング、冷却装置及びこれに類したものなしに、横断面図及び縦断面図で示されている。コイル12,14,22,24,32,34のポジションと、ロータ20として働く永久磁石のN極N及びS極Sとが示されており、この場合ロータ20はロータ軸122に直に配置されていて、巻成体100の内部に位置している。各ストランド10,20,30の部分コイル12,14;22,24;32,34はそれぞれ直径方向で向かい合って配置されている。
ロータ120はロータ軸122と、ロータ軸122に固定された永久磁石とから成っており、この永久磁石は中実磁石として形成されていても、しかしながらまた軸方向で並んで配置された複数のリングから形成されていてもよく、多くの場合、例えばNd-Fe-B-合金のような希土類元素磁石材料から形成されている。ロータ軸122は玉軸受によって支承されているが、しかしながらまた滑り軸受を使用することも可能である。
巻成体100は、ステータ130の半径方向外側のステータ鉄パケット132とロータ120との間に配置されていて、図1について既に述べたように、ポット形状をしているが、これについてさらに詳しく述べる。ステータ130はステータ鉄パケット132と巻成体100とを有している。巻成体100の内輪郭とロータ120との間には、機械的な空隙124が配置されている。
有利な電動機200は、僅かなインダクタンスと高回転数によって際立っている。巻線の製造形式によって電動機は特に、約20mm〜40mmを越えるまでの大きな範囲のステータ直径のために特に適しており、ゆえに多数の使用例のために適宜に使用されることができる。
巻成体100のストランド10,20,30のコイル12,14,22,24,32,34は、直に連続するように1つのリッツ線によって巻回される。これによって、図1及び図2に示された巻成体100におけるリッツ線の位置は、図4a〜図4dに示されているように、変化する。図4aは、汎用の形式で巻回された巻成体100aを底部側から見て示し、図4cは、外方に向かって設置された巻線ヘッド108aを備えた拡大された端部を示しており、これに対して図4bは、有利な巻成体100をその底部106から示し、図4dは、外方に向かって巻き付けられた巻線ヘッド108aを備えた拡大された端部を示している。
巻成体100を製造する有利な方法によれば、第1のストランド10のコイル12,14は直に互いに連続するように巻回され、次いで第2のストランド20のコイル22,24が巻回され、その後で第3のストランド30のコイル32,34が直に互いに連続するように巻回される。巻成体100の巻線全体は、ただ1つのリッツ線によって製造され、この場合リッツ線は第1のストランド10のコイル12,14から第2のストランド20のコイル22,24への移行時、及び次いで第3のストランド30のコイル32,34への移行時に、互いに関連したままであり、巻回動作中に切り離されない。各コイル端部においてリッツ線は巻回動作中にループとして巻線から導かれる。ループは巻回動作の終了した後で初めて切り離される。
図4b及び図4dから明らかなように、各ストランド10,20,30のコイル12,14,22,24,32,34はそれぞれ互いに向かい合って位置している。例えば第1のストランド10のコイル12及びコイル14の最外位の巻線領域は、内方に向かって延びる底部側の巻線ヘッド106の外側を形成している。図面から分かるようにこれらの領域はそれぞれほぼ半月形に形成されている。両方の領域の間には、第2のストランド20の第1のコイル22と第2のコイル24とが見えるが、第3のストランド30のコイル32,34は覆われているので、見えない。同様なことは、外方に向かって巻かれた巻線ヘッド108を備えた巻成体100の他方の端部においても言える。
図5には、打撃及び/又は穿孔のために駆動可能な使用工具212を備えた電動工作機械としての、バッテリ運転又は電源網運転のための有利な電動工作機械210が示されている。この電動工作機械210は、エアギャップワインディングを備えた有利な電動機200を有しており、この電動機200は、図1〜図3について既に述べたような巻成体100を備えて構成されている。電動工作機械210は特に高負荷可能な電動工作機械210であり、例えば工業用ドライバ、バッテリ式ドライバ又はドリルハンマである。
電動機200は有利には三角結線で接続されている。BLDC電動機は三相交流を必要とする。バッテリ運転される電動工作機械210では、個々の電動機巻線の制御は三相の整流器を介して行われる。この整流器は、永久磁石励磁式のDC電動機の機械式の整流子を使用する。

Claims (15)

  1. 電子整流式の電動機(200)用の巻成体、特にエアギャップワインディングを備えたブラシレスの直流電動機(200)用の巻成体であって、ストランド(10,20,30)毎に少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)が設けられている形式のものにおいて、巻成体(100)のストランド(10;20;30)の少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)が互いに直に連続して巻回されており、巻成体(100)の巻線が、巻回技術的に、連続した直列回路として構成されており、
    巻成体(100)の少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)が、巻回後に除去されるコイル体に巻回され
    巻成体(100)の巻線全体がただ1つのリッツ線によって製造され、リッツ線が、1つのストランド(10;20;30)のコイル(12,14;22,24;32,34)から次のストランド(10;20;30)の次のコイル(12,14;22,24;32,34)への移行時に関連付けられたままであり、リッツ線はエナメル線から形成されており、
    巻成体(100)が一方の軸方向端部に、半径方向外側に向かって設置された巻線ヘッド(108)を有していて、他方の軸方向端部に、半径方向内側に向かって設置された巻線ヘッド(106)を有していて、これによりポット形の巻成体(100)が形成されており、
    巻成体(100)が、焼かれて1つの片持ち式の堅い物体に形成されており、
    リッツ線が、巻回終了後に初めて、電動機のための相接続部を製造するために切り離されていることを特徴とする、電動機用の巻成体。
  2. コイル(12,14;22,24;32,34)の端部が、巻回中にループとして巻線から外に導かれている、請求項1記載の巻成体。
  3. 各ストランド(10,20,30)の少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)がそれぞれ直径方向で向かい合って配置されている、請求項1又は2記載の巻成体。
  4. リッツ線が複数のシングルワイヤから成っていて、これによって平行巻回が行われている、請求項1から3までのいずれか1項記載の巻成体。
  5. ストランド(10;20;30)毎に少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)を備えた、請求項1から4までのいずれか1項記載の電子整流式の電動機(200)用の巻成体(100)を製造する方法、特にエアギャップワインディングを備えたブラシレスの直流電動機(200)用の巻成体を製造する方法であって、1つのストランド(10;20;30)の少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)を、別の1つのストランド(10;20;30)のコイル(12,14;22,24;32,34)が巻回される前に、互いに連続させて巻回し、巻成体(100)の巻線を、巻回技術的に、連続した直列回路として構成し、
    巻成体(100)の少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)を、巻回後に除去されるコイル体に巻回し、
    巻成体(100)の巻線全体をただ1つのリッツ線によって製造し、リッツ線を、1つのストランド(10;20;30)のコイル(12,14;22,24;32,34)から次のストランド(10;20;30)の次のコイル(12,14;22,24;32,34)への移行時に関連付けたままにし、リッツ線をエナメル線から形成し、
    巻成体(100)が一方の軸方向端部に、半径方向外側に向かって設置された巻線ヘッド(108)を有していて、他方の軸方向端部に、半径方向内側に向かって設置された巻線ヘッド(106)を有していて、これによりポット形の巻成体(100)が形成されており、
    巻成体(100)を、焼いて1つの片持ち式の堅い物体に形成し、
    リッツ線を、巻回終了後に初めて、電動機のための相接続部を製造するために切り離すことを特徴とする、電動機用の巻成体を製造する方法。
  6. コイル(12,14;22,24;32,34)の端部を、巻回中にループとして巻線から外に導く、請求項5記載の方法。
  7. ループを巻回後に互いに分ける、請求項記載の方法。
  8. 請求項1から4までのいずれか1項記載の巻成体(100)を備えた電動機であって、該巻成体(100)が、請求項5からまでのいずれか1項記載の方法によって製造されており、
    ストランド(10;20;30)毎に少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)から成る、巻成体(100)の巻線が、巻回技術的に、連続した直列回路として構成されており、
    巻成体(100)の少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)が、巻回後に除去されるコイル体に巻回され、
    巻成体(100)の巻線全体がただ1つのリッツ線によって製造され、リッツ線が、1つのストランド(10;20;30)のコイル(12,14;22,24;32,34)から次のストランド(10;20;30)の次のコイル(12,14;22,24;32,34)への移行時に関連付けられたままにされ、リッツ線がエナメル線から形成されており、
    巻成体(100)が一方の軸方向端部に、半径方向外側に向かって設置された巻線ヘッド(108)を有していて、他方の軸方向端部に、半径方向内側に向かって設置された巻線ヘッド(106)を有していて、これによりポット形の巻成体(100)が形成されており、
    巻成体(100)が、焼かれて1つの片持ち式の堅い物体に形成されており、
    リッツ線が、巻回終了後に初めて、電動機のための相接続部を製造するために切り離されており、
    巻成体(100)に面絶縁体が設けられていて、絶縁された巻成体(100)が、ステータ鉄(132)内に導入されており、
    巻成体(100)がステータ(130)内に固定されていることを特徴とする、巻成体を備えた電動機。
  9. ステータ(130)における巻成体(100)の固定が、ワニスペーパである面絶縁体の構成によって達成されている、請求項8記載の電動機。
  10. ステータ(130)における巻成体(100)の固定が、含浸樹脂の滴下によって達成されている、請求項9記載の電動機。
  11. 電動機(200)が三角結線で接続されている、請求項8から10までのいずれか1項記載の電動機。
  12. 子整流式の電動機(200)の使用であって、該電動機(200)がエアギャップワインディングを有していて、請求項1から4までのいずれか1項記載の巻成体(100)がステータ鉄パケット(132)とロータ(120)との間の空隙(140)に配置されている、電動工作機械(210)用の電動機(200)の使用、特に、打撃式及び/又は回転駆動可能な使用工具(212)を備えた電動工作機械、特にバッテリ運転式の電動工作機械(210)用の電動機(200)の使用。
  13. 電動工作機械、特に、打撃式及び/又は回転駆動可能な使用工具(212)を備えた電動工作機械であって、該電動工作機械が、エアギャップワインディングを備えた電子整流式の電動機(200)を有していて、ストランド(10;20;30)毎に少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)を備えた、請求項1から4までのいずれか1項記載の巻成体(100)がステータ鉄パケット(132)とロータ(120)との間の空隙(140)に配置されており、
    巻成体(100)の巻線が、巻回技術的に、連続した直列回路として構成されており、
    巻成体(100)の少なくとも2つのコイル(12,14;22,24;32,34)が、巻回後に除去されるコイル体に巻回され、
    巻成体(100)の巻線全体がただ1つのリッツ線によって製造され、リッツ線が、1つのストランド(10;20;30)のコイル(12,14;22,24;32,34)から次のストランド(10;20;30)の次のコイル(12,14;22,24;32,34)への移行時に関連付けられたままであり、リッツ線がエナメル線から形成されており、
    巻成体(100)が一方の軸方向端部に、半径方向外側に向かって設置された巻線ヘッド(108)を有していて、他方の軸方向端部に、半径方向内側に向かって設置された巻線ヘッド(106)を有していて、これによりポット形の巻成体(100)が形成されており、
    巻成体(100)が、焼かれて1つの片持ち式の堅い物体に形成されており、
    リッツ線が、巻回終了後に初めて、電動機のための相接続部を製造するために切り離されていることを特徴とする、電動工作機械。
  14. 運転がバッテリ運転式である、請求項13記載の電動工作機械。
  15. 電動機(200)がブラシレスの直流電動機である、請求項13記載の電動工作機械。
JP2010513803A 2007-06-27 2008-05-05 電動機用の巻成体及び電動機用の巻成体を製造する方法 Expired - Fee Related JP5204841B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102007029741.8 2007-06-27
DE102007029741A DE102007029741A1 (de) 2007-06-27 2007-06-27 Wickelkörper für einen Elektromotor und Verfahren zur Herstellung eines Wickelkörpers für einen Elektromotor
PCT/EP2008/055463 WO2009000586A2 (de) 2007-06-27 2008-05-05 Wickelkörper für einen elektromotor und verfahren zur herstellung eines wickelkörpers für einen elektromotor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010531132A JP2010531132A (ja) 2010-09-16
JP5204841B2 true JP5204841B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=39941923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010513803A Expired - Fee Related JP5204841B2 (ja) 2007-06-27 2008-05-05 電動機用の巻成体及び電動機用の巻成体を製造する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8253297B2 (ja)
JP (1) JP5204841B2 (ja)
CN (1) CN101689782B (ja)
DE (1) DE102007029741A1 (ja)
WO (1) WO2009000586A2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010030057A1 (de) * 2010-06-15 2011-12-15 Hilti Aktiengesellschaft Elektrisch betätigbares Bolzensetzgerät
DE102011088527A1 (de) * 2011-12-14 2013-06-20 Metabowerke Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Stators sowie Stator
DE102011088519A1 (de) * 2011-12-14 2013-06-20 Metabowerke Gmbh Stator für einen Elektromotor sowie Verfahren zur Herstellung eines Stators für einen Elektromotor
EP2801449A1 (de) 2013-05-06 2014-11-12 HILTI Aktiengesellschaft Eintreibvorrichtung und Verfahren zur Verwendung einer Eintreibvorrichtung
US10478268B2 (en) 2014-07-31 2019-11-19 Nakanishi Inc. Electric motor and dental device
DE102015213616A1 (de) * 2015-07-20 2017-01-26 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Spulenwicklung aus HF-Litze, elektrische Maschine mit einer derartigen Spulenwicklung und Verfahren zu deren Herstellung
JP7255383B2 (ja) * 2018-07-25 2023-04-11 株式会社デンソー 回転電機

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US552850A (en) * 1896-01-07 Bush-hammer
JPS5744753Y2 (ja) * 1975-03-15 1982-10-02
DE2745502A1 (de) 1977-10-10 1979-04-12 Papst Motoren Kg Elektrokleinmotor
CH620551A5 (en) 1978-03-03 1980-11-28 Gillette Co DC electric motor, method of manufacturing this motor and coil former for implementing the method
JPS5930028B2 (ja) 1978-11-25 1984-07-24 キヤノン株式会社 無鉄心回転電機のコイル巻回方式
US4287446A (en) 1979-06-27 1981-09-01 Amp Incorporated Stator for stepper motor
US4954739A (en) * 1985-03-08 1990-09-04 Kollmorgen Corporation Servo motor with high energy product magnets
JPS648854A (en) 1987-07-01 1989-01-12 Kazukiyo Yamamoto Brushless dc motor
CH675331A5 (ja) 1987-10-21 1990-09-14 Mavilor Syst Sa
JPH01186143A (ja) 1988-01-19 1989-07-25 Olympus Optical Co Ltd 無鉄心電機子とその製造方法及び無鉄心電機子成形用金型
JPH03128653A (ja) 1989-10-13 1991-05-31 Foster Electric Co Ltd ブラシレスモータ
JP3128653B2 (ja) 1990-09-11 2001-01-29 東邦レーヨン株式会社 熱硬化性樹脂組成物
JPH0670522A (ja) * 1992-08-17 1994-03-11 Yukigaya Seigyo Kenkyusho:Kk コアレス型回転電機及びその製造方法
JPH06133520A (ja) * 1992-10-13 1994-05-13 Canon Inc インナーロータタイプのスロットレスブラシレスモータ
EP0670621B1 (de) * 1994-03-04 2000-12-06 Philips Patentverwaltung GmbH Elektromotor mit einem Stator und einem Rotor
US5525850A (en) 1994-05-20 1996-06-11 Penn Engineering & Manufacturing Corp. Brushless motor stator-winding system
US5747953A (en) * 1996-03-29 1998-05-05 Stryker Corporation Cordless, battery operated surical tool
US6975050B2 (en) * 2000-01-07 2005-12-13 Black & Decker Inc. Brushless DC motor
JP4564627B2 (ja) * 2000-06-05 2010-10-20 日本電産コパル電子株式会社 コアレス波型連続コイルの支持機構
JP2003088075A (ja) 2001-09-03 2003-03-20 Jianzhun Electric Mach Ind Co Ltd 直流ブラシレスモーターの構造
US20080054733A1 (en) 2004-05-12 2008-03-06 Edelson Jonathan S Slotless Ac Induction Motor
US20060213699A1 (en) * 2005-03-25 2006-09-28 Mei-Ying Lin Method for driving wheel-chair

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009000586A3 (de) 2009-02-19
JP2010531132A (ja) 2010-09-16
US8253297B2 (en) 2012-08-28
CN101689782A (zh) 2010-03-31
DE102007029741A1 (de) 2009-01-08
CN101689782B (zh) 2013-10-30
US20100301688A1 (en) 2010-12-02
WO2009000586A2 (de) 2008-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11837934B2 (en) Stator assembly for a brushless motor in a power tool
JP5204841B2 (ja) 電動機用の巻成体及び電動機用の巻成体を製造する方法
EP2675041B1 (en) Stator assembly for a brushless motor in a power tool
US7626299B2 (en) Motor
US7774921B2 (en) Horizontal axis washing machine having 4 pole 36 slot motor
US7567007B2 (en) Motor and method for manufacturing the motor
US10052730B2 (en) DC-motor
JP2009508464A (ja) 爪ロータを備える回転電気機械のための多相ステータ、およびこのような多相ステータを備えるオルタネータまたはオルタネータスタータ
US9214839B2 (en) Three-phase dynamoelectric machines and stators with phase windings formed of different conductor material(s)
US7081698B1 (en) Efficient motor
US11837926B2 (en) Brushless DC motor with stator teeth having multiple parallel sets of windings
CN101399470A (zh) 电机定子铁芯结构
KR101843587B1 (ko) 다상의 다이나모 일렉트릭 머신 및 다른 전도체 물질로 형성된 위상 권선들을 갖는 고정자
CN206992825U (zh) 永磁直流电机及食物处理机
CN106451986A (zh) 一种直流无刷电机
KR20170107727A (ko) 이중 고정자 구조를 갖는 교류전동기 제어방법
CN101610006A (zh) 一种电机及其定子

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120426

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees