JP5204607B2 - 打撃工具 - Google Patents

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Description

本発明はコンクリートの孔明けなどに用いられるハンマードリルのような打撃工具、殊にその打撃についての空打ち防止機構に関するものである。
打撃工具は工具ビットに軸方向の打撃衝撃を加えるものであり、該打撃衝撃の付加機構としては、往復動するピストンの動きを空気ばねで支持した打撃子に伝達し、該打撃子が中間子を介して工具ビットに打撃力を加えるものが知られている。
この種の打撃工具では、工具ビット先端を被加工面に当てていない所謂無負荷状態で作動させた時に発生する空打ちを防止することができる空打ち防止機構を備えていることが好ましい。
この空打ち防止機構としては、特公平6−16963号公報には、無負荷状態ではモータからの駆動力が打撃衝撃を与える機構側に伝達されないようにクラッチを内蔵させたものが示されている。この場合、工具ビット先端の押し付け力をクラッチまで伝達しなくてはならず、クラッチが必要なこともあって複雑な構成となり、コストアップを招くものとなっている。
特開平8−229851号公報には、軸方向打撃を与えるための打撃子が弾性体であるOリングを直接的に圧縮することにより空打ちを回避するものが示されている。このものでは構成がシンプルでコスト面で有利であるが、打撃子が直接弾性体に接触して圧縮する構成であるために弾性体が摩耗したり破損しやすく、寿命の点で問題がある。また、品質を維持するには弾性体を保持する部品の形状や面粗さの仕上げ要求が厳しくなり、かえってコストアップに繋がる場合もある。
実開平6−75680号公報に示されたものでは、軸方向打撃力発生用の打撃子の動きを出力ビットに伝える中間子の前進速度をスプリングで付勢されたボールが消勢することで空打ちを回避している。この場合、中間子の前進速度が空打ちを生じないレベルまで消勢するには、使用するスプリングに大きなものを用いなくてはならず、全体として大型化を招くことになる上に、中間子を保持しているだけで実際に打撃力を発生することになる打撃子は保持しておらず、軸方向往復動を打撃子に与えることになるピストンと打撃子とが粘性抵抗によって同期して動いてしまって、本体の振動が大きくなったり、強いては空打ちが発生してしまったりする場合が考えられる。
また、後者2つは本体出力がアップした場合、空打ち防止のための弾性力もアップさせる必要があり、このように弾性力を高くすると、コンクリート穴明け開始時に必要な打撃子もしくは中間子の保持解除力までアップしてしまって作業性を損なう可能性がある。
特公平6−16963号公報 特開平8−229851号公報 実開平6−75680号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、シンプル且つ低コストで耐久性の高い空打ち防止機構を備えた打撃工具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る打撃工具は、往復駆動されるピストンの動きが空気ばねによって伝達されて往復動する打撃子によって中間子を介して工具ビットに軸方向打撃を与える打撃工具において、打撃子の中間子を打撃する位置よりも前方側で且つ空打ち発生時に打撃子が位置するところに、弾性体で付勢されて打撃子と係合する保持部材を配置しているとともに、上記弾性体が空気ばねであることに特徴を有している。打撃子そのものを空気ばねからなる弾性体で付勢された保持部材で保持することで空打ちの防止を行ったものである。
上記保持部材の付勢用の空気ばねの空気を外部に逃がす逃がし溝を備えたものとすると、打撃子を打撃可能位置に戻す際の力を小さくすることができる。
本発明は、打撃子そのものを弾性体で付勢された保持部材で保持することで空打ちの防止を行ったものであり、弾性体と保持部材を設けるだけですむために低コストでよく、しかも打撃子そのものを保持するために、空打ち防止を確実に行うことができ、特に保持部材として金属等の耐久性の高いものを用いることで、寿命の点での問題も無くすことができる。
しかも空気ばねで上記弾性体を構成しているために、弾性体が損傷するということがなく、より信頼性の高いものとすることができる。更に保持部材付勢用の空気ばねの空気を逃がす逃がし溝を設けたものでは、工具本体の出力が高く、これに伴って保持部材を付勢する弾性体の弾性力も高くしなくてはならなくても、打撃子を緩速で動かす時には、空気ばねの空気は逃がし溝から逃げてばね力を発揮しなくなるために、空打ち防止のために打撃子を保持している状態の解除を軽い力で行うことができて、作業性の良いものとなる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明すると、図示例は工具ビット(ドリルビット)9に軸回りの回転と軸方向の打撃衝撃とを加えるハンマードリルの駆動部を示しており、ハウジング1内に配した動力源としてのモータ2の回転を変速機能付き減速機構20を介して中間軸3に伝達し、該中間軸3の回転が噛み合い部34でスピンドル4に伝達され、スピンドル34によって保持された工具ビット9に伝達される。また、上記中間軸3に設けた運動変換部材5が中間軸3の回転により、上記スピンドル4に対して軸方向にスライド自在且つ回転自在となっているピストン6に往復動を行わせるものであり、このピストン6内にスライド自在に配した打撃子7がピストン6の往復動に伴ってスピンドル4内に配した中間子8を介して上記工具ビット9の後端を打撃する。上記打撃子7は、シリンダー状のピストン6とスピンドル4とで囲まれた空間内で前後動を行うもので、打撃子7の前後は空気ばねとして作用する空気室となっている。
ここにおいて、スピンドル4における中間子8を内部に配置した部分には、中間子8の軸方向移動量を規制する鋼製のボール81を配置しているとともに、中間子8がボール81によって規制された範囲内で最も後退した位置(図2参照)よりも後方位置に弾性体11によって付勢されてスピンドル4内に突出する鋼製のボール12を配置している。
今、工具ビット9の先端を被加工面に押し当てれば、工具ビット9及び中間子8が図2に示す位置まで後退する。この状態でモータ2を回転させて回転及び打撃を工具ビット9に与える時、打撃子7は図2に示す状態で中間子8を打撃して打撃力を中間子8を介して工具ビット9に与えるものであり、この時、上記弾性体11で付勢されたボール12は、打撃子7及び中間子8に対して何らの動き規制を与えない。
しかし、工具ビット9が被加工面から離れてもなおモータ2を回転させていたならば、打撃子7が中間子8及び工具ビット9を前方へ押し出して、図3に示すように、それまで中間子8が位置していたところに打撃子7の先端部が入り込み、この時、弾性体11で付勢されたボール12が打撃子7の先端外周縁の膨れた部分71を乗り越えて打撃子7の外周部の凹溝部72に接触するために、打撃子7に減衰力が付与される。この間のボール12と打撃子7との状態の推移を図4に示す。
打撃子7の上記膨れた部分71の先端面側の傾斜面71aがボール12を弾性体11に抗して押し戻し、膨れた部分71をボール12が乗り越えた時点でボール12は凹溝部72に係合する。なお、中間子8が前方に押し出されてスピンドル4に衝突した時の反発力で中間子8が打撃子7を押し戻すことがないように、上記膨れた部分71の凹溝部72側の傾斜面71bと弾性体11の弾性力とを設定している。
このように打撃子7が弾性体11及び保持部材であるボール12によって前進位置にある状態で保持されるために、モータ20を回転させてピストン6を往復動させても、打撃子7は上記位置で保持された状態に留まるために、空打ちが防止される。
次の加工のために工具ビット9先端を被加工面に押し当てて、工具ビット7及び中間子8を後退させるとともに、弾性体11とボール12とからなる空打ち防止機構による保持力に抗して打撃子7も後退させて図2に示す状態に戻せば、前述のように空打ち防止機構が打撃に関する規制を与えることのない状態にとなって、打撃衝撃を工具ビット9に加えることができる。
上記実施例では弾性体11としてコイルスプリングを用いたものを示したが、図5に示すように、空気ばねを用いることもできる。図5において、15はOリング16が外周面に装着されたピンであり、一対のピン15,15を対向させるとともに一方のピン15をボール12の背後に配置し、更に両ピン15,15間の空間は密閉して封入した空気がばねとして作用するようにしたものである。図中17は他方のピン15の抜け止めのための固定リングである。
図6に示すように、固定リング17とこれに接するピン15とに小径の空気逃がし溝18を設けてもよい。打撃子7が高速で動作する際には、ピン15,15間の空気がばねとして機能するが、工具ビット9先端を被加工面に押し当てて打撃子7を押し戻す時のようなゆっくりとした動きには、空気逃がし溝18から空気が逃げるために、ピン15,15間の空気がばねとして機能しない。従って、打撃子7を空打ち防止のための保持位置から通常位置に戻す際には保持力が殆ど働かず、工具ビット9を被加工面に軽く押し当てるだけで、打撃可能な状態に戻すことができる。
本発明の実施の形態の一例の断面図である。 同上の打撃時の部分断面図である。 同上の空打ち防止時の部分断面図である。 (a)(b)(c)は同上の状態推移を示す部分断面図である。 他例の部分断面図である。 更に他例の部分断面図である。
符号の説明
2 モータ
3 中間軸
4 スピンドル
5 運動変換部材
6 ピストン
7 打撃子
8 中間軸
9 工具ビット
11 弾性体
12 ボール

Claims (2)

  1. 往復駆動されるピストンの動きが空気ばねによって伝達されて往復動する打撃子によって中間子を介して工具ビットに軸方向打撃を与える打撃工具において、打撃子の中間子を打撃する位置よりも前方側で且つ空打ち発生時に打撃子が位置するところに、弾性体で付勢されて打撃子と係合する保持部材を配置しているとともに、上記弾性体が空気ばねであることを特徴とする打撃工具。
  2. 保持部材付勢用の上記空気ばねの空気を外部に逃がす逃がし溝を備えていることを特徴とする請求項1記載の打撃工具。
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