JP5202929B2 - 容器の加飾方法及び加飾容器 - Google Patents
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Description
50は、ヘアーライン加工工程におけるヘアーライン加工装置である。ターンテーブル51上には、等間隔毎にマンドレル52が設けられており、このマンドレル52には有底の円筒状のエアゾール缶53が挿入・保持されている。そして、このエアゾール缶53はターンテーブル51の回転に伴って等速で移動し、回転体54の外周面と接触する。回転体54の外周には、スコッチブライトまたはワイヤー等の引っ掻具55が全周に設けられており、この回転体54及び引っ掻具55の回転により、引っ掻具55がエアゾール缶53に接触して、ヘアーライン模様56の引っ掻き傷を、エアゾール缶53表面に無数に付けるものである。この場合のエアゾール缶53の肉厚は、図11(図10のX−X線拡大断面図)に示すように、肉厚tは0.3〜0.5mm、ヘアーライン模様56の引っ掻き傷による、表面粗さSは0.01〜0.05mm程度である。
(1)ヘアーライン模様を、実際にヘアーライン加工装置を用いて、容器表面にヘアーライン模様を形成する場合は、容器表面の肉厚がエアゾール缶のように、少なくとも胴部の肉厚が0.3〜0.5mm以上必要であり、絞りしごき加工で製造されるボトル缶、フルオープンDI缶の胴部の肉厚は、0.1〜0.2mmであるため、ヘアーライン模様の加工中に容器が変形するという欠点がある。又ヘアーライン模様の加工後のネッキング工程、ねじ加工工程において、挫屈、口部の変形等が生じるという問題があり、実際にヘアー
ライン加工装置を用いてヘアーライン模様を施すことは、製造工程上不可能であった。
(2)又、実際にヘアーラインが加工された被写体を写真撮影して、ヘアーライン模様のフイルムを作成し、このフィルムから印刷版を製作して、容器表面に印刷を施す加飾方法や、パソコンソフトを利用してヘアーライン模様の画像を出力し、それをフイルム上に表現し、印刷版を製作し、容器表面に印刷を施す加飾方法にあっては、いずれも版胴に取り付ける印刷版が単体であるため、アルミニウムの容器と同色の印刷色のヘアーライン模様を表現することができず、実際にヘアーライン加工装置を用いて加工したアルミニウムの容器の表面とは、かけ離れた印刷色であった。これは、従来の印刷によるヘアーライン模様は、本発明に示すように、少なくとも2種類以上の複数の印刷版により明暗を付与することが行わわれなかったためである。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、パソコンソフトのラスター画像編集ソフトで編集した、少なくとも2種類以上の複数ヘアーライン模様の画像を出力し、複数のフイルムを製作し、これらのフイルムから複数の印刷版を製作し、複数の印刷版を組合せることにより、実際のヘアーライン模様の明暗に近いヘアーライン模様を表現することができ、かつアルミニウムの金属質感をも表現できる、容器の加飾方法及び加飾容器を提供することを目的とするものである。
(1)従来の印刷機をそのまま利用することができ、実際にヘアーライン加工装置を用いるものではないから、容器の製造コストが安価である。
(2)胴部の肉厚が薄い、絞りしごき加工により製造されるボトル缶、フルオープンDI缶又はチューブ容器等の表面にも、ヘアーライン模様を加飾することができる。
(3)パソコンソフトのラスター画像編集ソフトで編集したヘアーライン模様の画像を出力し、少なくとも2種類以上の複数のフイルムを製作し、これらのフイルムから複数の印刷版を製作し、組合せる印刷方法であるから、容器表面に、実際のヘアーライン模様に近い明暗をイメージでき、かつ実際のアルミニウムの金属質感を表現できるヘアーライン模様の印刷が可能である。
(4)容器表面に加飾されるヘアーライン模様の線は、その長さ、細かさを自由に調節することができる。
図中1において、2は、印刷機4のブランケット胴であり、このブランケット胴2には、一対のブランケット3が取付られている。容器1表面に、所望するヘアーライン模様Aのインキ画像を移送させ、転写する順序は、まずインキドクター5に収容された、例えばグレー色のインキが、着色ロール6、呼び出しロール及び練りロール7等を経て、版胴8へ順次移送される。又他のインキドクター9に収容された、例えばシルバー色のインキは、着色ロール10、呼び出しロール及び練りロール11等を経て、版胴12へ順次移送される。すなわち、実施例1は、グレーとシルバーの2色の印刷版を製作する実施例である。又その他の文字・記号等を印刷するインキは、インキドクターから版胴13へ順次移送される。そして、これらの版胴8、版胴12及び版胴13の外周には、印刷版14a、15a及び16aが各々取付られている。この印刷版14a、15a及び16aは、図4に示す出力されたフイルム14、15及び16を、各々現像することにより製作される。印刷版14a、15a及び16aのヘアーライン模様Aのインキ画像は、回転するブランケット3の表面3aに転写され、ブランケット3と接触する容器1の表面に、所望のヘアーライン模様Aの印刷及び文字(又は記号)等が印刷される。なお、容器1は、ターンテーブル18の円周上に等間隔で設けられたマンドレル17に、回転自在に支持されており、回転するブランケット3の表面3aと接触する。
1aボトル缶
1bフルオープンDI缶
1cチューブ容器
3 ブランケット
4 印刷機
8、12、13 版胴
14、15、16 フイルム
14a、15a、16a 印刷版
A ヘアーライン模様
B パソコンディスプレイ
Claims (4)
- パソコンソフトを用いて、パソコンディスプレイ上で、ヘアーライン模様の画像を疑似的に作成し、
該作成したヘアーライン模様の画像を少なくとも2種類の異なる印刷色のフイルムに出力し、
次に該フィルムを各々現像して少なくとも2種類の印刷色の印刷版を製作し、
該印刷版を印刷機の版胴に取付け、
各々の印刷版から、ヘアーライン模様の画像をブランケットに重ねて転写し、
容器表面にヘアーライン模様を印刷することを特徴とする、
容器の加飾方法。 - 前記パソコンソフトが、ラスター画像の編集ソフトであることを特徴とする請求項1記載の容器の加飾方法。
- 請求項1又は2記載の加飾方法により、容器表面に印刷が施されたことを特徴とする加飾容器。
- 前記容器が、ボトル缶、フルオープンDI缶、チューブ容器又はエアゾール缶から選ばれる1つであることを特徴とする請求項3記載の加飾容器。
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