JP5202912B2 - 遮光膜と不透明基体とを光硬化性接着樹脂で接着して複合体を得る方法 - Google Patents

遮光膜と不透明基体とを光硬化性接着樹脂で接着して複合体を得る方法 Download PDF

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本発明は、遮光膜と不透明基体とを光硬化性接着樹脂を介して光硬化により接着して複合体を得る方法、特に透明な前面板上の遮光枠と表示パネルとを光硬化性接着樹脂を介して光硬化により接着して複合体を得る方法に関するものである。
従来から、携帯電話、PDA、デジタルカメラやビデオのLCD、ELディスプレー、LEDディスプレー等の表示パネルを外部からの衝撃などから保護するために、アクリル板やガラス板等の透明な前面板を表示パネルの前に空間をもって配置し、周囲を粘着テープや接着剤で固定していた。
近年、輝度、コントラスト等の表示特性の向上や薄型化などの目的で、前面板と表示パネルとを直接透明な光硬化性接着樹脂で接着する方法がとられてきている。この前面板には、表示体の駆動用IC、配線やLCDの枠シール剤を隠し、表示エリアのみを見えるようにしてデザイン性を向上するために、遮光枠を印刷等で付ける場合がある。この遮光枠があると、遮光枠の下の光硬化性接着樹脂は遮光枠により光が遮られて光が当たらずに硬化しないため、接着が不十分となる。
この未硬化による不十分な接着の問題を解決するため、光を斜めや横から照射するなどして光の照射角度を調整する方法や、光硬化性接着樹脂に熱硬化触媒を添加し、光硬化性に加えて熱硬化機能を付与して光と熱で硬化する方法が実施されていた。
しかし、光の照射角度を調整する方法では、遮光枠の幅が広くなると遮光枠の下の光硬化性接着樹脂の全てを十分に硬化させるのが難しくなり、未硬化部分が残存しやすいという問題があった。また、光硬化性接着樹脂に熱硬化機能を付与し、光と熱で硬化する方法では、LCD、ELディスプレー、LEDディスプレー等の表示パネルを60〜80℃に30〜60分加温する必要があるため、品質の劣化や商品寿命を短くするおそれがあるという問題があった。
したがって、本発明は、遮光膜(特に前面板の遮光枠)の下の光硬化性接着樹脂を硬化したときに未硬化部分が残存しやすいという問題及び熱硬化による不透明基体(特に表示パネル)の品質の劣化や商品寿命を短くするおそれがあるという問題を解決し、遮光膜(特に前面板の遮光枠)の下の光硬化性接着樹脂を遮光膜(特に前面板の遮光枠)の上部からの光照射だけで十分に硬化させて遮光膜(特に前面板の遮光枠)と不透明基体(特に表示パネル)とを接着して複合体を得る方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記の課題を解決し、上記の目的を達成するため鋭意検討した結果、特定の光硬化性遮光樹脂組成物から形成した遮光膜が十分な遮光性能を有すること、およびこの遮光膜が光硬化性接着樹脂により不透明基体と遮光膜の上部からの光照射だけで十分に接着することを知見して本発明を完成した。
本発明は、
(1)遮光膜と不透明基体とを光硬化性接着樹脂を介して光硬化により接着して複合体を得る方法であって、遮光膜が光硬化性樹脂及び該光硬化性樹脂の硬化物の屈折率との屈折率の差が0.01以上となる屈折率を有し、該光硬化性樹脂に対して非相溶性で分散性を有する化合物を含む光硬化性遮光樹脂組成物から形成されることを特徴とする方法;
(2)遮光膜が透明な前面板上の遮光枠であり、不透明基体が表示パネルであることを特徴とする(1)記載の方法;
(3)透明な前面板がアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、COPシクロオレフィンポリマー又はCOCシクロオレフィンコポリマーからなるシート若しくはフィルム、又はガラス板若しくは強化ガラス板であることを特徴とする(1)又は(2)記載の方法;
(4)表示パネルがLCD、ELディスプレー、LEDディスプレー又は電子ペーパーであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項記載の方法;
(5)光硬化性樹脂及び該光硬化性樹脂の硬化物の屈折率との屈折率の差が0.01以上となる屈折率を有し、該光硬化性樹脂に対して非相溶性で分散性を有する化合物を含む光硬化性遮光樹脂組成物から形成される遮光膜;
(6)(5)記載の遮光膜を遮光枠として有する表示パネル用の前面板;
(7)(6)記載の前面板を有する表示パネル
である。
本発明によれば、十分な遮光性を持つ遮光膜(特に前面板上の十分な遮光性を有する遮光枠)と不透明基体(特に表示パネル)とを遮光膜(特に前面板上の遮光膜枠)の上部からの光照射だけで接着することができるので、得られた遮光膜(特に前面板上の遮光枠)と不透明基体(特に表示パネル)との複合体の製造操作が簡略化でき、品質の劣化や商品寿命を短くするおそれがない。
本発明における光硬化性遮光樹脂組成物は、硬化すると遮光性の硬化物、すなわち遮光膜を与えるものである。光硬化性遮光樹脂組成物は、ベース樹脂である光硬化性樹脂と、該光硬化性樹脂の硬化物の屈折率との屈折率の差が0.01以上となる屈折率を有し、該光硬化性樹脂に対して非相溶性で分散性を有する化合物(以下「遮光性化合物」という場合がある)とを含む。
ベース樹脂とは、光硬化性遮光樹脂組成物の連続相を形成する樹脂を意味し、したがって、光硬化性遮光樹脂組成物を硬化した硬化物においても連続相を形成し得る。ベース樹脂である光硬化性樹脂は、可視光、紫外線等の光によって硬化する樹脂であれば特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂が挙げられる。光硬化性樹脂としては、好ましくは、アクリル変性樹脂及びエポキシ樹脂が挙げられる。
アクリル変性樹脂は、アクリロイル基もしくはメタクリロイル基を有する単官能性および多官能性の(メタ)アクリレート化合物と定義され、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、エチルヘキシルアクリレート、イソデシルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、ステアリルアクリレート、ラウリルアクリレート、トリデシルアクリレート、エトキシエチルアクリレート、メトキシエチルアクリレート、グリシジルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−エトキシエトキシエチルアクリレート、メトキシジエチレングリコールアクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシジプロピレングリコールアクリレート、オクタフルオロペンチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレート、アリルアクリレート、1,3−ブタンジオールアクリレート、1,4−ブタンジオールアクリレート、アクリロイルモルフォリン、1,6−ヘキサンジオールアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸エステル、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレート、1,3−ビス(ヒドロキシエチル)−5、5−ジメチルヒダントイン、3−メチルペンタンジオールアクリレート、α,ω−ジアクリルビスジエチレングリコールフタレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリトリットアクリレート、ペンタエリトリットヘキサアクリレート、ジペンタエリトリットモノヒドロキシペンタアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリヒドロキシエチルイソシアヌレートのトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、及びこれらのEO及び/又はPO付加物、α,ω−テトラアリルビストリメチロールプロパンテトラヒドロフタレート、2−ヒドロキシエチルアクリロイルフォスフェート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ジアクリロキシエチルフォスフェート、N−ビニルピロリドン及びこれらの光反応性官能基を有するオリゴマーが例示できる。
エポキシ樹脂は、エポキシ基を1個以上有する分子構造を有する化合物と定義され、例えば、ビフェノール、ビスフェノールA、水添ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールAD、ビスフェノールS、テトラメチルビスフェノールA、テトラメチルビスフェノールF、テトラクロロビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールA等のビスフェノール類のジグリシジルエーテル類、フェノールノボラック、クレゾールノボラック、ブロム化フェノールノボラック、オルトクレゾールノボラック等のノボラック樹脂のポリグリシジルエーテル類、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAのエチレンオサイド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物等のアルキレングリコール類のジグリシジルエーテル類、ヘキサヒドロフタル酸のグリシジルエステルやダイマー酸のジグリシジルエステル等のグリシジルエステル類、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシシクロヘキシルエチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシル−3’,4’−エポキシ−6’−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、ビニルシクロヘキセンジオキサイド、3,4−エポキシ−4−メチルシクロヘキシル−2−プロピレンオキサイド、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−m−ジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ラクトン変性3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、メチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサン)、エチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)、ジシクロペンタジエンジエポキシド、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)エーテル、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)エーテル、テトラ(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)−4,5−エポキシテトラヒドロフタレート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)ジエチルシロキサン等の脂環式エポキシ化合物及びこれらの光反応性官能基を有するオリゴマーが例示できる。
光硬化性樹脂は、硬化後の屈折率により特に限定されるものではなく、任意の屈折率を有する硬化物を与える光硬化性樹脂が使用可能である。光硬化性樹脂の硬化物の屈折率は、アッベ屈折計(アタゴ株式会社製)を使用しD線により測定する。光硬化性樹脂は、上記の樹脂から、使用する部位において求められる性能を考慮して1種又は2種以上の混合物として選択される。
本発明における光硬化性遮光樹脂組成物は、光重合開始剤を含み得る。光重合開始剤として、一般的に市販されているラジカルもしくはカチオン系開始剤が包含され、例えば、カルボニル基系:ベンゾフェノン、ジアセチル、ベンジル、ベンゾイン、ω−ブロモアセトフェノン、クロロアセトン、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、メチルベンゾイルホルメート、2,2−ジエトキシアセトフェノン、4−N,N’−ジメチルアセトフェノン類;スルフィド系:ジフェニルジスルフィド、ジベンジルジスルフィド;キノン系:ベンゾキノン、アントラキノン;アゾ系:アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビスプロパンを例示できる。光重合開始剤は、一般的に使用される量、例えば、光硬化性樹脂100重量部に対して1〜10重量部の量で使用することができる。照射光は可視光線、紫外線のいずれであってもよい。
遮光性化合物(光硬化性樹脂の硬化物の屈折率との屈折率の差が0.01以上となる屈折率を有し、該光硬化性樹脂に対して非相溶性で分散性を有する化合物)は、該光硬化性樹脂の硬化物の屈折率、及び該光硬化性樹脂に対する非相溶性、分散性によって選択され、光硬化性樹脂の硬化物の屈折率よりも0.01以上大きい屈折率を有する化合物(高屈折率化合物)及び光硬化性樹脂の硬化物の屈折率よりも0.01以上小さい屈折率を有する化合物(低屈折率化合物)に大別される。屈折率が異なる化合物は、有機化合物又は無機化合物である。
光硬化性樹脂に対して「非相溶性」であるとは、光硬化性樹脂と均一に溶解しないことを意味し、光硬化性樹脂に対して「分散性」であるとは、撹拌直後に二層に分離しないこと意味する。
本発明で使用できるベース樹脂と屈折率が0.01以上異なる無機化合物には、例えばZnO、TiO、CeO、Sb、SnO、ITO、Y、La、ZrO、Al、シリカ、オパール、ガラス、ホワイトカーボンが包含され、好ましくは、屈折率が1.60以上のアルミナ、チタン化合物、ジルコニア化合物が挙げられる。無機化合物は、その表面を種々の無機・有機化合物によって被覆されていてもよい。また、無機化合物の形状は、球状、針状、板状などの任意の形状であってよく、その粒子径も限定されないが、粒子径が小さいほうがより好ましい。粒子径は、好ましくは0.1〜100μm、より好ましくは0.1〜10μm、特に0.1〜1μmである。
本発明で使用できるベース樹脂と屈折率が0.01以上異なる有機化合物は、液状又は固体のモノマー、オリゴマー又はポリマー化合物のいずれであってもよく、また、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂のいずれであっても問題はないが、ベース樹脂である光硬化性樹脂に対して、非相溶性でありかつ分散性が良好なものでなければならない。例えば、(メタ)アクリル樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、ポリスチレン等のスチロール系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルカルバゾール、ビスフェノールAのポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリテトラブロモビスフェノールAグリシジルエーテル、ポリビスフェノールSグリシジルエーテル、ポリビニルピリジン、チオウレタン樹脂、チオエポキシ樹脂、フッ素含有(メタ)アクリレート類、フッ化アルキレンエーテル・オリゴマー類(平均分子量:4000以下)の一官能および二官能以上の多官能(メタ)アクリレート類、シリコン含有(メタ)アクリレート類、ポリエチレンやポリテトラフルオロエチレンといった結晶性高分子が包含される。また、有機化合物が固形である場合、その形状は、球状、針状、板状などの任意の形状であってよく、その粒子径も限定されないが、粒子径が小さいほうが好ましい。その粒子径は、好ましくは0.1〜100μm、より好ましくは0.1〜10μm、特に0.1〜1μmである。有機化合物が液状である場合、該化合物は、光硬化性樹脂に分散させる。分散粒子の粒子径は、好ましくは0.1〜100μm、より好ましくは0.1〜10μm、特に0.1〜1μmである。
本発明において使用し得る遮光性化合物の幾つかについて、その屈折率を以下に例示する。
ZnO(屈折率1.90)、TiO(屈折率2.3〜2.7)、CeO(屈折率1.95)、Sb(屈折率1.71)、SnO、ITO(屈折率1.95)、Y(屈折率1.87)、La(屈折率1.95)、ZrO(屈折率2.05)、Al(屈折率1.63)、メラミン樹脂(1.6)、ナイロン(1.53)、ポリスチレン(1.6)、ポリエチレン(1.53)、ポリテトラフルオロエチレン(1.35)、メタクリル酸メチル樹脂(1.49)、塩化ビニル樹脂(1.54)、シリコーン油(1.4)
本発明における光硬化性遮光樹脂組成物は、遮光性化合物である有機及び無機の高屈折率化合物並びに有機及び無機の低屈折率化合物の1つ又はこれらの2以上の組み合わせを含み得る。本発明の光硬化性遮光樹脂組成物において、遮光性化合物である高屈折率化合物及び/又は低屈折率化合物は、光硬化性樹脂100重量部に対して、例えば、0.1〜50重量部、好ましくは0.1〜30重量部、より好ましくは1〜20重量部、特に好ましくは1〜10重量部の量で使用される。
本発明において、遮光性化合物と光硬化性樹脂の硬化物の屈折率との屈折率の差は、好ましくは0.1以上であり、特に好ましくは0.15以上である。
本発明における光硬化性遮光樹脂組成物は、目的に応じて、さらに、その他の公知の添加剤、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、シランカップリング剤、熱重合禁止剤、レベリング剤、界面活性剤、着色剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フィラー、老化防止剤、濡れ性改良剤、離型剤等を添加することができる。また、光硬化性遮光樹脂組成物は、樹脂の光透過性や反射率を低下させるために、前記遮光性化合物以外の有機・無機着色顔料(例えば、カーボンブラック、ローダミンレッド、ファストロゲンブルー等)を、光硬化性樹脂100重量部に対して、例えば2重量部以下、特に1重量部以下添加することができる。
本発明における光硬化性遮光樹脂組成物は、前記各成分を常法により混合して製造することができる。各成分の添加の順番は特に限定されない。遮光性化合物が液状である場合には、該化合物を光硬化性樹脂に細かい粒径で分散させることが好ましい。
本発明における遮光膜は、光硬化性遮光樹脂組成物を可視光、紫外線等の光により硬化することにより得ることができ、広い範囲の膜厚、例えば0.5μm以上の膜厚を有しえる。光照射は、メタルハライドランプ、高圧水ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、LED照射機、LD照射機など、200〜450nmの光が照射できる照射機により行なうことができる。光硬化の条件は、遮光性樹脂組成物の組成や膜厚等によって変化し得るが、例えば、ベース樹脂;ウレタンアクリレート、高屈折率化合物;アルミナ、膜厚;500μmの場合、紫外線照射量は1500〜3000mJ/cmである。
本発明における遮光膜は、例えば、0.5μm〜3mmの範囲の膜厚を有し得、この膜厚において、300〜800nmにおける光透過率を1%以下、例えば0.5%以下、好ましくは、0.1%以下、特に0.05%以下、さらには0.01%以下とすることができる。本発明における遮光膜は、遮光性に優れるとともに、強度・耐久性・耐湿性など種々の特性にも優れている。
本発明における遮光膜は、好適には、表示パネル用の透明な前面板上に形成された遮光枠の形態であり得る。前面板は、表示パネル等の不透明基体を外部からの衝撃等から保護するための透明なシートやフィルムなどの板状物である。前面板は、透明であれば特に限定されないが、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、COPシクロオレフィンポリマー(ゼオネックス、アートン等)又はCOCシクロオレフィンコポリマー(アペル等)などの樹脂からなるシートやフィルム、あるいはガラス板、強化ガラス板であり得る。前面板は、無色であることが好ましい。前面板の厚みは、保護作用を有すれば特に限定されないが、例えば、0.1〜3mm、好ましくは0.5〜1.5mmである。
本発明おける遮光枠は、前面板上に光硬化性遮光樹脂組成物を塗工し、これを光照射して硬化することによって形成することができる。塗工は、例えば、スクリーン印刷やオフセット印刷によって行なうことができる。光照射は、メタルハライドランプ、高圧水ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、LED照射機、LD照射機など、200〜450nmの光が照射できる照射機により行なうことができる。
本発明における不透明基体は、その表面に遮光膜を設置する必要のある不透明な基体である限り制限されないが、例えば、表示パネル、CCDやCMOSのフォトセンサー素子等が挙げられる。
本発明における表示パネルとしては、表示体であれば特に限定されないが、例えば、LCD、ELディスプレー、LEDディスプレー、各種電子ペーパーなどが挙げられる。
本発明における光硬化性接着樹脂は、光により硬化して接着性を発揮する樹脂であれば限定されないが、例えば、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アクリレート、ポリイソプレン(メタ)アクリレート、ポリイソブチレン(メタ)アクリレート系の接着剤が例示できる。
本発明における遮光膜と不透明基体の接着は、常法、例えば、遮光膜(特に遮光枠を有する透明な前面板)及び不透明基体(特に表示パネル)のいずれか一方又は両方に光硬化性接着樹脂を塗工して、両者を貼り合わせた後、遮光膜の上方から光照射して光硬化性接着樹脂を硬化することにより行なうことができる。光硬化は、可視光、紫外線等の光の照射によって行なうことができる。熱硬化は不要である。光硬化性接着樹脂の塗工は、例えば、ディスペンサーやスクリーン印刷によって行なうことができる。光照射は、メタルハライドランプ、高圧水ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、LED照射機、LD照射機など、200〜450nmの光が照射できる照射機により行なえる。
遮光膜(特に遮光枠を有する透明な前面板)及び不透明基体(特に表示パネル)を接着することにより、遮光膜(特に遮光枠を有する透明な前面板)と不透明基体(特に表示パネル)との複合体を得ることができる。
〔実施例1〕 遮光枠の形成及び遮光枠の光透過性
(1)光硬化性遮光樹脂組成物1は、ウレタンアクリレート樹脂(新中村化学社製U−4HA)100重量部、光重合開始剤(CIBA SPECIAL CHEMICALS社製I−184)2重量部、二酸化チタン(石原産業社製)3重量部及びカーボンブラック(三菱化学社製)0.05重量部を混合して調製した。光硬化性遮光樹脂組成物2は、ウレタンアクリレート樹脂(新中村化学社製U−4HA)100重量部、光重合開始剤(CIBA SPECIAL CHEMICALS社製I−184)2重量部、二酸化チタン(石原産業社製)3重量部、アルミナ(KINSEI MATEC社製(粒径1μm))20重量部及びカーボンブラック(三菱化学社製)0.05重量部を混合して調製した。比較用の光硬化性遮光樹脂組成物3は、ウレタンアクリレート樹脂(新中村化学社製U−4HA)100重量部、光重合開始剤(CIBA SPECIAL CHEMICALS社製I−184)2重量部及びカーボンブラック(三菱化学社製)5重量部を混合して調製した。使用した材料のD線(587.56nm)の屈折率は以下の通りであった。
ウレタンアクリレート樹脂(U−4HA)+光重合開始剤(I−184):1.51
二酸化チタン(石原産業社製) :2.6
アルミナ(KINSEI MATEC社製(粒径1μm) :1.73
光硬化性遮光樹脂組成物1又は2をガラス板(25×25×1mm)に幅5mm、長さ10mm、厚み50μmで塗布し、メタルハライドランプ(波長:350nm;照射量:200mW/cm2)を30秒間照射して硬化して遮光枠を有する前面板1又は2を作成した。比較用の光硬化性遮光樹脂組成物3を同様にしてガラス板に塗布し、光照射したが、ほとんど硬化しなかったので、比較用の光硬化性遮光樹脂組成物3に熱硬化触媒(日本油脂社製パーキュアーO)2重量部を追加添加したものにつき、同様にしてガラス板に塗布し、光照射した後、120℃で1時間熱硬化して遮光枠を有する前面板3を作成した。光硬化性遮光樹脂組成物の配合を表1に示す。表2に、前面板1〜3の遮光枠における波長400nmの光の透過率を示す。
Figure 0005202912
Figure 0005202912
本発明における遮光枠1及び2は、カーボンブラックによる遮光枠3と同程度の400nmの光の透過率を示したので、これと同程度の遮光性を有していた。
〔実施例2〕
光硬化性接着樹脂1として、ポリブタジエンアクリレート系光硬化樹脂(協立化学産業株式会社製:ワールドロックNo.8963)を使用し、光硬化性接着樹脂2として、ポリブタジエンアクリレート系光硬化樹脂(協立化学産業株式会社製:ワールドロックNo.8963)106重量部に熱硬化触媒(日本油脂社製パーキュアーO)3重量部を混合したものを使用した。
実施例1で用いたガラス板とは別のガラス板に光硬化性接着樹脂1又は2を塗布し、その上に、実施例1で作成した前面板1〜3のいずれかを遮光枠を形成した面を上にして、厚み100μmで貼り合わせた。貼り合わせて得られたものの上部からメタルハライドランプ(波長:350nm;照射量:200mW/cm2)を30秒間照射して光硬化性接着剤を硬化し接着した。ガラス板と前面板の接着を剥がし、前面板の遮光枠の下の接着樹脂の反応率を、FT−IRにより、アクリル基の炭素−炭素二重結合の吸収1640cm-1のピークの減少をカルボニル基の吸収1700cm-1との対比により算出して測定した。実施例1で作成した前面板3は、光反応性接着樹脂2を使用して、光硬化後に、更に80℃で1時間硬化して接着した後、ガラス板と前面板の接着を剥がし、前面板の遮光枠の下の接着樹脂の反応率も測定した。さらに、比較のため、市販されている携帯電話の遮光印刷付きアクリル板を遮光枠付きの前面板として使用して、同様に光硬化後に熱硬化した場合の接着樹脂の反応率を測定した。反応率の測定結果を表3示す。
Figure 0005202912
光硬化性遮光樹脂組成物1又は2から作成した遮光枠を有する前面板1又は2を光硬化性接着樹脂1又は2を用いて上部から光を照射して硬化・接着した場合には、光硬化のみにより90%の接着樹脂反応率が得られ、十分に硬化が進行していた。カーボンブラックを含む比較用の光硬化性遮光樹脂組成物3から作成した遮光枠を有する前面板3又は市販されている携帯電話の遮光印刷付きアクリル板を光硬化性接着組成物1又は2で光硬化して硬化・接着した場合には、光硬化のみでは20%の反応率しか得られず、液状のままであったが、熱硬化触媒を含む光硬化性接着剤2を使用した場合、光硬化後に熱硬化を行なうと反応率が80%になった(しかし、加熱による品質劣化や商品寿命の低下が起こり得る)。
本発明によれば、十分な遮光性を持つ遮光膜(特に前面板上の十分な遮光性を有する遮光枠)と不透明基体(特に表示パネル)とを遮光膜(特に前面板上の遮光膜枠)の上部からの光照射だけで接着することができ、遮光膜(特に前面板上の十分な遮光性を有する遮光枠)と不透明基体(特に表示パネル)との複合体の製造操作が簡略化でき、複合体の品質の劣化や商品寿命を短くすることがない。

Claims (7)

  1. 遮光膜と不透明基体とを光硬化性接着樹脂を介して光硬化により接着して複合体を得る方法であって、遮光膜が光硬化性樹脂及び該光硬化性樹脂の硬化物の屈折率との屈折率の差が0.01以上となる屈折率を有し、該光硬化性樹脂に対して非相溶性で分散性を有する化合物を含む光硬化性遮光樹脂組成物から形成されることを特徴とする方法。
  2. 遮光膜が透明な前面板上の遮光枠であり、不透明基体が表示パネルであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 透明な前面板がアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、COPシクロオレフィンポリマー又はCOCシクロオレフィンコポリマーからなるシート若しくはフィルム、又はガラス板若しくは強化ガラス板であることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 表示パネルがLCD、ELディスプレー、LEDディスプレー又は電子ペーパーである請求項2又は3に記載の方法。
  5. 光硬化性接着樹脂を介して光硬化により不透明基体と接着して複合体を形成するための遮光膜であって、光硬化性樹脂及び該光硬化性樹脂の硬化物の屈折率との屈折率の差が0.01以上となる屈折率を有し、該光硬化性樹脂に対して非相溶性で分散性を有する化合物を含む光硬化性遮光樹脂組成物から形成される遮光膜。
  6. 請求項5記載の遮光膜を遮光枠として有する表示パネル用の前面板。
  7. 請求項6記載の前面板を有する表示パネル。
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