JP5202000B2 - 磁壁移動を利用した情報記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、情報記録媒体に係り、さらに詳細には、磁性物質の磁壁移動原理を利用して情報を記録、保存及び消去できる磁壁移動を利用した情報保存装置において、磁性物質内で磁壁の移動がさらに円滑になされるように構成した磁壁移動原理を利用した情報記録媒体に関する。
情報産業の発達によって大容量の情報処理が要求されてきた。したがって、高容量の情報を保存できる情報記録媒体に関する需要は、持続的に高まってきた。需要の高まりによって、情報保存速度が速くかつ小型の情報記録媒体に関する研究が進められており、結果的に多様な種類の情報保存装置が開発された。一般的に、情報記録媒体として広く使われるHDD(Hard Disk Drive)は、読み取り/書き込みヘッド及び情報の記録される回転媒体を備えており、100GB以上の高容量情報が保存される。しかし、HDDのように、回転する部分を有する保存装置は、磨耗される傾向があり、動作時にフェイル(fail)が発生する可能性が大きいため、信頼性が劣るという短所がある。
最近は、磁性物質の磁壁の移動原理を利用する新たなデータ保存装置に関する研究及び開発がなされている。
図1A及び図1Bは、磁壁の移動原理を示す図面である。図1Aを参照すれば、第1磁区11、第2磁区12及び第1磁区11と第2磁区12との境界である磁壁13を備える磁性ワイヤが開示されている。
一般的に、磁性体を構成する磁気的な微小領域を磁区という。磁区内では、電子のスピン、すなわち、磁気モーメントの方向が同一であるという特徴を有している。このような磁区のサイズ及び磁化方向は、磁性材料の形、サイズ及び外部のエネルギーによって適切に制御される。磁壁は、異なる磁化方向を有する磁区の境界部分を表す。このような磁壁は、磁性材料に印加される磁場または電流によって移動される特徴がある。
図1Aに示したように、所定の幅及び厚さを有する磁性層内に特定方向を有する多数の磁区を設けた後、外部から磁場または電流を印加した場合、磁壁を移動させうる。
図1Bを参照すれば、第1磁区11から第2磁区12へ外部から電流を印加すれば、磁壁13は、第2磁区12から第1磁区11へ移動する。電流を印加する場合電子は反対方向に流れ、磁壁13は電子の移動方向に共に移動する。すなわち、磁壁は外部電流の印加方向と反対方向に移動するということが分かる。同じ原理で、第2磁区11から第1磁区12へ電流を印加する場合、磁壁13は第1磁区11から第2磁区12へ移動する。結果的に、磁壁は外部磁場や電流の印加を通じて移動され、これは、すなわち、磁区の移動を意味する。
磁壁の移動原理は、HDDや不揮発性RAM(Random Access Memory)のような情報保存装置に適用される。すなわち、特定方向に磁化した磁区及びそれらの境界である磁壁を有する磁性物質で、磁壁が移動するにつれて磁性物質内の電圧が変化する原理を利用して、‘0’または‘1’のデータを読み取り/書き込みできる不揮発性メモリ素子を具現しうる。この場合、ライン状の磁性物質内に特定電流を流して磁壁の位置を変化させつつ、データを読み取り/書き込みできるため、非常に簡単な構造を有する高集積素子の具現が可能である。したがって、磁壁の移動原理を利用する場合、従来のFRAM、MRAM及びPRAMに比べて非常に大きい保存容量を有するメモリの製造が可能である。
現在具現された磁壁移動を利用した情報保存装置の場合、高い磁気異方性定数(high−Ku)を有する物質をワイヤ状の磁性層に形成させて情報保存トラックとして使用している。スパッタリングなどの一般的な蒸着工程を経て形成される磁性層は、図1Cに示したように、表面に屈曲が自然に形成される。激しい場合には、エッジE領域が形成される。エッジ領域では、磁壁13を移動させる過程で磁壁移動速度が顕著に低下するピニング現象が発生する問題点がある。磁壁の移動速度が低下する場合、情報記録及び消去速度が大きく低下する問題点がある。
本発明は、前記従来の技術を解決するためのものであって、情報保存トラックとして使用する磁性層のエッチ領域によるピニング現象を防止できる構成を有する磁壁移動を利用した情報保存装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明では、磁壁移動を利用した情報記録媒体において、磁化方向を有する磁区を含んで第1方向に形成された磁性層と、前記磁性層の下面に形成された軟磁性層と、を備える磁壁移動を利用した情報記録媒体を提供する。
本発明において、前記軟磁性層は、前記磁性層の側面にさらに形成されたことを特徴とする。
本発明において、前記軟磁性層は、前記磁性層の上面にさらに形成されたことを特徴とする。
本発明において、前記磁性層は、10J/mないし10J/mの磁気異方性エネルギー定数を有する物質で形成されたことを特徴とする。
本発明において、前記磁性層は、CoPt、CoCrPt、FePt、SmCo、TbCoFeまたはこれらを含む合金で形成されたことを特徴とする。
本発明において、前記軟磁性層は、10ないし10J/mの磁気異方性エネルギー定数を有する磁性物質で形成されたことを特徴とする。
本発明において、前記軟磁性層は、NiFe、CoFe、CoFeNi、CoZrNb、CoTaZrまたはこれらを含む合金で形成されたことを特徴とする。
本発明において、前記磁性層は、1ないし100nmの厚さに形成されたことを特徴とする。
本発明において、前記軟磁性層は、1ないし50nmの厚さに形成されたことを特徴とする。
また、本発明では、磁化方向を有する磁区を含んで第1方向に形成された磁性層及び前記磁性層の下面に形成された軟磁性層を備える磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法において、(a)基板上にポリマーを塗布し、パターンの形成されたマスターモールドで前記ポリマーを圧着させ、前記ポリマーを硬化させる工程と、b)前記マスターモールドを分離した後、前記ポリマー上に軟磁性層及び磁性層を塗布する工程と、(c)前記磁性層上にポリマーを塗布した後、パターンの形成されたマスターモールドで圧着した後に前記磁性層及び前記ポリマー上にキャップ層を形成する工程と、(d)前記キャップ層及び前記磁性層の上部領域をエッチングによって除去する工程と、を含む磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を提供する。
本発明において、前記ポリマーは、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエーテルアクリレートプレポリマーまたはアクリル化エポキシプレポリマーであることを特徴とする。
本発明によれば、次のような長所がある。
第一に、情報記録媒体として使用する磁性層の形成時に自然に発生する屈曲領域で磁壁の移動速度が低下することを防止しうる。
第二に、磁性層を軟磁性層と共に形成した情報記録媒体を含む情報保存装置の駆動時、HDDとは異なり、機構的に移動または接触させず、情報の保存及び再生が可能であるので、超小型化が可能でテラビット/inの高密度の情報保存装置を提供しうる。
第三に、構造が非常に簡単で量産に有利であり、かつ再現性確保に有利である。
以下、添付された図面を参照して、本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体及びその製造方法を詳細に説明する。参考までに、図面に表した各層の厚さ及び幅は、説明のために多少誇張されている。
図2Aは、本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体を示す図面である。図2Aを参照すれば、本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体は、一つ以上の磁区を有する磁性層21及び磁性層21の周辺に形成された軟磁性層22を備える構造を有している。
図2Bは、図2Aに示した本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体を長手方向に示す平面図である。図2Bを参照すれば、磁性層21の両側面には、軟磁性層22が形成されており、磁性層21内には、一つ以上の磁区D1,D2が形成されており、磁区D1,D2の間には、磁壁DWが形成されているということが分かる。要約すれば、本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体は、中心領域に情報記録のための磁性層21が形成されており、磁性層21の周辺には、軟磁性層22が形成されている。図2A及び図2Bでは、磁性層21の周辺の3面に軟磁性層22が形成された構造を示した。しかし、本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体は、軟磁性層を磁性層の一面、例えば、下面にのみ形成するか、または下面及び上面に形成した構造及び磁性層の外部を軟磁性層で密封した形態の構造も可能である。
磁性層21は、高い磁気異方性定数を有する物質、例えば、10J/mないし10J/mの磁気異方性エネルギー定数を有する物質で形成されることが望ましく、磁気記録密度の向上のために垂直磁化特性を有する物質で形成されたことが望ましい。具体的には、CoPt、CoCrPt、FePt、SmCoまたはTbCoFeなどの物質で形成させうる。磁性層21は、約1ないし100nmの厚さに形成されることが望ましい。
軟磁性層22は、磁性層21より低い磁気異方性定数を有する物質で形成されることが望ましい。軟磁性層22は磁気異方性エネルギー定数が10J/mより小さい物質で形成し、10ないし10J/mの磁気異方性エネルギー定数を有する物質で形成することが望ましい。具体的に、例えば、NiFe、CoFe、CoFeNi、CoZrNdまたはCoTaZrのような物質で形成させうる。軟磁性層22は、約1ないし50nmの厚さに形成されることが望ましい。
図3は、本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体を含む情報保存装置を示す図面である。
図3を参照すれば、第1磁性層31、第2磁性層32及び第3磁性層33が形成されている。第1磁性層31と第2磁性層32との間には、第1連結層34aが形成されており、第2磁性層32と第3磁性層33との間には、第2連結層34bが形成されている。
第1磁性層31は、情報を記録するためのものであって、異なる磁化方向を有する2個以上の磁区を備えており、書き込み用トラック31ともいう。第2磁性層32の左側領域は、記録された情報を呼び出して読み取るための領域であって、バッファトラック32aともいう。情報を読み取るためには、磁区の磁化方向を読み出さねばならないので、バッファトラック32aには、磁気抵抗素子35が形成されている。磁気抵抗素子35は、強磁性物質で形成された固定層、CuまたはAlなどの非磁性物質で形成された非磁性層及び強磁性物質で形成された自由層の構成であって、一般的に知られたGMR(Giant MagnetoResistance)素子またはTMR(Tunneling MagnetoResistance)素子でありうる。第2磁性層32の右側領域は、情報を保存するための保存用トラック32bである。第3磁性層33は、何れも保存用トラック33a,33bである。図3では、バッファトラック32aが書き込み用トラック31と別に形成された構造を示したが、書き込み用トラック31の長さを第2磁性層32と同一かまたは長く形成して、書き込み用トラック31をバッファトラックとして使用しうる。記録密度を向上させるために、第3磁性層33a,33b上に磁性層をさらに形成して使用しうる。
図3に表した情報保存装置の情報記録及び読み取り方法について説明すれば、次の通りである。
まず、情報記録方法について説明する。磁化方向が上向きである磁区の情報値を“1”とし、磁化方向が下向きである磁区の情報値を“0”と仮定する。書き込み用トラックの第1磁性層31には、異なる磁化方向を有する磁区が存在し、磁区間には磁壁が形成されている。“1”の情報値を保存用トラック32bに保存させる場合を説明すれば、次の通りである。第1磁性層31の右側端部から左側端部へ電子が流れるように電流を印加すれば、磁壁は、電子の移動方向によって磁化方向が上向きである磁区は、第1連結層34aの下部に移動する。そして、書き込み用トラック31の右側端部から保存用トラック32bへ電子が移動できるように電流を印加する。この場合、第1連結層34aの下部に存在する磁区は、第1連結層34aを通じて保存用トラック32bへ移動する。結果的に、“1”の情報値を有する磁区を保存用トラック32bに保存する。
次いで、情報の読み取り方法について説明する。磁区の磁化方向を読むためには、磁気抵抗素子35が位置するバッファトラック32aに磁区を移動させねばならない。したがって、バッファトラック32aと保存用トラック32bとの両端部を通じて電流を印加する。電子が保存用トラック32bからバッファトラック32aへ移動するためには、電流を反対方向に印加する。書き込み用トラック32bに存在する磁区がバッファトラック32aに形成された磁気抵抗素子35を通過しつつ、磁気抵抗素子35は、保存用トラック32bの領域別磁区の磁化方向を読み取る。これを通じて、保存用トラック32bに保存された情報値を読み取れる。
以下、図4Aないし図4Iを参照して、本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法について詳細に説明する。本発明の実施形態による磁壁移動を利用した磁気記録媒体の形成工程は、色々な工程方法を利用できるが、ここでは、ナノインプリント工程で形成する方法について説明する。
まず、図4Aを参照すれば、基板41上にポリマー42を塗布する。基板41は、通常的な半導体素子工程に使われる基板を利用しうる。ポリマー42は、例えば、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエーテルアクリレートプレポリマーまたはアクリル化エポキシプレポリマーを利用しうる。そして、ポリマー42上にマスターモールド43を装着する。マスターモールド43の表面には、凹凸形状のパターンが形成されている。
図4Bを参照して、マスターモールド43をポリマー42に接触させた後、マスターモールド43に圧力を加えてマスターモールド43の表面に形成されたパターンをポリマー42に転写する。したがって、ポリマー42は、マスターモールド43のパターンと反対のパターンを有する。そして、ポリマー42に熱を加えるか、またはUVを照射してポリマー42を硬化させる。次いで、図4Cを参照すれば、ポリマー42の硬化後、マスターモールド43を分離させる。
図4Dを参照すれば、スパッタリングによって基板41及びポリマー42上にNiFe、CoFe、CoFeNi、CoZrNbまたはCoTaZrなどの軟磁性物質を約1ないし50nmの厚さに塗布して軟磁性層44を形成する。
図4Eを参照すれば、軟磁性層44上にスパッタリング工程によって高い磁気異方性定数(high−Ku)を有するCoPt、FePt、CoCrPt、FePt、SmCoまたはTbCoFeのような物質を約1ないし100nmの厚さに塗布して磁性層45を形成する。
図4Fを参照すれば、再び磁性層45上に2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエーテルアクリレートプレポリマーまたはアクリル化エポキシプレポリマーなどのポリマー46を塗布した後、マスターモールド43を利用してポリマー46に接触させて圧力を加える。このとき、図4Gに示したように、磁性層45の上部領域Aのポリマーは残し、下部領域Bの表面は露出させる。そして、ナノインプリント工程を利用してポリマー46を硬化させる。
図4Hを参照すれば、磁性層45及びポリマー46上に非磁性物質、例えば、Cu、Ag、Alなどの物質を電気メッキしてキャップ層47を形成する。非磁性物質でキャップ層47を形成する主目的は、今後エッチング工程時に下部領域Bの磁性層45を保護するためである。最後に、図4Iを参照すれば、エッチング工程によって下部領域Bの磁性層45を露出させる。結果的に、磁性層45の側部及び下部が軟磁性層44によって取り囲まれた構造を形成しうる。
図5は、FePtの単層構造の情報記録媒体及び本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体のように、FePt磁性層及びCoZrNd軟磁性層の多層構造である情報記録媒体をそれぞれ400nmの長さに形成した後、磁壁移動速度を比較したシミュレーショングラフである。
図5を参照すれば、FePt単層で形成した従来の技術による情報記録媒体に比べて、本発明の実施形態による情報記録媒体の単位時間ns当たりの磁壁移動距離がはるかに長いということが分かる。
前記の説明で多くの事項が具体的に記載されているが、それらは、発明の範囲を限定するものではなく、望ましい実施形態の例示として解釈されねばならない。例えば、本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体は、軟磁性層を磁性層の一面に形成するか、または両面に形成した構造でもあり、磁性層の外面を軟磁性層で覆い包む構造でありうる。したがって、本発明の範囲は、説明された実施形態によって決定されず、特許請求の範囲に記載された技術的思想によって決定されねばならない。
本発明は、情報記録媒体関連の技術分野に適用可能である。
磁壁移動に関する基本原理を示す図面である。 磁壁移動に関する基本原理を示す図面である。 磁壁移動を利用した情報記録媒体でエッジが形成されたところを示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体を示す断面図である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体を示す平面図である。 本発明の実施形態に磁壁移動を利用した情報記録媒体を含む情報保存装置を示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を示す図面である。 本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体の製造方法を示す図面である。 FePtの単層構造である情報記録媒体、及び本発明の実施形態による磁壁移動を利用した情報記録媒体のように、FePt磁性層及びCoZrNd軟磁性層の多層構造である情報記録媒体をそれぞれ400nmの長さに形成した後、磁壁の移動速度を比較したシミュレーショングラフである。
符号の説明
11 第1磁区
12 第2磁区
13 磁壁
21 磁性層
22 軟磁性層
31 第1磁性層
32 第2磁性層
32a バッファトラック
32b,33a,33b 保存用トラック
33 第3磁性層
34a 第1連結層
34b 第2連結層
41 基板
42,46 ポリマー
43 マスターモールド
44 軟磁性層
45 磁性層
47 キャップ層

Claims (8)

  1. 磁壁移動を利用した情報記録媒体において、
    磁化方向を有する磁区を含んで第1方向に形成された磁性層と、
    前記磁性層の下面に形成された軟磁性層と、を備え、
    前記軟磁性層は、前記磁性層の側面にさらに形成された
    ことを特徴とする磁壁移動を利用した情報記録媒体。
  2. 前記軟磁性層は、前記磁性層の上面にさらに形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁壁移動を利用した情報記録媒体。
  3. 前記磁性層は、10J/mないし10J/mの磁気異方性エネルギー定数を有する物質で形成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁壁移動を利用した情報記録媒体。
  4. 前記磁性層は、CoPt、CoCrPt、FePt、SmCo、TbCoFeまたはこれらを含む合金で形成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁壁移動を利用した情報記録媒体。
  5. 前記軟磁性層は、10ないし10J/mの磁気異方性エネルギー定数を有する磁性物質で形成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁壁移動を利用した情報記録媒体。
  6. 前記軟磁性層は、NiFe、CoFe、CoFeNi、CoZrNb、CoTaZrまたはこれらを含む合金で形成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁壁移動を利用した情報記録媒体。
  7. 前記磁性層は、1ないし100nmの厚さに形成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁壁移動を利用した情報記録媒体。
  8. 前記軟磁性層は、1ないし50nmの厚さに形成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁壁移動を利用した情報記録媒体。
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