JP5201269B2 - ハンドモニタ部を有する放射線モニタおよびハンドフットクロスモニタ - Google Patents

ハンドモニタ部を有する放射線モニタおよびハンドフットクロスモニタ Download PDF

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Description

本発明は、被測定者の手の表面に付着した放射性物質による表面汚染を測定するハンドモニタ部を有する放射線モニタおよび手足、衣服の表面汚染を測定するハンドフットクロスモニタに関する。
従来、原子力発電所、病院などの放射性物質を取り扱う施設に設置され、当該施設の作業者の手足、衣服に付着した放射性物質による表面汚染を測定する装置である放射線モニタが知られている。放射線モニタは、放射性物質から放出される放射線を測定し、測定値が警報レベルを超えるとアラームを鳴動させるとともに、汚染部位を液晶ディスプレイに表示する。
このような放射線モニタにおいて、ハンドモニタ部には被測定者の手が挿入される手挿入部が設けられており、手挿入部の対向する側面には、一対の放射線検出部が設けられている。手の表面汚染は、左右の手を開いてそれぞれ手挿入部に挿入し、被測定者の手の平および手の甲の表面それぞれに付着した放射性物質から放射される放射線を検出することにより測定できる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−167059号公報
ところが、従来のハンドモニタ部においては、想定される被測定者の手のサイズ(厚さ)の最大値に合わせて手挿入部の幅が固定されているため、手のサイズによって測定精度が異なってしまうという課題があった。すなわち、測定される放射線の1つであるα線は空気中の飛程が短いことを原因として、被測定者の手が大きければ手の平、手の甲ともに放射線検出部に接近するため測定精度が高いが、被測定者の手が小さい場合は手の平または手の甲が放射線検出部から離れるため測定精度が低くなるという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、被測定者の手のサイズによらないで精度よく表面汚染が測定可能なハンドモニタ部を有する放射線モニタおよびハンドフットクロスモニタを提供することを目的とする。
本発明の放射線モニタは、固定検出部と、前記固定検出部に対して対向して配置され対向する方向に往復移動可能に設けられた可動検出部とを備え、前記固定検出部と前記可動検出部とは被測定者が手を挿入できる十分な幅だけ離れた状態で静止しており、被測定者の手の平または手の甲の一方を前記固定検出部側に向け、他方を前記可動検出部側に向けて手が挿入される一対のハンドモニタ部と、前記可動検出部を前記固定検出部から引き離す方向へ付勢する付勢手段と、前記固定検出部と前記可動検出部との間に配置され、被測定者の手によって押し込み可能な押し込み部材と、前記押し込み部材の押し込み量に応じて前記付勢手段による付勢力に抗して前記可動検出部を前記固定検出部に接近する方向へ移動させる連動機構と、を備えることを特徴とする。
この放射線モニタによれば、ハンドモニタ部に被測定者の手を挿入して手の表面汚染を測定する際に、被測定者が自分の手で押し込み部材を押し込むと、押し込み部材の押し込み量に応じて可動検出部を固定検出部に接近する方向へ移動させる構成となっているため、可動検出部と固定検出部との間隔を被測定者の手のサイズに合わせて自在に調節することができる。この結果、手のサイズによらないで被測定者の手のサイズに合わせて、手の平、手の甲に固定検出部および可動検出部を近接させて配置でき、精度よく表面汚染を測定することが可能となる。
本発明によれば、被測定者の手のサイズによらないで精度よく表面汚染が測定可能なハンドモニタ部を有する放射線モニタおよびハンドフットクロスモニタを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るハンドモニタ部を備えたハンドフットクロスモニタの全体を示す斜視図である。 (a)実施の形態1に係るハンドフットクロスモニタの正面図、(b)使用状態を示す右側面図である。 実施の形態1に係るハンドフットクロスモニタの上面図である。 実施の形態1におけるハンドモニタ部の構成原理図である。 実施の形態1におけるハンドモニタ部の動作を示す説明図である。 実施の形態1におけるハンドモニタ部と被測定者の手との関係を示す説明図である。 実施の形態1における電気系の概略的な機能ブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るハンドモニタ部の動作を示す説明図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、ハンドモニタ部以外にフットモニタ部およびクロスモニタ部を備えたハンドフットクロスモニタの場合を説明するが、フットモニタ部およびクロスモニタ部を備えない放射線モニタにも適用可能である。
図1から図3は、本実施の形態1に係るハンドモニタ部を備えたハンドフットクロスモニタの全体図である。図1は、実施の形態1に係るハンドフットクロスモニタの全体を示す斜視図であり、図2(a)は、ハンドフットクロスモニタの正面図であり、図2(b)は、ハンドフットクロスモニタの使用状態を示す右側面図であり、図3は、ハンドフットクロスモニタの上面図である。
実施の形態1に係るハンドフットクロスモニタは、被測定者の踏み台となる基台1と、基台1の上面奥に立設された筺体型の支柱2と、支柱2の上端部に固定された上部ユニット3とから構成される。
図1に示すように、基台1の踏み台部分となる上面手前には、フットモニタ部4が設けられている。フットモニタ部4には、左右一対の放射線検出部4a,4bが設けられている。これらの放射線検出部4a,4bの上面には、被測定者の両足を乗せる位置を示す足形マークが表示されている。
上部ユニット3は上面中央部に、被測定者の各部位の放射線測定結果を表示する表示部5が設けられている。また、上部ユニット3の手前正面には、放射線測定結果に基づいてアラームを発するブザー6が設けられている。さらに、上部ユニット3の一方の側面には、図1に図示しないクロスモニタ部8(図2等参照)を保持可能なフック3aが設けられている。
本実施の形態1は、上部ユニット3に、表示部5を挟んで左右一対のハンドモニタ部7A,7Bが設けられている。ハンドモニタ部7Aは、左右の側壁81a,81b、底面81cおよび奥側の壁81dで囲まれ、上面および手前側が開口した手挿入空間が形成されており、当該手挿入空間に被測定者の右手が挿入される。被測定者は、ハンドモニタ部7Aの手前上面側から、手挿入部71aの手挿入空間に右手を挿入する。ハンドモニタ部7Bについても、同様に、手挿入部71bが設けられていて、手挿入部71bの手挿入空間に被測定者の左手が挿入される。
図2(a)に示すように、ハンドモニタ部7Aにおける手挿入部71aの対向する左右の側壁81a,81bの主要部は、放射線検出部である可動検出部72aと固定検出部73aで形成されている。また、手挿入部71aの底面81cからは、押し込み部材74aの一部が露出している。ハンドモニタ部7Bについても、同様に、手挿入部71bの左右の側壁の主要部は可動検出部72b、固定検出部73bで形成され、押し込み部材74bの一部が底面81cから露出している。
図2(b)に示すように、ハンドモニタ部7Aは、被測定者がフットモニタ部4上に直立した状態で、ひじを曲げ、右手の小指を下側に、親指を上側にして手挿入部71aに右手を広げて挿入できる高さに設定されている。
図3に示すように、ハンドモニタ部7Aにおいて、固定検出部73aは、奥側が可動検出部72aとの間隔が狭く、手前側が可動検出部72aとの間隔が最も広くなるように、可動検出部72aに対して斜めに配置されている。すなわち、手挿入部71aは、間口が広くなるよう構成されている。また、押し込み部材74aの一部は、手挿入部71aの奥行き半分の位置に、挿入した右手の小指の付け根から手首までの側面で押すことができるように配置されている。
なお、クロスモニタ部8は、上部ユニット3の一方の外側面に設けられたフック3aに着脱自在に保持されている。クロスモニタ部8は、被測定者がクロスモニタ部8を手持ちするための持手8aと、持手8aの先端部に取り付けられた放射線検出部8bとを備えている。
このようなハンドフットクロスモニタの放射線検出部4a,72a,72b,73a,73b,8bは、それぞれ被測定者の手足、衣服の表面に付着した放射性物質から放出される放射線(α線、β線、γ線)を検出する。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係るハンドモニタ部7Aの構成について説明する。図4は、ハンドモニタ部7Aの構成原理図である。ここで、図4は、右側のハンドモニタ部7Aを正面手前側から見た状態を示している。手挿入部71aには、可動検出部72aと固定検出部73aが左右の側壁81a,81bを形成するように対向配置されている。可動検出部72aは、固定検出部73aに対して接近または退避移動が自在となるように、上下一対のガイドレール751a,752aにスライド可能に支持されている。一方、固定検出部73aは、上部ユニット3に固定されている。
可動検出部72aと固定検出部73aとの間には、ボタン741aおよびボタン741aに連結された軸部742aから構成される押し込み部材74aが配置されている。軸部742aは、軸ガイド76aに上下動可能に支持され、手挿入部71aの底面81cからせり上がり、また底面81cへ押し込まれる動作が可能に構成されている。
L字型リンク77aは、長手部771aの先端が可動検出部72aに回転軸で軸支され、短手部772aの先端が軸部742aに回転軸で軸支されている。また、L字型リンク77aのコーナー部は、上部ユニット3に固定されているフレーム78aに回転軸で軸支されている。なお、リンクの形状はL字型に限定されず、押し込み部材74aの押し込み量に応じて可動検出部72aを移動させることができる連動機構であれば、任意の形状を適用することができる。
コイルばね79aは、固定端が上部ユニット3に固定され、可動端が可動検出部72aに連結されている。コイルばね79aは、可動検出部72aを固定検出部73aから引き離す方向に付勢している。なお、付勢手段は、可動検出部72aを固定検出部73aから引き離す方向に付勢することのできる弾性体であればよく、コイルばねに限定されない。
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態に係るハンドモニタ部7Aにおける手の表面汚染測定時の動作について説明する。図5は、ハンドモニタ部7Aの動作を示す説明図である。図6は、ハンドモニタ部と被測定者の手との関係を示す説明図である。
図5(a)は、ハンドモニタ部7Aのボタン741aを押し下げる前の初期状態を示している。この初期状態において、押し込み部材74aは手挿入部71aの底面81cから所定距離上方にせり上がり、ボタン741aが底面81cから露出した状態で静止している。また、可動検出部72aと固定検出部73aとは、被測定者の手のサイズにかかわらず容易に手を挿入できる十分な幅だけ離れた状態で静止している。ハンドモニタ部7Bについても同様である。
図6(a)は、初期状態におけるハンドモニタ部7A,7Bに被測定者が手を挿入している状態を示している。図6に示すように、被測定者は、手の平を可動検出部72a,72b側に、手の甲を固定検出部73a,73b側に向けて、手挿入部71a,71bに広げた手を挿入する。このとき、被測定者の手の平、手の甲はともに放射線検出部(可動検出部72a,72bおよび固定検出部73a,73b)から離れている。
その後、被測定者は、手の側面でボタン741aを矢印Cで示す方向(下方向)へ押し込む(図5(a)参照)。すると、ボタン741aに連結された軸部742aは、軸ガイド76aに沿って手挿入部71aの底面81cへ押し込まれ、下方向に移動する。これに連動して、L字型リンク77aの短手部772aの端部も軸部742aとともに下方向へ移動するため、L型リンク77aのコーナー部が回転軸を中心に右回りに回転し、L字型リンク77aの長手部771aの端部が右方向へ移動する。その結果、可動検出部72aは、コイルばね79aに抗して固定検出部73aに接近する方向(矢印Dで示す方向)へ移動する。ボタン741aを押し込むほど、可動検出部72aは固定検出部73aに接近する方向へ移動するため、被測定者は自分の手のサイズに合わせて可動検出部72aと固定検出部73aとの間隔を調整することができる。
図5(b)は、ハンドモニタ部7Aの測定状態を示している。この測定状態において、押し込み部材74aは手挿入部71aの底面81cに押し込まれ、初期状態と比較してボタン741aのうち底面81cから露出する部分が減少している。また、押し込み部材74aの押し込み量に応じて可動検出部72aと固定検出部73aとが、被測定者の手に十分接近する位置まで寄った状態となっている。
図6(b)は、測定状態におけるハンドモニタ部7A,7Bに被測定者が手を挿入している状態を示している。可動検出部72a,72bはそれぞれ、初期状態における位置から矢印E,Fで示す方向へ移動している。このとき、被測定者の手の平、手の甲はともに放射線検出部(可動検出部72a,72bおよび固定検出部73a,73b)に接近している。特に、手の甲側の固定検出部73a,73bは斜めに設置されているため、手の形に沿った状態で接近している。このように、被測定者の手のサイズによらないで手の平、手の甲ともに放射線検出部に接近させることができるため、飛程が短いα線の検出も可能となり、手のサイズによって測定精度が異なるという事態が生じず、精度よく表面汚染を測定することが可能となる。
さらにボタン741aを押し込むことで、被測定者の手の平、手の甲にそれぞれ可動検出部72a、固定検出部73aが接触する状態まで、可動検出部72aを固定検出部73aに接近させることが可能である(図6(c)参照)。この場合も、図6(b)に示す状態と同様に、精度よく表面汚染を測定することができる。本実施の形態に係るハンドモニタ部7A,7Bは、被測定者が押し込み部材74a,74bを押し込むことにより手動で手挿入部71a,71bの間隔を調整する構成となっているため、被測定者の好みの接近度合いとすることが可能となる。
測定状態を数秒間保ち、測定が終了すると、上部ユニット3の表示部5にその旨が表示される。その後、被測定者はハンドモニタ部7A,7Bより手を抜き出す。
すると、押し込み部材74aにボタン741aを押し込む力が加わらなくなり、可動検出部72aは、コイルばね79aが固定検出部73aから引き離す方向へ可動検出部72aを付勢する力によって、固定検出部73aから離反する方向(左方向)へ移動する。可動検出部72aの移動に伴って、L字型リンク77aの長手部771aの端部も左方向へ移動するため、これに連動してL字型リンク77aのコーナー部が回転軸を中心に左回りに回転し、L字型リンク77aの短手部772aの端部が上方向へ移動する。その結果、押し込み部材74aの軸部742aが手挿入部71aの底面81cからせり上がり、底面81cから所定距離上方のコイルばね79aの付勢力とつり合う位置で静止して、初期状態に復帰する。
続いて、本実施の形態に係るハンドフットクロスモニタにおける電気系の概略について説明する。図7は、本実施の形態に係るハンドフットクロスモニタにおける放射線検出部の電気系の概略的な機能ブロック図である。ハンドモニタ部7Aにおける可動検出部72aおよび固定検出部73aなどの放射線検出部は、半導体型の放射線検出装置であり、半導体によって構成される放射線検出素子10が2次元状に密に配列されている。放射線検出部には、図7に示すような回路ブロックが接続される。すなわち、放射線検出素子10ごとに信号処理部30が設けられ、各信号処理部30は、MPU(マイクロプロセッサ)40に接続されている。
各信号処理部30は、放射線検出素子10から放出された信号を増幅する。MPU40は、各信号処理部30で増幅された信号を検出し、検出信号をカウントし、カウント結果に基づいて放射線量を算出する。MPU40は、算出した放射線量が所定値を超える場合、アラームを発するようにブザー6を制御するとともに、算出した放射線量が所定値を超えた汚染部位の警告表示を行うように表示部5を制御する。なお、MPU40は、放射線検出素子10からの検出信号のカウント範囲を制御することによって、汚染部位をより詳細に特定することが可能である。
ハンドモニタ部7Aにおいては、測定時の放射線検出部間隔調整動作に連動して、表面汚染の測定が開始される。これには、例えば、ハンドモニタ部7Aに設けられた図示しない光電センサが、被測定者がハンドモニタ部7Aの手挿入部71aに手を挿入したときに、手がボタン741aに照射される光を遮ることによって生じた光量の変化を検出することによって測定を開始する構成を連動スイッチとして採用することができる。または、ハンドモニタ部7Aに設けられた図示しない機械スイッチが、被測定者がボタン741aを押し込む際に小指でタッチされると測定を開始する構成を連投スイッチとして採用することもできる。
以上のように、実施の形態1に係るハンドモニタ部7Aによれば、ハンドモニタ部7Aに手を挿入して手の表面汚染を測定する際に、被測定者が押し込み部材74aを押し込むと、連動機構としてのL字型リンク77aが、押し込み部材74aの押し込み量に応じて可動検出部72aを固定検出部73aに接近する方向へ移動させる構成となっているため、可動検出部72aと固定検出部73aとの間隔を被測定者の手のサイズに合わせて調整することができる。この結果、手のサイズによらないで精度よく表面汚染を測定することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1で示したハンドモニタ部7Aとは異なる構造のハンドモニタ部70Aについて説明する。実施の形態1に係るハンドモニタ部7Aにおいては、被測定者による押し込み部材74aの押し込み量をL字型リンク77aによって可動検出部72aに伝達し、可動検出部72aを移動させる構成となっている。これに対して、実施の形態2に係るハンドモニタ部70Aにおいては、被測定者によるボタン741aの押し込み量を伸縮ポンプ70a,70bによって可動検出部72aに伝達する構成となっている点で、実施の形態1に係るハンドモニタ部7Aと相違する。
図8を参照して、実施の形態2に係るハンドモニタ部70Aの構造について説明する。図8は、実施の形態2に係るハンドモニタ部70Aの動作を示す説明図である。なお、図8において、図5と共通する構成について、同一の符号を付し、その説明を省略する。ハンドモニタ部70Aは、連動機構を伸縮ポンプ70a,70bで構成する点で、実施の形態1に係るハンドモニタ部7Aと相違する。
伸縮ポンプ70aは、例えば樹脂製の伸縮可能な円柱状の蛇腹部から構成されている。伸縮ポンプ70aの一端には押し込み部材を構成するボタン741aが取り付けられ、他端は上部ユニット3に固定されている。また、伸縮ポンプ70aの他端には、伸縮ポンプ70bと連通する連結管70cが取り付けられている。ボタン741aが矢印Cで示す方向(下方向)に押し込まれると、伸縮ポンプ70aの蛇腹部は収縮され、伸縮ポンプ70aから連結管70cへ流体が流出する。また、ボタン741aが矢印Cと逆方向(上方向)に戻るときには、伸縮ポンプ70aの蛇腹部は伸長され、連結管70cから流体が流入する。
伸縮ポンプ70bは、例えば樹脂製の伸縮可能な円柱状の蛇腹部から構成されている。伸縮ポンプ70bの一端は可動検出部72aと接するように設置され、他端は上部ユニット3に固定されている。また、伸縮ポンプ70bの他端には、伸縮ポンプ70aと連通する連結管70cが取り付けられている。
伸縮ポンプ70aと伸縮ポンプ70bとは、径の長さが約2:1であるため、伸縮比は約1:2となる。したがって、伸縮ポンプ70bは、伸縮ポンプ70aよりも効率よく伸縮する。なお、伸縮ポンプは蛇腹部を有するものに限定されず、球状のゴムボールなどでも構わない。
続いて、本実施の形態に係るハンドモニタ部70Aにおける手の表面汚染測定時の動作について説明する。図8(a)は、ハンドモニタ部70Aのボタン741aを押し下げる前の初期状態を示している。この初期状態において、ボタン741aは手挿入部71aの底面81cから所定距離上方に位置し、底面81cから露出した状態で静止している。また、可動検出部72aと固定検出部73aとは、被測定者の手のサイズにかかわらず容易に手を挿入できる十分な幅だけ離れた状態で静止している。
被測定者は、手の平を可動検出部72a側に、手の甲を固定検出部73a側に向けて、手挿入部71aに広げた手を挿入し、手の側面でボタン741aを矢印Cで示す方向(下方向)へ押し込む。すると、ボタン741aの押し込みに伴って、伸縮ポンプ70aの蛇腹部が収縮し、連結管70cへ流体が流出する。これに連動して、伸縮ポンプ70bには連結管70cから流体が流入し、伸縮ポンプ70bの蛇腹部は伸長される。その結果、可動検出部72aは、コイルばね79aに抗して固定検出部73aに接近する方向(矢印Dで示す方向)へ移動する。なお、伸縮ポンプ70bは、伸縮ポンプ70aよりも伸縮比が高いため、ボタン741aを押し込んだ距離(伸縮ポンプ70aの蛇腹部が収縮した長さ)よりも、伸縮ポンプ70bの蛇腹部が伸長した長さの方が長くなる。
図8(b)は、ハンドモニタ部70Aの測定状態を示している。この測定状態において、ボタン741aは手挿入部71aの底面81cに押し込まれ、初期状態と比較してボタン741aのうち底面81cから露出する部分が減少している。また、可動検出部72aと固定検出部73aとは、被測定者の手に十分接近する位置まで寄った状態となっている。このとき、被測定者の手の平、手の甲はともに放射線検出部(可動検出部72aおよび固定検出部73a)に接近している。したがって、飛程が短いα線の検出も可能となり、手のサイズによって測定精度が異なるという事態が生じず、精度よく表面汚染を測定することが可能となる。
測定が終了すると、被測定者はハンドモニタ部70Aから手を抜き出す。すると、ボタン741aを押し込む力が加わらなくなり、可動検出部72aは、コイルばね79aが固定検出部73aから引き離す方向へ可動検出部72aを付勢する力によって、固定検出部73aから退避する方向(左方向)へ移動する。可動検出部72aの移動に伴って、伸縮ポンプ70bの蛇腹部は収縮し、連結管70cに流体が流出する。これに連動して、伸縮ポンプ70aには連結管70cから流体が流入し、蛇腹部が伸長する。その結果、ボタン741aが上方向へ移動し、底面81cから所定距離上方のコイルばね79aの付勢力とつり合う位置で静止して、初期状態に復帰する。
以上のように、実施の形態2に係るハンドモニタ部70Aによれば、ハンドモニタ部70Aに手を挿入して手の表面汚染を測定する際に、被測定者が押し込み部材としてのボタン741aを押し込むと、連動機構としての伸縮ポンプ70a,70bが、ボタン741aの押し込み量に応じて可動検出部72aを固定検出部73aに接近する方向へ移動させる構成となっているため、可動検出部72aと固定検出部73aとの間隔を被測定者の手のサイズに合わせて調整することができる。この結果、手のサイズによらないで精度よく表面汚染を測定することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。

Claims (4)

  1. 固定検出部と、前記固定検出部に対して対向して配置され対向する方向に往復移動可能に設けられた可動検出部とを備え、前記固定検出部と前記可動検出部とは被測定者が手を挿入できる十分な幅だけ離れた状態で静止しており、被測定者の手の平または手の甲の一方を前記固定検出部側に向け、他方を前記可動検出部側に向けて手が挿入される一対のハンドモニタ部と、
    前記可動検出部を前記固定検出部から引き離す方向へ付勢する付勢手段と、
    前記固定検出部と前記可動検出部との間に配置され、被測定者の手によって押し込み可能な押し込み部材と、
    前記押し込み部材の押し込み量に応じて前記付勢手段による付勢力に抗して前記可動検出部を前記固定検出部に接近する方向へ移動させる連動機構と、
    を備える放射線モニタ。
  2. 前記連動機構は、一端が前記押し込み部材に軸支され、他端が前記可動検出部に軸支され、中間のコーナー部がモニタ本体に軸支されたL字型リンクを備えて構成される請求項1記載の放射線モニタ。
  3. 前記連動機構は、流体の出入によって伸縮する第1の伸縮体と、流体の出入によって伸縮する第2の伸縮体と、前記第1の伸縮体と前記第2の伸縮体を連結する連結管と、を備え、
    前記押し込み部材によって、前記第1の伸縮体から流出する流体を前記第2の伸縮体へ流入させて、前記第2の伸縮体を伸長させる請求項1記載の放射線モニタ。
  4. 被測定者の手部の表面汚染を検出するハンドモニタ部と、被測定者の足部の表面汚染を検出するフットモニタ部と、被測定者の衣服の表面汚染を検出するクロスモニタ部と、を備えたハンドフットクロスモニタであって、
    前記ハンドモニタ部は、固定検出部と、前記固定検出部に対して対向して配置され対向する方向に往復移動可能に設けられた可動検出部とを備え、前記固定検出部と前記可動検出部とは被測定者が手を挿入できる十分な幅だけ離れた状態で静止しており、
    さらに、前記可動検出部を前記固定検出部から引き離す方向へ付勢する付勢手段と、
    前記固定検出部と前記可動検出部との間に配置され、被測定者の手によって押し込み可能な押し込み部材と、
    前記押し込み部材の押し込み量に応じて前記付勢手段による付勢力に抗して前記可動検出部を前記固定検出部に接近する方向へ移動させる連動機構と、
    を備えたハンドフットクロスモニタ。
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