JP5200971B2 - 三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図2に示すように、厚さ方向糸挿入装置10は、厚さ方向糸挿入部11と、厚さ方向糸挿入部11へ厚さ方向糸zを供給する厚さ方向糸供給部12と、厚さ方向糸への張力付与部13と、厚さ方向糸挿入部11と厚さ方向糸供給部12との間で張力付与部13より厚さ方向糸挿入部11側に設けられた糸切れ検知装置14とを備えている。なお、厚さ方向糸挿入装置10は、基本的な構成は特許文献1に記載の厚さ方向糸挿入装置と同様に構成されており、同様な部分の一部は図示及び説明を省略する。
(1)糸切れ検知装置14は、厚さ方向糸供給部12から厚さ方向糸挿入針15に至る各厚さ方向糸zに吊り下げられたドロッパ25と、ドロッパ25の位置に基づいて厚さ方向糸zが糸切れであることを検知可能な検知部26を備えている。また、糸切れ検知装置14は、厚さ方向糸zが移動している間は常にドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除する位置にドロッパ25を移動させるドロッパ移動装置27を備えている。したがって、厚さ方向糸zが移動する際におけるドロッパ25と厚さ方向糸zとの擦れ合いが回避され、厚さ方向糸zとドロッパ25との擦れ合いにより厚さ方向糸zに毛羽が発生したり、厚さ方向糸zがダメージを受けることを防止することができる。
次に第2の実施形態を図4及び図5にしたがって説明する。この実施形態では、ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合が解除された状態においてドロッパ25に当接してドロッパ25が倒れるのを防止する倒れ防止手段を備えている点が第1の実施形態と異なっている。第1の実施形態と基本的に同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
(5)ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合が解除された状態においてドロッパ25に当接してドロッパ25が倒れることを防止する倒れ防止手段を備えている。したがって、ドロッパ25が厚さ方向糸zとの係合が解除された状態において、ドロッパ25が厚さ方向糸zに倒れかかることが防止される。また、ドロッパ移動装置27が厚さ方向糸zとの係合が解除されたドロッパ25を再び厚さ方向糸zに吊り下げるように作動された際に、ドロッパ25の厚さ方向糸zへの吊り下げミスが発生する不具合を防止することができる。
○ ドロッパ移動装置27は、厚さ方向糸zが移動している間は常にドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除する位置にドロッパ25を移動させる必要はなく、少なくとも厚さ方向糸挿入針15が積層糸群Fに対する厚さ方向糸挿入側への移動期間(前進期間)、ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除する位置にドロッパ25を移動させればよい。厚さ方向糸挿入針15が積層糸群Fに対する厚さ方向糸挿入側へ前進移動する間に比べて、厚さ方向糸挿入針15が後退移動する間は厚さ方向糸zに作用する張力が小さいため、厚さ方向糸挿入針15の後退時にドロッパ25と係合した状態で厚さ方向糸zが移動しても厚さ方向糸zとドロッパ25との擦れ合いは弱くなる。したがって、少なくとも厚さ方向糸挿入針15が積層糸群Fに対する厚さ方向糸挿入側への移動期間、ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除すれば、厚さ方向糸zとドロッパ25との擦れ合いにより厚さ方向糸zに毛羽が発生したり、厚さ方向糸zがダメージを受けたりすることを抑制することができる。
○ ドロッパ25は、フック25bが被検知部25aの上部に形成された孔に掛け止めされる構造に限らず、例えば、図9に示すように、被検知部25aの上面に形成された嵌合穴25cにフック25bの下部が嵌合固定される構造としてもよい。この構成では、ドロッパ移動装置27によりドロッパ25が持ち上げられて厚さ方向糸zとの係合が解除される際に、係合解除が円滑に行われる。
○ 糸切れ検知装置14は、ドロッパ25の位置に基づいて厚さ方向糸zが糸切れであるか検知可能な検知部26を備えていればよく、検知部26は光学式の検知部に限らない。例えば、通電式の検知部を設けたり、静電容量式の検知部を各ドロッパ25に対応して設けたりしてもよい。通電式の検知部を設ける場合、規制バー32は絶縁性の材質が好ましい。
○ 積層糸群F、厚さ方向糸z及び抜け止め糸Pは、炭素繊維製の繊維束に限らず、例えば、アラミド繊維、BPO繊維(ポリパラフェニレン・ベンゾビス・オキサゾール繊維)、超高分子量ポリエチレン繊維等の高強度高弾性の有機繊維製にしてもよい。
(1)請求項4に記載の発明において、前記倒れ防止手段は、前記ドロッパの被検知部に形成された上下方向に延びるガイド溝と、該ガイド溝を貫通するとともに支持部間に架設された規制バーとで構成され、前記規制バーは、前記ドロッパを吊り下げてドロッパと厚さ方向糸との係合を解除するドロッパ保持位置と、ドロッパの吊り下げ状態を解除して、ドロッパが厚さ方向糸と共に移動可能な糸切れ検知位置とに前記ドロッパ移動装置により移動される。
Claims (4)
- 複数の糸層を積層して形成された積層糸群が、各糸層と直交する方向に折り返し状に配列されるとともに抜け止め糸で抜け止めされた厚さ方向糸にて結合された構造の三次元繊維組織を製造する際に前記厚さ方向糸を挿入するために前進及び後退可能に設けられた厚さ方向糸挿入針を備えた厚さ方向糸挿入部と、前記厚さ方向糸挿入部へ前記厚さ方向糸を供給するとともに前記厚さ方向糸挿入針の後退に伴って前記厚さ方向糸を引き戻す厚さ方向糸供給部とを有する三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置であって、
前記厚さ方向糸供給部から前記厚さ方向糸挿入針に至る厚さ方向糸に吊り下げられたドロッパと、
前記ドロッパの位置に基づいて前記厚さ方向糸が糸切れであることを検知可能な検知部と、
少なくとも前記厚さ方向糸挿入針の前進期間は、前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合を解除する位置に前記ドロッパを移動させるドロッパ移動装置と
を備えている三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置。 - 前記ドロッパ移動装置は前記厚さ方向糸が移動している間は常に前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合を解除する請求項1に記載の三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置。
- 前記ドロッパ移動装置は、前記ドロッパを持ち上げて前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合を解除する持ち上げプレートを備えている請求項1又は請求項2に記載の三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置。
- 前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合が解除された状態において前記ドロッパと当接して前記ドロッパが倒れるのを防止する倒れ防止手段を備えている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置。
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