JP5200971B2 - 三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置 - Google Patents

三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置 Download PDF

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本発明は、複数の糸層を積層して形成された積層糸群が、各糸層と直交する方向に折り返し状に配列されるとともに抜け止め糸で抜け止めされた厚さ方向糸にて結合された三次元繊維組織を製造する際に使用される三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置に関する。
この種の三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置として、ピンが所定ピッチで配置された枠体上に、糸をピン間で折り返すように配列して糸層を複数積層して少なくとも2軸配向となるように形成された積層糸群を枠体に保持した状態で、一列に配置された複数の厚さ方向糸挿入針を使用して厚さ方向糸を挿入する方法がある(特許文献1参照)。
積層糸群への厚さ方向糸の挿入は、図10(a)に示すように、積層糸群Fが枠体(図示せず)に保持された状態で、1列に配置された複数の厚さ方向糸挿入針80が厚さ方向糸zとともに積層糸群Fに一斉に、かつ針孔(針目)が積層糸群Fの反対側に出るように挿通された後、若干戻されて厚さ方向糸zのループLが形成される。次にループLに抜け止め糸Pが抜け止め糸挿通用針81により厚さ方向糸挿入針80の配列方向に沿って挿通される。ループLに抜け止め糸Pが挿通された後、厚さ方向糸挿入針80が引き戻されて、図10(b)に示すように、厚さ方向糸zが抜け止め糸Pにより抜け止めされるとともに、積層糸群Fの締付けが行われる。そして、これらの動作が繰り返されて、積層糸群Fの所定の領域に厚さ方向糸zが挿入される。
特許文献1には厚さ方向糸zの糸切れ検知に関しては何ら記載はされていないが、厚さ方向糸zの挿入時に糸切れが発生したまま厚さ方向糸zの挿入作業を継続すると、製造された三次元繊維組織が不良品となる。そのため、厚さ方向糸zの糸切れが発生すると糸切れを検知して厚さ方向糸zの挿入作業を停止し、糸切れを修復した後、厚さ方向糸zの挿入作業を再開する必要がある。厚さ方向糸zの糸切れ検知方法として、ドロッパ方式がある。例えば、図11に示すように、各厚さ方向糸zに板部82aとフック82bからなるドロッパ82をフック82bにおいて吊り下げて、各ドロッパ82を厚さ方向糸zと直交する方向に一列となるように配置する。また、ドロッパ82の配列位置の下方に、検知光がドロッパ82の配列と平行に照射される投光部83aと、受光部83bとを備えた光電センサ83を設ける。そして、厚さ方向糸zの糸切れが発生するとその厚さ方向糸zに吊り下げられたドロッパ82は、板部82aが投光部83aからの照射光を遮断する2点鎖線で示す位置へ下降するため、光電センサ83が糸切れを検知する。
特開2000−273743号公報
ところが、従来のドロッパ方式の糸切れ検知装置では、厚さ方向糸zに吊り下げられたドロッパ82が常に厚さ方向糸zと係合した状態にあるため、厚さ方向糸zの挿入作業時に厚さ方向糸zの移動に伴って厚さ方向糸zがフック82bと擦れ合う。特に厚さ方向糸zを積層糸群Fに挿入するために厚さ方向糸挿入針80が積層糸群Fに向かって移動する際は、厚さ方向糸zとフック82bとの摩擦が大きくなり、厚さ方向糸zに毛羽が発生したり、場合によっては厚さ方向糸zにダメージを与えたりする。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ドロッパ方式の糸切れ検知方法で、厚さ方向糸とドロッパとの擦れ合いにより厚さ方向糸zに毛羽が発生したり、厚さ方向糸zがダメージを受けたりすることを抑制することができる三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数の糸層を積層して形成された積層糸群が、各糸層と直交する方向に折り返し状に配列されるとともに抜け止め糸で抜け止めされた厚さ方向糸にて結合された構造の三次元繊維組織を製造する際に前記厚さ方向糸を挿入するために前進及び後退可能に設けられた厚さ方向糸挿入針を備えた厚さ方向糸挿入部と、前記厚さ方向糸挿入部へ前記厚さ方向糸を供給するとともに前記厚さ方向糸挿入針の後退に伴って前記厚さ方向糸を引き戻す厚さ方向糸供給部とを有する三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置である。そして、糸切れ検知装置は、前記厚さ方向糸供給部から前記厚さ方向糸挿入針に至る厚さ方向糸に吊り下げられたドロッパと、前記ドロッパの位置に基づいて前記厚さ方向糸が糸切れであることを検知可能な検知部と、少なくとも前記厚さ方向糸挿入針の前進期間は、前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合を解除する位置に前記ドロッパを移動させるドロッパ移動装置とを備えている。
この発明の糸切れ検知装置は、厚さ方向糸供給部から厚さ方向糸挿入針に至る厚さ方向糸に吊り下げられたドロッパの位置が検知部により検知される。そして、ドロッパは、厚さ方向糸とドロッパとの摩擦が大きくなる少なくとも厚さ方向糸挿入針の前進期間は、厚さ方向糸との係合を解除する位置にドロッパ移動装置により移動される。したがって、厚さ方向糸とドロッパとの擦れ合いにより厚さ方向糸zに毛羽が発生したり、厚さ方向糸zがダメージを受けたりすることを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ドロッパ移動装置は前記厚さ方向糸が移動している間は常に前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合を解除する。したがって、この発明では、厚さ方向糸が移動する際におけるドロッパと厚さ方向糸との擦れ合いが回避され、厚さ方向糸とドロッパとの擦れ合いにより厚さ方向糸に毛羽が発生したり、厚さ方向糸がダメージを受けたりすることを防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ドロッパ移動装置は、前記ドロッパを持ち上げて前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合を解除する持ち上げプレートを備えている。この発明では、持ち上げプレートの上昇によりドロッパが、厚さ方向糸との係合が解除される位置に移動されるため、例えば、エアシリンダで持ち上げプレートを昇降させるという簡単な構成でドロッパ移動装置を構成することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合が解除された状態において前記ドロッパと当接して前記ドロッパが倒れるのを防止する倒れ防止手段を備えている。したがって、この発明では、ドロッパが厚さ方向糸との係合が解除された状態において、ドロッパが倒れることが倒れ防止手段により防止され、ドロッパが厚さ方向糸に倒れかかることが防止される。また、ドロッパ移動装置が厚さ方向糸との係合が解除されたドロッパを再び厚さ方向糸に吊り下げるように作動された際に、ドロッパの厚さ方向糸への吊り下げミスが発生する不具合を防止することができる。
本発明によれば、ドロッパ方式の糸切れ検知方法で、厚さ方向糸とドロッパとの擦れ合いにより厚さ方向糸に毛羽が発生したり、厚さ方向糸がダメージを受けたりすることを抑制することができる。
(a)は第1の実施形態の糸切れ検知装置の模式図、(b)は糸切れ検知装置の模式斜視図。 厚さ方向糸挿入装置の模式側面図。 糸切れ検知状態を示す模式図。 第2の実施形態の糸切れ検知装置の模式図。 (a)は図4のA−A線における被検知部と持ち上げプレートとの関係を示す一部省略断面図、(b)は図4のB−B線における一部省略断面図。 別の倒れ防止手段を備えた糸切れ検知装置の模式図。 (a)は別の実施形態の倒れ防止手段の模式図、(b)はその側面図、(c)は(b)に対応する別例の側面図。 (a)は別の実施形態の糸切れ検知装置の模式図、(b)は持ち上げプレートが下降した状態の索と投光部との関係を示す側面図。 別の実施形態のドロッパの一部省略分解斜視図。 (a)は厚さ方向糸のループが形成された状態の模式図、(b)はループへの抜け止め糸挿通後に厚さ方向糸が引き戻された状態の模式図。 従来技術の糸切れ検知装置の模式図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図2に示すように、厚さ方向糸挿入装置10は、厚さ方向糸挿入部11と、厚さ方向糸挿入部11へ厚さ方向糸zを供給する厚さ方向糸供給部12と、厚さ方向糸への張力付与部13と、厚さ方向糸挿入部11と厚さ方向糸供給部12との間で張力付与部13より厚さ方向糸挿入部11側に設けられた糸切れ検知装置14とを備えている。なお、厚さ方向糸挿入装置10は、基本的な構成は特許文献1に記載の厚さ方向糸挿入装置と同様に構成されており、同様な部分の一部は図示及び説明を省略する。
厚さ方向糸挿入部11は、図示しない送り装置により間欠的に移動される図示しない枠体に保持された積層糸群Fに、厚さ方向糸zを複数本同時に挿入するため同時に往復移動可能に設けられた複数本の厚さ方向糸挿入針15を備えている。厚さ方向糸挿入針15は先端側に形成された針孔15aに厚さ方向糸zが挿通された状態で移動される。厚さ方向糸挿入針15は、1回の厚さ方向糸挿入動作を2段階で行うように移動される。第1段階の動作は、1列に配置された厚さ方向糸挿入針15が厚さ方向糸zとともに積層糸群Fに一斉に、かつ針孔15aが積層糸群Fの反対側に出るように挿通された後、若干戻されて、積層糸群Fの厚さ方向糸挿入針15の先端が突出した側に厚さ方向糸zのループLが形成される第1の移動動作である。第2の段階の動作は、ループLに抜け止め糸Pが抜け止め糸挿通用針16により挿通された後、待機位置まで戻される(後退する)第2の移動動作である。
厚さ方向糸供給部12を構成する複数のボビンBは、図示しない正逆回転可能なモータにより回転される支軸17に支持されている。厚さ方向糸zとして炭素繊維の繊維束が使用されている。支軸17はモータの正転時に厚さ方向糸zを繰り出す方向に回転され、モータの逆転時に厚さ方向糸zを巻き戻す方向に回転される。
厚さ方向糸供給部12を構成する張力付与部13はボビンBから厚さ方向糸挿入針15に連なる厚さ方向糸zの経路の途中に設けられた張力付与手段18と、張力付与手段18より厚さ方向糸供給部12側に設けられたブレーキ手段19とを備えている。図示しない支持フレームには同じ高さで厚さ方向糸zをガイドする5個のガイドローラ20a,20b,20c,20d,20eが水平に設けられ、ガイドローラ20b,20cの間で両ガイドローラ20b,20cより低い位置にテンションローラ21がガイドローラ20b,20cと平行に設けられている。テンションローラ21は図示しない昇降手段により昇降可能になっている。ガイドローラ20b,20c及びテンションローラ21は張力付与手段18を構成する。
ガイドローラ20a,20bの間でガイドローラ20a,20bより低い位置にはガイドローラ20fがガイドローラ20a,20bと平行に設けられ、ガイドローラ20a,20bの上方にはエアシリンダ22により昇降駆動される支持部材23が設けられている。支持部材23にはガイドローラ20a,20bと対向する位置に、ブレーキバー24が固定されている。各ブレーキバー24にはガイドローラ20a,20bと対向する面にゴム等の弾性材(図示せず)が貼付されている。そして、エアシリンダ22の突出作動時に、ブレーキバー24が厚さ方向糸zをガイドローラ20a,20bとの間に押圧保持するようになっている。エアシリンダ22、支持部材23及びブレーキバー24により、張力付与手段18による張力付与時に作動して厚さ方向糸zをガイドローラ20a,20bと共同で把持するブレーキ手段19が構成されている。
糸切れ検知装置14はガイドローラ20d,20eの間でガイドローラ20d,20eより下方に設けられている。図1(a),(b)に示すように、糸切れ検知装置14は、ドロッパ25と、検知部26と、ドロッパ移動装置27とを備えている。ドロッパ25は、矩形状の平板で形成された被検知部25aと、被検知部25aの上部に掛け止めされたフック25bとからなり、被検知部25aの幅方向が厚さ方向糸zの延びる方向と一致するようにフック25bにおいて厚さ方向糸zに吊り下げられている。各ドロッパ25は、互いに平行に延びる厚さ方向糸zと直交する方向に一列となるように配置されている。
検知部26は、ドロッパ25の位置に基づいて厚さ方向糸zが糸切れであることを検知可能に構成されている。検知部26は、投光部26aと受光部26bとからなる光学式の検知部としての光電センサで構成されている。検知部26は、厚さ方向糸zが正常状態では投光部26aの投光がドロッパ25で遮断されず、厚さ方向糸zが糸切れ状態では投光がドロッパ25で遮断されるように配設されている。検知部26として投光部26aからレーザー光を投光(照射)するレーザー式の検知部が使用されている。
ドロッパ移動装置27は、少なくとも厚さ方向糸挿入針15が積層糸群Fに対する厚さ方向糸挿入側への移動期間は、ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除する位置にドロッパ25を移動させるように構成されている。具体的には、ドロッパ移動装置27は、水平に配置されるとともにドロッパ25の下端に当接した状態でドロッパ25を持ち上げてドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除する持ち上げプレート28と、持ち上げプレート28を昇降させるエアシリンダ29とで構成されている。持ち上げプレート28は、ドロッパ25の配列長さより長く形成されるとともに、ドロッパ25の配列方向に沿って延びるようにその中央部でエアシリンダ29のピストンロッド29aに固定されている。
エアシリンダ29は、制御装置30により駆動制御され、この実施形態では、厚さ方向糸zが移動している間は常にドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除するために、持ち上げプレート28を上昇位置に保持する突出状態に保持される。なお、下降位置(図1(a)に2点鎖線で図示)にある持ち上げプレート28は、糸切れにより厚さ方向糸zの張力が失われて降下するドロッパ25を受け止め、投光部26aの投光が遮断される位置に保持する機能を有する。
次に前記のように構成された厚さ方向糸挿入装置10及び糸切れ検知装置14の作用を説明する。厚さ方向糸zの挿入作業は、複数の糸層を積層して形成された少なくとも2軸配向となる積層糸群Fが形成された図示しない枠体が保持装置に保持されて、厚さ方向糸挿入針15の移動方向と直交する位置に配置された状態で行われる。そして、積層糸群Fの厚さ方向糸zを挿通すべき箇所に穿孔針で孔が形成された後、その孔が厚さ方向糸挿入針15と対向するように積層糸群Fが枠体と共に移動される。次に厚さ方向糸挿入針15が前進移動で厚さ方向糸zとともに積層糸群Fに一斉に、かつ針孔15aが積層糸群Fの反対側に出るように挿通された後、若干戻されて厚さ方向糸zのループが積層糸群Fの針孔15aの突出側に形成される。次にループに抜け止め糸Pが抜け止め糸挿通用針16により厚さ方向糸挿入針15の配列方向に沿って挿通される。次に厚さ方向糸挿入針15が待機位置まで後退されるとともに支軸17の逆転により厚さ方向糸zが引き戻されて、厚さ方向糸zが抜け止め糸Pにより抜け止めされるとともに、積層糸群Fの締付けが行われて厚さ方向糸の挿入作業の1サイクルが終了する。以下、積層糸群Fの移動と、厚さ方向糸の挿入作業とが繰り返されて三次元繊維組織が製造される。なお、厚さ方向糸zの引き戻しは張力付与部13のテンションローラ21で行ってもよい。
厚さ方向糸挿入部11の制御部は、厚さ方向糸zの引き戻し途中は弛みの大きさが安定せず正確な検知が困難なため、厚さ方向糸の引き戻しが完了した時点における検知部26から出力される信号を入力して、厚さ方向糸zが切れか否かを判断する。制御部は、検知部26が糸切れ検知信号を出力したときは厚さ方向糸zの挿入作業を中断する。そして、制御部は、作業者による糸切れの修復が行われた後、検知部26から糸切れ検知信号が出力されない状態を確認した後、挿入作業を再開する。
制御装置30は、厚さ方向糸zが移動している間、即ち厚さ方向糸挿入針15が往復移動する間、及び厚さ方向糸挿入針15が停止しても支軸17又はテンションローラ21が移動されている間は、ドロッパ移動装置27に対してエアシリンダ29を突出状態に保持する指令信号を出力する。その結果、持ち上げプレート28が上昇位置に保持され、全てのドロッパ25はフック25bと厚さ方向糸zとの係合が解除された状態に保持される。そのため、厚さ方向糸zが移動しても厚さ方向糸zとフック25bとの擦れ合いが回避され、厚さ方向糸zに毛羽が発生したり、ダメージが与えられたりすることが防止される。
制御装置30は、抜け止め糸挿通用針16の往復移動により抜け止め糸Pが厚さ方向糸zのループに挿通され、厚さ方向糸挿入針15が後退した時点でエアシリンダ29を没入作動させる指令信号を出力する。その結果、持ち上げプレート28が下降位置に移動され、各ドロッパ25は持ち上げプレート28により持ち上げられてフック25bと厚さ方向糸zとの係合が解除された状態から、フック25bが厚さ方向糸zに吊り下げられる状態になる。この状態で厚さ方向糸zの糸切れ検知が可能になる。そして、図3に示すように、糸切れ状態の厚さ方向糸zに吊り下げられたドロッパ25は、被検知部25aが投光部26aからの投光を遮断する位置まで降下し、検知部26は糸切れを検知して、糸切れ検知信号を出力する。糸切れの検知は、次回の厚さ方向糸挿入作業が開始される前に行われればよく、糸切れ検知装置14が常に糸切れ検知可能な状態に保持される必要はない。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)糸切れ検知装置14は、厚さ方向糸供給部12から厚さ方向糸挿入針15に至る各厚さ方向糸zに吊り下げられたドロッパ25と、ドロッパ25の位置に基づいて厚さ方向糸zが糸切れであることを検知可能な検知部26を備えている。また、糸切れ検知装置14は、厚さ方向糸zが移動している間は常にドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除する位置にドロッパ25を移動させるドロッパ移動装置27を備えている。したがって、厚さ方向糸zが移動する際におけるドロッパ25と厚さ方向糸zとの擦れ合いが回避され、厚さ方向糸zとドロッパ25との擦れ合いにより厚さ方向糸zに毛羽が発生したり、厚さ方向糸zがダメージを受けることを防止することができる。
(2)ドロッパ移動装置27は、ドロッパ25を持ち上げてドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除する持ち上げプレート28を備えている。したがって、持ち上げプレート28の上昇によりドロッパ25が、厚さ方向糸zとの係合が解除される位置に移動されるため、例えば、エアシリンダ22で持ち上げプレート28を昇降させるという簡単な構成でドロッパ移動装置27を構成することができる。
(3)検知部26は光学式の検知部であり、投光部26aから照射されて受光部26bへ到達すべき光が途中でドロッパ25の被検知部25aにより遮断されるか否かによって糸切れを検知する。検知部26として通電式の検知部を採用すると、厚さ方向糸zとして例えば炭素繊維のように導電性の毛羽を発生する繊維を使用する場合に、導電性の毛羽に起因する誤動作の虞がある。しかし、この実施形態の検知部26は、そのような誤動作の虞がなく、通電式に比べて検知の信頼性が高い。
(4)検知部26はレーザー式の検知部であり、照射光としてレーザー光が使用されるため、投光部26aから照射された光が受光部26bに到達するまでに拡散する割合が小さい。したがって、厚さ方向糸zの本数が多くなって投光部26aから照射された光が受光部26bに到達するまでの距離が長くなった場合でも、検知の信頼性が高くなる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を図4及び図5にしたがって説明する。この実施形態では、ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合が解除された状態においてドロッパ25に当接してドロッパ25が倒れるのを防止する倒れ防止手段を備えている点が第1の実施形態と異なっている。第1の実施形態と基本的に同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図4に示すように、ドロッパ移動装置27の持ち上げプレート28には、長手方向の両端に支持部31が立設され、両支持部31間に規制バー32が全てのドロッパ25の被検知部25aを貫通するように架設されている。図5(a),(b)に示すように、規制バー32は断面矩形状に形成されるとともに幅方向が上下方向と平行になる状態で両支持部31間に架設されている。
図5(a),(b)に示すように、被検知部25aには規制バー32が挿通される長孔からなるガイド溝33が上下方向に延びるように形成されている。ガイド溝33は、上端の位置が、エアシリンダ29の突出作動時に持ち上げプレート28が上昇する途中において規制バー32の上端と当接し、かつ持ち上げプレート28が最上昇位置に配置された状態で、規制バー32に支持されてフック25bを厚さ方向糸zとの係合が解除された位置に保持するように形成されている。ガイド溝33の下端の位置は、エアシリンダ29が没入作動されて持ち上げプレート28が最下降位置へ移動配置される際に、ガイド溝33が規制バー32の移動を妨げない長さで、かつ厚さ方向糸zが糸切れの状態において、投光部26aからの照射光がガイド溝33の下端より下側で被検知部25aにより遮断されるように設定されている。即ち、前記規制バー32は、ドロッパ25を吊り下げてドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除するドロッパ保持位置と、ドロッパ25の吊り下げ状態を解除して、ドロッパ25が厚さ方向糸zと共に移動可能な糸切れ検知位置とにドロッパ移動装置27により移動される。規制バー32及びガイド溝33により倒れ防止手段が構成されている。
図4に2点鎖線で示すように、糸切れ検知のために持ち上げプレート28が下降位置に配置された状態において、投光部26aからの投光が各支持部31によって遮断されるのを回避するため、図5(b)に示すように、各支持部31には、その基端部に孔31aが形成されている。
厚さ方向糸zが移動している間は、ドロッパ移動装置27は制御装置30からの指令信号に基づいてエアシリンダ29を突出状態に保持している。この状態では図4に実線で示すように、持ち上げプレート28が上昇位置に保持され、規制バー32はガイド溝33の上端と当接して各被検知部25aをフック25bが厚さ方向糸zと係合しない位置まで持ち上げる位置に保持される。第1の実施形態のように、持ち上げプレート28が各被検知部25aの下端に当接して被検知部25aを持ち上げる構成では、隣接する被検知部25aの間隔によっては、ドロッパ25が倒れる虞がある。フック25bと厚さ方向糸zとの係合が解除された状態でドロッパ25が倒れると、ドロッパ25が厚さ方向糸zに係合する状態になったり、持ち上げプレート28が上昇位置から下降位置に移動する際にフック25bが厚さ方向糸zに吊り下げられずに糸切れ検知に支障を来す状態になったりする。
しかし、この実施形態では、フック25bと厚さ方向糸zとの係合が解除された状態においては、被検知部25aはガイド溝33に挿通された規制バー32の上端がガイド溝33の上端に当接した状態で規制バー32に吊り下げられた状態となるため、ドロッパ25が倒れることがない。また、厚さ方向糸zの糸切れ検知のため、エアシリンダ29が没入作動されて規制バー32が持ち上げプレート28と共に下降移動される際、被検知部25aはフック25bによって厚さ方向糸zに吊り下げられた状態となるまで規制バー32によって姿勢が規制された状態で下降し、倒れる虞がない。
したがって、この第2の実施形態によれば、第1の実施形態の(1),(3),(4)と同様な効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(5)ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合が解除された状態においてドロッパ25に当接してドロッパ25が倒れることを防止する倒れ防止手段を備えている。したがって、ドロッパ25が厚さ方向糸zとの係合が解除された状態において、ドロッパ25が厚さ方向糸zに倒れかかることが防止される。また、ドロッパ移動装置27が厚さ方向糸zとの係合が解除されたドロッパ25を再び厚さ方向糸zに吊り下げるように作動された際に、ドロッパ25の厚さ方向糸zへの吊り下げミスが発生する不具合を防止することができる。
(6)倒れ防止手段は板状の被検知部25aに形成された上下方向に延びるガイド溝33と、ガイド溝33を貫通するとともに持ち上げプレート28に立設された両支持部31間に架設された規制バー32とで構成されている。したがって、持ち上げプレート28と共に規制バー32が昇降移動する際に、規制バー32がガイド溝33に沿って移動することにより被検知部25aと干渉せずに円滑に移動される。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成してもよい。
○ ドロッパ移動装置27は、厚さ方向糸zが移動している間は常にドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除する位置にドロッパ25を移動させる必要はなく、少なくとも厚さ方向糸挿入針15が積層糸群Fに対する厚さ方向糸挿入側への移動期間(前進期間)、ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除する位置にドロッパ25を移動させればよい。厚さ方向糸挿入針15が積層糸群Fに対する厚さ方向糸挿入側へ前進移動する間に比べて、厚さ方向糸挿入針15が後退移動する間は厚さ方向糸zに作用する張力が小さいため、厚さ方向糸挿入針15の後退時にドロッパ25と係合した状態で厚さ方向糸zが移動しても厚さ方向糸zとドロッパ25との擦れ合いは弱くなる。したがって、少なくとも厚さ方向糸挿入針15が積層糸群Fに対する厚さ方向糸挿入側への移動期間、ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合を解除すれば、厚さ方向糸zとドロッパ25との擦れ合いにより厚さ方向糸zに毛羽が発生したり、厚さ方向糸zがダメージを受けたりすることを抑制することができる。
○ 第2の実施形態のように倒れ防止手段が規制バー32と、被検知部25aに形成されたガイド溝33とを備える構成において、図6に示すように、規制バー32を支持する持ち上げプレート28をドロッパ25の上方に位置するエアシリンダ29で昇降させる構成としてもよい。この構成では、支持部31は常に投光部26aの投光より上方に位置するため、第2の実施形態の場合と異なり、支持部31が投光部26aの投光を遮断する虞がなく、支持部31に孔31aを形成する必要がない。
○ ドロッパ25と厚さ方向糸zとの係合が解除された状態においてドロッパ25が倒れるのを防止する倒れ防止手段は、被検知部25aに形成された上下方向に延びるガイド溝33と、ガイド溝33を貫通するとともに持ち上げプレート28に立設された両支持部31間に架設された規制バー32とで構成されるものに限らない。例えば、図7(a)に示すように、持ち上げプレート28の上面に、被検知部25aの下部が嵌挿可能な複数の溝34aを被検知部25aの配置ピッチで形成した保持部材34を設けてもよい。溝34aは、幅が被検知部25aの厚さより若干広く、上側にテーパー状の案内部が形成されている。保持部材34は、図7(b)に示すように、板材を折り曲げて被検知部25aを幅方向の両端で保持する構成であっても、図7(c)に示すように、被検知部25aを幅方向の全体で保持する構成であってよい。これらの構成では、第2の実施形態のように被検知部25aにガイド溝33を形成したり、規制バー32を各ガイド溝33に挿通したりする必要がなく、構成が簡単になる。
○ ドロッパ移動装置27は、持ち上げプレート28をその下方に配設されたエアシリンダ29で昇降させる構成に限らず、例えば、図8(a)に示すように、持ち上げプレート28を索35で吊り下げて上方に配置された図示しない巻き上げ装置で索35の巻き上げ、繰り出しを行うことにより昇降させる構成としてもよい。図8(b)に示すように、索35は、糸切れ検知時に持ち上げプレート28を投光部26a及び受光部26bより下方に配置した際に、索35が投光部26aの投光を遮らないように、下側が2本に分岐されている。
○ 規制バー32は断面矩形状に限らず、他の断面形状、例えば、断面円形状等であってもよい。
○ ドロッパ25は、フック25bが被検知部25aの上部に形成された孔に掛け止めされる構造に限らず、例えば、図9に示すように、被検知部25aの上面に形成された嵌合穴25cにフック25bの下部が嵌合固定される構造としてもよい。この構成では、ドロッパ移動装置27によりドロッパ25が持ち上げられて厚さ方向糸zとの係合が解除される際に、係合解除が円滑に行われる。
○ ドロッパ25は、被検知部25aとフック25bとが別体ではなく、例えば、板材で被検知部25a及びフック部をプレス成形で一体形成した後、フック部を90度捩って形成してもよい。しかし、被検知部25aとフック25bとを別体に形成する方が、製造が簡単になる。
○ 検知部26は投光部26aからの照射光としてレーザー光が照射されるレーザー式の検知部に限らず、LED等の他の光源を使用するものでもよい。
○ 糸切れ検知装置14は、ドロッパ25の位置に基づいて厚さ方向糸zが糸切れであるか検知可能な検知部26を備えていればよく、検知部26は光学式の検知部に限らない。例えば、通電式の検知部を設けたり、静電容量式の検知部を各ドロッパ25に対応して設けたりしてもよい。通電式の検知部を設ける場合、規制バー32は絶縁性の材質が好ましい。
○ 厚さ方向糸挿入装置10は、厚さ方向糸挿入針15が水平方向に往復移動する構成でも上下方向に往復移動する構成でもよい。
○ 積層糸群F、厚さ方向糸z及び抜け止め糸Pは、炭素繊維製の繊維束に限らず、例えば、アラミド繊維、BPO繊維(ポリパラフェニレン・ベンゾビス・オキサゾール繊維)、超高分子量ポリエチレン繊維等の高強度高弾性の有機繊維製にしてもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項4に記載の発明において、前記倒れ防止手段は、前記ドロッパの被検知部に形成された上下方向に延びるガイド溝と、該ガイド溝を貫通するとともに支持部間に架設された規制バーとで構成され、前記規制バーは、前記ドロッパを吊り下げてドロッパと厚さ方向糸との係合を解除するドロッパ保持位置と、ドロッパの吊り下げ状態を解除して、ドロッパが厚さ方向糸と共に移動可能な糸切れ検知位置とに前記ドロッパ移動装置により移動される。
F…積層糸群、P…抜け止め糸、z…厚さ方向糸、10…厚さ方向糸挿入装置、11…厚さ方向糸挿入部、12…厚さ方向糸供給部、14…糸切れ検知装置、15…厚さ方向糸挿入針、25…ドロッパ、26…検知部、27…ドロッパ移動装置、28…持ち上げプレート、32…倒れ防止手段を構成する規制バー、33…同じくガイド溝、34…倒れ防止手段としての保持部材。

Claims (4)

  1. 複数の糸層を積層して形成された積層糸群が、各糸層と直交する方向に折り返し状に配列されるとともに抜け止め糸で抜け止めされた厚さ方向糸にて結合された構造の三次元繊維組織を製造する際に前記厚さ方向糸を挿入するために前進及び後退可能に設けられた厚さ方向糸挿入針を備えた厚さ方向糸挿入部と、前記厚さ方向糸挿入部へ前記厚さ方向糸を供給するとともに前記厚さ方向糸挿入針の後退に伴って前記厚さ方向糸を引き戻す厚さ方向糸供給部とを有する三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置であって、
    前記厚さ方向糸供給部から前記厚さ方向糸挿入針に至る厚さ方向糸に吊り下げられたドロッパと、
    前記ドロッパの位置に基づいて前記厚さ方向糸が糸切れであることを検知可能な検知部と、
    少なくとも前記厚さ方向糸挿入針の前進期間は、前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合を解除する位置に前記ドロッパを移動させるドロッパ移動装置と
    を備えている三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置。
  2. 前記ドロッパ移動装置は前記厚さ方向糸が移動している間は常に前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合を解除する請求項1に記載の三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置。
  3. 前記ドロッパ移動装置は、前記ドロッパを持ち上げて前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合を解除する持ち上げプレートを備えている請求項1又は請求項2に記載の三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置。
  4. 前記ドロッパと前記厚さ方向糸との係合が解除された状態において前記ドロッパと当接して前記ドロッパが倒れるのを防止する倒れ防止手段を備えている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の三次元繊維組織の厚さ方向糸挿入装置における糸切れ検知装置。
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