JP5200337B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents
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θpl×Hpl≦θlv×Hlv
の関係が成り立つことを特徴とする。但し、この関係式において、上記記号はいずれも同一屈折率中にあると換算して成立している。
Ppl/Plv≧Spl/Slv
の関係が成り立つことを特徴としても構成できる。
本発明の第1の実施の形態によるディスプレイ装置の全体構成図を図1に示し、液晶表示部周辺の詳細断面を図2に示す。また、図3はマイクロレンズアレイの斜視図、図4は投光レンズの光学関係図である。図において、ディスプレイ装置には光源として、各々赤、緑、青光を発するLED光源100、101、102が配置されている。光源前面には、開口絞り103、投光レンズ104が設けられている。投光レンズ104は、この画像表示部105の入射側有効部に、前記開口絞り103の像を全域と同じか、若干の余裕を持った倍率で転写可能に設計されることで照明できる。画像表示部105は、入射側からフレネルシート106、マイクロレンズアレイ107、入射側偏光板108、液晶パネルユニット109、出射側偏光板110、拡散層111からなる。フレネルシート106は、投光レンズ104の出射瞳付近に焦点位置を設定されてなるレンズと同様な作用を備え、マイクロレンズアレイ107の有効部の位置にかかわらず、同じ光の入射角となる。マイクロレンズアレイ107は、図3にあるように、表裏、つまり入射側、出射側に対になって多数のマイクロレンズが備えられている。マイクロレンズは液晶パネルユニット109の表示画素のうち、赤緑青の組に対応する数だけ配置されている。このうち、出射側マイクロレンズ112は、入射側マイクロレンズ113の主点位置に焦点位置を持つよう設定されており、入射側マイクロレンズ113は、出射側マイクロレンズ112と合成した系に於いて、焦点位置が液晶パネルユニット109の画素開口部に相当するように設計されて成る。
(ただし、上記記号はいずれも同一屈折率中にあると換算して成立している。)
図1では、画像表示素子の赤緑青の画素が同一面上に配列される方向について述べたが、これに直交する方向についても同じことが言える。
ここで、Ppl:投光レンズ上の色光別発光体間ピッチ、Plv:異なる色信号に合わせて駆動される画素間のピッチを示す。
本発明の第2の実施の形態によるディスプレイ装置の全体構成図を図8に示す。液晶表示部周辺は実施の形態1と同構成なので説明は割愛する。図において、ディスプレイ装置には光源として各々赤、緑、青光を発するLED光源100、101、102が配置されている。LED光源100、101、102から出射された光は、集光レンズ119を透過後、偏向ビームスプリッター120に入射する。入射光の内、偏向ビームスプリッター120に対してP偏光成分光はそのまま透過するが、S偏光成分光は偏光分離面で反射され、折り返しミラー面121で反射されて、光路の方向が先のP偏光光と光軸が平行に光路を整合される。この光は、位相差板122を透過した後に、合成レンズ123、開口絞り124を透過し、投光レンズ125に至る。位相差板122は透過光の偏光方向が90度変換されるように設定されている。
第3の実施の形態によるディスプレイ装置の全体構成図を図10、導光板部分拡大図を図11に示す。液晶表示部周辺は実施の形態1および2と同構成なので説明は割愛する。ディスプレイ装置には光源として、各々赤、緑、青光を発するレーザー光源131、133、135が配置されている。レーザー光源131、133、135から出射された光は、集光レンズ142を透過後、合成レンズ143、開口絞り144を透過し、投光レンズ145に至る。投光レンズ145からの出射光は、図10(b)方向に於いてのみ,入射光を拡大する拡大レンズ146、図10(a)の方向には、出射光が導光板148の入射面近傍に集光するパワーを持ち、図10(b)の方向に於いても、およそ導光板148の幅を持ち、投光レンズ145の出射瞳までの距離を焦点距離とするパワーを持っているコリメーターレンズ147を経て、導光板148に入射する。導光板148は、図11にある様に、導光板の図10(a)の方向に於いては、多数のくさび状の凹部150が設けられており、入射面149からの入射光は凹部150の斜面150aで全反射せしめられ、出射面151から出射される。
101、161 緑色LED光源
102、162 青色LED光源
103、118、124、139、144、165 開口絞り
104、125、140、145 投光レンズ
105 画像表示部
106、130 フレネルシート
107 マイクロレンズアレイ
108 入射側偏光板
109 液晶パネルユニット
110 出射側偏光板
111 拡散層
112 出射側マイクロレンズ
113 入射側マイクロレンズ
114 液晶層
115 カラーフィルター層
116 ブラックマトリックス開口部
117 ミラー
119、142 集光レンズ
120 偏光ビームスプリッター
121 折り返しミラー面
122 位相差板
123、143 合成レンズ
126 テーパープリズム
127 出射開口面
128、152 背面
129 入射面
131 緑色レーザー光源
132 赤反射ダイクロイックミラー
133 赤色レーザー光源
134 青反射ダイクロイックミラー
135 青色レーザー光源
136 光路拡大レンズ
137 折り返しミラー
138 フィールドレンズ
141 DOE素子(光学回折素子)
146 拡大レンズ
147 コリメーターレンズ
148、169 導光板
149 導光板入射面
150 導光板凹部
150a 導光板斜面
151 出射面
153、154、155 光源組
156 赤色光の最適化したDOE素子
157 緑色光の最適化したDOE素子
158 青色光の最適化したDOE素子
159 コンデンサレンズ
163 偏光変換素子
164 色合成レンズ
166 集光レンズ
167 凸ミラー
168 凹ミラー
Claims (33)
- 2次元に配列され、色毎に独立して透過する光の比率を制御可能な開口を有し、透過光を変調可能な画像表示素子と、表裏に凸レンズの作用を持つマイクロレンズを1対として多数を2次元的に配置して成る光路合成光学系と、異なる色光の主光線を異なる角度で前記光路合成光学系に出射する照明光学系と、異なる色光を発する複数の光源とからなり、
前記光路合成光学系は、入射側マイクロレンズと、画像表示素子近傍に配置される出射側マイクロレンズとから成り、前記出射側マイクロレンズの焦点距離は、前記2つのマイクロレンズ間の距離におよそ等しく、前記2つのマイクロレンズにより、前記画像表示素子上の開口に照明光学系からの色光は集光されるように、前記2つのマイクロレンズの合成焦点距離が設定されており、
前記照明光学系の任意の投光レンズの瞳中心、光路合成光学系の2つのマイクロレンズの曲率中心、画像表示素子の画素開口中心を通る光軸を含む面上で、投光レンズの出射瞳の高さをHpl、出射瞳位置と光路合成光学系の入出射のレンズを合成して単レンズとしたときに、有効部上端を結ぶ線と前記光軸でなす角をθpl、画像表示素子の画素開口有効高さをHlv、前記画素開口中心と光路合成光学系の入出射のレンズを合成して単レンズとしたときに有効部上端を結ぶ線と前記光軸でなす角をθlvとした場合、
θpl×Hpl≦θlv×Hlv
の関係が成り立つことを特徴とするディスプレイ装置。 - 前記マイクロレンズは、蒲鉾型のレンチキュラレンズであることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記レンチキュラレンズは、その長手方向が、画像表示素子の同一色信号で駆動される画素配列の方向に合致して配置されていることを特徴とする請求項2記載のディスプレイ装置。
- 前記光路合成光学系は、画像表示素子の画素数を、異なる色光の数で除した数の対のマイクロレンズからなることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記光路合成光学系は、画像表示素子の同一色信号で制御する画素配列の数を、異なる色光の数で除した数の対のレンチキュラレンズからなることを特徴とする請求項2記載のディスプレイ装置。
- 前記入射側マイクロレンズと出射側マイクロレンズは、蒲鉾型のレンチキュラレンズであることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記画像表示素子は、各色光に対応した開口部を備え、各前記開口部には変調すべき色光のみ選択透過するフィルターを備えていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記画像表示素子の出射側には拡散層が備えられていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記拡散層は、基材中に屈折率の異なる材料が含まれてなることを特徴とする請求項8記載のディスプレイ装置。
- 前記光路合成光学系と、照明光学系の間にフレネルシートを備えていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記フレネルシートは、入射してくる光を複数のマイクロプリズム面で光路合成光学系に導くことを特徴とする請求項10記載のディスプレイ装置。
- 前記フレネルシートは、画像表示素子の同一色信号で制御される画素の配列方向に対しては正面に光が入射し、前記配列方向に直交する方向に入射光の波長特性の光毎に異なる角度で光を導く光学素子と、前記光学素子に対して一定の入射角を持って光源からの光が入射するように制御する照明光学系とを経た光を、マイクロプリズム面内で均一な作用になるように光路合成光学系に対し出射することを特徴とする請求項11記載のディスプレイ装置。
- 前記照明光学系は、画像表示素子の同一色信号で駆動される画素の配列方向において、少なくとも開口面積が画像表示装置有効面積に略等しい出射面と、前記出射開口面と鋭角の頂角を持って対向する背面と、前記出射面と前記背面の成す頂点と対向する位置に設けられた光源からの光の入射面とから成るテーパープリズムを備えたことを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記投光レンズは、異なる色光を発光する光源について、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記複数の投光レンズの光軸はフレネルシートを透過し、光路合成光学系に入射する際、光路合成光学系の1対の入射、出射レンズの曲率中心を通る軸に対して対称になるように、各色用投光レンズが備えられていることを特徴とする請求項14記載のディスプレイ装置。
- 前記投光レンズは、異なる色光を発光する複数の光源からの光を1本で投写可能に設けられており、異なる色光を発光する光源像が、その瞳上において別の位置に形成されるように設けられている投光レンズを備えていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 投光レンズの出射瞳に形成される、任意の色光の光源像中心位置間隔が、画像表示装置の画素間隔に相当する様に、介在する部品の倍率関係が設定されていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 投光レンズの出射瞳に形成される任意の色光の光源像中心位置間隔をPpl、各色光源像のそれぞれの面積をSplとし、画像表示装置の画素間隔をPlv、画素開口の各色用の面積をSlvとしたとき、
Ppl/Plv≧Spl/Slv
の関係が成り立つことを特徴とする請求項17記載のディスプレイ装置。 - 光源はLED素子であることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 光源から出射された光の偏光方向整合機能を備えた素子を有することを特徴とする請求項19記載のディスプレイ装置。
- 前記偏光方向整合機能を備えた素子は、偏光ビームスプリッターによる偏光分離素子と、位相差板から成る偏光方向変換素子と、偏光方向をそろえた複数の光路の方向を整合する光路変換手段から成ることを特徴とする請求項20記載のディスプレイ装置。
- 光源は半導体レーザー素子であることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 光源から出射された光が、画像表示素子入射面相当に拡大投射されるように設定されたDOE素子から成る照明光学系を有することを特徴とする請求項22記載のディスプレイ装置。
- 前記光源は、RGBそれぞれの波長域の光を出射する半導体レーザー素子であることを特徴とする請求項23記載のディスプレイ装置。
- 前記画像表示素子は、入射側、出射側の偏光板で挟まれて成る液晶を応用した装置であり、光源は、出射光の偏光方向が画像表示素子の入射側偏光板の透過軸方向に合致するように配置されていることを特徴とする請求項21乃至24のいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
- 前記照明光学系は、端面(厚み方向)から入射した光を大きな開口部の1面から出射する作用を備えた板状立方体の導光部と、前記光源からの光のうち前記導光部の厚み方向の光は大きな集光角で集光せしめられ、前記導光部の幅方向に相当する方向の光は、前記導光部の幅を包括する光線高を持ち、出射光はテレセントリックな平行光となる投光光学系を備えていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記導光部は平行平面板であり、画像表示装置と反対面(背面)には光入射面と平行に長さを持つ凹部を持ち、凹部の光入射面側には背面あるいは出射面に対し略45度の傾きを持った斜面を有してなることを特徴とする請求項26記載のディスプレイ装置。
- 前記照明光学系は、光路上に斜めに配置された反射鏡と、反射鏡で反射された光を画像表示装置側に導くプリズムアレイとからなり、前記光源からの光のうち、反射鏡の幅方向に相当する方向の光は反射鏡の幅に略相当する光線高を持ち、出射光はテレセントリックな平行光となる投光光学系を備えていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記光源は、前記導光部の幅方向に配列されていることを特徴とする請求項26または28記載のディスプレイ装置。
- 前記光源は、レーザー素子光源であり、前記投光光学系にはDOE素子が含まれていることを特徴とする請求項26または28記載のディスプレイ装置。
- 前記投光光学系から出射される光のうち、導光部幅方向については、異なる光源から出射された各色光は異なる角度で導光部に入射するように設けられていることを特徴とする請求項26または28記載のディスプレイ装置。
- 前記導光部は、画像表示素子の、同一色信号で駆動される画素の配列方向において、少なくとも開口面積が画像表示装置有効部入射面積に略等しい出射面と、前記出射開口面と鋭角の頂角を持って対向する背面と、前記出射面と前記背面の成す頂点と対向する位置に設けられた入射面とから成るテーパープリズムであることを特徴とする請求項26記載のディスプレイ装置。
- 前記斜面を持つ凹部は、テーパープリズム面内に離散的に配置されていることを特徴とする請求項27記載のディスプレイ装置。
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